珍右翼・高世仁に突っ込む(2021年5/19日分)

東京五輪の名を伏せたバイト募集 - 高世仁の「諸悪莫作」日記

 TBS「報道特集」(15日)の特集は観ていて気持ちが悪くなり、そのあと怒りがわいてきた。
 ボランティアのユニフォームとアクレディテーションカード(身分証)の受け取りが始まっているが、なんと直接に受け渡し場所まで取りにいかなくてはならないという。九州にすむある登録ボランティアの女性は、「一番西の受け取り会場は静岡なんです」と困惑する。
 郵送してもらえないかとの問い合わせには、手渡しのみとの回答。しかも旅費は支払われない。
 ユニフォームと身分証の受け取りだけに九州から静岡に往復すれば高額の出費になるうえ、コロナ感染が拡大しているご時世、そんな遠出をしたら周りで何を言われるかわからない。このボランティアは、どうしようかと悩んでいる。

 高世も呆れてますが、事実ならば小生も「はあ?」ですね。
 コロナ感染予防のために県境を越えた移動は「原則不可」ではなかったのか。ここでの「九州」が「一番本州に近い福岡」だろうと、そこから静岡まで行く間に新幹線を使えば「広島、大阪」などといった緊急事態宣言発令地帯を通過することは五輪組織委員会的に「OK」なのか。それとも「飛行機で行けば良いんだ(福岡空港静岡空港?)」か。しかし飛行機ならば「感染防止的な意味で安全」とも限らないでしょう。
 こんな無茶苦茶では「そんなことならボランティアは辞退する」となりかねない。いやコロナ蔓延で無くても「福岡から静岡まで出てこい、ただし交通費はお前持ち」なんてふざけるにもほどがありますが。受け渡し場所が「自分の住む県内」ならまだ我慢も出来ますが。

 これまでコロナをほぼ抑え込んで「優等生」とされた台湾やシンガポールで、感染が拡大している。
 ここでまた、あのIT担当閣僚の唐鳳(オードリー・タン)氏が登場した。 
 台湾当局は、感染者の接触者をたどる対策として飲食店などに入る人に電話番号などの登録を義務づけている。スマホで入力したり、入り口に置かれた紙に手で書き込む方法が一般的だが、煩わしさや個人情報を知られることに抵抗を感じる人もいる。
 そこで、唐鳳氏が中心となって新しい仕組みを作った。
 QRコードに携帯電話のカメラをかざすと、訪問先を識別するための番号だけが記されたショートメッセージが画面に表示され、利用者はこれを送信すれば手続きが完了。

 で「シンガポール」はともかく、「台湾でコロナ蔓延」でも、この期に及んでも台湾をべた褒めする「アホの高世」です。「ワクチン接種が日本並みに遅れてる」といった問題については
「優等生」台湾、変異株の脅威 ワクチン接種遅れ、拡大の要因か | 毎日新聞

新型コロナ 台湾で感染急拡大 ワクチン接種が課題に | 新型コロナ ワクチン(世界) | NHKニュース
 今あるワクチンをすべて使い切っても1回の接種を終える人は全人口の1.3%程度にとどまります。
 市民からは「ワクチンが必要だ。どんなに感染対策をとっても、ワクチンを打たなければ完全には解決しない」という声が聞かれます。

浅井基文ブログ『台湾におけるコロナ集団感染-日本の轍を踏むことなかれー
と様々な指摘があるのに。
 「島国という条件を利用した水際防疫に依存*1しすぎて、ワクチン接種を怠った」「その結果、水際防疫が崩壊した今、『菅政権のように三密防止など市民の自己努力に頼るばかり』で厄介なことになっている(上記の毎日新聞NHK、浅井基文ブログ)」という批判が何故高世には出来ないのか(日本についてはワクチン接種の遅れを高世は批判しているのに)。いつもながら「ホニャララはスゴイ!(今回は台湾)」というと「その撤回や修正が絶対に出来ない」デタラメ野郎の高世です。そんなことだからジンネットも倒産したのでは無いか。

【追記】

台湾の感染対策「中国株」防御の裏に大陸による自由旅行封じ(甘粕代三)(日刊ゲンダイDIGITAL) - Yahoo!ニュース
 「昨年来のコロナ対策で忘れてならないのは大陸による台湾包囲網です」(民放の元台北支局長)
 2019年8月1日、北京は台湾自由旅行を全面禁止した。翌年1月に台湾総統選挙を控え、民進党蔡英文政権再選を阻む切り札として自由旅行を封じた。爆買いを続けた大陸観光客の人影を台北の街で見ることはなくなった。
 「19年12月の入境統計では大陸からの人流は5000人余り。武漢での感染爆発は年が改まってからですから、中国株は習近平のおかげで台湾にはほとんど入らなかった。これこそ台湾が感染を抑え込めた大きな僥倖です」(前出の元支局長)

 なるほど、そうなると「台湾は優等生」というのも「割り引く必要がある」し、だからこその「今現在のコロナ蔓延」なのでしょう。


映像でウイグル族ジェノサイドに迫る4 - 高世仁の「諸悪莫作」日記

 やった!入管法改正*2案の今国会での成立断念が決まった。
 与党は当初、強行採決も辞さないというかまえだったが、事実上の撤回に追い込まれた。
 (ボーガス注:コロナ失政で)支持率急落*3菅内閣が弱気になり、都議選を控えた公明党がビビったことが後押ししたが、直接の要因は入管法の酷さが市民に広く知れ渡り、反対の声が大きく広がったことだ。支援者らが反対運動を盛り上げ、収容経験ある外国人も「帰国したら殺される」とカミングアウトして反対をアピールした。
 来日中の、名古屋入管で亡くなったスリランカ女性のウィシュマさんの妹さんたちはきのう18日午後6時、法務省上川陽子*4法相と面談*5した。上川氏は「心からお悔やみ申し上げたい。最終報告が出たら責任を取りたい*6」と言葉をかけた。一方、これに先立ち面談した佐々木聖子*7出入国在留管理庁長官は「最終報告後も(ウィシュマさんが収容中の様子を映した)ビデオは開示しない」と伝えた。遺族は納得しておらず、ビデオが開示されるまで日本での滞在を延長する方針だ。(東京新聞、望月衣塑子記者)
 政府は法案を次の国会に持ち越すとしている。
 改正案の内容を抜本的に変えることとウィシュマさんの死亡の真相解明は、今後も要求していかなければならない。
 次の闘いへのスタートだ。

 今国会での成立を断念しただけであり、また、「現状が相当に酷い」ので過大評価は出来ません。「闘いは今後も続く」わけですが、ひとまずは素直に喜びたい。
 「朝鮮高校無償化除外」「外国人幼稚園(朝鮮幼稚園に限らない)幼保無償化除外」などから、正直、俺個人は「日本人は外国人の人権には無関心」と見て「やや諦めの気持ち」だったのですが。
 これで「少年法改悪」「外国人土地購入についてのトンチキな新法案成立阻止」ができればひとまずはいうことはない。まあ、不幸にしてそちらは「可決した」としてももちろん「諦めずに戦うこと」が大事です。
 なお、ウイグル云々について「俺に興味や知識があまりない」ため、特にコメントはしません。

*1:とはいえ、日本が島国でありながらコロナを蔓延させたことを考えれば台湾がすごいことは否定しませんが

*2:法「改正」というのは一般的な「用語」ですが、高世の立場では「改悪」なのだから価値中立的な「改定」を使うべきでしょう。

*3:とはいえ菅内閣支持率が低下するも、なお3割以上の支持率orzという失望に俺も「同感」でありまだまだ高すぎますが。

*4:第1次安倍、福田内閣少子化等担当相、第3次、第4次安倍内閣法相などを経て菅内閣法相

*5:この面談も勿論、抗議運動の成果です。

*6:法相辞任でもするんですかね?。まあここまで入管法改定案で批判されては「内閣改造で再任しない」という「引責辞任ではない」と言い訳する形にするとしても「(ある時点での)法相の辞任やむなし」という判断に上川法相や菅首相が傾いてもおかしくないですが。

*7:法務省東京入国管理局次長、法務省入国管理局警備課長、入国在留課長、総務課長、法務省入国管理局長等、入管畑の要職を歴任し、現在、出入国在留管理庁長官(佐々木聖子 - Wikipedia参照)