珍右翼・高世仁に悪口する(2023年5/21日分)(追記あり)(副題:救う会、家族会批判ができない腰抜けのくせにジャニー喜多川問題でマスコミ批判する高世に呆れる)

金賢姫「実在」を決定づけたスクープ - 高世仁のジャーナルな日々

 私は、社会の動きに影響を与えるスクープにかかわる幸運に何度か*1恵まれたが、その一つが金賢姫(キム・ヒョンヒ)の「実在」証明だった。
 以前、これについては本ブログで書いたが、今回はその舞台裏を後世への記録として記しておこうと思う。

 高世が言うほどの「スクープ評価」などされてないでしょうが、それはさておき。
 以前、これについては本ブログで書いたと高世が書くように、実は今回の話、今回が初めてではありません。

金賢姫はあの番組を観ていた! - 高世仁のジャーナルな日々2008.11.26
 《日本の「ニュースプラスワン」で流したように、国家情報院(かつての安企部*2)が資料を国内メディアに公開すれば、謀略説はすぐに撤回されるだろう。》
 この「ニュースプラスワン*3」とはかつての日本テレビの夕方ニュースで、金賢姫がいう番組は、ジンネットが制作した2004年3月29日の「田口八重子さんはここにいた!−極秘捜査資料が語る金賢姫の真実−」と3月30日の「“花束の少女”を追え!−発掘された金賢姫スクープ写真の謎−」のことだ。
 金賢姫は私たちの番組を観ていたのだ。
 これを知ったとき、感慨深いものがあった。

花束少女の謎3 - 高世仁のジャーナルな日々2010.7.28*4
 事情を知った私は、友人の読売新聞記者*5に、三石さんの写真がライブラリーにあるはずだから、ぜひ探し出して公表してほしいと頼んだ。
 そしたら、本当に見つかったのである。
 花束少女を撮った写真は複数見つかり、専門家*6に鑑定を依頼した。
 詳しいことは端折るが、少女の耳の形(金賢姫は耳たぶがほとんどない「密着型」)、ほくろの位置、前歯の特徴(向かって右の前歯がわずかに小さい)、顔の各パーツとその位置関係など、どれをとっても一致した。金賢姫に間違いない。
 私たちは、花束写真問題に判明した新たな事実を盛り込んで特集を制作。(ボーガス注:2004年)3月末に、日本テレビの夕方ニュース「ニュースプラス1」で二日にわたって特集を放送した。
 写真に焦点を当てたのが二日目の30日に放送された「“花束の少女”を追え!−発掘された金賢姫スクープ写真の謎−」だった。

 今回、金賢姫来日で、あらためて、花束の少女の写真についての事実が意外に理解されていないことを知った。金賢姫関連のサイトやブログをざっと見たが、ほとんどが、この事実関係を誤解している。昔話を延々と書いてきたのは、最低限の事実をはっきりさせておきたいと思ったからだ。

花束少女の謎5 - 高世仁のジャーナルな日々2010.7.30
《2004年3月下旬頃、日本の日本テレビ系列「ニュースプラス1」がKAL機事件*7と関連して、「金賢姫17年間の真実」という題名の特集を二日間放映しましたが、この番組では担当捜査官が明らかにする極秘捜査資料として拉致された日本語先生李恩恵*8とともに生活した招待所の周辺環境や、招待所内部構造など私が作成した詳細な図表を公開しました》
 私たちが作った番組を、金賢姫は高く評価していた。

萩原遼さん逝く - 高世仁のジャーナルな日々2017.12.25*9
 「金賢姫などわが国の人間ではない」とシラを切る北朝鮮に対して、萩原さんは、少女時代の彼女はこれだ!と北朝鮮で撮った写真を発表した。ところが、結果的にそれは勘違いで、金賢姫は萩原さんがポイントした少女の隣で陰になっていた。別角度から撮影していた読売新聞の写真があることを知り、新聞社のライブラリーを調べてもらうと、大当たり!子ども時代の金賢姫が写っていたのだ。金賢姫北朝鮮の人間であることの有無を言わせぬ証拠だった。自慢するわけではなく、これは世界的なスクープ*10だったと思う。

 「何度同じ自慢話をすれば気が済むのか(呆)」と言う話です。
 因みに「社会の動きに影響を与えるスクープ」といって俺が思いつく物では以下があります。

売血が禁止され、献血制度導入につながったとされる読売新聞の「黄色い血」報道(1962年)
→これについては例えば【昭和のキーパーソン】売血から献血へと時代を変えたノンフィクション作家、故・本田靖春(前)|NetIB-News【昭和のキーパーソン】売血から献血へと時代を変えたノンフィクション作家、故・本田靖春(中)|NetIB-News【昭和のキーパーソン】売血から献血へと時代を変えたノンフィクション作家、故・本田靖春(後) |NetIB-News参照
ベトナム戦争での米軍撤退に影響したとされるニューヨークタイムズ
ペンタゴン・ペーパーズ - Wikipedia報道(1971年)
ニクソン大統領を退任に追い込んだワシントンポストウォーターゲート報道(1972~1974年)
◆田中*11首相を退任に追い込んだ文藝春秋の金脈報道(1974年)
◆疑惑の政治家として名が上がった竹下*12首相、塚本民社党委員長を首相や委員長の退任に追い込むと共に疑惑の政治家として名が上がった「宮沢*13蔵相(宮沢派ボス、後に首相)」「安倍*14幹事長(安倍派ボス)」「渡辺*15政調会長(中曽根派幹部、後に渡辺派会長)」などが政治的謹慎を強いられ「通常なら首相の目がない傍流の宇野氏、海部氏*16」がポスト竹下の首相になった朝日新聞リクルート疑惑報道(1988年)
リクルート事件では藤波*17官房長官、高石元文部事務次官、加藤元労働事務次官、真藤*18元NTT会長ら(収賄側)、江副元リクルート会長等に有罪判決。
 なお、高石元次官の側近で事件発覚当時、文部省官房長を務め「次の次官を有力視」されていた加戸守行は「リクルートからの接待」が問題視され、次官になることなく早期退官に追い込まれ「JASRAC理事長→愛媛県知事」と人生が大きく変わります。
 また、「東大法学部卒の労働省キャリア官僚(1980年に労働省婦人少年局長*19で退官し政界入り)」で「宮沢内閣文相、小泉内閣法相を歴任した」森山真弓*20という人間が有能な人物であることを認めた上での話ですが、「リクルート事件での自民幹部謹慎」がなければ彼女は海部内閣官房長官になれなかったでしょう。現在に至るまで「女性官房長官」は「彼女が初めて&唯一」です。
 また官房長官時代の彼女は

森山眞弓 - Wikipedia
 官房長官として内閣総理大臣杯を土俵に上がって授与しようとして「女人禁制」を理由に日本相撲協会に拒否された際には、女性差別であると批判

ということで社会に一石を投じました。
 「話が脱線しますが」ちなみにこれ以前も

森山眞弓 - Wikipedia
 労働省婦人少年局長時代の1978年には、わんぱく相撲大会の予選で上位入賞した女児が、女人禁制を理由に蔵前国技館(当時、現在は両国国技館)で行われる本大会に出場できない問題について、協会理事を労働省に呼び「土俵は神聖というのは、どういう意味ですか?」「みなさんは女性を不浄だと思っていらっしゃるのか?」と問い詰めた。

そうです。彼女の相撲協会批判は「筋金入り(?)」と言うべきでしょう。ここまで言われても今に至るまで無視する相撲協会にも呆れますが。
 「さらに話が脱線しますが」ちなみにその後

わんぱく相撲全国女子大会 - Wikipedia
 相撲の小学生女子選手(4年生、5年生、6年生)対抗の全国大会。
 「わんぱく相撲」全国大会の予選である地区大会は男女混合で行われる大会もあるが、国技館で行われる全国大会の参加資格は男子のみであったため、地区大会優勝者が女子であった場合は参加できなかった。このため、女子の全国大会への参加を求める要望にこたえて、2019年に開設。
【第1回大会】
 2019年8月25日に葛飾奥戸総合スポーツセンターエイトホールで開催。
【第2回大会】
 2020年9月6日に愛知県体育館で開催予定であったが、新型コロナウイルスの影響で延期。その後、2021年11月14日にパロマ瑞穂スポーツパーク(名古屋市瑞穂公園)相撲場で開催。
【第3回大会】
 2022年8月21日にANAどすこいパーク浦添で開催。

とのこと。「そこまで女人禁制にこだわるのかよ。相撲協会はアホか」と思いますが、「全国大会なし」よりは「マシ」ではあるでしょう。
 まさにいろいろな意味で「歴史を変えた」朝日の「リクルート報道」でした。
◆宇野首相を退任に追い込んだサンデー毎日の女性醜聞報道(1989年)
◆細川首相を退任に追い込んだ「熊本県知事時代の佐川ヤミ献金疑惑」報道(1994年)
 細川退任は疑惑だけでなく「国民福祉税騒動」での「武村官房長官新党さきがけ代表)や社会党ら国民福祉税構想反対派」と「小沢新生党代表幹事や公明党ら賛成派」の対立を政権基盤が弱い細川(当時、衆院社会党70議席新生党55議席公明党51議席、細川の日本新党35議席*21)がうまく管理できなかったこともありますが。
◆残念ながら改定はされた物の、「教基法改定問題」への関心を高めると共に、「安倍内閣(第一次)の支持率低迷→退陣」にも影響したとみられる赤旗の「教基法TMやらせ」報道(2006年)
鳩山首相、小沢*22民主党幹事長を退任に追い込んだ「故人献金疑惑(鳩山)」「西松建設疑惑(小沢)」報道(2010年)
→鳩山退任は疑惑だけでなく、「沖縄基地問題」での社民党の政権離脱もありますが
◆松岡*23農水相自殺、赤城農水相辞任などで安倍首相(第一次)を早期退任に追い込んだ赤旗の事務所費疑惑報道(2006~2007年)
◆甘利*24経済財政担当相を退任に追い込んだ週刊文春の「UR疑惑」報道(2016年)
◆福田財務事務次官を退任に追い込んだ週刊新潮の「セクハラ疑惑」報道(2018年)
◆残念ながら安倍を退任には追い込めなかった物の政治的に追い詰めた朝日新聞週刊文春等の「モリカケ」報道(2017年)、「桜を見る会」報道(2019年)

【追記】
金賢姫「実在」証明スクープの裏側② - 高世仁のジャーナルな日々
金賢姫「実在」証明スクープの裏側③ - 高世仁のジャーナルな日々
 予想通り「前回よりも若干詳細な説明があるだけ」で過去の自慢話とほとんど同じ内容です。
 いくつかコメントしておきます。

金賢姫「実在」証明スクープの裏側② - 高世仁のジャーナルな日々
 東京歯科大の橋本正次助教*25に鑑定してもらうと、同一人物として「矛盾はない*26」との結論になった。

 自信満々の高世ですが、果たしてこの写真鑑定が信用できるのか、俺は疑問に思っています。一応お断りしておけば、勿論、俺は「金賢姫犯行否定説」という陰謀論の立場ではありません。
1)仮に写真の少女が本当に金だとしても、橋本鑑定が正しいわけではなく単なる偶然、2)そもそも橋本鑑定は全くの間違いで写真の少女はそもそも金ではない、という疑念の指摘をしています。
 と言うのも以下の事実があるからです。

朝日新聞『失踪者2人と似た写真、脱北者が所持 調査会公表』2005.11.6
 「脱北者北朝鮮から持ち出した」とされる写真の男女が、77年に失跡した松本京子さん(当時29)=鳥取県米子市=、68年失跡の斉藤裕さん(同18)=北海道稚内市=とそれぞれ同一人物である可能性が高いと専門家の鑑定で判断されたことを、2人の家族と民間の「特定失踪者問題調査会」(荒木和博代表)が16日、記者会見して明らかにした。
 2人については複数の脱北者が「似た人を北朝鮮で目撃した」と証言している。また松本さんについては02年10月、クアラルンプールであった日朝国交正常化交渉で、日本政府が名をあげて消息を北朝鮮側に尋ねていた。松本さんの兄孟(はじめ)さん(57)は「政府には、早く拉致被害者に認定し、調査してほしい」と話している。
 家族から鑑定依頼を受けた東京歯科大の橋本正次助教(法人類学)が、失跡前の2人の写真と照合。写真の男性は「斉藤さんと同一人物とみて差し支えない」、女性は「松本さんの可能性が高い」との結論を家族に伝えたという。

北朝鮮拉致事件 消えた兄を探し続ける藤田隆司さん 特定失踪者家族の癒えぬ苦しみ|日刊ゲンダイDIGITAL2023.3.4
 脱北者北朝鮮から持ち出したというその写真は、法人類学の権威である橋本正次・東京歯科大助教(当時)が鑑定し、藤田進さんである可能性が極めて高いと結論づけられた。

有田芳生
2020年8月27日
 加瀬テル子さんは特定失踪者のひとり。脱北者が所持していた写真を東京歯科大の橋本正次氏が「同一人物の可能性は高い」と04年に鑑定。警察庁は9年後に(ボーガス注:写真の)女性の所在を海外で確認、加瀬さんでも日本人でも脱北者でもないことが確定。

有田芳生
2020年8月28日
 脱北者が「日本人拉致被害者」とした写真の女性は専門家*27鑑定で「加瀬テルコ」さんの可能性が高いと判断されました。だが警察庁が海外にいる女性を特定して面会、日本人でも脱北者でもないことが確定しました。

有田芳生
2020年8月31日
 脱北者が「日本人拉致被害者」とした写真のなかで、「加瀬テル子」さんらしき女性は橋本正次さんの鑑定で本人の可能性が高いとされました。だが警察庁の捜査で日本人でも脱北者でもないことが確定しています。鑑定より「根拠ある事実」が正しいでしょう。

 こういう「怪しげな橋本氏」を信用していいのか。政府認定の拉致被害者|外務省を見れば分かりますが、今のところ、松本京子以外に政府が「拉致認定した特定失踪者」は一人もいません(これを「警察の怠慢ではないか」「認定をさせない政治的圧力があるのではないか」等と強弁し認定しない政府を非難するのが勿論荒木ら特定失踪者問題調査会ですが)。なお松本氏の政府拉致認定に橋本鑑定が影響しているかどうかは不明です。そもそも正式に拉致認定してなかったとは言え、橋本鑑定発表前の2002年10月、クアラルンプールであった日朝国交正常化交渉で、日本政府が名をあげて消息を北朝鮮側に尋ねていたわけですしね。
 金賢姫鑑定はともかく、特定失踪者(例えば加瀬テル子氏、斉藤裕氏、藤田進氏)については政府も世間も橋本氏の鑑定を何ら支持してないわけです。
 有田ツイートに寄れば加瀬テル子氏について「橋本鑑定の間違い」が確認されたこともあったそうですし。
 勿論「金賢姫鑑定は正しいが、特定失踪者鑑定は間違い」「昔はまともだったが、途中から劣化した」という可能性もありますが、橋本氏の鑑定はそもそも信用できるのかと言う話です。
 俺も専門家ではないのでうかつなことは言えませんが、ググったら

顔貌鑑定(顔画像鑑定)に関する一般論[無罪獲得事例から] | 薬院法律事務所
◆顔画像はわずか7°の差であっても形態学的に変化が生じることから,撮影条件を明確にした上で検査する必要がある。
◆資料の性格上,必ずしも識別力が高くない場合もある。そのようなこともあり, 「同一である」といった識別力の評価については,慎重な姿勢が求められる。
 捜査実務においても,顔貌鑑定の信用性は慎重に判断すべきと考えられており,例えば中川深雪*28編『Q&A実例検証・実況見分・鑑定の実際』(立花書房*29,2014年2月)の抜粋記事では,
【証明力であるが,顔画像鑑定は,人の顔貌が表情や時の経過により異なってくる点で,指紋のような決定的な識別はできないという限界があり,また,画像の鮮明さ等の鑑定資料の状態も正確性に影響するため,鑑定結果も断定的なものではなく,「同一人と考えられる」,「おそらく同一人と考えられる」,「同一人と考えて矛盾がない」,「別人と考えられる」などといった推定的なものになる。したがって,例えば,鑑定結果が,犯人の顔画像と被告人の顔画像は「同一人と考えられる」というものであったとしても,この鑑定書のみをもって被告人を犯人と認定することはできず,他の証拠と併せて被告人の犯人性を立証することになる。】としている。
 また,守下実(東京地裁部統括判事)「防犯カメラ画像が証拠となる犯罪事実の認定について」(警察学論集71巻4号,2018年)においては以下のとおり慎重な判断をする例が多いとされている。
【画像が不鮮明なケースでは,それを鮮明化するなどした上で,人物異同識別のための画像鑑定が行われることが多い。その信用性(証明力)については,高いと評価された事例もあるが,指紋鑑定などと異なり,現段階でその手法が確立しているとは言い難く,その判断には鑑定人の主観が大きな影響を与えることから,慎重な判断をする例が多い】(31頁)。

と言う記事がヒットしました。橋本氏の鑑定写真は明らかに「撮影条件を明確にした上で」という条件を明らかに満たしてないでしょう。
 というか、「橋本氏だけ」では「誤鑑定の疑い」が否定できないのであって「他の鑑定者にも鑑定を依頼すべき」ではないのか。
 それを高世や荒木がしない時点で橋本氏とは「スーパーアキダイ社長(テレビ局への対応が積極的なので、ワイドショーによく出演)」のような「(依頼者の希望に添った鑑定をする)依頼者に都合のいい鑑定者」といういかがわしい代物ではないか。
 恐らくこうした点を高世に問いただせば奴は間違いなく「しどろもどろ」でしょう。

金賢姫「実在」証明スクープの裏側② - 高世仁のジャーナルな日々
 ウクライナのゼレンスキー大統領が広島にやってきた。
 彼、19日にはサウジアラビアアラブ連盟首脳会議に出席し、会議の参加者の中にウクライナの苦しみを「見て見ぬふりをしている」者がいると訴えている。

 過去の国連総会ロシア非難決議での「反対のシリア」「棄権のUAE」など「ロシアとしがらみがあり、ロシアに融和的な国」のことでしょうが名指しは避けたらしいことが興味深い。

金賢姫「実在」証明スクープの裏側③ - 高世仁のジャーナルな日々
 近藤真彦が「知ってたでしょ」と批判。

 個人的には「近藤(元たのきんトリオ)は(精神的な意味で)大丈夫なのかな?」感がありますね。
 今回の件、

東山紀之元少年隊)*30
木村拓哉(元スマップ)
大河ドラマ「どうする家康」主演の松本潤(嵐)

等未だ、ジャニーズに所属するタレントは勿論、ジャニーズを離れた元所属タレント、例えば

過去のジャニーズ所属者 - Wikipedia
あおい輝彦(元ジャニーズメンバー)
郷ひろみ
◆近藤以外のたのきんトリオメンバー(田原俊彦野村義男

等からも「こんな発言」はでていません。
 それはある意味当然で「こういう場合、過去には第三者委員会が作られる。ジャニーズ事務所は第三者委員会を作らないとしているが、それでは世間は納得しないのではないか?」という一般論ならともかく「知ってたはず」とまで言いきれば「何でそんなことが言えるの?」「あなたも性被害をジャニー氏から受けていたの?。それともあなた個人は受けていないけど、同僚(田原敏彦)や後輩の被害を目撃したの?。それとも根拠もないのに決めつけてるの?」「知ってたなら、何で今まで告発しなかったの?」という批判は免れないからです。1)そうした批判を覚悟し、真摯に応対する「勇気と誠実性の持ち主」か、2)そうした批判に気づかないバカでない限りこんなことは言わない(後述しますが近藤については2)でないかと疑っています)。

救う会批判以後は「今思えば当時の自分は愚かだった、救う会の言いなりだった。申し訳なかった」と事実上謝罪した蓮池透
◆退官後の朝鮮学校無償化除外批判以後は「事務次官当時から、無償化除外は違法不当だと思っていたが保身から言えなかった。申し訳なかった」と事実上謝罪した前川喜平

など、「過去の自分の主張を否定するのか?」という批判に「それなりに対応した人々」のように、そうした批判にきちんと対応する覚悟は近藤にはあるのか?。とてもあるようには思えません。
 不倫問題でジャニーズ事務所を事実上首になったことへの「意趣返し」というくだらない話にすぎないのではないか。
 今もジャニーズ事務所所属なら黙りではないのか?
 高世仁が「ジンネット倒産後」救う会や家族会から距離を置くようになったのと同じ程度の話ではないのか。

金賢姫「実在」証明スクープの裏側③ - 高世仁のジャーナルな日々
 情けないていたらくに、ちまたでは「マスコミってほんとのこと報じてないんでしょ」と当り前のように言い交される。
 社会を覆うマスコミ不信を克服するには、タブーなき報道への不断の努力しかない。

 副題にも書きましたが

 救う会、家族会批判ができない腰抜けのくせにジャニー喜多川問題でマスコミ批判する高世に呆れる

ですね。
 今回の内部告発者(ジャニーの被害者)にあたるのが救う会、家族会では勿論「内部告発者・蓮池透氏」ですが、彼の家族会、救う会批判を見て見ぬふりし続けた(当然、家族会による不当除名にも黙りで批判しなかった)高世が良くも恥知らずに「タブーなき報道」と言えたもんです。
 「しがらみ(ジャニーズタレントをテレビドラマなどで使うテレビ局等)からジャニーズ事務所批判ができなかったマスコミ」と「しがらみから救う会、家族会批判ができなかった高世」と何が違うのか。ジャニーズ事務所をタブーにしたマスコミ各社同様「救う会、家族会」をタブーにしていたのが高世ではないのか。
 なお、「早い時点からジャニーの性暴力を批判した週刊文春など一部メディア」にあたるのが、拉致問題では「蓮池『拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々』(2015年)を刊行した講談社など一部メディア」です。
 高世こそ

これじゃあ「ジャーナリスト」でなくて「反北朝鮮活動家」だ - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)2012.2.27
家族会と巣食う会の見解と違う報道ができずに高世仁の北朝鮮報道は自滅した(関川夏央もたぶん同じ) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)2022.6.3

と言う批判に真摯に向き合ったらどうなのか。
 それを高世がしない限り「高世ってほんとのこと報じてなかった*31んでしょ」と「俺のような高世批判者」に馬鹿にされても文句は言えないでしょう。
 実際

けっきょく「横田めぐみ拉致問題における安明進証言」などというものにのっかったのが、高世仁が会社をこかした淵源(の少なくとも1つ)ではないか - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)2021.5.25
高世仁の幼稚なデマ自慢を平然と垂れ流すNHKの馬鹿さとクズぶりに本気であきれ返る - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)2022.1.21

が批判する「高世の主張」はどう見ても「明らかにデマ」でしょう。さすがに高世も「政治工作に加担して何が悪い」と居直る度胸はないようですが、高世の取材はどう見ても同時期の「西村真悟の国会質問」「AERAや産経の報道」と連動した政治工作です。
【追記終わり】
 ちなみに高世番組が放送された2004年には朝鮮半島関係では以下の出来事がありました。

2004年 - Wikipedia2004年の日本 - Wikipedia参照
◆5月22日
 小泉首相の第二次訪朝(なお、第一次訪朝は2002年9月17日)。平壌日朝首脳会談。この後、地村夫妻、蓮池夫妻のこどもが小泉首相の帰国と共に政府チャーター機で日本入国
◆7月8日
 インドネシアジャカルタ曽我ひとみ氏が家族(夫ジェンキンスさん、長女美花さん、次女ブリンダさん)と面会(例えば、朝日新聞『曽我ひとみさん、ジャカルタに到着』参照)
→3日後の7/11(日)に参院選挙があったため「選挙の票狙い*32」と見なされたが、皮肉にも「自民党:改選前50→改選後49(以上は非改選議席も含む、以下、同じ)」「民主党(当時は岡田*33代表):改選前38→改選後50*34」となり、小泉政権の思惑が完全に外れた。要するにそもそも拉致問題と選挙というのは、根本的にそぐわないと思う - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)も指摘するように「拉致は票にならない」わけです(但し、与党で参院過半数は確保したことで小泉政権が継続)。
 「話が大きく脱線しますが」なお、この時の選挙では残念ながら共産は「改選前15→改選後9」と大敗した。しかしその後の選挙で「増えたり減ったり」して今は「2004年改選前15」には届いてないものの、「2004年改選後9」は上回る「11議席」です。だから、まあ「負けて(議席減)いいわけでは当然ないし、支持者として勝てば(議席増)嬉しい」んですが、俺個人は「勝っても後で減らすかもしれない、油断は禁物。負けても後で増やせばいい、その為の策を考えて実行することが大事」「できる限り選挙で一喜一憂しないようにしよう」とは思っています(実際にはなかなかそうもいきませんが)。
 また、「共産の現状を勿論過大評価はしません」が、2004年参院選で「社民党6→5」だった所、今や2022年参院選では「社民党1議席」で「れいわ5議席」「NHK党2議席」を下回る上に「同じ1議席の参政党」には「得票数では下回る」という「衰退の一途」の社民党の惨状よりはマシでしょう(共産は衰退の一途というわけでもないでしょう)。共産支持者としてそうした共産「志位執行部」の奮闘を無視、軽視する「阿部治平らリベラル21一味」「広原盛明や、広原を持ち上げる『自称・社民党支持者』kojitaken」「鈴木元、松竹伸幸(最近めでたく除名処分)」ら「反共分子(反党分子)」には本当に不愉快です。「党外のソフトな支持(消去法での支持)」とはいえ、共産支持者としてどうしても「力説したい」ので書いてみました。
 まあ、「れいわはともかく、極右非常識政党のNHK党や参政党よりは社民党の方がましだろ、日本人はバカだろ(呆)。日本の右傾化も深刻だ」とは思いますが。
◆7月18日
 曽我氏の家族がジャカルタでの面会に引き続き、曽我氏と共に政府チャーター機で日本に入国(例えば朝日新聞『曽我さん一家がインドネシア出発、チャーター便で東京へ』参照)
◆7月21日
 小泉首相と韓国の盧武鉉大統領が済州島で会談
→「それだけが会談理由ではない」にせよ、会談直前の「曽我一家帰国」絡みでの会談では無いかと言うことは当然予想できます。
◆12月17日
 小泉首相と韓国の盧武鉉大統領が鹿児島県指宿市で会談

 高世には「小泉第二次訪朝による蓮池夫妻、地村夫妻のこどもの帰国」「曽我氏の家族との面会(ジャカルタ)」「曽我氏家族の帰国*35」をどう評価するのか聞きたいところです。まさにいまだ、強硬策で拉致被害者が北朝鮮から帰国できたと立証する文書・証言を知らない - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)(2018.1.5)でしょう。

*1:この「社会の動きに影響を与えるスクープにかかわる幸運に何度か」の一つは恐らく 高世仁の幼稚なデマ自慢を平然と垂れ流すNHKの馬鹿さとクズぶりに本気であきれ返る - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)(2021.5.25)が紹介する「安明進証言」、 高世仁の仕事仲間(?)だった野村旗守が、北朝鮮問題から撤退したあたりが、つまりは連中の北朝鮮分析がろくでもないものである証左だ(関川夏央や李英和らもご同様) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)(2023.1.19)が紹介する「朝銀」でしょう。但し、世間の高世評価はそこまで高くなく、だからこそ北朝鮮が崩壊する前に自分の会社を倒産させた無様で無残な話 - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)(2021.4.28)、けっきょく「横田めぐみ拉致問題における安明進証言」などというものにのっかったのが、高世仁が会社をこかした淵源(の少なくとも1つ)ではないか - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)(2021.5.25)、巣食う会とか家族会系の連中とかかわった北朝鮮関係の言論人は、その後ろくな状況でないと思う(関川夏央や高世仁、恵谷治、李英和ほか) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)(2021.7.14)、家族会と巣食う会の見解と違う報道ができずに高世仁の北朝鮮報道は自滅した(関川夏央もたぶん同じ) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)(2022.6.3)、高世仁の経営する会社(ジン・ネット)が倒産したのは、高世の経営手腕の低さと制作した番組の評価が低いということに尽きるだろうに - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)(2022.6.20)なのですが。

*2:国家安全企画部の略称

*3:1988年4月~2006年3月まで放送された夕方のニュース・情報番組。高世番組が放送された2004年のキャスターは藤井貴彦NNNニュースプラス1 - Wikipedia参照)

*4:なお、2010年には朝鮮半島関係では「天安撃沈事件」(3/26)、「延坪島砲撃事件」(11/23)がありました(2010年 - Wikipedia参照)。

*5:金賢姫「実在」証明スクープの裏側② - 高世仁のジャーナルな日々によれば藤原善晴氏

*6:金賢姫「実在」証明スクープの裏側② - 高世仁のジャーナルな日々によれば東京歯科大の橋本正次助教授(当時、後に教授)

*7:大韓機爆破事件のこと

*8:拉致被害者田口八重子氏とみられている。

*9:なお、2017年には朝鮮半島関係では「金正男暗殺」(2/13)、「崔 順実ゲートによる朴槿恵の大統領解任」(3/10)、「韓国大統領選での文在寅当選」(5/9)がありました(2017年 - Wikipedia参照)。

*10:と高世が自慢しようがそんな評価は世間的にはされてないでしょう。

*11:岸内閣郵政相、池田内閣蔵相、佐藤内閣通産相などを経て首相

*12:佐藤、田中内閣官房長官、三木内閣建設相、大平、中曽根内閣蔵相、自民党幹事長(中曽根総裁時代)等を経て首相

*13:池田内閣経企庁長官、佐藤内閣通産相、三木内閣外相、福田内閣経企庁長官、鈴木内閣官房長官、中曽根、竹下内閣蔵相などを経て首相

*14:三木内閣農林相、福田内閣官房長官自民党政調会長(大平総裁時代)、鈴木内閣通産相、中曽根内閣外相、自民党幹事長(竹下総裁時代)等を歴任

*15:福田内閣厚生相、大平内閣農水相、鈴木内閣蔵相、中曽根内閣通産相自民党政調会長(竹下総裁時代)、宮沢内閣副総理・外相等を歴任

*16:宇野氏は田中内閣防衛庁長官福田内閣科技庁長官、自民党国対委員長(三木総裁時代)、大平内閣行管庁長官、中曽根内閣通産相、竹下内閣外相など大臣や自民党の要職を何度か務めたこともありますが、「三木派→河本派幹部」海部氏に至ってはそうした経験は自民党国対委員長(三木総裁時代)、福田、中曽根内閣文相くらいしかありません。

*17:大平内閣労働相、中曽根内閣官房長官自民党国対委員長(中曽根総裁時代)等を歴任

*18:石川島播磨重工社長、電電公社総裁、NTT社長、会長を歴任

*19:局長時代には男女雇用機会均等法の法案作成に尽力(但し法律成立は局長退任後の1985年)。その様子は後にNHKプロジェクトX『女たちの10年戦争~「男女雇用機会均等法」誕生~』(2000年12月19日放送)で紹介された(森山眞弓 - Wikipedia参照)。

*20:彼女については資質の問題から生きた時代まで大差があるにしても、あまりの落差に驚く(森山真弓と杉田水脈) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)参照

*21:本来なら日本新党より議席が多い社会党(細川内閣政治改革担当相を務めた山花貞夫が委員長)や新生党(細川内閣副総理・外相を経て後に首相になる羽田孜が党首)から首相がでてもおかしくないところ、1)社会党首相は後に社会党と対立する新生党公明党が、新生党首相は社会党が否定的だったこと、2)細川に人気があったことから細川が首相として担がれた。

*22:中曽根内閣自治相・国家公安委員長自民党幹事長(海部総裁時代)、新生党代表幹事、新進党党首、自由党党首、民主党幹事長等を歴任

*23:松岡の自殺は事務所費疑惑だけでなく「緑資源機構談合事件への関与疑惑」もありますが。なお、現役大臣の自殺は「鈴木内閣の阿南陸軍大臣」を除けば松岡が初です。

*24:小渕内閣労働相、第一次安倍、福田内閣経産相麻生内閣規制改革担当相、第二次、第三次安倍内閣経済財政担当相、自民党選対委員長、政調会長(第二次安倍総裁時代)、幹事長(岸田総裁時代)等を歴任

*25:役職は当時。後に教授

*26:そもそも「矛盾はない」と言う程度の鑑定(間違いなく金とは断定していない)がそれほど信用できるのか?

*27:勿論橋本氏のこと

*28:中川 深雪 | 役員の状況 | 企業情報 | SBI新生銀行について | 株式会社SBI新生銀行によれば東京地検検事、東京高検検事、さいたま地検総務部長等を歴任。現在は退官して弁護士

*29:月刊誌『警察学論集』(警察大学校が編集)、 『警察公論』など警察関係の著書出版で知られる出版社(立花書房 - Wikipedia参照)

*30:追記:その後、東山が「告発を真摯に受け止める必要がある」等と言及したことについては 東山紀之さん謝罪全文 「ジャニーズの名前存続させるべきか」 - 産経ニュース“性被害”告発の元ジュニア「口火を切ってくれた」ジャニーズ性加害問題 番組で“初言及”の東山紀之さんに【news23】 | TBS NEWS DIG (1ページ)を紹介しておきます。「現在のジャニーズ所属タレント最年長の東山(1966年生まれ)」だけにコメントさせることで「他の所属タレント(東山の後輩たち)のコメントがないこと」を正当化しようという「ジャニーズ事務所と東山の思惑」が仮にあるとしても「ずっと言及ゼロ」よりはましであり、それなりに評価したい。

*31:事実上ジャーナリスト廃業なので過去形

*32:なお、動機が何であれ、ジャカルタでの面会それ自体は俺は評価します。

*33:鳩山、菅内閣外相、民主党幹事長、野田内閣副総理・行革相、民主党代表代行(海江田代表時代)、代表等を経て現在、立憲民主党幹事長

*34:この時は野党共闘しなくても議席増だった民主党(現在の立民党)も今や「野党共闘しないとどうにもならない惨状」です。

*35:勿論、ジャカルタでの面会時点(もしかしたらもっと早く小泉第二次訪朝時点かもしれないが)で「曽我氏の家族が日本に入国し北朝鮮に戻らない」と言う方向性は北朝鮮にも伝えられ、渋々であれ「北朝鮮もそれに同意していた」でしょう。それなしで「7/8ジャカルタで面会→7/18チャーター機で日本入国」とはならんでしょう。