島田洋一
自民党総裁選。拉致問題はどうか。
岸田氏*1は宥和的な日朝議連幹部に何となく名を連ねるなど、他の全ての問題と同様、拉致を深く考えた形跡はない。
吹き出しました。
まあつまりは、与党(自民党・公明党)の政治家も、(まともな人は)対北朝鮮対応に限界を感じているのだろう - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)を読めば解りますが、この議連には二階*2幹事長など、岸田氏以外の自民幹部も名を連ねているのですが。
そもそも過去に自民党総裁選において拉致など争点にはなっていません。今回も争点となるのは普通に考えて「コロナ対応」でしょう。
あえて言えば、石破*3の『平壌に常駐事務所』が総裁選での拉致が「争点になった(?)」ケースか。
もちろん「平壌に常駐事務所」に島田ら巣くう会が反対であり、そのこともあって「(岸田氏など他の自民党幹部政治家に比べて)石破を敵視してること」は言うまでもありません。
とはいえ「『平壌に常駐事務所』なんて言う石破はふざけてる」「石破は自民党総裁、首相にふさわしくない」と巣くう会が言ったところで「世論調査」の「首相にふさわしい人」で「安倍、菅に干されてること」によって、石破が「安倍、菅批判派の期待を集め」いつも上位だということ自体、「巣くう会の政治力の衰退」「拉致の風化」を示しています。
それにしても「事情が何であれ」安倍が、岸田氏を「外相、政調会長」として登用してきた以上、岸田氏を侮辱すれば、それは理屈上は「そんなくだらない男・岸田を重用した安倍もくだらない」と言う話になるのですが、そうは思わないらしい「安倍信者」島田には絶句ですね。
「はあ?」ですね。「自民の大幅議席減による菅の退陣」はともかく「自公過半数割れ」による野党政権誕生の可能性は自民批判派の俺にとって「残念ながら」高くはないと思いますがそれはさておき。「立民や共産」が自公に比べて「中国に甘い」などという事実はどこにもないので「唖然」ですね。枝野が閣僚を務めた民主党政権にしても「自公政権に比べて中国に甘い」なんて事実はありません。
島田洋一がリツイート
米軍が「汚水を浄化し下水道に放出した」ことに、玉城デニー知事が「激しい怒りを覚える」と体を震わせたという。沖縄タイムスに文章力がないせいか、玉木氏の感覚がおかしいせいか良く分からないが、「浄化」した水を下水に流すことがなぜそれほど許しがたいのか。この怒りの千分の一でも中国共産党に向ける見識と勇気が欲しいところだ。
玉城デニー知事「激しい怒りを覚える」 米軍、PFOS汚水を一方的に放出 | 沖縄タイムス+プラス ニュース | 沖縄タイムス+プラス
確かに「予備知識がない」と解りづらい記事ではあるのですが「予備知識がなくても*6」、「まともな想像力(?)」があれば
◆菅政権
福島の汚染水はアルプス(浄化装置)で浄化してトリチウムしか残ってない。大量の水で薄めてから、海に流せば問題ない
◆批判派(中国、韓国政府、福島の漁民など)
アルプスでトリチウムだけになったかどうかがまず怪しい。またトリチウムなら安全という主張も怪しい。海に流すことには反対だ
という話と「同じような話」なのだろうと言うことは想像がつく。
つまりは米国の「浄化したから下水道に放出」主張には「米国の浄化云々という主張は間違ってる。実際には浄化しきれてなく有害物質が残ってる。下水に流すことには反対だ(沖縄県主張)」と言う批判があるという話でしょう。そしてそうした沖縄県の抗議にまともな説明もなく「沖縄県の主張は間違ってる。下水に放出して何が悪い(米軍)」と居直れば「宗主国気取りか(沖縄県)」と激怒されるのは当たり前です。まあ、沖縄タイムス記事も最低限「浄化」にカギ括弧つけて「米軍が浄化したと言ってるだけ(県はその認識には同意してない)」つうニュアンスを出すべきじゃないか。
そして何故玉木知事が「中国に怒らなければならないのか」さっぱりわかりません。
尖閣問題など「中国が尖閣を軍事侵攻する」というほど差し迫った問題ではなく、一方「沖縄の観光客」として中国人観光客が期待できる以上、「怒る理由」はどこにもない。