常岡浩介&黒井文太郎に突っ込む(2019年11月25日分)

常岡浩介
 中国政府によるウイグル弾圧の公文書が流出して大きな問題となっていますが、ここで日本政府のウイグルに関する公式見解を見てみましょう。
 全部の項目が、「中国政府の発表によれば」で始まり、中国でのテロは基本カーイダ*1でISのウイグル人テロ組織*2によるものらしいです
テロ・誘拐情勢 中華人民共和国(中国)
1.概況
(1)中国政府の発表によれば、中国におけるテロ事件は主として新疆ウイグル自治区内で発生しています。
(ア)略
(イ)特に1990年代以降、新疆ウイグル自治区では、無差別殺傷事件、地元の政府・共産党要人の暗殺、行政府庁舎への襲撃等の凶悪事件が頻発するようになったとされています。2014年にはウルムチ市等で多数の一般市民が犠牲となり、2015年には海外の過激組織から指揮を受けたテロ集団が同自治区アクス地区の炭鉱を襲撃し、多数の死傷者が出ました。2016年には、同自治区ホータン地区における爆破事件により警察幹部等が死傷し,2017年には同自治区皮山県の住宅区で暴徒3名が刃物で住民を襲撃し,住民5名が死亡,5名が負傷した事案が発生しており,同自治区においては引き続きテロとされる事案が発生しているほか、同自治区以外においてもテロ襲撃未遂事件が検挙されています。
(中略)
4.日本人・日本権益に対する脅威
(1)略
(2)中国において、日本人・日本権益を直接標的としたテロ事件は確認されていませんが、近年,シリア,チュニジアバングラデシュにおいて日本人が殺害されるテロ事件が発生しています。
(中略)
 このように,テロはどこでも起こり得ること及び日本人が標的となり得ることを十分に認識し,テロの被害に遭わないよう,海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

 まあ「反中国&反外務省をこじらせたらしい」「人間のくず」常岡らしいくだらない言いがかりですね。
 「ホニャララに寄れば」とは「ホニャララはそう言ってるけど俺はそれを確認してない」という意味合いの文ですよねえ。
 常岡が悪口するのとは違い、日本外務省は中国発表に距離をおいている。
 そもそも「中国ウイグル自治区でのテロ」について「誰がいつどこで何したか分からないけどウイグルでテロがあったらしい」という「5W1H」があやふやな文なんか乗せても仕方が無いし、「5W1Hに触れたそれなりの文」を掲載するなら「中国政府に寄れば」という記事を掲載するしかないでしょう。
 かつこの外務省の記事は「ウイグルでテロが起こってるから訪問をできる限り避けて下さい」「訪問する場合もテロに遭わないよう情報収集に努めて下さい」という意味合いの記事です。中国政府のウイグル統治やテロ対策を支持するという意味合いの記事ではない。

黒井文太郎
‏ ローマ教皇の発言には影響力があるわけですが、どこまで日本の原発事故関連の情報を入手・分析した上で、効果を熟慮して発言しているのだろうね
ローマ教皇、東日本大震災の被災者と面会 原子力使用に懸念示す 写真7枚 国際ニュース:AFPBB News
 来日中のローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇(82)は25日、都内で東日本大震災の被災者らと面会した。教皇地震津波原発事故を「三大災害」と表現し、被災者への支援を今後も続けるよう求めるとともに、今も続く原子力の使用について懸念を示した。

 ローマ教皇(法王)が福島の被災民に会い、「原子力の使用について懸念を示したこと」にむきになって怒る原発推進派の黒井です。教皇も日本政府に気を遣って「原発即時廃止論」なんか言ってないのにねえ。

【参考:ローマ教皇原発

ローマ教皇 原発事故に触れ「未来世代への責任に気付かねば」 | NHKニュース
・日本を訪れているローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇は、25日午前、都内で開かれた東日本大震災の被災者との交流会に参加し、犠牲者やその遺族に祈りをささげるとともに、福島第一原子力発電所の事故に触れて「私たちには、未来の世代に対して大きな責任があることに気付かなければいけません」と呼びかけました。
福島県いわき市出身の高校2年生、鴨下全生さんは、ことし3月、バチカンでフランシスコ教皇に面会していて、スピーチの中で、原発事故のあと東京の避難先で受けたいじめの苦しみを語り放射能に汚染された土地が元どおりになるには長い歳月が必要だと語りました。
 そのうえで、「大人たちは、汚染も被爆も、これから起きる可能性のある被害も隠さず伝える責任があると思います。僕らの未来から被爆の脅威をなくすため、世界中の人が動き出せるように、どうか共に祈ってください」と呼びかけました。
・このあと、フランシスコ教皇スペイン語でスピーチし、始めに震災の犠牲者やその遺族に祈りをささげました。
・さらに、原発事故に触れ、「科学的・医学的な懸念に加えて、社会構造を回復するという途方もない作業があります。地域社会でのつながりが再び築かれ、安全で安定した生活ができるようにならなければ福島の事故は完全には解決されません」と述べたうえで、「私たちには、未来の世代に対して大きな責任があることに気付かなければいけません」と呼びかけました。

黒井文太郎がリツイート
・Kan Kimura
‏ 韓国好きだから研究している、という偏見をいただきました。

 武藤元大使などと同レベルの嫌韓国の木村が「韓国好き」のわけもないですがそれはさておき。
 これが「旧ソ連研究」「ナチス研究」「文革研究」「統一教会研究」など「世間的に悪と評価される物」ならまだしも「韓国研究」でむきになって「韓国は好きじゃない!」と否定するとか、木村もどういう神経してるんですかねえ。そこはまともな人間は「私は韓国が好きだが、好き嫌いで研究をゆがめるようなことはしていないつもりだ。少なくともそう努力している」つうでしょうにねえ。ちなみに俺は「嫌韓国」木村は「好き嫌いで研究をゆがめてる(つまり嫌韓国から不当な韓国評価をしている)」疑いが強いと思いますが。

黒井文太郎
‏ GSOMIA問題で米国が日本にも圧力という言説が韓国にあるようですが、謎理論。ダメにしようとしてたのは韓国なわけで。
 韓国が日本に要求してたのは輸出管理緩和。つまりサリン合成やウラン濃縮に使うフッ化水素等の扱いを適当で構わないようにしろという話なので、米国がそれ後押しするわけなかろうに

 謎理論は「黒井」の方でしょう。
 「お互いいつまでいがみ合ってるんだ!。とにかく対話しろよ!」つう圧力を米国が「日韓双方にかける」つう事は充分ありうることです。
 実際どうなのかは知りませんが、少なくともそうした圧力があったことを否定できるまともな材料を黒井は何一つ提出していません。
 そして、それは別に「韓国の要望を後押しする」つう話ではない。いや別に米国が「韓国の要望を後押し」しても、いいんですけどね。
 安倍の言う「輸出管理」なんてのは全くの大嘘ですので。
 「輸出管理を強化しろって具体的にどうしてほしいの?。できる限り要望に応えるから」「慰安婦像も徴用工判決も関係ないんでしょ?」と韓国側にいわれてもまともに輸出管理強化についての具体的要望が出せず、一方で「慰安婦銅像ガー」「徴用工判決ガー」と「建前では輸出管理云々と関係ないはずのことばかりここ数ヶ月言ってきた」のが安倍政権です。
 これで「安倍政権の言うこと(徴用工判決も慰安婦銅像も関係ない、問題は輸出管理だ)」を信じるのはよほどのバカか、「信じた振りをしてる嘘つき」かどっちかでしかない。
 つまりは黒井はよほどのバカか嘘つきだと言うことです(おそらく後者でしょうが)。いずれにせよまともな人間はもはや黒井なんか相手しないし、相手する人間は黒井の同類の「バカ」か「嘘つきのクズ」だということです。

黒井文太郎
‏ (ボーガス注:ニカラグアの)オルテガだけでなく、ペルーのアラン・ガルシアとかもそうなのだけど、ダメダメ認定で権力から追放*3された男が、次のダメダメ政権の反動で民主選挙で返り咲いてまたダメダメを繰り返す中南米の現象は何なのだろう?

 そんなん中南米だけでなく「イタリアのベルルスコーニ(一回退陣したのに返り咲き(今は退陣))」「我が国の安倍(一回退陣したのに返り咲き(今も首相))」とか「中南米以外でも、いくらでもあるだろ」て話ですよねえ。まさか黒井は「ベルルスコーニや安倍はダメじゃない」とでも言う気なのか。
 黒井は中南米差別意識でもあるのか。それとも「オルテガやガルシア」が「一般的に左派扱いされてる」のでウヨとして悪口するという話か。

*1:一般にはアルカイダと言われる。

*2:外務省記事は「ウイグルのテロ組織は中国政府発表によるとアルカイダやISとつながりがある」とは書いていても「中国政府のウイグル統治には問題は無い」だの「ウイグルのテロ組織はアルカイダやISのいいなりに動いている」とは書いてないのに常岡も随分と悪口雑言するもんです。

*3:追放つうか、再選されずに落選ですね。