珍右翼・黒坂真に突っ込む(2022年11月17日分)

◆黒坂ツイート

黒坂真
 宮本徹議員は、中朝露に核兵器をどうやって廃棄させるお考えでしょうか。日本人が原爆許すまじ、と何度も歌えば*1、その思いが習近平プーチンの元にいつかは届き、中朝露は核兵器を廃棄しますか
◆宮本徹*2
 長崎での演説会の前に、30年ぶりに平和公園に。11時2分に、「原爆許すまじ」のメロディーが流れました。ロシアがウクライナ侵略の中で核使用をチラつかせていますが、核兵器廃絶はいよいよ切実な課題です。

 黒坂ら拉致右翼の方こそ「北朝鮮からどうやって拉致被害者を取り戻すか」まともに答えたらどうなのか。
 巣くう会集会で、黒坂ら拉致右翼が「北朝鮮許すまじ」と何度も叫んでも拉致被害者は帰ってはきません。
 そして宮本氏が言ってもいないことを、黒坂が「言ったこと」にして非難すること自体が馬鹿げています。宮本氏の主張は「反核世論で核保有国指導者を追い詰めよう」と言う話であって「反核世論で核保有国指導者を反省させよう」と言う話ではない。
 それにしても「中朝露」以外にも「米英仏、インド、パキスタン」が核保有国なのにそれに触れない点が黒坂はバカでどうしようもない。

黒坂真
 小池晃書記局長。私見では中朝露が日本を攻撃、支配する事を策しています。そこで中朝露は、日米安保廃棄と自衛隊解散を望んでいる。日本国家が無くなれば国会も無くなりますよ。
小池晃
 とてもいいお話です。
 仁比そうへいさん*3の人柄もしっかり伝わってきます。
◆高見康裕*4衆議院議員
 法務委員会での仁比聡平参議院議員との17年ぶりの再会。毎日新聞の高本記者にコラムでご紹介いただきました。仁比先生が「立場を超えた議論を大事にする議会人になってほしい」と語ってくださった通り、立場が違えど対峙するのは人と人、みな国民の代表という原点を忘れず、毎日の真剣勝負に臨みます。

 吹き出しました。
 第一に「軍事小国」北朝鮮にはそもそもそんな軍事力がない。
 ウクライナ戦争で苦戦してるロシアには「ウクライナ戦争に片がつかない限り」日本攻撃する余裕などない。
 ロシアが「ウクライナ攻撃」によって「経済制裁」を食らって苦しんでる今、中国が「同様の制裁」を受けるであろう日本攻撃などするわけもない。
 黒坂も本気ではないでしょうが良くもバカが抜かせたもんです。
 第二に小池ツイート、高見ツイート、仁比発言いずれも「中朝露が日本を攻撃」等という「黒坂の話」とは何一つ関係がない。
 「中朝露が日本を攻撃したらこうした麗しい(?)与野党議員の人間的交流もできない」と黒坂はどうも言いたいようですが「発想が奇想天外」すぎて「はあ?」ですね。
 荒木和博(特定失踪者問題調査会代表)、島田洋一救う会副会長)などもいい加減「酷い極右連中」ですが、奴らは「差別発言やデマ発言*5はあっても」黒坂と違い、こうした「はあ?」と絶句するような「まるでかみ合わないツイート」「意味を理解することすら困難なツイート」「意味は一応理解できるが、発想が予想の斜め上過ぎて絶句するツイート」はさすがにまずありません。
 黒坂は何か「発達障害」などの問題があるのかと疑いたくなる酷さです。
 それにしても「自民党議員」とはいえ、このツイートを見る限り、「過大評価はしませんが」高見氏には「黒坂と違い」一定の良識はあるようです。上司だった「葉梨前法相」が「共産党の批判*6もあって辞任に追い込まれた」からといってそんなことで共産党相手に逆ギレなどしないわけです。黒坂も少しは高見氏のような態度を見習ったらどうなのか。
 なお、高見氏の言う「毎日新聞の高本記者コラム」とは以下の通りです。

14色のペン:「また会いそうだね」17年前の予言 | 毎日新聞2022.11.9
 「高見政務官、お久しぶりです」
 10月27日、参院の第41委員会室で開かれた法務委員会。質問に立った共産党参院議員の仁比聡平さん(59)が、政府側答弁者席に座る法務政務官自民党衆院議員、高見康裕さん(42)に声をかけた。
 仁比さんが同じ委員会室で「君とは近い将来、またここで会うことになりそうだね*7」と高見さんに言った日から17年がたっていた。
 「自分はもちろん覚えていた。でも仁比先生が覚えてくださっているとは思わなかった」。
 驚いた高見さんは、その場で深く頭を下げた。
 2005年2月21日の参院憲法調査会公聴会に、高見さんは公述人として招かれていた。参院の議事録に記されている肩書は「大学院生」。当時、東京大公共政策大学院で憲法や安全保障を研究していた。東大教授出身の自民党議員*8から大学院に、公聴会憲法を語る若者を、との依頼があり、当時24歳の高見さんが引き受けることになった。公述の基礎となる論文を徹夜で仕上げ、自民党本部に送った。
 公聴会で高見さんは、北朝鮮の脅威や頻発するテロ事件を例に挙げ、現行の憲法9条の下では「国民の生命と財産を守ることができない」と訴えた。「憲法を不磨の大典のようにとらえることは政治の怠慢だ」とも批判した。
 この日、高見さんから最も遠い立場で質問をしたのが仁比さんだった。「憲法の一つ一つの条文が歴史的な意義を持っている」と指摘し、「日米同盟が日本の平和と安定に果たす役割」を強調する高見さんに「国連憲章は本来、軍事力均衡による平和という考え方を否定するところが立脚点では」と反論した。
 2人の意見は平行線だった。
(以下、この記事は有料記事です)

*1:この黒坂の理屈だと「平和公園で『原爆許すまじ』のメロディーを流す事」も無意味になるのですが、黒坂の主張はそういう理解でいいのか?。

*2:衆院議員。日本共産党中央委員

*3:共産党参院国対副委員長。党中央委員

*4:岸田内閣法務大臣政務官

*5:勿論それだって道徳的に非常に問題ですが

*6:勿論共産党だけではありませんが

*7:自民党の公述人をやるような御仁なので「自民党本部職員や自民党議員として国会で会うことがあり得る」と思ったのでしょう。実際にそうなったわけですが。

*8:一体誰のことなのか?