「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2019年7/9分:荒木和博の巻)ほか

【第605回】「世界牧鯨機関」の創設を目指せ « 今週の直言 « 公益財団法人 国家基本問題研究所梅崎義人*1
 捕鯨ならまだしも「牧鯨(鯨の養殖)」だそうです。「マグロの養殖」だって一苦労だったのに「鯨の養殖」なんてそもそも「技術的に」出来るとはとても思えません。いや仮に出来たとしてそれは経済的にペイするのか。馬鹿馬鹿しくて吹き出しました。

 IWC加盟89カ国のうち41カ国は日本支持国である。そのほとんどが発展途上国

 それ単に日本がカネで買収してるってだけの話じゃないのか。

 オスを間引いて鯨肉の缶詰に加工し、乳の出るメスから搾乳して鯨乳の缶詰を作る。

 鯨肉(鯨ベーコン、鯨の竜田揚げ、大和煮など)ならともかく「鯨乳」て。そもそもそんなもんが現在において日本で販売されてるのか?


特別検証・パンフ購入【調査会NEWS3025】(R01.7.9): 荒木和博BLOG

◎氏名:角田麻衣
◎失踪年月日:平成14(2002)年11月13日

 小泉訪朝が2002年9月ですからこんなもんが北朝鮮拉致のわけがないでしょう。小泉訪朝後に北朝鮮が拉致なんかするわけがないし、拉致を日本政府もやすやすと実行されるほど無能でもないでしょう。およそつきあいきれません。「横田の奥さん」など、荒木と付き合える連中は理解が出来ませんね。

*1:著書『日本人のクジラ学』(1988年、講談社)、『動物保護運動の虚像(五訂版 )』(2004年、成山堂書店

ボーガスの異常な愛情(?)、または私は如何にして巣くう会、家族会を批判してブログを書くようになったか

 思い返すに今から約9年前に今日のMSN産経ニュース(10/16分)(追記・訂正あり) - bogus-simotukareのブログで「何で、横田夫妻は孫に会いに訪朝しないんだろうねえ。巣くう会なんか無視すればいいのに」「孫との面会を妨害する巣くう会って本当に最低最悪だな。あいつらの目的って拉致解決じゃなくてそれを口実にした日朝国交正常化の妨害だろ。」と言う趣旨のことを書いたら「私も同感です」と「今から約9年前の記事」人間考えることはそんなに異ならないらしい - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)で言われたことが嬉しく「これからも巣くう会批判を書くか」と「書く励みになったこと」が一つの理由ですね(それ以降もid:Bill_McCreary氏には小生の巣くう会関係記事を何度かご紹介いただいています。改めて感謝申し上げます)。
 まあそれ以前には「無名人」小生の駄記事なんて別に「他のブロガー」に好意的に紹介されたりしてませんでしたのでね。小生も単純な性格なので褒められる(?)と「木に登るブタ」みたいなもんです。
 あとは俺が「朝鮮学校無償化除外には反対だ。違法な差別だと思う」と「今から約九年前*1」に総連、朝鮮学校無償化へ攻勢 「日本人になりすませ」 文科省への電話指示、ノルマも (追記・訂正あり) - bogus-simotukareのブログに書いたら野原燐という「アンチ北朝鮮の右翼分子」に「何で反対なんだ。朝鮮学校シンパか」などと因縁つけられて「手前ふざけんな!。絶対に許さない」と頭にきてちょっとid:noharra氏をdisっておくか(追記・訂正あり) - bogus-simotukareのブログで野原批判を始めたことが「この際、野原だけじゃなくて巣くう会の連中(荒木、島田、西岡)や三浦小太郎といった『野原のウヨ仲間』も批判しておくか(野原への嫌みとして)」と思ったことが理由ですかね(なお、俺は野原という男を心の底から軽蔑し憎悪していますし、あいつが俺への過去の暴言をわびない限り許す気は全くありません)。
 つまり「id:Bill_McCreary氏の好意的コメントへのうれしさ」と「野原の言いがかりへの反感」がなければこういうことにはならなかったかと思います。
 小生、朝鮮学校差別については、別に朝鮮学校関係者(教職員、保護者、OB)ではありませんし、拉致問題も「当事者(拉致被害者家族)ではない」ので、正直な話「そんなに関心はない」です。
 ただ「無償化除外」だの「田中均氏の外務省退官」だの「蓮池透氏の家族会不当除名」など「不合理なこと」には腹が立つし、だからこそ、いろいろとしがらみがあるので「リアルな運動で批判はしなくても」「半匿名のブログ」で巣くう会、家族会を批判するくらいは今後もしたいとは思っています。そして朝鮮学校を支援する「たとえば前川元文科次官」や、家族会、巣くう会を批判する「例えば和田春樹氏や蓮池透氏」については強い敬愛の念を持っています。

*1:9年もそんな差別が続いてるのかと思うと改めて申し訳なさやいたたまれなさといった思いを感じずにはいられません。

今日の産経&朝鮮・韓国ニュース(2019年7月8分)

【産経FNN合同調査】参院選中盤情勢 改憲勢力「3分の2」割れも - 産経ニュース
 改選議席・自民過半数予想に改めてげんなりしますが、当初予想よりは若干自民議席数が減ってるようです(残念ながらあくまでも若干ですが)。「いわゆるアンダードッグ効果」でしょうか。
 さらなる野党陣営の巻き返しを期待したいところです。なお、やはり「一人区」は多くで接戦のようですね。やはり「共産支持者」として共産が多くの一人区で降りたことは無念ですが「賢明な選択だった」と言わざるを得ないのでしょう。一人区でどれだけとれるかと言ったところですね。


参院選新潟 野党の打越氏が大きくリード 「忖度発言」の自民・塚田氏に逆風 - 産経ニュース
 「あの産経がこう書く」のだから「野党陣営を油断させるためのウソ記事」か「事実だがこの後、急激な情勢の変化が発生」でもない限り、「塚田が順当に落選する」のでしょう。「父親が元新潟県知事、元参院議員(新潟選出)」なのに意外ですが、そういえば「父親が元首相」なのに落選した田中真紀子*1(まあ落選時は民主党に移籍していますが)も新潟なので「新潟も昔ほど自民王国でもない」んでしょうか。
 はたまた「当人の力不足」か「側近の力不足」かはともかく父親の地盤を食い潰してしまったのか。
 「失言(いわゆる忖度発言)すれば罰が下る」「拉致議連幹部の肩書きなど糞の役にも立たない」「櫻井よしこの応援演説など糞の(以下略)」ということが天下に示されるようこのまま「塚田には見事に落選してほしい」もんです。


韓国人男性 「永住のため平壌到着」=元北朝鮮高官の次男-Chosun online 朝鮮日報

 崔徳新氏は韓国で国軍第1軍団長などを歴任し、朴正熙(パク・チョンヒ)政権時代には外務長官や西ドイツ大使に起用されたが、朴大統領(当時)との対立などにより、1976年に(ボーガス注:妻の)柳氏と共に米国へ移民。数回にわたって訪朝した後、北朝鮮に移住した。北朝鮮では対韓国窓口機関・祖国平和統一委員会の副委員長や天道教青友党委員長などを歴任した。柳氏は崔氏が死去した後、天道教青友党委員長を務めた。

 つまりは「亡命先メキシコにヒットマンを送られてスターリン*2に暗殺されたトロツキー*3」のように、朴チョンヒによって米国へヒットマンを送られることを恐れて「一番安全な場所」として北朝鮮に亡命したのでしょう。
 それにしても今回「移住したい」と言い出した次男氏は「一体どういう経緯で今韓国に住んでるのか(米国や北朝鮮へ、両親のようには亡命しなかったのか?)」、そしてなぜ今「北朝鮮移住」を表明してるのか、気になりますね。
 なお「天道教青友党て何?。朝鮮労働党一党独裁じゃないの?」と思った方もいるでしょうが、実は北朝鮮は「いわゆる衛星政党*4」があるので、厳密には一党独裁ではありません。「一党独裁的な複数政党制」「(共産党の他党に対する指導的地位、優位が社会システムとして定められてる*5ので)実質的には一党独裁だが、形式的には複数政党制」とでも言うべきでしょうか。これは「政治協商会議」がある中国もそうです*6し、ソ連東欧、ベトナムラオスキューバなど他の共産国も確かそうだったんじゃないか。あるいは「ナチドイツ」「ムソリーニイタリア」「蒋介石時代台湾」「朴チョンヒ時代韓国」など「右の独裁」も確かそうだったんじゃないか。
 小生もこれを知ったときは少し驚きましたし「一党独裁と言って理解した気になったらいかんな」つう気がしましたが。
 もちろん「衛星政党があるから民主主義的に問題ない」つう話ではない。俺が言いたいのは完全な一党独裁なんてそうそう簡単にできるもんじゃないと言うことです。「共産党とは違う党派」を飴と鞭でなんとか支配下に入れて、「事実上の一党独裁」にした*7のであって、「中国の政治協商会議」にしても当初は「共産党の路線を追認するただの形式的会議ではなくそれなりに実質性があった(しかし反右派闘争や文革などでどんどん毛沢東が実質を奪っていった*8)」と何かの本で呼んだ記憶があります。
 まあこうした衛星政党を過大評価も出来ないでしょうが「現実的民主化」を考えたらこういう方面から漸進的民主化を目指すのが一番現実的なのかな、つう気もします。
 なお、日本では皮肉として「大阪維新公明党は自民の衛星政党」と言われることがあります。


【正論】戦後に別れ告げる「第三の黒船」 杏林大学名誉教授・田久保忠衛 - 産経ニュース

 安倍晋三首相が唱えた「戦後レジームからの脱却*9」には心が弾んだものだが、いまは誰も口にしようとしない。うまいメシさえ食えればいいとの堕落した精神を正当化した表現としか考えられない「吉田ドクトリン*10」は、少なからぬ数の日本人の心の底でまだ生きているのだろう。

 つまりは安倍ですら「そうしたウヨ発言が国民の支持を得られない(そして戦前正当化として中韓や欧米の批判をあびかねない)」と言うことを自覚してると言うことであり、それがもちろん産経や田久保には不快なわけです。


韓国学生「日本政府信頼できない」8割、「日本に親しみ」も7割 近畿大調査(1/2ページ) - 産経ニュース
 まあそりゃそうだろうねという調査結果です。いかに日本文化に好意を持とうとも、安倍になんぞ好意が持てるわけもないでしょう。


【主張】靖国創建150年 安倍首相は参拝の再開を - 産経ニュース
 産経らしいですが「米国も中国も靖国参拝に否定的」である以上、米国や中国との関係を悪化させたくない安倍は参拝しないでしょう。

 近現代日本における戦没者追悼の中心施設だ。

 産経ですら「戦没者追悼」と強弁するわけですが、靖国についてある程度知識があればこれがウソだと言うことはすぐに分かります。
なぜなら
1)「安政の大獄で死刑になった吉田松陰橋本左内(いわゆる維新殉難者)」「桜田門外の変を起こし処刑された水戸浪士(いわゆる維新殉難者)」「不平士族に暗殺された大村益次郎*11(いわゆる維新殉難者)」「東京裁判で死刑になった東条英機*12元首相(いわゆる昭和殉難者)」「東京裁判中に病死した松岡洋右*13元外相(いわゆる昭和殉難者)」「東京裁判で無期刑判決を受け服役中に病死した小磯国昭*14元首相(いわゆる昭和殉難者)」といった「戦死でない人間が合祀されてる」
2)「幕末の白虎隊や彰義隊」「西南戦争西郷隆盛*15」など戦死者でも賊軍の死者は合祀されていない
からです。
 靖国が本当に戦没者追悼施設ならこんな変なことはあり得ません。
 靖国がしていることは「戦没者追悼」ではなく「靖国が英雄と認めた人間の顕彰、賛美」でしかありません。もちろん東条、松岡らA級戦犯を英雄扱いすれば中韓や欧米から非難されるのは当然です。
 正直、マスコミにはこうした批判をきっちりしてほしいもんです。


「民主党の…」枝野氏、首相を批判 - 産経ニュース
 勿論言い間違いでもお粗末ですが、前後の文脈から見て「間違え」ではなく「嫌み」のつもりのようです。この「低レベル」が首相かと思うと改めて腹立たしいし、頭痛がします。

*1:村山内閣科学技術庁長官、小泉内閣外相、野田内閣文科相を歴任。

*2:ソ連共産党書記長

*3:ソ連防相、外相を歴任

*4:ウィキペディア朝鮮民主主義人民共和国の政党一覧」によれば「朝鮮社会民主党」「天道教青友党」がある。

*5:例えば「中国の政治協商会議の主席(トップ)がいつも共産党幹部であること」でわかるように社会システムとして共産党の他党に対する指導的地位、優位が定められています。

*6:ウィキペディア中華人民共和国の政党一覧」によれば「中国国民党革命委員会孫文の未亡人である宋慶齢(生前、全人代常務副委員長、国家副主席)など蒋介石に反対する国民党の容共左派が創立メンバー)」、「中国民主同盟」、「中国民主建国会」、「中国民主促進会」、「中国農工民主党」、「中国致公党」、「九三学社」、「台湾民主自治同盟台湾共産党の設立者・謝雪紅(1901~1970年)が二・二八事件後、中国に亡命し設立)」がある。

*7:そしてそうなると今度は「無理して撲滅する必要もなくなる」わけです。日本における天皇制みたいなもんでしょう。天皇制は自然にああなったわけではなく「中世の貴族や武士」「GHQ」などが天皇の実権を奪っていったわけです。そして実権を奪えば「自分に都合よく政治利用しよう(政治利用できる)」と思えば無理してなくす必要もなくなる。

*8:その後、文革終了後はかなり実質が付与されたがそれでも「当初ほどには実権は戻らなかった」つうことでしょう。

*9:安倍的には「改憲及び重武装(軍拡)」のこと。なお、これについては「日米安保体制も戦後生まれた物であり、戦後レジームの一つ」「にもかかわらず安倍氏日米安保を脱却すべき戦後レジームとはしない」「安倍氏戦後レジームの脱却とはその意味でとても恣意的な言葉だ」と言う批判が共産党などからあります。

*10:軽武装プラス日米安保路線のこと。ただし左派の中には「左派(社会党共産党)などの反対で結果的に軽武装になったに過ぎず、吉田ら自民党が積極的に軽武装を選択したわけではない(だから吉田ドクトリンと呼ぶべきでない)」という批判もあります。

*11:初代兵部大輔を務め、陸軍建設の祖と言われる。

*12:関東憲兵隊司令官、関東軍参謀長、陸軍次官、第二次、第三次近衛内閣陸軍大臣、首相を歴任

*13:満鉄総裁、第二次近衛内閣外相など歴任

*14:陸軍省軍務局長、陸軍次官、関東軍参謀長、朝鮮軍司令官、平沼、米内内閣拓務大臣、朝鮮総督、首相など歴任

*15:陸軍大将、近衛都督、参議

「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう(2019年7/7日分:黒坂真の巻)

黒坂真
‏ 日本人拉致については左翼*1の政治家は沈黙するでしょうが、それでもTwitterなどで訴える事が大事と考えます。私は日本共産党小池晃書記局長らに日本人拉致についての見解表明を訴えました。

 誰も沈黙なんかしていません。「今回の参院選も含めて選挙演説で出てこない」「国会の質問に出てこない」つうならそれは左翼(共産、社民)だけでなく「自民党公明党」も同じでしょう。もちろんそれは「票にならないから」です。野党について言えばそれプラス「政府・与党ならともかく外交権を持ってるわけではない野党には出来ることは事実上ないから」でしょう。安倍が日朝交渉する気なら「日中国交正常化直前の竹入公明党委員長訪中(竹入の証言などに寄れば、訪中当時はそんなことは表に出されなかったが、実は田中首相の親書*2を持参していたとされる)」といった形での野党幹部訪朝ももしかしたらあるかもしれませんが。
 そもそも安倍自体が拉致については「時々家族会と面会する」程度でおざなりな対応なのによくもこんなことが言えたもんです。
 そして「見解表明」を訴えるのなら「与党党首にして首相の安倍」「拉致担当相でもある菅官房長官」「河野外相」「与党党首・山口公明党代表」あたりでしょう。小池氏に限らず、野党に「拉致解決法についてどう思いますか」と聞いて何がどうなるのか。「日朝交渉による解決を望む」以外の答えはないでしょう。まさか「武力で取り戻す」とはいえないし、それを聞くなら政権与党でしょうよ。

黒坂真
‏ 映画「めぐみへの誓い」の製作に御協力をお願いします。恥ずかしながら私もまだなのですけれど。以下です。
映画「めぐみへの誓い」を製作し拉致問題解決を全世界に訴える!(松村よしやす 2019/07/07 公開) - クラウドファンディング Readyfor (レディーフォー)

 横田めぐみ氏拉致を何らかの形で広報する必要があるという立場にたったとしても、既にアニメ映画「めぐみ」がある以上、こんなもんを作る必要はありませんがそれはさておき。
 いろいろと興味深い話ではあります。
 第一に「横田一家」「家族会」「救う会」などはこの運動に関わってるのかどうか。というのもこんな話は荒木和博BLOG救う会:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会には出てこないからです(俺の見落としの可能性もありますが)。
 しかも、この企画の呼びかけ人は「救う会秋田代表」です。「救う会会長」の西岡ではない。
 第二にご協力とは要するに「カンパ」ですが目標金額「2000万」、現在までに「60万5千円」、カンパ人数「49人」だそうです(単純に割ると現在の寄付金額は1人頭12346円の寄付)。まあ、これを多いと評価すべきか少ないと評価すべきかといえば、『拉致問題が騒がれていた頃ならもっと沢山集まったろうからやはり少ない』んでしょうね。果たして映画が出来るのかどうかが気になるところです。

黒坂真
 日本共産党本部の皆さん。日本共産党自衛隊は米軍のために戦うだけの軍隊であり、日本を守る事など一切ありえない、と宣伝・主張する。

 完全なデマですね。
 共産党
自衛隊自民党政権下においては単純な専守防衛の軍隊ではない」 
日米安保が存在し、米軍基地からベトナム戦争イラク戦争のような日本の防衛と関係ない戦争のために出撃している以上、そうならざるをえない」
「安倍政権の集団的自衛権容認や改憲論は『米軍と一緒に戦う自衛隊』を造り出すための物だ」
とはいっていても「自衛隊は米軍のために戦うだけの軍隊」などとはいっていません。
 むしろ「日本を守るためだけの軍隊にするには日米安保をやめるべきだ」というのが共産党の立場です。

*1:黒坂の言う「左翼」に立憲民主党が入るのか気になるところです。

*2:まあ「野党なら他の所でもいい」のですが、社会党共産党とは違い当時から公明と自民にはある種のパイプがあったわけです。だから後の自公連立になる。

「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2019年7/7分:荒木和博の巻)

「翔んで埼玉」と太永浩さん【調査会NEWS3024】(R01.7.7) : 荒木和博BLOG
 きてれつな記事タイトルですが荒木記事を要約すると

・太永浩『三階書記室の暗号:北朝鮮外交秘録』(2019年、文春)を読んで北朝鮮の経済情勢って、映画『翔んで埼玉』(原作は魔夜峰央(まやみねお)のギャグマンガ)の埼玉(酷いド田舎として描かれてる)みたいだと思った。
・太永浩もあの映画を見たらそう思うんじゃないか?。

というただの北朝鮮への悪口です。
 「そんな感想しかないの?」「そういう感想持ってもあなたの自由ですけど、個人ブログ記事ならまだしも、特定失踪者調査会メルマガとして配信するような内容だと思ってるの?」「拉致解決に役立つような情報はその本に何もなかったの?」ですね。
 まあ「話が脱線しますが」荒木、島田洋一西岡力らウヨ連中の「北朝鮮及び韓国に対する視線」は『翔んで埼玉』での「埼玉差別」ににているかもしれません。まあ、経済小国・北朝鮮はともかく*1、経済大国・韓国は日本が上から目線で「俺の言うことを聞かないなら制裁だ、半導体部品材料の輸出規制強化だ(安倍)」などという馬鹿がやれるような国じゃないんですが。
 そして「話が脱線しますが」『翔んで埼玉』がネタとして成立するのは「確かに埼玉は秩父とか奥地(山間部)は田舎だけど、浦和とか大都市圏はそんなことないし、秩父とかだって島根県鳥取県の過疎地なんぞに比べたらまだまし」ということで実際には「埼玉差別なんぞないから」ですよね。
 これが『翔んで島根(鳥取)』なんてタイトルだったら多分しゃれになりません。「馬鹿にするな!」つう抗議が来るでしょう。

 昨晩ソウルから帰ってきました。今回は韓国で『平壌3階書記室の暗号』(太永浩・元北朝鮮駐英公使著)を読み終えました。最近文藝春秋から訳書が出ているのでそちらをお読みになった方も多いかも知れません。私は昨年ソウルで買って、結構分厚い本(500ページ以上)だったのでずっと本棚に置きっぱなしになっていたのですが、先日著者が来日されて講演を聞いたので、この機会にと思って読み始めました。

 いろんな意味で「おいおい」ですね。
 まず第一に「ソウルから帰ってきました」つうなら「ソウルに行って何をやりどんな成果があったのか」を語るべきでしょう。なんで『三階書記室の暗号』の感想なんて「それ日本でも書けるやろ」つう事を書くのか。
 まあ要するになんの成果もない物見遊山も同然の訪韓だったのでしょうが。
 第二に「ずっと本棚に置きっぱなし」てこんなことは普通堂々とは書きませんよ。
 「北朝鮮の専門家ぶってるけど、その程度の関心しか本当はないのか?」と思われかねませんからね。
 小生なら「今まで感想を書いてなかったのですが、先日著者が来日されて講演を聞いたので、この機会に書いてみることにします」とでも書いていつ読んだかなんて書きませんね。というか小生が荒木の立場なら「購入直後に読んでる」と思いますが。
 何せ荒木の建前は「拉致の解決に一生懸命」です。であるなら「拉致の解決に少しでもつながりそうなもん」はどんどん読んで行くのが当然であって「積ん読にしてました」なんて本当は「拉致の解決なんてどうでもいい」「やる気がない」と自白してるのも同然です。

<特定失踪者データ>
◎氏名:和田佑
◎失踪年月日:平成14(2002)年5月7日

 小泉訪朝が2002年9月ですからね。常識で考えてこの失踪が北朝鮮拉致と言うことはあり得ません。まあ、そもそも荒木はまともな根拠で認定してるわけでは全くないですが。だからこそ国内で生存者として「特定失踪者」が発見されるケースが続出している(もちろんそれらは犯罪や事故に巻き込まれたことによる失踪ではなく自発的失踪です)。

◎失踪の状況:
 5月6日*2、専門学校の同級生の結婚式に出席して実家島根から広島へ1時間半かけて帰り、母親が電話で本人と通話した。ところが7日午後、職場から実家に「無断欠勤している」と連絡。母親が部屋を調べると、電灯がついてパソコンが広げてあり、湯沸かしポットもそのままで、普通の生活の様子。携帯電話、銀行カード、ガソリンカード、免許証、タバコ入れなどは持って出た模様。車もなかった。

 「5/6に母親が電話で通話」というのがいつの時間だか分からないのが「なんだかなあ」ですが、「同級生の結婚式」が5/6午後にあった*3として、結婚式が終わって「広島に車で1時間半かけて到着したのが5/6の夜」で「母ちゃん、無事に家に着いたから」云々と夜に会話したと言うことでしょうか。で普通はそれで寝るでしょう。外出するとも思えない。
 で、会社や実家に「今日は休みます」などの連絡もなく翌日5/7に無断欠勤(?)で失踪とは随分と奇怪です。
 「自発的失踪」にせよ「事故や犯罪に巻き込まれた」にせよ、これだけでは何が何だか分かりませんね。北朝鮮拉致扱いできるような話ではないでしょう。

*1:北朝鮮相手なら「特定失踪者のデマ」など、「無法な行為をやっていい」という話では勿論ありません。

*2:5/5(憲法記念日)が日曜なので振替休日です。

*3:まあこういうのは午前にはやらないかと思います。

「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2019年7/7分:高世仁の巻)&常岡浩介に突っ込む(追記あり)

現代における報道写真の意味3 - 高世仁の「諸悪莫作」日記

 選挙戦が盛り上がっていない。
 新聞はそれなりに報じているが、テレビがほとんど報道しないことが気になる。本来、選挙の争点を分かりやすく提示して、投票率を上げることをめざすべきではないのか。

 7/4に行われた世論調査に基づくマスコミ報道では「改選議席過半数を自民が取る大勝の可能性*1」だの「低投票率の可能性」だの言われてますので、高世には全く同感です。
 新聞(安倍べったりの読売、産経を除く)は比較的頑張ってると思いますが「安倍の恫喝に屈してる」のでしょうが、テレビが酷い。そして最近の若者はあまり新聞を読まないですからねえ。
 なお高世の言う「選挙の争点」ですが、例えば「改憲」が争点の一つであることは明らかでしょう。他は「年金問題」「消費税増税(10月予定)」「モリカケ」などといったところでしょうか。まあ俺的には「争点」云々ではなく「安倍*2の極右体質、デマ体質、独裁体質、恫喝体質」に我慢がなりませんが。
 「首相の器ではない安倍を一日も早く引きずり下ろしたい。そのために自民に負けてほしい」ですね。安倍が自民のトップではなく、トップが石原*3元幹事長、石破*4元幹事長、岸田政調会長などならここまでは自民に敵意を持たないと思います。ただ日常生活で実感しますが「露骨な利権誘導やコネクション(就職で議員に世話になった、など)」で投票って人間がやはりどうみても多いんですよね。政策とか政党とかで選んでない。まあそれにしても「安倍みたいな嘘つきが首相でいいのか」「あんたが自民党の議員に就職その他で世話になった程度で、今の惨状を認めるの?」とは思いますが。

 ところで、上田晋也の「サタデージャーナル」(TBS)が6月で終ったが、その最終回(6月29日)で語った内容が話題になっている。
上田晋也が『サタデージャーナル』最終回で語った「当たり前が言えない世の中」の意味! 政権を批判してきた番組に何が起きたのか|LITERA/リテラ
「私はこの番組において、いつもごくごく当たり前のことを言ってきたつもりです。しかしながら、一方で、その当たり前のことを言いづらい世の中になりつつあるのではないかなと。危惧する部分もあります。もしそうであるとするならば、それは健全な世の中とは言えないのではないでしょうか」

 引用が長くなりますが、高世が紹介するリテラ記事を見てみましょう。

上田晋也が『サタデージャーナル』最終回で語った「当たり前が言えない世の中」の意味! 政権を批判してきた番組に何が起きたのか|LITERA/リテラ
 安倍政権批判に踏み込んできた数少ない番組『上田晋也のサタデージャーナル』(TBS)が昨日、最終回を迎えた。
 司会のくりぃむしちゅー上田晋也は、番組の最後、カメラを見据えて1分以上にわたって視聴者に語りかけたが、その内容はやはり、閉塞するメディア、政権批判に対して圧力がかかる不健全な言論状況への警告だった。
「私はこの番組において、いつもごくごく当たり前のことを言ってきたつもりです。しかしながら、一方で、その当たり前のことを言いづらい世の中になりつつあるのではないかなと。危惧する部分もあります。もしそうであるとするならば、それは健全な世の中とは言えないのではないでしょうか」
 2018年、西日本豪雨のさなかに安倍首相はじめ政権幹部を含む自民党の面々が「赤坂自民党」と称する宴会を開いて、どんちゃん騒ぎを繰り広げた際は、上田はこうコメントしている。
「先日の大阪の地震のときもね、安倍総理と岸田さん*5お食事会してらしたわけでしょ。で、今回のコレでしょ。僕はね、以前、えひめ丸の事故のとき、森喜朗*6首相がゴルフやってて退陣まで追い込まれたじゃないですか。僕はまったく同レベルの話だと思うんですよ」(2018年7月14日放送)
 また、2019年3月、辺野古新基地建設「反対7割」という結果が出た沖縄県民投票の結果についても、ほかのテレビが論評を放棄するなか、上田は安倍首相批判にまで踏み込んだ。
「沖縄の基地問題なんて言ったりもしますけれど、これは日本の基地問題ですからね、そもそも」
「沖縄の県民投票。『この結果を真摯に受け止める』と安倍総理はコメントしたわけなんですけれども、政府の対応はまるで真逆と言いましょうか、真摯に受け止めるっていうのは、無視することなのかなと思ってしまいそうな対応なんですけれども」(2019年3月2日放送)
 また、岩屋毅防衛相が「沖縄には沖縄の民主主義があり、しかし、国には国の民主主義がある」と発言したが、これについても、上田は「日本全体の防衛を見るべき人の発言なのか」と批判。さらにはメディアの責任にも言及したうえで、こうコーナーを閉めくくった。
「沖縄の方々がひとつの答えを出しました。今度は沖縄以外の人たちが、日本の基地問題というのはどうあるべきなのか、そして、沖縄の民意に寄り添うには自分たちに何ができるのかを考える番だと思います。沖縄の民意に政府が寄り添う姿勢、いっさい見せません。沖縄の声を沖縄以外の人たちが考えることによって日本の声になり、それが大きな声になれば、政府の対応を変えることも可能ではないかと思うのですが、いかがでしょうか」(2019年3月2日放送)
 こうした上田の発言はとりわけ過激というわけではなく、最終回で上田自身が語っていたように「ごく当たり前」の発言にすぎない。しかし、こうした発言を知ったネトウヨや安倍応援団は怒り狂い、上田に対して「反日」と攻撃を開始。TBSにも抗議が寄せられるようになった。
 だが、上田も『サタデージャーナル』という番組自体もまったくひるまなかった。6月8日の放送回では、「芸能人の政治的発言」をテーマにして、「封じ込められているのは『政治的発言』ではなく『政権批判』である」という、テレビはおろか、新聞や週刊誌ですらほとんど指摘できていない構造に踏み込んだのである。
 番組ではまず、アメリカではハリウッドのスターたちが積極的に政治発言をしている一方で、日本では芸能人が政治的発言すると、必ず批判が集まるということが指摘されるのだが、上田は根本的な疑問を呈する。
「なんで最近芸能人が政治的発言をしちゃいけないって言われ出したのかも、そもそもがよくわからないんですよ。別に民主党政権のときだっていっぱい言ってたし、その前の麻生*7政権、福田*8政権、その前の安倍政権のときも言ってた。でも、そのときの安倍政権って別にこんな空気はなかったですよね」
 つまり、上田は「芸能人は政治的発言するな」という風潮が、「日本では」ということではなく、「第二次安倍政権下」特有のものであると、安倍政権下の異様な言論状況を喝破したのだ。
 これを受けて、コメンテーターの鴻上尚史が「政治的発言が問題なんじゃなくて、実はよく見ると、政権を批判してるっていうか、反体制側の人たちが問題になっているわけで。要は、首相と一緒に飯食ってるのは誰も炎上してないわけですよ」と指摘。さらに昨年5月、安倍政権を風刺した『笑点』が炎上したことが紹介されると、上田は「え〜! 大喜利にまで(文句を)言い始めたの!?」としたうえで、こう鋭い切りかえしを行ったのだ。
「『笑点』で『安倍晋三です』と(風刺を)語るのはけしからんと言うんだったら、安倍総理自身が吉本新喜劇に出るのはどうなのって僕は思いますね」
 すべての地上波のニュース番組、ワイドショーのなかで、政権からの圧力や安倍応援団の攻撃を恐れずにここまで真っ当なコメントをしていたのは、ほぼ唯一、上田だけと言ってもいいだろう。
 だが、この『サタデージャーナル』について、TBSが突然、6月いっぱいでの終了を決定。『まるっとサタデー』なる新番組をスタートさせることを発表された。新番組の出演者には上田の名前はなく、スタッフもかなり入れ替えられていた。TBS関係者が番組の裏側についてこう語る。
「上層部から現場への説明では、経費節減のためのリニューアル、ギャラの高い芸能人から局アナに切り替えた、ということだったようですが、それだけとは思えない。背景には上田さんらの果敢な安倍政権批判に視聴者からいろいろ抗議が来ていることもあったと思いますよ。よく(ボーガス注:古館キャスターを降板させた)テレ朝の政権忖度が話題になりますが、上層部が政権批判する番組や出演者を切りたがっているのは、TBSも同じです。『関口宏サンデーモーニング』のように視聴率がすごくよければ別ですが、視聴率が普通以下だと、いろいろ難癖をつけられて終わらされてしまう」
 そういう意味では、上田が最終回、最後のメッセージで「当たり前のことを言ってきたつもりです。しかし、一方で、その当たり前のことが言いづらい世になりつつある」と言ったのは、まさに自分の体験に基づいているものと言ってもいだろう。
「6月8日の放送で、芸能人の政治的発言への圧力問題を特集したのも、今から思えば、番組が終わらされるということへのカウンターだったのかもしれません。その前に、すでに番組終了は通告されていたはずなので」(前出・TBS関係者)
 上田は最終回、最後のメッセージを「また当たり前のことを言わせていただこうと思いますが、私は、政治そして世の中を変えるのは政治家だと思っていません。政治、世の中を変えるのは、我々一人ひとりの意識だと思っています。みなさん、どうもありがとうございました」と締めくくっていたが、しかし、今の日本のテレビは、国民一人ひとりがその意識をもつための情報が隠蔽され、歪められているのが現実だ。
 ワイドショーや情報番組では、お笑い芸人がMCやコメンテーターとして跋扈しているが、本サイトが常々指摘しているように、そのほとんどは、松本人志を筆頭に、報道やジャーナリズムの役割など一顧だにせず政権擁護を垂れ流したり、あるいはせいぜい“俺はわかってる”気取りでどっちもどっち論をぶつような輩ばかりだ。
 上田のような権力チェックの意識とポピュラリティをあわせもった者がニュース番組のキャスターをつとめるようになれば、国民の政治に対する意識も少しは変わるような気がするのだが……。

だそうですので、この番組終了も「NHKクローズアップ現代の国谷*9キャスター降板」「テレ朝・報道ステーションの古館キャスター降板」同様に安倍の圧力による物で、それを「お笑いが本業であるため、本業を犠牲にしてまで圧力を暴露するわけにもいかず」、しかし上田なりに番組打ち切りへの憤りを「言葉にした」ということでしょうか?。まあ、この番組を見たことがないのでなんとも評価出来ませんが。なお、上田は現在「人気芸能人」のため「政治的発言は控えてる」のでしょうが、テレビから干されるまでには至っていません。これは報ステ降板後の古館氏もそうですが。

 2013年6月に「上田晋也の緊急報道!」(TBS)という特番で拉致問題を扱ったとき、私はアドバイザー*10として横田早紀江さんとのインタビューなどで取材をお手伝いしたことがあった。上田さんは拉致問題をきちんと勉強しており、早紀江さんとの応対も配慮をつくしたもの*11で、感心させられた。
[上田晋也の緊急報道! (2013年6月2日放送回) ]の番組概要ページ - gooテレビ番組(関東版)

 見ていないので本来こういうことは言うべきでないでしょうが、「横田の奥さん」に「高世」では正直期待できませんね。後で突っ込みますが[上田晋也の緊急報道! (2013年6月2日放送回) ]の番組概要ページ - gooテレビ番組(関東版)の番組紹介も酷いですしね。
 何せ「2013年6月」と言えば既に蓮池透氏が

【2009年】
救う会、家族会の制裁路線に疑問を呈する著書『拉致:左右の垣根を超えた闘いへ 』、『拉致〈2〉左右の垣根を超える対話集』(以上、かもがわ出版)、『拉致対論』(太田昌国氏*12との共著、太田出版)を刊行
【2010年】
3月
・家族会除名
9月
救う会、家族会の制裁路線に疑問を呈する著書『拉致問題を考えなおす』(和田春樹氏*13などとの共著、青灯社)を刊行

ですからねえ。
 蓮池氏についてはid:Bill_McCreary氏記事
蓮池透氏の著書を読む - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
いよいよ蓮池さんが追い出されるかも - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
「拉致対論」を読む - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
を紹介しておきます。
 それなのに「TBSテレビと上田」は2013年6月時点の番組で「蓮池氏は無視して、横田の奥さんにべったり」ではねえ。まあ、「TBSテレビと上田の名誉」のために断っておけば別にそういうマスコミは「TBSテレビと上田」に限った話じゃないですが。その意味では、蓮池『拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々』(2015年)を出版した講談社は「なかなか腹が据わってる」と思います。
 まあ、「蓮池氏が除名された後の2013年6月時点」でこんなに横田奥さんとズブズブでは、高世が救う会、家族会批判も、蓮池氏擁護もできない、しないのはある意味当然でしょう。そして未だにそうした横田奥さんとのズブズブぶりを反省するどころか、こうして自慢するのが高世です。
 「お前、上田をダシにして、横田奥さんとの関係を自慢してるだけと違うのか?、クズやな、お前最低のクズやな(前から知ってるけど)。生きてて恥ずかしくないの?」ですね。
 まあ、改めて高世には呆れました。
 さて次に高世がリンクを張る、上田の番組紹介[上田晋也の緊急報道! (2013年6月2日放送回) ]の番組概要ページ - gooテレビ番組(関東版)に突っ込んでおきます。

[上田晋也の緊急報道! (2013年6月2日放送回) ]の番組概要ページ - gooテレビ番組(関東版)
 上田が拉致被害者家族の早紀江さんにインタビューする模様を伝える。早紀江さんはまず、拉致された娘が産まれた時の心境を語った。1976年夏、滋さんの転勤がきっかけで早紀江さんは新潟に引っ越すこととなる。早紀江さんの夫、滋さんは娘が失踪前日にくれた誕生日プレゼントを今でも大事にしていることを紹介。
 スタジオトーク。TBS拉致問題担当の丹羽小百合は早紀江さんの印象について、上品で心が清らかな方であると語った。

 社会問題である拉致問題をそういう「お涙ちょうだい」の情緒的な描き方しないでほしいですね。そもそも「横田奥さんが心が清らかかどうか」なんかどうでもいい話です。「心が汚ければ見捨てていい」つう話じゃないわけですから。
 つうか俺は横田奥さんが「上品で心が清らかな方」なんて全く思ってません。むしろ逆で「下品で心が邪悪な方」でしょう。だからこそ「蓮池透氏除名劇」に加担するし、
けっきょく巣食う会と言っていることが変わらない(代弁しているだけじゃん) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)のコメント欄でも批判されていますが、「拉致が最優先だ(日本人妻帰国などは後回しだ)」なんて馬鹿なことも言う。
 つうか仮にもテレビ局の人間が何でこんなみっともないおべっかで横田奥さんに媚びますかね?。「神様、仏様、早紀江様なのか?」「お前本気でそう思ってるのか?。絶対に媚びてるだろ?」と聞きたくなります。
 むしろ俺的に「上品で心が清らかな方」は例えば「退官後、朝鮮学校無償化除外を違法な差別として批判し、学校支援を訴える前川元文科次官」ですね(他にも勿論いますが)。
 次官を引責辞任する原因となった天下り斡旋などを割り引いてもそう思います。
 だって自分の利益だけ考えれば、退官後にそんなことする必要ないわけですから。彼は朝鮮学校OB、朝鮮学校教職員、朝鮮学校生徒の保護者などの当事者ではない。そしてああいう主張をすれば、救う会だの家族会だの、産経だのウヨ連中に悪口されるわけですから。
 しかも「在任中本心が言えなくて、関係者には申し訳なかった、やはり役人として出世したかった。可能なら事務次官になりたかった。だから言えなかった」という趣旨のわびまでいう。なかなか凡人には出来ることではありません。
 勿論彼がこういう態度をとったのは「無償化除外は法的、政治的に問題ないと考える」という本心を偽るウソを、出世の見込みがなくなった退官後まで続けることがいやだったからでしょうが、「上品で心が清らかな方」でないとそうは思わないでしょう。
 いずれにせよ周囲がこうやって奥さんに媚びるから、彼女が図に乗って増長するわけです。媚びない人間は1)苦言を呈し批判するか、2)呆れて離れていくか、ですね。
 ただ「1)の苦言を呈する」は彼女がそんなもんに聞く耳持たず、敵視だからほとんど意味がない(典型例は蓮池氏家族会除名への彼女の加担ですが)。それにしても蓮池氏も除名後に講談社から家族会批判本なんか出してますがある意味「偉いな」と思います。
 俺ならやりませんよ。家族会から敵視されるだけで不快になりますから。
 で大抵の人間は「俺もそうですが」、「2)呆れて離れていく」ですね(ブログではこうした批判を書いてますがリアル社会では、俺は特にそうした批判は何もしていません)。2)は一見「害がないように横田奥さんらに見えるかもしれませんが」、『支援したいんだけどね、仕事が忙しいから』ではなく『あんな運動には賛同できないよ。完全に右翼運動じゃん。家族会とのトラブルもいやだから批判もしないけど』つうのだから相当の痛手ですよね。「相手に呆れられて敬遠される」つうのはどんな運動でも痛手でしょう。
 まあ、拉致の風化の理由は勿論これが大きいでしょう。

[上田晋也の緊急報道! (2013年6月2日放送回) ]の番組概要ページ - gooテレビ番組(関東版)
 北朝鮮による拉致の疑いを排除できない特定失踪者の数は約470人にものぼることを説明。

 「上田やTBS」は特定失踪者なんて本気で信じてるのかと問いただしたくなりますね。ちなみにその後もどんどん数が増え続け、今や「特定失踪者は約800人」です。

[上田晋也の緊急報道! (2013年6月2日放送回) ]の番組概要ページ - gooテレビ番組(関東版)
 2002年9月17日、小泉首相が電撃訪朝。北朝鮮側が出した回答は、5人生存8人死亡、死亡者の中にはめぐみさんの名前もあった。それでも横田早紀江さんは、まだ生きていることを信じ続けて闘っていくと宣言。

 「信じて宣言した」ところで何もどうにもならないでしょうよ。2013年時点でマスコミが横田奥さんの与太を持ち上げないでほしいですね。

[上田晋也の緊急報道! (2013年6月2日放送回) ]の番組概要ページ - gooテレビ番組(関東版)
 2001年に金正男氏とみられる男が日本で拘束されるが、当時の政府は翌日の出国を選択。当時は拉致被害者の会から、取引材料に使ってくれると期待を受けていたが、何故か政府は出国を選んだという。

 横田奥さんがバカなのは今更驚きません。「TBSと上田は何、馬鹿なこと言ってるんだ」ですね。小泉訪朝が2002年9月ですよ。「金正男が拘束された2001年5月」は既に「小泉訪朝を目標に交渉中」だったでしょう。そんな中で「翌日出国」以外の選択肢なんかとったら訪朝交渉がぽしゃりますよ。ぽしゃったら蓮池夫妻らは「2002年9月」には帰ってこれなかったでしょう。何でそんなことが分からないのか。分かった上で横田奥さんや家族会、救う会に媚びてるのか。

[上田晋也の緊急報道! (2013年6月2日放送回) ]の番組概要ページ - gooテレビ番組(関東版)
 この後「安倍首相に拉致問題を聞く!」。
(中略)
 上田晋也が安倍首相との対談を振り返って、「(ボーガス注:拉致解決の)決意や意思を感じた」とコメント。

 どう見ても安倍へのこびへつらいですね。呆れて二の句が継げません。上田晋也が『サタデージャーナル』最終回で語った「当たり前が言えない世の中」の意味! 政権を批判してきた番組に何が起きたのか|LITERA/リテラの描き出す上田とはまるで違いますが、その後、上田に何があったんでしょうか。その後、この種の番組でいろいろな人間と付き合う中で考えが変わっていったのか。

 報道写真家の渋谷敦志さんと今福龍太さんの対談の続き。

というのは特にコメントすることがないのでコメントはしません。


小暑雑感 - 高世仁の「諸悪莫作」日記

 ジャーナリストの常岡浩介さんが書類送検された。

 常岡も「ジャーナリズム活動(例えば著書の刊行)」ではなくこういうことでしか話題になれないんだから哀れなもんです。常岡が刊行した一番新しい書籍は『イスラム国とは何か』(2015年12月、旬報社)ですからねえ。もう3年半経ってるわけです。

 常岡さんは4月24日、旅券返納命令の取り消しを求めて国を相手に東京地裁に提訴している。
 旅券返納命令取り消しを求めて国を提訴 - 高世仁の「諸悪莫作」日記
 安田純平さん*14も帰国して旅券を申請したが発給されないままだ。渡航の自由だけでなく、言論の自由、国民の知る権利にもかかわる大事な問題だ。注目していきたい。

 「常岡氏の裁判を支援したい」「応援したい」ではなく「注目したい」だそうです。常岡への態度が明らかに腰が引けてますね(苦笑)。
 「脱原発より温暖化防止の方が大事だ」とツイッターで暴言を吐くなどの常岡の無茶苦茶なふるまいに高世もさすがに呆れているのでしょう。しかも常岡は無能なので付き合っても高世にはメリットがない。高世が協力した常岡の本『イスラム国とは何か』(旬報社)も大して売れなかったんでしょうねえ。

 「金正日の料理人」藤本健二さん*15の消息が絶えたとのニュースが、先週から流れている。

 まあこれだけではなんとも評価できませんが、無事でいてくれること、そして日朝間の交渉パイプの一つとして活動してくれることを期待したい。

【追記】
故金正日の料理人「藤本健二氏」が平壌の日本料理店で目撃。無事確認される | BUSINESS INSIDER JAPAN
 事実ならば、ひとまずはほっと一安心です。「そもそも体調不良などで姿を現さないだけで北朝鮮政府指導部との確執などなかった」のか、「確執はあったが解消された」のか気になるところです。


■常岡のツイートに突っ込む

常岡浩介がリツイート
・外山尚之(日本経済新聞
ベネズエラにおける人権侵害をまとめた国連の報告書だが、被害者への聞き取り調査に基づいており、拷問の内容などかなり詳細に書き込んである。独裁政権が国民に対し何を行っているのか、紙面では書ききれなかった内容を少し紹介したい。

 以下、ベネズエラ問題について論じる訳ではないので、「少し紹介したいと外山氏(日経のブラジル・サンパウロ支局長)がいう部分」、つまり「②以降の外山ツイートの紹介」は省略します。興味のある方は外山ツイートを直接ご覧頂ければと思います。
 小生はこれを見て「外山氏ではなく」常岡に呆れました。
 仮にも「会社(長崎放送)のしがらみを離れてフリーになってよかった!」と放言してる野郎が「日経の外山氏」という「フリーじゃない記者(会社所属記者)」のツイートを「ベネズエラ問題についてわかりやすく説明したツイート」として「ただ紹介する(コメントもつけない*16)」とか恥ずかしくないんですかねえ?
 常岡が外山氏を評価すればするほど「つまりフリーか、会社所属かてことはその記者がまともな業績を上げてるかどうかにあまり関係ないんですよね?(苦笑)」「日経の外山さんを評価するフリーの常岡さんには今、どんな成果があるんですか?(苦笑)」「せめて常岡さんは長崎放送を退社するにしても、フリーではなく、朝日、読売、毎日などに移籍した方がよかったんじゃないですか」てことになるわけですが。
 実際、今の常岡には何一つ自慢できる実績はないでしょう。

常岡がリツイート
NHK国際報道
‏ #中国 の新疆 #ウイグル自治区 の大規模な暴動から10年。
 日本で暮らすウイグルの人たちに、公安当局の圧力が。
 故郷に残した家族を”人質”に、スパイ活動を要求されているというのです。
 この後すぐの #国際報道2019 で(BS1今夜10時~)。

 「繰り返しますが」小生のような一般人ならまだしも「フリーの常岡」がよくためらいもなく「会社所属のジャーナリストの報道」をこんなにお気軽にリツイートできるもんです。

*1:以前も別記事で書きましたが勘弁してほしいですね。野党の巻き返しを期待したい。

*2:自民党幹事長(小泉総裁時代)、小泉内閣官房長官を経て首相

*3:小泉内閣国交相自民党政調会長(第一次安倍総裁時代)、幹事長(谷垣総裁時代)、第二次安倍内閣環境相、第三次安倍内閣経済財政担当相を歴任

*4:小泉内閣防衛庁長官福田内閣防衛相、麻生内閣農水相自民党政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代)など歴任

*5:第一次安倍、福田内閣沖縄・北方等担当相、第二次、第三次安倍内閣外相を経て自民党政調会長

*6:中曽根内閣文相、宮沢内閣通産相、村山内閣建設相、自民党総務会長(橋本総裁時代)、幹事長(小渕総裁時代)などを経て首相

*7:橋本内閣経済企画庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、第一次安倍内閣外相、自民党幹事長(福田総裁時代)を経て首相。現在、第二~四次安倍内閣副総理・財務相

*8:森、小泉内閣官房長官

*9:著書『キャスターという仕事』(2017年、岩波新書

*10:今はどうか知りませんが当時は「取材については高世さんを通して」みたいな形で横田一家に食い込んでたんですかね?。まさに「横田一家を食い物にしていた高世」といっていいでしょう。まあそれでも救う会よりはまだマシだとは思いますが。

*11:拉致問題の勉強」はともかく「客商売の芸能人(それも上田のように売れない時期が長い芸能人)」が「愛想がいい」のはある意味当たり前でしょう。この番組、メインは横田奥さんらしいですし「早紀江さんとの応対も配慮をつくしたもの」になるのはある意味当然です。そんなに感心することでもないでしょう。

*12:著書『「ペルー人質事件」解読のための21章』(1997年、現代企画室)、『日本ナショナリズム解体新書』、『ゲバラを脱神話化する』(以上、2000年、現代企画室)、『「国家と戦争」異説』(2004年、現代企画室)、『暴力批判論』(2007年、太田出版)、『「拉致」異論:日朝関係をどう考えるか』(2008年、河出文庫)、『テレビに映らない世界を知る方法』(2013年、現代書館)、『〈脱・国家〉情況論』(2015年、現代企画室)、『さらば! 検索サイト:太田昌国のぐるっと世界案内』(2019年、現代書館)など

*13:東京大学名誉教授。著書『歴史としての社会主義』(1992年、岩波新書)、『金日成満州抗日戦争』(1992年、平凡社)、『歴史としての野坂参三』(1996年、平凡社)、『北朝鮮:遊撃隊国家の現在』(1998年、岩波書店)、『朝鮮戦争全史』(2002年、岩波書店)、『朝鮮有事を望むのか:不審船・拉致疑惑・有事立法を考える』(2002年、彩流社)、『同時代批評(2002年9月〜2005年1月):日朝関係と拉致問題』(2005年、彩流社)、『テロルと改革:アレクサンドル二世暗殺前後』(2005年、山川出版社)、『ある戦後精神の形成:1938〜1965』(2006年、岩波書店)、『これだけは知っておきたい日本と朝鮮の一〇〇年史』(2010年、平凡社新書)、『北朝鮮現代史』(2012年、岩波新書)、『領土問題をどう解決するか』(2012年、平凡社新書)、『「平和国家」の誕生:戦後日本の原点と変容』(2015年、岩波書店)、『慰安婦問題の解決のために』(2015年、平凡社新書)、『アジア女性基金慰安婦問題:回想と検証』(2016年、明石書店)、『米朝戦争をふせぐ:平和国家日本の責任』(2017年、 青灯社)、『レーニン:二十世紀共産主義運動の父』(2017年、山川出版社世界史リブレット人)、『ロシア革命』、『スターリン批判・1953〜56年:一人の独裁者の死が、いかに20世紀世界を揺り動かしたか』(以上、2018年、作品社)、『安倍首相は拉致問題を解決できない』(2018年、青灯社)など

*14:著書『ルポ 戦場出稼ぎ労働者』(2010年、集英社新書)など

*15:著書『金正日の料理人』(2008年、扶桑社文庫)、『北の後継者キムジョンウン』(2010年、中公新書ラクレ)など

*16:まあ俺のような素人ならともかく「外山氏に同感です」や「勉強になりました」レベルでは、自称「プロのジャーナリスト」としてお粗末ですし、とはいえ「詳しい補足説明をする能力」は常岡にはないから「コメントなし」になるわけです。

「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2019年7/5分:荒木和博の巻)

三者会談?【調査会NEWS3023】(R01.7.5): 荒木和博BLOG

 友人*1は「日本政府の方が明らかに正しい*2。それに、どうせ一つ制裁をかけても『日本が悪い』と言う*3んだから、100個でも制裁をかけた方が良い。そうやってもっと経済に影響が出ないと、国民が今の文在寅政権の問題点に気づかない*4」と言っていました。

 ばかばかしい。徴用工問題で安倍の無法な報復を擁護するなど、荒木のような極右だけでしょう。
 そもそもあんなことをしたところで韓国にWTO提訴されて敗北するのが落ちでしょう。と同時に「サムスンなど韓国企業が日本以外のメーカーから購入するだけ」ではないのか。日本企業にとっても長期的には不利益でしょう。いや短期的でも不利益かもしれない。 

 先日の板門店での米朝会談、誰が見ても韓国が外されたことは明らか

 やれやれですね。ならば文氏と違い、事前にトランプから相談すらなかった安倍や救う会、家族会はどうなるのか。
 「そんなんたいした問題じゃない」というなら、「文氏が、トランプ・金会談に同席しなかったこと(ただし会談前には同席)」もたいした問題じゃないことになる。
 一方「文氏が同席しなかったこと」が重大な問題なら「トランプから相談も何もなかった安倍や救う会、家族会」は「文氏以上に軽視されてる」わけでもっと「重大な問題」でしょう。
 とにかく文氏を誹謗したい(しかし自分たちはトランプと親密な関係にあると強弁したい)という結論があるから支離滅裂になるわけです。

別の知人は「(韓国政府の発表に国民が騙されて)支持率が上がったんですよ」とため息をついていました。

 「トランプ・金会談」で文氏の支持率が上がったことが荒木が悔しくてならないことだけは分かります。
 まあはっきり言って荒木は異常ですね。野党時代の文氏ならともかく今の彼は韓国大統領です。韓国大統領を誹謗することが拉致解決に逆行することは言うまでもないでしょう。もちろん「朴クネの崔順実疑惑」のような代物まで無理に擁護する必要はないですが、荒木の文氏への悪口は無茶苦茶な言いがかりに過ぎませんからね。

 あれが三者会談ならトランプ訪日のとき大統領一行と安倍総理が六本木の炉端焼きで一杯やったことについて、炉端焼き屋のご主人が「私も入った三者会談だった」と言うのと大差ありません。

 馬鹿馬鹿しい。政治家が同席するのと、「飲み屋のオヤジが同席する」のと全然違うでしょうよ。

 今の韓国は少なくとも現政権で経済が回復する可能性はほとんどなく

 と言う荒木の決めつけにはなんの根拠もありません。つうか隣国の不景気を喜ぶとは非常識にもほどがある。

 政府としては「文在寅政権だから南北関係が安定・発展している」という虚構にしか頼ることはできません。

 「独裁国家北朝鮮なんぞと友好関係を築くのは不道徳だ」つうならともかく、虚構ではなく実際に「安定・発展」しているでしょう。荒木がその事実を認めたくないだけの話です。

 最近では北朝鮮にすら「韓国は余計な口出しをするな」と言われており

 「是非はともかく」このあたりは「ジャブ」「牽制」みたいなもんでしょう。金・トランプ会談に文氏がノータッチなわけはないし、「じゃあ北朝鮮外交なんか手を引く」と文氏に言われたら困るのは北朝鮮の方でしょう。
 北朝鮮は「もっと文氏は俺たちの要望を聞き入れてくれ」と言う思いから「韓国がそういう態度なら中露と付き合うから」「中露さえあれば韓国なんかどうでもいい」「米朝交渉だって韓国抜きで米国と直にやったっていいんだ」と「ツンデレ的揺さぶり」をかけてるだけでしょう。
 これに対し「そんなこと言うなよ。俺に比べてアンチ北朝鮮自由韓国党とか、日米とかの事考えればお前の言い分ばっか聞いてられないから。ウチの国は大統領が決定すれば何でも通る独裁国家じゃないから」「俺だってお前らと全面対決したいわけないに決まってるだろ。外資や外国人観光客が減りかねないし」と言う文氏のなだめすかし*5を予想してそこで「なら、こういうことできないの?」と切り返すのが北朝鮮の思惑でしょう。
 一方「ツンデレ的揺さぶり」なら「交渉が成り立ちうる」から、まだ「ある意味」いいのですが自分が「ジャイアン(トランプ)の一の子分スネ夫」と勘違いしてか「のび太(韓国)のくせに生意気だ」「俺の物は俺の物、お前の物も俺の物」と無茶苦茶やり出してるのが安倍です。全く困ったもんです。

 正恩体制の前に文在寅政権が倒れる

 荒木の言う「倒れる」が何を意味するか不明ですが「朴クネ、ニクソンのような不祥事による途中退任」は普通に考えてないでしょう(絶対にないとは言いませんが)。
 なお、韓国の大統領は「任期5年、再選不可」なので改憲して「大統領任期を延長するか、再選制限をなくさない」限り、「2017年5月」に当選した文氏は「2022年5月(今から約3年後)」には退任します。
 その前に金正恩政権が「正恩の死去」であれ、「東欧民主化的な形」であれ、終了することは考えがたい。そういう意味では「倒れる」という表現はともかく、また文政権終了後の政権がどうなるか(「共に民主党政権」の継続か野党の政権奪還か)はともかく「金正恩政権が終わるよりも前に文在寅政権が終わるであろう事」はほぼ確実です。
 ついでに言えばトランプや安倍の政権終了後がどうなるか(与党継続か野党の政権奪還か、与党継続としてトランプや安倍のようなトンデモ右翼が続くのか、さすがに終わるのか)はともかく「任期8年のトランプ政権」「さすがに四選はないだろう安倍政権」の方が「金正恩政権が終わるよりも前に終わるであろう事」もほぼ確実です。

 何があってもそれをチャンスにできるか、ピンチにするかはこちらの問題です。

 馬鹿馬鹿しい。「何をどうチャンスにするのか具体的にいってみろ」て話です。

*1:こんな「韓国人の友人」が本当にいるかは勿論疑問です。いたとしても荒木に同調するなどおよそまともではありませんが。

*2:むしろ間違っていますね。少なくともあの報復行為は明らかにWTO違反行為でしょう。

*3:繰り返しますが俺も「日本(と言うか安倍政権とそれを支持する連中)が悪い」と思っています。

*4:むしろそんなことをやれば韓国民の反日感情が激化すると共に「判官贔屓感情や韓国ナショナリズム」から文政権への支持が上がることになるでしょう。

*5:まあ正直ここで「ふざけんな!」なんて態度をとれば事態が悪化するだけなので「不快に思いながらも」こうしたなだめすかし的な態度しかとりようがないでしょう。