今日の朝鮮・韓国ニュース(2020年11月27日分)

日本の市民団体、三菱重工業に「強制動員解決を求める」はがき千通送る : 日本•国際 : hankyoreh japan
 本来こうした方向性で菅政権が三菱重工や日本製鉄など日本企業に働きかけるべきですが、逆に「和解に応じるな」などと言い出すのだからげんなりします。


朝鮮大生に公平な給付を 除外は政治的と教員7百人:東京新聞 TOKYO Web
 こうした運動も、こうした運動を報じる東京新聞も高く評価したい。


マラドーナが亡くなった – イオWeb

 マラドーナの腕には、同じアルゼンチン出身の革命家チェ・ゲバラの顔のタトゥーが入っている。脚には、ゲバラらとともにキューバ革命を主導した、のちの同国の指導者フィデル・カストロ*1も彫られていた。
 現役引退後、体調を崩し、いっときは危険な状態だとも伝えられたマラドーナが治療のために足を運んだのがキューバだった。キューバと同じく、米国に異を唱えたベネズエラチャベス大統領ら中南米の国家指導者たちとの親交に加えて、マラドーナ自身の反米スタンスや発言も大いに注目された。
 このようなマラドーナのサッカー以外の一面は、2008年に公開されたドキュメンタリー映画マラドーナ」(エミール・クストリッツァ監督)でうかがい知ることができる。

 日刊イオは「朝鮮新報の記者のブログだ」ということで「今日の朝鮮・韓国ニュース」に入れてみました。
 「反共主義」の日本のメディアが触れたがらないマラドーナの一面として紹介しておきます。

参考

ディエゴ・マラドーナ - Wikipedia
フィデル・カストロとの関係
 1987年7月28日にフィデル・カストロと初めて対面して以来、友人関係を築いており、1989年のマラドーナ自身の結婚式にはカストロを招待した。キューバへの敬愛の印として左脚にカストロ、右肩にチェ・ゲバラの刺青を彫り込んでいる。
 2000年にウルグアイ滞在中に心臓発作を起こした時にはカストロを頼ってキューバの医療施設に入所し、その後数年間はカストロの世話になった。

マラドーナ氏、中南米左派と交流 フィデル・カストロと同じ命日:東京新聞 TOKYO Web
 25日死去したサッカー元アルゼンチン代表のスーパースター、マラドーナさんは左派思想に傾倒し、キューバベネズエラの首脳らと深い交流があった。「第2の父」と慕うキューバの故フィデル・カストロ国家評議会議長の命日は、くしくも同じ11月25日だった。中南米左派は大きな後ろ盾を失った。
 ブエノスアイレスの貧困地域に生まれたマラドーナさんは平等主義を目標に掲げたキューバ革命に心酔。薬物中毒治療のためキューバに滞在した。「アルゼンチンでは扉を閉ざす病院もあったがフィデルは扉を開いてくれた」と感謝。カストロ氏のタトゥーを入れるほど慕っていた。

マラドーナさん死去 母国の貧困層支援に尽力 左派と親交「政治的偏り」批判も - 毎日新聞
 25日に死去したサッカー元アルゼンチン代表、ディエゴ・マラドーナさん(60)は貧しい家庭に生まれた。世界最高峰の選手に上り詰めると、その生い立ちをバックに貧困の軽減に力を入れた。貧富の格差が深刻な中南米の左派政治指導者と親交を深めた一方、「政治姿勢の偏り」から批判も絶えなかった。
 「この国には金持ちと貧乏人がいる。富裕層はすべてを奪い、国民のために何もしなかった」。
 マラドーナさんは2020年5月、地元テレビ局のインタビューでそう語り、左派のフェルナンデス*2政権が進める富裕層への課税強化に賛同した。新型コロナウイルスの不況に直面する貧困層を支える慈善事業にも取り組んだ。

*1:キューバ共産党第一書記、キューバ国家評議会議長(大統領)、閣僚評議会議長(首相)を歴任

*2:夫のネストル・キルチネル大統領(1950~2010年。リオ・ガジェゴス市長(1987~1991年)、サンタクルス州知事(1991~2003年)を経て、2003~2007年まで1期4年大統領を務めた)の後継候補として2007年大統領に当選。2007~2015年まで2期8年大統領を務めた。三選を目指した2015年大統領選挙で落選するが2019年に大統領選挙に出馬し、返り咲き当選。2020年現在、アルゼンチン大統領(クリスティーナ・フェルナンデス・デ・キルチネル - Wikipedia参照)。

今日の産経ニュース(2020年11月27日分)

【言葉のひと解き】あれから50年 日本の政治、夢幻のごとく 清湖口敏 - 産経ニュース
 この記事の「あれから50年」の「あれ」とは「1970年11月25日の三島事件」のことですが、1970年には他にも

1970年 - Wikipedia1970年の日本 - WikipediaCategory:1970年没 - Wikipedia参照
◆1月14日
 ビアフラ共和国がナイジェリアに降伏し、ビアフラ戦争(ナイジェリア内戦)が終結
◆2月3日
 日本政府、核拡散防止条約に調印。
◆3月5日
 核拡散防止条約が発効。
◆3月14日
 日本万国博覧会大阪万博)開幕(9月13日まで)。
◆3月19日
 ヴィリー・ブラント*1西独首相とヴィリー・シュトフ*2東独首相がエアフルトで初の東西ドイツ首脳会談。
◆3月24日
 週刊少年マガジンに連載されたボクシング漫画『あしたのジョー』の登場人物で、主人公・矢吹丈との闘いの末敗れ死亡した「力石徹」の追悼式(葬儀)が講談社講堂(東京都文京区)で寺山修司の主宰により開催。
◆3月31日
 日本航空よど号ハイジャック事件発生。
 八幡製鐵富士製鐵が合併し、新日本製鐵(現・日本製鉄)が発足。
◆4月10日
 ビートルズ解散。
◆5月12日
 瀬戸内シージャック事件
◆6月11日
 東京都小菅刑務所で、日本で戦後初となる女性死刑囚(ホテル日本閣殺人事件)に対する死刑執行。後にこの事件をモデルに映画『天国の駅 HEAVEN STATION』(吉永小百合主演、1984年公開)が制作されている。
◆8月26日
 植村直己北米大陸最高峰マッキンリー山に単独初登頂。世界初の五大陸最高峰(マッキンリーの他は南米大陸最高峰アコンカグア、アジア大陸最高峰エベレスト、アフリカ大陸最高峰キリマンジャロヨーロッパ大陸最高峰モンブラン)登頂者となる。
◆9月7日
 厚生省、スモンの原因に関係があるとして整腸剤「キノホルム」の使用及び販売中止を通達。
◆10月6日
 在日朝鮮人の青年・山村政明焼身自殺
◆10月8日
 アレクサンドル・ソルジェニーツィンノーベル文学賞を受賞。
◆10月24日
 チリ大統領選で人民連合のサルバドール・アジェンデが当選。
◆10月28日
 戦場カメラマン沢田教一が殺害される。
◆12月20日
 コザ暴動

などと言った事件がありました。


【学術会議 改革の行方】(上)文系に目立つ「恣意的人事」 - 産経ニュース

 10月28日の衆院本会議では会員構成の偏りを指摘し、同30日の参院本会議では「現在の会員は旧帝国大といわれる7つの国立大に所属する会員が45%を占めている。それ以外の173の国公立大は合わせて17%だ。615ある私立大は24%にとどまる」と言及した。
 野党や学術会議は反発したが、内閣支持率が大きく下がることはなかった。首相周辺はこう漏らした。
 「あえて問題意識を示したことで、学術会議のおかしさが国民に伝わった」

 「日本人は『金儲け以外のことには興味が薄いエコノミックアニマル』」ということもあってか、「大きく」は下がらなかったかもしれませんが支持率自体は下がったし、ほとんどの国民は世論調査において「菅首相の説明には納得してない」と回答しています。
 大体「国立大学への偏り」と「菅の任命拒否」と何の関係があるのか。何の関係もない。よくもまあこんな馬鹿なことが言えたもんです。


「トランプ敗北」と喜ぶ人々…テロリストの高笑いが聞こえる 飯山陽 - 産経ニュース
 有料記事なので途中までしか読めませんが、未だにトランプ支持とは呆れて二の句が継げませんね。


【主張】国民投票法改正案 今国会で必ず成立させよ - 産経ニュース
 「桜を見る会疑惑」追及については「そんなことよりコロナ対策ガー」の産経が「今国会で憲法改定国民投票法改定を」だそうです。それこそ「そんなことよりコロナ対策ガー」でしょう。
 産経は「コロナ対応で緊急事態条項改憲ガー」なのでしょうが「百歩譲って」それを認めた*3ところでそんな改憲は「今の第三派」には到底間に合いません。
 「コロナ対応で緊急事態条項改憲ガー」は、家が火事で焼けてるのに「今から消防車を調達しよう」と言い出すくらい馬鹿げてる。そんなことをしていても「消火」には役立たないわけです。消防車が手に入る頃には家が焼けている。
 そもそも「どうやってコロナ蔓延を阻止するか」は「医学に基づいた適切な対応」が大事であり、「緊急事態条項を発動すれば解決する」つう話ではない。
 例えば米国には「いざとなったら緊急事態条項を発動することが出来る規定」が憲法上ありますが、実際問題、そんなものは発動されてないし、そんなものがあっても「世界最悪のコロナ蔓延国家」になってしまったわけです。
 もちろん「中国、北朝鮮の日本攻撃の脅威→九条改憲」なんてもっと道理に合わない。政府見解では「専守防衛は合憲」であり、一方、産経や菅が狙ってることは専守防衛を越える「米軍との集団的自衛権行使(ベトナム戦争での韓国軍参戦、イラク戦争での英国軍参戦などのような行為)の正当化」なのだから「中国、北朝鮮の日本攻撃の脅威→九条改憲」なんてデマも甚だしい。

 (ボーガス注:立憲民主、共産、社民と言った野党が審議に応じない上、会期末の12月5日が迫るので)与党は今国会成立を事実上断念したと見られているが翻意すべきだ。維新、国民と協力して同法改正案を成立させればいい。

 ここまで言われるとは国民民主(玉木一派)も随分と舐められたもんですが、まあ、これが「産経だけでなく世間の国民民主への見方(国民民主=自民党応援団)」のあけです。当然、自民批判層は国民民主なんか支持しない。立憲民主、共産、社民、れいわなどを支持する。
 一方、自民支持層も国民民主なんか「自民党にとっての馬の足、下駄の雪」扱いでしかない。結果、国民民主は支持率がどんどん低迷していくわけです。
 なお、産経や菅自民は維新も「自民党応援団」と見ており、だからこそ「大阪都構想大阪市廃止構想)住民投票での維新敗北」を残念がってる。
 まあ、まともな人間ならたとえ「維新を自民の応援団として使いたい。だから維新には衰退して欲しくない」と思ったところで
1)都構想は「維新を応援する」菅の意向を無視してまで大阪自民が反対するような、無茶苦茶な構想
2)従って住民投票で勝てる確実な見込みがない→投票で負けてかえって維新が打撃を受ける可能性が否定できない
ということで「住民投票などするな」と維新にいうでしょうがそうではないのだから菅や産経には呆れます。

*1:西ベルリン市長、キージンガー内閣副総理・外相などを経て首相。いわゆる東方外交(デタント外交)の功績で1971年にノーベル平和賞を受賞(ヴィリー・ブラント - Wikipedia参照)

*2:内務相、国防相閣僚評議会議長(首相)、国家評議会議長(大統領)など歴任(ヴィリー・シュトフ - Wikipedia参照)

*3:俺個人は認めませんが。

「珍右翼が巣くう会」メンバー・島田洋一に突っ込む(2020年11月26日分)

島田洋一
 まさに正論だ。これだけ正しい事を言っても信用されない共産党とは何なのか。志位氏には真摯に考えて欲しい
志位氏「傲慢不遜で許しがたい」 尖閣めぐる中国外相の主張に - 産経ニュース
 共産党志位和夫委員長は26日の記者会見で、尖閣諸島沖縄県石垣市)をめる*1中国の王毅国務委員兼外相の発言を厳しく非難し、合わせて茂木敏充外相の対応も批判した。
 王氏は24日の日中外相会談後の共同記者発表で「一部の真相が分かっていない日本漁船が釣魚島(魚釣島の中国名)周辺の敏感な水域に入る事態が発生している。これに対して中国側としてはやむを得ず必要的な反応をしなければならない」などと主張した。
 志位氏はこの発言をめぐり「尖閣諸島周辺の緊張と事態の複雑化の最大の原因は、日本が実効支配している領土に対し、力ずくで現状変更をしようとしている中国側にある。中国側の覇権主義的な行動が一番の問題だ」と指摘。「日本側に責任を転嫁する、驚くべき傲慢不遜な暴言だ。絶対許してはならない暴言だ」と強調した。
 さらに、王氏と並んで共同記者発表した茂木氏について「王氏の発言に何ら反論もしなければ、批判もしない。そういう対応をした」と指摘し、「中国側の不当で一方的な主張だけが残る事態になる。極めてだらしがない」と批判した。
 志位氏の記者会見での王氏批判部分の要旨は次の通り。
 「24日に日中外相会談が行われた。これにかかわって大変見過ごせない事態があったので、コメントしておきたい」
 「これは非常に重大な発言だと、許しがたい発言だと、暴言だと思う。結局、日本側の責任にしているわけだ。しかし、尖閣諸島周辺の緊張と事態の複雑化の最大の原因がどこにあるかといえば、日本が実効支配している領土、領域に対して力ずくで現状変更しようとしている中国側にある。中国側の覇権主義的な行動が、一番の問題だ」
 「にもかかわらず、王毅外相のこの発言は日本側に問題があった。だからやむを得ず中国としてはこういう対応をしているんだと日本側に責任を転嫁する、驚くべき傲慢不遜な暴言だ。絶対許してはならない暴言だ」
 「そしてここで重大なのは、茂木氏が共同記者発表の場にいたわけでしょ? それを聞いていながら、王氏のこうした発言に何らの反論もしなければ、批判もしない、そういう対応をした。そうなると、中国側の不当で一方的な主張だけが残る事態になる。これはだらしがない態度だ。極めてだらしがない」

 共産支持者の俺ですがこの志位発言には「領土ナショナリズムに媚びるのか」と大変失望しました(そのうちコラム|21世紀の日本と国際社会 浅井基文のページ日本共産党批判批判するかと思います)。「尖閣諸島周辺の緊張と事態の複雑化の最大の原因がどこにあるかといえば」、「尖閣国有化(野田政権)」などで中国の面子を潰した日本側にあると俺は思っています。
 中国の行為も「是非はともかく」たかが「政治的アピール(もちろん侵略には該当しない)」にすぎず、志位氏が言うような「日本が実効支配している領土、領域に対して力ずくで現状変更」「中国側の覇権主義的な行動」なんて「物騒な代物」ではない。むしろ「現状変更が問題」というなら「尖閣国有化(野田政権)などで中国の面子を潰したこと」が問題ではないのか。
 ただし「それを割り引いても他の政党(自民、公明、立民、国民民主、維新、社民、れいわなど)と比べれば一番共産党の主張に賛同できる」ので共産党を支持します(浅井基文氏に近い立場です)がそれはさておき。
 「反共右翼」の島田らしい無茶苦茶な因縁で吹き出しました。
 高世仁のように素直(?)に政府は日本共産党の中国批判を見習え - 高世仁の「諸悪莫作」日記とはどうしても島田には言えないようです。
 というか、こんな無茶苦茶な因縁を付ける前に、志位氏のように「何故、茂木外相は中国をきちんと批判しない!」つうのが「反中国」島田の言うべき事でしょうに。
 実際

中国・王毅外相の尖閣発言 政府対応「弱腰では」と自民部会から批判噴出 - 毎日新聞
 自民党の外交部会・外交調査会の26日の会合で、24日の日中外相による共同記者発表で中国の王毅国務委員兼外相が沖縄県尖閣諸島の領有権を主張した際に、茂木敏充外相がその場で反論すべきだったとの声が相次いだ。政府が日本の立場についての発信を強化するよう近く決議し、申し入れることを決めた。
 26日の自民党の会合では王氏への反発が噴出。
 「『偽装漁船』と事実でないことを言っていて決して看過できない」「中国側の主張がネット上で独り歩きし、日本が弱腰との印象を与えた」「共同記者発表の場で茂木氏が反論すべきだった」などの発言が続いた。
 王氏の発言に関しては(ボーガス注:外相会談終了後に)吉田朋之外務報道官が25日に、加藤勝信官房長官が26日にそれぞれ「全く受け入れられない」と反論。中国側にも直接、同様の反論を申し入れた。外務省幹部は「日本は大人の対応をした」と述べた。

「尖閣」スルー、茂木氏に批判 日中外相共同発表、大人の対応?:時事ドットコム
 沖縄県尖閣諸島沖での中国公船の活動を正当化した同国の王毅国務委員兼外相の発言を受け流したとして、自民党外交部会で26日、茂木敏充外相を批判する声が上がった。「その場で反論すべきだった」というのが理由で、尖閣に関する日本の立場を明確に発信するよう外務省に申し入れる方針だ。
 外務省幹部は「言い合いになって相手の土俵に乗ってもしょうがないので大人の対応をした」と説明する。ただ、26日の外交部会でも、収まらない出席者から「中国の主張を黙認することになりかねない」などの指摘が相次いだ。外務省側は「直前の外相会談や翌日の外務報道官会見で日本の立場はしっかり主張している」と釈明した。

自民外交部会「しっかり反論を」 中国外相の尖閣発言に - 産経ニュース
 自民党は26日、外交部会と外交調査会の合同会合を党本部で開いた。24日に行われた日中外相会談後の共同記者発表で、中国の王毅国務委員兼外相が尖閣諸島沖縄県石垣市)の領有権を一方的に主張したことに関し、政府に十分な反論を求める声が相次いだ。近く決議文をまとめ、茂木敏充外相に申し入れる方針も決めた。
 26日の自民会合では「日本が十分に反論している姿勢が見えない」「黙認しているように映ってはいけない」などの意見が続出。茂木氏の記者会見などを含め、中国や国際社会に対し日本の立場を鮮明にするよう求める声が上がった。

自民部会「中国外相の尖閣発言に反論を」 :日本経済新聞
 自民党は26日、外交部会などの合同会議を開いた。沖縄県尖閣諸島を巡る中国の王毅(ワン・イー)国務委員兼外相の発言に茂木敏充外相が明確に反論すべきだとの意見が相次いだ。
 会議の出席者から茂木氏が王氏に即座に言い返すべきだったという指摘が出た。

なんて動き(批判自体は志位氏とほとんど同じ)が自民党内からも出てるようですし。つうかそもそも島田も自民党内でこうした動きが出てることは知ってるだろうに「菅政権を批判したくないから」ということで、公然とネグって、志位氏に因縁を付けるのだからいい度胸です。これが鳩山政権や菅直人政権辺りならためらいなく悪口でしょうが、菅義偉政権では何も批判できないのだから島田も無様で哀れな野郎です。
 「志位氏や自民党外交部会による茂木外相批判は不当だ」とも「茂木外相批判は正当だ、私も支持する」とも言えない。
 そして

 これだけ正しい事を言っても信用されない共産党とは何なのか。志位氏には真摯に考えて欲しい

なんてくだらない因縁を付ける前にほとんどの日本人(与党支持層でアレ、野党支持層でアレ)が志位氏や自民党外交部会、島田のようには「王外相発言は許せない暴言」「茂木外相はだらしない」とは言わずに黙認してることを「島田には真摯に考えて欲しい」ですね。
 島田のツイートを真似すれば

 中国に悪口雑言しても、国民大多数に支持されない島田洋一氏ら国家基本問題研究所とは何なのか。島田氏らには真摯に考えて欲しい

ですね。まあ、そう言われたら「中国ビジネスを理由に中国に甘い、愚かな日本人が悪い!。俺たちは間違ってない!」と居直るのでしょうが「お前、その態度は志位氏への悪口(支持されないのは志位氏にも問題がある)と違いすぎるだろ!。どんだけ自分に甘いんだよ!」ですね。

*1:原文のまま(誤記でしょうが何と書きたかったのか分かりません。)。

「珍右翼が巣くう会」に突っ込むほか(2020年11/26分:巣くう会集会の巻)

救う会:★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2020.11.24)米大統領選挙と拉致問題−東京連続集会報告1
 タイトルからしてうんざりしますね。米国は拉致問題の当事者でない以上、誰が当選しようと拉致の解決に影響することなどないわけです。

西岡力救う会会長、(ボーガス注:麗澤大学*1付属)モラロジー研究所*2教授)
 安倍総理は、(中略)「無条件の首脳会談」を提案した。
 「圧力」も被害者を助ける手段ですから。そして犯人*3が人質*4を持って立てこもっている*5以上、犯人と話をするしかないので、話し合いをしよう*6と言い始めたのです。
 一部で、「安倍*7総理は方針を変えたのではないか」とか、「方針を変えた安倍総理を家族会・救う会は批判しないのですか」みたいなことを言われましたが、我々は「先圧力、後交渉」と言っていて、「圧力が完成したと総理が判断したのであれば、それを支持する」と言いました。

 「安倍信者の集まり=巣くう会、家族会」だから安倍批判できないくせに良くも言ったもんです。「無条件の首脳会談」の発言者が鳩山由紀夫首相や菅直人首相辺りなら悪口雑言でしょう。
 とはいえ「無条件というなら会談後、拉致被害者が一人も帰国しなくてもあえて会うのですか?」という疑問に回答できない時点で安倍発言は「嘘八百」であり、だからこそ北朝鮮もまともに相手しませんが。。
 しかし「高橋史朗元明星大学教授)」「西岡力(元東京基督大学教授)」「八木秀次(元高崎経済大学教授)」は全て今は「移籍して麗澤大学教授」ですからねえ(明星や東京基督、高崎経済も恐らくウヨ大学なのでしょうが)。いかに麗澤(ウヨ宗教・モラロジーが母体)がウヨ大学かと言うことです。

 去年6月の決議の時、日本は決議案の起草国(共同提案国)から外れました。
 今回の第三委員会の人権決議でも起草国から外れました。2014年に安倍政権が強い後押しをして、国連北朝鮮人権調査委員会ができて、その調査委員会の報告書に基づいて、「北朝鮮の人権侵害は、ヒトラーポルポトがやったと同じような人道に対する罪だ。責任者を国際刑事裁判所に訴追すべきだ」と書いてあるのです。
 去年の決議にもそう書いてあったのですが、それがあるので日本は起草国から外れたのです。「無条件で会いましょう」と言っている相手に対し、「国際刑事裁判所に訴追する」という決議の起草国になることを北朝鮮がどう思うかを判断したのだと思います。細かいことは総理の判断ですから我々は聞いていませんが、多分そういう判断をしたのだと思います*8

 「安倍信者の集まり=巣くう会、家族会」だから安倍批判できないくせに良くも言ったもんです。「決議案の起草国(共同提案国)から外れました」が鳩山由紀夫*9首相や菅直人首相辺りなら悪口雑言でしょう。
 つうか

国際刑事裁判所に訴追する」という決議の起草国になることを北朝鮮がどう思うかを判断したのだと思います

てそもそも、

「人道への罪」で金正恩委員長を告発へ 被害者家族らが国際刑事裁判所へ申し立て(1/3ページ) - 産経ニュース2018.1.18
北朝鮮による日本人拉致は、金正恩キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長による「人道に対する犯罪」だとして、拉致被害者や、拉致の可能性が排除できない「特定失踪者*10」の家族らがオランダ・ハーグの国際刑事裁判所(ICC)に、金氏の責任追及や処罰に向けた捜査などに着手するよう申し立てることが18日、分かった。
拉致問題解決に向けた外交交渉が膠着(こうちゃく)状態に陥る中、国際司法当局に働きかけることで問題解決をアピールする狙いがある。
 家族らは23日に渡航しICCの検察官らに申立書を提出。要請に加わった増元るみ子さん(64)=拉致当時(24)=の弟、照明さん(62)も同行する。申立書には、北朝鮮による拉致は個人の自由を奪う「強制失踪」で、ICCが規定する人道への罪にあたると明記する。
・金氏は拉致の実行責任者ではないとしたが、事実を知りながら被害者を解放せず、安否を隠蔽する「事後的共犯」だと指摘。長年の深刻な被害を「文民への継続した攻撃」と訴える。
・特定失踪者家族会の大沢昭一会長は「深刻な実態を国際社会に投げかける意味は大きい」とし、特定失踪者問題調査会の荒木和博代表も「『最高尊厳』の金正恩氏への責任追及は北朝鮮に極めて強いプレッシャーを与える」と話している。

なんてことを過去(それも約2年11ヶ月前という直近)に荒木和博(特定失踪者問題調査会代表、予備役ブルーリボンの会代表、元巣くう会事務局長)や増元照明(元家族会事務局長)らが実施したのによくもこんなことがいえたもんです。
 「つまり「人道への罪」で金正恩委員長を告発へ 被害者家族らが国際刑事裁判所へ申し立て(1/3ページ) - 産経ニュースなどが報じる過去の荒木さんや増元さんの行為は、当時はともかく、今の西岡さんの認識では間違っていた、行うべきではなかったと言うことですか?」「当時、西岡さんはこの行為に反対してませんよねえ?。いつ考えが変わったんですか?」「当時から『交渉相手をICC提訴なんて無茶』という批判はあったんですけど?」などと聞かれたら西岡もどう答える気なのか。
 ちなみにこの申し立て

国際刑事裁判所、金正恩氏捜査の申し立て受理せず:朝日新聞デジタル
 北朝鮮による拉致の可能性がある特定失踪者の家族らが、金正恩(キムジョンウン)・朝鮮労働党委員長を拉致の責任者として捜査するよう、オランダ・ハーグにある国際刑事裁判所(ICC)に申し立てていた問題で、ICCが申し立てを受理しない決定をしたことが分かった。家族らの代理人に、4日付で回答が届いたという。
 ICCが受理する事件は通常、ICCの設立条約(ローマ規程)が発効した2002年7月以降に限られる。今回の申し立てには、それ以降に失踪した人*11も含まれていたが、日本の加盟した2007年より前だったため、対象外と見なされた模様*12だという。家族らを支援する「特定失踪者問題調査会」の荒木和博代表は「大変残念。被害者や家族にとっては、被害が現在も進行中だという観点で判断してほしかった」と話した。

と言う結果だそうです。

 もちろん金正恩政権は、トランプ政権の再選を望んでいたと思いますが、そのことについては後でお話しします。

 「ということは選挙前に『トランプ再選希望』と放言していた島田洋一巣くう会副会長は金正恩の手先なんですか?。そんな人を副会長にしていていいんですか?」と聞かれたら、西岡もどう答える気なんですかねえ。
 ちなみに「反中国の極右」島田がそう放言してたのは「トランプはアンチ中国、バイデンは親中国」という島田の理解に基づいたものです。


救う会:★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2020.11.25)米大統領選挙と拉致問題−東京連続集会報告2

島田洋一救う会副会長、福井県立大学教授)
 ジョー・バイデン*13という人はどういう評価を受けてきた政治家か。よく言われることは、「ジュージューと焼き音は聞こえるけれどもステーキが出てこない」と。立派な演説をするのだけども、結果が出せない。決断力がない。これはずっと言われてきたことです。

 そんなことと拉致問題と何の関係があるのか。
 というか「結果が出せない。決断力がない」というなら島田らウヨが持ち上げる安倍晋三こそがそうではないのか。安倍の場合その上「演説も立派でない」「モリカケ桜を見る会などの疑惑政治家」「岸*14元首相の孫、安倍晋太郎*15元外相の息子という三世政治家だから当選できただけ。たたき上げの田中角栄*16元首相、菅直人*17元首相などと違い、祖父や父の地盤がなければ当選など出来ない無能」だからお話になりません。

 レーガン*18の日記の中に、バイデンを厳しく批判した文章があります。

 そりゃレーガン共和党のウヨ政治家なんだから民主党のバイデンをほめるわけはないでしょう。「バカか」と言う話です。いずれにせよそんなことと拉致問題と何の関係があるのか。つうか、バイデンは大統領になった以上「媚びへつらえ」とは言いませんが、こんな悪口雑言をするのは非常識です。「できる限り、バイデン政権に協力してもらうため、この種の悪口はしない」のが常識でしょうに。
 こんなバカを言う男が巣くう会副会長でそれを家族会が容認してるのだから拉致問題が解決しないのも当然です。

 バイデン氏は上院外交委員長だった頃、北朝鮮問題担当の補佐官は上院外交委員会のスタッフでもあるんですが、委員長の事実上の補佐官の役割をします。この人がフランク・ジャヌージ氏という人物がいて、私も7、8回色々な所で議論したことがあるんですが、現在マンスフィールド財団の理事長をやっています。
 彼は「北朝鮮の人権侵害は許せない」と言うんですが、こちらが「じゃあ制裁強化を」と言うと、「それは間違っている。交渉は一歩、一歩誤解を解きながら協議を進めていかなければならない」というようなことを言って、宥和的な立場を守ることについてはかたくなです。

 まあ、ジャヌージ氏のような態度の方が現実的ですよね。拉致問題について言えば「ジャヌージ路線=小泉*19訪朝による拉致被害者帰国」だったわけです。

 一番危ないのが、スーザン・ライス氏*20国務長官候補に上がっていることです。
 スーザン・ライス国務長官で、フランク・ジャヌージが北朝鮮交渉を担当することになると、日本にとっては最も危ない、一言でいえば、「拉致問題の解決が遠のいて核問題でも騙される」ことになります。ちょうどブッシュ*21政権末期に、コンドリーサ・ライス*22国務長官とクリストファー・ヒル*23国務次官補のコンビが同じパターンで騙されたわけですが、その第2幕を演じかねない。

 ちなみに実際にはブリンケン元国務副長官(オバマ政権)が国務長官に内定しました。ブリンケン氏について俺は知識など何もないのでコメントはしません。
 しかし「だました」つうなら「経済制裁すれば拉致が解決する」として小泉訪朝の成果をお釈迦にしたあげく18年経っても解決できない巣くう会の方がよほど「拉致被害者家族をだましてる」でしょうにねえ。まあ「俺たちは巣くう会にだまされてるのではないか」といった蓮池透氏を「裏切り者」として除名した家族会には今更ながら呆れます。

 ブッシュ政権の時は、ディック・チェイニー*24という立派な副大統領がいました

 イラク戦争を強行したネオコンの中心人物チェイニーをここまで持ち上げるとはいつもながら島田には呆れます。
 大体「チェイニー等によるイラク戦争の強行→イラクの内戦化」で、島田等「反北朝鮮の極右」が望む「米国による北朝鮮に対する強硬路線」の可能性が「結果的に減った」のですがねえ。

 ところが当時の福田康夫*25首相が北朝鮮にたぶらかされて、調査委員会設置と引き換えに、かなりの制裁を解除した。それでチェイニーは、はしごをはずされてしまった。そしてライス、ヒルが、「日本自身が制裁を緩和したじゃないか。だからアメリカが解除しても日本から文句は言われないでしょう」と。それでチェイニーがせっかくかけた制裁をかけられなくなった。

 「他の政治問題はともかく」少なくとも「拉致の解決」と言う意味では「対北朝鮮融和派」福田氏が早期退任し、後釜が「対北朝鮮強硬派で安倍の盟友」麻生*26になったことは「あまりにも痛すぎた」と言うべきでしょう。
 福田氏が約束した制裁解除は「韓国学校への都有地貸与方針(舛添*27前知事)を今の小池知事が白紙化した」ように麻生が白紙化したため、調査委員会設置は結局お釈迦になります。
 もちろん「調査委員会設置は結局お釈迦」を喜び、福田氏を敵視するのが島田ら巣くう会と「巣くう会言いなりの家族会」ですから全く呆れます。拉致を解決する気があるのか?。まあ巣くう会にはないでしょうが家族会にもあるようには思えません。

 我々がよく知っているリチャード・アーミテージ(元(ボーガス注:ブッシュ子政権)国務副長官)氏。彼は、「トランプ氏は支持できない。バイデンを支持する」と明言していました。

 そりゃある程度まともな人間なら、いかに共和党幹部でもトランプなんか支持しないでしょう。これが「今の大統領がマケイン」とか「トランプとは違うある程度まともな人物」なら話も別でしょうが。


救う会:★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2020.11.26)米大統領選挙と拉致問題−東京連続集会報告3

西岡力
 私が懸念するのは、バイデン政権になると多分、「トランプがやったことは間違っている」という前提で動くと思います。トランプ大統領も、オバマがやったことは全部間違いとしましたから。

 「え、懸念するの?」ですね。トランプと金正恩の会談について、巣くう会は否定的ではなかったのか。
 いずれにせよ、無茶苦茶なトランプじゃあるまいし、バイデンが「北朝鮮外交に限らず」トランプ路線を変更するとしてもそれは「是々非々」でしょう。「トランプのしたことは問答無用で全否定」なんて無茶はさすがにないでしょう。


救う会:★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2020.11.27)米大統領選挙と拉致問題−東京連続集会報告4

西岡力 
 今北朝鮮の中で制裁が効いているかどうかですが、私は繰り返し効いていると言ってきた

 北朝鮮にとって「制裁が全く痛くない」と言っている人間は「蓮池透氏、和田春樹氏のような交渉派」も含めて一人も居ません。俺も勿論そんな馬鹿なことは言いません。
 問題はそんなことではなく、西岡ら巣くう会の言うように「制裁が苦しいから日本や米国に屈服して言いなりになる」なんてことは無いという話です。
 なぜなら「蓮池透氏、和田春樹氏のような交渉派」が何度も指摘していることですが、北朝鮮体制崩壊を望まない、北朝鮮の現体制存続を自国の国益に利すると考える「冷戦時代から長い付き合いがある」中国政府やロシア・プーチン政権が北朝鮮を経済支援しているからです。
 ルーマニアチャウシェスク体制崩壊など「東欧の共産体制崩壊」を容認したソ連ゴルバチョフ政権と違い、今の中露は北朝鮮崩壊を容認する気は無い。
 そう言う意味では「制裁は全く効いてない」。「制裁は効いている、いずれ北朝鮮は日本に屈服する」などという救う会は大嘘つきです。
 そのような「屈服劇」を生み出したいのなら最低限「中露による北朝鮮支援」を辞めさせる必要がある。しかし中露に辞めさせる現実的な手立てがない。特に「ソ連崩壊後、工業生産力がボロボロになり、未だに主要産業が石油と天然ガスのロシア(それでもシリア問題やクリミア問題では欧米相手に一歩も引かないタフなプーチン政権ですが)」と違い「スマホメーカーのファーウェイなど高い工業力を有する中国」相手に「北朝鮮支援を辞めろ」と言って辞めさせることはまず無理でしょう。
 結果「そんな屈服劇はあり得ない」わけです。
 ここで、卑怯なのは西岡ら巣くう会が「中露による北朝鮮への経済支援の存在」を完全にネグってることでしょう。
 本来、「中露の経済支援」の存在を認めた上で「これこれの方法で中露の経済支援を辞めさせる」と言えばいいところ、言えないことがわかっているので「卑怯にもネグる」わけです。


救う会:★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2020.11.27)米大統領選挙と拉致問題−東京連続集会報告5

 一部の人たちが今、合同調査委員会でやろうと言っています。

 「何で合同調査委員会方式を否定するのか、アホか」という話です。
 「合同調査委員会方式」を否定したら
1)日本が、北朝鮮の制約を受けずに自由な立場で独自調査を北朝鮮国内で行う
2)「北朝鮮の調査結果に日本が突っ込みを入れる→北朝鮮が再調査」の繰り返し
のどっちかしかないわけです。
 もちろん可能であるならば1)がベストです。しかし1)なんか北朝鮮が容認するのか。誰が考えても容認するわけがない。
 2)では「北朝鮮の調査結果が出てくるまで」は「日本は待ちの姿勢」です。まだるこしい事この上ない。
 だからこそ「1)と違い、北朝鮮が認めてくれそうで、2)よりもスピーディーな調査が期待できる合同調査委員会方式をしよう」と言っているのに

◆1)がいい(現実問題、実現できねえだろ!)
◆2)がいい(合同調査委員会方式より時間がかかるだろ!。横田滋など病死してる拉致被害者家族が出てるのにそんな暢気でいいのかよ!)
◆調査など不要、北朝鮮がすぐさま拉致被害者を出せばいい(それで済むならそうしてるわ!。済まねえから調査要求してるんじゃねえか!)

つうことでまあ救う会や家族会の馬鹿さには心底呆れます。「しつこく繰り返しますが」彼らには拉致を解決する気があるのか?。まあ巣くう会にはないでしょうが家族会にもあるようには思えません。

横田哲也(横田めぐみさん弟、家族会事務局次長)
 西岡先生のお話では、北朝鮮にはお金も食糧もエネルギーもないわけで、普通に考えれば譲歩して、日本人拉致被害者を返して、日本から支援金を貰うのが普通の流れだと思いますが、そうはならないのが不思議です。

 全然不思議じゃありませんね。まず第一に荒木ら巣くう会が「特定失踪者」なんて明らかなデマ(既に日本国内で40人も発見されている)を「北朝鮮拉致の疑いがある」とデマを飛ばし、それを横田哲也ら家族会が容認した時点で、あるいは『拉致が解決するなら経済制裁を解除してもいい』と主張した蓮池透氏を家族会から除名した時点で、北朝鮮は「ああ、家族会にも救う会にも拉致をまともに解決する気は無いんだ」「だから特定失踪者なんて言いがかりを付けるんだ。だから蓮池透をあんな無茶苦茶な形で会から除名するんだ」と思ったことでしょう。
 当然、そんな言いがかりを付ける連中が「拉致被害者を帰国させれば北朝鮮を経済支援しよう」なんて本心で思ってるわけがない。
 そもそも「返せば」も何も政府認定拉致被害者ならともかく特定失踪者なんて北朝鮮拉致じゃないんだから、北朝鮮には返しようがない。
 「返しようがない」ものを「返せ」「返せば経済支援してやる」と言われてどこの人間が「あいつらと交渉しよう」なんて思うのか。
 金正恩じゃなくたってそんなことは思わない。俺だってそんなことは思いません。
 救う会のやってることは「屏風の虎を縛れ(一休さんとんち話)」だの「かぐや姫の求婚相手への難題(求婚相手全員が実現に失敗し、求婚を諦める)」だのと同じです。
 そもそも本当に「屏風の虎を縛って欲しい」わけではない。いたずらで一休さんを困らせたいだけの話です。
 「かぐや姫の求婚相手への難題」だって「結婚したくないかぐや姫」が相手の結婚意思をなくさせるために無理難題ふっかけてるわけです。
 救う会の「特定失踪者を返せ」も話は同じです。日朝国交正常化交渉を妨害するために「北朝鮮に無理難題をふっかけてる」。本気で特定失踪者を北朝鮮拉致だと思って「返して欲しい」などと思ってるわけでは全くない。
 問題はそれを「家族のめぐみを帰国させたい」と言ってる母・早紀江や弟・拓也が容認してることですね。俺には全く理解不能です。
 拉致を解決したいなら1)特定失踪者の帰国要求などという暴論は辞めること、2)蓮池透氏の除名を取り消し和解することは不可欠でしょう。
 「それらをしない」のでは北朝鮮救う会や家族会が何を言おうが信用しない。交渉に応じたりしない。そして交渉しなければ拉致問題は解決しない。
 第二に「北朝鮮が経済的に苦しい」のは事実ですがしかし、それは西岡ら巣くう会が言うほどでは無いだろうと言うことです。
 繰り返しになりますが、北朝鮮を「中露が経済支援してること」は「公然の秘密」どころか「秘密ですらない話」です。
 中露が経済支援する限り、北朝鮮は「厳しい状況を何とか耐えていく」でしょう。小泉訪朝から18年間、日本の経済制裁を耐えた実績があるわけですからね。そして繰り返しますが「中露の経済支援」について「中露に辞めさせる」といえない救う会は「中露の経済支援をネグって話をする」という「卑怯&不誠実極まりない話」しかできません。

西岡力
 向こうは、拉致を認めて、謝罪して、5人を返すという譲歩をしたのにも関わらず、(ボーガス注:増元照明の姉・るみ子、横田早紀江の娘・めぐみなど、)他の人を返さなかったのには、相当の理由があるのは間違いないと思います。
「めぐみさんが金正恩の日本語の家庭教師をやっていた」という情報もあります。

◆相当な理由=何らかの理由で生きてるのに隠して返さない
◆「めぐみさんが金正恩の日本語の家庭教師をやっていた」という情報もある。金正恩についての機密情報を知りすぎてるから返せないのではないか

などと強弁する西岡ら巣くう会ですが一番自然な考えは勿論、「死んでいるので返せない」ですね。「死んでいない」と見なせる根拠は何もありません。「めぐみさんが金正恩の日本語の家庭教師をやっていた」という情報なんてのは信憑性の高い情報では全くない。
 まあ、百歩譲って仮に「生きてるのを隠している」のだとしても「隠してる」と動かぬ証拠で北朝鮮を追及できない以上、何の意味もありませんが。「死んでいるかもしれない」という前提で交渉をするしかない。

*1:ウヨ宗教団体・モラロジーが母体のウヨ大学。西岡以外には古森義久(元産経ワシントン特派員)、高橋史朗(元つくる会副会長)、八木秀次日本教育再生機構理事長)などが教授。

*2:モラロジー日本会議の構成団体でもあるウヨ宗教

*3:勿論、北朝鮮のこと

*4:勿論、日本人拉致被害者のこと

*5:にもかかわらず「犯人への挑発」に等しい経済制裁なんぞ良く主張できるもんです。

*6:「小泉訪朝」という話し合いを否定し「経済制裁」で話し合いをぶち壊しにした男が良くもこんなことが言えたもんです。

*7:自民党幹事長(小泉総裁時代)、小泉内閣官房長官を経て首相

*8:「勝手に憶測しないで安倍に直接聞けよ」て話です。何で聞けないのか。

*9:新党さきがけ代表幹事、細川内閣官房副長官民主党幹事長などを経て首相

*10:荒木ら巣くう会がそう放言してるだけで北朝鮮拉致と見なすまともな根拠は何もありません。その結果、国内で発見者が40人も出る有様です。その中には「自発的失踪」と語っている方も居ます。

*11:そもそも「2002年9月が小泉訪朝」ですので「2002年7月以降の失踪」が北朝鮮拉致である可能性は皆無です。もちろんこの失踪者は「いわゆる特定失踪者」です。政府認定拉致ではない。

*12:まあ荒木らとのトラブルを避けたいという意味で「ICCの建前」はそうかもしれませんが「ICCの本音」は「小泉訪朝の2ヶ月前の失踪が北朝鮮拉致の訳がねえだろ」でしょう。

*13:オバマ政権副大統領を経て大統領

*14:戦前、満州国総務庁次長、商工次官、東条内閣商工相を歴任。戦後、日本民主党幹事長、自民党幹事長(鳩山総裁時代)、石橋内閣外相を経て首相

*15:三木内閣農林相、福田内閣官房長官自民党政調会長(大平総裁時代)、鈴木内閣通産相、中曽根内閣外相、自民党総務会長(中曽根総裁時代)、幹事長(竹下総裁時代)など歴任

*16:岸内閣郵政相、池田内閣蔵相、佐藤内閣通産相自民党政調会長(池田総裁時代)、幹事長(佐藤総裁時代)などを経て首相

*17:社民連副代表、新党さきがけ政調会長、橋本内閣厚生相、鳩山内閣副総理・財務相などを経て首相

*18:カリフォルニア州知事を経て大統領

*19:宮沢内閣郵政相、橋本内閣厚生相などを経て首相

*20:クリントン政権で国務次官補(アフリカ担当)を、オバマ政権で国連大使、国家安全保障担当大統領補佐官を歴任

*21:テキサス州知事を経て大統領

*22:ブッシュ子政権国家安全保障問題担当大統領補佐官国務長官などを歴任

*23:マケドニア大使、コソボ特使、駐ポーランド大使、駐韓国大使、国務次官補(東アジア・太平洋担当)、駐イラク大使など歴任(クリストファー・ヒル - Wikipedia参照)

*24:ブッシュ父政権国防長官、ブッシュ子政権副大統領など歴任

*25:森、小泉内閣官房長官などを経て首相

*26:橋本内閣経済企画庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、外相、第一次安倍内閣外相、自民党幹事長(福田総裁時代)、首相、第二~四次安倍内閣副総理・財務相など歴任。現在、菅内閣副総理・財務相

*27:第一次安倍、福田、麻生内閣厚労相都知事を歴任

「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2020年11/26日分:荒木和博の巻)

石川、富山の特定失踪者の現場から配信「関心持って」:朝日新聞デジタル(波多野陽)

 日本政府が認定する拉致被害者以外で北朝鮮に拉致された疑いのある人*1を調べている民間団体「特定失踪者問題調査会」が、失踪者らが足跡を残した現場からの動画をユーチューブで配信している。荒木和博代表は「現場を見ることで、自分に同じことが起きていたかもしれないと想像して、関心を持ってもらいたい」と新たな取り組みの狙いを語った。

 一般に「リベラル」or「反右翼(注:左翼ではない)」扱いされる「モリカケ批判」朝日ですら「特定失踪者」と言う明らかなデマに加担するのかと思うとげんなりします。荒木ら巣くう会のデマ「特定失踪者」を批判しないにせよ、せめて「好意的な報道などしない」程度の事も出来ないのか。
 とはいえこんな報道をしたところで、もはや「拉致の風化」を食い止めることなど無理でしょうが。
 「現場からの動画」て「失踪者が最後に目撃された場所」だろうと10年も20年も経って風景などが変わってる場所で「YouTube配信」なんかしたって何の意味も無い。失踪事件について何かが分かるわけでも何でもない。これは拉致問題に限らず、「三億円事件東京都府中市)」「悪魔の詩訳者殺人事件筑波大学構内)」など他の事件だって同じですが。
 実際、朝日の記事も

・26日には石川県と富山県の3カ所を訪れた。1981年に白山市の安達俊之さん(当時18)が車を運転しているところを目撃された白山町交差点では、おじの松本末雄さん(77)が、施設に入所する「安達さんの母」が帰りを待っていることを訴えた。

などという無内容な「お涙頂戴しか書いてない」。
 当然、こんなもんを見たがる物好きはまず居ない。

・配信は100人超がリアルタイムで視聴し、事後の視聴者は1千人以上になるといい

なんてのははっきり言って視聴者数としてはかなり少ないのではないか。
 しかしこんな無意味で馬鹿げたことですら「新たな試み」などと強弁して始めるのですから「荒木の運動もまるで展望がない」といっていいでしょう。


越中国分駅ライブ(令和2年11月26日): 荒木和博BLOG

 JR西日本氷見線越中国分(えっちゅうこくぶ)駅(富山県高岡市)にて。ここで昭和56年(1981)3月に工作員職務質問を受け、翌朝高岡駅前のホテルから飛び降り自殺した「伏木国分事件」と、その2年前、昭和54年(1979)12月に駅の裏に車を置いて失踪した山田建治さんについてお話ししました。

 10分程度の動画です。山田さんはもちろん政府認定拉致ではなく例の「特定失踪者」という奴です。当然ながら北朝鮮拉致と認定できるまともな根拠は何一つありません。自殺したという「工作員らしい怪しい男」も仮に工作員だとしても彼が「日本人拉致に関与した」と見なす根拠は何一つありません。
 かつ百歩譲って1)山田さん失踪が北朝鮮拉致、2)自殺した「工作員らしい怪しい男」が実際に工作員で山田さん拉致などの日本人拉致に関与した、と前提したところで、今更「荒木の調査」とやらで拉致解決に役立つ事実が発掘されるわけでもない。
 馬鹿馬鹿しい限りです。


安達俊之さん失踪に関わる現場からのライブ(令和2年11月26日): 荒木和博BLOG

 昭和56年(1981)6月20日石川県鶴来(つるぎ)町(現在の白山市)で職場の同僚女性と共に失踪した安達俊之さんについてのライブの模様です。調査会大口理事、「安達俊之君を思う会」の河原代表、東事務局長、俊之さんの叔父松本さんも参加してくれました。

 15分程度の動画です。
 安達さんはもちろん政府認定拉致ではなく例の「特定失踪者」という奴です。当然ながら北朝鮮拉致と認定できるまともな根拠は何一つありません。かつ百歩譲って安達さん失踪が北朝鮮拉致と前提したところで、今更「荒木の調査」とやらで拉致解決に役立つ事実が発掘されるわけでもない。馬鹿馬鹿しい限りです。


寺越事件についてのライブ(令和2年11月26日): 荒木和博BLOG
 15分程度の動画です。
 寺越武志さん自身が「北朝鮮拉致ではない」と言っている件を「拉致だ」と騒ぎ立てて何か意味があるのか。馬鹿馬鹿しい限りです。

*1:いわゆる「特定失踪者」のこと

今日の産経&中国ニュース(2020年11月26日分)

令和5年春に慶応大「歯学部」 東京歯科大と統合協議開始 学校法人合併へ - 産経ニュース

 慶応大(長谷山彰塾長、東京都港区)と東京歯科大(井出吉信学長、同千代田区)は26日、令和5年4月をめどに東京歯科大歯学部を慶応大に統合し、両大学を運営する学校法人の合併協議を始めると発表した。
 慶応大は平成13年に看護医療学部を開設。20年には共立薬科大と合併して薬学部を設けた。歯学部統合が実現すれば、文系と理系合わせ11学部体制となる。

 少子化の中、大学経営は厳しいという話であり、その中で慶応はいわゆる「勝ち組だ」という話です。


自衛権明確化へ9条改正 国民民主党、改憲案骨子を提示 - 産経ニュース
 「自民の二軍」でしかないことを露呈する玉木一派(国民民主)です。しかし自民支持層は「自民の二軍なんか支持しない。一軍を支持する」となり自民批判派は「立憲民主や共産などを支持する」となり結果、玉木一派は皮肉にもどんどん衰退していくわけです。なんで玉木一派はこんなに常識が無いのか。まあ常識が無いからこそ自民、立民どころか公明や共産を下回る支持率をたたき出してるわけですが。


中国外相が韓国大統領らと会談 防疫協力強調、日米韓連携にくさび - 産経ニュース
 おいおいですね。なんで新型コロナや経済面での中韓交流を訴えると、「日米韓連携にくさびを打ったこと」になるのか(呆)。中韓は隣国なのだからそうした訴えは当然のことでしょうに。というか日米連携や米韓連携はともかく「ホワイト国除外」なんて無法をしながら、よくもまあ「日韓連携」なんてほざけたもんです。


【主張】王毅外相の来日 「甘言」に乗っては危うい - 産経ニュース

・ビジネス関係者の往来再開などで合意した茂木敏充外相は「率直かつ充実した内容の会談だった」と振り返ったが、喜んでいる場合ではない。菅義偉首相と茂木氏は中国のさまざまな問題行動に対する日本や国際社会の怒り、懸念をもっと明確に伝え、中国に翻意と反省を促すべきだった。
尖閣諸島海域をめぐって茂木氏は「日本側の立場を説明し、中国側の前向きな行動を強く求めた」と語ったが、中国公船の即時退去を公然と求めるべきだった。
尖閣南シナ海、香港の民主活動家収監を含む人権などの問題が解決の方向へ進まずに安定した関係は築けない。国民の多くは中国の行動を懸念している。それが払拭されなくては、習近平国家主席国賓来日も容認できない。

などと産経が言ったところで菅は無視するでしょう。そして「是非はともかく」事実問題として「習近平国家主席国賓来日」を容認できないのは産経のような反中国極右ぐらいのもんで大抵の日本人は「与党支持層でアレ野党支持層でアレ」来日を歓迎するでしょう。


【主張】桜を見る会 安倍氏はしっかり説明を - 産経ニュース

・ずるずるとこの問題を長引かせることこそ最悪である。安倍晋三前首相には、迅速で明確な説明を求めたい。
安倍氏はこれまで、国会での追及に何度も補填の事実を否定してきた。安倍氏周辺によれば、補填と報告書不記載を知る秘書が安倍氏に「払っていない」と虚偽の報告をしていたのだという。
 それが事実なら、安倍氏本人を刑事責任に問うことは極めて難しい。ただし、政治家としての責任は別である。
・調査の不十分がこの事態を招いたとの反省があるなら、正確で詳細な内部調査結果を自ら公にし、謝るべきは謝ればいい。
・「桜を見る会」をめぐっては、詐欺罪で起訴された「ジャパンライフ」の山口隆祥被告が、同会の招待状を勧誘セミナーの宣伝に利用していたことが分かっている。いわば、多くの被害者が多額を失った詐欺事件の小道具に使われたことになる。山口被告を同会に招待した経緯についても、併せて明らかにすべきである。
 政治とカネをめぐるさまざまな事件で、「秘書が」「秘書が」と繰り返す政治家の情けない姿をみてきた。安倍氏には前首相として、そうした過去の醜態とは一線を画す潔い姿をみせてほしい。

 安倍の首相在任中に安倍を散々かばった産経が良くもこんなことがいえたもんです。まあ、
1)野党が要求する「安倍の参考人招致や証人喚問」を拒否する菅自民を何一つ批判しない
2)「疑惑が事実ならば安倍氏は議員を辞任すべきだ」とは一言も言わない(安倍が舌先三寸で詫びればいいと思ってるらしい)
時点で「産経の安倍批判がどこまで本気か疑わしい」ですが、それにしても首相時代に比べれば随分と安倍に冷たい。
1)もはや安倍の再登板などない
2)学術会議任命拒否など、菅も安倍並みに極右であるので産経も一安心
3)「河野談話を撤回しない」「米国の安倍参拝(首相就任一年目)批判後は、靖国を首相参拝しない」など安倍が期待外れだった
ので「安倍を無理してかばう必要も無い」といったところでしょうか。
 なお、澤藤統一郎の憲法日記 » 安倍晋三による国政私物化の本命は「桜を見る会」であって、「前夜祭」ではない。なども指摘するように検察が捜査に乗り出した「前夜祭の補填疑惑」は「安倍・桜を見る会疑惑の一部」でしかありません。「招待者をお手盛りで呼んでいたのではないのか」「それを隠すために招待者名簿を故意に廃棄したのではないか」など多方面から疑惑は追及される必要があります。


【阿比留瑠比の極言御免】慰安婦訴訟 最高裁判決の意義 - 産経ニュース
 残念ながら有料記事なので途中までしか読めません。ただし阿比留が「勝った」と自画自讃してることは間違いないでしょう。
 しかし名誉棄損裁判で植村隆氏の敗訴が確定したが、勝訴した櫻井よしこ氏こそが誤りを認めて謝ったことは知られてほしい - 法華狼の日記なども指摘していますがこの判決は「桜井よしこらの記事が正しかった」という判決ではありません。 
 エイズ薬害刑事訴訟一審判決(検察が高裁に控訴し、裁判継続中に安部氏が病死したため判決は未確定)での「安部元帝京大副学長無罪判決」のような「当時においては過失はなかった」という判決に過ぎません。俺は「安部無罪判決での過失否定(過失否定を正当な物とする見解もあるので)」はともかくこの裁判での過失否定が正当な物だとは思いませんが(なお、安部無罪判決の是非はここでは論じません。ちなみに桜井よしこは安部無罪判決を「不当」と悪口しています)。
 安部無罪判決で「そもそも安部氏の治療行為には現在の視点でも何の問題も無かった。彼の医療行為で血友病患者がエイズになったわけではない」と言ったら嘘になるのと同様、「よしこの記事が正しい」といったら完全に嘘です。
 かつ「裁判所で二度もデマ記者という烙印を押された男(名誉毀損訴訟で原告の辻元清美参院議員(一審で敗訴し阿比留が控訴しなかったので確定)、小西洋之参院議員(最高裁まで争って敗訴)で二度も敗訴した男)」阿比留がよくもこんなことがいえたもんです。
 阿比留の敗訴については例えば阿比留瑠比 - Wikipedia
懲りない馬鹿 - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)を参照してください。 
 懲りない馬鹿 - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)時点では『辻元氏の勝訴は確定』で『小西氏の勝訴は未確定』でしたがその後最高裁で小西氏勝訴も確定しました。最高裁判決をネタに植村氏を非難するのなら阿比留はとっとと産経を自主退社し、新聞業界の世界からいなくなり、責任を取ったらどうなのか。それにしても「裁判所で二度もデマ記者という烙印を押された男」を懲戒処分するどころか論説委員編集委員として出世させるのだから産経も全く気が狂っています。まともな新聞社なら阿比留を処分しているでしょうに。

「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2020年11/25日分:荒木和博の巻)

衆参拉致特委の開催を【調査会NEWS3363】(R02.11.25): 荒木和博BLOG

 本日11月25日17:00から、衆議院第一議員会館にて立憲民主党拉致問題対策本部が開催されました。
 枝野幸男*1代表、森ゆうこ*2拉致問題対策本部長他が参加、司会は白眞勲本部長代行が務めました。特定失踪者家族会から竹下事務局長、調査会は荒木、村尾、杉野が出席しました。

 「荒木とそのウヨ仲間なんかと会合してんじゃねえよ、枝野はアホか」「国内で40人も発見されてる特定失踪者なんか明らかにガセだろうが!」「福山*3みたいなウヨが幹事長だからなあ」と心底呆れますが、それはさておき。
 荒木は安倍万歳のウヨであり「共産、社民」と言った左派は敵視してつきあわないのは勿論、「維新」「国民民主」といった「自民万歳のなんちゃって野党(自民の二軍、自民応援団)」とはつきあっても立憲民主は敵視し、付き合わないもんだと思っていましたが、「安倍が冷たい態度」ということで「最大野党の立憲民主とも付き合おう」「この間の国民民主議員大量入党で、渡辺周のような俺たち巣くう会のウヨ仲間も立憲民主のメンバーになったし」と考えが変わったようです。

 私の方からこれまで歴代総理は一度も特定失踪者家族と面会していない。ぜひ実現するよう進めていただきたいとお願いしました。これに対して同本部顧問である渡辺周*4衆議院議員からは野党が拉致特委開催を求めているのに政府が拉致特別委員会を開催しようとしていないとの発言がありました。

 「開催してどうするんだ?」つう話です。自民が開きたがらないと言うことは要するに「拉致問題について成果がない」ということでしょう。
 とはいえ「何で成果がないのか!」と非難「だけ」しても何の意味も無い。「これこれこういう方策をとるべきだ!」という提案を出さなければ。そしてそれは
1)荒木なんぞと会合して恥じない立憲民主党には、
2)渡辺周なんぞという「北朝鮮経済制裁を叫ぶしか能の無い反北朝鮮ウヨで、荒木のお友達」「南京事件否定論河野談話否定論のデマ右翼」を党拉致対策本部幹部にして恥じない立憲民主党には出来る話ではないでしょう。全く渡辺周なんぞをメンバーにしてよくもまあ「立憲主義」だの「まっとうな政治」だの枝野一味(立憲民主党)もふざけたことがほざけたもんです。


三島由紀夫事件から半世紀(11月25日のショートメッセージ): 荒木和博BLOG

 令和2年11月25日水曜日のショートメッセージ(Vol.237)。今日はご案内の通り三島由紀夫と森田必勝が陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地(現在は防衛省のあるところ)で自決して50年の日です。私は三島についての専門家でもなく、論評ができるほどのものを持ち合わせていません。あくまで「個人の感想」といった話です。

 7分30秒程度の動画です。
 最近はこの動画で

私と民社党との出会い(11月21日のショートメッセージ): 荒木和博BLOG
 令和2年11月21日土曜日のショートメッセージ。自分と民社党との出会いについてお話ししました。民社党のファンになったのが昭和46年(1971 )、入党したのが昭和54年(1979)、その後専従になりましたが、若い時代を民社党の活動で過ごしたのは自分の原点でもあると思っています。その頃の昔話です。

卑怯な話(11月23日のショートメッセージ): 荒木和博BLOG
 令和2年11月23日月曜日のショートメッセージ(Vol.235)。平成13年(2001)家族会の増元照明さんと一緒にジュネーブに行ったときのこと。自分が最後は逃げ出す人間だというお話しです。あまり格好の良い話ではありません。

1960年体制と日本社会党(11月24日のショートメッセージ): 荒木和博BLOG
 令和2年11月24日火曜日のショートメッセージ(Vol.236)。日本社会党についてですが、1960(昭和35)年に民社党社会党から別れてできた後の、私たちが「1960年体制」と呼ぶ自民党政権が磐石で、社会党が野党第1党だった時代のことも含めてお話ししました。

と拉致と関係ないことばかりやる荒木です。
 もちろん「改憲ウヨの荒木」ですから「テロは肯定しないが私も改憲派として三島に共感する点がある。憂国忌で三島を追悼する人たち(要するに三島シンパの極右)に共感する点がある」などと言い出すわけです。
 「ふざけてるのか?」「この動画は拉致の解決が目的ではなかったのか?」と心底呆れます。大体「テロは肯定しないが私も改憲派として三島に共感する点がある。憂国忌で三島を追悼する人たちに共感する点がある」なんて言えば拉致問題から「護憲派」「ハト派」「左派」がどんどん距離を置いていってしまう。
 拉致問題が「右翼の運動」になってしまう。家族会もよくもまあ荒木のようなバカを容認できるもんです。
 まあ、荒木の場合、拉致関係でも「山本美保さんDNA鑑定捏造事件」など馬鹿なことしか言いませんが。

*1:鳩山内閣行政刷新担当相、菅内閣官房長官、野田内閣経産相民主党幹事長(海江田、岡田代表時代)、民進党代表代行(前原代表時代)などを経て立憲民主党代表

*2:野田内閣文科副大臣、「国民の生活が第一」幹事長代行、日本未来の党副代表、生活の党代表代行、自由党幹事長兼参議院議員会長などを経て、現在、立憲民主党副代表

*3:鳩山内閣外務副大臣菅内閣官房副長官民主党政調会長(海江田代表時代)などを経て立憲民主党幹事長

*4:鳩山、菅内閣防衛大臣政務官、野田内閣防衛副大臣民主党選対委員長(菅代表時代)、国民民主党副代表などを経て、現在、立憲民主党幹事長代行