常岡浩介&黒井文太郎に突っ込む(2019年10月5日分)

常岡浩介
 トランプは本気で陰謀論を信じてバイデン親子の捜査を外国に依頼したりしている

 常岡ってバカなんだなあと「改めて」思わずにはいられませんね。マスコミ報道を見聞する限り「バイデン副大統領(当時)による息子の疑惑捜査もみ消し疑惑」は現時点において「陰謀論」といえるほど無根拠ではないと思いますけどね。
 そもそもこの件が問題になってるのは「バイデンが白だから」ではなく、「仮にバイデンが灰色だとしても、大統領選を有利にしたいという政治的思惑でこうした捜査要請をするのは違法ないし不当な行為ではないか」「トランプがバイデン疑惑について何か言いたいなら、すべきことはこんな違法の疑いのある捜査要請ではなく、『バイデン氏は疑惑について釈明すべきだ』という政治的批判ではないか」つう話なんですけどね。
 この件でのトランプ批判派は当然ながら「バイデン=白」と言う認識では必ずしもありません。
 たとえば「いわゆる鬼頭ニセ電話事件」で田中角栄*1ロッキード疑惑の政治家だから、三木*2首相は鬼頭のニセ電話*3に「田中を逮捕する」ように言って良かったのか。
 そういう話ではないわけです。そういう話ではないから三木は「検事総長の判断に任せる」とうまくかわした。

https://twitter.com/BUNKUROI/status/1180269167070466048
黒井文太郎
‏ 新刊「自衛隊新戦力図鑑」(サンエイムック)に、サイドストーリー的なこんな記事を寄稿しました。
 もう何と言うか「勝利者金正恩」に尽きますね

 まあ「アンチ北朝鮮のウヨ(つまり北朝鮮叩きという結論ありき)」黒井なので「あ、そう(昭和天皇風に)」で片付けていいのかもしれませんが「あんたのいう『金正恩の勝利』って何?」ですね。
 まあ「金正恩だけ利益を得て、米中露韓日は利益を得られなかった」つう現状認識を黒井がしてる*4のならともかく現実問題として「北朝鮮に何の利益も与えません」つうわけにいかんでしょうよ。
 現実的には「バーター取引」しかないでしょう。それを「勝利者金正恩」と言われても「アホか」としか言いようがないですね。

*1:岸内閣郵政相、池田内閣蔵相、佐藤内閣通産相自民党政調会長(池田総裁時代)、幹事長(佐藤総裁時代)等を経て首相

*2:国民協同党委員長、国民民主党幹事長、改進党幹事長(いずれも自民の前身政党の一つ)、片山内閣逓信相、鳩山内閣運輸相、岸内閣科学技術庁長官(経済企画庁長官兼務)、池田内閣経済企画庁長官、自民党政調会長、幹事長(池田総裁時代)、佐藤内閣通産相、外相、田中内閣副総理・環境庁長官などを経て首相

*3:布施検事総長を名乗る人物が突然電話をかけてきて「田中元首相、中曽根幹事長(当時は「佐藤内閣運輸相」で、児玉誉士夫と親交のあった中曽根も疑惑の政治家として名前が挙がっていました)」について「逮捕しても良いか」という電話をかけてきたことに「本当に検事総長なら、こんな電話ではなく、きちんと証拠を見せて説明するのが当然ではないか。これは偽物ではないか」「逮捕せよであれ、逮捕するなであれ、私の発言を録音して外部に持ち出し、三木叩きに政治利用する気ではないか」と怪しさを感じた三木は「(政治介入は良くないので)検事総長の判断にお任せする」とうまくかわしています。鬼頭は「田中の政敵である三木」が田中逮捕希望を発言するとともに「自民党幹事長である中曽根」については「幹事長逮捕で三木政権が崩壊すること」を恐れる三木が「逮捕するな」と発言することを期待していたとみられています(もちろんそうした発言を録音してマスコミに持ち込み三木政権打倒を鬼頭は狙ったわけです)。こうした行為によって鬼頭は裁判官弾劾裁判で裁判官を免職され、日弁連への弁護士登録も拒否され、事実上、弁護士資格を失っています。

*4:いや実際にそういう認識なのかもしれませんが。勿論俺はそういう認識ではありません。