珍右翼・高世仁に突っ込む(2022年4/15日分)(副題:今日も高世に悪口する)

北朝鮮は何人を拉致したのか?(6・完) - 高世仁の「諸悪莫作」日記
 珍右翼・高世仁に突っ込む(2022年4/13日分)(副題:今日も高世に悪口する) - bogus-simotukareのブログで取り上げた北朝鮮は何人を拉致したのか?(5) - 高世仁の「諸悪莫作」日記の続きです。タイトルでわかるようにやっと終わりました。
 それにしてもこのタイトルでロシアについて書く高世には心底呆れます。「別記事で書け」ですね。

 映画監督の河瀨直美氏が東大入学式でのべた祝辞。
「「ロシア」という国を悪者にすることは簡単である。けれどもその国の正義がウクライナの正義とぶつかり合っているのだとしたら、それを止めるにはどうすればいいのか。なぜこのようなことが起こってしまっているのか。一方的な側からの意見に左右されてものの本質を見誤ってはいないだろうか?誤解を恐れずに言うと「悪」を存在させることで、私は安心していないだろうか?
 これも結局「どっちもどっち」になるのでは。

 これについては澤藤統一郎の「河瀬直美」非難に「現時点では」反対する(2022年4/14分) - bogus-simotukareのブログで俺の意見を書きましたが、俺は高世のような河瀬非難には「将来はともかく」現時点では賛同しません。
 「ロシアの主張を理解した上で、対応策を考えるべき」「単に非難だけしても問題が解決するとは限らない」(俺の河瀬主張理解)とはロシア擁護ではないし、「ロシアを非難することで自分が正義の側にいると思って気持ちよくなりたいだけではないのか」(俺の河瀬主張理解)というのは「一理ある」のではないか。勿論それは「ロシア擁護すればいい」という意味ではない。
 拉致問題が、今や完全に風化したのも「北朝鮮非難することで自分が正義の側にいると思って気持ちよくなりたいだけ」だったからではないか。
 だからこそ北朝鮮を非難しても拉致が解決しないと飽きてくるから関心が薄れる。ロシアでなくても構いませんが例えばロシアのような「新しい悪」が登場すればそっちに関心が集まる。
 河瀬風に言えば

 「北朝鮮という国を悪者にすることは簡単である。けれどもその国の正義が日本の正義とぶつかり合っているのだとしたら、それを止めるにはどうすればいいのか。なぜこのようなことが起こってしまっているのか。一方的な側からの意見に左右されてものの本質を見誤ってはいないだろうか?誤解を恐れずに言うと「悪」を存在させることで、私は安心していないだろうか?

という事だと俺は思っています。勿論それは北朝鮮擁護ではない。
 しかしこのように「自分の正義を疑え」という河瀬が例のNHK番組で「東京五輪反対論」を一方的におとしめたのは完全に論理矛盾するのですが(苦笑)。
 河瀬風に言えば

 「東京五輪反対派」というグループを悪者にすることは簡単である。けれどもその正義が賛成派の正義とぶつかり合っているのだとしたら、それを止めるにはどうすればいいのか。なぜこのようなことが起こってしまっているのか。一方的な側からの意見に左右されてものの本質を見誤ってはいないだろうか?誤解を恐れずに言うと「悪」を存在させることで、私は安心していないだろうか?

ではないのか。

 1963年という早い時期の拉致として知られるのが寺越武志さんたち3人が拉致された「清丸事件」だ。日本政府も拉致であることは確実なのだが、拉致認定しないまま今にいたっている。

 以前も書きましたが当事者・寺越武志さんが『拉致を否定している』のに高世も全く無茶苦茶です。
 当人が否定しているのに拉致認定すべきではない。

 寺越さんたちの場合は、日本の領海に入ってきた工作船が船と衝突するなどして目撃されたから拉致する、いわゆる「遭遇拉致」だったと思われる。そして1963年ごろは、日本人を拉致して工作員として養成したり、工作員の教育に使うという目的はなかったから、彼らを受け入れる特別な施設は用意されていなかったのではないか。

 であるのならば昭和38年(1963)何が起きていたのか(R4.4.14): 荒木和博BLOGで「1963年から特定の人物(荒木がこの記事で名前を挙げてるのは森洋子という特定失踪者女性)を狙った拉致があった(実は荒木の場合、失踪者リスト | 特定失踪者問題調査会によれば、最初の拉致は1948年にあったと放言していますが)」という荒木和博を高世は批判すべきでしょうが、勿論そんなことを高世はしません。
 高世に「1963年から特定の人物を狙った拉致があった」という荒木和博について「どう思うか」聞けばおそらく「しどろもどろになる」でしょう。
 全くもって

珍右翼・高世仁に突っ込む(2022年4/13日分)(副題:今日も高世に悪口する) - bogus-simotukareのブログのコメント欄
id:Bill_McCrearyさん
 高世は以前、会社の経営が終わったので、これからは拉致問題なども遠慮せず発言させていただくなんてほざいていましたが、別になんら以前と変わらないじゃないですかねえ(苦笑)。いや、別に高世が、そんなことを実行すると思っていたわけでもありませんが、ほんと口先だけの野郎です(笑)。

です。

日本から漁船や漁民が消える事件は少なくない。

 勿論多くの場合「ただの海難事故」でしょう。

 ざっと「(ボーガス注:拉致被害者は)最大で50名」を私の推測値としておこう。推定には理由があるのだが、今は公表できない。いずれ書けるときが来ると思う。

 高世には心底呆れますね。まず第一に「最大で50名(そうした主張の是非はひとまず置きます)」と高世が主張するのなら「特定失踪者が800人(高世の主張のなんと16倍!)いる」という荒木和博を批判したらどうなのか。
 おそらく高世にこの点を問いただしたら「しどろもどろになる」でしょう。
 それとも「名前を出して荒木を批判してないが、わかる人には荒木批判、救う会批判だとわかるはずだ」「私もしがらみがある。この程度で許してくれ」と言い訳するのか。
 この程度のことが高世の言うこれからは拉致問題なども遠慮せず発言させていただくなのか。まあ確かにこの程度のことでも高世は『会社が倒産しなければ』今でも言えないのかもしれませんが。それにしても「最大で50名」という結論を書くのには「必要ないこと」ばかり高世が延々書いたのには心底呆れます。
 第二に推定には理由があるのだが、今は公表できない。いずれ書けるときが来ると思う。では何の説得力もありません。まあ高世に対して、善意に理解すれば「日本や韓国の外交当局など信用できる筋から、取材源秘匿(いわゆる『一部オフレコ』)を条件にもらった情報」ということでしょうか。

参考

オフレコ - Wikipedia
 日本では名前と発言内容の両方の公表を拒否する完全オフレコと、「政府首脳」「政府高官」「政府周辺」「政府筋」「政府関係者」「与党(野党)幹部」などの表記で名前を隠して、発言内容は公表出来る匿名報道がある。