「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2020年10/14日分:荒木和博の巻)(ボーガス注:横溝正史『病院坂の首縊りの家』、松本清張『砂の器』のネタばらしがあります)

北朝鮮工作員の背乗りについて(10月14日のショートメッセージ): 荒木和博BLOG

 令和2年10月14日水曜日のショートメッセージ(Vol.194)です。工作員が拉致対象者に成り代わる「背乗り(はいのり)」についてお話ししました。一番分かりやすい例は辛光洙が成り代わった原敕晁さんです。背乗りは成功していれば分かりませんから、北朝鮮の体制が変化しない限り被害者を北朝鮮が返す可能性はほとんどありません。

 約6分程度の動画です。荒木の言う「背乗り(なりすまし)」とやらで小生が連想するのは、「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2020年10/12日分:荒木和博の巻)(ボーガス注:横溝『病院坂の首縊りの家』のネタばらしがあります) - bogus-simotukareのブログなどで以前触れた横溝正史病院坂の首縊りの家』の『法眼由香利(実際は山内小雪) 』、あるいは「砂の器」雑感(ネタバラシあり) - bogus-simotukareのブログなどで以前触れた松本清張砂の器』の『和賀英良(実際は本浦秀夫)』ですがそれはさておき。
 「背乗りは成功していれば分かりませんから、北朝鮮の体制が変化しない限り(ボーガス注:背乗りをそのままにして日本国内でスパイ活動したい北朝鮮が背乗りの存在を明らかにしてまで?)被害者を返す可能性はほとんどありません。」
 「はあ?」ですね。
 まず第一に「拉致の目的の一つがなりすましであり、現在もなりすました北朝鮮工作員が日本国内で活動してるはずだ(だから拉致被害者が全員帰国することはあり得ない)」という荒木の決めつけには何の根拠もありません。
 第二に荒木の言う「北朝鮮の体制が変化しない限り」とは決して、「北朝鮮が鄧小平のような改革開放をしなければ」と言う意味ではありません。
 「金正恩政権(北朝鮮朝鮮労働党体制)が崩壊しなければ拉致被害者全員の帰国は無い→拉致解決を口実にした北朝鮮政権転覆論」というトンデモです。呆れて二の句が継げませんね。
 別に「北朝鮮の政権転覆」などなくても、金丸訪朝で第18富士山丸船長、機関長が、小泉訪朝で拉致被害者が帰国したわけです。
 こんな事を言っていたら北朝鮮は「我々が何人、拉致被害者を帰そうが荒木ら巣くう会は根拠レスでまだ居るはずだ、隠してるはずだと言って日朝国交正常化を妨害し続けるのだろう。拉致被害者なんか返すだけ無駄だ」「日本と拉致問題で交渉しても何のメリットも無いから米国、韓国、中露など、他の国と交渉しよう」と言う話にしかなりません。荒木の物言いは客観的に見て「拉致を口実にした日朝国交正常化交渉の妨害」でしかない。荒木の暴論を放置していたら、北朝鮮の交渉意欲が薄れるので、北朝鮮との交渉など成立せず、拉致問題なんかいつまで経っても解決しない。
 正直、家族会がこうした荒木の暴論に怒らない理由がさっぱり分かりませんね。怒って批判した蓮池透氏は不当にも家族会を追放されました。


中国と北朝鮮の関係について(10月13日のショートメッセージ): 荒木和博BLOG

 令和2年10月13日火曜日のショートメッセージ(Vol.193)。中国と北朝鮮の関係についてお話ししました。同盟関係とは言うけれど中朝両国、決して仲は良くありません。

 9分程度の動画です。
 「『その後を考える集い』をやらないのか、と聞かれましたが、最近マンネリ化してるので、当面しないことにしました、いずれリニューアルして再開したい」「でも『その後を考える集い』には意味があり、色々新しいアイデアも出てきた。いずれそのアイデアを具体化したい」だそうです。
 まあ、「リニューアルによるマンネリ化打開」だの、「アイデアを具体化」だのは「あまり期待出来ない話」ですね。
 「そういえば、『その後を考える集い』てどうなったの?。もうやめたの?」と聞かれてからこんな事言ってるわけですからね。荒木が何もしなくても何ら驚きません。まあ「リニューアルによるマンネリ化打開」だの、「アイデアを具体化」だので何かしたところで意味のあることが荒木に出来るとも思いませんが。
 さて「中国と北朝鮮はあまり仲が良くない」はまあひとまず置くとしましょう。
 個人的には荒木は言うほど、悪い関係ではないと思うし、本当はそんなことも荒木は分かってるでしょうが。単に「いずれ北朝鮮は中国から見すてられて崩壊する」と言うための前振りにすぎないでしょう。つまりはいつもの「北朝鮮崩壊するする詐欺」ですが、それはともかく。
 「金正恩・トランプ会談」について荒木が「中国と縁切りしたいからトランプにすり寄ってる」と言いだしたのには唖然ですね。
 そんなことを金正恩がするわけも無い。北朝鮮にとって「中国との関係」は「自民党創価学会にとっての公明党」「NHKにとっての紅白歌合戦大河ドラマ」「テレビ朝日にとってのドラえもん」「フジテレビにとってのサザエさんやちびまる子」みたいなもんです。極めて重要であり荒木が言うほど簡単に縁切りできる関係では無い。
 米朝関係がいつまでも緊張関係では最悪、米軍の侵攻で体制転覆するから、米国との関係をよくしたいにすぎません。「朝鮮戦争が正式終戦して、米朝間に国交が樹立され、在韓米軍が撤退すればベスト」でしょうがとにかく北朝鮮としては少しでも米国との関係をよくしたい。
 もちろん『中国との関係を維持する』のは当然の前提です。もちろんトランプとの交渉に当たっては「長い付き合いのある中露」と事前に色々と調整をやってるでしょう。中露を無視して米国相手に交渉を始めるほど金正恩も無謀では無いでしょう。
 それにしても「北朝鮮崩壊するする詐欺」の立場から、未だに「制裁あるのみ」だそうです。
 「お前、いい加減にしろよ。それで2002年の小泉訪朝から無駄に18年も経ったんじゃねえか。くたばれよ、デマ屋のカス野郎!」ですね。
 蓮池透氏はさすがに荒木批判を始めましたが、それに対して「荒木の味方」をして、蓮池氏を家族会から追放するのだから家族会の馬鹿さにはいつもながら心底呆れます。

高世仁に突っ込む(2020年10/14日分)

菅義偉は東条英機になる? - 高世仁の「諸悪莫作」日記

 さらに驚かされるのは、菅総理自民党が、6人を選んだ理由をパスして、学術会議のあり方を検討するという筋違いな話に持っていこうとしていること。

 菅のこうした無法には警戒と批判が必要ですが、さすがにここまで酷い話に加担するのは「野党(?)」では維新と「せいぜい玉木一派ぐらい」ではないか。おそらく「軽い考えで手を出し、野党などの批判を招いてる→どうしても詫びることが出来ない菅が更に無法に打って出た」と言う話であり、最初からこういう計画をしていたわけではさすがに無いでしょう。しかしこんな無茶苦茶な話にオール自民党で加担しようというのだから自民も本当に劣化したもんです。しかし河野太郎という男も菅に言われるがママに「学術会議も行革の対象」などと無茶苦茶なことを言い出すのだから、「当初予想していた以上に」どうしようもないバカでクズですね。

 総務省自治税務局長だった平嶋彰英氏が、興味深い指摘をしたインタビュー記事があった(掲載は朝日新聞9月12日朝刊オピニオン&フォーラム)。
 平嶋氏は、このブログでも紹介した「忖度しなかった」官僚。菅官房長官肝いりのふるさと納税に異を唱え、左遷された人である。
「ある政治学者が先日、安倍首相の今回の辞任劇は近衛文麿首相(ボーガス注:の辞任劇?)に似ている、と語っていた記事を読み、なるほどと思いました。安倍さんも、近衛さんも、名門で良家のお坊ちゃまイメージです。」

 「ある政治学者って誰?。どこで語ったのか?。新聞、雑誌、テレビ、ラジオのどれ?」ですね。
 いずれにせよ近衛と安倍を同一視するなど、近衛に対して失礼にもほどがあるでしょう。
 「日中戦争や対米交渉の先行き」に行き詰まっての近衛辞任劇と、今回の安倍辞任劇って似てますかねえ?。また近衛と安倍が人間的に似てるとはとても思えませんが。
 たとえば「自決することがいいことだ」とは俺は思いませんが、近衛ならともかく、安倍は「何があろうと自決しそうに無い」。安倍は徹底的に生き恥をさらすタイプだろうと俺は思います。
 大体、近衛はともかく「ニッキョーソ野次」など「げすな安倍」に正直「名門で良家のお坊ちゃまイメージ」なんかないですが(これは安倍の妻・昭恵も同じで、俺は昭恵には何一つ良家イメージを感じません)。
 大体、「安倍=三世政治家」とはいえ「安倍の祖父」岸信介*1は別に「名家出身」ではないでしょう。岸はあえて言えば「優秀な成績で東大を卒業し、その後、商工省官僚として能力を発揮したこと」によって成り上がった成り上がり者でしょう。
 大体「三世政治家・安倍=良家イメージ」というなら「鳩山一郎*2元首相の孫である鳩山由紀夫*3元首相」「吉田茂*4元首相の孫である麻生*5副総理・財務相」なんかも良家イメージなのか?
 一方、近衛は公家出身で明らかに名家です。
 むしろ「名家出身」で俺がイメージするのは例えば「熊本藩主・細川家の末裔」細川元首相(元熊本県知事)ですね。
 今回の「コロナ蔓延という失政やモリカケ不祥事などで精神的に追い込まれて」の安倍辞任劇も「細川氏には」失礼ながら俺は近衛辞任劇よりも「国民福祉税騒動による閣内不一致」「佐川急便ヤミ献金疑惑(熊本県知事時代)」で支持率を下げての「細川辞任劇」をむしろ連想しますが。いや、もちろん「細川氏の名誉のため」に断っておけば、細川氏は安倍ほどのゲスでも、無能でもありませんが。

「近衛の後の首相は東条英機*6です。東条は近衛とはタイプが異なり、陸軍出身でこわもて。強引な人事*7で軍や行政機構にはにらみを利かせました。」

 こういう物言いはいかがなもんですかね。戦前は「張作霖暗殺事件処理の不手際」で昭和天皇の叱責を受けた田中義一*8が首相を辞任したことで分かるように「国民の支持」「閣僚の支持」がどうでもいいとは言いませんが、非常に重要なのは「天皇の支持」です。東条についてはサイパン陥落までは「昭和天皇が彼を支持していた」のであり、東条が独裁者として好き勝手やっていたわけでは無いことはきちんと抑えておく必要があります。
 サイパン陥落辺りの頃から昭和天皇は「反東条グループに傾きつつあった内大臣木戸幸一*9」の影響もあって、東条に距離を置くようになり、「ポスト東条の小磯*10、鈴木内閣」で要職に就き、終戦工作に動いた米内光政*11鈴木貫太郎*12ら反東条グループの東条おろしを事実上容認し、東条は首相辞任に追い込まれます。

*1:戦前、満州国総務庁次長、商工次官、東条内閣商工相を歴任。戦後、日本民主党幹事長、自民党幹事長(鳩山総裁時代)、石橋内閣外相を経て首相

*2:戦前、田中内閣書記官長、犬養、斎藤内閣文相など歴任。戦後、日本自由党総裁、日本民主党総裁、自民党総裁、首相など歴任

*3:細川内閣官房副長官新党さきがけ代表幹事、民主党幹事長などを経て首相

*4:戦前、外務次官、駐イタリア大使、駐英大使など歴任。戦後、東久邇宮、幣原内閣外相を経て首相。

*5:橋本内閣経済企画庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、外相、第一次安倍内閣外相、自民党幹事長(福田総裁時代)、首相、第二~第四次安倍内閣副総理・財務相を経て菅内閣副総理・財務相

*6:関東憲兵隊司令官、関東軍参謀長、陸軍次官、陸軍航空総監、第二次、第三次近衛内閣陸軍大臣、首相など歴任。戦後、死刑判決。後に靖国に合祀。

*7:「強引な人事」て具体的に何でしょうか?

*8:原、第二次山本内閣陸軍大臣を経て首相

*9:第一次近衛内閣文相、厚生相、平沼内閣内務相、内大臣など歴任。戦後終身刑判決を受けるが後に仮釈放。

*10:陸軍次官、関東軍参謀長、朝鮮軍司令官、平沼、米内内閣拓務大臣、朝鮮総督、首相を歴任。戦後、終身刑判決で服役中に病死。後に靖国に合祀。

*11:林、第一次近衛、平沼内閣で海軍大臣。反東条グループの一員として東条おろしに加担。ポスト東条の小磯、鈴木内閣で海軍大臣

*12:海軍次官連合艦隊司令長官、海軍軍令部長侍従長、枢密院議長、首相など歴任

今日の中国ニュース(2020年10月13日分)(副題:中国の千人計画)

自民・甘利税調会長がメルマガ修正 学術会議の日中協力めぐり - 産経ニュース
 甘利も本当にどうしようも無いバカでクズですね。もちろん甘利の学術会議への誹謗中傷については徹底的に追及する必要があります。


千人計画で「流出」する日本人研究者、彼らはなぜ中国へ行くのか | テクノロジー | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

 中国に渡った日本人研究者が直接的に軍事研究に携わっている証拠もない。しかも、中国による高度人材の引き抜きが日本の国力衰退につながるとの不安ばかりが叫ばれるが、数の上で引き抜きが圧倒的に多いのはむしろアメリカだ。
 彼らはなぜ日本を出るのか。
 国家間の人の移動には、移住国に引き寄せられた理由(プル要因)と、母国から押し出しされた理由(プッシュ要因)の両面がある。米中に共通するプル要因としてまず挙げられるのは、高度な研究・教育環境だ。
 ハーバード大学医学部の研究所で研究員を務める嶋田健一は、(中略)当面は帰国する気はない。
 「同じ研究をしてもアメリカのほうが国際的発信力が大きく、キャリアのつぶしが利く」
 一方、日本国内の大学での助教を経て中国の大学に生物学の教授として赴任した40代の日本人男性も、恵まれた研究環境を理由に挙げる。
 トップレベルの人材を破格の待遇で招致するという千人計画のイメージもあり、中国の研究者ポストには高給の印象が付いて回るが、報酬自体の相場はそれほどでもないと、この教授は言う。
 研究チームを率いる新任の教授の「平均的な年収は600万円程度で、日本のほうが高い」。
 将来的には年金制度がより安定しており、人脈もあって共同研究がしやすい日本に戻るつもりだ。
 それでも、15人の研究室を率いて豊富な研究資金で自由に研究ができる点は日本にはない魅力だ。研究室の開設費として約1500万円が大学から拠出されたほか、大学、国、地方自治体などの研究費提供プログラムも多く、日本のように資金確保が過大な負担となることもない。
 任期も長く、10年契約を結んでいる。「日本では若いうちに自分のラボを持てる機会はなかなかない」と、この教授は言う。
 もっとも、頭脳流出の背景には、こうしたプル要因以上に日本国内の就職難というプッシュ要因があるのかもしれない。博士号取得者の就職難が深刻化した世代に当たるこの教授も、国内で必死に就職活動をしたが希望のポストを得られなかったため、自ら応募して中国に渡った。
 早稲田大学の村上由紀子*1教授(労働経済学)がアメリカで実施した調査でも、在米の日本人研究者の4割が移住の動機として、日本で希望する条件を満たす仕事がないことを挙げたという。

 まあ、そういうことですね。そもそも「海外に行きたがる」のは何も学問だけじゃ無い。ダルビッシュメジャーリーグに行くことや、渡辺謙がハリウッドを目指すことなどと話は同じです。「日本より待遇がいいから」「日本で活動するより世間に高く評価されるから」ダルビッシュも渡辺も米国を目指した。学者の世界とて変わりは無いでしょう。「日本より待遇がいい」「日本で活動するより世間に高く評価されるから」から中国や米国に行くのであり「愛国心が無いのか」となじるなどとんでもない話です。学者からすれば「劣悪な待遇を改善すればいくらでも日本で研究する!」「劣悪な環境を愛国心でごまかすな!」と言いたいでしょう。
 ニューズウイーク日本版は週刊新潮と違いまともなので
1)日本の研究環境を改善しない限り、頭脳流出は今後も続く
2)頭脳流出先は中国だけでなく欧米もある(というか将来はともかく現時点はむしろ欧米の方が多い)
3)中国への頭脳流出を「軍事転用ガー」などというのは何の根拠も無い誹謗、という当然の指摘をしています。


「 「学術会議」にモノ申した菅首相の英断 」 | 櫻井よしこ オフィシャルサイト

 一例が11年に日本学術会議会員になった名城大学教授の福田敏男氏である。福田氏は12年に中国の「外専千人計画」の一員に選ばれた。千人計画とは中国が海外の理系研究者を高い報酬等で広く集めて科学研究に寄与させる遠大な計画である。
 福田氏は13年、軍事研究においても優れた成果を出している北京理工大学の専任教授になった。氏について北京理工大ホームページは「マイクロ・ナノロボットや生物模倣ロボットの分野で卓越した人物」、「00年から北京理工大の黄強教授と協力して研究した」と紹介し、「08年から北京理工大学『特殊機動プラットホーム設計製造科学与技術学科創新引智基地』の海外学術講師、10年には『生物模倣ロボット・システム』教育部重点実験室の学術委員会委員に就任、13年に北京理工大学の専任となった」と明記している。
 福田氏がこの間、日本学術会議の会員になったことは前述した。軍民融合の中国において、福田氏の研究が中国の軍事につながる可能性は否定できない。

 週刊新潮掲載の「櫻井よしこの主張」は完全に福田教授への「根拠レスの誹謗中傷」であり、常軌を逸してるとしか言い様がありませんね。
 ましてやこんなことは「菅の任命拒否」の正当化理由には全くなりません。よしこも日テレキャスター時代に比べ随分と劣化したもんです。
 

中国「千人計画」で日本の技術が盗まれる 参加の東大名誉教授が告白「中国は楽園」(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース

 名城大学の福田敏男教授は再三の依頼に無回答だった。

 そりゃ週刊新潮は誹謗中傷しかしないことはわかりきってるのだから、取材に応じたがらないのも当然です。取材を受けることは義務では無い。「自分の研究に利益か」どうかだけ考えれば週刊新潮の取材なんか受けたって何の利益も無い。まともなメディアの取材ならまだしも。

 取材に応じてくれたのは、東京大学名誉教授で物理学が専門の土井正男氏(72)だ。
「現在は北京航空航天大学の教授として、専門のソフトマター物理学を教えています。9年前に北京の理論物理学の研究所に呼ばれて連続講義をした際、知り合った中国の先生から『千人計画』に誘われまして」
 土井氏が論文リストを送ったところ、中国政府から招聘を受けることになった。
「東大は辞めても名誉教授という肩書しかくれませんでしたが、北京の大学は東大時代と同じポストで、待遇も少し多いくらい用意してくれました。普段は学生相手に講義をしなくてもよいし、日本の公的な科学研究費(科研費)にあたる『競争的資金』にもあたりました。私は中国語を書くことができないので、申請書類は准教授が代わりに出してくれました。日本では科研費をどうやって取るのかで皆が汲々としている。そういう意味ではまるで楽園ですね。面倒なことをやらずに学問に没頭できて本当に幸せです」と喜びを隠さないのだ。

 いつもながら中国を誹謗しようとするげすな「反中国ウヨ」週刊新潮ですが、土井氏の言葉から浮かび上がってくるのは「日本に比べ、恵まれた中国の研究環境」でしょう。
 しかし、週刊新潮が「中国に負けないように日本も研究者を厚遇すべきだ」と言わないのは言うまでもありません。ただただ千人計画の誘いに応じた土井氏のような研究者を誹謗するのだから心底呆れます。新潮社は「ドラえもん小学館」と違い、中国を市場としてないので気軽に中国が誹謗できるし、日本の科学技術の未来もまともに考えてない、反中国ウヨ相手に「中国に悪口して」金儲けできればそれでいいというクズ企業なのでしょう。とはいえ出版不況が深刻な今「中国市場など要らない」で新潮社がいつまでやってけるかは甚だ疑問ですが。余りふざけたことばかりやってると新潮社が「中央公論社」のように倒産することすらありうるかと思います。つうか俺的には新潮社にはとっとと倒産して欲しいですが。新潮社の本なんて「池波正太郎」「松本清張」など一部を除いて全然読んでないので。まあ、新潮社が倒産しても講談社か文春辺りでちゃんと小説の出版がされるでしょうし。


安倍前首相に訪台要請 台湾立法委員 - 産経ニュース
 そんな要請をして仮に安倍が訪台した*2として「何の意味があるのか?」と心底呆れます。安倍が首相在任中に「自分の名代として実弟岸信夫」を訪台させても安倍個人は訪台どころか、訪日した李登輝とは会わなかったこと、それどころか「訪日した李克強首相の北海道訪問に安倍自身が同行するほど歓待したり」、あるいは「習近平主席を国賓で招こうとしたり」している時点で「安倍が台湾より中国を重視していること」は明白でしょうに。正直「蔡英文民進党の蔡の仲間たち」もいい加減無意味な中国への挑発行為はやめたらどうなのか。


中国外相、日米のインド太平洋構想を「新NATO」と牽制 - 産経ニュース
 中国側が米国の軍事的動きを警戒し、牽制しようとしていることがうかがえますが「旧ソ連」を仮想敵国としていた(そして今はロシアを仮想敵国としている?)NATOのように日米安保や米韓安保が公然と「中国敵視の方向」に動くかどうかは甚だ疑問かと思います。
 何せ日本にとっても韓国にとっても中国は重要な貿易相手国ですので。

*1:著書『技術者の転職と労働市場』(2003年、白桃書房)、『頭脳はどこに向かうのか』(2010年、日本経済新聞出版社)など

*2:もちろん訪台する保証はありませんが

今日の朝鮮・韓国ニュース(2020年10月13日分)

ベルリンの少女像「当面認める」 撤去決定の効力停止申請受け
 シュレーダー等の抗議により日本政府の無法が挫折し、撤去決定が撤回されたようです。「当面認める」なのでどうなるかは今後の闘いにより決まることですがひとまず素直に喜びたい。いずれにせよベルリン市は定見がないにもほどがあるでしょう。まあ、「今回の撤回」を俺はもちろん「アンチ歴史修正主義(アンチ慰安婦違法性否定論)」「アンチ菅政権」などの立場から喜んではいるのですが、「日本にも韓国にも嫌われたくない(観光客的な意味で?)」という「商売的な思惑」しかベルリン市には感じられない点には「何と定見がないのか」とがっかりします。
 いずれにせよ今回も「諦めずに戦うことが大事」「諦めたらそこで敗北が決定、戦えば勝つこともあり得る」ということが改めて証明されました。シュレーダーなどが抗議しなければこの成果はなかったでしょう。


【独自】シュレーダー独元首相夫妻「ベルリン『平和の少女像』撤去に反対」-Chosun online 朝鮮日報

 ゲアハルト・シュレーダー、ソヨン・シュレーダー・キム夫妻はこのほど、平和の少女像撤去決定を下したベルリン市ミッテ区のシュテファン・フォン・ダセル区長あてに手紙を送り、「決定は絶対に理解しがたい」「暴力の犠牲者として苦痛を受けた、いわゆる慰安婦ハルモニ(おばあさん)たちの痛みを見捨てる反歴史的決定」と批判したことが分かった。
 シュレーダー夫妻は「ドイツはナチスの歴史を清算して世界中から尊敬されている。ドイツの官庁は日本の戦争犯罪隠ぺいに加担してはならない」「ドイツ外務省の指示を受けているものと見られる圧力に屈しないよう願う」としている。

 こうした批判の声がドイツ内に存在することがせめてもの救いかと思います。
 もちろんシュレーダー以外にも批判はあるでしょうが、「政界を引退したとは言え」元首相シュレーダーのような大物が批判したことは嬉しい限りです。


菅首相、日中韓会談に難色 元徴用工問題で措置講じない限り出席せず 韓国に伝える - 毎日新聞
 どんだけ非常識なのかと心底呆れます。そんなことが会談拒否の理由になると本気で思ってるのか。
 そもそも菅は徴用工問題で一体何を文大統領にして欲しいのか。「まず菅が具体的に何をして欲しいのか、言え。ただし判決を何とかしろという、三権分立無視の暴言はなしで頼む」つう話です。
 以前も書きましたが「光華寮訴訟・中国敗訴判決(大阪高裁、但し後に最高裁で台湾が逆転敗訴)」での中曽根政権の釈明「判決は日中平和友好条約に反する、台湾を国扱いしている、中曽根政権は何とかしろと中国に言われても三権分立なので何も出来ない」「中国にはその点、理解して欲しい」をどう考えてるのかと菅や産経を問いただしたくなります。中曽根と全く同じ釈明しかしてない文大統領をなにゆえ「反日呼ばわり」するのか。ならば中曽根も「反中国の不届きな政治家」であり彼は中国の要請「大阪高裁の不当判決を何とかしろ」に応じて「何かすべきだった」のか。


【主張】北の軍事パレード 日本への脅威を直視せよ - 産経ニュース
 マジな話をすれば、北朝鮮は「日本への脅威」ではないですよね。産経やウヨ連中だって本心ではそんなこと思ってないでしょうが。
 まず第一に戦争するには「勝たないといけない」。「負けるとわかってる戦争」をする馬鹿はいません。
 北朝鮮が日本を攻撃して、「在日米軍自衛隊に反撃された場合勝てるのか」。聞くだけばかばかしい。勝てるわけも無く、だからそんなことはするわけもない。
 第二に戦争するには「言いがかりやこじつけ」であれ「大東亜共栄圏」など「大義名分が無いといけない」。
 「韓国侵攻」なら「民族統一」という大義名分がある(軍事力が韓国より劣ってるのでそんなことはするわけもないですが)。
 「日本攻撃」に何の大義名分があるのか。北朝鮮が日本攻撃する可能性があるとしたら「朝鮮半島有事が発生し、在日米軍北朝鮮攻撃に参加したときの報復攻撃」以外にはまず考えられません。そしてその場合「報復攻撃があるのはある意味当然」だし、「在日米軍がそんなことをしなければ報復も無い」。北朝鮮を脅威扱いできる話ではありません。

 金正恩同党委員長は演説で、経済制裁新型コロナウイルス、自然災害による困難に直面していることについて「面目ない」と語り、北朝鮮国民や朝鮮人民軍に繰り返し感謝を表明した。名指ししての米国批判をしなかった。

 である以上「遠い将来はともかく、北朝鮮は当面は、国内経済立て直しに全力投球する構えであり、核、ミサイル開発などで米朝の緊張関係を高めることは避けるのでは無いか」と考えるべきでしょうがもちろん産経はそうはなりません。

 金委員長は「いかなる勢力*1であっても、わが国の安全を脅かせば、最も強力な攻撃力を先制して動員して膺懲(ようちょう)する」と強調し、「戦争抑止力を引き続き強化していく」とも語った。

 「わが国の安全を脅かせば」「戦争抑止力」と言う点に注目しましょう。つまりは「防衛のための最小限度の軍事力整備」という釈明をしているわけでそれを「日本の脅威」と見なすのは不適切でしょう。 

*1:もちろん「米国を名指しで批判するのを避けただけ」であって想定されてるのは米国でしょうが。

今日の産経ニュースほか(2020年10月13日分)(菅の学術会議議員任命拒否ほか)

菅首相「来週から外遊」 ベトナムとインドネシア訪問へ - 産経ニュース
 そんなことより国会を開会しろと怒りを覚えますね。


瀬戸大也に年内活動停止処分 日本水連 不倫問題受け - 産経ニュース
 不倫していいとは言いませんが犯罪ではないし、瀬戸自身が辞退するならともかく、こんなことで処分していいのか疑問に思いますね。


河野氏「注意深く見る」 学術会議の予算10億円 - 産経ニュース
経費の不当性確認できず 経産省、持続化給付金検査 - 産経ニュース
 呆れて二の句が継げませんね。
 たとえば「額が巨額」「不正の疑いも濃厚で野党やマスコミが追及する」持続化給付金問題でも河野太郎*1は追及したらどうなのか。
 しかし「菅が追及を望まない」から、もちろん奴は追及しないわけです。経費の不当性確認できず 経産省、持続化給付金検査 - 産経ニュースという中間報告を奴は平然と容認するでしょう。
 「遅くても」安倍内閣外相時代の「次の質問どうぞ(『北方領土返還、平和条約締結を目指すと言うがプーチン政権にそんな意思があるとは思えない。ロシア外交は失敗してるのでは無いか』という厳しい記者質問への河野の逆ギレ)」時点でモロバレになったことですが、河野という男は「無能」「責任感皆無」の上に「出世欲」「自己顕示欲」にもとづく「パフォーマンス意欲(人気取りの欲望)」だけは旺盛で、かつ「批判者に対しては『次の質問どうぞ』でわかるように、大人げなく逆ギレ」と言うのだからどうしようも無いクズです。
 「人格的には」安倍晋三石原慎太郎橋下徹*2、トランプ、吉村*3府知事などの同類でしか無い。「父親・洋平氏*4はあそこまでクズでは無い」と思うんですが、なんで、あんな馬鹿息子が育ってしまったのか。政治家業に忙しくて、子育てを母親に任せきりにしたことが良くなかったのか。
 はたまた洋平氏は太郎に対しては「馬鹿親」で甘やかしてしまったのか。
 それとも、洋平氏も実はあのレベルのクズなのか。
 この点、「男は黒豹」暴言などの問題点を割り引いても、福田康夫*5福田赳夫*6元首相の息子)は「今の自民では比較的まともな二世議員だった」と思います。安倍晋三*7河野太郎の存在が「あんな馬鹿息子を育てる馬鹿親なのか?*8」と安倍晋太郎*9河野洋平の価値をおとしめてるのとは逆に「福田康夫氏の存在」は「息子がまともだから父親もまともだったのだろう」ということで父・赳夫氏にとってある種の誇りでしょう。
 それと「問題が無いとは言いませんが」、父親があの石原慎太郎*10でありながら、「河野太郎ほどには石原伸晃*11にクズさを感じない」のは何なんだろうなと言う気はします。
 また芸能人の石原良純に至っては全然その種のクズさを感じませんしねえ。「ダウンタウン・松本」など一部の吉本芸人の方がよほどその種のクズさを感じます。良純に人間的問題点が無いとは言いません。
 しかし、良純がテレビのバラエティで見せる『無責任男』的キャラは、「そう言う部分が良純に全くない」とは言いませんが、かなりの部分、「クレージーキャッツ時代の植木等」「高田純次蛭子能収」などの「無責任男キャラ」などと同じで「そうしたイメージがいつの間にかついてしまったこと」に対する彼なりの「ファンサービス」「視聴者サービス」でしょう。「無責任男」を演じることでかえってファン(?)が喜ぶからそうしてる。
 俺の知る限り良純からはウヨ芸人に良くある「自民党万歳の強弁」もないと思いますし。
 それにしても子どもたち(伸晃や良純)が「安倍晋三菅義偉*12ほどのクズでは無い」のは石原慎太郎が政治家業や作家業に忙しくて子育てを母親に任せきりだったからか。はたまたいわゆる「反面教師」か。
 しかし「野党共闘に様々な手で揺さぶりをかけるべき時」にかえって学術会議議員任命拒否問題(不当な政治介入)という「格好の野党共闘のネタ」を提供するわ、まともな行革をアピールすることで、「敵ながらあっぱれ」「菅政権は侮れない」と批判派に危機感を思わせる*13べき所「学術会議の行革」を放言して「そんなもんが行革の重要テーマなのか、たった10億じゃねえか?。防衛費とか公共事業とかの方が金額が大きいだろ」「つうか明らかに学術会議への嫌がらせだろ?」と「自民支持層以外(特に野党支持層)」には呆れられるわ、菅と河野の馬鹿さには心底呆れます。
 行革を「真面目に考えてるような人間(そんな人間が日本にどれだけいるのかはともかく)」は「たった10億」に「聖域は無い」と言い出す河野に「たった10億で聖域?。そんなもんより、防衛費や公共事業費に突っ込めよ、そっちの方が多分無駄が大きいぞ」と呆れたでしょう。

*1:第三次安倍内閣国家公安委員長、第四次安倍内閣外相、防衛省などを経て菅内閣行革相

*2:大阪府知事大阪市長、維新の会共同代表など歴任

*3:大阪市議、大阪市長を経て大阪府知事日本維新の会副代表、大阪維新の会代表代行

*4:中曽根内閣科学技術庁長官、宮沢内閣官房長官自民党総裁、村山、小渕、森内閣外相、衆院議長などを歴任

*5:森、小泉内閣官房長官を経て首相

*6:大蔵省主計局長から政界入り。岸内閣農林相、自民党政調会長(池田総裁時代)、幹事長(佐藤総裁時代)、佐藤内閣蔵相、外相、田中内閣行政管理庁長官、蔵相、三木内閣副総理・経済企画庁長官などを経て首相

*7:自民党幹事長(小泉総裁時代)、小泉内閣官房長官を経て首相

*8:正直、日々露呈される「河野太郎のクズさ」で俺の洋平氏評価は「河野談話などプラス材料を考慮しても」大いにランクダウンしました。

*9:三木内閣農林相、福田内閣官房長官自民党政調会長(大平総裁時代)、鈴木内閣通産相、中曽根内閣外相、自民党幹事長(竹下総裁時代)など歴任

*10:福田内閣環境庁長官、竹下内閣運輸相、都知事、維新の会共同代表、次世代の党最高顧問など歴任

*11:小泉内閣国交相自民党政調会長(第一次安倍総裁時代)、幹事長(谷垣総裁時代)、第二次安倍内閣環境相、第三次安倍内閣経済財政担当相など歴任

*12:第一次安倍内閣総務相、第二~第四次安倍内閣官房長官を経て首相

*13:菅内閣はなんと無法なのか」という別の意味での危機感は大いに感じていますが。

今日の中国ニュース(2020年10月12日分)

中国、尖閣奪取シナリオも 海保の2倍の公船で圧力 :日本経済新聞
 「尖閣奪取シナリオ」とは「常軌を逸した産経並みの反中国記事」で心底呆れます。
 仮にも経済紙が「日本の重要な貿易相手国」をそこまで敵視するとは正気なんでしょうか?。本気で中国が尖閣を「武力奪取する」と思ってるのか?。そんなことをしたところで日中関係が悪化し「日本企業の中国撤退」「日本人の中国観光客の減少」「欧米諸国の経済制裁」が危惧されるだけです。
 何のメリットも無い。尖閣に「石油や天然ガスが大量にあるかもしれない」というのは現時点では「可能性の話」にすぎません。その程度の可能性で武力侵攻するわけも無い。尖閣についての中国の態度は「是非はともかく」、「野田内閣の尖閣国有化」などで潰された面子の回復でしかないでしょう。
 「日本が何をしようとも尖閣領土主張を中国は撤回する気は無い」という政治アピールでしか無い。

 いまの尖閣の状況は12年に中国が南シナ海スカボロー礁の実効支配をフィリピンから奪った時と似る。まず漁船を送り込み、保護を名目に中国公船や海軍の艦艇で囲み、フィリピンを追い出した。
 フィリピンが中国を訴えた国際仲裁裁判所は「国際法違反」との判決を出したが、中国はいまも実効支配を続ける。

 「どこが似てるのか」「本気で中国が尖閣に軍事行使すると思ってるのか」と日経には呆れますがそれはさておき。
 「実効支配を続ける」としか書かない「中国にアンフェアな」反中国ウヨ・日経ですが

中国とフィリピンの関係が緊密化、国交樹立45周年を来年に控え 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
・フィリピンがロドリゴ・ドゥテルテ政権になって以降は関係改善に向かい、中国からフィリピンに対する投資が急増。中国の対フィリピン投資総額は今年1-10月で、3340万ドル(約37億円)。前年同期比45.7%増となった。
・フィリピンの排他的経済水域EEZ)内のリード礁周辺の海域におけるガス共同開発の権益60%をフィリピン側に譲渡し、中国側が40%を保有するという提案を行っていた。
・中国からフィリピンに訪れる旅行客は159万人をこえ前年同期比41%増。貿易総額は498億ドル(約5兆4551億円)で前年同期比7.2%増だ。特にフィリピンから中国へのバナナの輸出量が増えており、1~9月で110万トン、金額にして4.93億ドル(約5400億4220万円)相当。また同じ期間、40以上の中国企業がフィリピンに投資しており、直接あるいは間接的に2.6万の就職機会を創出した。

と言う記事で分かるようにフィリピンと中国の関係は決して「対立一本槍」ではない。
 「島から撤退しない代わりに経済支援するから我慢してくれ(中国)」「分かった、我慢する(フィリピン)」ということで「ある種の政治取引が成立している」と見るべきでしょう。「是非はともかく」、ドゥテルテ政権は「島の実効支配」にこだわるよりも「仲裁裁判所の判決」も利用して「中国から経済的利益を引き出す方を選んだ」ということです。
 

中国の高圧外交、世界身構え 130カ国「最大貿易相手」 :日本経済新聞
 「強権の中国 共存の終わり」とはタイトルからして「常軌を逸した産経並みの反中国記事」で心底呆れます。
 仮にも経済紙が「日本の重要な貿易相手国」をそこまで敵視するとは正気なんでしょうか?


中国習近平はグローバルな脅威である、と亡命した天安門のリーダー語る ― 中国共産党とヒトラー政権下のナチス党の比較 | ダライ・ラマ法王日本代表部事務所
 「ダライ一味日本支部は正気なのか?」ですね。
 習主席に向かって「ヒトラー呼ばわりすること」は確実に「そんなダライ一味と対話なんかしない(中国政府)」という反発を招くでしょうにねえ。


【11月18日】第10回 アジアの民主化を促進する東京集会 | 一般社団法人 アジア自由民主連帯協議会

 現在、アジアでは、中国共産党政府による国内の弾圧政策により、民主運動家や人権派弁護士が次々と不当逮捕され、チベット南モンゴルウイグルなど各民族は、事実上の植民地支配下に置かれています。

 で、「引用は省略しますが」、この後も、延々、中国への非難です。
 「批判内容の是非」はひとまず置くとして「中国の民主化を促進する東京集会」ならこれでもいいでしょう。これで「アジアの民主化を促進する東京集会」と言うのは完全に常軌を逸しています。
 「反体制派ジャーナリスト暗殺疑惑のサウジアラビア」「ロヒンギャ抑圧疑惑のミャンマー」「フンセン首相長期政権のカンボジア(最大野党が強制解散処分)」など「欧米から独裁的と批判されるアジアの国」は中国以外にも多々あるわけですから。

「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2020年10/12日分:荒木和博の巻)(ボーガス注:横溝『病院坂の首縊りの家』のネタばらしがあります)

予備役ブルーリボンの会動画配信「レブラ君とあやしい仲間たち」No.2。: 荒木和博BLOG
 9分程度の動画です。荒木個人の動画ならまだしも「予備役ブルーリボンの会動画配信」でありながら「今回は鉄ちゃん(鉄道オタク、鉄道マニア、鉄道ファン)話」てのも酷い話です。


拉致を通して考えた「国家」(10月12日のショートメッセージ): 荒木和博BLOG

 令和2年10月12日月曜日のショートメッセージ(Vol.192)です。
 山本美保さんDNAデータ偽装事件などを通して考えた「国家」についてお話ししました。

 8分程度の動画です。未だに「山本美保さんDNAデータ偽装事件」などというデマを垂れ流してるのかと思うとうんざりします。
 荒木がこんなことを言っても「安倍政権」ですら、あるいは「産経新聞」ですらこんなデマはろくに相手にしない。
 安倍政権も荒木の言い分なんか認めなかった(山本美保さんのDNA鑑定が間違いだと認めなかった)し、産経新聞ですら「荒木とのお付き合い程度」にしかおざなりにしか報じなかった。
 安倍政権や産経ですら「こんなのはデマだ」「荒木のためにこんなデマをごり押ししても何のメリットも無い」と認識していると言うことです。
 だからこそ「俺のように荒木ブログを愛読(?)してる変人」ならともかく「山本美保さん」なんて言っても、政府認定拉致被害者横田めぐみさん」「有本恵子さん」などと違い一般的知名度は皆無です。ほとんどの人間が山本美保さんのことなんか知らない。
 「山本美保さんDNAデータ偽装事件」などという荒木のデマは「ほとんど誰からも相手にされない、安倍政権や産経ですら相手にしない」「それどころか明らかに『うさんくさい男』『怪しい男』として荒木の評判を落としてる」「明らかに蓮池透氏が荒木批判に踏み切った理由の一つは山本美保さんについてのデマ」という事実を前に荒木は「空しくならない」んでしょうか?。
 それにしても「国ぐるみでDNAデータを偽造するのかと思って慄然とした。国民の権力監視が重要だと思った」という荒木が「権力犯罪」であるモリカケや「桜を見る会」に慄然としないわけですから心底呆れますね。
 つうか権力監視というならそれこそ「拉致問題解決のために安倍政権は何をしたのか」などと問いただすべきでしょうに、それはしないのだから「やれやれ」です。 


後ろに人民解放軍?【調査会NEWS3345】(R02.10.12): 荒木和博BLOG

 金正恩周辺の米国派と人民軍などの中国派が競っている状況のように思います。

 荒木らしいトンデモ振りで頭痛がしてきますね。一般的な理解は「金正恩が党、政府、軍のトップとして実権をがっちり握っており、反対派などはいない」「中露との友好関係は当然の前提とした上で、米国による体制保証と制裁解除を目指している」でしょう。
 つまりは米国との交渉は荒木が妄想してるような「中露と縁切りして米国と付き合う」と言う話では無い。
 そんなことが米国と北朝鮮の間に可能とは「金正恩など北朝鮮指導部」も「関係各国(日中露韓国)」も全く思っては居ないでしょう。
 トランプ政権の言動(別に北朝鮮に好意的なわけでも無い)を見て何でそんな理解が出来るのか、意味不明です。いずれにせよそんなことと「荒木の建前上の活動目的」である「拉致被害者の救出」と何の関係があるのか。

 卑屈とも思える金正恩(のような人物?)のスピーチ内容など、不思議なことばかりです。

 「金正恩(のような人物?)」というのには頭痛がしてきますね。また「今の金正恩は影武者」なんて与太を飛ばす気でしょうか。
 既に
「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2020年5/5分:荒木和博の巻)(注:横溝正史原作・市川崑監督映画『病院坂の首縊りの家』のネタばらしがあります) - bogus-simotukareのブログ
「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2020年7/15分:荒木和博の巻)(注:横溝正史原作・市川崑監督映画『病院坂の首縊りの家』のネタばらしがあります)) - bogus-simotukareのブログ
で突っ込んでいますが、改めて

病院坂の首縊りの家』かよ!

と突っ込みたくなります。

 パレードの準備検閲をした李炳鉄・中央軍事委員会副委員長は先月クーデターを行ったとか情報が流れた人物でもあります。

 「はあ?」ですね。仮にそんなクーデター説が一部で流れたとしても「李炳鉄がパレードの責任者だった」のならそれはガセだったという話でしか無い。

 気がついたことをいくつか書いておきます。前に述べた仮説も含め、後で間違いと分かることもあるかも知れませんが。

 「後で間違いと分かることもあるかもしれない」と逃げを打っている点がいつもながら姑息です。

李炳鉄「同志たち、こんにちは!」
部隊全員「あなたの健康を願う!」
 それにしてもなぜ李炳鉄の健康を願うのか不思議である。

 「金正恩(のような人物?)」という文章とセットで考えるに「金正恩は影武者」で「真の北朝鮮の支配者は現在、李炳鉄」とでも放言する気でしょうか?
 さて「北朝鮮は極端な秘密主義であること」「北朝鮮政府自身がそのような公式発表はしてないこと」に注意が必要ですが、李炳鉄については「要職に就いていること」「李姓であること」から北朝鮮・軍事パレードで際立ったふたりの軍要人――ひとりは「金正恩氏の義父」説もささやかれるが……(西岡省二) - 個人 - Yahoo!ニュースによれば、
「李炳鉄=李雪主金正日の妻)の父親」説が出ているそうです。もしそれが事実ならば「李炳鉄の健康を願う」のも別に不思議では無いでしょう。