今日の産経ニュース(2021年6月18日分)

夫婦別姓、最高裁大法廷が23日に憲法判断 - 産経ニュース
 今の最高裁では正直「違憲判決は望み薄」でしょう。
 ただし前回は

裁判官15人中5人が「違憲」とする反対意見を述べていた。

というので今回もそうした少数反対意見は出るかもしれない。


河井元法相 100人買収、次々認定 天を仰ぐ(1/2ページ) - 産経ニュース
 河井の実刑判決は当然ですが「首相、自民党総裁(選挙当時)の安倍」「自民党幹事長の二階(選挙当時も現在も)」「自民党選対委員長(選挙当時、現在は自民党税制調査会長)の甘利」といった選挙当時の幹部連中が責任を問われていないことには怒りを禁じ得ません。


【正論】皇統途絶えさせる議論危惧する エッセイスト、動物行動学研究家・竹内久美子 - 産経ニュース

 有識者会議は3月23日に1回目の会合が開かれた。メンバーは座長の清家篤*1慶応義塾学事顧問、労働経済学)▽大橋真由美*2上智大学教授、行政法)▽冨田哲郎(JR東日本会長、経団連副会長)▽中江有里*3(女優・作家、文化庁文化審議会委員)▽細谷雄一*4慶応義塾大学教授、国際政治史)▽宮崎緑*5千葉商科大学教授、元キャスター)の6氏だ。
 私はメンバーのほとんどが左派かフェミニストだと判断した。元ウクライナ大使の馬渕睦夫*6によれば、官僚ら*7によるこの人選から推定されるのは、女性宮家などが既定路線になっていることだという。
 そもそも女性宮家女性天皇も、ましてや女系天皇もあってはならないことであり、官僚ら*8が書いたシナリオを何としても覆さなければならないからだ。

 産経らしいトンデモさで吹き出しました。「左派かフェミニスト*9」だの、「女性宮家が既定路線」だの何が根拠なのか。こじつけですらそのように認識する根拠が出せないのだから呆れます。
 大体、細谷なんか産経文化人のウヨでしょうに。

 女性宮家とは、もし眞子内親王殿下が宮家の当主となられたら、(ボーガス注:借金スキャンダルが騒がれる)お相手の小室圭氏が殿下となり、お二人の間に生まれたお子さんが天皇になる可能性があるという極めて危険な制度である。

 吹き出しました。まず第一に「皇位継承者の親(あるいは親の親族)が道徳的にいかがわしい人物だったらまずい」なんてのは「現天皇の母・美智子氏&実家の正田家」「悠仁君の母・紀子氏&実家の川島家」など「母親の場合」だって同じです(だからこそ美智子氏という「大企業経営者(日清製粉社長)の令嬢」とはいえ、「皇族、華族(元公家や元大名家など)以外からの初の結婚」には猛烈な反対意見が当時守旧派から出たわけです)。幸いにも彼女らや彼女らの親族は「いかがわしくなかった」わけですが。女性宮家がどうこういう話ではない。
 第二に現状において、「小室君」は結婚してないし、明らかに「真子さんの両親(秋篠宮夫婦)」がスキャンダル報道を理由に結婚に否定的なので今後結婚するかどうか疑問です。
 第三に女帝制度が導入されたとしても「天皇の娘・愛子さん」がいるので、遠い将来はともかく、当面、「女性宮家からの継承」は考えがたい。
 第四に「ならば、女性宮家でなければ、現状のままならば、いわゆる臣籍降下するので、内親王の結婚相手がどうでも良いか」といえばもちろんそんなことはない。例えば「清子内親王上皇の娘、天皇秋篠宮の妹)」の結婚相手・黒田氏などはもちろん「まともな人間」と評価されたから結婚できた。黒田氏に「小室君のようなスキャンダル」があったら今回と同様の騒動だったでしょう。
 第五にならば「産経らが主張する元皇族の皇族復帰」にそうした問題が無いかと言ったらそんなことはない。復帰した元皇族(例:JOC会長を引責辞任した竹田父&ネトウヨの竹田息子)に「小室君のようなスキャンダルが出ない保証」はどこにもない。

*1:慶應義塾長。慶應義塾大学名誉教授。日本私立学校振興・共済事業団理事長。著書『生涯現役社会の条件』(1998年、中公新書)、『雇用再生:持続可能な働き方を考える』(2013年、NHKブックス)など

*2:著書『行政紛争解決の現代的構造』(2005年、弘文堂)、『行政による紛争処理の新動向』(2015年、日本評論社

*3:1989年、アイドル雑誌アップトゥボーイ』の美少女コンテストで優勝したことをきっかけに芸能界入り。2002年、NHK大阪放送局主催『ラジオドラマ脚本懸賞』で『納豆ウドン』が入選し、NHKFM『FMシアター』で放送された。これを切っ掛けに作家としても活動。近年は、女優業よりも作家やテレビ番組のコメンテーターとしてメディアに登場する機会が多い。著書『結婚写真』(2010年、小学館文庫)など(中江有里 - Wikipedia参照)。

*4:著書『外交による平和:アンソニー・イーデンと二十世紀の国際政治』(2005年、有斐閣)、『国際秩序』(2012年、中公新書)、『安保論争』(2016年、ちくま新書) など

*5:1982年(昭和57年)4月、NHK『ニュースセンター9時』の初の女性ニュースキャスターに就任し、その後6年間に渡って務めた(宮崎緑 - Wikipedia参照)。

*6:著書『「反日中韓」を操るのは、じつは同盟国・アメリカだった!』(2014年、ワック文庫)、『アメリカの社会主義者が日米戦争を仕組んだ』(2015年、ベストセラーズ)、『そうか、だから日本は世界で尊敬されているのか! 』(2015年、ワック文庫)、『アメリカ大統領を操る黒幕:トランプ失脚の条件』(2017年、小学館新書)

*7:審議会委員の人選について最終決定をするのは勿論、菅首相ら、与党政治家なのに「官僚ガー」とはいつもながら呆れます。

*8:官僚の上には政治家がいるし、モリカケ、桜のような無法すら強行された今、官僚の多くは自民党の無法者振り(あるいはそれを容認する自民支持者の無茶苦茶さ)に怯えてるでしょうに、また「官僚ガー」です(呆)

*9:わざわざ「フェミニスト」と書いてる辺りが姑息です。さすがにこの面子を左派と呼ぶことは無理があるとか、女帝(あるいは女性宮家)賛成だけで左派と呼ぶことは無理があるとは思ってるらしい。

「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年6/17分:荒木和博の巻)

「トゥルーノース」と「めぐみへの誓い」【調査会NEWS3458】(R3.6.18) : 荒木和博BLOG
 そんな映画が荒木等巣くう会の建前上の目的である「拉致被害者の帰国」と何の関係があるのか。「拉致被害者の帰国」と何の関係もないことばかりやる荒木には心底呆れます。


お役所言葉解説「支障をきたす恐れ」(R3.6.18): 荒木和博BLOG
 6分50秒程度の動画です。タイトルと説明文だけで動画の内容の予想が付きますし、その予想通りなので見る価値は全くありません。
 「政府は、支障云々というが、支障とは具体的に何か。支障など本当にあるのか。むしろ答弁して我々巣くう会に『その答弁は何だ!』と批判される恐れが政府の言う支障ではないのか(荒木)」てそういうケースもあるでしょう。
 ただ一般論としては日朝交渉において「全てを明らかには出来ない」でしょうね。小泉訪朝だって「訪朝前は勿論」訪朝後の今だって全てが明らかになってるわけではない。外交交渉なんてもんは日朝交渉に限らずかなりのもんがそうです。
 例えばニクソン訪中が発表されるまでキッシンジャーの訪中は完全に隠されていた。あるいは若泉敬 - Wikipedia『他策ナカリシヲ信ゼムト欲ス』(1994年、文藝春秋)によって明かされた「佐藤首相の密使」なんかもそうです。こんなことは佐藤政権時代には完全に隠されていた(例は何でも良いですが)。
 ちなみに若泉についてはググったら

【刊行年順(刊行年が同じ場合は著者名順)】
◆後藤乾一*1『「沖縄核密約」を背負って:若泉敬の生涯』(2010年、岩波書店
◆森田吉*2『評伝・若泉敬』(2011年、文春新書)
NHKスペシャル取材班『沖縄返還の代償・核と基地:密使・若泉敬の苦悩』(2012年、光文社)
◆信夫隆司*3若泉敬と日米密約:沖縄返還と繊維交渉をめぐる密使外交』(2012年、日本評論社

なんて著書があります。
 大体

・佐藤勝巳が巣くう会会長時代に多額の使途不明金を出し『何に使ったのか』と聞かれたら『活動に支障が出るから言えない』と答えたこと(その結果、佐藤は会長を引責辞任。佐藤の子分だった荒木も事務局長を事実上解任)

を知ってれば「荒木も良く言うぜ」ですね。
 で、こんなことを荒木が言ったところで何がどうなるわけでもない。荒木がこんなことを言ったところで「政府だけでなく世間も」荒木ら巣くう会も家族会も全く相手にしません。「拉致特別委員会が開催された」と荒木が自慢したところでこんなことは世間は全く騒いでいない。荒木も本当に滑稽で無様です。もはや荒木には拉致解決の展望など全く無く、ウヨ仲間相手に「政府、与党(民主党政権時代は民主党、今は自公)、外務省が冷たい」とぼやくだけです。
 今の政治状況では「政権交代は決して可能性は高くない(自公批判派として残念ですが)」ですが、民主党政権時代だって荒木は全く同じ事をぼやいていたので「政権交代」しても荒木のぼやきは変わらないでしょう。


お役所言葉解説「不断の検討」(R3.6.17): 荒木和博BLOG
 5分50秒程度の動画です。タイトルと説明文だけで動画の内容の予想が付きますし、その予想通りなので見る価値は全くありません。
 「政府は、我々の要望を検討してるというが、何をどう検討してるのか。口先だけではないのか(荒木)」てそりゃそうでしょうねえ。他にもこの種の言葉には「善処する」「ご意見は拝聴した」とかいろいろありますが。
 「相手の要望(例:荒木の自衛隊による拉致被害者救出)が全く筋が通らないと思うが、相手の立場が上なので、『お前の要望なんかやれるか!』と言いづらいときに出てくる言葉」がこの種の言葉です。まあ、荒木に対しては「拉致被害者の居場所も分からないのにそんなことできるか!」「自衛隊にやる気が無いから出来ないんだとかふざけるな!、お前はインパール作戦の牟田口か!(食糧がなければ現地で略奪すれば良い、最悪、食おうと思えば何でも食えるはずだと放言したという逸話が牟田口にはある)。だったらお前がどこに拉致被害者がいるか見つけてこい、荒木!」「外交交渉以外に現実的な策などない」とはっきり言えば良いと思うんですが、1)家族会が荒木等巣くう会を支持し、2)そんな家族会に政府がへいこら、という状況でこうなるわけです。
 で、こんなことを荒木が言ったところで何がどうなるわけでもない。荒木がこんなことを言ったところで「政府だけでなく世間も」荒木ら巣くう会も家族会も全く相手にしません。「拉致特別委員会が開催された」と荒木が自慢したところでこんなことは世間は全く騒いでいない。荒木も本当に滑稽で無様です。もはや荒木には拉致解決の展望など全く無く、ウヨ仲間相手に「政府、与党(民主党政権時代は民主党、今は自公)、外務省が冷たい」とぼやくだけです。
 今の政治状況では「政権交代は決して可能性は高くない(自公批判派として残念ですが)」ですが、民主党政権時代だって荒木は全く同じ事をぼやいていたので「政権交代」しても荒木のぼやきは変わらないでしょう。
 大体「不断の検討(政府)」と荒木ら巣くう会の「今年こそ拉致解決(毎回解決できず)」と何が違うのか。口先だけで成果がないこと(そして恐らくそもそも最初からフカシにすぎず本心ではないこと)では何も違いが無い。
 荒木ら巣くう会の無能ぶりを棚に上げて「検討ばかりでいつ拉致を解決できるのか、小泉訪朝から18年も経ってるのに」「民間どころか役所ですら、『検討してる、頑張ってる』と口先だけで、成果がないのでは普通は非難の対象だ。拉致だけ聖域か、タブーか」「やり方が間違ってきたからじゃないか」「責任取って政府の担当者*4は役職をやめたらどうか」て「18年間、何の成果も上げてこなかった荒木ら巣くう会」がよくもふざけたことがいえたもんです。
 そんなことを言うなら荒木ら巣くう会こそ、小泉訪朝以降18年間成果を出せなかった「責任」を取って「荒木(特定失踪者問題調査会代表、予備役ブルーリボンの会代表)、西岡(巣くう会会長)、島田(巣くう会副会長)等が、役職を全て辞任し、巣くう会運動から引退したら」どうなのか。「家族会は我々巣くう会を支持してる」「悪いのは日朝政府で我々じゃない」「我々が引退しても北朝鮮が喜ぶだけ」と言って、居直るのも大概にしたらどうなのか。
 しかも「自衛隊救出論を採用しないのが間違っていた」てどれほどバカなのか。
 大体「自衛隊による拉致被害者救出」なんて荒木ら巣くう会の与太をどこの誰が相手にするのか。拉致は完全に風化しています。もはや俺は拉致の解決など諦めています。
 1)家族会が荒木ら巣くう会と縁切りして蓮池氏と和解するか、2)政府が巣くう会も家族会も無視して日朝交渉を推進するかどっちかでない限り、拉致なんか解決しない。しかし1)も2)も可能性がないのでもはや拉致は解決しないでしょう。まあ「拉致被害者家族ではない俺」にとってはそれで一向に構いませんが。


「奄美大島沖海戦」―九州南西海域不審船事件―【調査会NEWS3457】(R3.6.17) : 荒木和博BLOG
 そんなこと(2001年という、今から20年も前の出来事)が拉致被害者帰国と何の関係があるのか。何の関係もない。荒木一味の馬鹿さには心底呆れます。

*1:早稲田大学名誉教授。著書『昭和期日本とインドネシア』(1986年、勁草書房)、『日本占領期インドネシア研究』(1994年、龍溪書舎)、『近代日本と東南アジア』(1995年、岩波書店)、『スカルノ』(共著、2001年、吉川弘文館歴史文化ライブラリー)、『東南アジアから見た近現代日本』(2012年、岩波書店)、『近代日本の「南進」と沖縄』(2015年、岩波現代全書)、『「南進」する人びとの近現代史小笠原諸島・沖縄・インドネシア』(2019年、龍溪書舎)など

*2:大阪観光大学教授

*3:日本大学教授。著書『日米安保条約事前協議制度』(2014年、弘文堂)、『米軍基地権と日米密約:奄美・小笠原・沖縄返還を通して』(2019年、岩波書店)など

*4:具体的に誰のことかは不明です。

今日の産経ニュース(2021年6月17日分)

立民、石垣のり子氏注意 議員事務所めぐる報道受け - 産経ニュース
 これについては【独自】立憲・石垣のりこ議員に新たな問題が!「国会事務所」違法な“私的利用”疑惑 | 週刊女性PRIMEを紹介しておきます。
 いつもながら立民には「げんなり」ですね。「注意した」という曖昧な話で済むことではないでしょう。
 「注意した」というなら1)マスコミ報道が事実と認めるのか、2)認めた上で党として何が問題だと認識してるのか、3)石垣に何をどう注意し、どんな「是正措置」が取られるのか、きちんと説明すべきでしょうがどうもそれはないようです。もちろん自公がこうした話でよくやる「相殺論(野党にも問題があるから自公を批判するな)」は論外ですし、マスコミ報道が事実としても「河井夫妻や菅原元経産相公選法違反」等に比べれば違法性、不道徳性も低いですが、それにしても「褒められた話ではない」わけです。


日医会長に殺害予告疑い 「理不尽な自粛求めた」 - 産経ニュース
 自粛を求めたことは理不尽だとは思いませんが、その「自粛要請に反する会食」を中川医師会会長が行ったあげく、ろくに謝罪もしないことは理不尽と思います。殺害予告をもちろん支持しませんが、医師会会長の人間としての下劣さには心底呆れます。


自民が連合と懇談会 下村氏「主張大きく異ならず」 - 産経ニュース
 予想の範囲内ですが連合執行部の反共右翼ぶりには心底呆れます。しかもこんなことをしたところで連合の要望が自民に受け入れられてるわけでもないわけですから。そしてここまで連合執行部に馬鹿にされながらも連合執行部にへいこらする枝野立民にも心底呆れます。何が「まっとうな政治(枝野立民のスローガン)」なのか。アンチ自民の俺ですら「立民のていたらくにげんなり」ですから、自民支持層に至ってはなおさら「立民なんか支持しない、以上」でしょう。


立民・枝野代表、共産と連立政権組まないと明言 - 産経ニュース
 どこまで共産党を馬鹿にすれば気が済むのかと共産支持者として怒りを禁じ得ません。そもそも「今の立民の『最大野党とは思えない』お寒い支持率(自民が20%で立民は9%程度)」では政権交代できるかどうかも、いつまで枝野が党代表でいられるかも疑問ですが。
 ちなみにこの記事についた

[B! 既読] 立民・枝野代表、共産と連立政権組まないと明言 - 産経ニュース
id:wideangle
  野党一本化で勝てるとか言ってる人たちはマジで甘過ぎると思う。できるならもっと早くやっとるわ。(共産党側にも公明党のように下駄の雪と笑われようとプライドを削って政権奪取みたいな勇気*1もないでしょ)

には「お前はアホか」「さすが『反共右翼=自民支持層』は言うことが違うな(勿論褒めてない、むしろ軽蔑し呆れてる))」ですね。「共産党執行部」は「今すぐ安保廃止、天皇制廃止などとは言わない」とかなり妥協してるのに「安保廃止方針、天皇制廃止方針を撤回しろ」と無茶苦茶なこと言ってるのは枝野立民の方なんですが。「支持者は党の言いなり」の公明党じゃあるまいし、支持者相手に筋の通らないことを共産党が出来るわけもないでしょうに。むしろ妥協すべきは枝野立民の方です。


使用映像酷似、フジが読売テレビに謝罪 - 産経ニュース
 フジが謝罪もしているし、どう見ても盗用でしょうに「酷似」と表現する辺りが産経らしい姑息さです。これが日テレやテレ朝など他局なら悪口雑言でしょうに。


旭川医大学長が辞任届提出 「解任ありき」審査批判も - 産経ニュース
 この学長の下劣さを考えるとひとまずは辞任を素直に喜びたい。


西村氏 五輪時の宣言「国民守るためなら躊躇せず」 - 産経ニュース
 呆れて二の句が継げません。五輪期間中にそんなことをするくらいなら五輪を中止しろという話です。

*1:公明の行為が勇気ねえ(呆)。単に政権亡者なだけだろ。

珍右翼・高世仁に突っ込む(2021年6/17日分)

3本指を掲げたミャンマーのサッカー選手が帰国を拒否 - 高世仁の「諸悪莫作」日記

 ミャンマー国内では、民主化を求める市民のなかで武装闘争に踏み切る人が増えているという。
 2013年にタイで開かれた第1回ミス・グランド・インターナショナル大会にミャンマー代表として参加したター・テッテさん(32)が、国境周辺で活動する少数民族武装組織と合流して、軍事訓練を受けていることがSNS上で話題になっている
 先月、民主派勢力は「国民防衛隊」結成を発表。民主派が大っぴらに武闘を宣言したとも解釈できる動きで、武装した市民と国軍との戦闘が増えているという。
 (ボーガス注:平和的デモですら銃撃する)いまの国軍のやり方を見ていると、平和的な形での民主化はもう無理だと市民が武闘に望みを託すのはよくわかる。しかし、それはより多くの犠牲を出すだろうし、軍事化にともなう特有の「暗部」もある。
 これ以上の悲惨をさけるためにも国際社会の強力な介入が必要だ。

 なお、「国際社会の介入」といってもさすがに高世の主張は「ブッシュ子によるタリバン政権、イラクフセイン政権転覆」のような「軍事侵攻によるミャンマー軍事政権転覆」のような物騒な代物ではなく「経済制裁」のようですね。
 穏当な結論だと思いますがこれが「シリア内戦で反体制派を一方的に美化し、また北朝鮮については政権打倒論を唱えていた男」の発言かと思うと「シリアや北朝鮮」と「ミャンマー」での主張の違いに唖然ですね。
 まあ、シリアの場合は「高世が発言したときは既に内戦が完全に全国化していた」という言い訳は可能かもしれない。
 北朝鮮の場合は「内戦状態になどない」のにいたずらに「打倒北朝鮮」ですから釈明など出来る話ではないでしょう。
 なお、話が脱線しますがミャンマーの事態など考えるとあなたは日本のために戦えますか? - 高世仁の「諸悪莫作」日記(この記事については拙記事珍右翼・高世仁に突っ込む(2021年6/16日分) - bogus-simotukareのブログでも既に触れましたが)で「戦う」と無邪気に答えることは「出来ない話だ」と個人的には思います。
 たとえば今のミャンマーで「国のために戦う」とはどういうことなのか?。
 「国軍の立場」と「反国軍の立場」では当然「国のため」の意味は違います。また「反国軍の立場」でも、高世のような平和主義(?)の立場に立てば「国のための戦い」とは武力闘争を意味しない。
 結局、あなたは日本のために戦えますか? - 高世仁の「諸悪莫作」日記で「戦う」と答えるには「その戦いは自国に正義があり、戦い以外に選択肢がない(典型的には侵略、軍部クーデターに対する軍事的抵抗)」という前提が必要になりますが、そもそも「実際の戦い」において必ずしもそんな前提はない。また、あなたは日本のために戦えますか? - 高世仁の「諸悪莫作」日記での質問も高世の記事を信じれば

「もう二度と戦争はあって欲しくないというのがわれわれすべての願いですが、もし仮にそういう事態になったら、あなたは進んでわが国のために戦いますか」

であって

「外国の侵略(例えば戦前日本の中国侵略)や軍のクーデター(例えばフランコ・クーデターに対するスペイン内戦)があった場合、自国の民主主義や独立を守るためにあなたは戦いますか」

ではないのだから「わからない」回答が増えるのもやむを得ないでしょう。質問者の主観が『侵略や軍クーデターへの抵抗』限定だとしても、この質問文は客観的には「ナチスドイツのポーランド侵攻」「日本の真珠湾攻撃」「ソ連のアフガン侵攻」のような場合(自国の軍事行動に正義があるとは言いがたい場合)も明らかに含んでいるとみなさざるを得ないでしょう。
 正直

「外国の侵略や軍のクーデターがあった場合、自国の民主主義や独立を守るためにあなたは戦いますか」

なら「分からない」「無回答」「戦わない」回答はかなり減り、「戦う」回答はかなり増えるでしょう。ちなみに俺がここで書いたようなことに「マジで気づいてない」のか、はたまた「故意にネグってる」のか高世が触れないのには「高世は何だかなあ?」と思いますね。


◆拉致特別委員会についての有田ツイート

有田芳生*1
 拉致特別委員会で森ゆうこさん*2北朝鮮にコロナのワクチンをと提案すると、ネトウヨぞろぞろの状態だという。現実の対北朝鮮外交の歴史も知らない嫌がらせだ。いま必要なことは切れてしまった交渉の糸口をつかむことであり、そのひとつが医療支援だ。被害者家族の飯塚耕一郎さんも同じ提言をしている。

 であれほど、拉致で商売していた「有田氏の知人」高世は現時点(6/17午前6時)では、有田ツイートにリツイートしていませんが、こうした「高世の拉致からの撤退」はやはり今後も続くのでしょうねえ。

珍右翼・黒坂真に突っ込む(2021年6月17日分)

◆黒坂のツイート

黒坂真リツイート
 畑中さん。田中均氏が5人の拉致被害者奪還のために北朝鮮と交渉した、という主張の根拠は皆無と考えますが、いかがですか。繰り返しですが、5人の方々は当初、北朝鮮に戻るつもりだった。

 どうも「一時帰国なら奪還とは言えない」というくだらない揚げ足取りのようです。心底呆れます。そもそも田中氏にしても「最終的には日本永住が目標だが、すぐさま日本永住なんて無理だろうから、ひとまずは一時帰国」でしょうに。

黒坂真リツイート
 吉岡正史さん。中国共産党の在日組織は、台湾有事の際、那覇空港などにテロ攻撃をする可能性有*1。それを未然に防ぐためには、スパイ罪が必要です。沖縄の平和と安全を守るため、沖縄県全体を徹底調査し、中国共産党在日組織に入っている住民を特定化せねばならない。那覇空港がテロの標的になりえる。
◆吉岡正史がツイート
取り返しのつかない土地規制法案――参院で参考人として意見を述べました - 馬奈木厳太郎|論座 - 朝日新聞社の言論サイト
◆馬奈木
 東京合同法律事務所に所属している弁護士の馬奈木と申します。
◆沖縄を丸ごと監視下に置く発想
 法案によれば、(中略)その気になれば沖縄県全域を区域指定することができます。つまり、沖縄県民を丸ごと調査対象にすることができるということです。安全保障の名目で、県民を監視下に置くかのような発想は、まるで戦前のようです。
 昨年、沖縄県恩納村にある、ある組織*2の沖縄研修道場を見学させていただく機会がありました。かつて中国に向けた核ミサイル「メースB」の跡地に作られた道場は、「基地の跡は永遠に残そう。人類は、かつて戦争という愚かなことをしたのだという、ひとつの証として」という考えから平和記念資料館として整備されています。
 また、そこには(ボーガス注:創価学会)青年部・未来部が編集した、都道府県ごとの戦争体験の証言集も置いてあり、戦争体験の辛さや悲惨さとともに、軍が住民をスパイ扱いした事実なども語られていました。資料館では、中国や韓国を始め各国との交流も展示してあり、外国の人々について友と記されてありました。平和の文化の構築に向けた取り組みや戦争証言集の刊行など、私は大変深い感銘を受けました。
◆沖縄の民意や自治を、またも踏みにじるのか
 そうした戦争の教訓もふまえたとき、地域住民を調査対象とし、監視下に置くようなやりかたは、本当に正しいものなのでしょうか。証言者の方や証言集づくりにかかわった(ボーガス注:創価学会の)先達に対して、(ボーガス注:公明党執行部は)胸を張ることができますか。そして、(ボーガス注:創価学会が)友と呼んだ外国の人たちは、この法案を読んだらどういう気持ちになるでしょうか。
 この法案が成立すると、もっとも影響を受けるのは、間違いなく沖縄です。
 沖縄の民意や自治を、また踏みにじるのですか? そんなことが許されていいのですか。私は恥ずかしさと悔しさでいっぱいです。

 ということで「沖縄基地反対運動弾圧に土地規制法が悪用されるのではないか」と危惧する馬奈木氏や吉岡氏に向かって「それの何が悪い」「在沖縄・中国人が那覇空港でテロ行為をするかもしれない」と居直るのが黒坂ですから完全に気が違っていますね。自民、公明は恐らく沖縄県民に配慮して「そんなことは考えてない」と言い訳するでしょうにねえ。もちろん日中関係が明らかにやばくなる上に「そんな可能性は皆無」なので「中国のテロ行為」なんて馬鹿なことも自公は言わない。
 さて吉岡氏の引用してない部分も見ましょう。

取り返しのつかない土地規制法案――参院で参考人として意見を述べました - 馬奈木厳太郎|論座 - 朝日新聞社の言論サイト
◆馬奈木
 政府は、不動産(ボーガス注:価格)に与える影響は少ないと、根拠もなく述べていますが、そんなに甘くはないはずです。
 当事者の立場で想像してみてください。自分が調査されるかもしれない、規制がかかるかもしれないところをわざわざ購入しますか。
 区域指定された地域にとっては大打撃です。実際に区域指定をする段になると、この内容のままでは、その地域からは猛反発を喰らうはずです。

 俺的にはこの指摘が重要ですね。自民支持層ですら、その地域の住民は「実際に区域指定をする段になる」と「土地価格が下がる!、指定するな!」となるのではないか。
 なお、「俺の願望込み」ですが、馬奈木氏発言からは「今回の法律が成立しても区域指定をさせないという形で戦いが可能、その場合、自民支持層との共闘も十分可能だと思う」という事が言えるかと思います。

*1:「ねえよ」で終わる与太話です。つうか「関東大震災での朝鮮人虐殺に繋がった例のデマ」同様の悪質な中国人ヘイトであり、大阪経済大もいい加減、この男を懲戒処分したらどうなのか。黒坂に比べたらまだ「拓殖大」荒木和博や「福井県立大」島田洋一の方がましです。

*2:もちろん創価学会のことであり、法案に賛成する公明党への皮肉。

珍右翼・高世仁に突っ込む(2021年6/16日分)

あなたは日本のために戦えますか? - 高世仁の「諸悪莫作」日記

 子どもは分からないことは遠慮なく「分かんなーい!」と言う。そこはつらいが、勉強になる。これからも話をする機会を見つけて挑戦しよう。

 ばかばかしい。高世もこんなくだらないことはやめたらどうなのか。

 「自国のために戦うか」という質問の国際アンケート調査で、「はい」と答えた人が96.4%ともっとも多いのはベトナムで、わが日本は「はい」の答えが世界最低、しかもダントツの最下位だ。

 この調査の信用性を疑えば疑えるかもしれませんが、1)疑う根拠がない、2)疑うと以下の話が出来なくなると言うことで一応「日本最下位は信用できる調査結果」という前提で話をします。
「沖縄での集団自決強要」「いわゆる戦争マラリア問題」「外道の戦術・神風特攻や人間魚雷回天」「兵站無視によるインパール作戦などでの餓死者」「敗戦後の戦争孤児(映画『火垂るの墓』の主人公のように餓死する孤児も少なくなかった)」など、日中戦争、太平洋戦争での「日本国政府の酷さ」を知っていれば、普通に考えて「国のために戦える」と答える日本人は少ないでしょう。
 しかもそうした無謀な戦争の「当事者」である昭和天皇は「近衛文麿元首相のような自殺」「東條英機元首相のような死刑判決」どころか、退位すらしませんでした。
 「国のために戦え」という国(戦前日本)の命令に従ったら「死んだり(米軍の空襲などで殺されたり)」「大けがさせられたり」したあげく、後で「ハルノートを受諾すればそもそも開戦せずに済んだ」「開戦前からまともな人間は米国相手には敗戦必至と予想していた」ということが「判明した」、また戦争の結果「日本が持ってる植民地(台湾、朝鮮など)は全てぱあになり、一時は日本が米国の支配下にあった」なんて経験を経てどこの世界に無邪気に「国のために戦える」といえる馬鹿がいるのか。
 これが、そうした酷さがまだ表面化してなかった「日清、日露戦争(日清では賠償金と台湾植民地化、日露では南樺太などリターンもあった)」の頃などなら、まだしも。
 しかも「現在、日本侵略する国があるとはとても思えない」のだからある意味、当たり前の回答でしょう。「巣くう会と野合して恥じない珍右翼」高世だと「あり得る日本侵略」として「中国の尖閣(あるいは沖縄)侵略」「ロシアの北海道侵略」と言い出すのかもしれませんが、まあそんなことは現実的にあり得ませんね。実際問題、日本侵略の危機があると「日本人の多く」が思えば「戦う」という回答はもっと多くなるでしょうし「戦わない」「その時にならないと分からない」「無回答」のほとんどは「日本侵略の危機が今ある」とは思ってないでしょう。「戦わない」「その時にならないと分からない」「無回答」と回答するであろう俺も思っていませんが。
 なお、ここでの「国のための戦い」とは

◆政治闘争(明治時代の自由民権運動、『モリカケ、桜など、日本国を私物化する自民党政権打倒』など)
◆外交交渉(佐藤栄作沖縄返還、小泉訪朝による拉致被害者帰国など)
◆外国との経済競争(海外自動車市場でのトヨタなど)
◆スポーツや芸術、学問分野での日本人の活躍(湯川秀樹ノーベル物理学賞受賞、羽生結弦ソチ五輪金メダルなど)

といった「広い意味での戦い」ではなく「日清、日露戦争」「日中、太平洋戦争」のような「戦争」限定です。
 しかし「ベトナムが一番多い」つうのは意外ですね。もはやベトナム戦争(1975年に終結)も「過去の歴史」だと思うんですが。これは「ベトナム戦争の影響が今も続いてる(ベトナム戦争を利用した愛国教育の影響など)」ということなのか、はたまたベトナム戦争とは別の話なのか(今、ベトナムが侵略を受ける危機にあるとはとても思えませんが。南沙諸島問題での中国との対立はそれほどの話ではないでしょう)。
 いずれにせよ、こういうのは「個人の価値観」より、その国の置かれた状況が大きいでしょう。
 たとえば

終戦直後の日独伊

なんかで聞けば敗戦ショックから「戦えない」回答がかなり多いでしょう。
 一方

◆第二次大戦中の日独伊
◆第二次大戦中及び「勝利直後」の「勝利の歓喜にわく」連合国(米英仏中ソなど)
ソ連フィンランド戦争当時のフィンランド
ベトナム戦争中のベトナム
◆イラン・イラク戦争中のイランやイラク
◆今もアラブ諸国と激しく対立するイスラエル
イスラエルの攻撃を受けるパレスチナ自治政府
◆ロシアにクリミアを併合されたウクライナ

などで聞けば「戦う」回答が多いでしょう。
 つまりは「戦争の危機に直面している」わけでもないのに「戦う」回答なんか普通多くないでしょう。「戦う回答」が少ないことは俺的には「良いこと」ですね。だって「戦争の危機がない」わけですから。
 また

質問文は「もう二度と戦争はあって欲しくないというのがわれわれすべての願いですが、もし仮にそういう事態になったら、あなたは進んでわが国のために戦いますか」と慎重なニュアンスだ。

と言う質問文だというのも「日本人最下位」の一因ではないか。
 こういう聞き方をされると日本人というのは「俺もそういう傾向だと思います」が「良く言えば穏健、悪く言えば優柔不断」で「その場の空気を読もうとする人間」が多いので

◆「そう言う事態が仮にあったら」て言われても「仮定の質問には答えられない」。つうか、そう言う事態はないと思う。「ある」つうならどういう事態か教えて。
◆「そう言う事態」が「日本から戦争を始める太平洋戦争パターン」か「日本が侵略されるパターン」かどっちかによって話が変わるから答えられない。後者なら戦うが、前者なら戦えない。だからどっちとも言えない。分からないか、無回答しか答えようがない。あんたの質問が良くない
◆「もう二度と戦争はあって欲しくない」つうならそもそも「戦うべきじゃない」んじゃないの?。前半の前振りと後半の質問が矛盾してる
◆つうか、その「もう二度と戦争はあって欲しくない」云々つう前振り、何なの?。戦うって答えたら嫌なの、良くないの?
◆「戦う」て答えて「タカ派」「極右」と思われるのも嫌だけど、「戦わない」て答えて「腰抜け」扱いされるのも嫌だし。分からないか、無回答しか答えようがない。

で「最下位」なのではないか(一方外国人はそういう点で優柔不断ではない)。
 これが単に

戦争が起こったらあなたは進んでわが国のために戦いますか

つう簡単な質問文だと、あるいは

「外国の侵略(例えば戦前日本の中国侵略)や軍のクーデター(例えばフランコ・クーデターに対するスペイン内戦)があった場合、自国の民主主義や独立を守るためにあなたは戦いますか」

という質問(戦争を正義の戦争のケースに限定)だと「戦う」回答が若干増えるかもしれない。「戦わない」「その時にならないと分からない」「無回答」にはもちろん「自分は命が惜しいので積極的に戦うか分からない」という回答もあるでしょうが、それオンリーではない。
 「質問文の『戦争』において自国が正義の立場か分からない(『侵略への反撃』などのような限定はされてない)ので答えようがない。不正義の戦争には加担できない」という人もいるでしょう。
 ちなみに高世の紹介するグラフを見れば分かりますが「戦う回答は日本最下位」ですが、実は「戦わない回答が日本トップ」かというと違います。
 日本は「わからない」「無回答」がかなり多い。
 「戦わない回答」で比べると日本より多い国・地域はあって、例えば「マカオ」「アンドラ」がそうです。

「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年6/16日:島田洋一の巻)

◆島田のツイート

島田洋一
「政治家とは別の立場で新しくスタートしたい」(山尾しおり氏*1)。
 こうした(ボーガス注:政治家引退の)決断をすべき議員*2は他にもたくさんいる。稲田朋美*3も、政界を離れ、LGBT(ボーガス注:問題の)弁護士として再出発するのがよいと思う。
国民・山尾氏 次期衆院選不出馬を表明 - 産経ニュース

 一時は「安倍側近」ということで天高く持ち上げてきた稲田に向かってまさか「LGBT法問題」を理由に、島田が「山尾(元検事なので弁護士資格がある)を見習って政界引退して弁護士として活動しろ」と罵倒する日が来るとは思ってもみませんでした(まあ、地元から総スカンで国替えの山尾と違って、それなりに地元の支持がある稲田は政界引退しないでしょうが)。それはともかく山尾を全く評価しない俺としては「素直に喜びます」。山尾は結局「政治家になる器ではなかった」と思いますね。

参考

皆さまへのメッセージ。|山尾志桜里|note
 私には政治家とは別の立場で新しくスタートしたいことがあります*4
 そこで、今回の任期を政治家としての一区切りとしたいと思います。
 微力ながら10年間でいくつかの役割は果たすことができました。
 一方、10年かけてできなかったことは、次の10年でもできないと感じます。
 政治家という仕事を経験し、政治家一筋というキャリアが標準モデルとなっていることに何度も違和感を覚えました。
 政治家以外にもやれることがあり、やりたいことがある人こそが、期間限定で政治家をやるようになるといい、そう確信しました。
 ということで、まずは私自身が、この3期10年で区切りをつけようと思います。
 別の場所からやってきて、次の場所へと去っていく。
 これが当たり前のキャリアの一つになるといいな、と思います。
 そして、新しく挑戦したいこと、そのフィールドとしての次の場所については、しっかりと任期を全うしてから、自分なりの方法でお伝えします。
 これまで立憲的改憲や人権外交に取り組んできましたし、これからもその気持ちは変わりません。
 そして、この目標は、政治という磁場から離れた方がよりよく実現できると思うようになったのです。
 というわけで、次の選挙に出ることはありません。
 それではまた!
 最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

山尾志桜里 - Wikipedia参照
 2017年9月6日、週刊文春は、「山尾志桜里がイケメン弁護士とお泊まり禁断愛」との見出しの記事を配信。山尾は9月7日夜、民進党(当時)に離党届を提出した。
 山尾は過去に自民党の宮崎謙介が不倫騒動を引き起こした際にはテレビ番組で批判しており(宮崎は後に議員辞職)、また「不倫相手」倉持弁護士の妻が実家で病気療養中だったことも批判を浴びる要因に繋がった。
 2020年9月24日、記者会見で愛知7区から国替えして比例東京ブロックに国民民主党から単独1位で立候補をすると表明。「学生時代から大学までのほとんどを武蔵野市で育ち、学び、働いてきた。今も実家のある武蔵野市に住み、両親のサポートを受けながら子育てをしている」と語り、「東京都で、国会議員の仕事をしたい」と述べた。山尾が当選した衆院選で選対本部長を務めた愛知県大府市議会議員だった千賀重安は「一票一票の積み重ねで当選したことへの配慮がなかった」と悔しさをにじませた。
 2021年に入ると山尾は安倍晋三前首相の「秘蔵っ子」として知られる稲田朋美自民党政調会長と対談し(毎日新聞2021年2月3日掲載)、自民党への接近をはかった。しかし4月27日、議員パスの不適切使用(公務ではなく倉持とのデートに使用)と「不倫相手」倉持の前妻の自殺が週刊文春に報じられ、自民党内部から「山尾氏の自民入党可能性はなくなった」などの厳しい声を浴びた。
 2021年6月15日、立憲民主党日本共産党、国民民主党社民党の野党4党は菅義偉内閣への不信任決議案を提出(但し自公によって否決)。同日、山尾はツイッターを更新。「もちろん不信任には賛成です」としながらも、「私はこの不信任案提出に意義を見出せません」「この状況での不信任提出に共感できない」と四野党を非難した。
 6月17日、自身のブログとYouTubeチャンネルで、次期衆院総選挙への立候補を見送る意向を示した。
憲法問題
 2021年5月3日、右翼結社「美しい日本の憲法をつくる国民の会」が主催する「公開憲法フォーラム」に、櫻井よしこ(「美しい日本の憲法をつくる国民の会」共同代表、国家基本問題研究所理事長)、下村博文自民党政調会長)、田久保忠衛(「美しい日本の憲法をつくる国民の会」共同代表、日本会議会長、国家基本問題研究所副理事長)、中山義隆(石垣市長)ら、改憲右派とともに参加*5

島田洋一
 枝野氏の本*6を読み通したという榊原氏の記者魂に敬意を表したい。私はタイトルを読む数秒間に睡魔に襲われ、買っていない。
【風を読む】「中国問題」に及び腰の枝野本 論説副委員長・榊原智 - 産経ニュース

 安倍批判派が

◆『新しい国へ 美しい国へ 完全版』(2013年、文春新書)
◆『日本の決意』(2014年、新潮社)

といった「安倍の本なんか読むだけ時間の無駄だから読まない」「安倍の国会答弁、街頭演説や安倍についてのマスコミ報道だけで充分安倍評価できる」あるいは「島田の本なんか(以下略)」と言えばマジギレでしょうに良くもふざけたことが言えたもんです。
 つうか左派や野党支持者など安倍批判派で「安倍著書を読んでホニャララが問題だ思った」と言う人間はいても、ここまで堂々と「安倍本なんて読む価値はない」と自慢げに言う人間も普通いないでしょう。
 仮に「時間の無駄だと思うから、私個人は安倍本なんて読まない」という左派がいても、こういう島田のようなふざけた物言いはまともな安倍批判派なら普通しない。まあ個人的には安倍でなく島田なら「島田の本なんか(以下略)」と言っても無問題だと思いますが。
 なお、話が脱線しますが、やはり政治家の著書で一番のビッグヒットと言えば『読んでない人は多くても題名を知らない人は同時代人ではほとんどいない』田中角栄*7(実際には田中ブレーンがほとんど書いたとされるが)の日本列島改造論 - Wikipedia(1972年、日刊工業新聞社)でしょうね。

【追記】
 この島田のトンデモツイートには

桜花
 自分と意見が異なる人、反対の人の言うことを聞き、著作を読んで自説の正当性を裏付けるって、レポートや論文書くときの基本ではなかったでしょうか。曲がりなりにも大学教授なのに、こんな事を言って良いのでしょうか。
 #島田洋一福井県立大学教授 も #西岡力麗澤大学教授 も #荒木和博拓殖大学教授 も #救う会 関係の大学教授って、これで(ボーガス注:大学教授)?という人多いですね。以前CiNiiで調べたことありますが、まともな学術論文なかったです。『正論』『wiLL』みたいなウヨ雑誌のものが大半で驚きました。
 島田教授は、上記発言だし、西岡教授も「間違っているかもしれませんが」という前置きして発言したり、荒木教授は「北朝鮮による拉致は、証拠を残さない、証拠が残っていないのが拉致の特徴とさえ言われています。」なんて滅茶苦茶なことを言って(ボーガス注:特定失踪者認定にまともな認定根拠がないことを居直って)います。もう、何でもありみたいですね。

という当然すぎるほどの批判ツイートがついています。
 なお、「福井県立大」はともかく麗澤は右翼宗教モラロジーが母体ですし、拓殖も「拓殖(植民地統治)専門家」育成がそもそもの設立目的という大学ですのでどちらも露骨にウヨっています。

*1:民進党政調会長などを経て国民民主党広報局長(憲法調査会長兼務)

*2:モリカケ、桜の安倍のこと」ですね、わかります。

*3:第二次安倍内閣行革相、第三次安倍内閣防衛相、自民党政調会長、幹事長代行(第二次安倍総裁時代)など歴任

*4:山尾がどう強がったところで、「週刊文春のスキャンダル報道で国民民主から見すてられた(公認候補から外された)のか」1)人望のなさから「泣く泣く政治家引退に追い込まれたこと」、2)先日の週刊文春の『議員パス不正使用報道(しかも使用目的が、過去にあれほど叩かれた倉持との不倫デート)』がそうした引退への「最後のダメ押し」だったことは明白です。山尾の文章が週刊文春報道にかけらも触れない辺りが実に卑怯で姑息です。

*5:山尾のこうした行為は「共産党の支援も受けて当選したこと」を考えれば酷い裏切りと言うべきでしょう

*6:枝野『枝野ビジョン:支え合う日本』(2021年、文春新書)のこと

*7:岸内閣郵政相、池田内閣蔵相、佐藤内閣通産相自民党政調会長(池田総裁時代)、幹事長(佐藤総裁時代)などを経て首相