今日の産経ニュース(12/7,8分)

■【朝鮮大学校60年の闇 第3部(上)】「美濃部知事の英断」誇示 認可見直しに危機感…男女交際の制限も緩和して学生確保に躍起
http://www.sankei.com/premium/news/161208/prm1612080007-n1.html
 本当に産経のこの種の「反共&在日差別記事」にはうんざりします。もちろん既に「朝鮮学校に対する無償化除外や補助金不支給、削減」という差別行為が実行されてる以上、今後朝鮮大学校に対して何がされるかは警戒した方がいい。
 とはいえ、さすがに認可取り消しはできないでしょう。朝鮮学校に対してだってそんな事はできてないわけです。
 小池だってそんな事よりも「小池さんってでかい口叩いてたけど豊洲問題でも五輪問題でも成果出してるの?」だの「例の区議見捨てるの?。冷たくね?」だの「小池政治学校ってなんか意味あるの?」だのという趣旨の声がそろそろメディアですら出始めたことに危機感一杯でしょう。「知事をステップに国政再進出」どころか、2期目があるかどうかも怪しいわけです。

 来春の進学希望者約500人を対象にした今夏の全国朝高アンケート結果は、朝大関係者にショックを与えた。朝大進学希望者は全体の2割、約100人で、朝鮮総連が掲げた目標の200人の半数にしかならないからだ。

 まあこれはある意味仕方がないでしょう。朝鮮大学校が「各種学校」ではなく「大学」ならまた話も違ったのでしょうが、大卒資格が取れないというのが先ず第一のネックです。ただ大学だと国の認可ですからねえ。自民党政権がそれをできたとはとても思えない。
 また「民族教育としての価値」も「小中高で十分じゃね」という価値観の保護者や生徒が多いのでしょう。
 また昔は「貧乏だから大学に行きたくてもいけない→朝鮮大学校」「日本の大学の入学資格がない(外国人学校卒なので)→朝鮮大学校」と言うケースも多くあったでしょうが、今や、「豊かな在日」も増えてきてるでしょうし、「外国人学校でも大学入学資格を認める大学も増えてる(どの程度かまでは小生も知りませんが)」わけです。「在日が豊かになったし、外国人学校でも大学入学資格を認める大学も増えてるから大学進学が増えてる」という意味では朝鮮大学校への進学希望減少は「一概に悲しむべき事ではない」し、産経が罵倒するように「金日成崇拝教育だから減ってる」わけでもないでしょう。なお、朝鮮高校生が「朝鮮大学校には進学しないかもしれない」と答えること自体、産経の「朝鮮高校への誹謗」に対する反証となってるでしょう。朝鮮高校生が産経の言う程朝鮮総連北朝鮮べったりであるならば、あるいはそう言う方向で学校教育がされてるならば、こういう結果にならないでしょうからね。

 朝大のスカウトが今年7月、全国各地の朝高のサッカー、ラグビー両部の合宿地に赴き、部員に朝大進学を勧めた。
 また、以前は厳しかった男女交際やアルバイト、全寮制の在校生の外出制限は近年、大幅に緩和された。ネットの就職サイトに自由に登録できるようになり、日本の大学院への進学者も増えてきた。

 まあ、どれも悪い事でも何でもない。そして「ある種の改革」がされてること自体「朝鮮大学校北朝鮮べったりだ」という産経の非難への反証になってるわけです。
 もちろんしがらみがないとは言えないでしょうが、産経が言う程、問題があるわけでもない。
 「ここは天国じゃないんだ、かといって地獄でもない、いい奴ばかりじゃないけど悪い奴ばかりでもない(ブルーハーツ風に)」といったところでしょう。


朝鮮学校への助成金「あり方考えたい」 神戸市議会、一般質問で副市長
http://www.sankei.com/west/news/161207/wst1612070034-n1.html
 曖昧な表現なので何とも評価しがたいですがもちろん「在り方考える」とやらが、差別への荷担であれば話になりません。
 財政が厳しいためやむを得ない減額ならまだしも、ウヨへのこびへつらいによる減額など画策するのは論外です。また民族教育の重要性を考えれば「一円も減額するな」とは言いませんが、予算的に厳しい面があろうともできる限り、減額をしない方向で予算査定すべきでしょう。


■【党首討論】公明・山口那津男代表が民進蓮舫代表の発言に待った! 「キューバでカジノ見ていない」
http://www.sankei.com/politics/news/161207/plt1612070054-n1.html
 産経記事に寄れば「パナマで見てきた」んだそうです。
 「山口代表ってバカなの?」ですよねえ。言い間違いや勘違いをしていいとは言いませんが、「パナマキューバか」なんて、こんな事は話の本筋ではない。俺が公明支持者なら「山口みたいなバカが代表かよ(呆)」と頭痛がするところです。


■【天皇陛下譲位】皇室制度を考える 「内閣が陛下おいさめを」 今谷明*1帝京大特任教授
http://www.sankei.com/life/news/161207/lif1612070023-n1.html

 こういう事態は明治以降、いくつかあった。南北朝正閏(せいじゅん)問題、天皇機関説問題、国体明徴(めいちょう)運動、あるいは統帥権干犯問題天皇に関して世論が割れ、国論が割れ、軍部が一方に乗っかったり、野党が政治の足を引っ張ったりと、みんな良くないことにつながった。結局、先の大戦での破滅になっていった。
(中略)
 国論が一致し、与野党が一致すれば、譲位といえども私は認める。しかし、今のように国論が割れている以上、天皇陛下のご切望といえども、内閣は軽々に実行すべきではない。

 国論はほとんど割れてないんですけどね。「特別法で今上のみ認めるか」「恒久法で今上以降も認めるか」はともかく「今上が退位したいならそれでいいんじゃないか」という意見が多数派なんですが。
 つうか「自分が認めたくないだけ」なのに「意見が割れてる」とか言い出すのは人間としていかがなもんでしょうか。
 大体、今谷氏が挙げてる例も全て「国論が割れたから問題」なんじゃなくて「間違った方向に突入したから問題」なんじゃないですか。


■【安倍晋三首相、真珠湾慰霊へ】「南京記念館など慰霊場所として提供」 中国報道官、反省と謝罪条件に
http://www.sankei.com/world/news/161207/wor1612070036-n1.html
 「真珠湾に行くのなら南京(南京事件)とか満州満州事変)とかアジアにも来いよ」という痛烈な皮肉です。もちろん「安倍が来ないこと」を見込んでの皮肉であり、実際、安倍は南京や満州どころか真珠湾も本当は行きたくないのでしょうが。


■【党首討論安倍晋三首相、北方領土問題「自由往来を可能に」 旧島民の希望に応える責務を強調
http://www.sankei.com/politics/news/161207/plt1612070038-n1.html
 まあ随分トーンダウンしたもんです。例の真珠湾訪問も「オバマからの要請に逃げ切れなくなった」と言う面だけではなく「島が帰ってこないと言う意味でのロシア外交失敗」をごまかすための「新しいアドバルーン」という意味もあったのかもしれません。
 まあ、「島が帰ってこなくても日露経済協力には意味がある」つう考えは勿論あり得ますがさんざん期待値を高めてしまった以上、安倍も今さらそうは言えないでしょう。


■【奈良「正論」懇話会詳報】村井友秀氏、「日本が備えなければならないのは中国に対する発言力」
http://www.sankei.com/west/news/161207/wst1612070095-n1.html

 今度の習近平は「中華民族の偉大な復興」という「夢」を語った。このように中国は問題がある「現実」を克服するために「夢」を売って政権を維持してきている。「夢」は「現実」よりも説得力を持っているわけです。

 やれやれですね。文革を引き起こした「毛沢東の夢」はろくでもなかったかもしれない。
 ただ、トウ小平の改革開放という夢は今の「経済大国・中国」を作り出したし、それを引き継いだ習氏の夢も「AIIB設立」といった現実を産み出したわけです。夢と現実が乖離しているわけでは全くない。

 19世紀中ごろまで中華帝国があった。世界一の超大国です。中華帝国の世界観は自分たち漢民族が住む「本土」、その外側に住む異民族だが中国王朝が直接支配している「藩」(チベット、モンゴル、ウイグルなど)、さらにその外側に間接的に支配している「朝貢国」(朝鮮、ベトナム、ネパール、ミャンマーなど)がある。彼らの世界観では、ここまでが中華帝国だった。ところが19世紀に西欧が攻めてきて朝貢国を取られてしまった。つまり、「本土」プラス「藩」が今の中国。「これは中国の本当の姿じゃない」と中国はいっている。中華帝国朝貢国まで含めるべきなのだ、と。これが今の中国共産党の基本的な主張、戦略です。

 バカバカしい。勿論中国は「アジアの大国」としてベトナムや韓国にも影響力を及ぼしたいでしょうがそれは「朝貢」云々という話ではない。

現実にラオスカンボジア、タイ、ミャンマーは中国の強い経済的影響下にあります。

 基本的に大国・中国と敵対したい国などないでしょう。もちろんラオスカンボジアなど村井氏が名前を挙げてる国は経済小国なのでなおさら中国と敵対関係になどなれませんが「経済大国」である欧米や日本だって話は同じです。

問題は何かというと中国では国境がはっきりしないこと。

 バカバカしい。それはあくまでも朝貢概念があった前近代のことでしかないでしょう。

国土は国が強くなると変わるのが中国の一般的な常識です。国際法なんか頭にない。

 もちろんそんなことはありません。中ソ紛争にせよ、中印紛争にせよ、南シナ海紛争にせよ「昔から我が国の領土だった」と中国は主張してるのであり、その主張の是非はともかく中国もさすがに「公然と国際法無視」などしません。

 1つ目は米国が世界の覇者で、アジア地域を米国がコントロールしているという世界。2つ目は中国がアジア地域をコントロールしている世界。3つ目は米中が共同でアジア地域を管理している世界。どのシナリオがいいのか。

 もちろん「アメリカのポチ」村井氏は1がいいと言い出すわけですが、ひとまず現実を無視して「理想論をいえば」どれもよくはありません。なぜなら米国も中国も「公正中立な神様でも何でもない」からです。米国も中国も自国のことしか考えておらず、彼らの国益が日本など、他国の国益になる保証はありません。敢えて言えば3)が一番マシでしょう。なぜなら「一国支配ではないから」です。
 「二国支配」の方がまだ「一国の横暴がまかり通らない」と言う意味で一国支配よりはマシでしょう。日本も米国と中国を天秤にかけた外交ができる。一国支配では「その一国が米国でアレ中国でアレ」、最悪「一国にへいこらしなければならなくなる」。
 というかEUASEANがある中、目指すべきはそうした一国支配や二国支配ではなく多国支配でしょう。米国や中国の横暴をEUASEANなどが阻止する体制こそが目指すべき道でしょう。

 日本が備えなければならないのは中国に対する日本の発言力を保つことです。まず、経済力というのは中国に対してあまり強い影響力にならない。なぜならば、中国が大事にしている核心的利益というのは1つ目が共産党の支配、2つ目が主権と領土。3つ目が経済発展です。共産党の支配を守るためならば経済を犠牲にする可能性もある。共産党の支配体制を脅かす軍事力こそが中国にとっては一番気にかかる。
 だから、日本は経済力で中国に影響を与えるのではなく、軍事力で影響を与えなければならない。

 ばかばかしい。単に軍事タカ派である村井氏がそういうことにしたいだけです。もちろん経済力というのは大きな影響力があるでしょう。

 日本は今、戦後初めての経験をしているということ。領土が奪われるという経験です。尖閣諸島です。これは日本国民を動かす、ある意味、攻撃的にする可能性が大いにある。

 ばかばかしい。中国が日本や欧米の批判を浴びてまで、軍事力で尖閣を奪うことはないでしょう。
 というか、ここでの村井発言は「そうなれば日本人が右翼的な方向に変化するだろうから、右翼として万々歳」というとんでもない代物です。外国が日本侵略することを熱望するとはどういう神経をしているのか。冗談でも許される発言ではない。「日本人が目覚めるために北朝鮮が日本めがけてテポドンをうってくれないか」という石原慎太郎並みの暴言と言っていいでしょう。


■【首相、真珠湾慰霊へ】首相は「戦後政治の総決算」を模索し続けた…そこに横やりを入れたのはオバマ側近のあの女だった
http://www.sankei.com/politics/news/161207/plt1612070002-n1.html
 タイトルだけで「ああやっぱ産経って反米なんだ(ただし一方で日米安保は支持するねじれ反米)」と言うことが分かりますが本文を読んでみましょう。

 オバマ氏が広島の平和記念公園を訪れたのは5月下旬の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)直後。この際にも首相の真珠湾訪問が取り沙汰されたが、首相はきっぱりと否定した。「バーターした」と思われたくなかったからだった。

 「首相就任後、真珠湾に行く機会はいくらでもあった(そもそも首相就任後、安倍は訪米してますので)」のに行かず、オバマの広島訪問後に真珠湾に行けば誰でも「バーターだ」と思うでしょうし、実際バーターでしょう。
 つうか安倍が否定したのって「訪問するけどオバマ広島訪問のほとぼりが冷めてから」ではなくて本当に「最後まで真珠湾訪問を逃げたかった」んじゃないか。

 ライス*2大統領補佐官(国家安全保障担当)が、11月に安倍首相とトランプ次期米大統領が会談したことを理由に(ボーガス注:今さら安倍と会談しても意味がないと)猛反対した。
 トランプ氏との会談前に、日本側に「現職大統領への配慮を求める」と注文をつけたのもライス氏だ。11月中旬のペルー・リマで開かれたアジア太平洋経済協力会議APEC)首脳会議の際の首脳会談を短時間の「立ち話」に変更させたのもライス氏だとされる。

 まあ現職大統領をないがしろにするような態度をとれば、そうなるのはある意味当然じゃないか。
 それに産経の言うことが事実だとしても、そもそも「会談」はともかくそれ以外は全てオバマもライス氏の進言を受け入れてるわけです。ライス氏を恨む話じゃないでしょう。

 中韓に「歴史修正主義者」のレッテルを貼られてきた*3首相は「歴史戦は自分の代で終わらせたい」との思いが強い。首相は5日夜、都内のステーキ店で夕食を共にした自民党幹部にこう語った。
 「ちょうどよい機会なんだ。『戦後』にきちんとケジメをつける」

 安倍と産経の言ってることが酷すぎて絶句ですね。「日本がきちんと謝罪する限り」歴史戦なんてもんはありえない。安倍以前に歴史問題での紛争がなかったとは言いません。「傍流とは言え」安倍のような極右に政治的地位を与えてきたのが自民党であり、日本社会ですので。そして「傍流とは言え」安倍のような自民党議員が極右言動すれば中韓はそれを当然批判し、「傍流とは言え」、自民党は彼ら党所属の極右議員をろくに批判もしてこなかったわけですから。
 しかし今「安倍が主流になったこと」でさらに「歴史問題(産経の言う歴史戦)」が激化したわけです。
 「南京事件慰安婦は捏造」だの「あの戦争はアジア解放の戦争」だのデマれば歴史戦はいつまでも続くでしょう。当たり前の話です。安倍が首相で現時点で約4年の長期政権、支持率もまだ高いんだから日本も「あの戦争に無反省な、危険な歴史修正主義極右国家」認定されても何一つ文句は言えないでしょう。
 「東アジアでは日本より中韓や台湾の方がまともな先進国じゃないか*4」と言われてもこれまた文句言えないでしょう。
 俺みたいな人間からすれば「日本とはここまで酷い国だったのか」と屈辱でしかないですが。
 「トランプ当選を目撃したトランプ批判派米国民(例:マイケル・ムーア)の思い」がよくわかります。


■【主張】首相の真珠湾訪問 まず靖国参拝を再開せよ
http://www.sankei.com/column/news/161207/clm1612070002-n1.html
 すさまじいですね。そんなことしたら真珠湾訪問が完全に無駄になるんですが。

菅義偉官房長官が6日の記者会見で「戦没者の慰霊のためであって謝罪のためではない」と述べたのはもっともである。

 「我々は真珠湾を攻撃したことが悪かったとは少しも思ってない」という暴言です。正直、「中国が共産化したから」結果的に米国支配層に大目に見られてる日本ウヨですが「中国が蒋介石政権→その後も中国は保守政権」だったならこんな暴言は徹底的に叩かれてるでしょう。

なぜ開戦に踏み切ったのか。回避する道はなかったのか。

 「ハルノート以前の問題*5をひとまず無視しても」ハルノートを受諾してれば回避できたでしょうね。


■【産経抄】原爆投下と真珠湾同列視はあり得ない 12月7日
http://www.sankei.com/column/news/161207/clm1612070003-n1.html
 「安倍真珠湾訪問は、オバマの広島訪問への返礼」との報道に難癖つける産経です。
 そりゃ「全くの同列」には扱えないでしょうが、最初から誰もそんなコトしてない。
 「日本は真珠湾攻撃で自分から太平洋戦争を始めたという加害者という面もあるんだからそれを忘れて原爆投下とか被害の面ばかりアピールして、被害者面だけしたらだめですよ」「日本は太平洋戦争への反省の意思表示として首相が真珠湾訪問したらどうか」つう話でしかないわけです。
 産経のような「あの戦争で日本は何一つ悪くない。悪いのは英米仏露(当時はソ連ですが)や中国といった連合国だ」つう歴史修正主義者でない限り「確かにそうですね」で終わっちゃう話です。
 別に米国も「真珠湾訪問したら、当然、真珠湾攻撃の被害者に金払ってもらいます。総額で10億ぐらいでどうか」とか言ってるわけでなくて単に「謝罪の意思をわかりやすい形でアピールしろ」と言ってるに過ぎませんしね。

先月、ニューヨークで行われた首相とトランプ次期米大統領の会談をめぐり、米政府が不快感を示した、との報道が一部であった。その後ペルーで顔を合わせた首相とオバマ氏が立ち話で済ました事実も、「不仲」の証拠とされた。

 不仲かどうかはともかく「大の仲良しではないこと」は確かでしょう。

*1:著書『室町の王権』(1990年、中公新書)、『武家天皇』(1993年、岩波新書)、『象徴天皇の発見』(1999年、文春新書)、『戦国大名天皇』(2001年、講談社学術文庫)、『信長と天皇』(2002年、講談社学術文庫)、『戦国時代の貴族』(2002年、講談社学術文庫)、『京極為兼』(2003年、ミネルヴァ日本評伝選)、『籤引き将軍足利義教』(2003年、講談社選書メチエ)、『戦国期の室町幕府』(2006年、講談社学術文庫)、『戦国三好一族』(2007年、洋泉社MC新書)、『天文法華一揆』(2009年、洋泉社MC新書)など

*2:アフリカ担当国務次官補(クリントン政権)、国連大使オバマ政権)など歴任

*3:何も安倍を歴史修正主義認定してるのは中韓だけではなくほとんどの安倍批判派がそうです。大体安倍が歴史修正主義でなければ「南京事件資料のユネスコ登録」に文句なんかつけない。そして安倍の靖国参拝を批判し河野談話維持を求めた米国オバマ政権など国際社会だって安倍は「歴史修正主義」認定でしょう。「いかに非常識な人間でも大国米国の次期大統領トランプ」は粗略には扱えないのと同様の理由で「中韓以外はあまり安倍批判しない」だけの話に過ぎないわけです(中韓だってもちろん、「最低限度の安倍批判」してるにすぎず、それなりに安倍批判をセーブしてるわけです)。

*4:まあ、中国は一党独裁の問題がありますが韓国、台湾は既に複数政党制です。無論経済面で言えばどこも大国です。

*5:「米国の意思を読み誤り」『満州国建国&国際連盟脱退、仏印進駐、日独同盟などで米国の心証を非常に害し制裁食らったこと』を意味しています。当然ながら「もし国際連盟を脱退しなかったら日米開戦はなかったのではないか」などの問題はあり得ます。