珍右翼・黒坂真に突っ込む(2022年11月12日分)

◆黒坂ツイート

黒坂真
 中村正男さん。日本共産党は軍事同盟が戦争を起こすという視点から、日米安保廃棄を目指しています。同様に、欧州では軍事同盟であるNATOが戦争の根源*1と見る。そこでNATOの解体を目指す欧州左翼と連帯*2したい。それなら、日本共産党プーチンと連帯できますよ。NATO解体日米安保廃棄で中朝露と一致。

 NATOの解体を目指す欧州左翼とは何のことかと言えば

日本共産党とスウェーデン左翼党が会談/核兵器禁止の促進で合意
 日本共産党の緒方靖夫副委員長は9日、ストックホルムスウェーデン国会(一院制)内で、スウェーデン左翼党指導部のマルタ・アギーレ国際責任者と会談し、(ボーガス注:NATOなど)軍事同盟の強化に反対し、核兵器禁止の共同を進めることで合意しました。
 緒方氏は、今回の訪問の趣旨を述べた上で、スウェーデン北大西洋条約機構NATO)加盟をめぐる情勢について聞きました。
 アギーレ氏は、ロシアのウクライナ侵略で、200年間守ってきた中立から一挙にNATO加盟の流れに展開した状況を説明しました。
 同氏は、9月の総選挙で前進した極右政党が閣外協力する右派政権の首相が、核兵器の国内配備の容認まで公言したことを紹介しました。常備はともかく一時的な核持ち込みが懸念される事態になっていると説明。「NATOは核同盟であり安全どころか危険が増大している」と強調しました。

欧州左翼党議長と緒方副委員長が会談
 日本共産党の緒方靖夫副委員長は10日、ベルリンで、小島良一国際委員会委員とともに、欧州左翼党のハインツ・ビアバウム議長と会談しました。
 緒方氏は訪問の目的を、今日の情勢のもとで▽欧州の左翼、進歩勢力との連携強化▽極右、侵略戦争美化勢力への対抗▽資本主義国で活動する諸政党との経験の共有―にあることを紹介。その上で、(1)国連憲章に基づく国際秩序の擁護(2)(ボーガス注:NATOを含む)軍事ブロック反対(3)核兵器廃絶(4)気候正義(5)ジェンダー平等―の課題を提起しました。
 それに対して、ビアバウム氏は、「それはまさに来月、ウィーンで開催される欧州左翼党大会の中心議題そのものだ」と述べ(中略)ました。欧州左翼党は2004年に結成され、現在欧州23カ国の共産党・左翼政党27党が正式参加しています。

ですね。
 NATO解体で中朝露と一致。として日本共産党に悪口する黒坂は「NATOに批判的な欧州左翼」についても「スウェーデン左翼党、欧州左翼党などはNATO解体で中朝露と一致。」として非難するのか。
 勿論論理的にはそうならざるを得ません。
 「NATO批判では欧州左翼と大筋で意見が一致して良かった。今後も欧州左翼との建設的な意見交換を進めたい」と言う中村氏ら日本共産党に悪口するために「欧州左翼はプーチンの手先」としか読めないツイートをして「日本共産党のみならず欧州左翼」もデマ中傷するのだから黒坂も気が狂っています。

黒坂真
 くるみわりさん。小池書記局長は、マインド・コントロールなど悪質な勧誘による寄付の強要を禁止するべきと主張していますが、ある方がマインド・コントロールされているか否かを誰がどんな基準で判定しますか。例えば宮本顕治さんは、ソ連共産党マインド・コントロールされていなかったでしょうか。

◆西田公昭*3マインド・コントロールとは何か』(1995年、紀伊國屋書店
岡田尊司マインド・コントロール(増補改訂版)』(2016年、文春新書)
紀藤正樹『決定版マインド・コントロール』(2017年、アスコム

と言う著書で分かるように、「小池氏らの独自主張ではないマインドコントロール概念」にまで小池氏や共産党に因縁をつけるために言いがかりをつけるのだから心底呆れます。というか、こんなことを言う黒坂は「統一協会の高額寄付」を擁護する気なのか?

黒坂真リツイート
 あさか由香さん。引用なさっている武器購入全てに日本共産党は反対ですね。戦車も反対でしょう。これでは自衛隊の武器は殆ど何もなくなる。自衛隊員はライフル銃や拳銃で中国共産党朝鮮労働党と戦えとお考えですか。ライフル銃は戦闘機に反撃できますか。
◆あさか由香*4
シリーズ 暮らし圧迫 大軍拡/F35 147機 総額6.2兆円 中期防単価公表/1機116億円 維持費307億円 さらに上回る可能性 30年運用
自衛官幹部「F35戦闘機100機以上買って何をするのか目的が全くみえない」
元陸将「貿易摩擦のたびにアメリカから兵器を買っていたら安全保障の自主性が失われる」と批判された安倍首相105機爆買いのF35、既に購入決定していた42機とあわせて機体購入費と維持費で6.2兆円。

 あさか氏の主張に「F35戦闘機100機は国防に必要」等と言い返せず、「武器が一切要らないというのが共産の立場か」と話のすり替えを始める黒坂にはいつもながら呆れます。

*1:正確には「NATOは戦争を助長している」ですね。何も「NATOだけが悪い」等とは言ってないし、ましてやプーチン擁護もしてない。NATOの解体が「ウクライナ戦争に影響しない(ロシアを有利にしない)」なら、日本共産党も欧州左翼も即時解体を主張するでしょうが、悪影響の危険性がある以上当面は「NATO軍縮」は主張しても即時解体までは主張しないでしょう(最終的には解体が目標ではあるにしても)。

*2:NATO批判での連帯」と言う要素もあるでしょうが、「他の連帯理由」も当然あるので、それだけで話をする黒坂は端的に言ってデマでしかない。

*3:立正大学教授。著書『だましの手口』(2009年、PHP新書)など

*4:共産党准中央委員