珍右翼・黒坂真に突っ込む(2022年7月27日分)

黒坂真リツイート
 たつみコータローさんは、反社会的団体という語をどう定義しているのですか。統一協会だけが反社会的団体ですか。
◆たつみコータロー 前参議院議員
 維新の会の統一協会に対する認識が余りも甘いことがよく分かる会見でした。統一協会は反社会的カルト集団でその関連団体も統一協会の教義の実践のために存在する団体であり、そこに会費なんて払っていたら一発アウトなのです。

 やれやれですね。霊感商法(詐欺行為)を行っている統一教会は文句なく「反社会的団体」でしょうに「安倍、岸兄弟など自民」や「自民の補完勢力・維新」をかばいたいが故に「反社会的団体の定義は何か」「不当な宗教献金と適切な宗教献金の違いは何か。統一教会以外では何が反社会的宗教団体なのか」などと言ってごまかそうというのだから心底呆れます。
 そもそも下村が「例の改名許可」について「知らぬ存ぜぬ」と嘘をついてること自体が「反社会的団体」の証明です。
 統一教会に何の問題もないなら下村も堂々と「私が文科相として決裁したが何が悪いのか」と発言しているでしょう。
 こんな黒坂が一方では朝鮮総連極左過激派(革マル中核派)などを「反社会的団体」扱いするのだからそのデタラメさには心底呆れます。
 というか、これは黒坂(大阪経済大教授)に限らず荒木(拓殖大教授)、島田(福井県立大教授)、西岡(麗澤大教授)など他のウヨ教員連中にも該当しますが「大学教員」が「大学生を原理研究会で洗脳して搾取する統一教会」を擁護するとは何の冗談なのか。
 連中の所属する大学が「原理研を野放しにしている」と疑われても文句は言えないでしょう。

黒坂真リツイート
 中村正男さんは、ペロシ下院議長の台湾訪問には断固反対ですね。人民解放軍を応援したいのでしょうか。
中村正男
 日本共産党第6回中央委員会総会が始まりました。参議院選挙のたたかいから総括と教訓をひきだすとともに、当面する内外情勢と日本共産党の政治的任務、来年春の統一地方選挙で勝利。前進をめざす方針を明らかに。志位和夫委員長の報告がインターネット中継で
参院選の教訓を生かし、党建設の抜本的前進、統一地方選の勝利を/日本共産党第6回中央委員会総会/12月末まで「特別期間」提案/志位委員長が幹部会報告

 確かに日本共産党は「ペロシ訪台」については「中台、米中関係を悪化させる行為」として否定的評価でしょうが、黒坂がリツイートする中村ツイートには「ペロシ訪台の評価」など、どこにも出てこない*1ので「はあ?」ですね。ここまでかみ合わないリツイートを平気でやるウヨも俺の知る限り黒坂ぐらいのもんです。その点は例えば島田洋一の方がまだましです。
 「詭弁や嘘」を書くことはあっても、こういう意味不明な行為を島田はやらない。

黒坂真リツイート
 池内さおりさん。日本共産党員が(ボーガス注:セクハラ問題など)性に関わる人権を訴えるなら、国際共産党日本支部の時期のハウスキーパー問題についてきちんと向き合うべきではないですか。

 吹き出しました。今時「ハウスキーパー」もないもんです。

黒坂真
 松崎いたるさんは大著「日本共産党暗黒の百年史」(飛鳥新社。第三章)で小畑達夫さんがエコノミークラス症候群で亡くなった可能性を指摘しています

 こうした指摘の是非はともかく、こう書いた以上は今後、松崎や黒坂は「宮本氏の傷害致死の疑い」は指摘できても「宮本氏の殺人」とはいえなくなるのですが、勿論、連中は「ただの反共右翼」で真実追究する気などまるでないので、今後も平気で「殺人呼ばわり」するでしょう。

黒坂真リツイート
 たつみコータローさんは、小畑達夫さんの査問事件に関する宮本顕治さん、袴田里見さんの文献を読みましたか。
◆たつみコータロー 前参議院議員
 この正森さんの国会質問は勝共連合がどれほど謀略的な組織であるか、統一協会と表裏一体であるかがよく分かります。自民党はこういう反社会的組織を利用して日本共産党を叩いてきたのです。それを何をいまさら「どの様な組織か知りませんでした」なのか。
【正森委員】 
 勝共連合は京都の知事選挙あるいは参議院選挙の最中に、もう事実上傍若無人、やりたいほうだいのことをやっている。
 たとえば私はここに、ごらんいただけばわかるようにステッカーを持ってきましたけれども、この赤い毒々しいもので「リンチ・人殺し 宮本を証人喚問へ!思想新聞広報版」こういうことで京都市内の至るところの電柱に張りまくっておる。
 勝共連合の若者たちが「人殺し宮本顕治」「宮本は網走へ帰れ!」などと大書きしたポンチ絵風の、畳二枚はあろうかという大きなプラカードを高く掲げて群衆のなかに突っ込んできた。」こういうように書いているのを得々と自分の機関紙に転載しているのです。
 私は加藤*2国家公安委員長に聞きたい。あなた方が鋭意捜査するとかなんとか言いながら煮え切らないのは、(中略)結局こういう傍若無人な連中が自民党の別働隊だからじゃないんですか。国家公安委員長自民党の国会議員だから、遠慮して言えないんじゃないですか。それなら警察の不偏不党、公平中正はどこへいくんですか。そういうことでないというならないというように、公安委員長の責任ある答弁を求めたいと思います。

 問題は「統一教会と自民がズブズブだ」「いかに共産党の選挙とは言え、京都府知事選挙で候補者の政策論争ではなくそんな誹謗をすることが妥当か」という話なのですが、話をすりかえるいつもの黒坂です。

*1:そもそも志位氏の総会報告時には「(訪台の可能性が指摘されていたとはいえ)ペロシはまだ訪台してない」ので報告でペロシ訪台の評価が出てこないのは当たり前ですが。

*2:福田内閣国家公安委員長加藤武徳のこと。