珍右翼・高世仁に突っ込む(2021年7/5日分)(副題:今日も高世に悪口する)

知られざる日本の現実を「東京クルド」に見る - 高世仁の「諸悪莫作」日記
 今日も「反吐が出る」ほど大嫌いな「救う会、家族会の幇間太鼓持ち」の高世に悪口します。

 都議選投票日だが、投票所に貼りだされた投票率速報では、雨のせいか前回の選挙よりだいぶ低くなっている。この低投票率がどう結果に影響するのか。

 高世も今回の都議選では中身のあることはほとんど書いてませんね。「雨云々、投票率云々以外に書くことはねえのか(呆)。お前は都民だし、自称ジャーナリストだよな(ジンネット倒産以降は事実上廃業だけど)」「投票率云々書くなら、せめて『雨でも投票にきてほしい、権利放棄するな』ぐらい書け」と心底呆れます。

 先週の30日、試写会で『東京クルド』というドキュメンタリー映画を観てきた。
 この映画にはちょっとしたご縁があった。
 監督の日向史有さんは、老舗の番組制作会社「ドキュメンタリージャパン」のディレクターで、2018年3月に、同名の「東京クルド」という作品をテレビ朝日系の「テレメンタリー」で放送している。今ほど関心が高まっていなかった難民申請者の置かれた現実を深くえぐったこの番組に感動した。そして放送後、日向さんに会って感想を伝えた。このままにしたらもったいないので、ぜひ取材を続けてほしいと思った。
 今回、日向さんから試写会に招かれた

 どうもこの映画は「わしが育てた*1」と言いたいらしい高世です(苦笑)。

 差別的な壁が彼らに立ちふさがる。普通に生きることさえ阻む日本社会の現実。憤りとともにその一員として恥ずかしさを感じる。
 試写会には舞台挨拶に主人公のオザンさんも来ていたが、(中略)試写のあと、オザンさんと挨拶したとき「日本人として恥ずかしいよ」という言葉が私の口をついて出た。

 「朝鮮学校無償化除外支持」の「朝鮮学校差別者がよく言うぜ、心にもないことを」「黙れ、偽善者」と高世に悪口しておきます。
 もちろん俺は「朝鮮学校差別」という「日本社会の現実」に「憤りとともにその一員として恥ずかしさを感じ」ています。高世は「朝鮮学校差別」について憤りも恥ずかしさも感じないようですが。
 なお、『東京クルド』については以下の記事を紹介しておきます。
「帰れ」言われても「東京クルド」監督が見た日本でもがく若者たち | 毎日新聞2021.6.19

【動画あり】ドキュメンタリー映画に映った入管職員の暴言を問われ、上川法相「さまざま角度から検証」:東京新聞 TOKYO Web(望月衣塑子*2)2021.6.22
 7月10日から東京や大阪の映画館で上映されるドキュメンタリー映画「東京クルド」(日向史有監督)の中では、6歳から日本で育ったクルド人青年が、仮放免更新の場で入管職員から「帰ればいいんだよ」「他国へ行ってよ」などと言われている様子が映し出されている。
 仮放免申請での職員の暴言の問題を(ボーガス注:記者会見で望月記者に?)問われると、上川法相は「仮放免含め、在留外国人をめぐる問題は、さまざまな角度から検証し、しっかり改善していくべきだ」と回答。
 さらに「(職員の)研修含め、UNHCR国連難民高等弁務官事務所)との積極的な関係も含め、共生社会の中での社会づくりに努めてまいりたい」と、職員の対応の改善に取り組みたい姿勢を示した。

法務大臣閣議後記者会見の概要:令和3年6月22日(火)
【記者*3
 仮放免許可を与える入管職員の対応に関してお聞きします。
 来月7月10日から,東京や大阪の映画館で上映される映画「東京クルド」の中で,6歳から日本で育ったクルドの青年が,仮放免の更新に際し,入管の担当者から,「早く出ていってくれ。他国に行ってよ。」と言われている様子が報じられております。
 また,別の9歳から親に連れて来られたクルド人の青年も,20歳になった際,職員から,「これからはいつ収容されてもおかしくない。学校に通ってるとか関係ないからね。」と言われたと,一部報道で報じられました。
 日本で長い間生まれ育った子どもたちが,仮放免の申請の場で,職員の心ない言葉に傷つけられております。日本は子どもの権利条約に加盟しており,これは極めて恥ずべき行為・言動だと思いますが,大臣は,こういった状況があるという事実をそもそもきちんと把握されているのか。把握している場合,また,把握されていない場合でも,今後事実関係を確認し,入管職員の研修を行い,マニュアル等を作成し,このような対応を見直す,改善していくつもりはあるのか,お答えください。
【大臣】
 今の御質問でございますけれども,仮放免も含めまして外国人の方々の在留を巡る問題については,様々な角度から検証しながら,しっかりと改善していくべきことだと思っております。
 あらゆる研修も含めまして,また,UNHCRとの積極的な関係も含めまして,共生社会を実現する社会づくりということに十分に努めてまいりたいと思っております。

 上川大臣の発言が「こうした事実の存在を知っているか」に対し「知っている」等と答えず「とにかく問題点があれば改善していくつもり」であるところ「前向きに善処します」などの「典型的な、いわゆるお役所答弁」ですね。まあ、とはいえ「問題点があれば改善するつもり」と言質を取ったことは悪いことではない。
 なお、「クルドを迫害している」トルコはエルドアン首相が独裁色を強めているとはいえ、「一応、民主国家」です。俺が何が言いたいかと言えば「少数民族問題は多数民族に、少数民族を受け入れる度量があるかどうかの問題」であって「民主主義の問題ではない」ということです。
 例えば英国にもスコットランド北アイルランドの問題が、スペインにもカタルーニャバスクの問題がある。中国のチベットウイグル問題を「共産党一党独裁だから」と考えたら大きな間違いでしょう。

*1:わしが育てた」については例えばアンサイクロペディアわしが育てた」参照

*2:著書『武器輸出と日本企業』(2016年、角川新書)、『新聞記者』(2017年、角川新書)、『安倍政治 100のファクトチェック』(共著、2018年、集英社新書)、『菅義偉・不都合な官邸会見録』(2021年、宝島社新書)など

*3:おそらくは【動画あり】ドキュメンタリー映画に映った入管職員の暴言を問われ、上川法相「さまざま角度から検証」:東京新聞 TOKYO Webの筆者である望月記者