リベラル21 共産党指導者は中国をどんな目で見ていたか(阿部治平)
松竹記事(松竹の言い分)共産党の社会主義「体制」論の変遷・9 | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Amebaだけを元に「不破氏は中国に甘かった」と悪口するだけの駄文です。
そもそも、松竹は「党本部職員の前で不破氏から、彼の中国評価について説明があった」とするものの、その説明会の「5W1H」は「誰が(不破氏が)」「どこで(党本部で)」以外の「いつ」等は極めて曖昧で「そのような説明会が本当にあったのか」自体、疑えば疑えますし、「説明会の録音テープなど松竹の主張を裏付ける客観的証拠」でもない限り「不破氏がホニャララと主張した」という松竹の主張は真偽不明でしかない。
にもかかわらず松竹の主張を「故意の虚偽」でも「誤解や勘違い」でもなく「概ね正しい物」と決めつけて話をするのだから呆れます。「反共分子」の阿部とリベラル21らしい。なお、「松竹が注目されること」を嫌って、恐らく不破氏はあえて反論しないでしょう。そもそも、文春新書刊行当時、除名直後はこんなこと(不破の中国評価は甘い)は言ってなかった松竹が今頃になって、こんなことを言い出したのも「党首公選制&安保、自衛隊容認論→その後の除名」だけでマスコミ等に注目されると思っていたところ、そうはならず、「あの人は今(過去の人物扱い)」となったことに焦って「世間の注目を集めそうなことなら何でも言おう」「党が反発して、反論しそうなことは何でも言おう。党が俺を相手にしてくれれば俺も少しは話題になる」という思惑でしょうし。
なお、上記は阿部記事や松竹記事にコメントしますが恐らく掲載拒否でしょう。全く呆れます。
リベラル21 北京の「中軸線」がユネスコの世界遺産に!(田畑光永)
日本では国連の教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会で、韓国の反対で延び延びとなってきた佐渡金山の遺跡がやっと「世界文化遺産」に登録されたことが喜ばれている。長くこのことを待ちわびておられた方々にはお祝いを申し上げたい。
やれやれですね。
マスコミ報道(例:佐渡金山、世界遺産登録に向け「追加情報の提出」求められる | 毎日新聞(2024.5.31))に寄れば「佐渡の学術的価値について追加資料が求められた(つまりは、日本の資料に不備があった)」とのことで韓国の反対だけが「延び延び」の理由ではない。無知なのか、嫌韓国右翼なのか知りませんが田畑も呆れたバカです。
また、「韓国政府の反対」については「朝鮮人の強制労働問題」が云々され、既に「明治日本の産業革命遺産」の一部として世界遺産登録された「軍艦島(端島炭鉱:朝鮮人の強制労働があった)」では日本が「朝鮮人強制労働についてはきちんと展示する」と韓国やユネスコに約束しながら、事実上「反故にした」ため、「また軍艦島と同じ事をやるんじゃ無いか」という反発から、韓国政府は一時反対していた(但し、岸田政権が「展示をする」と約束したため、韓国政府は賛成に転じた:なお、それでも「現政権は日本に甘い」「軍艦島では未だに約束を果たさないのに信用できない」と言う批判(例:「軍艦島」で約束未履行の日本に迎合…尹政権、佐渡鉱山の世界遺産登録に暫定合意 : 政治•社会 : ハンギョレ新聞)は今でも韓国にあります)のに「これ」です。
「強制連行について、展示するという約束を日本政府はきちんと守って欲しい」位のことが書けないのか。よくもこれで「共生」を云々できたもんです。「自称リベラル」田畑やリベラル21にとって「戦前日本に批判的な韓国人」は「共生の対象ではない」のか(呆)
さて、田畑と言えば「中国に悪口しかしないアンチ中国」ですが、さすがに世界遺産登録(北京中軸線)では悪口のしようが無いだろう、「日本の佐渡や端島炭鉱(朝鮮人の強制労働)みたいな負の問題もなさそうだし」と思いきや「悪口するから」呆れます。
しかもどう見ても無理矢理なこじつけ。
「北京中軸線は、首都・北京の偉大さを世界にアピールしようという国威発揚(俺の要約ですが、田畑の悪口)」云々て、「国威発揚」て日本も含めて多くの世界遺産登録に共通する話じゃ無いのか(また、中国も含めて、多くの場合「観光振興」と言う要素もあるでしょう)。 反中国も、こじらせるとここまで馬鹿になる - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)と言っていいのではないか。
例えば
明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業 - Wikipedia
◆松下村塾跡地(吉田松陰の私塾。元老の伊藤博文、山縣有朋など明治維新の志士が塾生)
◆三池炭鉱
◆官営八幡製鉄所
など(登録申請は安倍政権時)
は「明治150年式典(開催は安倍政権時)」と同じ「明治維新を讃えたい」という「安倍の政治的思惑」は明らかにあったでしょう。
「中国は国威発揚のために世界遺産登録を利用してるが、日本など他の国はそんなことしない」なんてのは嘘でしかないでしょう。あるいは世界遺産登録以外に話を広げれば「今パリで開催中の五輪」「維新が開催予定の万博」なんかも「目的の一つは国威発揚」でしょう。
大体、中国の思惑は何であれ「文化的価値」がなければ、世界遺産登録はされません。
それとも「文化的価値がどうであれ、中国の思惑は醜悪」と言い募る気か?
あるいは「佐渡の世界遺産登録は文化的価値があるが、北京中軸線にはそんなものはない。中国の政治的圧力にユネスコが屈したのだ」とでも強弁するのか?
話はかわるが、このところ外交面での中国の動きは目覚ましい
タイトルが「北京中軸線」なのに恐れ入ることに、話のメインはそれではなく、「話は変わるが」以降の「中国外交」云々。しかも「中国外交の学問的分析」では無くただの「中国への悪口」だから呆れます。まあ、せめてもの救いは「夜郎自大」「負け犬の遠吠え」というか、田畑にもリベラル21にも社会的影響力が無いことですが。
一時はTBSニュース『JNNニュースコープ』のキャスター(1984~1988年:田畑光永 - Wikipedia参照)を務めた田畑(1935年生まれ)も「一時期に比べればメディア露出が減ったとは言え、今もTBSラジオ『森本毅郎スタンバイ』、BS-TBS『噂の!東京マガジン』のMCを務める森本毅郎氏(1939年生まれ:森本毅郎 - Wikipedia参照)」等と違い全く落ちぶれた。
2年半前、プーチンがウクライナに攻め込んだ時、事前にその計画を知らされていた(と私は信じているが)習近平はプーチン支持に回った。
以前も田畑光永と阿部治平の意見がまるで違うリベラル21に呆れる(2023年3月3日記載) - bogus-simotukareのブログなど、別記事で書きましたが俺は「事前に知らなかった」と見ます。
知っていたら「侵攻前」に「プーチン相手に無邪気に中露友好をアピールすること」を習主席はしなかったでしょう。
「フランスのマクロン」が「プーチンの思わせぶりな態度」に騙されて「交渉によってはプーチンは侵攻を諦める」と考え、侵攻前にロシアのプーチンと会談したことで非難されましたが、習主席も全く話は同じでは無いか。
「侵攻する意思など実はない」「あくまでもウクライナのNATO加盟を阻みたいだけ」等と説明されて騙されたのでは無いか。
そもそも田畑の言う「支持」とは何なのか。侵攻前の「中露友好アピール」には勿論侵攻を支持する旨の言葉はない。
ウクライナ侵攻後の国連総会非難決議については中国は棄権しましたが、棄権した国は他にもベトナム(ソ連時代には同じ共産国として付き合いがあり、ベトナム戦争でも軍事支援をソ連から受けていた→現在でもロシアとのつながりは大きいとされる)、インド(印パ紛争ではソ連の支援を受け、また、BRICSでロシアと関係がある)などがあり、中国だけではない。「棄権=支持」とはそもそも言えないでしょうが、「棄権=支持」と見なした場合、田畑理論なら「ベトナムやインドなど他の棄権した国」も事前に知らされていたことになりますが、それはまず「ありえない話」でしょう。かつ事前に知らされていたのなら「反対せず棄権止まり」でもロシアが中国に反発しないのはおかしいでしょう。
「事前に知らせていなかった」からこそ「反対せず棄権止まり」でもロシアは容認したと見るべきでしょう。「中国に限らず」棄権した国は「様々なしがらみや国益判断からあえて棄権した」にすぎないでしょう。
いずれにせよ田畑ですら「信じている」と書き「事前に知ってた」と見なす「決定的根拠」が何もないと認めてるのが滑稽です。例えば「昔は争いがあった話(例:カチン虐殺はソ連の犯行か、それともソ連が反論するようにナチドイツの犯行か)」でも「今は確実な証拠があって争いがない話(例:ソ連崩壊後、ソ連の犯行を裏付ける証拠が公開され、もはや争いはない)」なら「信じる」なんて誰も書きません。
「短期間でウクライナが降伏、ロシアへの従属確認*1」は実現せず、先が見通せない状況が続いている。
この間、中國は独自の役割を探そうと特使を関係国に派遣したり、仏のマクロン大統領に習近平が膝詰めで「中仏共同の和平案」を打ち出そうともちかけたり、してはみたものの、プーチンからは何も譲歩を引き出せなかったために、いずれも空振りに終わった。
そこで、もっと広い視野で「世界の調停役」を果たすべく、手をつけたのが昨年のイランとサウジアラビアの「歴史的和解」であり、今年は「パレスチナ各派の和解」であった。
勿論「中国の中東外交」はウクライナ云々とは全く関係ないでしょう。
そもそもこの田畑理論なら「ウクライナ侵攻(2022年)」以前から中国がやってる経済外交「AIIB(2014年発足)」「一帯一路(2017年から開始)」はどう理解されるのか。「中国の中東外交」はむしろ「AIIB」「一帯一路」とセットで考えるべきでしょう。
つまりは「可能な限りあらゆる手段で中国の国際的価値を高める」と言う話です。
いずれも「中国外交の大きな成果」との宣伝材料とはなったが、その実はこれまでの対立の核心はそのまま脇へ置いて、双方の代表とされる人間を一堂に招いて、言葉の上だけでの和解と握手を演出したに過ぎず、実質的な効果はないというのが大方の見方である。
おいおいですね。勿論「過大評価は禁物」ですがここまで低く評価するのも「不当評価」でしょう。
反中国も、こじらせるとここまで馬鹿になる - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)と言っていいのではないか。
そもそも「一堂に集めて和解を演出」がそんなに簡単なら「中国以外(例えば欧米やアラブ諸国)がやってもいい」でしょうに。
そして「中国以外がやった」ら「過大評価は禁物だが、それでも『こうした和解が無いよりはマシ』」と言ってるのが「反中国」田畑では無いのか。
なお、上記は田畑記事に投稿しますが、恐らく掲載拒否でしょう。自称「リベラル」が聞いて呆れます。
【追記】
と書きましたが
中国「北京中軸線」が世界遺産に 天安門広場も含まれ議論も | NHK | 中国
中軸線には、1989年に民主化を求める学生らの運動が武力で鎮圧され大勢の死傷者が出た天安門事件の現場となった天安門広場も含まれていて、国際社会で議論を呼ぶ可能性もあります。
だそうです。
*1:そもそもそんなことを中国側は想定してなかったと思うことは既に書きました。