「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年5/6分:島田洋一の巻)

島田洋一
 台湾はWHO年次総会にオブザーバー参加していたのに、「中共子飼い」のテドロス*1事務局長が就任した2017年夏以降、呼ばれなくなった。ここでも声明だけでなく、テドロス解任に向けた具体的行動が重要だ。他の諸国が動かぬ中、トランプはWHO拠出金停止、次いで脱退という強硬手段に訴えた。しかしバイデンは既に無条件復帰してしまっている。
G7外相会合閉幕 「台湾海峡の平和と安定」強調(1/2ページ) - 産経ニュース

 馬鹿馬鹿しい。WHO脱退して米国に何のメリットがあるのか。そもそも「WHO総会に呼ばれないのでは台湾のコロナ予防に障害があるor成功例とされる台湾のコロナ予防経験をWHO総会で語って欲しい(WHOを重視するかのような言動)」「この問題は『一つの中国』とは無関係」と言いながら「米国は抗議のために脱退しろ(明らかにWHO軽視)」て矛盾にも程があるでしょうに。

島田洋一
 オバマ大統領の最悪の人事は韓国系米人で媚中派のジム・ヨン・キムを世銀総裁にしたことだった。キム氏は中国人を戦略的ポジションに起用し、徹底して中国共産党に奉仕した。

 吹き出しました。アメリカが擁立し、当選に向けて政治工作もしたし「米国の票数も多い*2」とは言え世銀総裁は「オバマの任命」ではなく加盟国の選挙で選ばれてるのですが。政治工作なら「対立候補」もしてるし「公選法違反に該当するような買収」ならまだしもそうでなければオバマが非難される理由もないでしょうに。

島田洋一
 チェイニー元副大統領の娘リズ・チェイニー議員が下院共和党No.3のポジションである議員団長の役職を解かれる。全体を束ねる役どころでありながら、殆どの共和党議員が反対するトランプ弾劾決議案に賛成した行為などで適格が問われた。
トランプ氏批判する共和党幹部が窮地 元副大統領の娘:朝日新聞デジタル
 米共和党で、トランプ前大統領の批判の先頭に立つ同党下院ナンバー3のチェイニー下院議員が窮地に立たされている。大統領選挙で不正があったという主張を続けるトランプ氏を「ウソを拡散している」と批判。これに対してトランプ氏がチェイニー氏の指導部からの排除を求め、党内で同調する動きが強まっており、トランプ氏の影響力の大きさが鮮明になっている。
 チェイニー氏はチェイニー*3元副大統領(ブッシュ・ジュニア政権)の娘で、2019年から下院共和党会議議長。トランプ氏の支持者による連邦議会議事堂襲撃事件に関して、同氏を弾劾訴追する決議案に賛成票を投じた10人の共和党下院議員のうちの一人だ。
 チェイニー氏は3日、ツイッターで「大統領選挙は盗まれていない。そのような主張をする人間は、大きなうそを拡散している」と改めて批判した。
 5日にはワシントン・ポストへの寄稿で「トランプは、選挙結果と法の支配への信頼という、民主主義の根幹を解体させようとしている」と指摘。「共和党は岐路に立っており、真実と憲法への忠誠を選ぶのかどうか、決断しなければならない」と主張した。
 一方、トランプ氏は5日、自身のウェブサイトへの投稿で「共和党指導部にチェイニーの居場所はない」と断じ、チェイニー氏の交代を求めた。
 トランプ氏と良好な関係を保つ共和党下院トップのマッカーシー院内総務は4日、FOXニュースのインタビューに「チェイニー氏に党会議議長の職務を遂行する能力があるか、議員からは懸念の声が上がっている」と発言した。
 トランプ氏は今も根強い支持層を持っており、22年の中間選挙をにらんで、自らに同調する政治家を支援することで影響力を再び強めようとしている。
 こうした中で、選挙で不正があったという主張を公然と批判する共和党の政治家は少数にとどまっている。複数の米メディアは、マッカーシー氏が主導し、近くチェイニー氏を指導部から外す可能性が高まっていると報じている。

 共和党がどんどん「トランプファンクラブ」と化してると言うことでしょう。「トンデモウヨ安倍*4」ですら首相再登板(しかも長期政権)となった「ダメ国家」日本と「米国は違う」のでさすがにこんなことをすれば、穏健保守がどんどん共和党から離れ、「民主党を利するだけ」でしょうがそう言う常識が無いらしい島田には呆れます。「バイデン不正選挙論」なんて完全なデマじゃないですか。
 しかしまともな人間なら「いかに政策が優れていたとしても」こんなデマを放言した時点でトランプ支持を辞めるでしょうに、未だに支持者てのは気が狂っていますね。

島田洋一
 収容所で虐待されながら、米国の永住権を持っていたため、米政府の圧力で釈放されたあるウイグル人女性は、仲間を密告するなど『得点」を上げた収容者以外は極端に貧しい食事しか与えられなかったと証言している。中共独裁体制を存続させれば、我々の子や孫も同じ運命にさらされる。速やかに崩壊させねばならない。

 吹き出しました。なんで「我々の子や孫も同じ運命」なのか。「中国が日本を侵略して自国領に」などという与太も大概にして欲しい。

島田洋一
 茂木氏及び日本政府に問われるのは、中共独裁体制を掘り崩す具体的行動。そしてそもそも、中共を倒さねばならないという意識があるかどうかだ。

 安倍政権時代だって「打倒中国」なんて路線ではないのによくもこんなことが放言できるもんです。そもそも欧米各国だってそんなアンチ中国ではないでしょう。

*1:エチオピア保健相、外相などを経てWHO事務局長

*2:世銀選挙は1国1票では無く「出資金額に比例して票数が決まる」ので最大出資国の米国が一番多い票数を持ち、有利な立場にはある。

*3:フォード政権大統領首席補佐官、ブッシュ父政権国防長官、ブッシュ子政権副大統領など歴任

*4:とはいえその安倍ですらトランプよりはさすがにマシでしたが。