いつもながら、『プレーヤー意識のない』反共分子「リベラル21&阿部治平」に呆れる(2021年12/8分)

リベラル21 共産党は生き残れるか(阿部治平)
 今回の俺のコメントは内容的にはリベラル21 絢爛たる紅葉の中で総選挙の結果をひとり考える(阿部治平)を批判したいつもながら、『プレーヤー意識のない』リベラル21と阿部治平に呆れる - bogus-simotukareのブログとほとんど同じです。

いつもながら、『プレーヤー意識のない』リベラル21と阿部治平に呆れる - bogus-simotukareのブログ
 澤藤統一郎氏の澤藤統一郎の憲法日記 » さあ、やせ我慢でも元気を出そう。などが「選挙は国民すべてがプレーヤー。この敗北は野党執行部だけを非難して済む話ではなく私(澤藤)を含む自民批判者の無力さ、力不足でもある。自民批判者すべてに反省の必要がある(俺の要約)」とする「自省意識」が大なり小なりあるのに対し、『阿部治平&リベラル21』はまた「野党執行部がだめだ」と悪口雑言です。
 野党執行部を批判するなとは言わない。しかし「野党に悪口する前に『自民批判者の端くれの一人』であるお前(阿部治平&リベラル21)はどうなんだよ。お前はお客様か。80すぎた爺(阿部は1939年生まれ)だから激しい政治活動なんかできない、だから責任は大してない、老い先短い爺をつるし上げて何が嬉しいんだとでも言う気か?」ですね。
 しかも自分が支持するダライ一味については「どんなに勢力が衰退しよう*1」とも「安倍晋三と同席するような恥さらしな真似をしよう*2」とも、何一つ批判せずに「チベット亡命政府に冷たい国際社会が悪い」で済ませるのだから呆れます。
 こうしたリベラル21の『プレーヤー意識、自省意識のなさ』については澤藤『さあ、やせ我慢でも元気を出そう』等に共感&『衆院選挙結果に触れないリベラル21』と『「志位の個人的魅力ガー」の広原盛明』に呆れる(追記あり) - bogus-simotukareのブログでもリベラル21 不人気で魅力のない野党党首が〝野党共闘不発〟広原盛明:1938年生まれ)を批判しましたが「野党が力不足だから悪い」と「野党執行部非難しかしない連中」が

私たちは護憲・軍縮・共生を掲げてネット上に市民メディア、リベラル21を創った

と大口叩いてるんだから心底呆れます。「野党が力不足だから悪い」とだけ言って「自分の政治責任を直視しないで逃げる」のが「阿部や広原らリベラル21」の「護憲・軍縮・共生」だそうです。既に紹介した澤藤統一郎氏などは「それなりの自省意識」があり、そこまで恥知らずではないのですが。
 それにしても

 今回の総選挙で野党共闘を応援するために、わたしも1万円を共産党献金し、知人に支持を訴えた。

て全く「10万円」ならまだしも「たかが1万円ごとき」で阿部もどんだけ恩着せがましいのか。
 しかも

 この問題*3を掘り下げる必要があるとは思うものの、わたしには能力も資料もないのが残念だ。

と言い訳しながら

以下、野党共闘敗北の原因を思いつくまま並べ、いささかの提案をする。

だというのだから支離滅裂です。「能力も資料も無い」のなら黙ってたらどうか。
(後略)

とほとんど同じ感想を抱かざるを得ません。
 そもそも阿部の今回の記事って「単なる野党共闘(あるいは共産党)への悪口オンリー」と言う意味では前回のリベラル21 絢爛たる紅葉の中で総選挙の結果をひとり考える(阿部治平)とほとんど変わりませんし。
 正直「共産党野党共闘への悪口ばかりやってる暇があったら、あなたやあなたが所属するリベラル21はこの選挙結果をもとにどう動くつもりなのか述べたらどうですか、阿部さん?」ですよねえ。
 繰り返しますが政治は「国民すべてがプレーヤー」です。
 ましてや

私たちは護憲・軍縮・共生を掲げてネット上に市民メディア、リベラル21を創った

と大口叩いてる連中にプレーヤー意識が皆無で「野党共闘共産党に悪口雑言するだけ」。
 「これから我々リベラル21はどうすべきか」ではなく「野党共闘への悪口にいそしむ」とはどういうことなのか(呆)。
 「共産支持者の負け惜しみ」ぽくてあまり書きたくはないのですが、あえて書けば、「議席を2議席減らした」とはいえ、共産党は比例で「400万票とっています」。
 これは自民、公明、立民、維新よりは少ないものの、「れいわ」「国民民主」「社民」よりは多い数字です。
 リベラル21や阿部のようにそんなにバカにしていい数字ではない。
 あるいは「甘利幹事長」「石原元幹事長」の落選は「野党共闘の成果」、つまりは「共産党の貢献」ではないのか。
 大体、「選挙結果がわかる前」には「共産党に1万円を寄付し野党共闘支持を訴えた(阿部記事による)」ら「敗戦したら」手のひら返しで「野党共闘共産党に悪口」というのはあまりにも「信念がなさ過ぎ」でしょう。勝ち負けだけが阿部にとって大事なのか。
 「勝つと思ったから支持した」にすぎなかったのか。
 そもそも「共産と敵対関係にある」自民、公明あたりが「共産党は生き残れるか」と悪口するならまだわかる(「支持する」では勿論ありませんが)。
 「共産党に1万円を寄付し野党共闘支持を訴えた(阿部記事による)」男が何で「共産党に悪口する」のか。
 おそらく阿部は「苦言」と言うのでしょうが、ものには言い様がある(まあ、これが阿部の個人ブログなら「いくらか我慢もできる」のですが、リベラル21という団体が『素晴らしい文章』として載せてるのだからリベラル21には心底呆れます。リベラル21とて目指すところは共産党と同じ「自公政治の打倒」でしょうに、共闘相手に向かって悪口雑言とはどういう神経なのか)。
 例えばダライラマ亡命政府は生き残れるか」「リベラル21は生き残れるか」というタイトルの記事を見たら書き手が「苦言だ」といっても、阿部は「無礼だ」とマジギレしてるでしょう。しかし阿部が今回やってることはそういう「無礼な行為」です。
 過去にも書きましたが、正直、インドで亡命生活60年の人と中国政府のもとで働いたその兄弟とでは、明らかに兄弟のほうがチベットの人たちの役に立っている(ほかに学校のことなど) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)が紹介する「チベット亡命政府の惨状(亡命先にまともな仕事がないので若いチベット人がどんどん外に出て行ってしまう、しかもその『外』になんとチベット自治区が含まれる)」は「このままではダライラマ亡命政府は早晩滅ぶだろう」ということが「ほぼ2万%の確信」で俺にはいえますね。
 まずは最低限「転生霊童」などという「非科学的な児童虐待」を「今のダライが死んだときにはせずに、ローマ法王選出のように高僧の中から選ぶ形にすべき(そもそも『転生霊童の後見人』という形で実態は高僧が支配してるわけですから)」でしょうがその程度の改革すらおそらくチベット亡命政府にはできないでしょう(と言ったら阿部はマジギレなのでしょうが)。
 さてリベラル21ですが「投稿者がほぼ固定化していて代わり映えがない上、その投稿者が

【誕生年順(誕生年が同じ場合は名前順)】
リベラル21 眞子さんに贈る祝福の言葉―「行き着くところまで行ってみよう」(平塚らいてう)(2021.10.28)、リベラル21 ひとりの人間がどう生き、なぜ「死」を選んだのか―(2021.11.06)の米田佐代子*4(1934年生まれ、87歳)
リベラル21 どうする被爆国日本(2021.11.13)、リベラル21 核禁条約締結国会議への「オブ参加」に衆院議員の過半数が賛成(2021.11.20)の岩垂弘*5(1935年生まれ、86歳)
リベラル21 始まった?習近平の文化大革命(7)(2021.10.25)、リベラル21 あまりに無内容、しかも厚顔(2021.10,30)の田畑光永*6(1935年生まれ、86歳)
リベラル21 二十世紀文学の名作に触れる(14)(2021.10.5)、リベラル21 二十世紀文学の名作に触れる(16)(2021.11.3)の横田喬*7(1935年生まれ、86歳)
リベラル21 米NBC視聴者激減(2021.9.2)、リベラル21 コロナ禍でラジオ聴取者増える(2021.10.8)の隅井孝雄*8(1936年生まれ、85歳)
リベラル21 タリバン政権下の現状報道を回復(3)(2021.11.10)、リベラル21 アフガニスタン、暫定政権発足から3か月(2021.11.19)の坂井定雄*9(1936年生まれ、85歳)
リベラル21 共産党はなぜ党首の直接選挙を実施しないのか、(2021.11.9)、リベラル21 「敵に塩を送る」ことは美談だが、立憲京都府連を支援することは「票をドブに捨てる」のと同じことだ、(2021.11.11)の広原盛明*10(1938年生まれ、83歳)
リベラル21 不思議の国・日本(2021.10.13)、リベラル21 政治家に国債無害論を吹き込む手口を暴く(2021.10.22)の盛田常夫*11(1947年生まれ、74歳)
リベラル21 教員不足の解決に向けて(2021.9.18)、リベラル21 安倍政治の恥ずかしさ思い出そう(2021.9.29)の小川洋*12(1948年生まれ、73歳)

と70才以上の老人しかいない」リベラル21など完全に「老人クラブ」と化しており、いずれ「滅びる」でしょう。「(日本共産党は)組織の高齢化、固定化が深刻」なんて偉そうなことが共産党にいえるような組織ではない。共産党の方がずっと「若手の数は多い」でしょう。
 ちなみに最近、「田中正造」でググって以下のような記事を「偶然発見」しました。

足尾鉱毒事件で尽力 「大学」続け35年、来春に幕 「正造の思い 広まった」 坂原事務局長 「一定の役割果たせた」:東京新聞 TOKYO Web2021.11.12
 足尾鉱毒事件の解決に人生をささげた政治家、田中正造(一八四一〜一九一三年)の思想を現代に生かす活動を三十五年間続けてきた佐野市の市民団体「田中正造大学」の坂原辰男事務局長(69)が十一日、市内で記者会見し、来春の記念誌完成を最後に団体の活動を終了すると発表した。坂原さんや支援者の高齢化が主な理由という。「公害問題は今も続いており道半ば。だが正造の思想は広まり、一定の役割は果たせた」と語った。(梅村武史)
 正造を学長にあおぐ同大学は、東京大の助手だった故・宇井純さんが一九八六年二月、正造の生家(同市小中町)で公害講座を開いたことが出発点。
 坂原さんがほぼ一人で団体を切り盛りし、少数の事務局員と支援者約二百五十人が支えてきた。
 「実は私自身、大学生になるまで正造のことをあまり知らなった」と打ち明ける。「いまは正造思想の理解者、研究者が増え、うれしい。いつか正造が主役の大河ドラマをみたいね」と笑った。

36年の歴史に幕 「田中正造大学」閉校へ 会員・事務局高齢化、維持難しく /栃木 | 毎日新聞2021.11.12
 足尾銅山鉱毒事件と闘い、被害者救済に半生をかけた田中正造(1841~1913年)を学長と仰ぎ、佐野市の生家を学舎に誕生した「田中正造大学」が閉校する。1986年の開校以来、正造の思想と行動を今に生かそうと、正造研究や環境問題の自主講座、フィールドワークを重ねてきたが、会員や事務局の高齢化で活動が維持できなくなったという。大学は35年の活動を振り返る記念誌づくりを進めており、来春の出版を最後に36年間の歴史に幕を下ろす。【太田穣】
 大学事務局長を務める同市小中町、坂原辰男さん(69)が11日、記者会見し、「近年、活動を支えるスタッフが減り、大学の課題に対して十分に対応できない」と理由を述べた。昨年2月の年次総会で閉校方針を固めていたという。<<という。大学は35年の活動を振り返る記念誌づくりを進めており、来春の出版を最後に36年間の歴史に幕を下ろす。【太田穣】
 大学事務局長を務める同市小中町、坂原辰男さん(69)が11日、記者会見し、「近年、活動を支えるスタッフが減り、大学の課題に対して十分に対応できない」と理由を述べた。昨年2月の年次総会で閉校方針を固めていたという。

 リベラル21も早晩「会員や事務局の高齢化で活動が維持できなくなった」という形でこのように「活動停止」になるでしょうね。まあ、活動している現在ですら「老人クラブ」にすぎず、「全国政党」共産党どころか「解散を発表した田中正造大学(栃木ローカルの団体で全国団体ではない)ほどの価値もあるか疑問」で「解散を発表してもこのような新聞記事も何一つ書かれない」でしょうが。
 まあ、個人的には田中正造大学については「何とかならなかったのか」感はありますが。「田中正造の顕彰」なんて

城山三郎*13『辛酸:田中正造足尾鉱毒事件』(1962年、角川文庫)
佐江衆一*14田中正造』(1993年、岩波ジュニア新書)
◆由井正臣*15田中正造』(2004年、岩波新書)
◆小松裕*16田中正造』(2013年、岩波現代文庫)
三浦顕一郎*17田中正造足尾鉱毒問題』(2017年、有志舎)

などと田中についての著書(小説、評伝、研究書など)が多数あることを考えると、「継承することが難しい」つうことでも無いと思うんですがむしろ「田中顕彰についてはライバルが多い」つうことなのか。
 まあ、この団体以外にもおそらく「田中正造顕彰はやってる」のであって、「田中正造が急速に忘れ去られてく」なんてこともないでしょうが。

*1:ダライ一味の衰退については例えばインドで亡命生活60年の人と中国政府のもとで働いたその兄弟とでは、明らかに兄弟のほうがチベットの人たちの役に立っている(ほかに学校のことなど) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)参照

*2:これについては例えば安倍晋三がダライ・ラマと面談した - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)参照

*3:今回の選挙結果をどう評価し次につなげるべきかと言うこと

*4:個人ブログ米田佐代子の「森のやまんば日記」 | A great WordPress.com site。著書『平塚らいてう』(2002年、吉川弘文館

*5:朝日新聞社会部次長、編集委員などを歴任。著書『生き残れるか、生協』(2001年、同時代社)、『核なき世界へ』(2010年、同時代社)、『ジャーナリストの現場』(2011年、同時代社)

*6:TBS北京支局長、香港支局長などを歴任。TBSを定年退職後は、法政大学客員教授神奈川大学教授を歴任。著書『中国を知る』(1990年、岩波ジュニア新書)、『鄧小平の遺産』(1995年、岩波新書)、『勝った中国・負けた日本:記事が映す断絶八年の転変(1945年~1952年)』(2015年、御茶の水書房

*7:元朝日新聞社会部記者。著書『反骨のDNA』(2020年、同時代社)、『夜郎自大の30年:蘇る言論圧殺の悪夢』(2021年、同時代社)

*8:日本テレビ社員。日本テレビ退職後は京都学園大学教授、京都ノートルダム女子大学客員教授を歴任。著書『隅井孝雄のメディアウォッチ:3・11から安保法制まで』(2015年、リベルタ出版

*9:共同通信記者、龍谷大学教授を歴任。著書『テロの時代』(1986年、教育社)

*10:京都府立大学名誉教授。個人ブログ広原盛明のつれづれ日記。著書『震災・神戸都市計画の検証』(1996年、自治体研究社)、『開発主義神戸の思想と経営』(2001年、日本経済評論社)、『日本型コミュニティ政策:東京・横浜・武蔵野の経験』(2011年、晃洋書房)、『観光立国政策と観光都市京都』(2020年、文理閣

*11:著書『ハンガリー改革史』(1990年、日本評論社)、『体制転換の経済学』(1995年、新世社)、『ポスト社会主義の政治経済学:体制転換20年のハンガリー』(2010年、日本評論社)、『体制転換の政治経済社会学:中・東欧30年の社会変動を解明する』(2020年、日本評論社

*12:著書『なぜ公立高校はダメになったのか』(2000年、亜紀書房)、『消えゆく「限界大学」:私立大学定員割れの構造』(2016年、白水社)、『地方大学再生:生き残る大学の条件』(2019年、朝日新書

*13:1927~2007年。評伝小説(特に実業家の評伝)の書き手として知られ『価格破壊』(1975年、角川文庫:ダイエー創業者・中内功がモデル)、『雄気堂々』(1976年、新潮文庫渋沢栄一がモデル)、『官僚たちの夏』(1980年、新潮文庫:佐橋滋通産事務次官がモデル)、『落日燃ゆ』(1986年、新潮文庫広田弘毅元首相がモデル)、『外食王の飢え』(1987年、講談社文庫:ロイヤルホスト創業者・江頭匡一がモデル)、『粗にして野だが卑ではない:石田禮助の生涯』(1992年、文春文庫)、『ビッグボーイの生涯:五島昇その人』(1997年、講談社文庫)、『わしの眼は十年先が見える:大原孫三郎の生涯』(1997年、新潮文庫)、『もう、きみには頼まない:石坂泰三の世界』(1998年、文春文庫)、『運を天に任すなんて:素描・中山素平』(2001年、光文社文庫)、『部長の大晩年:永田耕衣の満開人生』(2004年、新潮文庫)等の著書がある。

*14:1934~2020年。小説家。著書『けんかの仕方教えます』(2002年、岩波ジュニア新書)、『北海道人・松浦武四郎』(2002年、講談社文庫)、『剣と禅のこころ』(2006年、新潮新書)、『五代友厚・士魂商才』(2009年、講談社文庫→2016年、ハルキ文庫)など

*15:1933~2008年。早稲田大学名誉教授。著書『日本の歴史8:大日本帝国の時代』(2000年、岩波ジュニア新書)、『軍部と民衆統合:日清戦争から満州事変期まで』(2009年、岩波書店)など

*16:1945~2015年。熊本大学教授。著書『田中正造の近代』(2001年、現代企画室)、『「いのち」と帝国日本:明治時代中期から一九二〇年代<全集日本の歴史 第14巻>』(2009年、小学館)、『真の文明は人を殺さず:田中正造の言葉に学ぶ明日の日本』(2011年、小学館

*17:1967年生まれ。白鴎大学教授