いつもながら、『プレーヤー意識のない』リベラル21と阿部治平に呆れる

リベラル21 絢爛たる紅葉の中で総選挙の結果をひとり考える(阿部治平)
 澤藤統一郎氏の澤藤統一郎の憲法日記 » さあ、やせ我慢でも元気を出そう。などが「選挙は国民すべてがプレーヤー。この敗北は野党執行部だけを非難して済む話ではなく私(澤藤)を含む自民批判者の無力さ、力不足でもある。自民批判者すべてに反省の必要がある(俺の要約)」とする「自省意識」が大なり小なりあるのに対し、『阿部治平&リベラル21』はまた「野党執行部がだめだ」と悪口雑言です。
 野党執行部を批判するなとは言わない。しかし「野党に悪口する前に『自民批判者の端くれの一人』であるお前(阿部治平&リベラル21)はどうなんだよ。お前はお客様か。80すぎた爺(阿部は1939年生まれ)だから激しい政治活動なんかできない、だから責任は大してない、老い先短い爺をつるし上げて何が嬉しいんだとでも言う気か?」ですね。
 しかも自分が支持するダライ一味については「どんなに勢力が衰退しよう*1」とも「安倍晋三と同席するような恥さらしな真似をしよう*2」とも、何一つ批判せずに「チベット亡命政府に冷たい国際社会が悪い」で済ませるのだから呆れます。
 こうしたリベラル21の『プレーヤー意識、自省意識のなさ』については澤藤『さあ、やせ我慢でも元気を出そう』等に共感&『衆院選挙結果に触れないリベラル21』と『「志位の個人的魅力ガー」の広原盛明』に呆れる(追記あり) - bogus-simotukareのブログでもリベラル21 不人気で魅力のない野党党首が〝野党共闘不発〟広原盛明:1938年生まれ)を批判しましたが「野党が力不足だから悪い」と「野党執行部非難しかしない連中」が

私たちは護憲・軍縮・共生を掲げてネット上に市民メディア、リベラル21を創った

と大口叩いてるんだから心底呆れます。「野党が力不足だから悪い」とだけ言って「自分の政治責任を直視しないで逃げる」のが「阿部や広原らリベラル21」の「護憲・軍縮・共生」だそうです。既に紹介した澤藤統一郎氏などは「それなりの自省意識」があり、そこまで恥知らずではないのですが。
 それにしても

 今回の総選挙で野党共闘を応援するために、わたしも1万円を共産党献金し、知人に支持を訴えた。

て全く「10万円」ならまだしも「たかが1万円ごとき」で阿部もどんだけ恩着せがましいのか。
 しかも

 この問題*3を掘り下げる必要があるとは思うものの、わたしには能力も資料もないのが残念だ。

と言い訳しながら

以下、野党共闘敗北の原因を思いつくまま並べ、いささかの提案をする。

だというのだから支離滅裂です。「能力も資料も無い」のなら黙ってたらどうか。
 しかも「阿部の名誉のため」に断っておけば「立民は連合に忖度しすぎだ」「岸田の『新しい資本主義』に対する批判が今思えば弱かったのではないか」など「俺もある程度同意する」まともな批判(指摘)もないわけではないのですが、そうした指摘の一つは

 具体的な安全保障と防衛政策が欠けていた。自民党総裁選では、安倍・高市派は東シナ海の緊張*4を奇貨として、盛んに極右イデオロギーを振りまいた。これにたちむかうには、ただ平和外交というだけでなく、力づく*5で迫る中国に対する批判が必要だった。当然台湾の「武力解放」にも反対の声を上げるべきだった。
 これがなかったために、共産党は「中国共産党日本共産党共産党に変わりがない」という宣伝に反撃するチャンスを失った。

という「非常識極まりない代物」です(呆)。
 そんなもんが「共産党の選挙に影響した」という根拠が何かあるんですかね?。大体、今時まともな人間はアンチ共産党であっても「中国共産党日本共産党」を同一視なんかしていない。
 大体「武力解放に反対の声」て(呆)。「台湾の武力解放」なんてもんが「現在あり得る」と阿部が本気で思ってるならキチガイの沙汰です。
 そんなんは「ロシアの北海道侵攻」「北朝鮮の韓国侵攻」「自衛隊のクーデター(例:旧軍だが、226事件)」「極左過激派の飛行機ハイジャックや爆弾テロ(例:よど号事件、三菱重工ビル爆破)」「オウム残党の凶悪犯罪(例:地下鉄サリン事件)」が「今後起こりうる」と言うくらい馬鹿げている。
 それにしてもリベラル21も「阿部と同意見」なのか「阿部のような常連投稿者はノーチェック」なのか知りませんが良くこんな馬鹿な「反中国記事」を載せるもんです。
 まあ過去に「岡田幹治の『コロナは風邪』を載せたリベラル21(これについては「コロナはただの風邪」論を未だに放言する岡田幹治とリベラル21に呆れる(パート2) - bogus-simotukareのブログ参照)」では多分ノーチェックでしょうが。

*1:ダライ一味の衰退については例えばインドで亡命生活60年の人と中国政府のもとで働いたその兄弟とでは、明らかに兄弟のほうがチベットの人たちの役に立っている(ほかに学校のことなど) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)参照

*2:これについては例えば安倍晋三がダライ・ラマと面談した - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)参照

*3:今回の選挙結果をどう評価し次につなげるべきかと言うこと

*4:そもそも『緊張してない』と思いますが。

*5:たかが「軍事演習」のどのあたりが「力づく」なんですかね(呆)。