今日の産経ニュース&しんぶん赤旗ニュース(2022年5/11日分)

AV出演被害防止、超党派で議員立法へ - 産経ニュース
 「慰安婦を公娼呼ばわりし、最近では岸田がドイツ首相相手に少女像撤去を要請した自民党」も「AV出演は自己責任」とは言わないようです。自民支持層にも「俺の娘が騙されてAV出演なんてのは嫌だ」つう声が結構多いのか。
 まあ「18,19歳女子の出演するAVが見たい(あるいは、メーカーの立場なら『作りたい』)!、余計な法律を作るな」などという非常識なことは「本音はともかく建前では」常識人には言えることではないですが。
 まあ、この記事だけでは今ひとつわかりませんが何も問題は「18、19歳の新成人のAV出演」だけではない。「20歳以上のAV出演」「18、19歳の性風俗従事」は別途何かするのかしらとは思います。
 なお、「産経は自民応援団」なので政府案に批判ゼロ(産経が批判しないのは勿論、批判意見の存在自体に触れない)ですが、批判として赤旗性交契約を合法化/AV被害 与党法案骨子 批判/支援6団体、見直し求める(2022.5.11)を紹介しておきます。
 ただし

 NPO法人「ぱっぷす」副理事長の北原みのりさんは「成立が急がれているが、国民の議論が必要だ」と述べ「要望書の内容が通らなければ、この法案は通すべきではない」と訴えました。

というのは議論が分かれるところでしょう。「ないよりマシ」か「ない方がマシ」は時に判断が難しい。それにしてもこういう「生活に身近なネタ」は何一つ触れず,毎回「自衛隊」云々の松竹には心底呆れます(松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba参照)。
 「共産党の党勢、支持拡大」はこうした「生活に身近なネタ」こそ重要でしょうに。


【評伝】日本の最も良き理解者ストークス氏 岡部伸 - 産経ニュース
 『英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄』(2013年、祥伝社新書)などという著書を持つトンデモ右翼、つまり

◆『まだGHQの洗脳に縛られている日本人』(2015年、PHP文庫)、『やっと自虐史観のアホらしさに気づいた日本人』(2017年、PHP文庫)、『マスコミはなぜここまで反日なのか』(2018年、宝島SUGOI文庫)などのケント・ギルバート

などの同類をここまで褒める「歴史修正主義」産経にはいつもながら呆れます。
 これが

◆『ライシャワーの日本史』(2001年、講談社学術文庫)、『ザ・ジャパニーズ』(2019年、角川ソフィア文庫)のライシャワー(元ハーバード大教授)
◆『日本人の美意識』(1999年、中公文庫)、『能・文楽・歌舞伎』(2001年、講談社学術文庫) 、『足利義政銀閣寺』(2008年、中公文庫)のドナルド・キーン(コロンビア大名誉教授)

などならまだしも。


【正論】日本民族「性悪説」の檻から出よ モラロジー道徳教育財団教授・麗澤大学客員教授・西岡力 - 産経ニュース
 「慰安婦や徴用工」などへの批判は「日本民族性悪説」ではないので馬鹿馬鹿しい。
 ならば「ナチス批判=ドイツ民族性悪説」「ウクライナ侵攻への批判=ロシア民族性悪説」なのか。良くもバカが言えると心底呆れます。


経済安保推進法が成立 半導体などの供給網強化図る - 産経ニュース
 マスコミがろくに批判報道しなかったこともあり可決された事にはげんなりしますが、「可決→全てが終わりではない」ので今後も共産党などには批判を続けて欲しい。


教員免許更新制廃止を国会可決 令和5年に新研修制度開始 - 産経ニュース
 新研修制度がどんな物かという不安はありますがひとまずは廃止を喜びたい。
【追記】
 とはいえ、赤旗教師の管理・統制強化/共産党反対 改定教特法が成立を読む限り「廃止はともかく」その後の新制度は手放しで喜べないかもしれない。今後の監視が重要でしょう。


上島竜兵さん、渡辺裕之さん…相次ぐ急死、心の不調訴えるケースも - 産経ニュース
 「扇情的な報道は自殺を助長する」という批判に配慮してるのでしょう。本文を読めば内容も分かる。とはいえ、タイトルの「相次ぐ急死」というのは「何だかなあ」と思います。「自殺(あるいは自死)」とタイトルに書いたらいけないのか?。
 予備知識がなければ、タイトルだけでは「コロナ感染死?」と思う人もいてもおかしくないでしょう。
 しかし渡辺も上島*1も「60歳代」ですからね。「自ら命を絶たなければ」当面死ぬ可能性は低かったわけで複雑な感情を覚えます。
 なお、彼らの死が「コロナの影響かどうか」は分かりませんが、やはり「コロナ自殺」については改めて社会が取り組む必要があるでしょう。上島の死についてはさすがに上島竜平氏の自殺には驚いた(対外的な印象では、自殺の危険性など判断できないのだなと痛感する) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)も紹介しておきます。

*1:元々は俳優志望で、テアトル・エコー附属養成所に在籍していた。テアトル・エコー附属養成所の同期だった寺門ジモンに誘われたのがきっかけで、お笑いの道へ入る(上島竜兵 - Wikipedia参照)。