ヤクルトが読売を敵地・東京ドームで3タテ - kojitakenの日記
「先発は責任が」初回4失点の巨人・グリフィンが4回まで続投 9連戦戦う阿部監督の決断 - スポーツ報知2024.4.29
右腹直筋の筋損傷から復帰登板となった先発のフォスター・グリフィン投手(28)が初回に4点を失うなど4回11安打8失点。序盤から大量リードを追う展開となった打線は初対戦の新助っ人右腕・ヤフーレの前にわずか94球で3安打完封負けした。
【巨人】ヤクルト・サンタナに3打点を許し逆転負け 山崎伊織の粘投も実らず、丸佳浩の今季1号も“空砲”に… - スポーツ報知2024.4.30
3―2の7回、ヤクルトの5番・サンタナに2点適時打を許して4―3と試合をひっくり返された。
7回表、ヤクルトはこの回から登板した巨人3番手・西舘をヒットと四球などで2死満塁と攻め立て、5番・サンタナが右前に2点適時打を放ち逆転に成功した。サンタナはこの日3打点の活躍となった。
巨0―4ヤ ヤクルトが初の3連勝、巨人は今季初の同一カード3連敗 - 産経ニュース2024.5.1
一回にオスナが6号3ラン、三回に村上が6号ソロを放った。先発の吉村は直球、変化球ともに切れがあり、7回無失点で2勝目。
といったマスコミ報道(誰が活躍したか記載あり)とは違い、kojitakenは野球記事でも勝ち負けだけで誰が活躍したか書かないのには「野球も勝ち負けしか興味ないのか」と呆れます。
なお、アンチ巨人でヤクルトシンパのkojitakenらしいですが、これでもヤクルトは昨年同様低迷(昨年5位、現在も5位)で、巨人は2位です。
このままでは高津監督の途中辞任もあり得るでしょう。kojitakenがアンチヤクルトなら恐らく酷評でしょうが、甘いこと(苦笑)。
セ・リーグは阪神が独走の気配*1を見せているが、なんとか追いつきたい。
5位のくせによくもいったもんです。
阪神はやはり昨年の優勝が自信になっている。
そうした精神的な物も勿論あるでしょうが、「監督の采配」「選手の力量」といったものは当然あるでしょう。精神的な物だけで全てが上手くいくなら苦労しない。
しかし阪神は当初の低迷(一時は最下位にもなった)から持ち直して、独走状態に変わりましたが、去年の上位チーム(去年2位の広島が5/2現在4位、去年3位のDNAが現在最下位)は信じられない酷さですね。逆に中日(去年6位)が現時点では3位と健闘しています。
パリーグも去年6位の日本ハムが現時点では2位と健闘しています。日本ハムと中日は一体何がどう変わったのか。日本ハムと中日は2年(2022、2023年)連続最下位なのに監督(中日は立浪、日本ハムは新庄)が留任だったので「監督を変えなくて良かったのか?」と去年は思っていたのですが、今後成績が落ちる可能性がある*2とは言え、現時点ではそこそこの好成績です。
一方、パリーグでは「去年とは打って変わって低迷」が「昨年優勝」オリックス(5/4時点で4位)で、「去年同様低迷のヤクルト」にあたるチームが「6位の西武(去年は5位)」です。
選挙も同じだ。とにかく勝たなければ話が始まらない。
「選挙の勝ち負け」しか話をしないこの男には心底呆れますね。政策はどうでもいいのか。それでは「勝ったから問題ない」となって「一般に野党支持層には評判の悪い郵政選挙」だって「勝てば正義だ、何が悪い」になるでしょうに。そして「長期与党」という自民ならともかく政策軽視では野党は勝てないでしょう。
ついでに言えば「必ずしも選挙で勝ちまくってきたわけではない、また、昔も今も最大野党ではない(やや自嘲気味ですが)」ミニ政党・共産が「過大評価は禁物」とはいえ、今も政党としてとにもかくにも存続し、一方「一時は共産より議席があった(選挙で勝っていた)」のに「社会党、新進党、民主党、民進党(最大野党)*3」などが今や消滅したことをこの男はどう考えてるのか。政策無視で選挙の勝ち負けだけ話をしていては「選挙に勝つことすら難しい」し、それでは「固定客(コアな支持層)」が生まれず、勝ち馬に乗るタイプの支持者ばかりが増えてしまい、選挙に一回でも負けると、極端な党勢衰退が起こり、はては党消滅すらあり得るというのが過去の「社会党、新進党、民主党、民進党の消滅」ではないのか。一方「勝ち負けを完全に無視してるわけではさすがにない」とはいえ、それよりも「過去との整合性を重視したこと(相乗りせず、単独候補を立てるなど、時にはあえて負けも覚悟する)」で共産は「一回や二回の選挙の敗戦では離れないコア支持層」を構築し、現在があると言うべきでしょう。
なお、この点は野球などスポーツだって同じでしょう。勝つことは大事ですが、それを重視しすぎると「ベテランで勝てるからと、ベテランばかりを使い、若手の育成がおろそか」になったりして、かえって勝利から遠ざかることがある。
過去の優勝チームの惨状(今5位のヤクルト、6位の西武など)などはその好例ではないか。
大事なのは「目先の勝利も勿論大事(勝てるなら勿論勝つに越したことはない、負けていいことはない)」だが「目先の勝利に必要以上にこだわらず、長期的視点での運営」です。それが政党なら例えば「政策の練り上げや地道な地元での活動(生活相談など)」、スポーツなら「若手の育成」でしょう。
勝ち負けにこだわるkojitaken流だとそうした点は確実におろそかになるでしょう。そうすると短期はともかく長期ではかえって「勝ちから遠ざかることがある」。
実は以前、社会党が衰退したわけ(五十嵐仁「政党政治と労働組合運動」(御茶の水書房)から) - bogus-simotukareのブログ等で取り上げましたが、この点を問題にしていたのが「成田三原則」です。
社会党委員長の成田知巳は社会党の欠点として1)労組依存の傾向(当時は総評)、2)選挙重視の傾向(政策の練り上げや地道な地元での活動(生活相談など)の軽視)、3)2)とも関係するが「議員秘書、政党選対部署など選挙と関係する活動家の重視」「一方で(選挙と直接関係ない)生活相談などの活動家の軽視」があるとしてこれを成田三原則と呼び、この是正が党勢拡大のために急務だとしました。
五十嵐仁・法政大学名誉教授は著書『政党政治と労働組合運動』(1998年、御茶の水書房)において、これを概ね正しいと思うと評価し
1)労組依存
→その結果、連合誕生で、労組が右傾化するとそれに引きずられて社会党は右傾化し、左派の支持を大きく失った。また、労組(連合)が社会党(後に社民党)を見捨てて民主党(現在の立民党や国民民主党)支持に切り替えると社会党は支持を大幅に失って衰退。
一方、労組以外にも「民青(青年運動)」「新婦人(女性運動)」「民商(中小企業)」など一定の支持基盤があった共産は現在も一定の党勢を保有している
2)選挙重視、3)選挙と関係ない活動家の軽視
→この点でも共産は社会党ほどには2)、3)と言う問題がなかったため現在も一定の党勢を保持している(成田三原則をついに是正できず社会党は衰退した)と主張しました。五十嵐氏の立場では、社会党が衰退したわけ(石川真澄『人物戦後政治』より) - kojitakenの日記で「江田三郎の構造改革論」を「社会党が採用しなかったこと」を社会党衰退の要因と見なす「江田三郎シンパ」kojitakenなどと違い従っていわゆる「江田三郎の構造改革論」を「社会党が採用しなかったこと」は社会党衰退の要因としてそれほど重視されません(ちなみにkojitakenが成田三原則をそもそも知っているかどうかは怪しい。奴のブログを成田三原則で検索しても記事はヒットしません)。
そもそも五十嵐氏は「構造改革論の不採用が社会党衰退の原因と見なす説は、社会党と同様に構造改革論を採用しなかった共産党が今も存続し、一方で構造改革論を掲げて誕生した社民連が共産党を下回る議席数のママ、ついに党が消滅したことをどう評価するのか?」と批判します。
五十嵐氏が言うように「構造改革論ガー」なら今や共産は消滅していたでしょうし、社民連も今も存続しているでしょう。しかし実際はその逆に社民連が消滅しました(党解散後に社民連代表だった江田五月は保守政党・日本新党に移籍し、副代表だった菅直人は自民党離党者(武村正義さきがけ代表など)が結党した保守政党・新党さきがけに移籍した)。
五十嵐氏(都立大卒)が
1)「塩田庄兵衛、金子ハルオ(いずれも都立大名誉教授で共産党の支持者)を恩師」とし、
2)学生時代、共産党系の学生団体に所属したため、極左に襲撃され片目を失明し(例えば7月22日(水) 残された左目を殴られたのは1972年2月28日のことだった:五十嵐仁の転成仁語:SSブログ(2015.7.22)参照)
3)「全国革新懇代表世話人(革新懇は志位議長、田村委員長も世話人を務める共産党の友好団体)」で
五十嵐仁 - Wikipedia
2015年12月、東京都八王子市長選挙への出馬を表明(共産、社民推薦)。
【著書の一部】
『保守政治リストラ戦略』(1995年、新日本出版社)
『「戦後革新勢力」の源流:占領前期政治・社会運動史論1945-1948』(編著、2007年、大月書店)
『「戦後革新勢力」の奔流:占領後期政治・社会運動史論1948-1950』(編著、2011年、大月書店)
『対決・安倍政権:暴走阻止のために』(2015年、学習の友社)
『活路は共闘にあり:社会運動の力と勝利の方程式』(2017年、学習の友社)
『打倒・安倍政権:9条改憲阻止のために』(2018年、学習の友社)
※新日本出版社、大月書店や学習の友社は共産に近い立場(なお、五十嵐氏は『戦後政治の実像』(2003年、小学館)、『労働再規制』(2008年、ちくま新書)など一般出版社からの著書もあります)
4月10日(水) 自民党の裏金疑惑と岸田政権の行き詰まり:五十嵐仁の転成仁語:SSブログ2024.4.10
裏金疑惑の発端は共産党の『しんぶん赤旗』日曜版によるスクープでした。政党助成金を受け取らず最もクリーンな政党は共産党です。市民と野党の共闘でも大きな役割を担っていただきたいと思います。岸田政権打倒に向けての追撃戦の先頭に立って共産党が共闘をリードし、今度こそ自民党政治の息の根を止めてもらいたいと大いに期待しています。
と言う点(明らかに熱心な共産支持者)は割り引くべきでしょうが、氏の主張(成田三原則を概ね正しいと評価し、労組依存で社会党は衰退し、そうでない共産は生き残ったと見なすこと)自体には俺も概ね賛成です。
そして現在の立民党にも「成田三原則の批判(特に労組依存)」が該当するのではないか。
俺的には「推しの政治学者」は五十嵐氏ですね。