「強制連行」と記載の看板→撤去 奈良県天理市が旧海軍基地跡を〝歴史遺産〟として保存へ - 産経ニュース
無知なので何とも言えませんが「本当に根拠がないのか?」「歴史的事実の隠蔽、抹殺ではないのか?」と言う疑念を感じますね。
ちなみに我が埼玉の吉見百穴は「朝鮮人徴用工がいた」ようですね。
参考
吉見百穴と地下軍需工場跡
吉見百穴に、ひときわ大きな横穴墓穴があいている!
吉見町が設置している「地下軍需工場跡」という説明板を見落してしまえば、そんなふうに思い込んでしまいそうです。この説明板がたてられたのは1992年のことですから、それ以前はなおさら誤解する人も多かったようです。
当時関東では最大の航空機製造会社だった中島飛行機(現富士重工*1)の武蔵製作所(現在の三鷹市)で、同年11月24日と12月3日、27日と集中爆撃を受けています。そこで武蔵製作所を東京の西郊、浅川に地下施設を作って疎開させようということになりました。しかし、空襲の激化でこの工場が機能不全に陥ったため、まだ「無傷だった大宮製作所を無傷のうちに地下へ移して、航空発動機の生産を続行しようということで、重点的に東松山の百穴の工場(建設)が始まった」(元中島飛行機幹部・蛭田憲一郎氏談。 『部報比企第5号:本土決戦と幻の地下司令部』掲載)わけです。
この地下工場建設にたずさわった人々の中に、3500人にものぼるといわれる朝鮮人労働者がいます。彼らは、朝鮮で「募集」「徴用」の名のもと日本各地の炭鉱・工場・鉄道建設現場などで強制労働させられていたが、労働の苛酷さから逃亡してきた者、日本に「自由渡航」し、国内で「徴用」されたが、やはり逃亡し、各地を転々として百穴の現場にきた者、自分の意思できた者など様々です。しかし、東松山の「町へ出ていくと『朝鮮人で町が埋まる』と言われるほど」(盧裕鉉氏の体験談。『部報比企第3号:比企地方の地下軍事施設』掲載)多くの朝鮮人が働いていましたので、中には直接朝鮮から強制連行されてきていた人々もいたのではないかと言われています。
こうして建設が進んだ地下工場のうち、実際に機能したのは、第一工区の一部分と第二工区でしたが、それとて数百個のエンジン部品が製作されただけで、ほとんど意味をなさないまま敗戦を迎えています。前出の蛭田憲一郎氏(当時の肩書きは、吉松工場*2建設委員長付企画課長)は、敗戦後の後始末について、次のように証言しています。当時の狼狽ぶりや切迫した様子がうかがえる証言です。
「やがて、終戦。中島飛行機は部長以上は戦犯になるっちゅうんで、皆引っ込んじゃって、会社は富士産業株式会社というように改組して、私は富士産業株式会社吉松工場の整理課長でした。残念ながら終戦当時設計図は、皆燃やしちゃったんです。『部長は戦犯になる、大変だ』という噂が飛び込んだりしまして、そして図面ですね、航空発動機の設計図もそうですし、工場の建設計画、それから機械設備、そういうものの書類全部燃やしちゃった。」(『部報比企第5号:本土決戦と幻の地下司令部』掲載)
参考
『朝鮮人強制連行調査の記録 埼玉編 中間報告』(埼玉県朝鮮人強制連行真相調査団編、1998年)
『部報比企第3号:比企地方の地下軍事施設』(埼玉県立滑川高等学校郷土部、1981年、1982年、1983年度)
『部報比企第5号:本土決戦と幻の地下司令部』(埼玉県立滑川高等学校郷土部、1987年)
『幻の秘密地下工場:戦争と朝鮮人労働者』(埼玉県立浦和工業高校部落解放研究部部誌、1983年)
やきとりなのに豚? 東松山の名物に息づく戦後の記憶を語り継ぐ女将 #戦争の記憶 #ydocs(太田信吾) - エキスパート - Yahoo!ニュース2025.8.14
北海道室蘭市*3、愛媛県今治市*4と並び、「日本三大やきとりのまち」といわれる埼玉県東松山市。実は、この地の「やきとり」は鶏肉ではない。どの店でも、「豚のカシラ肉」が使われ、地元民に愛され続けている。
やきとり店「大松屋」のカウンターの奥で炭火と向き合っているのが、店主のペ・ジョンヒ(裵政姫)さんだ。
東松山名物「豚のやきとり」を生み出したのは、ジョンヒさんの父ぺ・サング(裵相九)さんだ。ぺ・サングさんは1956年、東松山に「やきとり大松屋」を開いた。
戦時中、東松山周辺では、米軍の空爆に備え、古墳時代の遺跡である「吉見百穴」の地下に中島飛行機大宮製作所の疎開工場が建設され、多くの朝鮮人労働者が動員された。戦後も彼らの一部は地域に留まり、在日1世のコミュニティが自然と築かれていった。
サングさんは、当時の日本では食肉として流通していなかった豚のカシラ(こめかみと頬肉)を串に刺し、炭火で焼いて提供し始めた。それまでは捨てられていた部位だったこともあり、安価で手に入ることが一番の理由だった。辛味噌ベースの独自のタレ、いわゆる「みそだれ」は、朝鮮の味の記憶を手がかりに、彼自身が編み出したものだったという。
東松山市や吉見町で「焼きトン(ただしやきとりと地元では呼ぶ)」が普及したのは「在日朝鮮人労働者(吉見百穴の地下工場)の存在があったという説」がありますが、やきとりなのに豚? 東松山の名物に息づく戦後の記憶を語り継ぐ女将 #戦争の記憶 #ydocs(太田信吾) - エキスパート - Yahoo!ニュースはそうした説の傍証ではあるでしょう。
なお、大松屋は#174 東松山「大松屋」「大島屋」|吉田類の酒場放浪記|BS-TBS /BS-TBS 4K 【全国無料BS放送】(2007.1.11)、#148 東松山「大松屋」|おんな酒場放浪記|BS-TBS(2014.1.4:料理研究家の栗原友氏)でも紹介されており、地元の名店として知られます。
#174 東松山「大松屋」「大島屋」|吉田類の酒場放浪記|BS-TBS /BS-TBS 4K 【全国無料BS放送】(2007.1.11)で大松屋とともに紹介された大島屋も地元の名店であり、こちらも後に#148 東松山「大松屋」|おんな酒場放浪記|BS-TBS(2014.1.4:料理研究家の栗原友氏)でも紹介された大松屋同様、#578 東松山「大島屋」|おんな酒場放浪記|BS-TBS(2025.1.10:TBSの日比麻音子アナ)でも紹介されています。
【参考】
焼き鳥 - Wikipediaなど参照
北海道美唄市、室蘭市、福島県福島市、埼玉県東松山市、愛媛県今治市、山口県長門市、福岡県久留米市は「日本七大焼き鳥」とされるが、同じ「焼き鳥(やきとり)」という呼称であっても、使用する肉の部位(室蘭、東松山は豚肉を用いる)、調理法(今治は串に刺さずに鉄板で焼く)などが異なる。豚肉など鶏肉以外を使用する場合、「焼き鳥」ではなく「やきとり」表記が多い。
◆美唄焼き鳥(北海道美唄市)
鶏肉と、「鶏レバー、砂肝、心臓などの内臓」を、タマネギで挟み、一つの串に刺して焼く。塩、胡椒で味付けするのが一般的である。
◆室蘭やきとり(北海道室蘭市)
豚肉とタマネギを使用し、からしをつけて食べる。
◆寒河江やきとり(山形県寒河江市)
豚肉を使ったやきとりが一般的である。豚足の塩ゆでを提供する店も多い。
◆東松山やきとり(埼玉県東松山市)
豚のかしら肉(こめかみと頬の肉)やタン、ハツなどを串に刺す。唐辛子をブレンドした味噌だれを塗って食べる。
◆上田焼き鳥(長野県上田市)
昭和30年代より、醤油ベースのニンニク入りタレに漬ける焼き鳥(美味だれ焼き鳥)が普及している。
◆今治焼き鳥(愛媛県今治市)
串に刺さず鉄板で焼く「焼き鳥」が一般的である。
◆長門焼き鳥(山口県長門市)
ねぎまには長ネギではなく玉ねぎを使用することや、一味唐辛子や七味唐辛子だけではなく必ずガーリックパウダーが置かれていて、好みに応じてかけて食べるのが特徴。
◆久留米やきとり(福岡県久留米市)
久留米やきとりは、メニューの豊富さに最大の特徴があり、豚もつ、魚介類(イカ、ホタテ、シシャモなど)、馬肉であっても串に刺せば「焼き鳥」と称する。豚バラがもっとも好まれる傾向にある。久留米やきとりの店では、入店するとキャベツが無料で提供され、これはお代わり自由とされていることが多い。
<産経抄>石破戦後80年「見解」で謝罪外交復活は勘弁 - 産経ニュース
産経らウヨの場合「日本は日中戦争、太平洋戦争で何一つ悪いことはしてない」「朝鮮植民地統治も何一つ問題は無い」と強弁し、侵略戦争や植民地支配の被害国(中韓など)への謝罪を全否定するのでお話になりません。
抄子は突然、首相官邸5階にある首相執務室に呼び出された。2人きりになると、安倍氏は安倍談話の全文を抄子に手渡し、切り出した。
「戦後の謝罪外交に、終止符を打ちたい」。
第一に安倍らしい「侵略戦争、植民地支配」に対する無反省さで呆れます。こんな態度で出された談話に「中韓」といった被害国が納得するわけがないし、相手が納得しないのに「これで謝罪外向は終わりだ」といったところで「拉致問題は解決した(日本の主張は言いがかりだ:北朝鮮)」「日本との間に領土問題は存在しない(日本の主張は言いがかりだ:竹島問題での韓国、北方領土問題でのロシア)」と同じで「終わるわけがない」。
日本側は「拉致問題は解決した(北朝鮮)」等に納得してないわけで、「自分が納得してない場合は相手を非難して、相手が納得してない場合は自分の正当性を一方的に主張する」なんてそんな無茶苦茶が通用するわけがないでしょう。
第二にこの記事の指摘が事実として、特定の記者(阿比留か?)を呼び出す「メディアとの癒着」に呆れます。そんな「安倍との癒着」を「自慢できること」のように公言する記者(阿比留か?)にも呆れますが。
*2:吉見町の「吉」と「松山町(当時。現・東松山市)の「松」で「吉松」
*3:室蘭やきとりは豚肉とタマネギを使用し、からしをつけて食べる(焼き鳥 - Wikipedia参照)
*4:今治では他地域と違い、串に刺さずに鉄板で焼く焼き鳥が一般的である。(鉄板焼鳥 - Wikipedia)