今日の朝鮮・韓国ニュース(2020年6月19日分)(追記あり)

「 燃え尽きた滋氏、その遺志を継ごう 」 | 櫻井よしこ オフィシャルサイト

 88年9月、有本恵子さんの母、嘉代子さんは拉致被害者の石岡亨さんの手紙で恵子さんが北朝鮮にいるとの情報を得て、地元神戸選出の社会党委員長、土井たか子氏を頼ったが門前払いされたと語っている。

 門前払いでは無く「この程度の情報では申し訳ないが動けない」程度の話だったんでしょう。まあ、いかに朝鮮労働党社会党に交友関係があるとは言え、こうした話は日本政府に持ち込むべき話でしょうし。

 金丸信*1全盛時代の自民党も同様で、当時の政界は北朝鮮シンパで溢れていたといってよいだろう。
 北朝鮮と深い交流関係にあった同党副委員長の田辺誠氏が金丸氏と共に訪朝し金日成主席と会談した。梶山*2答弁から2年半後の90年9月だ。「金丸訪朝団」は、まるで拉致事件など存在しなかったかのような友好的訪朝に終始した。

 よしこが金丸訪朝により第18富士山丸船長、機関長が帰国できたことに何一つ触れないのは「あまりにもアンフェアがすぎる」と言うべきでしょう。
 しかし金丸氏が訪朝しただけで「北朝鮮シンパ」扱いねえ。

 拓也さんが語る。
「どんな形で拉致問題を解決するのか。私たちの要求は拉致被害者全員の即時一括帰国です。これを安倍首相と共に実現する。その決意は揺らぎません」
 家族会は安倍首相と共に、すべての拉致被害者の即時一括帰国という当然の要求を掲げ続ける。それを国民全員で支えていきたいものだ。

 非常識すぎて言葉も無いですね。なんで段階的帰国ではダメなのか。よしこがそういうのは「ハードルを出来る限り高くして日朝交渉を妨害する」つう極右的、反北朝鮮的思惑と分かりますが、家族会がそう主張する理由は何なのか。
 「段階的帰国では帰国できた拉致被害者の家族と、帰国できなかった家族が対立し、家族会が崩壊する」というなら「あんたら、偉そうなこと抜かしてるけど、その程度の信頼関係か」つう話です。
 しかも安倍政権誕生から7年経っても成果がない安倍に未だに「期待する」とは(呆)。


自民拉致対策本部、早期解決訴えるも…目立つ空席 - 産経ニュース(石鍋圭)

 自民党は19日、北朝鮮による拉致問題対策本部山谷えり子本部長)の会合を党本部で開いた。横田めぐみさん(55)=拉致当時(13)=の父、滋さんの死去を受け、改めて早期解決を目指す方針を確認した。ただ、出席議員は20人あまりにとどまり、会合は熱気を欠いた。
 この日から新型コロナウイルス対策として求められていた「県をまたぐ移動」の自粛が解除され、多くの国会議員が地元に帰ったことが影響したとみられる。出席議員の一人は「みんなずっと地元に帰れていなかった。仕方がない」と語る。
 とはいえ、拉致問題の解決は安倍晋三首相(自民党総裁)が政権の最重要課題に位置付け、18日の記者会見でも「私の使命」と言及している。自民党は挙党態勢で後押しすべき立場にあるが、党会合が振るわない状況では“本気度”を疑われかねない。

 つまりは自民党において、もはや拉致への関心など全くないと言うことです。


北朝鮮による拉致の可能性があった女性2人 国内で遺体で見つかる - ライブドアニュース

 また「荒木ら巣くう会一味認定の特定失踪者」が国内で発見されたそうです。
 もはや驚きは何もないですね。未だに荒木が「これは例外だ」「他のものは北朝鮮拉致だと自信がある」などとデマで居直り、それを横田奥さんら拉致被害者家族会が容認するのにはいつもながら呆れます。
 そのうち荒木がまた「特定失踪者の大部分が北朝鮮拉致であることには間違いは無い」と強弁するでしょうからその時には突っ込みます。
 ちなみにこの失踪者ですが

 警察庁によりますと、見つかったのは1996年に国内で行方が分からなくなった当時10代の女性2人です。2人は知人で、同時にいなくなっていました。北朝鮮による拉致の可能性が排除できないとされ、警察が行方を捜していましたが、今年4月、国内で2人が一緒に遺体で見つかったということです。警察庁は女性のプライバシーなどを理由に詳細を明らかにしていません。

だそうで名前は書いてありませんが、「1996年に失踪」「10代の少女」「今年4月に同時に遺体で発見」ということから

富山の海中に車、複数人骨 平成8年に失踪の少女2人か - 産経ニュース
 4日正午ごろ、富山県射水市八幡町にある伏木富山港の岸壁付近の海底に軽乗用車があるのが見つかり、車内から複数の人骨が発見された。県警によると、車は、平成8年5月に消息を絶った同県氷見市の当時19歳の少女2人が乗っていたものとみられ、県警は人骨が2人のものの可能性があるとみて確認を急ぐとともに、死因や車の転落経緯を調べている。
 県警によると、少女は田組育鏡(たくみ・なるみ)さんと屋敷恵美(やしき・めぐみ)さん。2人は同年5月5日午後9時ごろ、それぞれの家族に「友人と魚津市に肝試しに行く」と伝え、屋敷さんの車で出発。同市内の温泉の廃屋に向かったとみられる。同日深夜、田組さんが友人に「魚津にいる」とポケットベルで連絡した後、行方が分からなくなり、2日後に家族が捜索願を出した。
 県警は9年3月、公開捜査に切り替えて調べていた。

富山で人骨、身元を確認 96年失踪の少女2人: 日本経済新聞
 富山県警は19日までに、3月に富山県射水市の港の海底から引き揚げた車で発見された人骨2体について、1996年5月に消息を絶った同県氷見市の田組育鏡さん(当時19)、屋敷恵美さん(同)と確認したと発表しました。

24年前の失踪事件、氷見市の女性2人と特定/富山(チューリップテレビ) - Yahoo!ニュース
 県警は、先月、射水市の伏木富山港の海底から引き揚げた車の中で見つかった複数の人骨の身元について、DNA鑑定などの結果、24年前に行方不明となった氷見市の女性2人と特定したと発表しました。
 この事件は1996年5月、魚津市の坪野鉱泉に「肝試しに行く」と言ったまま、当時19歳だった氷見市の田組育鏡(たくみ・なるみ)さんと、屋敷恵美(やしき・めぐみ)さんの行方がわからなくなったものです。
 県警は先月4日、射水市の伏木富山港の海底で2人が乗っていたとみられる軽乗用車を引き揚げました。
 県警によりますと、車内にあった遺留品のほか損傷が激しかった人骨の大腿骨(だいたいこつ)の一部からDNAを検出し、遺骨は2人のものと特定しました。
 屋敷さんの遺族は「残念ではありますが、一区切りをつけることができたことは安堵の気持ちがあります」とコメントしました。

人骨は平成8年失踪の少女2人 富山県警が確認 - 産経ニュース
 富山県警は18日、3月に富山県射水市の港の海底から引き揚げた車で発見された人骨2体について、平成8年5月に消息を絶った同県氷見市の田組育鏡(たくみ・なるみ)さん=当時(19)、屋敷恵美さん=同=と確認したと発表した。
 県警によると、DNA鑑定と遺留品から特定した。2人は8年5月5日夜に「肝試しに行く」と家族に伝え、屋敷さんの車で出掛けた。同県魚津市内の温泉の廃屋に向かったとみられ、その後、行方が分からなくなっていた。
 県警が今年1月に3人の男性から「(当時)女性2人が乗っていた車が突然動きだして転落したのを目撃した」という証言を得て、3月に海中を捜索した。県警は、事故の可能性もあるとみて経緯を調べている。

と3月に遺体発見が、4月にDNA鑑定による身元確定が報じられた「富山県警が遺体を海底から発見した氷見市の田組育鏡(たくみ・なるみ)さんと、屋敷恵美(やしき・めぐみ)さん」と思われます。
 しかし「3月に遺体発見、4月にDNA鑑定で身元確定」ならすぐに「実はまた特定失踪者でした」と発表してもいいでしょうにねえ。6月にずれ込んだのは何故なのか?
 それにしても実は小生、以前

今日の朝鮮・韓国ニュース(2020年3月4日分) - bogus-simotukareのブログ

富山の海中に車、複数人骨 平成8年に失踪の少女2人か - 産経ニュース
 4日正午ごろ、富山県射水市八幡町にある伏木富山港の岸壁付近の海底に軽乗用車があるのが見つかり、車内から複数の人骨が発見された。県警によると、車は、平成8年5月に消息を絶った同県氷見市の当時19歳の少女2人が乗っていたものとみられ、県警は人骨が2人のものの可能性があるとみて確認を急ぐとともに、死因や車の転落経緯を調べている。
 県警によると、少女は田組育鏡(たくみ・なるみ)さんと屋敷恵美(やしき・めぐみ)さん。2人は同年5月5日午後9時ごろ、それぞれの家族に「友人と魚津市に肝試しに行く」と伝え、屋敷さんの車で出発。同市内の温泉の廃屋に向かったとみられる。同日深夜、田組さんが友人に「魚津にいる」とポケットベルで連絡した後、行方が分からなくなり、2日後に家族が捜索願を出した。
 県警は9年3月、公開捜査に切り替えて調べていた。

 「不謹慎な冗談*3」で恐縮ですが、荒木和博にこの話を持って行ったら確実に特定失踪者認定したでしょう。

と書いていた*4のですが、あくまでも今日の朝鮮・韓国ニュース(2020年3月4日分) - bogus-simotukareのブログでのコメントは「不謹慎な冗談」であって、まさか「本当に荒木の所へ持って行ったら、特定失踪者認定されていた」とは思いもしませんでした。
 荒木の認定のデタラメさにはいつもながら絶句です。

【追記】

富山の少女2人、拉致可能性なし、96年失踪、海底の車から遺体
 富山県警は19日、1996年に失踪した少女2人について、北朝鮮による拉致ではなかったと明らかにした。県警はプライバシーを理由に、2人の身元などの詳細を明らかにしていないが、関係者によると、今年3月、同県射水市の港の海底から引き揚げた車から遺体で見つかった同県氷見市の田組育鏡さん=当時(19)、屋敷恵美さん=同=とみられる。

ということでやはり田組育鏡(たくみ・なるみ)さんと屋敷恵美(やしき・めぐみ)さんだったわけです。

*1:田中内閣建設相、三木内閣国土庁長官福田内閣防衛庁長官自民党国対委員長(大平総裁時代)、総務会長、幹事長(中曽根総裁時代)、中曽根内閣副総理、自民党副総裁(宮沢総裁時代)を歴任

*2:竹下内閣自治相・国家公安委員長、宇野内閣通産相、海部内閣法相、自民党幹事長(宮沢総裁時代)、橋本内閣官房長官など歴任

*3:小生は「不謹慎な人間」なのでこういうことも平気で書きます。ただしあくまでも本意は「荒木批判のための真面目な文章」のつもりなのでご容赦下さい。

*4:でこの時のことをうっすらと覚えていたので「4月に10代の少女が遺体発見?。富山の海で、富山県警が遺体発見したって奴じゃね?。俺たぶん、前に記事書いてるよ!」ということで今日の朝鮮・韓国ニュース(2020年3月4日分) - bogus-simotukareのブログが見つかりました。