今日の産経ニュース(2024年4/6、7日分)

<主張>政治パーティー券 外国人の購入を禁止せよ 社説 - 産経ニュース
 禁止を主張するならそんなことよりも「企業、団体のパーティー券購入の禁止」を主張すべきでしょう。パーティー券購入は建前では政治パーティー出席のための購入であり、人間でない企業、団体はパーティーに出席できないし、現状は「企業、団体のパーティー券購入」は「企業、団体献金の規制逃れ(パーティー券規制は企業、団体献金規制より緩い)」になっているからです。
 企業、団体のパーティー券購入を禁止したところで「企業、団体献金を禁止」しない限り、企業、団体は献金できる*1し、「献金規制逃れのための券購入」は正当化できる行為ではない。
 なお、この主張について果たして「産経は本気なのか?」とは思います。産経的には「中国企業を想定している」のでしょうが実際に多い外国企業献金は「欧米企業」でしょう。過去にもロッキード事件(田中元首相、橋本*2元運輸相らが有罪)、ダグラスグラマン事件(岸元首相らの名前が浮上)のような欧米企業による疑惑事件も起こっている。欧米の企業や政府と対決するだけの覚悟が本当に産経にあるのか?


<正論>没後30年福田恆存の乃木大将観 文芸批評家・新保祐司 - 産経ニュース
 産経らしいですが福田恆存(11/20死去、1912年生まれ)など(戯曲家としてならともかく右翼活動家としては右翼業界限定ですら)大して評価もされてないでしょう。
 なお、没後30年(1994年死去)といえば著名人では「ニクソン元米国大統領(4/22死去、1913年生まれ)」「金日成北朝鮮国家主席(7/8死去、1912年生まれ)」等がいます(訃報 1994年 - Wikipedia参照)。


立民・安住淳氏「ガバナンス効いておらず、政策遂行能力ない」首相に早期の衆院解散要求 - 産経ニュース
 要求するなら、「衆院解散」より「岸田首相の引責辞任」でしょうが、立民がそうはならないのは岸田の解散なら勝てそうだが「ポスト岸田(石破元幹事長、茂木幹事長など)による解散」を打たれたらかえって敗北するかもしれないと怯えているからではないか。立民の体たらくには心底呆れます。


共産、岐路に立つ野党共闘路線 「比例躍進」目標にも黄信号 - 産経ニュース

 共闘路線に踏み出して以降、国政選挙での共産の比例代表得票数は減少傾向にある。共闘着手前の26年衆院選が約606万だったのに対し、28年参院選は約601万、29年衆院選は約440万と推移し、令和4年参院選では約361万にまで落ち込んだ。

 産経が「共産が比例得票を増やすために野党共闘を打ち切れ*3」と言いたいことはよく分かります。
 つまりはそれだけ「野党共闘が脅威だ」ということです。
 あまりにも「産経の思惑」が見え透いてるので田村執行部もこんな話は無視でしょうが、問題は「維新、国民民主にすり寄る泉立民」にある。比例得票云々に関係なく、泉立民が「共産が反対する経済安保法案に維新、国民民主などとともに賛成する」など「共産を軽視し、維新、国民民主にすり寄り続けるならば」、党内外の支持層から「立民とは縁切りすべきだ」との反発が高まって来るのは避けられないでしょう。
 というか「他人事のように書いてしまいました」が俺個人が、立民に対して「その種の憤激」を覚え始めています。
 産経などウヨ連中が「野党共闘を脅威視してる」のにそれと逆方向に動く立民執行部のバカさには呆れます。しかもその結果、世論調査での立民支持は増えてないし、維新や国民民主が立民相手に、共産ほど積極的に野党共闘してるわけでもない。
 立民の現状は自滅行為と言っていい。

*1:個人的には企業、団体献金は禁止すべきと思っていますが

*2:池田内閣建設相、佐藤内閣官房長官、建設相、運輸相、自民党総務会長(佐藤総裁時代)、幹事長(田中総裁時代)等を歴任

*3:勿論「野党共闘後に比例票が減少してること」を「野党共闘の悪影響」と見なせるかどうかは詳しい分析が必要です。たとえが悪いかもしれませんが「傘を持っていったら雨が降った」からと言って「傘を持っていかなければ雨は降らなかった」と言う話ではないのと同じです。「Aの後にBと言う結果」は必ずしも「Bの原因がA」を意味しない。いずれにせよ仮に悪影響があるにしても、「どう悪影響を除去しながら共闘するか」であって「共闘を辞めよう」と言う話ではない。但し、現状は泉立民執行部が維新、国民民主にすり寄ることで「共産の意思とは関係なく」野党共闘は厳しい状況にありますが。

今日もkojitakenに悪口する(2024年4/6日分)

国民民主、乙武洋匡氏を自民推薦なら応援せず(毎日新聞)/「支援者に説明つかない」乙武洋匡氏推薦方針の自民内が混乱 過去は「敵側」、女性問題も(東京新聞) - kojitakenの日記
 最終的にどうなるかは分かりませんが、「勝ち馬に乗ろう」としたところ「自民党をアシストするのか」という支持層の批判を国民民主党執行部も無視できなくなったのでしょう。滑稽な話です。


井戸まさえ氏「『候補者たちの闘争〜After 2021』オンライン公開版(抜粋)」のXのポストが始まった - kojitakenの日記
 酒井出馬で「東京15区からの立民候補での出馬の可能性がなくなった」「他の選挙区からの立民候補での出馬の見込みもなさそう」だからといって、酒井出馬表明後、すぐに「そもそも前回選挙での東京15区への転区は私の希望では無かった、当時の執行部に無理矢理呑まされた」「にもかかわらず、今回の補選で酒井出馬とはどういうことか」と恨み節を井戸氏が開始するのは人としていかがなものか。「井戸発言が事実」ならば、確かに執行部の態度は酷いでしょうが、何というか井戸氏には「醜悪でみっともない」という感情を禁じ得ませんね。
 そもそも「いつまで経っても井戸氏に出馬要請しない」時点で、彼女は立民党を見限るべきでは無かったか。
 いずれにせよ、これでは「前回同様、井戸氏をたてるべき」「酒井出馬は井戸氏に対して信義に反する」という立民支持者は「酒井候補に背を向ける」でしょうし、「将来はともかく」共産・小堤候補は現時点では出馬を取りやめていない*1し、現状では酒井勝利の見込みは極めて低いでしょう。立民執行部はバカなのかと心底呆れます。俺が立民執行部なら酒井擁立するにしても「井戸氏の不満を抑えるため」の何か手を打ったでしょう。

 2000年1月に経験した私自身の人事がひっくり返された件を思い出した。あれは帰任日の3日前か何かで、荷物を送り返そうとしていたまさにそのタイミングで差し止めがかかったのだった。それは、決まっていた人事をひっくり返す話だった。

 kojitakenて意外と「俺の文章を読んでるのかな」と思います。俺が別記事で「kojitakenの文章は具体性皆無で、彼に対してされた会社人事の何が不当な人事なのかさっぱりわからない」と書いたら「これ」ですから。
 但し、これでも『具体的』とは言えませんが。一般論で言えば「人事通知を受けて、引っ越し準備をしている最中に、いったん決まった人事が変更されること」は不当でしょうが「異動者(kojitaken)にセクハラ、パワハラ等の不祥事が発覚」「人事異動について、人事権者への贈賄等の不正が発覚(異動者(kojitaken)当人が自らの人事異動について不正を実行した場合は勿論、場合によってはそうでない場合を含む)」であるなら「不当とは言えない」でしょう。果たしてkojitakenの場合において「人事がひっくり返った理由」は何だったのか。その理由によっては「何ら人事変更は不当ではない」。まさか「理由は言えない」とまともに説明もされなかったと言うことはないと思うのですが、「説明された理由」を書かない理由は何なのか?(説明された理由が真実かどうかはともかく)。
 「デリケートな話だから、ぼかした形でも書けない」というなら結局kojitakenの話「不当な人事をされた」に説得力が無いことには変わりはありません。


江東区(東京15区)の立民は2022年参院選比例区で2021年衆院選比例東京ブロックと比較して得票を38.4%も減らす記録的な大大大惨敗だった。酒井菜摘陣営はその地から挑戦する - kojitakenの日記
 共産の小堤候補が既に「立民・酒井」より先に出馬表明しており、将来はともかく、現時点では共産が「小堤氏の出馬」を取りやめ、酒井支持を表明したわけでもないのに無神経極まりない「酒井万歳記事」を書く「反共分子」「立民信者」のid:kojitakenです。
 小堤氏や共産に対して無礼にも程がある。

 山本には意外とバランス感覚がある。ローテーションの実施を発表していったんは大島九州男参院議員に権柄ずくで押しつけたものの、大島議員の反発が強かったほか、組内で大島議員側につく人たちが少なくないと見るや、ローテーション制の実施を取りやめた。最近では立民や共産の自滅気味にも乗じて組勢を拡大している秘訣かもしれない。

 それが「バランス感覚」というなら「世論の批判に対して統一協会解散請求を行った岸田」も「バランス感覚」があることになるでしょう。「実行したら世間や支持者の猛反発で地位が危なくなるであろうこと」を諦めるのはバランス感覚と言うほど大層な話ではない。
 なお、「維新や国民民主にすり寄ること」で、リベラルや左派の立民支持層を失望させ他党(共産、れいわ、社民等)に奪われてるとみられる立民はともかく「共産→れいわ」なんて人間が多数いるとは思えませんし、「共産→れいわ」と見なす根拠もあげない(あげられない)kojitakenです。
 仮にれいわが一定程度、支持を伸ばしてるとして、実際には「支持政党無し→れいわ」が多いのではないか。
 この点、「共産が自滅している」わけではなく、「支持政党無し→れいわ」と言う人間の多くは「昔なら社民連新党さきがけ」を支持するような人間ではないかと俺は見ています。

 おそらく長谷川が主謀したと見られるあのクーデター未遂劇

 大島氏が辞任した場合、すぐに「後釜になるのが長谷川氏」とはいえ、「長谷川首謀」と見なすまともな根拠を何一つ提出しないkojitakenです。

 立民のリベラル派に相当程度望みを託さざるを得ない。社民党の再生はまた別の大きな課題だ。

 kojitakenの文章を読んでも、「社民党には2000年代末から2010年代までの「小沢一郎の衛星政党」時代を総括して早く本当の社民主義政党に生まれ変わってもらいたい - kojitakenの日記など福島党首への悪口ばかり(一方、枝野前代表や西村代表代行を礼賛(例:いわゆる枝野ビジョンについてイギリスのスナクも岸田文雄そっくりの低支持率に苦しむ。世界的に保守政治そのものが大きな壁にぶち当たっている - kojitakenの日記等で高評価、立民代表を西村智奈美、共産委員長を田村智子にそれぞれ代えてから「野党共闘」を再開すれば良い。等で西村の代表就任希望を主張など))」で、とても「社民党支持者」には見えません。何があろうと立民リベラル(枝野前代表や西村代表代行)を支持する「立民信者」にしか見えません。
 なお、俺は「泉の右傾化路線」に表だって異を唱えない「立民党リベラル(枝野前代表や西村代表代行)」には何ら「望みを託していません」(また、枝野の場合、赤旗昨年総選挙の消費税公約否定/枝野氏発言は不誠実/小池氏批判(2022.11.8)*2と言う黒歴史が、西村の場合「配偶者・本多平直の暴言をかばおうとした」という黒歴史があって、そういう意味でも俺は彼らを評価していません)。
 そんな「信用性皆無の怪しい連中=立民党リベラル」に望みを託すくらいなら、俺は共産に望みを託します。
 それにしても今日のしんぶん赤旗ニュース(2024年4/5日分)(副題:今日も立民とkojitakenに悪口する)(追記あり) - bogus-simotukareのブログで触れましたが「経済安保法案」「NTT法改定」(いずれも立民は賛成、共産は反対)で「立民批判派」「共産支持層」(例:道産子ナオ氏)から「立民批判」と「共産への熱い応援」があるのを無視して「立民リベラル万歳」「共産への悪口」にかまけるkojitakenには呆れますね。
 kojitakenは「経済安保法案」「NTT法改定」(いずれも立民は賛成、共産は反対)について「立民党(泉執行部だけでなくいわゆるリベラル派を含む)」「共産」をどう評価するのか語ったらどうなのか。
 国会審議そっちのけで「東京補選の話ばかりしたがるkojitaken」には「選挙にしか興味が無いのか」と心底呆れます。

*1:追記:その後、共産は小堤候補の出馬を取りやめ、酒井支持を表明しました。

*2:消費税減税公約の是非はともかく、「野党共闘の公約(消費税減税)」を「立民党内の議論」を経て、正式に廃棄するならともかく、枝野個人が反故にしようなど「野党間の信頼関係」を破壊する暴挙でしかない。

「反党裏切り分子」松竹伸幸と「その類友」に今日も悪口する(2024年4/6日分)

辞書編集者は政治家・下─「一昨日の『赤旗』テレビ欄」 | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba
 赤旗云々と言いながら「赤旗テレビ欄にNHKドラマ『舟を編む』(原作は三浦しをん*1の同名小説)が掲載された→延々、松竹による原作小説『舟を編む』の感想」という「赤旗記者の『舟を編む』評価を紹介した上で、赤旗記者の評価についてお前がコメントするならともかく、赤旗以外の新聞のテレビ欄にも『舟を編む』は掲載されてるし、赤旗云々という記事タイトルでも、お前の記事は赤旗は全く関係ねえじゃん。朝日、読売、毎日、日経、産経でも同じ記事書けるやん、アホか、お前は(呆)」「反党分子のお前が、赤旗記事についてコメントしたいことがなかったら、赤旗に無理にこじつけなくてええんやで」というクソ記事です。
 つうか「経済安保法案」「共同親権民法改定案)」「子ども子育て支援法改定案」「NTT法改定案」など今国会は重要法案(うち、経済安保法案とNTT改定法案には共産は反対だが、立民は自民、維新、国民民主にすり寄り賛成)目白押しで、「自民党裏金疑惑」「小林製薬問題」等の社会問題も浮上してるし、それらの「国会提出法案」「社会問題」は「赤旗でも触れてる」のにそれについて触れない松竹の「政治センスの無さ」には心底呆れます。松竹が「マツシン(松竹信者)以外には相手にされない」のも当然でしょう。 
 なお、上記は松竹記事に投稿しますが掲載拒否でしょう。「賛同コメント以外掲載しない」松竹の低劣な人格には心底呆れます。


◆ツイート色々

道産子ナオ
◆みわみなこ
 どう考えても自民党の裏金議員の処分と比較するのがおかしい。脱税なんですよ。税金払っているひとは誰でも批判できる。
◆渡辺輝人*2
 今日のしんぶん赤旗、小池書記局長が自民党の党内処分を「(ボーガス注:軽すぎて)処分に値しない」云々と評論しているが、昨今の共産党の見解(ボーガス注:鈴木、松竹除名は党内問題であり、外部から不当干渉するな)からすればそのような評論は自民党の結社の自由を侵害する発言なのではないか。「自民党の党内のことなんか関係ない」以外の回答は存在しないと思うのだが。松竹氏らの処分について党外から様々な評論を受けることを甘受するか、それを拒絶して自分たちも他党の処分について評論しないか。一貫性のある態度はどちらかしかない。

道産子ナオ
ザオラルさん
 自民党の処分の話は「結社の自由」の話なんかじゃないでしょ。(ボーガス注:政治資金規正法違反、脱税等の)犯罪を犯している可能性が非常に高い人間を、党内ではその根拠もあいまいなまま処分をするのに、政倫審を開いた国会にはきちんと説明していない、そういう「国会軽視」の話でしょ。
◆以下、渡辺ツイートなんで省略

 kojitakenの言う共産党系と見られた有力な論者*3が次々と「共産党離れ」今日も「頭のおかしいバカ」kojitakenに悪口する(2024年4/2日分) - bogus-simotukareのブログ)て例えばこの渡辺氏のことなんですかね*4
 しかし、松竹擁護のために、こんな「反共ウヨの自民党擁護」としか思えないことを言うまで「昔は共産支持だったらしい」渡辺氏が劣化するとは(呆)。人間、こうはなりたくないもんです。
 「疑惑議員(犯罪疑惑であり、党内問題とはおよそ言えない)をきちんと処分しろ」というのと「党規違反への処分(松竹、鈴木除名)についてあれこれ外部が言うのはおかしい(党規をどう解釈し、その解釈に基づいてどう処分するか(党規違反ではないとして処分しない、党規違反を認定し除名等、何らかの処分する)は基本的に内部問題)」というのは全然違う(矛盾する話では全くない)でしょうに。
 こんな奴は「共産から離れて頂いて、無問題」なんですが。

*1:1976年生まれ。2006年『まほろ駅前多田便利軒』で2006年上半期の直木賞を、2012年、『舟を編む』で本屋大賞を、2015年、『あの家に暮らす四人の女』で織田作之助賞を受賞。2020年に直木賞選考委員に就任(三浦しをん - Wikipedia参照)

*2:著書『ワタミの初任給はなぜ日銀より高いのか?:ナベテル弁護士が教える残業代のカラクリ』(2014年、旬報社)、『新版・残業代請求の理論と実務』(2021年、旬報社

*3:正直、渡辺氏は「大して有力な論者ではない」でしょうが。

*4:kojitakenが名前を一人も出さないのでそもそも「根拠レスの放言」の可能性もありますが

今日の朝鮮・韓国ニュース(2023年4月6日分)

「北朝鮮、課題解決の準備なし」=早期の日朝首脳会談に慎重―山田駐米大使 | 時事通信ニュース
 「可能ならば今年中に、それもできる限り早い時期(国会会期末の6月中まで、あるいは自民党総裁選前の9月中まで?)に訪朝したい(例えば岸田文雄首相、北朝鮮訪問に意欲「できるだけ早期に」 - 日本経済新聞参照)」という岸田発言との違いが気になります。
 岸田に反対なのか、それとも単なる「北朝鮮への牽制発言」なのか?


中国全人代トップ率いる代表団 北朝鮮訪問へ 両国の関係強化か | NHK | 中国
 「趙楽際全人代委員長(党中央常務委員兼務。習近平国家主席(党総書記兼務)、李強首相(党中央常務委員兼務)に次ぐ党内序列3位とされる)」という大物幹部を送り込み、改めて北朝鮮支援の姿勢を示す中国です。


林拉致相「北朝鮮に反論材料を与えない対応」首相が行方不明者家族と面会しない理由問われ - 産経ニュース
 首相が会わないのは当然ですし、会わない理屈「特定失踪者は政府認定拉致ではなく本当に北朝鮮拉致か疑問」にも同意します。何せ別記事でも書きましたが「国内で40人以上発見されその全てが北朝鮮は無関係、ほとんどが自発的失踪」「足立区女性教諭殺害事件 - Wikipedia(特定失踪者の女性が国内で他殺体で発見(犯人の自宅に埋められていた))という犯罪被害もあったが犯人は北朝鮮とは無関係」というのが特定失踪者です。
 とはいえ、その理屈ならば首相だけでなく拉致担当相も会うべきではないのですが、拉致担当相(現在は林*1官房長官)は会い、政府方針として「拉致被害者としての認定の有無に関わらず、全ての拉致被害者の安全確保、即時帰国、真相究明を目指す(上川外相答弁など)」と言うから何とも「中途半端」です。


横田拓也さん 日米首脳会談で“必ず拉致問題取り上げて” | NHK | 拉致
 米国の「核、ミサイル開発中止」要求を無視して核、ミサイル開発を続けてるのが北朝鮮であり、仮に日米会談で取り上げても、北朝鮮日朝首脳会談に応じるとは思えません。
 そもそも米国が仮に日米首脳会談で声明したところで「北朝鮮日朝首脳会談に応じるべきだ(そう声明してくれと日本が言うから応じたが、首脳会談を実現するために米国にできることはないから何もできない:要するに日本に対するただの社交辞令)」でしかないでしょう。

 キム・ジョンウン金正恩)総書記の妹、キム・ヨジョン(金与正)氏が拉致問題に関する日本との交渉に否定的な談話を出していることなどについて、拓也さんは「加害者が北朝鮮で、被害者が日本なので、交渉する日本政府は、『私たちが譲歩すべき話ではない』と怒りの気持ちを持って彼らと対話をしてほしい*2。そして、すべての拉致被害者の一括帰国というものを貫いてほしい」と訴えました。

 「短期のスパンでは部分的帰国(段階的帰国)でもいい。即時一括全員帰国で無くてもいい。しかし最終目標は全員帰国だ。日本政府は全員帰国を諦めないで欲しい」ならまだしも「譲歩(段階的帰国)」を全否定し、「即時一括全員帰国」では北朝鮮が会談に応じるわけがない。そんな態度では小泉訪朝は成立しなかったし、帰国した5人(蓮池夫妻、地村夫妻、曽我ひとみ氏)は今も北朝鮮にいたでしょう。
 そもそも家族会の「全員」は救う会の悪影響で「特定失踪者(既に日本で40人以上発見、発見者は全て、北朝鮮の拉致ではなく、ほとんどが自発的失踪)を含む」と言うとんでもない代物で、話になりません。

*1:福田内閣防衛相、麻生内閣経済財政担当相、第二次、第三次安倍内閣農水相、第四次安倍内閣文科相、岸田内閣外相等を経て現在、官房長官

*2:この理屈なら例えば北方領土問題(政府見解ではスターリンの侵攻は違法な侵略行為)も「(侵略の)加害者がロシアで、被害者が日本なので、交渉する日本政府は、『私たちが譲歩すべき話ではない』と怒りの気持ちを持って彼らと対話をしてほしい、となるでしょうが、これまた「そういう話ではない」と思います。

今日のロシアニュース(2024年4月6日分)(追記あり)

プーチン氏はナワリヌイ氏殺害「命じず」 米情報機関が分析、米紙報道 - 産経ニュース

 今年2月に北極圏の刑務所で死亡したロシア反政府活動家ナワリヌイ氏について、米紙ウォールストリート・ジャーナルは27日、プーチン大統領による直接的な殺害の命令はなかった可能性が高いと米情報機関が判断したと報じた。

 以前も別記事で触れましたが、「投獄によって体調が悪化した→直接の死因は病死でも、暗殺も同然」と言う理解をするならともかく「毒殺」等のような暗殺ではないようですね。


ウクライナ「ゲームチェンジャー」の期待 米ATACMS供与、すでに実戦使用 - 産経ニュース
 過去に「ゲームチェンジャー」と言われながら実際に供与されても、「そもそも大した兵器では無かったのか」「供与数が少なすぎるのか」はともかく大して戦況に影響なかったことがあったので、今回も「実際に戦果が挙がるまでは」話半分ですね。
 

ウクライナ農業相、国有地の不正取得容疑で勾留 前日に辞表提出 [ウクライナ情勢]:朝日新聞デジタル
 「容疑が事実」と仮定しての話ですが、ロシアの侵攻で大変な状況でも「汚職をやる奴はいるのか」とげんなりします。


ウクライナ、アメリカ支援で劣勢挽回 ロシア進攻に防御固める - 日本経済新聞

 ロシア軍の戦力を消耗させ、2025年春の反攻開始を視野に入れる。

 過去の「反攻」発言が全て「狼少年だった」がゆえに、もはや「今年中の反攻」とは書けないようです。


ウクライナ緊急予算を米下院が可決、支援再開へ トランプ氏の主張で一部は借款に - 産経ニュース
 気になるのは「イスラエルとの軍事支援」とセットで可決という点ですね。ウクライナ支援に消極的な共和党を懐柔する狙いがあるのでしょうが、イスラエルの暴走を助長しないか。


ウクライナの「和平提案」

ウクライナの和平案「平和の公式」、スイスで6月にハイレベル会合開催 - 産経ニュース
 スイス政府は10日、中部ビュルゲンシュトックで6月15~16日に、ウクライナが提唱する和平案「平和の公式」について話し合うハイレベル会合を開催すると発表した。

ウクライナ提唱の和平案 6月のハイレベル協議で共同声明調整へ | NHK | ウクライナ情勢
 G7=主要7か国や新興国などの高官が27日、中東のカタールで非公式協議を行い、ウクライナが提唱する和平案の実現に向けたことし6月の首脳などが参加する協議で、共同声明の採択を目指すことを確認したことがわかりました。

 ロシアが入らない会議では「我々は和平の意思がある、悪いのはロシアだ(ウクライナ)」という「ロシア非難の政治宣伝の場」にしかならず「現実的和平」と言う意味では無意味です。一方、6月15日までに戦況がウクライナ有利に大幅に好転していることも考えづらく、ロシアの参加(現実的和平)を目指すならウクライナの妥協は不可避でしょう。果たしてどうなるか?


チェコが砲弾80万発調達、ウクライナ供与を計画…実現すれば戦況に変化もたらす可能性 : 読売新聞
 「たられば」の話でしかないので、実現化するまではとても鵜呑みにはできません。過去にも「欧米の戦車供与」等について「戦況の変化(ウクライナの反転攻勢→ウクライナ有利での戦争終結)」が云々されても、実際に供与されても結局目に見える変化は無かった。
 しかも「武器提供する用意があるが、チェコには武器購入する金がないので、各国が資金提供してくれ」と言う話なので「資金提供が米英仏独等からなければ」武器提供が現実化しない可能性もある。そもそも「チェコに資金提供して買ってもらう」なんて迂遠な策をとるくらいなら、米英仏独等が「武器購入のための金銭なり、武器そのものなり」を直接ウクライナに供与するのではないか。「ウクライナ直接支援に比べチェコへの資金拠出の方がメリットがある(例えば、資金提供への国民の同意が得やすい)」なんてことがあり得るのかどうか?


ザポロジエ原発で軍事行動活発化 ウクライナ軍、無人機攻撃 重大な被害なし - 産経ニュース
 ロシアの主張にすぎないので鵜呑みにできませんが事実ならば、「ウクライナが非難されて当然」のとんでもない話です。


対ロシア制裁、宝飾品ダイヤの輸入禁止強化 政府 - 日本経済新聞
 「未だに輸入してるの?」ですね。

広原盛明のバカさに呆れる(2024年4月5日記載)

赤旗が人民的ジャーナリズムの〝中核的役割〟を担う存在から、党中央と地方党機関を維持するための〝財源〟に変質しようとしている、共産党はいま存亡の岐路に立っている(その20)、岸田内閣と野党共闘(85) - 広原盛明のつれづれ日記
 「ジャーナリズムであること」と「党の重要な収入源であること」は矛盾しないし、宮本委員長時代から「収入源として重要視」なので「広原はアホと違うか?」ですね。
 そもそも最近では「自民党裏金疑惑(マスコミも最近報じてるが、火付け役は赤旗)」や「防衛官僚靖国公式参拝問題」というスクープを報じた赤旗に向かって良くもふざけたことが言えたもんです。広原には「赤旗報道に匹敵する業績があるか」といったら「上野千鶴子氏(フェミニズム研究の第一人者、東大名誉教授)」、「笠原十九司氏(都留文科大学名誉教授、南京事件研究の第一人者)」、「林博史氏(関東学院大学教授、沖縄戦研究の第一人者)」、「吉見義明氏(中央大学名誉教授、慰安婦研究の第一人者)」程のビッグネームでは明らかにない「ただの田舎の平凡な学者(京都府立大名誉教授)」が「共産に悪口して鬱憤晴らししてる(にもかかわらず政治的に優れた行為をしているかのように勘違いしている)」だけで、「何の成果も実績もない」でしょう。

 物流業界の2024年問題は、日本が直面している少子高齢化による労働人口減少が、物流業界の構造問題(低賃金、長時間労働、健康障害など)と相まって「ドライバー不足」という形で一挙に顕在化した社会課題である。

 「少子化問題」は主原因ではなく「待遇(長時間労働、低賃金)が悪いから希望者がいない」だけの話です。「待遇(長時間労働、低賃金)が悪いから希望者がいない」のは物流業界に限りませんが(他にも建設労働者、介護労働者など)。
 「待遇が良ければ」少子化だろうと労働者は殺到します。
 また「2024年問題」の直接的な原因は「働き方改革等が喧伝される現在、長時間労働にさすがに規制が強まってきたこと(希望者が少ないのを長時間労働で回してきたので、長時間労働を規制されると、長期はともかく、少なくとも短期的には人手不足を招く:こうした労働時間規制による人手不足は医師や建設労働者でも現在問題になっている)」にあります。
 それにしても、共産に悪口する前に広原は「上野千鶴子氏(フェミニズム研究の第一人者、東大名誉教授)」、「笠原十九司氏(都留文科大学名誉教授、南京事件研究の第一人者)」「林博史氏(関東学院大学教授、沖縄戦研究の第一人者)」、「吉見義明氏(中央大学名誉教授、慰安婦研究の第一人者)」等と違い、「学者(京都府立大学名誉教授)として大した実績も知名度も無い自分の無能さ」「勿論政治活動者としても共産ほどの実績も無い(以下略)」を少しは反省したらどうなのか。
 なお、上記は投稿しますが掲載拒否でしょうね。広原も呆れた「老害のクズ」です。

珍右翼・黒坂真に突っ込む(2024年4月5日分)

◆黒坂ツイート

黒坂真
 (ボーガス注:東京補選で)政策協定など無くても、立憲民主党の候補者を支援するのですね。志位さんは次回総選挙で与党になれなかったら、日本共産党に未来はないと判断していると考えます。

 「東京補選での共産による立民候補支持」にくだらない因縁をつける黒坂です。一体、何時志位氏がそんなことを言ったのか?(呆)
 勿論志位氏も「可能ならば次の衆院選政権交代し、政権の一角に参加したい」とは思ってるでしょうし、そうした思惑での野党共闘ではあるでしょうがそれは「次回総選挙で与党になれなかったら、日本共産党に未来はない」という話ではない。
 なお、「共産が政権亡者である(党是だった『九条護憲やクリーンな政治、福祉の充実』を『改憲派、政治腐敗、福祉切り捨ての自民』と野合することで事実上、廃棄した公明のように、与党入りのためなら立民相手に何でもする)かのように中傷する反共デマ右翼」黒坂の因縁は「論外」ですが、一方で黒坂とは違う「真面目な共産支持者」から「自公、都民ファが相乗りするとみられる乙武に勝って欲しくはないが、政策協定を結ばずに下ろして良かったのか?」「泉立民の『俺たちは最大野党だから何をしようと共産が独自候補を下ろしてくれる』という思い上がりを助長しないか?」という悩みは当然あるでしょう。というか俺もその一人ですが。

黒坂真
 田村智子新委員長は、朝鮮労働党による数々の蛮行についてどうお考えなのでしょうか。朝鮮労働党ベトナムインドネシアの女性を騙して、金正男さんにクアラルンプールの空港で毒ガスを吸わせた事件について田村新委員長の見解をお伺いしたい。金正男さんは亡くなりました。
日本共産党(公式)
【#田村智子 新委員長 応援街宣】を開催します📣
 日本共産党の102年の歴史上初めての女性委員長が誕生しました🎂
 ジェンダー平等の流れを加速させたい! 政治をもっと希望のあるものに変えていきたい!! みなさんと共に「市民のための政治」を実現するため、タムトモが決意表明します🎤
 #JCPサポーター のみなさんも、まだ登録されていないみなさんもぜひご参加ください。

 ジェンダー平等をアピールする共産ツイートに「北朝鮮絡みで因縁をつける」にしても「女性の金与正(金正恩の妹)を要職に就ける北朝鮮ジェンダー平等に配慮してると思いますか?」など「ジェンダー平等の観点(?)」からリツイートするならまだしも「お前はアホか」ですね。

黒坂真
 山添拓議員は以前、ロシアが日本に攻めてきたらどうするという問いに対し、米国を巻き込むから合理性がないと断言しました。日本共産党員の本音は、日米安保が中朝露に対する抑止力になっている、ではないですか。

 勿論山添氏は「単なる現状認識」を述べただけで「だから日米安保が必要だ」と主張してるわけではないので言いがかりも甚だしい。
 「例は何でもいい」ですが、例えば「米国が北朝鮮を軍事攻撃するか?」という問いに「北朝鮮は中国と軍事同盟を結んでおり、米国が軍事攻撃すれば、米国と中国の全面戦争になりかねないからやらないだろう」と回答しても、それは「単なる現状認識」でしかなく、「米国の軍事攻撃を阻止する中朝軍事同盟は素晴らしい」と言う話ではないのと同じ話です。
 1)日米安保は確かに「外国の日本侵略」への抑止に「結果的になっている」が「日本攻撃などしてないベトナムやアフガン(タリバン政権)、イラク在日米軍基地から出撃した」ように目的は「米国の海外展開」であって、日本防衛ではない
 2)自衛隊だけでも「世界有数の軍事力」であり、専守防衛だけ問題にするなら日米安保は必要ない
 3)そもそも世界には米軍基地のない国はいくらでもある
というのが「日米安保廃止派(共産を含むがそれに限らない)」の立場です。
 そもそも「ウクライナ戦争以前」ならともかく「ウクライナ戦争中の現在」において「日本に限らず」、「ウクライナ以外の国を攻撃し、二正面作戦などやる力」は今のロシアにはありません。ウクライナ戦争が終結しない限り「日本に限らず」ウクライナ以外の国がロシアに攻撃される可能性は無い。そして「ウクライナ戦争の終結の仕方(例えばプーチン政権崩壊)」によっては「ロシアの対外侵略(日本に限らない)」の可能性が大幅に低下することもあり得る。