今日の産経ニュース(2021年3月1日分)

サルコジ元仏大統領に汚職で禁錮3年判決 - 産経ニュース
 「李明博朴槿恵の有罪」「陳水扁の有罪」に「文在寅馬英九の政治弾圧」と強弁していたウヨ連中に「サルコジ実刑判決(未確定ではありますが)」をどう思うか聞きたいもんです。「マクロンの政治弾圧」とでも言うのか。
 しかし我が日本もいい加減、安倍に「モリカケ、桜の刑事責任」をとらせてしかるべきです。


【正論】慰安婦問題の嘘と戦う新動向 モラロジー研究所教授、麗澤大学客員教授・西岡力 - 産経ニュース
 呆れて二の句が継げませんね。安倍ですら国内外の批判が怖くて、河野談話が撤回できなかったのに良くもデマカセがほざけたもんです。
 「ハーバードのラムザイヤーがー」てあんなんはまともな人間には全く相手にされてない。
 それにしても「慰安婦の違法性を否定する」デマ屋・西岡が「救う会会長」で、「同類のデマ屋」島田、荒木もそれぞれ「救う会副会長」「特定失踪者問題調査会代表」と拉致業界を仕切ってるわけですからね。「慰安婦戦争犯罪と見なす」まともな人間なら西岡らと共闘なんかしたくないし、当然拉致はどんどん風化していきます。拉致被害者家族会もいい加減、「西岡らデマ右翼」と野合し続ける限り、まともな人間は家族会に距離を置くと言うことをいい加減理解したらどうなのか。


山田氏辞職、政権に打撃 抜擢した首相は判断に遅れ - 産経ニュース
 さすがの産経ですらこう書かざるを得ないわけです。

 政府関係者によると、山田氏は当初から責任を感じていたという。

 それが事実であるならば、菅に「絶対に辞めるな、俺がかばうから」と言われて山田も辞めるに辞められなかったのでしょう。
 とはいえ政権へのダメージが深刻化し、菅が「辞めても良い(かばいきれない)」となったことで辞めたと。


山田内閣広報官が退任 首相長男側から7万円超接待 - 産経ニュース
 さすがに菅もかばいきれなかったわけですが辞任して済む話では全くありません。それにしても「病気辞任」とは「安倍並みの醜態」というべきでしょう。どうみても仮病でしょうし。


【産経抄】3月1日 - 産経ニュース

 何しろ首相官邸は大混乱し、現地で何が起きたのかをすぐに確認できなかったのだ。ときの首相は菅直人氏。原発事故を防がねば、という強い使命感を持ったはいいが、自身がしゃしゃり出て震災翌日の朝一番に現地視察を強行した。結果は、取り返しのつかぬ大失策となった。身を挺(てい)して止められなかった官房長官枝野幸男氏も同罪である。

 何が「大失策」だかさっぱりわかりません。「大失策があった」というなら産経抄に具体的に書いたらどうなのか。

 安倍晋三氏は、憲政史上最長の首相在任期間を誇ったが、コロナ禍という予想だにせぬ「国難」に倒れた。

 民主党政権なら「コロナ対応の失敗で政権崩壊したのは自業自得」と悪口でしょうに安倍だとこれです。心底呆れますね(なお、辞任理由のメインはコロナですが「モリカケ、桜疑惑への追及」「在任中に実現したいと豪語していた九条改憲北方領土二島先行返還が挫折したこと(在任し続けても実現の見込みが無いこと)」も安倍の「辞任理由の一つ」ではあるでしょう。産経も安倍もそれを認めないでしょうが)。
 1)台湾や韓国の方が「日本より先にコロナ禍に見舞われ」かつ「日本よりも適切な対応」で感染者、死亡者を日本よりも少ない数に押さえ込み、その結果、蔡英文は総統選で、文在寅政権は国会議員選で、いずれも野党に勝利していること、2)例のダイヤモンド・プリンセス号が横浜に寄港した際に「日本でのコロナ蔓延」を恐れる声に対し、安倍が「日本での蔓延は食い止める、安心して下さい」と豪語していたことなどを考えれば「予想せぬ国難」などでは全くありません。むしろ「東日本大震災による福島原発事故」のほうが余程「予想せぬ国難」でしょう。

菅義偉首相は、「息子の接待」という思いもよらぬ逆風に見舞われている。

 そもそも息子の接待はおそらく「当初から知っていた」でしょうし、「山田広報官を処分もせずにかばう」などの「不祥事発覚後の対応」が非難されてるのでここでの産経の物言いは詭弁による菅擁護でしかありません。
 なお、各社マスコミ世論調査に寄れば「支持率45%程度、不支持率50%程度」で「不支持が支持を上回ってる」「不支持はワクチン接種開始後もあまり上昇しておらずほぼ横ばい」とはいえ、「首相の不祥事」が発覚したにもかかわらず、テレビ局が報道をあまりしないこともあってか、なかなか大きくは下がらない(そして40%台前半とまだそれなりに高い)ようでげんなりします。
 とはいえ、地道に菅批判していくほかはありませんが。ワクチンですが1)未だ接種がスムーズには進んでない、2)変異種にどれだけ効くか分からないこともあって、菅らが期待したほどの支持率アップ効果は今のところないようです。

 7万4千円の接待を受けた内閣広報官が針のむしろなのはよくわかるが、緊急宣言一部解除の記者会見はすべきだった。

 産経ですら「菅の逃亡劇」を批判するわけです。

 このままでは、先代「菅首相」の二の舞いとなりかねない。

 「はあ?」ですね。「菅直人首相」をどう評価するにせよ、一体いつ「菅直人氏」が菅義偉のような「無様な逃亡劇」をしたのか。