自己肯定感が低い日本の若者2 - 高世仁の「諸悪莫作」日記
珍右翼・高世仁に突っ込む(2021年7/20日分)(副題:今日も高世に悪口する) - bogus-simotukareのブログでコメントした自己肯定感が低い日本の若者 - 高世仁の「諸悪莫作」日記の続きです。
猛暑がつづく。
これまで午後にやっていた自転車での街歩きを午前に変更。
熱射病予防ですね、解ります。
汗だくで戻ってくるとシャワーを浴び、外出する用のない日は、甚平に着替えてずっと家の中に閉じこもっている。
「完全にジャーナリスト廃業なんだねえ」と改めて吹き出しました。
「だから何?」ですね。全く馬鹿馬鹿しい。そんなことより「拉致問題の解決」についてまともに論じたらどうなのか。
ちなみに以前も別記事で書きましたが「東京オリンピックの年(1964年)の10月5日」には橋本聖子・五輪組織委員会会長(前五輪担当相。アルベールビル冬季五輪スピードスケート女子1500m銅メダル。)も生まれており「聖子」はもちろん「五輪の聖火」からとっています(1964年 - Wikipedia参照)。
あの人もこの人も消え開会式(大阪府 清水康寛)
きょうの朝刊の「朝日川柳」。
「拉致からトンズラした」高世には「あの人もこの人も消え拉致問題」と言う言葉を贈りたい。「安倍や高世みたいにトンズラしたり」、蓮池透氏が家族会から除名されたり、田中均氏が外務省退職に追い込まれたり、有本嘉代子や横田滋が老衰で死んだり、消えた人が沢山いますよね。その結果、拉致もどんどん風化、解決の見込みはほとんどありません。
・私は小林賢太郎のファン*1なので、とても残念
・悪質度からいえば小山田圭吾のケースの方がはるかに上
・ユダヤ人ホロコーストについては、明確に国際的合意がある。とくに欧米ではナチズムの賛美、ホロコーストの否定は刑事罰の対象になる場合があり、ドイツで小林賢太郎の問題になったネタを言ったとしたら、逮捕されるだろう。ヒトラー*2より多くを殺したスターリン*3や毛沢東*4を称えても許されるのは均衡を欠くと思うが、これが現実だ。
「小林辞任はファンとして残念ですが、世界では『どんな形であれ、ホロコーストをコントのネタにしたらあかん』が通説的見解なので従います(どう見ても『何でそんな見解が通説なんだ?』『お笑いコンビ・ラーメンズ時代の小林のコントってそんなに問題か?』という高世の不満がありあり)」て、「そういう問題じゃねえだろ(呆)」「お前が小山田に悪口したのって小林と違ってお前がファンじゃなかったからか、高世?。ファンならかばったのか?」ですがそれはさておき。「中国建国の父・毛沢東」はともかく、スターリンが一体どこで称えられてるのか?。せいぜい「ロシア共産党」限定ではないのか。
そして「中国建国の父・毛沢東」が中国において称えられることを非難する高世ははっきり言って非常識でしょう。
そもそも
◆ニュルンベルク裁判でナチスが裁かれたこと
◆欧州においてネオナチが未だ現実的脅威であること(スターリンや毛沢東は明らかにそうではない)
◆「フルシチョフのスターリン批判」でわかるように、ソ連ですらスターリンに一定の批判を加えた
◆毛沢東を建国の父として称える中国もさすがに「一番悪いのは四人組で、毛沢東はもうろくしたところを彼らにつけ込まれただけ」という言い訳付きではあるが文革を否定し、文革での毛沢東の果たした否定的役割は批判していること
を高世が無視するのもいかがなものか。
自己肯定感の低さは、自殺や自傷行為のように自分を傷つける可能性が高くなるだけでなく、他者への攻撃に向かう引き金になることもあるという。
確かに「自己肯定感が低い=失うものが何もないと思う」と犯罪に対する忌避感は少なくなるでしょう。
典型的には「津山30人殺しの都井睦雄」「大阪教育大学附属池田小学校襲撃事件の宅間守」「京都アニメ放火事件の犯人」だのはどうみても「自己肯定感が高い」とは思われない(京都アニメ事件については例えば京都アニメーション放火事件の犯人が、もっと他人から優しく扱われる経験をしていれば、また事態は変わっていたのかもしれない - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)参照)。
あるいは226事件(1936年)について、通説は「第一師団(皇道派の青年将校が多数所属)の満州行き」が引き金になったと評価します。
満州行きは陸軍統制派の仕組んだ「左遷」であり「満州で戦死するまで日本に戻ってこれない(遺骨の形でしか戻れない)」と認識した青年将校たちは「そんな差別待遇を受けるくらいなら、クーデターで真崎甚三郎内閣を作る」と言う方向に暴走したわけです。
俺の持ってる須崎慎一『二・二六事件』(2003年、吉川弘文館)が指摘していますが、青年将校は皇道派の荒木、真崎が陸軍幹部だった頃、つまり
◆荒木貞夫*5
1931~1934年まで犬養、斎藤内閣陸軍大臣
◆真崎甚三郎
陸軍大臣・荒木のひきで、1932年に参謀次長に、1934年に陸軍教育総監に就任
の頃(1931~1934年)は荒木や真崎が青年将校たちを「それなりに優遇した」ためテロ行為の動きなど全く見せていません。
「1932年の血盟団事件(三井財閥総帥・団琢磨や井上準之助*6前蔵相暗殺)」は民間右翼「血盟団」の犯行、「同じく1932年の515事件(犬養*7首相暗殺)」は海軍青年将校の犯行で陸軍青年将校は関係ない。
陸軍青年将校が「永田鉄山暗殺(1935年:相沢三郎の犯行)」「226事件(1936年:斎藤*8内大臣、高橋*9蔵相、渡辺*10陸軍教育総監を暗殺)」と暴走を始めるのは荒木や真崎が軍中枢から排除され、永田鉄山(暗殺当時、陸軍省軍務局長)ら統制派が陸軍の実権を握って、青年将校が冷遇されるようになってからのことです。226事件の中心人物である磯部浅一、村中孝次が、免職され軍から追放され、陸軍への反感を磯部らが募らせ「永田暗殺(相沢は『士官学校事件は磯部らを免職するためのでっちあげ謀略。黒幕は永田で自分たちは無実』という右翼運動の同志・磯部らの主張を信用し、永田を暗殺)」「226事件」を助長したとされる、いわゆる陸軍士官学校事件 - Wikipediaが起こるのも統制派が陸軍の実権を握って以降のことでした。
人間というのは大抵の場合そういうもんです。精神的に余裕があるのに暴走する奴は普通いない。
ただし多くの場合「自己肯定感の低さ」は犯罪ではなく「自殺」や「無気力な言動」に向かう方がさすがに多いと思いますが。やはり常識人には道徳心などに基づく「犯罪を行うことへの抵抗感」があるからです。
1)道徳心がよほど欠如しているか、2)(たとえ逆恨みであっても)他者への憎悪があるか、よほどの理由がないと犯罪には走れない。
まあ、それはともかく、ここでの高世の物言い「人間は失うものがあればそうは暴走できない」は重要ですね。
「話が脱線しますが」、つまりは「北朝鮮に経済支援し、失うものを作ることによって暴走しにくくする=韓国の太陽政策」なので、高世は太陽政策支持を表明したらどうか。まあ、アンチ北朝鮮の高世は表明しないのでしょうが。
なお、「話が脱線しますが」少年法厳罰論に俺が賛同できないのは「犯罪者の多くは自暴自棄になっているから暴走するのである(つまり厳罰に効果があるか疑わしい)」という事実を厳罰論者が無視しているからです。まともな人間は厳罰であろうとなかろうと、凶悪犯罪などしません。そんなことをすれば、社会的地位が失われるからです。そして厳罰にすればするほど、かえって「自暴自棄による犯行」を助長することにすらなりかねない。
スポーツ大会で日本チームを応援することが不健全だとする香山氏の考えには全く賛成できない
とまで言うなら、高世は具体的な香山氏の発言を引用しろという話です。なぜ引用しないのか。「スポーツ大会で日本チームを応援することが不健全」ではなく「現実に行われている応援が(香山氏の理解では)右翼的で不健全*11」と香山氏が言ってるに過ぎないのを「ウヨの高世」が曲解しているのではないかと疑わざるを得ません。
国民国家から成り立っているこの世界において、「祖国」との関わりや愛着の深さは、自分のアイデンティティにとって大きな位置を占めると思われる。
国際調査で判明した、自分の国のために戦うという回答の圧倒的な少なさ、権威への極端な忌避感*12など、日本という国への帰属意識を含む国家意識の特異性が、日本人の自己肯定感の低さに関係しているのではないか。
「自己肯定感が低い→愛国心が低いから→愛国心が低いから自国のために戦うという回答も低い(俺の要約)」とは、巣くう会と野合して恥じない「右翼」の高世らしいアホさですね。
なるほど高世がこの駄文でも
自己肯定感が低い日本の若者2 - 高世仁の「諸悪莫作」日記
ヒトラーより多くを殺したスターリンや毛沢東を称えても許されるのは均衡を欠くと思うが、これが現実だ。
などとアホなこと(常軌を逸した反共右翼主義)を言うのも良くわかります。
愛国者(右翼)でなければ自己肯定感が持てないのか。愛国者であれば自己肯定感が持てるのかと言ったらそんなことは明らかにないでしょう。「自分に価値があると思う=自己肯定感」とは必ずしも「国にとって価値がある」と言うことを意味しない。
別に「学問研究の発展において価値がある(学者)」「自分の愛する家族にとって価値がある」などでもいいわけです。
そしてそんな『愛国心とセットの右翼的な自己肯定感』は「排外主義(外国人差別)とセットのゆがんだ代物」であり、そんな自己肯定感なら「ない方がマシ」です。
そのうち、高世が「若者の自己肯定感を強めるために愛国教育をしよう」などという「国基研」「産経」「つくる会」「日本会議」のような右翼路線に公然と突入するのではないかと疑いますね。
こう考えてもよいのではないか。この仮説をもとに考えていきたいと今は思っている。(何らかの仮説を設定しないと勉強する方向付け*13ができないので)
今後ときどき、このテーマで書いていきます。
「自己肯定感が低い→愛国心が低いから→愛国心が低いから自国のために戦うという回答も低い(俺の要約)」などという馬鹿げた妄想をよく「仮説」などとほざけるもんです。
つうか「ジンネットを倒産させて、少しはまともになるか」と思いきや「小人閑居して不善を為す(小人(徳のない、品性の卑しい人)は暇であると、かえって良くないことをする)」というか、「高世の右翼性やバカさ」にさらにブーストがかかってるのには心底呆れます。まさに「バカ(高世)」は「死ぬまで直らない」「死ぬしか直らない」のでしょう。
なお、「自国のために戦うという回答が低い(ただし「戦わない」が高いというよりは「わからない」が多い)」のは別記事珍右翼・高世仁に突っ込む(2021年6/16日分) - bogus-simotukareのブログ、珍右翼・高世仁に突っ込む(2021年6/17日分) - bogus-simotukareのブログでも書きましたが、1)「自国のため」として戦われた戦争「太平洋戦争」が「勝算のない無謀な戦争」「ハルノートを受諾すれば回避可能な戦争」であったという過去の歴史、2)(ソ連の北方領土支配という問題はあるが)現実問題として日本への侵略がありえないこと*14の反映であって高世が言うほど「嘆かわしいことだとは少しも思っていません」。
実際に「日本が侵略される危険性」が現実に出てくれば*15回答はおそらく変わってくるでしょう。
*1:小林賢太郎 - Wikipediaにも書いてありますが、小林は演技者としてはテレビ、ラジオ出演が少ない(もっぱら舞台出演)ので「一体高世はどこで小林を知ったんだ?」とは思います。俺は今回の一件まで彼について知りませんでしたし。
*2:ドイツ総統
*5:犬養、斎藤内閣陸軍大臣、第一次近衛、平沼内閣文相など歴任。戦後、終身刑判決を受けるが後に釈放
*7:第一次大隈内閣文相、第二次山本、加藤高明内閣逓信相などを経て首相
*8:第一次西園寺、第二次桂、第二次西園寺、第三次桂、第一次山本内閣海軍大臣、朝鮮総督、首相、内大臣を歴任
*9:日銀総裁、第一次山本、原、田中、犬養、斎藤、岡田内閣蔵相、首相など歴任。
*10:陸軍大学校長、陸軍航空本部長、台湾軍司令官、陸軍教育総監など歴任
*11:こうした香山氏の理解の是非はひとまずおきます。まあ、そうした理解を高世はしないのでしょうが。
*12:珍右翼・高世仁に突っ込む(2021年7/18日分)(副題:今日も高世に悪口する) - bogus-simotukareのブログにも書きましたが「権威や権力がより尊重されることをどう思うか」という質問に、日本は「良い」が1.8%しかなく、「悪い」が80.6%という回答結果は「天皇制や世襲議員(岸元首相の孫、安倍晋太郎元外相の息子である安倍前首相、河野一郎元建設相の孫、河野洋平元自民党総裁の息子である河野太郎・菅内閣行革相など)、伝統芸能(茶道、華道など)の家元制度、二世タレント(阪東妻三郎の息子である田村正和など)などという権威の存在」を考えると、俺にはにわかには信用できず、また「天皇制や世襲議員など、権威の存在」と一見矛盾する「この回答結果」を「どう整合的に理解するか」と言う問題があると思いますが、なぜか高世にはそう言う問題意識は全くないようです。
*13:何をどう勉強する気でしょうか?(呆)
*14:「中国の尖閣(あるいは沖縄)侵略」「ロシアの北海道侵略」などは現実的脅威では明らかにない。
*15:とはいえ「出てこない」でしょうが。