紙屋研究所を批判する(2025年6/28日分)(追記あり)

「排外主義とのたたかい」に部落運動の歴史からどんな教訓が得られるか - 紙屋研究所
 恐らくは「家登みろく氏への当てこすり(松竹一味には彼女に敵対的な人間が多い)」なのでしょうが
1)「差別糾弾(家登氏などの行為)」と「差別意識を生み出す社会構造の変革(例えば女性差別の場合、夫婦同姓など男性に有利な社会システム)」はトレードオフの関係にあるわけではなく、同時並行で実施可能だし、それぞれ政治的な意味や価値が違う(どちらも重要)
2)家登氏など「差別糾弾者」も「差別意識を生み出す社会構造の変革」を否定したり、軽視したりしてるわけではない
3)家登氏など「差別糾弾者」は「過去の解放同盟」のような暴力的糾弾をして、相手に怪我をさせてるわけではない
と言う意味で「差別意識を生み出す社会構造の変革の方が、差別糾弾より重要」とは、馬鹿げた紙屋の主張です(勿論どちらも重要だし政治的な意義や価値が違う)。
 実際には

アイヌ差別
 中曽根*1首相の「単一民族発言」
女性差別
 柳沢*2厚労相(第一次安倍内閣)の「生む機械」発言、森*3東京五輪組織委員会会長の「女性が多いと会議が長い」発言
→柳沢、森は引責辞任
LGBT差別
 杉田水脈の「生産性がない」発言
新潮45の廃刊。杉田の総務大臣政務官(岸田内閣)更迭
 荒井*4岸田内閣首相秘書官(経産官僚出身)の「(LGBTは)見るのも嫌だ」「隣に住んでいるのも嫌だ」「同性婚を認めたら国を捨てる人が出てくる」等の発言
→後に経産省通商政策局長として復権するが荒井は首相秘書官を引責辞任

等、差別言動への糾弾は差別解消に貢献してきたとみるべきでしょう。
 また、「除名問題」では「党を非難し紙屋を擁護する上瀧弁護士」もこの件では

紙屋高雪
 こうした異論をふくめ、レスありがとうございます。「なるほど」と思うこともあり、他方で「そこまでは言ってないですが」「違うのでは」と思うこと*5もあります。引き続き様々な意見をお寄せください*6
◆弁護士・上瀧浩子
 カウンター*7は緊急行動として必要です。街頭のヘイトを放置してきたことが、街頭でのヘイトを増大させました。また、SNS上でのヘイトも対抗する必要は高いです。これを放置すれば更なるウトロ放火事件コリア国際学園放火事件*8が起きる危険性が高いのです。今は、緊急事態が継続しているのです。

としてX(旧ツイッター)で紙屋の認識を「間違っている」と批判しています(上瀧氏にとって神谷の意見が「差別糾弾についてあまりにも無理解で酷い」ために、批判しないわけにいかなかったのでしょう)。
 なお、紙屋が紹介する参政党支持層の研究(古谷経衡) - エキスパート - Yahoo!ニュースはその主張内容を好意的に評価*9するにせよ「日本では『普通の日本人』(?)に外国人や女性などへの差別意識が強い(反差別の意識が欧米ほど強くない)→だから参政党に一定の支持がある」と言う指摘に過ぎず、紙屋のように「差別糾弾」の意義を軽視してるわけではない。
 むしろ「差別糾弾が少なすぎた(上瀧氏)」からこそ「外国人差別女性差別の参政党のような存在が生まれ、一定の支持がある」のではないか。
 ついでにいえば、部落解放同盟(同盟)の「差別糾弾」を批判してきた共産も「糾弾それ自体」を否定したわけではなく
1)「相手の差別的言動などに対し、興奮のあまり、暴力に及んだ(最初から暴力する気満々だったわけではない)」と言う「同情の余地がある代物」ではなく、最初から暴力を手法として積極的に容認してるとしか思えない同盟の態度
2)共産、全解連(現在の全国人権連)など同盟に批判的な人間をそれだけで「差別者」と非難してる「党利党略」としか思えない同盟の態度
つまりは「同盟の糾弾のやり方」を批判したに過ぎないでしょう。
 そして家登氏らの糾弾は同盟とは違うわけです。
【追記】

道産子ナオ
 部落解放同盟の糾弾会とカウンターを同列視するような発想はちょっと違うのでは?
「排外主義とのたたかい」に部落運動の歴史からどんな教訓が得られるか - 紙屋研究所

 ナオ氏も小生と同意見で実に嬉しい。勿論、紙屋はこうした批判意見は無視するのでしょうが。
 なお、木下ちがや(軍師、こたつぬこ)が

こたつぬこ🌾ネオ構改派*10
 参政党にカウンターを仕掛けても、有権者からはどっちもどっちにしかみられない。

という紙屋と同様の「カウンター(糾弾)軽視論」を唱え北守(藤崎剛人)に「カウンターは重要だ」と批判され、蓮舫、ラサール石井、参政党 - kojitakenの日記

 また軍師氏が変なことを書いたのを北守さん(藤崎剛人氏)に突っ込まれているのか。

とkojitakenが批判しています。
 kojitakenの理屈なら、彼は木下と同様の主張である「排外主義とのたたかい」に部落運動の歴史からどんな教訓が得られるか - 紙屋研究所を「排外主義に対する認識がおかしい」として批判して当然ですが、批判しないでしょうね。
 kojitakenにとって何よりも大事なのは「反共主義」であって、そのためには彼が「共産党執行部の間違った方針と戦う立派な人間」として持ち上げる紙屋はいかなる形でも批判したくないでしょう。
 なお、その後、紙屋は

紙屋高雪 (id:kamiyakenkyujo)
id:Hofbraeuhausさん
 ご指摘ありがとうございます。
 追加して貼っておきます。

と応答してるのが興味深い。
 この記事には、俺以外にも

id:sweetestpha1
 志位氏の論点をはなから誤読(国語力?)。スタート地点からの誤謬に唖然。
(ボーガス注:紙屋の)常識がなさ過ぎる上、21世紀とは思えないほど遅れている認識に愕然とした。
crayfish - nombredorのブログ

という批判コメントが付いていますが、「コメント掲載は許可するが、批判コメントは無視して応答しない。批判的でないid:Hofbraeuhausだけに応答する」という腐ったメンタリティが紙屋のようです。
 上瀧氏からはっきりと紙屋の主張を批判されたのに、彼女に対しても、社交辞令しかせず「実質的な応答」は何一つしていませんし、紙屋のような「低劣な人格」の人間が除籍されて本当に良かったと心から思います。

*1:岸内閣科技庁長官、佐藤内閣運輸相、防衛庁長官、田中内閣通産相自民党幹事長(三木総裁時代)、総務会長(福田総裁時代)、鈴木内閣行管庁長官等を経て首相

*2:森、小泉内閣金融担当相、第一次安倍内閣厚労相等を歴任

*3:中曽根内閣文相を務めた教育・スポーツ族議員自民党政調会長(宮沢総裁時代)、宮沢内閣通産相、村山内閣建設相、自民党総務会長(橋本総裁時代)、幹事長(小渕総裁時代)等を経て首相

*4:経産省商務情報政策局情報通信機器課長、商務情報政策局情報政策課長、大臣官房総務課長、商務情報政策局長等を経て首相秘書官

*5:と書きながら具体的に何が「なるほど」「そこまでは言ってないですが」「違うのでは」なのか、述べないで曖昧にごまかす辺り、紙屋らしい姑息さです。

*6:「除名問題」では上瀧氏が紙屋支持(党批判)のためか「その意見には賛同できない」と紙屋が反論しない点が興味深い(但し、上瀧氏に賛同し、意見を修正するわけでもないですが)。コレが「除名支持の立場の人物」の意見なら、【1】ムキになって反論してるか、【2】リツイートせずに無視なのでしょうが(実際、上瀧氏には応答しても、「排外主義とのたたかい」に部落運動の歴史からどんな教訓が得られるか - 紙屋研究所での俺(除名支持の立場)の批判コメントには応答しない紙屋です)。まあ、上瀧氏に応答したとは言え「レスありがとうございます」と「社交辞令」を述べたに過ぎず、「上瀧氏のご意見には感謝するが賛同できない」「ご意見に従って意見を修正します」などの実質的な応答は何一つしない点(つまり「裁判支援者」上瀧氏とのトラブルを恐れて上瀧批判はしないが、一方で自分の意見は何一つ修正しない点)が「お山の大将は僕一人」で「恐らく謝ったら死ぬ病気」の紙屋らしいですが。なお、紙屋がリツイートしてるX(旧ツイッター)の意見(紹介は省略します)が「上瀧氏以外はほとんど紙屋支持」である点(つまり紙屋が自画自賛してる点)には「紙屋らしい」と吹き出しました。「言論の自由」とか偉そうに抜かしていますが、結局「お山の大将は僕一人」「共産党執行部や世間はもっと俺を評価しろ」という自画自賛体質(そして、謝ったら死ぬ病気)が紙屋でしょう。紙屋には心底呆れます。紙屋のような「自分勝手な人間」はそもそも入党すべきでは無かったのではないか(これは松竹など他の「反党分子連中の多く(あえて「反党分子連中の全て」とは断言しないが)」も同じでしょうが)

*7:差別糾弾のこと

*8:どちらも在日朝鮮・韓国人に対する憎悪犯罪ヘイトクライム

*9:実はこの記事には明らかに一つ、不適切な点があり、それは「参政党支持者に中年の女性が多いと思う。」と言う点ですね。世論調査結果(例えば比例2位急浮上の参政党、男性は5ポイント増11% 女性は微減4% 共同世論調査投票先 - 産経ニュース)では明らかに男性支持の方が高くなっています。従って、この記事に価値が無いとは言いませんが、記述の全てを鵜呑みにするのは不適切です。様々なデータで修正する必要は当然あります。

*10:木下(こたつぬこ)ごときが「構造改革派」を自称するのは江田三郎などに失礼でしょう。江田をどう評価するにせよ、彼は木下よりもずっと社会的影響力がありましたし、そもそも江田は「反共社民主義」とはいえ、左派ですが、木下は左派とは言えないでしょう。