高世仁に突っ込む(2020年11/25日分)(追記あり)

すごいぞ!台湾のコロナ対策 - 高世仁の「諸悪莫作」日記
 今回(11/24付け記事)は拉致はなぜ見過ごされてきたのか3 - 高世仁の「諸悪莫作」日記(11/21付け記事)の続きではなく、
1)「桜を見る会」疑惑での安倍批判
2)台湾のコロナ対策評価&自民党政権のコロナ対策批判
ですね。
 俺的には特に高世を批判する点もない。一方で単に「全く同感です」と書くのも馬鹿馬鹿しい気がします。高世の記事について、何か有益な追加情報でも書ければいいのですが、無能のために書けないので特にコメントはしません。


病室から空を撮っていた鬼海弘雄さん - 高世仁の「諸悪莫作」日記
 今回(11/25付け記事)も拉致はなぜ見過ごされてきたのか3 - 高世仁の「諸悪莫作」日記(11/21付け記事)の続きではありません。
 いい加減「いつになったら『拉致はなぜ放置されてきたのか4』を書いて完結させるのか!」「何故『拉致はなぜ放置されてきたのか4』を後回しにして他の記事を書くのか?」ですね。拉致はなぜ見過ごされてきたのか3 - 高世仁の「諸悪莫作」日記(11/21付け記事)は(つづく)となっており、明らかに完結してないのですが。
 加速する香港の弾圧で周庭さんも収監 - 高世仁の「諸悪莫作」日記(11/23付け記事)なら「タイムリーなネタだから今書いた。後で書いても意味が無い。『拉致はなぜ放置されてきたのか4』を後回しにしても容赦して欲しい」といえるでしょう。
 しかし

 鬼海弘雄さんが10月19日に亡くなって、はやいものでもう1ヵ月が経った。
 鬼海さんの携帯に、病室から撮った空の写真が残されていたという。
 ご遺族が公式ホームページに載せている。寂しさが募る。
 鬼海弘雄は空が大好きだった。
 亡くなる2週間前に2枚だけ、自分の病室から空を撮った。
 携帯で写真を撮るのだってかなり難しい状況だった。
 話すのだってやっとの状況だった。
 でも、最期の最期まで鬼海弘雄は仕事に対しての気持ちはすごかった。
『もう一回自分の足で歩いて街を撮りたい」
『もう一回浅草で人を撮りたい』
『空を撮りたい』
 私が最後に電話でお話したときも、鬼海さんは「もう一回、街を撮りたい」と言っていた。
 Youtubeで「東京迷路」を観て鬼海さんを偲ぼう。

などという鬼海氏の件なんてそんなタイムリー性はどこにもない。『拉致はなぜ放置されてきたのか4』を後回しする理由にはまったくなりません。高世が拉致問題について真面目に考えてるのか疑いたくなる態度ですね。

 12月1日(火)よる9時から「アナザーストーリーズ」(NHKBSプレミアム)で「横田めぐみさん拉致事件 横田家の闘い」が放送されます。
 この中で、事件を取材したジャーナリストの「視点」も描かれるとのことで、私も新潟の寄居中学校の近くで取材を受けました。
 当時の資料やメモをひっくり返して、タイムスリップし、再び拉致問題に向き合いました。
 よろしければご覧ください。

 「見る気はありません」以上(まあ、そもそも小生はBS、CS契約してないので、見たくても見られないのですが)。今更そんなもん放送して何の意味があるのか。どうせいつもの「横田滋、早紀江夫婦を使った手垢のついたお涙頂戴に過ぎない」わけです。そんなことしかマスコミがしないからいつまで経っても拉致が解決しない。
 それにしても「BSプレミアム」ですか。「視聴者がより多い地上波のNHKスペシャル」でやらない辺り「拉致の風化」を象徴しています。
 なお、「アナザーストーリーズ」の過去の放送についてはアナザーストーリーズ 運命の分岐点 - Wikipediaでわかります。
 過去にも

◆第50回『北朝鮮 拉致を暴いた人たち〜終わらない闘い〜』(2016年3月1日)

を放送しているようです。2016年の放送も大して話題にならなかったし、今回も話題にならずに終わるでしょう。完全に「拉致は風化」しています。
【追記】
 高世が紹介したNHK番組については高世仁の幼稚なデマ自慢を平然と垂れ流すNHKの馬鹿さとクズぶりに本気であきれ返る - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)を紹介しておきます。
【追記終わり】

 久しぶりに興奮して読んだ本がある。
 斎藤幸平『人新世の「資本論*1』(集英社新書)だ。
 とにかく痛快な本で、とくにかつてコミュニズムをかじった人にはおすすめです。
 半年ほど前に白井聡『武器としての「資本論*2』(東洋経済)を読んで、もういちど『資本論』をちゃんと勉強しなくちゃと思い、山形に墓参りに行ったときに物置に置いてあったカビだらけの『資本論』を持ってきた。
 そして斎藤氏のこの本を読んで、先々週から図書館に行ってマルクスエンゲルス全集から関連個所をコピーしたりしている。

 斎藤氏は斎藤幸平 - Wikipediaによれば大阪市立大学准教授(マルクス経済学)だそうです。
 それにしても、アメリカでよみがえる「社会主義」3 - 高世仁の「諸悪莫作」日記での高世もそうですが、極右団体・巣くう会と長年つるんできた男が、そしてつい最近までこんなことは何一つ書いてこなかった男がよくもまあ、今頃になって左翼面出来るもんです(呆)。
 やはり「巣くう会とつるんだ結果」、ジンネットを潰したことで、「拉致で食えないことが分かった今、これからどないしよう?」「そうだ、俺はもともと、日本電波ニュース社員で、出自は左翼じゃないか!。知人友人には左翼系の人間もいる。今更、右翼転向なんて藤岡信勝筆坂秀世のような恥ずかしいこともできないし、しれっと『原点回帰しました』といって左翼ぶろう」つうことなのか。
 「手前、ふざけんな!」と怒りを覚えますね。
 しかし集英社新書ってのは高世が今回紹介した斎藤幸平『人新世の「資本論」』(2020年、集英社新書)の他にも

集英社新書 – 知の水先案内人参照
【刊行年順(刊行年が同じ場合は著者名順)】
◆石原昌家『沖縄の旅・アブチラガマと轟の壕:国内が戦場になったとき』(2000年)
大田昌秀『沖縄、基地なき島への道標』(2000年)
鎌田慧原発列島を行く』(2001年)
◆浅井基文『集団的自衛権日本国憲法』(2002年)
◆粟野仁雄『アスベスト禍:国家的不作為のツケ』(2006年)
◆宮坂道夫 『ハンセン病 重監房の記録』(2006年)
姜尚中『増補版 日朝関係の克服:最後の冷戦地帯と六者協議』(2007年)
保坂展人*3『闘う区長』(2012年)
水島朝穂『はじめての憲法教室:立憲主義の基本から考える』(2013年)
◆河合弘之『原発訴訟が社会を変える』(2015年)
◆布施祐仁*4経済的徴兵制』(2015年)
益川敏英『科学者は戦争で何をしたか』(2015年)
◆柳澤協二『亡国の集団的自衛権』(2015年)
◆郭洋春『国家戦略特区の正体:外資に売られる日』(2016年)
◆山崎雅弘『日本会議:戦前回帰への情念』(2016年)
◆石田勇治*5、長谷部恭男*6ナチスの「手口」と緊急事態条項』(2017年)
◆大室正志『産業医が見る過労自殺企業の内側』(2017年)
◆山崎雅弘『「天皇機関説」事件』(2017年)
池上正樹*7『ルポ ひきこもり未満:レールから外れた人たち』(2018年)
◆荻野富士夫*8『よみがえる戦時体制:治安体制の歴史と現在』(2018年)
◆日野行介*9『除染と国家:21世紀最悪の公共事業』(2018年)
◆南彰*10、望月衣塑子*11『安倍政治 100のファクトチェック』(2018年)
◆坂爪真吾*12性風俗シングルマザー:地方都市における女性と子どもの貧困』(2019年)
姜尚中朝鮮半島と日本の未来』(2020年)
◆岸本聡子『水道、再び公営化!:欧州・水の闘いから日本が学ぶこと』(2020年)
今野晴貴*13ストライキ2.0:ブラック企業と闘う武器』(2020年)
辻元清美*14国対委員長』(2020年)
三上智恵『証言 沖縄スパイ戦史』(2020年)

など「左派、リベラル系列(アンチ極右系列、アンチ自民系列)の著書」や「社会派(?)の著書」が何故か多いですね。

*1:2020年9月刊行

*2:2020年4月刊行

*3:現在、世田谷区長

*4:著書『日米密約 裁かれない米兵犯罪』(2010年、岩波書店)、『ルポ イチエフ:福島第一原発レベル7の現場』(2012年、岩波書店)など

*5:著書『ヒトラーとナチ・ドイツ』(2015年、講談社現代新書)など

*6:著書『憲法と平和を問いなおす』(2004年、ちくま新書)、『憲法とは何か』(2006年、岩波新書)など

*7:著書『大人のひきこもり:本当は「外に出る理由」を探している人たち』(2014年、講談社現代新書)、『ひきこもる女性たち』(2016年、ベスト新書)、『ルポ「8050問題」:高齢親子〝ひきこもり死〟の現場から』(2019年、河出新書)など

*8:著書『思想検事』(2000年、岩波新書)、『特高警察』(2012年、岩波新書)など

*9:著書『福島原発事故・県民健康管理調査の闇』(2013年、岩波新書)、『福島原発事故・被災者支援政策の欺瞞』(2014年、岩波新書

*10:著書『報道事変:なぜこの国では自由に質問できなくなったか』(2019年、朝日新書)、『政治部不信:権力とメディアの関係を問い直す』(2020年、朝日新書

*11:著書『武器輸出と日本企業』(2016年、角川新書)、『新聞記者』(2017年、角川新書)など

*12:著書『性風俗のいびつな現場』(2016年、ちくま新書)、『「身体を売る彼女たち」の事情:自立と依存の性風俗』(2018年、ちくま新書)など

*13:著書『ブラック企業:日本を食いつぶす妖怪』(2012年、文春新書)、『ブラック企業ビジネス』(2013年、朝日新書)、『日本の「労働」はなぜ違法がまかり通るのか?』(2013年、星海社新書)、『生活保護:知られざる恐怖の現場』(2013年、ちくま新書)、『ブラック企業のない社会へ:教育・福祉・医療・企業にできること』(共著、2014年、岩波ブックレット)、『ドキュメント ブラック企業:「手口」からわかる闘い方のすべて』(2014年、ちくま文庫)、『ブラック企業2:「虐待型管理」の真相』(2015年、文春新書)、『ブラックバイト:学生が危ない』(2016年、岩波新書)、『ブラック奨学金』(2017年、文春新書)など

*14:一時、辻元氏は社民党立憲民主党国対委員長を務めた。

今日の産経&中国ニュース(2020年11月25日分)(追記あり)

習近平主席、バイデン氏にようやく祝電「関係発展を希望」 - 産経ニュース

 習氏がようやく祝意を直接伝えたのは、トランプ米大統領が政権移行手続き容認の考えを示したためとみられる。

 ということで「バイデン当選を嫌っていた」「トランプの逆転勝利を願っていた」というよりは「逆ギレしたトランプの嫌がらせを恐れていた」ということのようです。「トランプが事実上敗北を認めたこと」で逆ギレの可能性もなくなったという理解なのでしょう。


「釣りキチ三平」漫画家の矢口高雄さん死去 81歳 - 産経ニュース
 改めて

手塚治虫
 1928~1989年(60歳:胃ガン)
◆藤子F不二雄(藤本弘
 1933~1996年(62歳:肝臓ガン)
石ノ森章太郎
 1938~1998年(60歳:悪性リンパ腫

て早死にだったんだなあと思いますね(享年や死亡原因についてはウィキペディアを参照)。作品数が多いので意外な気もしますが。まあ「作品数が多いからこそ早死に(仕事にかまけて体調管理がおろさかになる)」かもしれませんが。しかし、まあ、ガンは怖いですね。今回の矢口氏(1939年生まれ)も膵臓ガンだし、手塚、藤子F、石森全員がガンで死去ですからね。


元宮古島市議、産経新聞社を提訴 - 産経ニュース
 これだけでは何とも評価できませんが、過去に何度もデマ記事で敗訴している産経の「記事内容には自信がある」発言には何の説得力も無いことだけは確かです。


首相の鬼門 秋に「桜」再燃 予算委集中審議 「答え控える」繰り返し - 産経ニュース

 安倍氏議員辞職などを求める事態に発展する可能性もある。

 ということで「検察の安倍事務所関係者への事情聴取→野党の国会での追及」で産経もかなり焦ってるようですね。いつもの産経の「コロナ対応の方が重要」が出てきましたが
1)そもそも疑惑追及をしてもコロナ対応は出来る
2)コロナを蔓延させたのは、コロナが終息していないにもかかわらず、無謀にもgotoトラベル、gotoイートを強行した菅政権の責任であって野党のせいではない
3)野党がむしろ現在「goto即時中止」を求めてるのに菅の方が「経済対策」を理由に抵抗(?)している
という意味で言いがかりも甚だしい。


巨人は2年連続で屈辱の4連敗、打撃で不名誉な記録並び「攻撃が機能しなかった」 - 産経ニュース
 今日は「巨人が1点先制した」というので「1点では厳しいが何とか守り切るとともに追加点で勝利し、さすがにセリーグ王者の意地を見せるか」と思いきや最終的には「ソフトバンク4ー巨人1」で4連敗というのだから「うーん」ですね。
 やはり
1)シーズン中、ソフトバンクに比べ巨人は独走状態で楽な試合だった
2)おまけにクライマックスシリーズもなかった
ということが「悪い影響」を与え、それから抜け出せなかったようですね。
 とはいえ、巨人も一応プロですし、「昨年の4連敗の再現だけは絶対にしない」と原監督も試合前に言っていたわけで「何とかならなかったのか?」感が否定できませんね。


◆楊海英ツイートに突っ込む

楊海英
 台湾自体が不沈の潜水艦である、とかつては「老台北」と愛された方が司馬遼太郎さんに話していた。台湾が沈没したら、民主主義世界全体が打撃を受ける。

 「不沈の潜水艦」とは何のことか意味不明です。中曽根「不沈空母」的な意味なら、政治的にかなり問題だと思いますがそれはさておき。
 「独立宣言したら武力行使もあり得るby中国」とは裏返せば「独立宣言しない限り武力行使しない」と言う話です。
 「欧米諸国による経済制裁のリスク」を犯してまで、この「国際公約(?)」を破るほど中国政府も無謀でもなければ、逆に「独立宣言して何が悪い、武力行使できるものならしてみろ!」と「中国による武力侵攻のリスク」を犯してまで独立宣言するほど蔡英文も無謀でもないでしょう。つまりは楊のいう「台湾の沈没=中国の武力侵攻」なんてことはない。
 ついでにいえば「台湾が武力侵攻されていい」とは言いませんし、そもそも「繰り返しますが」武力侵攻があるとも思いませんが仮に侵攻されたとしても楊のいう「民主主義世界全体が打撃を受ける」なんてことはないでしょう。台湾はそこまでの存在感はない。

楊海英
 日本を立て直そうとして、三島由紀夫が自決して50年になる。モンゴル人は彼の「潮騒」が好き。あるモンゴル人哲学者に言わせると、アジアでは三島由紀夫とナサインチョクトの2人だけが真の国際的作家。2人とも「海」が分かるからだ

 楊の日本ウヨへの「いつもながらの媚びへつらい振り」に吹き出しました。さすがに本気ではないでしょうが。


【産経抄】11月25日 - 産経ニュース

・三島の「決起」が日本人に与えた衝撃は、あまりにも大きかった。
・(ボーガス注:三島死去から50年という)節目の憂国忌を迎えて、むしろ本人に聞いてみたい。今の日本はその目にどのように映るだろうか。
北朝鮮に拉致された人々を取り戻すことができないまま、中国の軍事的脅威が日に日に高まっている。

憂国忌」とは「三島が自殺した日=11/25」ですが他にも有名なのでは

文学忌 - Wikipedia参照
◆桜桃忌(自殺した太宰治の遺体が発見された日=6/19)

があります。
・いやーぶっちゃけ大きくないでしょう。いわゆる三島事件が「1970年11月25日(つまり50年前の今日)」に起こったなんてことを大抵の人間は気づいてないでしょう。
 ちなみに11月25日 - Wikipediaによれば「三島事件以外にも」11月25日は

◆1936年11月25日
 日本とドイツが日独防共協定に調印。
◆2016年11月25日
 キューバ革命の指導者で、キューバ共産党第一書記、キューバ国家評議会議長国家元首)、閣僚評議会議長(首相)を務めたフィデル・カストロが死去
◆2020年11月25日
 マラドーナが死去

なんて出来事もありますし、

◆国連が定めた女性に対する暴力撤廃の国際デー - Wikipedia
・強姦や家庭内暴力などの女性に対する暴力の実情の啓発が目的。女性に対する暴力撤廃の日から12月10日の世界人権デーまでの16日間は「性差別による暴力廃絶活動」の16日間とされている。
◆経緯
 1960年11月25日、ミラバル姉妹が暗殺された。彼女らはドミニカのラファエル・トルヒーヨ独裁政権に反対した活動家であった。1981年の第一回ラテンアメリカカリブ海地域女性会議で11月25日が「女性に対する暴力に対する闘争と啓発の日」とされた。さらに、国連総会で1999年12月17日に11月25日が「女性に対する暴力撤廃の国際デー」とされた。

女性に対する暴力をなくす運動 - 埼玉県
 「女性に対する暴力をなくす運動」は(中略)、内閣府その他の男女共同参画推進本部構成府省庁が主唱し、平成13年から実施しているものです。毎年11月12日から11月25日(女性に対する暴力撤廃国際日)までの2週間を運動期間とし、国、都道府県、各市町村においてさまざまな関連行事や取組を行います。
 令和2年度の「女性に対する暴力をなくす運動」のテーマは、「性暴力を、なくそう」です。
 埼玉県では、運動期間中に相談窓口の記載されたカードや、女性に対する暴力根絶のシンボルである「パープルリボン」の配布を行うなど、DV防止啓発キャンペーンを実施予定です。
 これらの行事等を通じて「女性に対する暴力の撤廃」について多くの皆さまに考えていただくきっかけになればと思います。

だそうですが、これらも「へえ、そうなの?」でしょうね。ということで産経のおかげ(?)で「11月25日って三島の自殺以外に何があったんやろ?」とググったことで「11月25日」は「三島の命日」であるだけでなく「フィデル・カストロミラバル姉妹、そして最近ではマラドーナの命日」であることがわかりました(さすがにカストロマラドーナは以前から知っていますが、無知なもので、今回初めて「ミラバル姉妹」については知りました)。
 まあ「国連デーになったミラバル姉妹の死去(暗殺)>絶対に越えられない壁>日本限定の日本ウヨ記念日の三島の死去(自決)(国際的な知名度とか評価とか)」ではあるでしょう。三島みたいな「腐れカス右翼」よりは我々日本人は「ミラバル姉妹のこと」を知った方がいいでしょう。
 産経記事をパロれば

ミラバル姉妹の「暗殺」がドミニカ人や『国際社会』に与えた衝撃は、あまりにも大きかった。
・(ボーガス注:ミラバル姉妹死去から60年という)節目の『女性に対する暴力撤廃の国際デー』を迎えて、むしろ本人に聞いてみたい。今のドミニカと国際社会はその目にどのように映るだろうか。

といったところです。
 しかし「女性に対する暴力」といっても「ミラバル姉妹暗殺(政治的暗殺)」と「DVやレイプ」など一般的な性暴力では大分性格が違いますが。

【参考:カストロマラドーナ

マラドーナ氏、中南米左派と交流 フィデル・カストロと同じ命日:東京新聞 TOKYO Web
 25日死去したサッカー元アルゼンチン代表のスーパースター、マラドーナさんは左派思想に傾倒し、キューバベネズエラの首脳らと深い交流があった。「第2の父」と慕うキューバの故フィデル・カストロ国家評議会議長の命日は、くしくも同じ11月25日だった。中南米左派は大きな後ろ盾を失った。
 ブエノスアイレスの貧困地域に生まれたマラドーナさんは平等主義を目標に掲げたキューバ革命に心酔。薬物中毒治療のためキューバに滞在した。「アルゼンチンでは扉を閉ざす病院もあったがフィデルは扉を開いてくれた」と感謝。カストロ氏のタトゥーを入れるほど慕っていた。

【参考:ミラバル姉妹&トルヒーヨ】

ミラバル姉妹 - Wikipediaラファエル・トルヒーヨ - Wikipediaを参照
 トルヒーヨは、ミラバル三姉妹を暗殺したことで重大な懸案を取り除いたと考えていた。しかし、三姉妹の殺害は裏目に出た。ミラバル三姉妹の暗殺は大衆の大きな怒りを招いた。このことが6ヶ月後のトルヒーヨ暗殺の一つのきっかけになったと考えられている。
 1961年5月30日、トルヒーヨは、反政府運動の高まりから『トルヒーヨを見限ったCIA』に支援された側近ロマン将軍の率いる将兵7名に襲撃される。トルヒーヨは銃弾を全身に撃ち込まれ死亡した。
 後継者には弟のエクトル・トルヒーヨが就任したが、副大統領のホアキン・バラゲール(1960年~1962年、1966年~1978年、1986年~1996年に大統領)により政権を追われ、1961年11月には再起を図っていたトルヒーヨ一族が国外に追放され、スペインなどへ亡命を余儀なくされた。

 「CIAによる謀略」とされる南ベトナム大統領ゴ・ディン・ジエム暗殺を連想させるトルヒーヨの末路です。

きよの漫画考察日記348 ゴルゴ13第7巻 | きよの漫画考察日記
◆第37話「番号預金口座」
 今回ゴルゴが狙撃したトルヒーヨ二世、なんと実在の人物です。ドミニカで独裁政治を続けていたラファエル・トルヒーヨ大統領の息子です。
 実際には交通事故で死んだそーですが、(ボーガス注:交通事故に偽装して)ゴルゴが殺したってことにしちゃってます。実在の人物すら狙撃してしまうゴルゴ、もはや漫画の主人公としての枠を飛び越えてますな


【主張】香港活動家の収監 首相は王毅氏に抗議せよ - 産経ニュース

・香港をめぐる中国の独善的な行動はとどまるところを知らない。(ボーガス注:11月)11日には全国人民代表大会全人代)常務委員会の決定に基づいて香港立法会(議会)の民主派議員4人の資格が剥奪された。18日には、3人の民主派前議員が議事進行妨害容疑で逮捕された。
・(ボーガス注:昨日は)昨年6月に違法な集会を扇動したとして罪に問われた民主活動家の周庭、黄之鋒、林朗彦の3氏に対し、香港の裁判所は保釈の継続を認めない決定を下し、3氏は即日収監された。量刑は12月2日に言い渡される。
菅義偉*1首相は25日の中国の王毅*2国務委員兼外相との会談で、香港をはじめとする中国政府の人権弾圧を取り上げ、明確に抗議すべきである。

 まあ「既に王外相と会談した茂木外相」もろくに抗議していませんので、菅はろくに抗議しないでしょうし、それを産経も容認するでしょう。ある意味「馬鹿馬鹿しい話」です。これが民主党政権なら確実に悪口雑言でしょうが。


菅首相 中国 王毅外相と会談「日中両国の安定した関係が重要」 | 菅内閣 | NHKニュース

 菅総理大臣は中国の王毅外相と会談し、日中両国の安定した関係は、地域や国際社会にとっても重要で、ともに責任を果たしたいという考えを示す一方、沖縄県尖閣諸島の周辺海域などの海洋・安全保障の問題などで、中国側の前向きな対応を強く求めました。
 菅総理大臣は25日夕方、総理大臣官邸で中国の王毅外相の表敬を受け、およそ20分間、会談しました。
 冒頭、菅総理大臣は「訪日を心から歓迎する。新型コロナウイルスの感染拡大により中断していた、日中の要人の往来の再開をうれしく思う」と述べました。
 そのうえで「先の習近平国家主席との電話会談でも伝えたとおり、両国の安定した関係は、日中両国のみならず、地域や国際社会にとっても、極めて重要であり、ともに責任を果たしていきたい」と述べました。
 これに対し、王毅外相は習主席と李克強*3首相のメッセージを伝えたうえで「ハイレベルの意思疎通と双方の努力を通じて、日中関係全体がよい方向に向かっている。さまざまな分野で、ともに協力していきたい」と応じました。
 また、新型コロナウイルスについて「両国の国民は助け合い、ともに困難を乗り越えている。日本国民の中国の感染症対策への多大な支持に改めて感謝を申し上げたい。まだ終息していないが、徹底的に打ち勝ちたい」と述べました。
 一方、菅総理大臣は沖縄県尖閣諸島の周辺海域などの、東シナ海をはじめとする、海洋・安全保障の問題のほか、日本産食品の輸入規制の早期撤廃や牛肉の輸出再開、コメの輸出拡大について、中国側の前向きな対応を改めて強く求めました。
 また、香港情勢に関して日本側の懸念を伝えたほか、拉致問題を含む北朝鮮への対応について協力を求めました。
 そして、両氏は、来年夏の東京オリンピックパラリンピックと、再来年の冬の北京オリンピックパラリンピックの成功のために、協力していくことを確認しました。
王毅外相 習近平*4国家主席からのメッセージを伝達
 中国の王毅外相は25日夕方、菅総理大臣との会談のあと、記者団の取材に応じ、「日本の新政権とともに新時代にふさわしい中日関係を築き、両国の国民に恩恵をもたらすとともに、地域と国際社会の安定に寄与したい」と述べました。
 また、王外相は、菅総理大臣に習近平国家主席からのメッセージを伝達したことを明らかにし、「習主席は、菅総理大臣と良好な関係を築き、感染症対策と経済の回復に向けて日本との協力を強化していきたいと表明した」と述べました。
 王毅外相は25日夜、次の訪問国、韓国に向かう予定です。
◆ビジネス関係者の往来 11月30日から再開へ
 王毅外相の日本訪問について、中国外務省の趙立堅報道官は記者会見で「新型コロナウイルスの感染拡大が続く中で行われた重要な対面交流の機会だ。日本側とともにさらに広い領域で責任を担い、ともに積極的な協力を行っていきたい。中日関係を両国の国民と国際社会にさらに恩恵が及ぶようにしていきたい」と述べました。
 また、24日の日中外相会談で合意したビジネス関係者などを対象にした両国の往来再開について、11月30日から始まることを明らかにしました。

 ということでどう見ても産経が願った「強い抗議」など無かった模様ですが、産経は菅非難などしないでしょう。

参考

ビジネス往来、11月中に再開 日中外相合意 :日本経済新聞
 茂木敏充*5外相は24日、都内の飯倉公館で中国の王毅(ワン・イー)国務委員兼外相と会談した。新型コロナウイルスの感染拡大で停止している日中のビジネス目的での往来を11月中に再開すると合意した。短期出張と長期の駐在員が対象で、PCR検査の陰性証明書の提出などが必要になる。
 茂木氏は共同記者発表で中国公船による沖縄県尖閣諸島周辺への領海侵入に関して「中国側の前向きな行動を強く求めた」と語った。王氏は「我々は引き続き自国の主権を守っていく」と強調し、日本が「敏感な水域で事態を複雑にする行動」を避けるよう求めた。
 偶発的な衝突を避けるため相互通報体制「海空連絡メカニズム」の直通電話を防衛当局間で早期に開設すると確認した。
 香港の人権問題については茂木氏が「懸念」を伝えた。新疆ウイグル自治区の人権状況や中国当局の邦人拘束でも中国側に対応を迫った。地球温暖化対策を巡り、日中で政策を協議する場を設けることでも一致した。
 茂木氏は東日本大震災後に中国が設定した日本産食品の輸入規制の撤廃を促し、対話の場をつくることになった。日本側によると延期した習近平(シー・ジンピン)国家主席国賓来日は話題に出なかった。

*1:第一次安倍内閣総務相、第二~第四次安倍内閣官房長官などを経て首相

*2:中国外務省アジア局長、外務次官(アジア担当)、駐日大使、中国共産党中央台湾工作弁公室主任(国務院台湾事務弁公室主任兼務)などを経て国務委員(外交担当)兼外相

*3:中国共青団中国共産主義青年団)中央書記処第一書記、河南省長、河南省党委員会書記、遼寧省党委員会書記、第一副首相などを経て首相(党中央政治局常務委員兼務)

*4:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席などを経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*5:福田内閣金融等担当相、自民党政調会長(谷垣、第二次安倍総裁時代)、第二次安倍内閣経産相、第三次安倍内閣経済財政担当相、第四次安倍内閣外相などを経て菅内閣外相

今日の産経ニュース(2020年11月24日分)

共産志位委員長、異例の在任20年 野党連合政権の樹立目指すが 党勢は衰退 - 産経ニュース
 産経らしいタイトルと本文の「党勢衰退」などの悪口雑言は無視して色々と個人的感想を書いておきます。
 第一に「異例」と書く産経ですが、宮本氏(1958~1982年:約24年)の在任期間に比べれば短いし、他にも過去には

竹入義勝公明党委員長(1967~1986年:約19年(竹入義勝 - Wikipedia参照))
不破哲三日本共産党委員長(1982~2000年:約18年)

というかなり長い在籍期間も存在します(単なる事実の指摘であり、だから「20年委員長在籍でOK」という話ではないですが)。
 第二に不破氏(1930年生まれ)が2000年時点で志位氏(1956年生まれ)に道を譲ったというのが興味深いですね。まあ、不破氏の前任である宮本顕治氏(1908年生まれ)も1982年時点で委員長を退任して、不破氏に道を譲っていますのでそれを見習ったと言うことでしょうか?(ウィキペディア宮本顕治 - Wikipedia参照)。
 もちろんその後、宮本氏も「議長、名誉議長」、不破氏も「議長→常任幹部会委員(党付属社会科学研究所長兼務)」ということで完全に引退したわけではなく「大御所として一定の発言権もある」し「不破氏は宮本氏の側近(宮本委員長時代の書記局長)」「志位氏は不破氏の側近(不破委員長時代の書記局長)」のわけですが、それにしても「委員長ではなくなった」わけです。これはそれなりに評価していいかと思いますね。志位氏としても「宮本氏、不破氏」を見習い、いつ、誰に道を譲るか悩ましいという所でしょう。
 最後に2000年がどんな時代だったか振り返るために2000年 - Wikipedia2000年の日本 - Wikipediaからいくつか当時の重要事件、話題になった事件をあげておきます。

◆1月28日
 新潟少女監禁事件(10年に渡る少女の監禁)が発覚。
◆2月6日
 大阪府知事選で太田房江が当選(日本初の女性知事誕生)。
◆2月13日
 グリコ・森永事件に時効が成立。
◆3月18日
 台湾の総統選挙が行われ、民進党陳水扁が当選。
◆4月2日
 小渕*1首相、脳梗塞で緊急入院。4月4日に小渕内閣が総辞職し、4月5日に森*2内閣が発足。その後、5月14日に小渕氏が死去。
◆5月7日
 ウラジーミル・プーチン*3がロシア大統領に就任。
◆5月15日
 森首相がいわゆる「神の国発言」で批判される。
◆5月24日
 ストーカー規制法公布。
◆6月13日
 朝鮮半島の分断後55年で初の南北首脳会談(韓国大統領・金大中北朝鮮国防委員長・金正日)。
◆7月21日
 九州・沖縄で第26回主要国首脳会議(九州・沖縄サミット)が開催(出席者は米国クリントン*4大統領、英国ブレア首相、フランス・シラク*5大統領、ドイツ・シュレーダー*6首相など)
◆9月15日
 シドニー五輪開幕(〜10月1日)。9月24日に女子マラソンで、高橋尚子がオリンピック最高記録で金メダルを獲得。
◆10月10日
 筑波大学名誉教授の白川英樹ノーベル化学賞が贈られる。
◆10月13日
 金大中韓国大統領にノーベル平和賞が贈られる。
◆10月27日
 中川秀直*7官房長官が、スキャンダル騒動の責任を取り辞任。後任に福田康夫*8が就任。
◆11月7日
 米国大統領選挙で、民主党のゴア副大統領と共和党のブッシュ・フロリダ州知事が接戦(最終的にはブッシュが勝利)。
◆11月8日
 ハーグ事件で国際手配になっていた日本赤軍最高幹部の重信房子を逮捕。
◆11月23日
 いわゆる「加藤の乱」の失敗。この事件で加藤派は「加藤の乱」賛成派と反対派が「加藤派(加藤紘一*9谷垣禎一*10など)」と「堀内派鈴木善幸*11宮沢喜一*12堀内光雄*13古賀誠*14ら)」に分裂し、加藤氏の政治力が衰退(なお、後に堀内派古賀派となり、後に谷垣派(加藤派を谷垣氏が継承)と再統一)。「YKK」と呼ばれたライバルの山崎拓*15小泉純一郎*16の政治力が相対的に上昇。
◆12月30日 - 世田谷一家殺害事件発生。
流行語大賞
◆おっはー(慎吾ママ
◆Qちゃん(シドニー五輪女子マラソン金メダル・高橋尚子
◆最高で金、最低でも金(シドニー五輪女子柔道48キロ級金メダル・田村亮子(後に結婚により改姓し谷亮子*17
など


辛坊治郎さん、太平洋横断に再挑戦へ 来年4月、番組は降板へ - 産経ニュース
 タイトルだけで唖然ですね。過去に「太平洋横断の失敗」であれだけ迷惑をかけてどういう神経をしているのか。
 というか本当は「文春が過去に批判報道したパワハラ疑惑」「維新の都構想住民投票での敗北で、露骨に維新寄りの辛坊への批判が高まってる」「視聴率の低迷」などでもはや「番組を継続することが難しくなってきている(テレビ局から降板を言い渡された)」ところを、「異常にプライドが高いらしい辛坊」が「そうした屈辱的事実」を認めたくなくて「再挑戦(テレビ局の首切りではなく俺から自主的に辞めた)」と強弁しているだけで実際は再挑戦する気なんか「全くない」のではないか(そして辛坊とトラブりたくないテレビ局もその強弁を黙認していると)。まあ、仮にそうだとしても『ラジオなんですけど』(TBSラジオ)を降板した久米宏のように「高齢化による体力の限界」というならともかく過去にあれだけ迷惑をかけて、よくもこんな馬鹿が言えたもんです。とはいえ事情が何であれ辛坊がテレビの世界から消えるのであれば嬉しいことです。
 とはいえ恥知らずの辛坊では「再挑戦」をなかったことにして、「維新公認で衆院選出馬」なんてことをやりかねない点が「困りもの」ですが。


日中外相、尖閣めぐり応酬 改善の兆しなし - 産経ニュース
 正直「棚上げ」以外に手もないでしょう。実際、長年自民党政権は棚上げで処理してきた。
 「韓国が実効支配する竹島」「ロシアが実効支配する北方領土」と違い「日本が実効支配する尖閣」について棚上げしても日本にとって別にデメリットもない。
 しかし、菅政権が「尖閣は日本の領土だ」と強硬に主張することによって中国としても面子の上から「冗談ではない!」と「強硬策には強硬策」という形にしかならなくなるわけです。なお、尖閣については台湾も領有権主張してることに注意が必要です。


【日本シリーズ】第3戦速報(6完)ソフトバンク、巨人を1安打に抑え3連勝 日本一に王手 - 産経ニュース
 今のところ、「巨人を充分研究したらしいソフトバンク」に完全に押さえ込まれいいところなしの巨人です。これでは「短期決戦と言うこと」もあり、ソフトバンク4連勝の可能性も高いでしょう。


改憲「まずは国会議論」 岸防衛相、三島事件50年で - 産経ニュース

 岸信夫防衛相は24日の閣議後記者会見で、1970年11月の作家三島由紀夫の割腹自殺から25日で50年となるのに関連し、憲法改正への認識を問われ

 こういう非常識な質問をしたのは産経でしょうが唖然ですね。三島の自決と、改憲と何の関係があるのか。まともな人間なら改憲派でも「改憲派が三島の『例の行為』の支持者と誤解される」と迷惑に思うでしょうね。


国政選挙女性候補者35%に 内閣府の登用目標 - 産経ニュース
 「女性候補35%を目指す」と決めるのは結構ですが、いつもの「で、自民党はやる気あるんですか?」つう話です。一番のネックは「与野党の中で最も女性候補が少ない自民党」ですのでね。


自民有志が夫婦別姓勉強会、導入に向け党に働きかけへ - 産経ニュース
 一応「まだ稲田朋美もメンバー」のようです。

 呼びかけ人の三宅氏は「(世論調査で)少なくとも7割の国民が夫婦別姓を容認していることを自民議員は知るべきだ」と述べ

 まあこれについては国民の主流は同性婚を受容しているが、反対の人間が強固な自民党支持者だからなあ - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)が指摘する「同性婚を巡る状況」と話は同じですよね。三宅議員(自民)を過大評価する気も無いですが、彼は「日本会議系列の極右自民議員」と比べればずっとまともなのでしょう。


女性の覚醒剤使用はDV背景か 令和2年版犯罪白書公表 - 産経ニュース
 「笑ってはいけない」のでしょうが、タイトルで吹き出しました。確かに「DV被害などの精神的ストレス」は「覚醒剤大麻の使用」を助長はするでしょうが、合法薬物(?)で「スーパーやコンビニ、自販機などで手軽に購入」でき世間の認識もまだまだ甘い「アルコール(ウイスキー、酎ハイ、ビール、ワインなど)」の依存症ならともかく覚醒剤大麻ってもろに違法薬物ですからね。
 まあ薬物依存症を「精神が弱い人間のくず」とさげすんでも問題が解決しない(医療支援が必要)のは確かですが。


【たばこと健康】禁煙のカギは支援者のレベルアップ (1/2ページ) - 産経ニュース
 女性の覚醒剤使用はDV背景か 令和2年版犯罪白書公表 - 産経ニュースも指摘していることですが、基本的に煙草でアレ、酒でアレ、違法薬物(覚醒剤大麻)でアレ、何であれ「依存症」になったら「自分の意思で辞められるもの」では、もはやないでしょう。
 大抵の人間はそんなに意志が強くない。そんなに意志が強かったらそもそも依存症にならない。
 治療の対象になるわけです。

*1:竹下内閣官房長官自民党副総裁(河野総裁時代)、橋本内閣外相などを経て主将

*2:中曽根内閣文相、自民党政調会長(宮沢総裁時代)、宮沢内閣通産相、村山内閣建設相、自民党総務会長(橋本総裁時代)、幹事長(小渕総裁時代)などを経て首相

*3:エリツィン政権大統領府第一副長官、連邦保安庁長官、第一副首相、首相などを経て大統領

*4:アーカンソー州知事を経て大統領

*5:首相、パリ市長などを経て大統領

*6:ニーダーザクセン州首相などを経てドイツ首相

*7:橋本内閣科学技術庁長官、森内閣官房長官自民党国対委員長政調会長(小泉総裁時代)、幹事長(第一次安倍総裁時代)など歴任

*8:森、小泉内閣官房長官などを経て首相

*9:中曽根内閣防衛庁長官、宮沢内閣官房長官自民党政調会長(河野総裁時代)、幹事長(橋本総裁時代)など歴任

*10:小泉内閣国家公安委員長財務相自民党政調会長(福田総裁時代)、福田内閣国交相自民党総裁、第二次安倍内閣法相、自民党幹事長(第二次安倍総裁時代)など歴任。自転車事故で重傷を負ったことで政界引退。加藤氏から派閥を継承し、後に岸田文雄氏(第二次、第三次安倍内閣で外相)に引き継いだ。

*11:池田内閣郵政相、官房長官、佐藤内閣厚生相、福田内閣農林相、自民党総務会長(佐藤、田中、大平総裁時代)などを経て首相。大平正芳首相死後、派閥を継承し、宮沢喜一氏に派閥を引き継いだ。

*12:池田内閣経済企画庁長官、佐藤内閣通産相、三木内閣外相、福田内閣経済企画庁長官、鈴木内閣官房長官、中曽根、竹下内閣蔵相、自民党総務会長(中曽根総裁時代)などを経て首相。また、首相退任後も小渕、森内閣で蔵相。鈴木善幸氏から派閥を継承し、加藤紘一氏に派閥を引き継いだ(その際に、加藤会長就任に反発する河野洋一氏(村山、小渕、森内閣で外相)が加藤派を離れ、河野派を結成)。

*13:富士急行オーナー。宇野内閣労働相、橋本内閣通産相自民党総務会長(小泉総裁時代)など歴任。加藤の乱以降、堀内派会長に就任。

*14:橋本内閣運輸相、自民党国対委員長(小渕、森総裁時代)、幹事長(森総裁時代)、選対委員長(福田、麻生総裁時代)など歴任。堀内氏から派閥を継承。後に谷垣派と再統一。

*15:宇野内閣防衛庁長官、宮沢内閣建設相、自民党国対委員長(河野総裁時代)、政調会長(橋本総裁時代)、幹事長、副総裁(小泉総裁時代)など歴任

*16:宮沢内閣郵政相、橋本内閣厚生相などを経て首相

*17:女子柔道48キロ級でバルセロナ五輪アトランタ五輪銀メダル、シドニー五輪アテネ五輪金メダル、北京五輪銅メダル。

「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2020年11/24日分:荒木和博の巻)

1960年体制と日本社会党(11月24日のショートメッセージ): 荒木和博BLOG

 令和2年11月24日火曜日のショートメッセージ(Vol.236)。日本社会党についてですが、1960(昭和35)年に民社党社会党から別れてできた後の、私たちが「1960年体制」と呼ぶ自民党政権が磐石で、社会党が野党第1党だった時代のことも含めてお話ししました。

 8分30秒程度の動画です。
 色々な意味で「アホか?」「くたばれ、荒木のカス野郎」ですね。
 まず第一に「1960年体制と日本社会党」なんて話が拉致問題と何の関係があるのか。何一つ関係ないわけです。
 この動画は「拉致問題解決のための動画」ではなかったのか?。いつの間にか「荒木が好き勝手に放言する動画」に変わってしまったようです。
 第二に「1960年体制」なんて「世間に全く流通してない言葉」を平気で使える神経に呆れますね。
 「1960年の民社党結党」なんて世間的に全く評価されてないし、だからこそ「1960年体制」なんて荒木ら旧民社連中しか言わないわけですが。もちろん世間的には「1955年体制」ですよねえ。
 ちなみに1955年というと

1955年 - WikipediaCategory:1955年の日本 - Wikipedia参照
◆1月1日
 トヨタ自動車が「クラウン」を発売
◆4月18日
 インドネシアのバンドンで第1回アジア・アフリカ会議バンドン会議)開催。いわゆる平和十原則が発表される。
◆5月11日
 紫雲丸事故(犠牲者168名)
◆5月14日
 ワルシャワ条約機構結成
◆5月25日
 広辞苑初版発行(岩波書店
◆6月7~9日
 第1回日本母親大会開催(日本母親大会については日本母親大会【公式ページ】日本母親大会 - Wikipediaを参照)。
◆7月7~10日
 第1回世界母親大会開催
◆7月17日
 アメリカのカリフォルニア州アナハイムにディズニーランド開園
◆7月22~29日
 日本共産党第6回全国協議会(いわゆる六全協)開催。徳田球一前書記長の「火焔瓶闘争」路線が正式に否定され、これを契機に宮本顕治が党の実権を握ることになる(1958年に、第7回党大会第1回中央委員会総会で宮本が党書記長に選出されたことで名実ともに宮本が党のトップになる)。
◆7月25日
 日本住宅公団(現在の都市再生機構)設立
◆8月3日
 集英社が少女漫画雑誌「りぼん」を創刊。
◆8月6日
 第1回原水爆禁止世界大会開催。原水爆禁止日本協議会原水協)が結成される。
◆8月24日
 森永ヒ素ミルク中毒事件が発覚
◆9月10日
 日本が『関税および貿易に関する一般協定 (GATT)』に正式加盟
◆9月30日
 アメリカの俳優ジェームズ・ディーン*1が交通事故死
◆10月13日
 日本社会党が左派と右派の分裂状態を4年ぶりに解消(社会党再統一)
◆10月26日
  ベトナム共和国南ベトナム)が成立。初代大統領にゴ・ディン・ジエム。
◆11月11日
  下中弥三郎平凡社創業者)、植村環(日本YWCA会長)、茅誠司(東大教授)、上代たの(日本女子大教授)、平塚らいてう日本婦人団体連合会婦団連)初代会長)、前田多門(東久邇宮、幣原内閣文相など歴任)、湯川秀樹(1949年ノーベル物理学賞受賞者、京大教授)の7人によって世界平和アピール七人委員会結成
◆11月12日
 ドイツ連邦軍発足により西ドイツ(ドイツ連邦共和国)の再軍備はじまる。
◆11月14日
 日米原子力協定調印。
◆11月15日
 社会党の再統一に刺激され、自由党日本民主党が合併し、自由民主党が誕生(保守合同)。
◆11月22日
 中東条約機構結成
◆12月1日
 モンゴメリー・バス・ボイコット事件(1955年、ローザ・パークス

など色々と、政治、経済、文化などの面でビッグな出来事がありました。ある意味1955年とは「歴史上極めて重要な年」といっていいでしょう。
 このうち、自民党の結党(いわゆる保守合同)と『右派社会党左派社会党の合同』から「1955年体制」と言われるわけですが。
 ちなみに「民社党が結党された」ということで「元民社党職員」荒木がやたら重要視する1960年には

1960年 - Wikipedia参照
◆1月19日
 新日米安保条約調印。
◆1月24日
 民主社会党民社党)結成大会。
◆2月13日
 フランスが、サハラ砂漠原子爆弾実験。アメリカ、ソ連(現在のロシア)、イギリスに次ぐ第4の核兵器保有国となる。
◆2月23日
 皇太子明仁親王(現・上皇明仁)と同妃美智子(現・美智子上皇后)夫妻の第1子として、浩宮徳仁親王(現・今上天皇徳仁)が誕生。
◆4月19日
 韓国で、不正選挙を理由に李承晩打倒を叫ぶ市民が蜂起し(4.19人民蜂起)、四月革命が開始。4月27日に李が大統領を辞任。
◆5月3日
 創価学会第三代会長に池田大作が就任。
◆6月10日
 安保闘争がらみで東京国際空港羽田空港)でジェイムズ・ハガチー米大統領報道官の一行がデモ隊に包囲され、アメリ海兵隊のヘリに救助される(ハガチー事件)。
◆6月15日
 改定安保条約批准阻止の全学連7000人が国会に突入。樺美智子死亡。
◆6月19日
 新安保条約が自然成立。7月15日に岸*2内閣が総辞職。
◆7月19日
 第1次池田*3内閣成立。
◆7月27日
  経済協力開発機構OECD)創設。
◆9月14日
 石油輸出国機構OPEC)結成。
◆10月12日
 浅沼稲次郎社会党委員長暗殺事件。
◆10月19日
 現行の生活保護水準は低すぎると訴えた朝日訴訟東京地裁は原告勝訴の判決を下す。
◆11月8日
 アメリカ大統領選挙で、ジョン・F・ケネディが当選
◆12月27日
 池田首相が所得倍増計画を発表。

などの出来事がありました。
 それにしても以前、産経で某民社党シンパも「浅沼稲次郎が暗殺されたことで社会党に同情票が集まったことで1960年衆院選民社党が大敗した」と強弁してましたが、荒木もこの動画で全く同じ事を言ってるのには呆れます(この荒木ら旧民社関係者の与太、寝言については例えば第二自民党あるいは自民党補完政党もしくは極右政党の解党・壊滅的打撃を嘆く産経新聞 - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)参照)。
 旧民社関係者の間では「浅沼が暗殺されなければ、旧民社はもっと躍進できた」というのが通説化してるのか。
 1960年の民社党結党、浅沼暗殺から、1994年の民社党解散まで34年も経ってるのにその34年間ずっと「浅沼暗殺の同情票で旧民社は社会党に負け続けた」と言う気なのか。そもそも社会党どころか、公明党共産党にも議席数で負けたことがある旧民社が全く何を抜かしてるのか。
 それにしても「社会党公明党に我々、民社党は第二自民党と言われて非難されてきたが、村山自社さ連立や自公連立は何なのか?*4(荒木)」てよほど、「旧民社は第二自民」と言われ続けてきたことが屈辱らしいですね。「第二自民で何が悪い!」とは何故か居直れないらしい。
 実際、旧民社は「第二自民党」以外何物でも無いでしょうにねえ。そんなことは自社さ連立や自公連立をどう評価するかと全く関係ない。

*1:1931~1955年。1955年に『エデンの東』で、1956年に『ジャイアンツ』でアカデミー主演男優賞にノミネート( ジェームズ・ディーン - Wikipedia参照)。

*2:戦前、満州国総務庁次長、商工次官、東条内閣商工相を歴任。戦後、日本民主党幹事長、自民党幹事長(鳩山総裁時代)、石橋内閣外相を経て首相

*3:大蔵次官から政界入り。吉田内閣蔵相、通産相、石橋内閣蔵相、岸内閣蔵相、通産相などを経て首相

*4:まあ、荒木とは別の意味で共産党などが「社会党公明党が過去に自民批判していたのは何だったのか?」と批判したのは事実です。その結果、社会党社民党)は過去には最大野党だったのに今や共産党公明党議席数が抜かれるほどに衰退しますし、公明党沖縄県知事選や先日の大阪都構想住民投票では明らかな造反が出るわけです。

高世仁に突っ込む(2020年11/24日分)

 加速する香港の弾圧 周庭さんも収監 - 高世仁の「諸悪莫作」日記
 今回は拉致はなぜ放置されてきたのか3 - 高世仁の「諸悪莫作」日記の続きではなく、香港関係ですね。

 イギリス、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、カナダの外相は18日、中国が香港での批判的な声を封じ込めるために組織的活動を行い、国際的な義務に違反していると非難する共同声明を発表した。
 共同声明では、11日に議員資格を剥奪された民主派4人を復職させるよう中国政府に求めた。
 これに対して、中国外務省の趙立堅報道官は19日、「(5カ国は)気をつけないと、目玉を引き抜かれるだろう」と述べ、中国の内政問題に口出ししないよう警告した。恫喝である。

 高世がこの文章でいわゆる「ファイブ・アイズ(5つの目)」に触れないことには心底呆れますね。多くのマスコミ報道はファイブ・アイズに触れているのに。
 後述しますが恐らく「高世にとって都合が悪いからファイブ・アイズに触れない」のでしょうが。
 中国の「目玉云々」と言う言葉には「ファイブ・アイズだかなんだか知らないが、目玉が5つあろうが、いくつあろうが、気をつけないと(以下略)」という前振りがあって、その前振りが分からないと目玉云々という恫喝(?)の意味も正確には理解できません。まあ「ファイブ・アイズだかなんだか知らないが、目玉が5つあろうが、いくつあろうが、気をつけないと」というのは中国的には「気のきいた皮肉」を言った感があるのでしょうね。俺個人はあまりそうは思いませんが。
 さて「ファイブ・アイズ(正式名称はUKUSA協定)」とは

UKUSA協定 - Wikipedia
 アメリカの国家安全保障局NSA)やイギリスの政府通信本部GCHQ)など5カ国(イギリス、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ)の諜報機関が『世界中に張り巡らせた諜報活動のための設備』や『そうした設備を使って得た情報』を、相互利用・共同利用する為に結んだ協定

の俗称です。
 なんで人権擁護団体・組織でもない「ファイブ・アイズ」として「香港デモ関係の声明を出す」のかよく分かりませんが、それはさておき。
 つまりはファイブ・アイズとは「いわゆるスパイ協定」であり、左派を中心に「監視社会を助長している」「反政府派の抑圧に悪用されないか」などファイブ・アイズへの批判も存在します。
 おそらく、高世はそうしたファイブ・アイズ批判を気にしたのでしょう。
 ところがそこで「私はファイブ・アイズ外相声明を紹介したが、ファイブ・アイズのあり方を全面肯定しているわけではない。あくまでも、中国批判として適切だと思うから紹介した。その限りにおいて、ファイブ・アイズ外相声明を紹介した。左派などによるファイブ・アイズ批判を全否定しているわけではない」と断るのではなく「ファイブ・アイズに触れないで逃げる」「そのためにファイブ・アイズという言葉を一切使わない」あたりが高世らしいせこさ、姑息さです。
 「繰り返しますが」、中国側の「目玉云々」と言う言葉には「ファイブ・アイズだかなんだか知らないが、目玉が5つあろうが、いくつあろうが、気をつけないと(以下略)」という前振りがあって、その前振りが分からないと目玉云々という恫喝(?)の意味も正確には理解できません。
 それなのに「ファイブ・アイズ」に触れない高世は明らかにおかしい。

 4人の民主派の議員剥奪に対しては、13日に日本の超党派の有志議員でつくる「対中政策に関する国会議員連盟」が「香港の高度な自治に対する受け入れがたい攻撃」とする非難声明を決議している。

 この議連メンバーについては対中政策に関する国会議員連盟 - Wikipediaで確認できます。
 「元杉並区長の山田宏」「南京事件否定論長島昭久*1笠浩史」など非常識ウヨ議員ばかりであり「ああ、またか。日本で中国批判を口実にした議連(チベット議連、ウイグル議連など)はいつも右翼の巣窟だな(呆)」ですね。
 自民(第四次安倍内閣農水相斎藤健福田内閣文科相渡海紀三朗、議連共同代表を務める小泉内閣防衛庁長官、第三次安倍内閣防衛相の中谷元、第4次安倍内閣環境相原田義昭など。ただし閣僚経験者の斎藤、渡海、中谷、原田を除きそれほどの大物はいない)と自民応援団「国民民主党(国民民主党代表の玉木、国民民主党広報局長・憲法調査会会長でこの議連共同代表を務める山尾志桜里)」「維新の会(維新幹事長の馬場伸幸など)」「N国党(N国党政調会長の浜田聡)」の議員がほとんどです(つうかせめてN国党の参加希望など断ったらどうなのか?)。
 共産、社民の議員は居ないし、立憲民主の議員はいても「途中入党組(もともとは国民民主党)の笠浩史」です。およそ超党派の議連と呼べる代物ではない。
 まあ、それはともかく。「菅を利するわけにいかない」ので立憲民主と共産の野党共闘について「容認はします」が党内に笠のような非常識極右を入れた立憲民主を俺はそれほど評価もしてないし、信用もしていません。

*1:鳩山、菅内閣防衛大臣政務官、野田内閣防衛副大臣希望の党政調会長地域政党未来日本」代表などを歴任。現在は自民党に所属。

常岡浩介に突っ込む(2020年11月23日分)

常岡浩介
 プーチン*1らの犯罪を内部告発した元KGB/FSB幹部アレクサンドル・リトビネンコは14年前の今日、2006年11月23日に、ロシア諜報機関によって放射性物質ポロニウム210を盛られ毒殺されました。
暗殺二年前のリトビネンコへのインタヴュー - The Chicken Reports

 常岡のアホさには脱力せざるを得ませんね。『リトビネンコ暗殺(2006年)の2年前のインタビュー(2004年)』なんて「16年も昔の仕事」以外に「ツイートで宣伝したい最近の仕事」はないのか。常岡の個人ブログThe Chicken Reportsも全く更新されてませんしね。常岡も「ジャーナリストを正式に引退、廃業した」わけでもないでしょうに。

常岡浩介
 「美少女図鑑AWARD 2021 九州地方予選」に参加中の「佐藤くらら」に投票して!
MixChannel Yell | ミックスチャンネルエール

 「はあ?」ですね。常岡が「そういう趣味のツイート」をすることを否定はしませんが「お前、仮にも自称ジャーナリスト(もちろん芸能関係ではない)なんだからもっと仕事関係のツイートしろよ」と思うのは俺だけではないでしょう。

常岡浩介がリツイート
◆野沢哲也 (朝日新聞 特別報道部長)
 警察庁から出向している本部長をお守りせねばという県警の忖度でしょうか。どっちを向いて仕事してるのでしょう
福岡女性暴行死「教訓に」佐賀県警本部長、会見の最後に:朝日新聞デジタル
 福岡県太宰府市の女性暴行死事件で、佐賀県警が事件前に女性の家族から相談を受けながら事件化しなかった問題について、佐賀県警の杉内由美子本部長が20日の定例会見で初めて触れた。杉内本部長は「被害者の女性が亡くなられたことは大変重く受け止めている。本件を今後の教訓としたい」と述べた。
 報道陣からの質問には主に井手栄治刑事部長が答えた。杉内本部長は約1時間の会見の最後に「総括」として用意していたコメントを読み上げた。太宰府の事件については、サイバー犯罪対策や交通事故防止施策など他の話題について語った後、最後に触れた。質問は受け付けず、その間の撮影も許可されなかった。
 杉内本部長はコメントのなかで、「ご遺族に心よりお悔やみを申し上げたい。当時、被害者にただちに危害が及ぶ可能性があるということは認められなかった*2」と、これまでの説明を繰り返した。
 事件は昨年10月20日太宰府市の駐車場の車内から、市内の無職高畑(こうはた)*3瑠美さん(当時36)の遺体が見つかり発覚した。福岡県警は、高畑さんと同居していた無職山本美幸被告(41)と無職岸颯(つばさ)被告(25)ら3人を死体遺棄容疑などで逮捕した。
 山本被告らは木刀で高畑さんを殴るなどして抵抗できない心理状態に追い込み、親族に数百万円を無心させていたことや、暴力団との関係をちらつかせて高畑さん家族を脅していたことも判明した。
 佐賀県警は今年10月28日、高畑さんの家族から昨年7月中旬~9月下旬、鳥栖署に8回の相談と複数回の問い合わせがあったことを認めたが、「女性に危険が及ぶ内容ではない」と判断したと説明していた。

 野沢氏の佐賀県警批判は全くその通りだと思います。佐賀県警の態度は
1)我が埼玉の「桶川ストーカー殺人」での埼玉県警の不手際(後に遺族に謝罪するが)
2)定例記者会見での菅官房長官(当時、現首相)の望月記者への無茶苦茶な対応
を思い起こさせます。
 「菅みたいな無茶苦茶を見て警察が真似してるのか」「日本の警察がこのように酷いから菅が真似してるのか」と言いたくなりますがそれはさておき。
 常岡て「ロシア問題(リトビネンコ暗殺、トランプのロシアンゲート、北方領土問題など)」「シリア内戦」以外では「警察不祥事」関係のリツイートが多いんですよね(いずれも常岡が過去に取材したことがあるネタ。ただしいずれのリツイートも「ワシも昔取材したことがある」という常岡の「過去の自慢話」でしかなく「ワシも今こういう調査報道、取材をしてるんや」でないところが実に無様)。
 しかしこういうリツイートをする常岡って「俺は過去に長崎県警の裏金疑惑を暴いたことがあるんや!」と自慢したいんでしょうが「長崎放送辞めて、警察問題から手を洗って、戦争ジャーナリストに転身したのはお前やろ?。それなのに昔の手柄を今頃自慢するのかよ?。今、警察関係の取材なんか何一つしてないやろ?」感が否定できませんね。
 内心では常岡も自分が「長崎放送での長崎県警裏金疑惑報道」を越える業績を退社後に何一つ上げてないこと、退社が結果的に失敗だったことを自覚してるのでしょう。哀れで無様な男です。

【参考:佐賀県警の不祥事】

<太宰府暴行死事件>佐賀県警会見は「パフォーマンス」 遺族が反発|事件・事故,行政・社会|佐賀新聞ニュース|佐賀新聞LiVE2020/11/23
 福岡県太宰府市で昨年10月、市内の女性=当時(36)=が暴行されて死亡し、遺棄された事件を巡り、佐賀県警が20日の定例会見で当時の対応に不備はなかったとの見解を改めて示したことに対し、遺族が21日夜、報道各社に文書を寄せた。「県警の行動はワンマンなパフォーマンス」などと批判している。
 文書では、県警が内部調査の結果を遺族に伝え、再び調査を行う状況にはないと説明したことなどに対し、「ふに落ちない点が多々ある」と反論。「私たちは県警の教訓のための教科書の駒としてしか扱われていない」と反発している。

太宰府市主婦暴行死事件(7) 回答にあ然…佐賀県警「署の対応に不備なし」 遺族は「あきれて物が言えない」2020/11/5(テレビ西日本
 2019年10月、佐賀・基山町の主婦・高畑(こうはた)瑠美さん(当時36)が木刀で殴られるなど激しい暴行を受け死亡し、その後、山本美幸被告(41)ら男女3人が傷害致死などの罪で起訴された。
 瑠美さんの家族は、事件が起きる4カ月前から「瑠美さんから(ボーガス注:山本被告等から脅されてるとして)550万円要求されている」ことや、「山本被告から300万円払うか岸颯(つばさ)被告と養子縁組しろと脅されている」、「暴力団幹部を名乗る男から脅されている」など、あわせて14回、佐賀県警鳥栖警察署に相談していた。
ところが…
(家族が録音した音声)
◆家族:
 完全に脅しでしょ、これ。こんな内容が延々3時間続くんですよ
鳥栖警察署・A巡査:
 ああ、なるほどですね。う~ん
◆家族:
 被害届をなんで受理せんと?
鳥栖警察署・A巡査:
 そう簡単になんでも被害届を取れるものではない
◆家族:
 30分の間に電話を10何回も寝れないくらいガンガンかけてくるんですよ、こんなの何もならないのですか?
鳥栖警察署・A巡査:
 そこは着信拒否にするか。“どうしようもない”という状況でもない
 瑠美さんの家族によると、担当したA巡査は、3時間ある脅迫の録音をわずか5分しか聞かず、被害届の受理を拒んだうえ、さらに録音を「文字起こし」をしてくるよう指示したというのだ。
 2020年7月、佐賀県警は瑠美さんの家族と面談し、対応について不備を認めた。
◆瑠美さんの家族:
 最初の相談(6月)から9月25日まで相談件数異常じゃないですか?
佐賀県警
 多いと思います
◆瑠美さんの家族:
 鳥栖だけでこんなに短期間で相談ある?
佐賀県警
 『ないです。たしかに相談回数が頻繁に多いとか、話の内容が段々と、最初は家庭内のトラブルみたいな話だったのが、事件性が高くなっているじゃないかというような判断が報告をされるなかで、できてなかった』
 2020年8月、テレビ西日本は、鳥栖警察署の一連の対応を問う質問状を佐賀県警本部に提出し、その回答が10月29日にようやく届いた。
 しかし、A4用紙1枚に書かれたその内容は、あ然とするものだった。
佐賀県警回答文:
『当時、鳥栖警察署に対する一連の申出内容は、高畑瑠美さんをめぐる金銭貸借のトラブルであり、高畑瑠美さんに直ちに危害が及ぶ可能性は認められませんでした。結果として高畑瑠美さんがお亡くなりになったことは重く受け止めております。佐賀県警としては本件を今後の教訓としてまいります』
 佐賀県警は、対応に不備がなかったと主張。
 さらに、佐賀県警は10月28日に記者たちを集め、同様の調査結果を発表した。
刑事部 木下公三管理官:
『(瑠美さんに)危険が及ぶという話はなかったと認識している。(相談は)警察の記録としてあるのが8件ということになる。』
 佐賀県警は、瑠美さん家族からの相談は14回ではなく「8回」と主張。双方の主張に食い違いがあるとして、記者たちからは質問が相次いだ。
サガテレビ
 遺族の認識と警察の認識にズレがあると思う
刑事部 木下公三管理官:
 『合わない部分はあるのはあるが、そこをすり合わせるのは考えていない』
 さらに佐賀県警は、家族への一連の対応について、事件発生直後の2019年10月に調査チームを設置し、(ボーガス注:警察内部の)聞き取りを続けてきたことを明かした。
◆高畑瑠美さんの母:
 『そんな話はこっちに来ていない。私は初めて聞きました』
 重要な証言者ともいえる瑠美さんの家族に対しては、今までも一度も聞き取りを行っていないという。
◆高畑瑠美さんの夫・裕さん:
 『「調査したんですか?」と逆に聞きたい。あきれて物が言えない。ふざけてんじゃねえよとしか思いませんよね』
 遺族への聞き取りなくして、どのような調査ができたのか?
 佐賀県警の対応に、遺族は怒りを募らせている。

 佐賀県警の主張通り、鳥栖警察署の対応に不備はなかったのか。
 約37年間、いち刑事として数々の捜査にあたった犯罪捜査のスペシャリスト、元福岡県警の梶原良博さんは、「佐賀県警の組織防衛」と厳しく非難した。
◆元福岡県警刑事・梶原良博氏:
 調査プロジェクトを立ち上げて、(中略)身内だけから聞いて、それは身内だけならいいことしか言いませんよ。結果、佐賀県警にミスはありませんでしたと、誰が聞いてもおかしい。(警察に)11回も行っていて、まさか殺されるとは思っていなかったと言うのは、どこからその言葉が出てくるのかな。佐賀県警は組織を防衛しようとしている

太宰府市主婦暴行死事件(10) 佐賀県警トップ「直ちに危害及ぶと認められず」 わずか43秒のコメント…カメラも禁止(FNNプライムオンライン) - Yahoo!ニュース2020/11/26(テレビ西日本
 佐賀県警は10月、“対応に不備はなし”とする調査結果を発表。
 しかし、調査の過程で瑠美さんの家族に対する聞き取りを一度も行っておらず、家族は、「でたらめだ」と批判している。
 そして、11月20日
 前回の会見で“太宰府事件”の質問に無言を貫いた杉内本部長は、カメラ撮影を禁止したうえで、用意されたコメントを読み上げた。
佐賀県警・杉内由美子本部長:
『被害者の女性がお亡くなりになられたことにつきまして、ご遺族の皆さまに心よりお悔やみを申し上げたいと思います。当時、鳥栖警察署に対する一連の申し出の内容からは、被害者の女性に直ちに危害が及ぶ可能性があることは認められませんでした。けれども、結果として被害者の女性がお亡くなりになられたことは、大変重く受け止めておりまして、本件を今後の教訓としてまいりたいと考えているところでございます。以上です』
 読み上げた時間は、わずか43秒だった。
 会見では、担当の警察官に記者からの質問が…
◆記者:
 本部長のコメントは、なぜカメラがダメなんですか?
◆警察官:
 うちの方のそういう決まりです。カメラを回せるところは代表質問までですという決まりです
◆記者:
 決まりって、誰に向けてコメントを出すかと考えた時に、カメラの向こうの県民だと思うんですけど
◆警察官:
 『しかし、この部分は撮影は認めていないということにしておりますので、そこはご理解ください』
 こうした佐賀県警の対応について、遺族は、あらためてやり場のない憤りを表した。
◆遺族コメント:
『いま現在でも、誠意のない対応をされていて、「対応に問題はない」と言い張る佐賀県警に相談してしまったことが残念でしかありません』
 佐賀県警は、これで終わりにするつもりなのだろうか。

*1:エリツィン政権大統領府第一副長官、連邦保安庁長官、第一副首相、首相を経て大統領

*2:どう見ても認識としておかしいと思いますが。

*3:高畑勲(アニメ映画監督)や高畑淳子高畑充希(女優)だと「たかはた」ですが今回は「こうはた」だそうです。高村も一般的には「たかむら」ですが、「高村正彦(安倍総裁時代の自民党副総裁)」は「こうむら」ですし、姓というのは本当に読み方は分かりません。

「珍右翼が巣くう会」メンバー・島田洋一に突っ込む(2020年11月23日分)

島田洋一
 ノーベル平和賞全体主義国家*1の人権蹂躙と闘う人々に与えられた時にのみ意味を持つと言っても過言ではない。
【産経抄】11月23日 - 産経ニュース
 今月8日に行われたミャンマーの総選挙は、アウン・サン・スー・チー国家顧問が率いる与党・国民民主連盟(NLD)の圧勝となった。もっとも、スー・チー氏は国際社会からの厳しい批判にさらされている。イスラム教徒少数民族ロヒンギャへの迫害にまったく収まる気配がないからだ。
スー・チー氏は1991年にノーベル平和賞を授与されている。当時、自宅に軟禁されていたスー・チー氏は、ミャンマー民主化運動の旗手としてもてはやされていた。最近、賞の取り消しを求める声さえ出ているが、さすがにノーベル賞委員会は聞く耳をもたない。確かに受賞者の数十年後の姿など予想できるはずもない。

 吹き出しました。
 つまり「反共右翼」島田にとって、ノーベル平和賞受賞者の内、

◆1971年
 西ドイツ首相ヴィリー・ブラントデタント外交への評価
◆2000年
 韓国大統領金大中:南北首脳会談への評価
◆2002年
 元米国大統領ジミー・カーター米朝核合意などへの評価
◆2007年
 元米国副大統領アル・ゴア:温暖化問題への取り組みへの評価
◆2017年
 核兵器廃絶国際キャンペーンICAN

などは評価に値せず

◆1975年
 アンドレイ・サハロフソ連国内の人権問題批判
◆1989年
 ダライ・ラマ14世
◆2010年
 劉暁波

などといった「島田が敵視する国(旧ソ連や中国)の批判者」だけが評価に値するようです。
 つうか「1991年にスーチーが受賞した理由」は「全体主義国家(当時のミャンマー軍事独裁政権)の人権蹂躙と戦ったから」なのに何を意味不明なことを島田は言っているのか?(まあ、島田のようなウヨがミャンマー軍事独裁を問題視していないことはよく分かりますが)
 問題は「1991年にスーチーにノーベル賞を与えたこと」よりも「スーチーの今の惨状」でしょうに。
 そしてその理屈だと島田的には「1974年の佐藤栄作の受賞(非核三原則沖縄返還)」も評価に値しないんでしょうか?

*1:と言ったところで島田が批判する「全体主義国家」は「共産国or反米国」限定であり「朴正熙韓国」のような「親米右翼独裁国家」は除外されます。当然「アパルトヘイト南ア」と戦ったマンデラ(1993年ノーベル平和賞受賞者)を島田は評価などしていないでしょう。