今日のしんぶん赤旗ニュース(2024年4/5日分)(副題:今日も立民とkojitakenに悪口する)(追記あり)

軍拡財源確保が狙い/宮本岳志氏 NTT法改定案 批判/衆院委可決
1)テレビ局がNTT法改定について「自民裏金問題」「小林製薬問題」等と比べまるで報じないこと
2)「NTT株の大量売却→売却益の軍拡予算への充当」の恐れからNTT法改定に共産が反対しているのに立民が「自民補完勢力」維新、国民民主とともに賛成していることにはいつもながら怒りを禁じ得ません。「これだから立民なんか支持できない」「やはり共産支持しかない」と「立民批判」「共産支持」の思いを新たにしました。

 それはともかく、今回の法改定が不幸にして実現しても俺の認識では「NTT株売却」や「売却益を軍拡に使うこと」が「可能になるだけ」であり、今後も「NTT株を売却させない」「売却した場合も軍拡でなく国民生活に使わせる」という形での闘いは未だ可能であることを指摘しておきます。
【追記】

道産子ナオ
 立憲民主党が「経済秘密保護法ことセキュリティクリアランス法案」の成立に加担した現状で野党共闘を積極的に進める意義が見いだせない。悪政4党*1連合の一角である自公の議席を減らすためとは言え、小手先の「修正」で妥協し賛成に回る最大野党を推す事に躊躇してしまう。日本共産党は妥協すべきでは無い。
◆HRK
 共産党野党共闘のためであれ、こういう問題で妥協すべきではない。もしこういう差異で連合政権に入れないなら(ボーガス注:入っても支持者の失望でかえって党勢が衰退した「自社さ連立の社民、さきがけ」「民主党政権社民党国民新党」等の二の舞になりかねないので)入らなくていい。譲ってはならぬ一線。
セキュリティークリアランス法案、衆院内閣委で可決 立憲も賛成:朝日新聞デジタル
 「セキュリティーリアランス(適性評価)制度」を導入する法案が5日、衆院内閣委員会で与野党の賛成多数で可決された。来週にも衆院本会議で採決される見通し。
 立憲民主党は当初、重要情報の指定範囲が不明確であり、類似の制度である特定秘密保護法に盛り込まれている国会のチェック機能が欠けていると指摘してきた。政府・与党が運用状況を定期的に国会に報告するなどの仕組みの導入に応じ、自民、公明、立憲民主、日本維新の会、国民民主、教育無償化を実現する会*2の6党などが修正案を共同提出する形で可決した。

道産子ナオ
 (ボーガス注:特定秘密保護法に法案提出当時、反対したはずなのに)特定秘密保護法の対象を民間分野にまで拡大することになるセキュリティクリアランス法案こと経済秘密保護法案の成立に加担した立憲民主党。小手先の「修正」が出来たからと言って経済秘密保護法の本質が変わる訳じゃ無い。
 立民は悪法の成立に加担して「現実主義的な政党」アピールでもしたいのかね?

道産子ナオ
 反対を貫かず危険な制度の成立に加担した立憲民主党の態度には失望しか感じない

 「立民への怒り」には全く同感ですね。
1)テレビ局が「経済秘密保護法ことセキュリティクリアランス法(以下、SC法)」について「自民裏金問題」「小林製薬問題」等と比べまるで報じないこと
2)SC法に共産が反対しているのに立民が「自民補完勢力」維新、国民民主とともに賛成していることにはいつもながら怒りを禁じ得ません。「これだから立民なんか支持できない」「やはり共産支持しかない*3」と「立民批判」「共産支持」の思いを新たにしました。

 それにしてもこういう立民の問題点に完全に目を塞いで参院議員の須藤元気氏が立候補表明 28日投票の衆院東京15区補選(朝日) - kojitakenの日記
立民、新選組が候補者調整 衆院東京14、22区(時事通信=タイトルの表記を一部変更) - kojitakenの日記等、選挙の話ばかり(それも立民候補に勝って欲しいと立民の宣伝ばかり)する、あるいは「ナオ氏のような立民批判をまともにせず、何故か『松竹除名は不当』等、共産への悪口ばかりやりたがる」「立民信者」kojitakenには心底呆れます。
 勿論、仮に「不幸にして」SC法が成立しても「闘いは続く」わけですが。
 それにしてもこれでは全く野党共闘を積極的に進める意義が見いだせないですね。というか立民の方が「共産を含む野党共闘」に背を向け、維新や国民民主にすり寄ってるわけですが、それが「立民の党勢拡大」という党利党略的観点に限定しても立民にプラスとは思えません。むしろ維新を利してるだけではないか。こんな状況を容認する「辻元氏(元社民党)や菅元首相(元社民連)」など「いわゆる立民党リベラル派」を俺は「リベラル派」とは到底評価できません。


陸自靖国参拝やっぱり公務/黒塗り文書 作成は装備計画部/穀田氏追及

 防衛省は穀田氏からの開示要求に対し、一部を黒塗りしたものを提出していました。今回、穀田氏が入手した文書は、黒塗りがない原本の写しで、「装備計画部」と部署名が明記されたものです。
 穀田氏は「この記載からも、実施計画は『私的文書として作成されたもの』ではなく、装備計画部が公務として作成したのは明らかだ」と追及。鬼木誠防衛副大臣は、「(担当者が)所属部署を便宜的に記載したもの」と答えました。
 穀田氏は、「この事実を隠し、私的参拝だったなどと国会と国民を欺く調査結果を公表した木原稔防衛相、防衛省の責任は極めて重い」と批判しました。(ボーガス注:私的参拝と結論づけた)調査結果の撤回、やり直しを求めました。

 黒塗り文書とは言え、情報公開請求に応じて「公文書公開した」のに「公務ではない」とは何とも酷い話です。
 「公文書を作成する私的行為」とは一体何なのか?
 それにしても穀田氏が「黒塗りがない文書」をどうやって入手したか書いてないのは「記事の手落ち」でしょう。
 おそらく「黒塗りを外せ」という穀田氏の要請に応じて、防衛省が外したわけではなく、「内部告発」なのでしょうが、ならば、(内部告発者が誰か防衛省にばれて、左遷人事等で報復されないよう注意した上で)「防衛省は黒塗りを外せとの要求に不当にも応じませんでしたが、穀田氏が別途入手した黒塗りがない文書では」等と「内部告発」であることをはっきり書いて欲しい。

*1:自民、公明、維新、国民民主党のこと

*2:前原新党のこと

*3:俺の主観では「九条護憲、日米安保批判等の面(他にもいろいろな問題はありますが)で他党(自民、公明、維新、国民民主、立民など)が酷すぎるから共産しか支持できる政党がない」のであって、「九条護憲、日米安保批判」の立場にあった社会党社民連がそれなりに政治力のあった1970、1980年代なら「共産には失礼ながら」別に「共産主義シンパ」ではない俺は共産支持では無かったでしょう。

珍右翼・高世仁に悪口する(2024年4/5日分)(副題:高世が和田氏集会に参加その4)

遅れるウクライナへの軍事支援 - 高世仁のジャーナルな日々

 昨年6月に開始されたウクライナの反転攻勢は「不成功」に終わったが、その大きな理由は欧米の軍事支援の遅れにあったとされる。
 軍事支援の質と量、その時期が適切だったら戦況は大きく変わっていただろう。
十分な兵器と弾薬がなく、攻勢開始の時期が遅れたため、ロシア軍に二重三重の強固な防衛ラインを準備する余裕を与えてしまった。
 小泉悠・東京大学先端科学技術研究センター准教授と高橋杉雄・防衛政策研究室長という、日本を代表する軍事評論家二人が、昨年夏の対談でこう指摘する。
高橋
「今年(2023年)の一月に西側からの戦車供与が決まったわけじゃないですか。待てば待つほどロシア軍の守りは固くなるので、ウクライナ軍としてはなるべく早めに反攻を仕掛けたかった。ただ、訓練の期間を考えると、出来るだけ時間はとったほうがいい。その結果、ベストな選択として導き出されたのが、六月上旬の反転攻勢だったのだと思います。
 これは逆に言えば、西側がもっと早く供与を決定していれば、戦車の数も訓練状態も最高の形で今年の春を迎えられていたかもしれない。判断の遅れが致命的だったと言わざるを得ません。」
小泉
「同感です。」
(小泉悠*1『終わらない戦争~ウクライナから見える世界の未来』文春文庫2023より)

 反転攻勢が上手くいかないことが「専ら軍事支援の不足」かどうか自体議論の余地がある(ウクライナ軍の戦争指導が拙劣で軍事支援が多かろうとも関係ないかもしれない)でしょうが、それはさておき。
 沖縄米軍基地問題では「日本国民が日米安保を容認してること」を理由に、安保廃棄や国外移設ではなく「国内移設(県外移設)」を現実的*2という高世の立場なら、「欧米の軍事支援が減ってること」を理由に「早期停戦」を「現実的解決策」として主張したらどうか。
 しかし、「欧米は軍事支援を増やせ」というのだから全くデタラメです。しかも「増やせ」と叫ぶだけで「増やす現実的な策は何もない」。この点は高世が紹介する小泉や高橋も同様に「デタラメで無責任」と思いますね。
 なお、トランプ共和党の反対は大きいですが、「バイデン政権」も「ウクライナの言いなりに軍事支援してるわけではない(例えば米国は戦闘機をウクライナに供与してない→高世や小泉は戦闘機供与を主張)」ので、こうした高世らの批判はトランプだけでなく「バイデン」にも向けられています。

 
拉致問題の膠着を破る鍵について4 - 高世仁のジャーナルな日々
 珍右翼・高世仁に悪口する(2024年4/4日分)(副題:高世が和田氏集会に参加その3)で批判した拉致問題の膠着を破る鍵について3 - 高世仁のジャーナルな日々の続きです。

 オリンピックはじめ国際交流イベントからはイスラエルを締め出すべし。

 これについては

大阪万博 イスラエル参加再検討を/山添氏、二重基準を批判/参院外防委
 日本共産党の山添拓議員は29日の参院外交防衛委員会で、パレスチナ・ガザに無差別攻撃を続けるイスラエルの2025年大阪・関西万博参加を再検討するよう求めました。
 山添氏は、昨年11月にロシアが万博参加取りやめを表明した際、松野博一官房長官(当時)がロシアによるウクライナ侵略が万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」に相いれないと述べたことにふれ、「相いれない」の意味を問いました。
 上月良祐内閣府副大臣は「国際法の深刻な違反だ」と答弁。山添氏がイスラエルの行動が万博テーマと相いれるのかただすと、「ロシアの行動と同列に扱うことは適当ではない」と弁明しました。
 山添氏は「ロシアは相いれず、イスラエルを容認するのはダブルスタンダード二重基準)だ」と批判。

を紹介しておきます。

 水曜の夜、横田家の電話が鳴る。
 救う会西岡力会長、櫻井よしこ氏、中山恭子*3参議院議員のほか「政府のエライ人」から次々にかかってきた。特にすさまじかったのは櫻井よしこ氏。
 「こんな写真を出したら、めぐみちゃん、殺されちゃいますよ!!」と、テレビなどの前で見せるソフトな声色とは別人のような激しい口調で早紀江さんを脅迫したという。しかもその後、櫻井氏はもう一度電話をかけてきてダメ押しの恫喝を行っている。
 こうした非難と脅迫の波状攻撃の結果、横田さん夫妻は、有田芳生さんへの非難文を書かされる*4ことになる。

 こうした話を桜井自らが宣伝するわけもない。
 恐らく「何故私を非難するのか?」と抗議した有田氏に横田夫婦が「桜井ら(特に桜井)に責任転嫁した」のでしょう。
 しかしそれでも横田夫婦は「面と向かって桜井らの批判ができない弱腰」だから滑稽です。
 おそらくこの高世記事も別に「早紀江の了解を得た」わけではなく、早紀江は今後も桜井らを非難しないでしょう。
 それどころか「そんな恫喝を桜井氏らから受けたことはない(つまり高世を嘘つき呼ばわり)」などと言い出す可能性すらあります。

*1:著書『現代ロシアの軍事戦略』(2021年、ちくま新書)、『ウクライナ戦争』(2022年、ちくま新書)、『ウクライナ戦争の200日』(2022年、文春新書)、『オホーツク核要塞:歴史と衛星画像で読み解くロシアの極東軍事戦略』(2024年、朝日新書)等

*2:実際には沖縄基地を受け入れる自治体があると思えないので全然現実的ではないですが。そもそも本州にあった米軍基地(ジラード事件(1957年)が起こった群馬県相馬ケ原米軍演習地(現在は自衛隊の演習地)、ロングプリー事件(1958年)が起こった米軍ジョンソン基地(埼玉県入間市、現在はジョンソン・タウンとして観光地化)など)が反対運動で沖縄に集中したという経緯がありますし

*3:第一次安倍内閣首相補佐官(拉致担当)、福田内閣拉致担当相を歴任

*4:未成年者ではなく「いい大人」なんだから「書かされる」はないでしょう。どこまで横田夫婦に甘いのか。「そんなことをあなた方に言われる筋合いはない」「そこまで言うなら救う会とは縁を切る(その結果、救う会とズブズブの家族会から退会を求められても構わない)」と言えば済む話です。

今日もkojitakenに悪口する(2024年4/5日分)

立民、新選組が候補者調整 衆院東京14、22区(時事通信=タイトルの表記を一部変更) - kojitakenの日記

 私は山本太郎はそんな重度の陰謀論者ではなく、話せばわかる程度の人ではないかと思っているが、これまではコアな支持層に重度の陰謀論者を多数抱えていたので彼らの意向に反する行動がとれず、それで「人工地震」のXも消せずにいるに違いないと思っている*1

 過去に山本を
×××新選組の内閣不信任案棄権を支持・擁護・正当化することは、戦前の政党政治崩壊を肯定するに等しい愚挙だ(怒) - kojitakenの日記2022.6.12
「山本太郎は権力を取ったら、言論弾圧を行うのではないか」by 池戸万作 - kojitakenの日記2022.10.3

山本太郎が「今すぐやめてほしい『タレント議員』」のワースト2位に選ばれたらしいが - kojitakenの日記2023.2.22
 今の日本に山本ほど不必要、というより有害無益の「タレント議員」はいない。

山本太郎、ロシアから燃料を買うために同国が犯した侵略戦争で「中立に立て」(=侵略を容認せよ)と主張。極右政治家(ファシスト)としての本性を露呈した(呆) - kojitakenの日記2023.5.24
 山本は、ロシアから燃料を買うために同国が犯している侵略戦争において「中立に立て」、つまり侵略を容認せよと主張した。
 山本はついに極右政治家あるいはファシストとしての本性を露呈した。さすがは元号や「新選組」なるテロリスト集団の名を冠する政党の党首だけのことはある。名は体を表している。
 もはや山本及び新選組は「民主主義の敵」とみなす以外にはない。

として「不必要」「有害無益」「極右ファシスト」「民主主義の敵」等と散々悪口したkojitakenが山本評価を上記の通り「陰謀論(人工地震など)や親ロシアは、周囲の悪影響を受けてるだけで、悪いのは周囲」「きちんと説得すれば、山本はまともになると思う*2」として「高評価」に変更したあげく何故そのような「変化をしたのか」まともに説明しないのには心底呆れます。と同時に馬鹿馬鹿しくて思わず吹き出しました。
 ギャグマンガクロマティ高校」のセリフ「それはひょっとしてギャグで言ってるのか?」をkojitakenには贈呈したい。
 正直「ルパン三世の中の人(山田康雄栗田貫一)」「ドラえもんの中の人(大山のぶ代水田わさび)」のように「kojitakenの中の人」が「初代kojitakenから2代目kojitakenに変わったんですか?」「初代kojitakenは死亡したんですか?」と言いたくなるほどの「山本評価(全否定から一部否定、一部肯定)」の激変です。
 結局「山本が立民と選挙協力したこと」で「浮かれた立民信者のkojitaken」が過去との整合性(山本に否定的な発言)を無視して山本を持ち上げてるのでしょう。id:kojitakenにとって一番大事なことが「立民の利益の増大(勿論kojitakenにとっての、ですが)」でしかなく、奴がまともに政治を考えてないことがモロバレです。「立民シンパのkojitaken」が共産党に悪口するのも「共産が立民に批判的だから」にすぎないのでしょう。kojitakenにとって「望ましい動き(立民の利益の増大)」を共産がすれば、今回の「山本高評価」同様に田村氏、小池氏ら共産執行部を高評価して恥じないのがkojitakenでしょう。こんな「デタラメな三百代言」の記事コメント欄で「好意的コメント」をできるバカの気が知れません。

 強引な人事権の行使を受けた経験は私にもある。あの痛みはやられた方でなければわからない

 「デリケートな話を全部書け」とは言いませんが「具体性皆無」ではこんなことを言っても何の説得力も無い。実際には「正当な人事権の行使」を「自己を何故か過大評価するkojitaken」が「俺ほどの人間がたかが課長(係長)か」「何であいつが俺より出世して部長(課長)なんだ。俺より能力が劣るのに」と逆恨み、逆ギレしてるだけではないのか。


参院議員の須藤元気氏が立候補表明 28日投票の衆院東京15区補選(朝日) - kojitakenの日記
 立民が候補擁立するや、以前の記事と同様に、今回も「共産の小堤候補」に記事内で全く触れず、完全無視する「反共分子」「立民支持者」id:kojitakenです。小堤候補との一本化(共産による立民候補支援)無しでは立民候補に勝利の可能性はない*3でしょうに。
 そして「水面下では立民と共産が一本化交渉をしている」かもしれませんが表面上はそうした動きがないのが何とも。勿論「反共・泉」が立民代表なのでこのまま「共産候補と立民候補がともに立候補し、自民が勝利した千葉補選」と同じパターンが東京補選で再現(共産候補と立民候補がともに立候補し、乙武が勝利)される危険性も否定できません。

*1:こんな詭弁をかましていいのなら「れいわ・山本」に限らず、全ての政党党首(自民・岸田、公明・山口、立民・泉、維新・馬場、国民民主・玉木、共産・田村、社民・福島など)の行動について「レベルの低い党支持者に引きずられてるだけ」で正当化、擁護できるでしょう。

*2:こうした「山本の周囲が悪い」というkojitakenの「山本擁護」は過去の×××新選組のトンデモ陰謀論政党化にもっとも重い責任があるのは山本を誑かしたブレーンではなく山本太郎自身 - kojitakenの日記(2022.5.27)での「陰謀論を山本に吹き込んだ者に大きな問題があることはいうまでもありませんが、その人士より山本の方がはるかに責任が重いことは当然です。組織においては上に行けば行くほど重い責任を負わなければならないのが本来の姿なのですから」「陰謀論を吹き込んだ誰だかわからないブレーンよりも山本の方が責任が重いと、声を大にして弊ブログは叫びます。山本が独裁制の政党を作ったのが悪いのです」「もっとも強く非難されるべきは山本太郎を誑かす陰謀論者ではなく山本太郎自身」と完全に矛盾しています。kojitakenが「過去主張との整合性を平然と無視し、その場で適当な思いつきを放言するバカ」であることがよくわかります。よほどkojitakenの「性格(人格)」か「知的能力」が劣悪なのでしょう(両方とも劣悪な可能性もある)。

*3:勿論野党共闘しても負けたことはあり、「共闘すれば当然勝てるわけではない」ものの、「共闘しなければ立民候補の敗北は確実」でしょう。

今日の中国ニュース(2024年4月4日分)

台湾で女性の政界進出が進む理由とは? クオータ制がきっかけ 総統は蔡英文氏 次期副総統は蕭美琴氏 | NHK | WEB特集 | 台湾

 総統として台湾を8年間率いてきた蔡英文*1も、5月から副総統に就任する蕭美琴氏*2も女性です。また、台湾の議会・立法院では全体の4割以上が女性議員です。女性活躍のきっかけになったのが、議席の一定数を女性に割り当てる「クオータ制」です。
 台湾の議会にあたる立法院では小選挙区の女性の割り当てはありませんが、比例代表の34議席については各党が獲得した議席のうち、女性は2分の1を下回ってはならないとされています。
 結果、女性議員の割合は大きく増えました。
 地方議会での女性議員の割合は、1990年代には15%程度でしたが、2022年には37%にまで増えたといいます(台湾大学・黄長玲教授調べ)。
 日本ではあまりなじみがないクオータ制ですが、世界では各地で導入が進められています。内閣府のまとめによると、導入している国や地域は、2020年の時点でおよそ120に上るとしています。導入前、フランスもイギリスも女性議員は10%以下でした。現在、フランスの下院議会は40%近く、イギリスの下院議会は35%が女性議員となっています。
 一方、日本の女性議員の割合は参議院は26.8%、衆議院は10.3%*3都道県議会議員の女性議員の割合は、内閣府のまとめによると、14.5%となっています。
 政財界のリーダーが集まるダボス会議の主催者・世界経済フォーラムによる世界各国の男女間の平等に関する調査で、日本は2023年、「政治参画」の分野で146か国中、138位と位置づけられました。

 もはや日本は「アジアの盟主」とは人権面でも経済面でも言える存在ではないことを改めて痛感します。それにしても「1980年代は台湾は国民党独裁、蒋介石も1975年まで存命(1970,1980年代日本は自民が万年与党とは言え一応、複数政党制の民主国。また1980年代は土井たか子ブーム(1986~1991年まで社会党委員長)で女性の政治進出がある程度注目された)」であり、それが「これ」とは「日本の現状に絶句」ですね。やる気さえあれば「台湾もここまで民主化する」わけで日本人の駄目さに脱力します。まあ、民主化と言えば「1980年代は軍事独裁だった韓国」も今や日本よりずっとましな気がしますね。
 民主化の面はともかく経済について言えば台湾、韓国だけでなく「1970年代は文革で経済が大混乱だった」中国もかなり力をつけてきた。やはり「やる気を持って正しい方針をやれば成果が出る」わけで繰り返しますが「日本の駄目さに絶句」ですね。
 なお、

[B! 台湾] さようなら“男性政治” 台湾で女性の政界進出が進む理由とは | NHK | WEB特集
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 ウヨって台湾のこと大好きだけど、台湾って同性婚合法化されてるし、クオータ制も導入されてるし、人権についてはびっくりするくらいリベラルなんだよな。

と言う指摘の通り、台湾を持ち上げる「台湾ロビーのウヨ連中(産経など)」は「クオーター制導入」「脱原発」「同性婚容認」(いずれも台湾与党の立場、クオーター制導入については上記NHK記事が紹介)を主張しない(むしろ反対する)わけで、連中の「ご都合主義な台湾持ち上げ(単なる反中国の正当化)」にはいつもながら呆れます。
 なお、個人的にはクオータ制導入よりも、現職に有利な「小選挙区制の廃止」「高すぎる供託金の廃止」「べからず選挙(選挙運動規制)の廃止」「記名式投票の廃止」等をすべきだと思っています(日本において現職の多くは男性のため)。


<主張>戦略的互恵関係 誤解を招く「言葉遊び」だ 社説 - 産経ニュース

 日中両政府は、両国が「戦略的互恵関係」を包括的に推進することで一致している。
 だが、これほど今の両国関係の実態とかけ離れた言葉はない。

 日本にとって重要な貿易相手国「中国」は勿論互恵関係にあり、産経の反中国には改めて呆れます。

 もともと第1次政権時の安倍晋三首相が平成18年の訪中で打ち出した概念だ。

 ということで安倍ですら「反中国」で突き進んだわけではない(これについては例えば安倍晋三も、首相を辞めても「中国との敵対関係も辞さない」ということはなかったらしいが、岸田政権もあまり成果は期待できそうにない - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)参照)。


台湾の立法委員らが安倍晋三元首相の墓参り 「台日の友好関係を築きたい」 - 産経ニュース

 「台湾安倍晋三友の会」(陳唐山会長、元外交部長=外相に相当)と、台湾の立法委員(国会議員)ら約170人が21日、山口県長門市にある安倍晋三元首相の墓を訪れ、墓前に花を手向けた。

 安倍派が裏金問題で打撃を受ける中、こうした墓参に意味があるとはとても思えないのですが。


亜細亜大の范雲濤教授が中国で失踪、一時帰国時に拘束か 当局「スパイ」摘発強化 - 産経ニュース
亜細亜大の中国人教授が失踪 一時帰国時に拘束か:東京新聞 TOKYO Web
 まずは早急に「失踪したという教授の所在」を確認したいところです。それがわからないと対応のしようが無い。
 なお、今回失踪した範教授ですが、ググったところ『中国ビジネスの法務戦略』(2004年、日本評論社)、『中国ビジネスとんでも事件簿:商文化の違いに迫る』(2008年、PHP新書)の著書があります。


リベラル21 ロシアに似てきた中国の口調、それでいいのですか?(田畑光永
 田畑やリベラル21の物言いの方がよほど「産経新聞日本会議など極右に似てきた反中国の口調、自称リベラルがそれでいいのですか?」でしょう。
 せめてもの救いは「老害の田畑ら(田畑は1935年生まれ)」が

テレビ朝日徹子の部屋』MCの黒柳徹子氏(1933年生まれ)
TBSラジオ森本毅郎スタンバイ』MCの森本毅郎氏(1939年生まれ)

等、今もそれなりに活躍する御仁と違い社会的影響力皆無なことです。
 「田畑らと近い年齢」の黒柳氏、森本氏らの活躍を考えれば田畑らの無力さは勿論「高齢化したため」ではなく、田畑らが無能だからに他なりません。
 内心では田畑らも自分たちの無能さを自覚し屈辱感が強いのではないか。
 それにしても賛成意見しか掲載しないくせにリベラルを自称するから呆れます。この文章も田畑のアホ記事に投稿しますが掲載拒否でしょう。


中国政府、台湾の地震被災者へ支援申し出 「同胞に心からの見舞い」表明 - 産経ニュース
 「台湾が支援要請するかどうか」はともかく、中国の立場では当然、こう主張するでしょう。


バイデン大統領と習近平国家主席 電話で首脳会談 両政府が発表 去年11月以来 台湾情勢など意見交換 | NHK | 米中対立
 つまりはお互いに全面対決する気は無いと言うことでしょう。だからこそ首脳会談する。

*1:副首相、民進党主席を経て総統

*2:蔡英文政権で駐米台北経済文化代表処代表(駐米大使にあたる)

*3:衆院参院より少ないのは恐らく小選挙区制の悪影響でしょう

「悪液質」で手塚治虫「ブラックジャック」を思い出す(追記あり)

【追記】
 森永卓郎氏は、「悪液質」という状況だと思う(非常によろしくない) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)でこの記事を紹介頂きました。いつもありがとうございます。
【追記終わり】

森永卓郎氏は、「悪液質」という状況だと思う(非常によろしくない) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
 1988年、死の前年の手塚治虫です。彼は胃がんで亡くなりました。それにしてもどの人も、たかだか数年で、ここまで痩せるかと驚きます。ともかく悪液質になると非常によろしくないということになります。

を読んで思いだしたのでメモしておきます。
 該当する手塚マンガについては以下の記事を紹介しておきます。

手塚治虫「ブラック・ジャック(119)」 | ロロモ文庫
◆きたるべきチャンス
 ブラックジャックのところにある女性がやってくる。
 BJ「で、病名は」
 綿引の妹「食道ガンです」
 BJ「何かやっかいな合併症でも起きましたか」
 綿引の妹「ほとんど食べ物が飲めこめません。だからやせてカヘキシー*1になっています」
 BJ「カヘシキーという言葉を知っているところを見るとあなたも医者ですね」
 綿引の妹「ええ。私、兄と病院をやっていますの。食道ガンになったのは私の兄なんです」
 BJ「ほお」
 立派な病院につくブラックジャック
 BJ「患者も医者も看護婦もいないじゃないか」
 綿引の妹「ええ。休ませてます」
 レントゲンを見るブラックジャック
 BJ「なるほど。こいつは厄介な代物だ。でも、解せないな。これだけの病院だ。ほかの医者もいたでしょう。なぜ、すぐに手術しなかったんです。ということは兄上は何か他の医者にガンであることを知られたくなかったんですね。その秘密を世間に漏らしたくない。その点、私なら安心というわけだ。私は金しだいで秘密を守りますからね」
 綿引の妹「ええそうです。でも兄にも内緒なんです」
 BJ「ほう。とにかく口止め料はかなり高いですよ。あなたに払えるかな。ふふふ。とにかく兄上のところに案内してください」
 女の兄を診察するブラックジャック
 BJ「あと10日持たないな。1000万円頂くぜ」
 綿引の妹「10万クローナでは」
 BJ「クローナ?それはスウェーデンの金だ。なんでそんな金を言うんです」
 綿引の妹「10万クローナではどうなんですか」
 BJ「10万クローナといえば700万円だ。ちょいと足りないな。せめて15万クローナ払いなさい。そうしたら明日にでもオペをしてあげますよ」
 女の兄は非難する。
 綿引「どうしてあんな奴に手術を頼んだ」
 綿引の妹「だって、兄さんの名誉を失いたくないからよ」
 綿引「あいつは評判の悪い無免許医だ。たかられるのがオチだ」
 綿引の妹「兄さん。お願い。手術して」
 患者の顔に見覚えがあると昔の新聞記事を探すブラックジャック
 BJ「これだ。この男。綿引博士。そうだ。ガンの特効薬ポリサチニンを開発したことで、ノーベル賞をもらった若い科学者だ。ガンの特効薬でノーベル賞を取った人間が、ガンに犯されているわけか。なるほどね」
 綿引はブラックジャックの手術を受けることを断固拒否する。
 綿引「今更手術を受けられるものか。新聞はなんて書く。ガンの特効薬なんていい加減なものだった。綿引先生は自分のガンを治せないじゃないか。私は笑いものになるんだ」
 綿引の妹「やせ我慢して、死んでしまえばおしまいなのよ。兄さん」
 綿引「とにかくブラックジャックは断わってくれ」
(以下略)

手塚治虫「ブラック・ジャック(169)」 | ロロモ文庫
◆二人目がいた
 (ボーガス注:ブラックジャックの母が死に、彼が重傷を負う原因を作った敵の一人)姥本琢三の家を訪ねるブラックジャック。応対に出る娘。
 娘「父はいますが、病気で臥せっております」
 BJ「何だって」
 寝ている姥本を複雑な表情で見つめるブラックジャック
 BJ「この人が、姥本さんなのですか」
 娘「あのお、どちら様でしょうか」
 BJ「私が誰だろうと関係ない。悪液質だ。どこのガンです」
 娘「はい。肺とか食道とか。あちこちに」
 BJ「手術はしたんですか」
 娘「ええ。でもお医者様に見離されましたの」
 BJ「ふん」
 娘「あのお。あなたもお医者様なのですか」
 BJ「そうです。でも関係ないことです」
 (何てこった。やっとめぐりあえた本人がこのザマか)
 落胆したブラックジャックは出ようとする。
 娘「あなたは父とはどういう関係なんですか」
 BJ「あなたには無関係です。お大事に」
 娘「待ってください。あなたはお医者様なのでしょう。レントゲン写真くらい見てくださいな」
 BJ「すさまじい転移だ。これじゃいくら手術をしても無理だ。私がやれば別だが、やる気がない」
 娘「父をお探しになった理由をお話になって」
 BJ「あなたには無関係です」
 娘「先生。先生は本当に父を治せるんですか。さっき『私がやれば別だ』と言いましたが」
 BJ「失敬なことを言うな。私には治せる*2。だが(ボーガス注:姥本に恨みがある)私には治すいわれがないんだ」
 娘「なぜ?父に恨みでもあるの」
(以下略)

*1:悪液質のこと

*2:マジレスすれば「治せる話」ではないでしょう

珍右翼・高世仁に悪口する(2024年4/4日分)(副題:高世が和田氏集会に参加その3)

拉致問題の膠着を破る鍵について3 - 高世仁のジャーナルな日々
 珍右翼・高世仁に悪口する(2024年3/30日分)(副題:高世が和田氏集会に参加その2) - bogus-simotukareのブログで批判した拉致問題の膠着を破る鍵について2 - 高世仁のジャーナルな日々の続きです。

 「プーチンを刺激するからロシア本土は攻撃しないように!」と米国から命じられたにもかかわらず、長距離を飛ぶドローンのおかげでウクライナ軍は、国境から1200キロも離れたロシア中部タタルスタン共和国を攻撃した。プーチンの核使用の脅しに怯えるアメリカとの確執も予想される。

 「ドローン攻撃の是非(道義的、法的是非(違法、不当ではないのか?)や軍事的成果(ロシアに有効な打撃なのか?)としての評価)」はともかく「ミサイル攻撃は認めないがドローンなら可(米国)」の可能性があり、高世が言うような対立が起こるかどうかは不明です。

 この町での蛮行が明るみに出たことで、ウクライナ人はロシアの統治の下に入ることが何を意味するかを知った。これでウクライナ人は「投降」できなくなった。ウクライナの対ロシア感情を決定的に変え、「徹底抗戦」を決意することを後押しした。

 「停戦」「終戦」は「降伏ではない」のですがね。「徹底抗戦」が現実的ならともかく、そうでないなら「拉致被害者の全員即時一括帰国(救う会)」同様、問題の膠着を招くだけでしょう。
 なお、「ブチャの虐殺」を免罪する気は全くないですが、「南京虐殺の日本軍」「ソンミ虐殺の米軍」とて支配地域で常に虐殺しまくっていたわけではないのと同様、ロシア軍も支配地域で常に虐殺しまくってるわけでもないでしょうから、こうした物言いは非常に問題だと思います。

 蓮池透さんは拉致被害者蓮池薫さんの兄で、「家族会(「北朝鮮による拉致」被害者家族連絡会)」の結成時から事務局長を担ったが、途中から支援団体の「救う会北朝鮮に拉致された日本人を救出する会)」の方針に対立して家族会を離れた*1
 (ボーガス注:和田集会で行われた)彼の報告で興味深いのは、「家族会」が「救う会」に取り込まれ操られていく過程*2だ。
 家族会は毎年春には『今年の活動方針』を策定するのだが、これもすべて救う会が作る。家族会は単なる追認機関だったのである。家族会は完全に救う会の下部組織になり下がってしまったのだ。

 「救う会、家族会の幇間太鼓持ちだった」、その為「家族会による蓮池氏除名も、蓮池氏の家族会、救う会批判本刊行も無視し続けた」、高世もジンネット倒産後は「変われば変わる」もんです。
 なお、今回の報告以前から、蓮池氏は蓮池氏の家族会、救う会批判本『拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々』(2015年、講談社)で『「家族会」が「救う会」に取り込まれ操られていく過程』を述べており、「今頃かよ、高世」ですね。勿論都合が悪いので、高世は2015年の蓮池本について一切触れません。
 いずれにせよそういうことであるなら、小泉元首相、田中均氏、蓮池透氏らに陳謝する用意くらいはあるんだろうな - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)ですね。

 「佐藤勝巳*3会長は「核武装」を唱えていた。」
 「家族会の主張として、議論のスタートラインに、まずは全員生存を前提に全員帰してくれということは理解できる。しかし、その次に(ボーガス注:段階的帰国を認めず)『全員一括で帰せ』というようになった。今は『全拉致被害者の即時一括帰国を実現せよ!』である。それでは、たとえばめぐみさんが見つかった、生きている、帰りたいと言っている、となっても、彼らはノーを出すことになる。『一人じゃだめなのです。一括なんです』。これは欺瞞、あるいは詭弁である。わざとハードルをあげて、無為無策の安倍首相に助け船を出していたのだ。これは、この後の菅政権、岸田政権へも同様だ」。
最近思うのは、家族会は本当に救出を望んでいるのだろうか、ということだ。少なくとも救う会の目的は、『救出ではなくて北朝鮮打倒』だ。また、(ボーガス注:安倍元首相など)右派の政治家たちにとって拉致は、日本が持っている唯一の『被害者カード』なのである。拉致問題は未解決のまま長続きした方がいい。なぜなら、拉致問題が彼らの生業だからなのである*4」。
 「拉致問題が二進も三進も行かない膠着状態に陥って、これほどにも長い時間が経ってしまった元凶は、救う会が入り込んできたためだと、私*5は考えている。」
 蓮池透さんとは意見が違うところ*6もあるが、以上の点についてはほぼ賛成する。もっと言うと、救う会やその背後にいる「日本会議」、自民党安倍派など右派政治家の目的は「北朝鮮打倒」というよりそれをスローガンにした国内政治の右傾化—憲法改正や米軍との連携強化、反共体制構築、ジェンダー・人権問題での反動化、家族・皇室観の戦前への回帰など―ではないかと私は見ている*7

 こうした蓮池発言を肯定的に紹介したあげく

 以上の点についてはほぼ賛成する。もっと言うと、救う会やその背後にいる「日本会議」、自民党安倍派など右派政治家の目的は「北朝鮮打倒」というよりそれをスローガンにした国内政治の右傾化—憲法改正や米軍との連携強化、反共体制構築、ジェンダー・人権問題での反動化、家族・皇室観の戦前への回帰など―ではないかと私は見ている。

とは「救う会幇間太鼓持ちだった」高世も変われば変わるもんです。
 しかし、そんなことは例えば高嶋伸欣*8拉致問題で歪む日本の民主主義』(2006年7月刊行、スペース伽耶)が「2006年7月当時(当時は小泉内閣末期。安倍は小泉内閣官房長官で次期首相有力候補『麻垣康三*9』の一人。2006年9月に小泉内閣は正式に退陣し、第一次安倍内閣が成立)」から批判しています。「今頃かよ、高世」ですね。常識人なら「2006年7月当時(繰り返しますが当時は小泉内閣末期)」からそんなことはわかっていました。2006年当時から「西岡力(当初、副会長。後に救う会会長)」」「島田洋一救う会副会長)」「荒木和博(当初は救う会事務局長、後に会長だった佐藤と共に救う会を追放され、特定失踪者問題調査会代表、予備役ブルーリボンの会代表に転じる)」といった救う会の連中は右翼放言をしていたからです。
 この本は2006年7月当時、池袋のジュンク堂に行った際に偶然見つけて「その家族会批判、救う会批判(救う会の目的は核武装など日本の右翼反動化ではないのか?)に大いに共感した」ので速攻で購入し、今も自宅にあります。高嶋本は例えば「山本美保さんの件(山形の海岸で遺体で発見された特定失踪者)」に触れ「国内で遺体で発見された人間の何が拉致の疑いか?」「特定失踪者認定は完全にデタラメではないのか」とも批判しています。
 その際、スペース伽耶というマイナーな刊行元に「家族会や救う会が怖くて大手(KADOKAWA講談社集英社小学館、新潮社、文春等)じゃ刊行できないのかねえ(こんなふざけた話をまるで批判しないマスコミもひどいところだと思う - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)が批判する状況と全く同じ)」とげんなりもしましたが。
 それはともかく、いずれにせよそういうことであるなら、小泉元首相、田中均氏、蓮池透氏らに陳謝する用意くらいはあるんだろうな - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)ですね。

*1:「退会勧告」が出されてるので「事実上の除名」なのにそうは書かない高世には呆れます。

*2:高世も、この機会に、高世が『「家族会」や「救う会」に取り込まれ操られていく過程』を語ったらどうか?(期待していませんが)

*3:当初の救う会会長。後にクーデター的に追放され、副会長だった西岡力が会長に昇格。なお、佐藤だけでなく「西岡力(当初、副会長。後に救う会会長)」「島田洋一救う会副会長)」「荒木和博(当初は救う会事務局長、後に会長だった佐藤と共に救う会を追放され、特定失踪者問題調査会代表、予備役ブルーリボンの会代表に転じる)」も核武装を主張しています。

*4:「拉致は長続きした方がいい」は「ジンネット時代の高世」も全く同じでしょう。しかし皮肉にも「拉致が長続きしたこと」で拉致のニュースバリューは落ち、かえって「拉致以外にウリが無かった」高世のジンネットは倒産しますが。良い、悪いはともかく、発生直後は大きく騒がれた「阪神大震災(1995年)」「オウム真理教の犯罪(1995年の地下鉄サリン等)」「東日本大震災(2011年)」等も今やかなり風化しています。時間の経過で拉致が風化することを想定していなかったらしい高世は「あまりにも愚か」でしょう。

*5:蓮池氏のこと

*6:具体的に何がどう違うか、書かない点が高世らしいせこさです。

*7:というなら『気づいていた』にせよ『気づかなかった』にせよ救う会太鼓持ち幇間だった高世は国内政治の右傾化—憲法改正や米軍との連携強化、反共体制構築、ジェンダー・人権問題での反動化、家族・皇室観の戦前への回帰などに加担していたことになるのによくもこんなことが書けたもんです。なおジェンダー・人権問題での反動化についてはこんなクズ野郎が「都議会拉致議連会長」なのだから、拉致問題が世間から嫌がられるのも理の当然だ(古賀俊昭の死に寄せて) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)(都議会拉致議連会長だった古賀俊昭による性教育への不当なバッシング(いわゆる都立七生養護学校事件))を紹介しておきます。

*8:琉球大学名誉教授。著書『八〇年代の教科書問題』(1984年、新日本新書)、『旅しよう東南アジアへ:戦争の傷跡から学ぶ』(1987年、岩波ブックレット)、『教育勅語と学校教育』(1990年、岩波ブックレット)、『教科書はこう書き直された!』(1994年、講談社)、『ウソとホントの戦争論:ゴーマニズムをのりこえる』(1999年、学習の友社)等

*9:「麻」は当時、小泉内閣外相だった麻生太郎(後に首相、現在、自民党副総裁)、「垣」は当時、小泉内閣財務相だった谷垣禎一(後に自民党総裁、幹事長(第二次安倍総裁時代)等を歴任)、「康」は小泉内閣官房長官だった福田康夫(後に首相)、「三」は安倍晋三のこと(麻垣康三 - Wikipedia参照)

今日もkojitakenに悪口する(2024年4/3日分)

急転直下、衆院補選に乙武氏擁立へ 小池百合子都知事が動いた舞台裏 〜 朝日新聞デジタル有料記事(3/31)のプレゼント - kojitakenの日記

 日本版MMTの旗振り役だった松尾匡*1が癌の闘病の影響か発信が減っているせいもあるのか、議論がずいぶん下火になってるんじゃないですか?

 良かれ悪しかれMMTでは松尾氏にはそこまでの影響力は無いでしょう。彼への過大評価(?)にも程がある。
 そもそも「MMT」でググれば分かることですが、松尾氏以外にも
井上智*2MMT:現代貨幣理論とは何か』(2019年、講談社選書メチエ)
◆島倉原『MMT〈現代貨幣理論〉とは何か:日本を救う反緊縮理論』(2019年、角川新書)、『MMT講義ノート』(2022年、白水社
◆森永康平*3MMTが日本を救う』(2020年、宝島社新書)、『「国の借金は問題ない」って本当ですか?:森永先生!経済ど素人の私に、MMTの基本を教えてください』(2022年、技術評論社
等がヒットしますし。むしろ世間的な知名度では「森永卓郎氏(ガン闘病がニュースにならない松尾氏*4と違い、ガン闘病がニュースになる著名人)の息子」である康平の方が松尾氏よりも高いのでないか。

 酒井氏が補選に当選すれば万々ですが、仮に負けた場合は来年の都議選で酒井氏と三戸の再戦になるのではないかと思います。そうはならずに酒井氏に当選してもらいたいものですが、東京15区の総支部長を長期間空位にしてきた無責任な立民の泉執行部や都連のあり方を思えば、選挙は決して楽観できない、残念ながらそう思います。

 既に共産から小堤候補が出てるのに無礼な物言いにも程がある。そもそも共産と候補者一本化ができなければ「立民・酒井はほぼ確実に敗戦」でしょう*5に、よくも「候補者一本化」を主張しないでふんぞり返っていられるもんです。「共産は最大野党の立民に譲って当然だ」と「立民支持者kojitaken」は「共産」を見下してるのか?
 そもそも「立民支持者だがアンチ泉」kojitakenの立場で「何で酒井が当選すると万々歳なの?」ですね。
 kojitakenは過去には「以前、東京15区から野党共闘候補として出馬した井戸まさえ*6を再度、東京15区補選に擁立すべきだ。井戸候補なら共産も共闘するのではないか?」「区議選に落選した酒井候補で当選できるのか?」と泉を批判していたはずなのですがね。それが何故「酒井氏が当選すれば万々」、「酒井氏に当選してもらいたい」なのか。過去の「井戸擁立論」は一体何処に行ったのか。「過去との整合性がない」にも程がある。
 結局「立民が勝ちさえすれば、それでいい」という立民信者がid:kojitakenなのか。そんなカス野郎がよくも俺に向かって共産信者呼ばわりできたもんです。

*1:立命館大学教授。著書『セイ法則体系』(1996年、九州大学出版会)、『近代の復権』(2001年、晃洋書房)、『「はだかの王様」の経済学』(2008年、東洋経済新報社)、『新しい左翼入門』(2012年、講談社現代新書)、『ケインズの逆襲、ハイエクの慧眼』(2014年、PHP新書)、『これからのマルクス経済学入門』(共著、2016年、筑摩選書)、『自由のジレンマを解く』(2016年、PHP新書)、『左翼の逆襲』(2020年、講談社現代新書)、『コロナショック・ドクトリン』(2022年、論創社)等

*2:駒澤大学准教授。著書『人工知能と経済の未来:2030年雇用大崩壊』(2016年、文春新書)、『AI時代の新・ベーシックインカム論』 (2018年、光文社新書)、『「現金給付」の経済学』(2021年、NHK出版新書)、『メタバースと経済の未来』(2022年、文春新書)、『AI失業』(2023年、SB新書)等

*3:森永卓郎氏の息子。著書『親子ゼニ問答』(卓郎氏との共著、2019年、角川新書)、『スタグフレーションの時代』(2022年、宝島社新書)等

*4:まあ、松尾氏も別にニュースとして報じて欲しくないでしょうが

*5:後述しますが「前回衆院選同様、井戸まさえをたてるべきだ」という選挙民もいるでしょうし、現状では酒井敗北の可能性が高いでしょう。

*6:著書『日本の無戸籍者』(2017年、岩波新書)、『ドキュメント候補者たちの闘争』(2018年、岩波書店)、『無戸籍の日本人』(2018年、集英社文庫)等