高世仁に突っ込む(2020年8/9日分)

沖縄の基地を本土が引き取る―賛成?反対? - 高世仁の「諸悪莫作」日記
 「過去の高世のブログ記事」
米軍基地を「引き取る」 - 高世仁の「諸悪莫作」日記
沖縄人は日本人ですか?と石川真生さん - 高世仁の「諸悪莫作」日記
基地負担本土89%から沖縄74%へ - 高世仁の「諸悪莫作」日記
米軍基地を「引き取る」2 - 高世仁の「諸悪莫作」日記
米軍基地を「引き取る」3 - 高世仁の「諸悪莫作」日記
沖縄だけでなく本土でも住民投票を - 高世仁の「諸悪莫作」日記
から、タイトルだけで「内容の予想」がつき「お前、米軍基地本土引き取り論なんて、まだそんな馬鹿なこと言ってるのかよ、高世(呆)」「そんな現実性皆無なこと言って『俺すごいこと言ってる!』とどや顔してるようなバカがお前だからジンネットが潰れるんだよ(『バカだから、ジンネットが倒産する』の1回目)」ですね。
 まあ、予想通りの内容なんですが。
 既に高世の愚論「本土引き取り論」については
「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(1/19分:高世仁の巻)&北朝鮮最新ニュースその他色々(追記・訂正あり) - bogus-simotukareのブログ
「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(12/11分:高世仁の巻)&北朝鮮最新ニュースその他色々(追記・訂正あり) - bogus-simotukareのブログ
で批判してるので「改めて詳しくは書きません」。
 簡単に批判しておけば*1まず第一に「沖縄で要らない物は本土でも要らない」。
 第二に「本土のどこが引き受けるのか、現実性が無い」。そもそも「砂川闘争の砂川基地」「内灘闘争内灘基地」とか「本土の基地反対闘争」で本土におけなくなった基地を沖縄に持って行ったと言う面があるわけです。
 小生の住む埼玉にも
ジョンソン・タウン - Wikipedia(米軍入間基地の跡地を観光地化したもん)なんてもんがありますが。
 「本土引き受け論」が「ハワイやグアムなど米国領土で引き受け論(共産党など)」「『米軍基地無き安保』論(昔の旧民社)」「日米安保そもそも廃止論(共産党など)」など他の案に比べて可能性が高いなどという事実はどこにもありません。
 もちろん「他の案に比べて政治的、道義的に正しい」とは「もっと言えない」でしょう。
 例えば「本土が日米安保を容認するなら本土が引き受けろ(高世ら)」が「米国が日米安保から利益を得ているのだからハワイやグアムなど米国で受け入れろ(共産など)」よりも「政治的、道義的に正しい」とはとても言えないでしょう。
 結局「他の案に比べて本土引き取り論が、実現可能性が高いわけでも無ければ、政治的、道義的に正しいわけでもない」という価値観(ほとんどの政治党派はそうですし、俺もその立場ですが)にたてばそんなもんは支持するに値しません。そこで「本土が沖縄に冷たい」とかほざいても意味が無い。
 第三に「本土にも青森の三沢基地、東京の横田基地、山口の岩国基地など米軍基地があるし、当然反対運動もある」。その点、高世はどう考えてるのかと言うことですね。
 ちなみに「話が脱線しますが」、「以前も書いた気がしますが」、斎藤貴男『精神の瓦礫』(岩波『世界』の連載をまとめた物。1999年、岩波書店→後に『バブルの復讐:精神の瓦礫』(2003年、講談社文庫) )によれば例の「日米安保万歳(当然、沖縄の基地反対運動も敵視)の自民党支持・ウヨ漫画家」弘兼憲史は、米軍基地がある街「山口県岩国市」の出身だそうです。「さいたま市岩槻区(旧・岩槻市)に多い遊馬(あすま)」、「秩父市に多い女部田(おなぶた)」、「熊谷市に多い鯨井」、「道祖土のルーツ – 日本実業出版社によれば比企郡川島町に多い道祖土(さいど)」、「入間市に多い忽滑谷(ぬかりや)」(以上、全て埼玉)、12議席中11人が長屋さん/岐阜・板取村議選 | 全国ニュース | 四国新聞社という珍事件(?)が起きた「岐阜県(特に旧『板取村』)に多い長屋」とか、「特定の地域のみに多い名字」というのがあります。
 で、「弘兼」姓というのは岩国市に多い(漫画家には本名では無いペンネームを付ける人も居ますが、弘兼の場合は本名です)。
 で、斎藤貴男『精神の瓦礫』によれば、「シマコー(島耕作)で売れっ子になる前」の弘兼マンガには「故郷・岩国の米軍基地」を描いたもんがあるそうですが、それは今と違い「米軍基地被害を厳しく批判」し、登場人物に「基地被害が続くなら基地などいらない」と言わせてるそうです。
 もう「びっくり仰天」ですね。なんでそう言う人間が今や「米軍基地は必要だ」としかいわない、基地反対運動を敵視するウヨに成り下がってしまったのか。若い頃から実は「米軍基地支持者」だったのに「基地反対派の岩国市の知人友人」に調子を合わせて、嘘をマンガに描いていたのか。はたまた岩国を離れて漫画家として成功する内に保守化し「初心を忘れた」のか。どっちにしろ、それを知ったときは弘兼には心底呆れましたが。
 話を元に戻しますが、第四に「本土引き取り論」は「日米地位協定改定」などといった「本土で引き取らなくても解決できる問題(本土で引き取っても解決しない問題)から眼を背けること」につながります。
 第五にこの高世の物言いなら何も米軍基地に限らずたとえば「原発」についても「冗談や皮肉か、本気かはともかく」「東京に原発を!」「東京原発」になるでしょうがそんなことは高世は言わず「脱原発」と言うわけですがそれとの整合性はどうなってるのか?

 今夜、「基地引き取りとは何ぞや!?~全国に広がる運動の場から~」というオンライン・シンポジウムがあった。ZoomミーティングをYouTubeライブ配信されたのを視聴した。
 全国各地、大阪、福岡、長崎、新潟、首都圏、山形、兵庫、埼玉、北海道(札幌)、秋田などで「基地引き取り運動」をやっているメンバーが語り合った。
 このブログでも何度か書いた、沖縄にだけ負担を押し付けず、米軍基地を本土で引き受けようという運動である。
 共産党*2ものっかれないこの運動を担っているのは、いわゆる「活動家」ではなく、沖縄の現状を一から学んだ*3市民たち*4である。小さいネットワークではあるが、ここ数年着実に彼らの主張は広がっている。
 地道に活動を続ける彼らの訴えに耳を傾けてみてください。

俺に言わせれば

「広がってる、て多少増えたぐらいじゃ、本土引き取りなんか実現できねえし、話にならねえんだよ、黙れ、バカ」
「何が『耳を傾けて下さい』だ。そんな実現可能性皆無の与太なんかに傾けねえよ、バカ。文句があるなら実現可能性があることを証明してみろ、バカ」
「『アンチ朝鮮学校』のお前の大嫌いな『朝鮮学校無償化除外反対論(無償化即時実行論)』『朝鮮学校への自治体の経済支援拡充論』の方がよほど支持者が多いし、前川元文科次官とか著名人も支持してるだろ、バカ。先日の都知事選では宇都宮候補が『朝鮮学校への経済支援を復活させたい』と公約してたけど『本土に米軍基地を引き取りたい』なんて選挙公約掲げる政治家がどこにいるんだよ。泡沫候補以外にそんな奴いないだろ。広がってるつうなら『朝鮮学校無償化除外反対論(無償化即時実行論)』『朝鮮学校への自治体の経済支援拡充論』の方がよほど支持は広がってるわ、バカ。お前みたいな自慢ができるなら朝鮮学校関係者も大いに自慢ができるわ、バカ。朝鮮学校関係者がそう語ったら『日本国民大多数はそう言う立場じゃ無い』とか言い出すバカが手前なんだろうがな、高世。本当にあきれ果てたバカでクズだな、お前」
「そんな現実無視のバカだから、ジンネットが倒産するんだよ、バカ(『バカだから、ジンネットが倒産する』の2回目)」
「何、お前、これで一儲け(番組制作や本の出版)とか企んでるのかよ?、バカ。たぶん金儲けにつながらないからな」
「とにかくバカの高世は黙ってろ」

て話です。もうあまりにも馬鹿げてるので「黙れ、バカ」「ふざけんな、バカ」と俺的には「バカの連発」ですね。まあ、こう言われると向こうはマジギレして「引き受け反対派は沖縄に冷たい」「現実性云々なんて言ったら何も活動できない*5」と悪口したあげく「それに比べて沖縄に優しいあたしたち」とナルシズムで陶酔するのかもしれませんが。

 恥ずかしながら私、米軍基地が15もの都道府県に存在するとは知らなかった。

 この時点で「本土引き取り論なんか成り立たねえだろ?」と思わない辺りが高世と「類友」の馬鹿さです。「沖縄以外の14の都道府県」の米軍基地について高世と「類友」はどう思ってるのか。沖縄は「減らす必要がある」が、「14の都道府県」はそのまんま放置でいいと思ってるのか。
 それにしても「恥ずかしながら」て本当に「恥ずかしい」ですよねえ。「お前、まともに米軍基地問題を考えてるのかよ。良くこんな恥ずかしいことが言えたな」「そんなバカだから、ジンネットが倒産するんだよ、バカ(『バカだから、ジンネットが倒産する』の3回目)」と言いたくなります。

【参考:ジョンソンタウン】

旧米軍住宅 ワンちゃん連れの憩いの場に 犬連れ喫茶店、犬の衣料品店…埼玉のジョンソンタウン(47NEWS) - Yahoo!ニュース
 かつて一帯には旧日本軍の飛行場などがあり、戦後に米軍が接収してジョンソン基地として使用。土地を管理していた磯野商会が軍人向けの住宅を建設した。1978年の基地返還後、日本人向けの賃貸を続けたが、老朽化が進んで住宅街は活気を失っていたという。
 都市計画の専門家に相談して住宅を改修し、米軍住宅に似せた「平成ハウス」も造成。2009年にジョンソンタウンと改称し、以後、多くの人が集まるようになった。
 17年には「米軍の住居を町ごと再生し、新しい命を吹き込んだ」として日本建築学会賞も受賞した。
 19年11月現在、タウン内には54の店舗があり、175人が暮らす。うち半数超は県外からの移住者だ。

埼玉にアメリカの町が出現!?「ジョンソンタウン」を散策しよう | icotto(イコット)
 英語で書かれた案内板が並び、星条旗がはためいている光景はまるでアメリカの町並みを眺めているよう…。でも実はここ、埼玉県入間市なんです。この地域にはかつて米軍のジョンソン基地があり、軍人とその家族用の住宅が集まっていました。
 1978年にジョンソン基地が返還された後、残された米軍ハウスは老朽化のため次々と取り壊され、規模は縮小していきます。まだ残されていた米軍ハウスを改修し、店舗や住居用として入居者を募ることで新しい街をつくろうという動きが始まったのが1996年のこと。いつしか「ジョンソンタウン」と呼ばれるようになり、今では米軍ハウスの魅力に惹かれて多くのクリエイターが集まり、約130世帯が暮らす活気ある街へと生まれ変わりました。
 そんな「ジョンソンタウン」には60軒近くの店舗やオフィスなどがあり、ショッピングスポットとしても注目されています。米軍ハウスを模して平成に建てられた建物も含め、そのどれもが白い板壁が基調の家屋なので、歩いているだけでアメリカの郊外に来てしまったような気分になるんですね。
◆日本にいることを忘れてしまいそう?!おすすめショップ9選
1、ブルーコーン(アメリカンダイナー&カフェ)
 こちらのお店は、ハンバーガーメニューを中心としたアメリカンダイナー&カフェ。
2、EASTCONTENTS CAFE(カフェ)
3、guzuri珈琲店(カフェ&レコーディングハウス)
 オーナーがミュージシャンということもあって、カフェとレコーディングスタジオという2つの顔を持っています。基本的に土曜日が定休日ですが、その他にライブなどでお休みになる日もあるので、来店する際はお店のTwitterかブログを確認してみてくださいね。
4、黒糖カフェ kafuu(カフェ)
 沖縄県波照間島産の良質な黒糖を使ったスイーツやドリンクが楽しめるカフェ。こちらでは琉球ガラスなどの沖縄の特産品や雑貨の販売も行っていて、店内のBGMも沖縄テイスト。
5、koigakubo(ベーカリー)
 こちらは国産米から作った米粉パンの専門店。神戸が本店のお店です。テイクアウトはもちろん、イートインもできますよ。
6、ANANSE TONTAN(アパレル、雑貨)
7、agatha(雑貨)
 ライフスタイルプロデューサーの椎葉京子さんが提案する、毎日の暮らしを楽しくするための商品が揃っています。「ジョンソンタウン」内には他に「chime♪」と「fufu」というかわいい雑貨屋さんがありますが、実はこちらも椎葉さんのお店なんです。
8、Plus one(北欧雑貨&cafe)
 スウェーデンを代表する陶芸家、リサ・ラーソンのかわいらしい食器や、デンマークのDANSK社製のお鍋なども扱っているので、北欧雑貨ファンの方には特におすすめです。

【参考:東京原発

東京原発 - Wikipedia
 2004年公開の日本映画。
◆あらすじ
 突然、会議に招集された東京都の幹部職員たち。そこで都知事役所広司)から、東京に原子力発電所を誘致するという驚愕の計画を聞かされる。幹部職員たちは困惑しながらも、徐々に侃々諤々の議論が交わされていく。果たして都知事の単なる思いつきなのか。
◆キャスト
・天馬都知事役所広司
 突然、東京に原発を誘致することを提唱する。
・津田副知事:段田安則
 天馬により民間シンクタンクから引き抜かれた人物。しかし、会議に反対派の榎本教授を招いた。
・笹岡産業労働局長:平田満
・佐伯政策報道室長:田山涼成
・石川都市計画局長:菅原大吉
・大野財務局長:岸部一徳
・泉環境局長:吉田日出子
・榎本教授:綾田俊樹
 東京大学教授。原子力の危険性を説明するため津田に招かれた。
・及川特別秘書:徳井優
 天馬の秘書。

【参考:特定地域のみに多い名字】
【埼玉の遊馬(あすま)など】

埼玉県の名字ランキング30--東京都とベスト3は一致、渡辺麻友の姓は7位に | マイナビニュース
 埼玉県の集中している名字には、埼玉県民が72%の「鯨井(くじらい)」さん、84%が埼玉県在住の「遊馬(あすま)」さんなどがある。また、埼玉県にみられる珍しい名字(ボーガス注:いわゆる「難読名字」が多いです)は、「道祖土(さいど)」さん((ボーガス注:埼玉以外も含めて)全国人数およそ500人)、「忽滑谷(ぬかりや)*6」さん(およそ500人)、「女部田(おなぶた)」さん(およそ300人)、「煙草(たばこ)」さん(およそ100人)など。

熊谷の読み方 – 日本実業出版社
 熊谷市の読み方は「くまがや」である。現在の市名だけではなく、中山道の熊谷宿も「くまがやしゅく」で、それ以前も熊谷郷(くまがやごう)だったようだ。しかし、(ボーガス注:平敦盛を討ち取ったことで知られる武将)熊谷直実を「くまがい・なおざね」と読むように、今でも「熊谷」さんは(ボーガス注:一般的には)「くまがい」と読む。
 熊谷(くまがや)の地が熊谷(くまがい)名字のルーツの地であるにもかかわらず、読み方が異なるのは不思議なことだ。
 では、名字はすべて「くまがい」か、というと意外とそうでもない。埼玉県では二割程度が地名と同じく「くまがや」と読む他、関東の他県でも「くまがや」が一割ほどいる。一方、関西から鳥取県にかけては「くまたに」とも読み、とくに鳥取県では半数近くが「くまたに」。また、福岡県の朝倉市東峰村に集中している「熊谷」は「くまがえ」である。

道祖土のルーツ – 日本実業出版社
 (ボーガス注:栃木県芳賀郡益子町の中心部から少し東に行ったところに「道祖土」という地名があった。これで「さやど」と読む超難読地名だ。
 面白いのは、「道祖土」という地名は他にもあることだ。さいたま市緑区北浦和駅近くにある「道祖土」が有名で、ここの読み方は「さいど」。益子に近い真岡市の道祖土は「さやど」である。
 また、「道祖土」は名字にもあり、読み方は「さいど」が多い。全国ランキングは一万位を少し下回るあたりで、珍しい名字には違いないが、極めて珍しいというほどでもない。つまり、地名にしろ名字にしろ、「道祖土」と書いて「さいど」と読むのは、それほど違和感のない読み方ということになる。
 「道祖土」は道祖神に因むと考えられる。「道祖神」とは村の境目にあって、村外からやってくる疫病や悪霊などを防ぎとめる神のことで、「さいのかみ」「さえのかみ」などと呼ばれた。ここから「道祖」の部分を「さい」と読み、道祖神の置かれている場所を「道祖土(さいど)」と読んだものだろう。益子町や真岡市の道祖土(さやど)は、「さいど」が「さやど」に変化したものだ。
 現在、名字としては埼玉県に多く、とくに川島町に集中している。

春の叙勲:県内から211人 /埼玉 - 毎日新聞
瑞宝双光章
 陸上競技普及に尽力:道祖土正善(さいど・まさよし)さん(81)=桶川
 県立松山高(東松山市)時代に本格的にハンマー投げを始め、全国大会でも活躍した。「努力の結果がタイムや飛距離に表れる陸上競技の魅力を生徒にも味わってほしい」と、順天堂大卒業後は高校の体育教師に。陸上部の顧問や、各種競技会の運営に当たるなどして陸上競技を支えてきた。受章には「夢にも思わなかった。身に余る光栄」と驚く。
 川島町出身。学生時代はまだハンマー投げの選手が少なく、ハンマーを投げる方法が確立されていなかった。投げる前に体を何回転させるかなどを自ら研究し、全日本学生陸上競技対抗選手権大会で3位に入った。

新元号「令和」、滑川総合高・書道部員がパフォーマンスで書き初め 巨大な紙に「平成から令和へ」
 巨大な紙(縦4メートル、横6メートル)にしたためられた新元号「令和」の文字。書の甲子園「国際高校生選抜書展」で2年連続、北関東地区優勝の埼玉県立滑川総合高校(滑川町道祖土(さいど)悟校長)では1日、書道部員たちが、巨大な紙に「平成から令和へ」と筆を振るった。
 書道部部長の大竹咲楽さん(17)=3年=やパフォーマンス部長の前川玲奈さん(17)=同=ら部員8人が、今月に予定されている書道パフォーマンスに備え、取り組んだ。
 同部は21日に東松山市のショッピングセンター・ピオニウォークで、29日は川越市丸広百貨店で書道パフォーマンスを披露する予定。

【岐阜の長屋】

12議席中11人が長屋さん/岐阜・板取村議選 | 全国ニュース | 四国新聞社
 村民の6割以上が「長屋」姓を名乗っている岐阜県板取村*7の村議選は、定数12のうち長屋姓の11人が当選した。
 村議選では、現職や新人の長屋氏13人と現職の田中善隆氏(68)の計14人が立候補。
 長屋姓の議員では、最多11期目の当選を決めた「長屋」鉄美氏(79)をはじめ、「長屋」和伸氏(54)、「長屋」幹夫氏(67)らが当選。長屋姓以外の田中氏も当選した。
 同村は、鎌倉時代の城主名にちなんで長屋姓を名乗る村民が多い。
 村は関市への編入合併協議を進めており、今回が長屋姓が多数を占める最後の村議選となる可能性が高い。

 つまり投票用紙に「長屋」としか書かないと「長屋氏13人に均等配分される」わけです。

選挙:岐阜市長選 長屋県議が出馬表明 「新たな岐阜作る」 /岐阜 - 毎日新聞
 来年*82月に任期満了を迎える岐阜市長選で、自民党県議の長屋光征氏(37)は27日、市役所で記者会見し、無所属で立候補する意向を表明した。

 ただし、柴橋正直 - Wikipediaによれば自民党が中西謙司への一本化を長屋に求めたことで長屋は出馬を断念。選挙(2018年2月)自体は柴橋正直が中西らを破って初当選しました。

U字形「しまだ麺」の秘密 岐阜が火付け役 | 岐阜新聞Web
 しまだ麺の製造に特化する製麺会社ナガヤワークス(本巣市軽海)の長屋雅堂製造部長(49)は、「しまだ麺は乾燥中に自重で麺が伸びることが少なく麺のこしが出る」と特長を説明。県内では現在、製麺会社4社ほどがしまだ麺を製造しているという。

*1:と言っても結局「結構、文章が長くなりました」が

*2:何もこんな「現実性皆無の代物」に乗っかってないのは共産党に限った話では無く、「国政野党各党」など、ほとんど全ての政治党派がそうでしょう。

*3:やれやれですね。沖縄県民の大多数がそんなもんに乗っかってないのに「沖縄の現状を一から学んだ→本土引き取り論」とは「寝言も大概にしろ」「頭が狂ってるのか?」と言う話です。

*4:「市民」云々と書く高世ですが、ベテラン活動家で無く、市民なら偉いわけでは全くありません。むしろ「現実を良くわかった上で、現実と理想を調整させながら、妥協すべき時は妥協に動くベテラン活動家」と違い「現実無視で動く素人活動家(市民)」の方が迷惑です。

*5:何度も繰り返しますが「本土引き受け論」が「ハワイやグアムなど米国領土で引き受け論(共産党など)」「『米軍基地無き安保』論(昔の旧民社)」「日米安保そもそも廃止論(共産党など)」等に比べて「現実性が高いとは言えない」と言う話で「引き受け論に反対して現実を容認するのか」なんて言い逃れは客観的にはただの詭弁でしかありません。

*6:「忽滑谷」でググったら忽滑谷こころ - Wikipedia(日テレの女子アナ)がヒットしましたが彼女が埼玉とつながりがあるのかどうかは分かりません。

*7:2005年に関市に吸収合併された

*8:2018年のこと

今日の中国ニュース(2020年8月8日分)

中国は「トランプ氏再選阻止」工作を展開中と米情報機関 ロシアはバイデン氏を中傷 - 産経ニュース
 トランプの無茶苦茶ぶりを考えれば中国が、「トランプ落選」を望んでいたとしても不思議では無いでしょう。俺だってトランプのような無茶苦茶な男には落選して欲しいですね。
 しかし、
1)選挙結果に影響を与えるような政治工作などできるわけも無い
2)トランプが『バイデンは中国に甘い』として中国攻撃を選挙戦に利用していることを考えると、この報告はトランプをアシストするための不当な政治的産物の疑いがある
と言う意味でこの報告を鵜呑みにするのは危険でしょう。まあ、中国の思惑に関係なくトランプなど落選すべきですが。

今日の産経ニュースほか(2020年8月8日分)

少年ジャンプ「アクタージュ」打ち切り 原作者逮捕受け - 産経ニュース
 残念とは思いますが、一方で予想の範囲内ではあります。


女子中学生の胸触る 「少年ジャンプ」漫画原作者の男を逮捕 - 産経ニュース

 関係者によると、松木容疑者は集英社漫画誌週刊少年ジャンプ」に連載されている「アクタージュ act-age」の原作者

 読んでないのでどんな漫画か知りませんが、やはり「性犯罪は多くの場合、ある種の病気」としかいいようがないですね。
 逮捕されれば、確実に原作者からは外される(原作者が別の人間に交代になる)し、場合によってはそれですまずに、連載自体が打ち切りになりかねない。いや下手したらそれどころか「既に刊行済みの過去作品まで封印作品」になりかねないわけです。
 そうなったら、集英社もこんな人間は「たとえ罪を償っても」絶対に「未来永劫」漫画原作者として使わないでしょうし、まあ他の漫画出版社(秋田書店講談社小学館など)だってこんな人間は「再犯をされてはたまらない」ということで怖くて使えない、使わないでしょう。つまり、漫画原作者としてのキャリアが完全に終了しかねない。場合によっては集英社などから「損害賠償請求」の可能性もあるわけで、それを考えたらこんなバカは普通の人間はしませんよねえ。「逮捕されない」と甘く考えていたのかもしれませんがそんな保証はどこにもない(実際には防犯カメラの映像で逮捕されたわけです)。
 しかも、この作品、アクタージュ act-age - Wikipediaによれば集英社もかなりプッシュしてる作品のようで「これを機にマンガ原作者として躍進できる」可能性も高いわけです。
 でも、犯罪をやってしまうのは要するに「性犯罪は病気」だからでしょう。したがって「女にもてないから性犯罪をやる」とか「性風俗*1ソープランドファッションヘルスなど)に行くとか、オナニーグッズ(テンガなど)を使うとかすればいいのに」とかいう話では無い。「性犯罪でしか欲望が満たされない病気」のわけです。
 もちろん「病気だからと言って」同情などかけらもしませんが病気である以上「医療行為でもしない限り」おそらく刑事処罰しただけでは無意味でしょう。それでは再犯の可能性が恐らく高い。
 しかし

ジャンプ編集部、漫画『アクタージュ』原作者の逮捕報道に謝罪「重く受け止めております」 | ORICON NEWS
 『週刊少年ジャンプ』(集英社)は8日、同誌で連載中の役者漫画『アクタージュ act-age』(作画:宇佐崎しろ*2)の原作者・マツキタツヤ氏が強制わいせつ容疑で逮捕されたことを受け、公式サイトを更新した。
 ツイッターでは「この度、週刊少年ジャンプにて連載中の『アクタージュ act-age』原作者のマツキタツヤ先生に関する報道がなされましたが、この件につきまして編集部としましては重く受け止めております」と報告。
 続けて「事実関係を確認した上で、適切に対処して参ります」とし、「読者の皆様ならびに関係者の皆様にご迷惑とご心配をおかけいたしますことを、心よりお詫び申し上げます」と伝えた。

て、まあ、清原亜希は、いかなる点でも謝罪する必要がないし、謝罪などしてはいけない - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)での「清原亜希への指摘」同様、ジャンプ編集部がわびる話ではないと思いますね。
 これが「ジャンプの編集者(複数)とこの漫画原作者」が共謀して性犯罪に及んだというなら、集英社社員が犯行に関与してるので、また話も別ですが単独犯ですからねえ。そんなもんにまで集英社は責任は持てませんよ。もちろん「今後の対応」として、この原作者を集英社が首にすることは当然の対応です。さすがにこんな人間を原作者のままにすることは道義的に許されないでしょう。
 その上で、今後の連載をどうするか(別の人間を原作者に切り替えて続けていくのか、打ち切るのか)、あるいは過去に刊行した作品をどうするかつう話でしょう。個人的には「別にこの作品のファンでも無い」ですが、まあ、過去作品についてはそのまんま刊行でいいんじゃ無いか。
 関係者の不祥事を理由に何でもかんでも作品を封印することには俺個人は反対です。連載をどうするかは微妙ですね。そもそもこんなケチがついた作品の原作を受ける人間がいるかどうか。
 とはいえ、この漫画は

ジャンプ編集部、漫画『アクタージュ』原作者の逮捕報道に謝罪「重く受け止めております」 | ORICON NEWS
 2018年1月より同誌で連載がスタートした同作は、大手芸能事務所が主催する俳優オーディションの中で、異彩を放つ少女の主人公・夜凪景と鬼才の映画監督・黒山墨字の出会いから始まり、夜凪が役者として成長する姿を描いた物語。コミックスは300万部を突破しており、ホリプロの公演事業部が制作を手掛ける舞台化も決まっている注目作品。
 また、夜凪を実在の女優であるかの様に扱い、企業とのキャンペーンをする「女優化プロジェクト」も実施されており、消防庁の火災予防啓発用ポスターのイメージガール、TSUTAYAの『SHIBUYA TSUTAYA 店長』、『週刊プレイボーイ』で初グラビアを披露していた。

アクタージュ act-age - Wikipedia
◆舞台
 2022年に『アクタージュ act-age 〜銀河鉄道の夜〜』のタイトルで舞台化される予定。ヒロインの夜凪景役はオーディションによって決定され、グランプリ獲得者はホリプロインターナショナルとの専属契約がされる予定。

なんて代物ですからね。集英社単独では無く、ホリプロなど他社まで巻き込んで進めてきた、明らかに『集英社もそれなりに力を入れてきた企画』です。打ち切るにしても、「ホリプロなど相手も居ること」だし、そう簡単に打ち切りにできる話でも無いでしょう。


「世田谷モデル」に賛否 PCR論争再び…慎重姿勢の専門家も(2/2ページ) - 産経ニュース

 (ボーガス注:無症状だが『感染リスクが高いとされる風俗関係者』や『感染した場合の被害が大きいとされる医療従事者』などへの検査という)(3)について推奨していないのは理由がある。PCR検査の精度は70%程度*3とされる。感染していないのに陽性と判定される「偽陽性者」が一定程度出るのは避けられない。

 高世仁なども批判しているところですが「PCRだけで隔離などを決定する」としている人間はほとんどおらず、PCRで陽性になった場合でも「軽症や無症状の場合」、通常は精密検査をするわけです。そもそもPCRを日本に比べればきちんとやってるという中国、台湾、韓国はそう言う態度のわけですし(まあ、そうした精密検査はPCRに限らず職場の健康診断などでも一般にされるところですが)。
 詭弁にもほどがあると言うべきでしょう。結局「やりたくても能力的にやれない(当然、『何故、海外でできることが日本でできないのか?。政府は怠慢で無いか?』という批判が起こることが予想される)」「やりたくないからやらない(しかもそのやりたくない理由がおよそまともで無い)」のどちらかにあたるのに「それを認めたくないから」擬陽性ガー(やらないことには正当な理由がある)というデマで居直るのでしょう。


【編集者のおすすめ】『気配りが9割 永田町で45年みてきた「うまくいっている人の習慣」』田村重信著 人望集める言動のヒントに - 産経ニュース

 のちに総理大臣となるその男は、会議が始まる10分前から着席して、たった一人で参加者が集まるのを待っていました。竹下登*4は、いつもそうでした。自民党職員として数々の政治家をみてきた著者は断言します。
「竹下が人を待たせて、時間を奪ったところを一度も見たことがない。総理大臣になってからも変わらなかったし、相手がどれだけ下っ端でも同じだった」

 仮にそれが事実だとしても「竹下氏がたたき上げであり、昔の自民党はそう言うたたき上げが多かったからそうなった」だけの話でしょう。
 今や

◆岸*5元首相の孫、安倍晋太郎*6元外相の息子である安倍*7首相
吉田茂*8元首相の孫である麻生*9副総理・財務相
河野一郎*10元農林相の孫、河野洋平*11元外相の息子である河野*12防衛相

などと自民党幹部連は世襲議員ばかりです。竹下氏のような気配りなどしなくても周囲はへいこらしてくれる。それに思い上がってる馬鹿ボンボンの集団が安倍自民でしょう。


【米大統領選】バイデン氏、また失言 「中南米系は黒人と異なり多様だ」 - 産経ニュース
 「黒人だって多様だ」という当然の突っ込みが入りバイデン当人も謝罪したようです。とはいえ「黒人問題限定」ですら「BLM運動を敵視する」トランプに比べたらずっとマシではあるわけです。


NPT批准、天皇発言で「議長やる気に」 メモで裏付け:朝日新聞デジタル

 日本が核兵器を持たない法的義務を国際社会に負うことになる核不拡散条約(NPT、核防条約)の国会承認について、昭和天皇が発した言葉が衆院議長に「やる気」を起こさせていた。
 そうした三木武夫*13首相(当時)の発言を、同首相の秘書だった岩野美代治(みよじ)氏(85)がメモに残していた。
 岩野氏がメモしていた三木氏の発言は、前尾繁三郎*14衆院議長(当時)についてのもの。

 既に「沖縄メッセージ」、「増原内奏問題 - Wikipedia」などが発覚してるので今更昭和天皇の「違憲行為」「国家元首気取り」には驚きません。前天皇や現天皇ではまずこんなことはしないのでは無いかと思いますが。
 第一に驚くのは「NPT批准は善行だから」とでも思ってるのか、天皇タブーに怯えてるのか、批判意識がまるで見られない朝日の書きぶりです。言うまでも無いですがNPT批准の是非に関係なく、記事が事実ならば昭和天皇の行為は違憲行為であり批判すべき暴挙です。
 第二に驚くのは昭和天皇が「NPT批准を是」と考えていたらしいことですね。「核武装の選択肢」を否定することになるわけですが「どうせ米国が核武装を認めるわけが無い」との判断による日米関係重視の反映でしょうか?
 いずれにせよ天皇の発言は「実際にはたいした影響は無かった」でしょうね。それよりも判断材料になったのは「NPTを批准した場合の日本の国益」というリアルな判断でしょう。せいぜい昭和天皇の意思は「天皇陛下も我々を支持してる」として政府・自民党(当時は三木内閣)がウヨ連中をなだめるために政治利用されたにすぎないでしょう。昭和天皇が仮に批准に反対しようとも三木政権は批准で動いたでしょう。
 それにしても、こうしたネタが世間に公表された思惑が気になりますね。昭和天皇美化の政治工作の一環とみるのが一番自然でしょうが、昭和天皇死去直後ならまだしも「令和になってから何で?」ですね。。


【産経抄】8月8日 - 産経ニュース

朝日新聞は6日、安倍晋三首相の広島市内での記者会見で、朝日記者の腕を首相官邸報道室の職員がつかみ制止したとして報道室に抗議した。これだけ聞くと、官邸側が高圧的に都合の悪い質問をやめさせたような印象を受けるが、実際はどうだったか。
▼報道室は事前に、質問は「4問のみ受け付ける*15」と告知していた。ところが、朝日記者は4問目の質問が終わった後にも質問し、それに首相が答えてもさらに質問を重ねようとしていた。報道室側は「広島空港への移動時刻が迫っていた」とも説明し、腕をつかんだことも否定*16している。
▼4日には、首相官邸で記者団の質問5問に答えて退邸しようとした安倍首相に対し、毎日新聞記者が「総理、逃げないでください」との声を浴びせた。この様子を日本共産党ツイッターで取り上げると、「この記者が私です」とまるで手柄誇りするように名乗りを上げる始末だった。

 産経らしい暴論で呆れて二の句が継げませんね。
 いずれにせよ「アンチ安倍の俺の願望込み」ですが
1)コロナ問題での政府批判などで安倍政権の終わりが近づいていること(その結果、マスコミの安倍への態度も以前より批判的)
2)それに焦る安倍がなりふり構わなくなっていること
3)そのことに産経が焦ってることがうかがえます。

参考

https://twitter.com/jcp_cc/status/1290601795102760961
日本共産党
『記者から重ねて「諸課題を整理してる場合じゃないですよ!感染者増えてますよ!逃げないでください!」との声が飛ぶ中、安倍総理は記者団の前を後にした』
「諸課題を整理した上でしっかり相談をしていきたい」臨時国会の召集について安倍総理(ABEMA TIMES) - Yahoo!ニュース

宮原健太
・この記者が私です。会見も開かず、国会も開かず、閉会中審査にも出席しない。そんな総理の説明責任を厳しく追及しなければならない。

 なお、この宮原ツイートで分かるように宮原記者の「首相、逃げないで下さい」は何も記者会見限定の話ではありません。
「コロナが深刻に蔓延している今、表に出ると、コロナ問題で批判され、自分(安倍)の株を下げ野党の株を上げる」として国会も開かず、閉会中審査には応じた物の「安倍は出席しないで逃げる」、そうした無責任な姿勢を批判しているわけです。

*1:性風俗の法的、道徳的是非はひとまず置きます。

*2:まあ打ち切る場合でも「作画の人間」は共犯でもない限り、「むしろ被害者」なので「人気や才能がある」のであれば集英社としても今後も彼については別の形で漫画を連載させるのでしょうが。

*3:これについては「もっと精度は高い」と言う批判もあります。

*4:佐藤、田中内閣官房長官、三木内閣建設相、大平、中曽根内閣蔵相、自民党幹事長(中曽根総裁時代)などを経て首相

*5:戦前、満州国総務庁次長、商工次官、東条内閣商工相を歴任。戦後、日本民主党幹事長、自民党幹事長(鳩山総裁時代)、石橋内閣外相などを経て首相

*6:三木内閣農林相、福田内閣官房長官自民党政調会長(大平総裁時代)、鈴木内閣通産相、中曽根内閣外相、自民党幹事長(竹下総裁時代)など歴任

*7:自民党幹事長(小泉総裁時代)、小泉内閣官房長官を経て首相

*8:戦前、天津総領事、奉天総領事、駐スウェーデン公使、外務次官、駐伊大使、駐英大使などを歴任。戦後、東久邇宮、幣原内閣外相を経て首相

*9:橋本内閣経済企画庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、第一次安倍内閣外相、自民党幹事長(福田総裁時代)などを経て首相。現在、第二~四次安倍内閣副総理・財務相

*10:日本自由党幹事長(鳩山総裁時代)、鳩山内閣農林相、自民党総務会長(岸総裁時代)、岸内閣経済企画庁長官、池田内閣農林相、建設相、佐藤内閣副総理・五輪担当相など歴任

*11:新自由クラブ代表、中曽根内閣科学技術庁長官、宮沢内閣官房長官自民党総裁、村山、小渕、森内閣外相、衆院議長など歴任。現在、日本国際貿易促進協会会長

*12:第三次安倍内閣国家公安委員長、第四次安倍内閣外相などを経て現在、第四次安倍内閣防衛相

*13:国民協同党書記長、委員長、片山内閣逓信相、改進党幹事長(重光総裁時代)、鳩山内閣運輸相、自民党幹事長(石橋総裁時代)、岸内閣科学技術庁長官(経済企画庁長官兼務)、池田内閣経済企画庁長官、自民党政調会長、幹事長(池田総裁時代)、佐藤内閣通産相、外相、田中内閣副総理・環境庁長官などを経て首相

*14:岸内閣通産相自民党幹事長(池田総裁時代)、佐藤内閣北海道開発庁長官、法相、衆院議長など歴任

*15:ネット上で指摘がありますがそもそも「たった4問しか受け付けないこと」がおかしいのではないのか。

*16:「否定しているから存在しない」のなら「プーチンのリトビネンコ暗殺疑惑」や「ウイグル強制収容所疑惑」だってロシア政府、中国政府の否定で「存在しない」ことになりますが産経はそれを支持するのか?。いずれにせよ、さすがに産経も安倍政権も「質問数制限を無視した朝日が悪い、つかんで何が悪い」とは「少なくとも現時点では」言う気は無いようです。

高世仁に突っ込む(2020年8/8日分)

原爆投下を見直すアメリカ - 高世仁の「諸悪莫作」日記

 きのう6日は、広島原爆の日だった。
 原爆犠牲者追悼に関連して、アメリカで原爆投下の歴史的評価を見直す機運がでているとのニュースがあった。
 ちょっと驚いた。アメリカでは、これまで、原爆投下は日本を屈服させるのに必要だったし、戦争終結を早めたことで多くの若者の命を救ったとして正当化されてきたからだ。
 8月5日のアメリカの有力紙『ロサンジェルス・タイムズ』紙が、米国指導者は原爆投下の必要などなかったことを知っていたという題の署名入り論説を掲載している。

 高世の指摘は

原爆投下「不要だった」 歴史家の寄稿掲載―米紙:時事ドットコム
 米紙ロサンゼルス・タイムズ(電子版)は5日、米軍による広島と長崎への原爆投下について「米指導層は不要だと分かっていた」とする寄稿文を掲載した。米国では原爆投下が「戦争を早期に終結させ、双方の被害を抑えるため必要だった」という見解が一般的だが、それに異を唱える主張と言える。
 寄稿したのはシンクタンク「デモクラシー・コラボレーティブ」共同創設者で歴史学者ガー・アルペロビッツ氏と、米ジョージ・メイソン大のマーティン・シャーウィン教授(歴史学)。アルペロビッツ氏は、原爆投下がソ連に対する威嚇が主目的だったとする著作で知られる。
 寄稿文は「原爆を使わなくても日本が(1945年)8月に降伏していたことは、日米の歴史文書で圧倒的に示されている」と主張。さらに「(原爆投下を決断した当時の)トルーマン大統領や側近らもそれを分かっていたことが、数々の資料で証明されている」と断じた。
 具体的には、日本の敗戦を決定づけたソ連の対日参戦について、トルーマンは45年7月のポツダム会談でスターリンから確約を得ていたと指摘。トルーマンが会談後、夫人に「戦争は1年早く終わる」と伝えたエピソードを引用した。

原爆投下「必要なかった」 歴史家らが米紙に寄稿:東京新聞 TOKYO Web
 米紙ロサンゼルス・タイムズは5日、広島、長崎への原爆投下を巡り「米国は核時代の幕を開ける必要はなかった」と題し歴史家らが寄稿した記事を掲載した。トルーマン大統領(当時)が原爆を使わなくとも日本が近く降伏すると認識していたことは証明済みだとし、「日本への核兵器使用を巡る真摯な国民的対話」の必要性を訴えた。
 歴史家のガー・アルペロビッツ氏とジョージ・メイソン大教授のマーティン・シャーウィン氏の共同寄稿。米国では原爆投下が戦争終結を早め多くの米兵らの命を救ったとの主張が主流だが、日本との戦争を経験していない若者の増加などで変化の兆しもある。

のことですがこれがどれほど評価できるのかには疑問符がつくのでは無いか。ロサンゼルス・タイムズは地方紙にすぎませんし、アルペロビッツやシャーウインは以前からこうした主張ですし(著書としてアルペロビッツ『原爆投下決断の内幕:悲劇のヒロシマナガサキ(上・下)』(邦訳、1995年、ほるぷ出版)、シャーウィン『破滅への道程:原爆と第二次世界大戦』(邦訳、1978年、TBSブリタニカ)、『オッペンハイマー :「原爆の父」と呼ばれた男の栄光と悲劇(上・下)』(邦訳、2007年、PHP研究所))。

さわりのところを紹介しよう。
《ワシントンDCの海軍博物館の原爆展示の説明には明白にこう書かれている。「原爆がもたらした広島と長崎の甚大な破壊と13万5千人の犠牲は、日本軍へのインパクトをほとんど与えなかった。だが、満州へのソ連の侵攻が、彼ら(日本軍部)の考えを変えたのである。」》

 「日本軍部」というより「昭和天皇以下の政府指導部」ですね。海軍はともかく、むしろ陸軍は降伏に否定的だったことは映画『日本のいちばん長い日』などで有名な話です。
 なお、なぜ「ソ連参戦が降伏を早めたか」といえば当時の日本は「日ソ中立条約」からソ連を中立国と見なし、和平交渉の仲介を依頼する考えだったところ、ソ連参戦でその思惑が崩壊したからです。
 そう言う意味で「いわゆる原爆神話(原爆投下で日本の降伏が早まったとする神話)」の否定は「聖断神話(原爆投下に衝撃を受けた天皇終戦を決意したという神話)」の否定にもつながっていきます。
 原爆神話は何も「原爆投下や核兵器の正当化」のためだけに「発明された」わけではない。
 それは「昭和天皇が退位しないこと」を正当化する「聖断神話」のためにも「発明された」わけです。
 むしろ原爆投下が早めたのは「日本の降伏」より「ソ連の参戦」でしょう。「仮定の話」であり現実はそうではありませんでしたが、原爆投下で戦意を失った日本が早々、降伏してしまうと「対日参戦密約のバーターで北方領土侵攻を容認してもらったこと」が無意味になるからです。
 原爆投下されても「ソ連を仲介役とした和平の可能性に固執したこと(昭和天皇らに情勢をまともに分析する能力が無いこと)」は「現在の北方領土問題の一因」となりました。
 昭和天皇が早くに降伏していれば、ソ連の侵攻はなく、北方領土問題も発生しませんでした。

 マッカーサー*1は原爆の使用は許しがたいと考えていた。彼はのちに、フーバー*2元大統領に、もしトルーマン*3が、フーバーの「賢明かつ政治家にふさわしい」助言に従って、降伏条件を緩和し、天皇制を保持できると日本に告げれば、「まちがいなく、日本はそれを喜んで受け入れただろう」と書いている。

 高世はさらりと書いてますが、このマッカーサー発言も「聖断神話」が嘘であることを証明しています。昭和天皇は「国体(天皇制)護持」のためなら国民が何人死んでも構わなかった。だからこそ有名な「松代大本営」もつくられたわけです。
 なお、明らかにマッカーサーの問題意識は「人命尊重」ではないですね。彼は原爆投下による「日本国民による反米意識の発生」や「国際世論の批判」を恐れたにすぎません。彼にとってそのようなマイナス面を避けるためには「天皇制維持を約束すること」には何の問題も無かった。
 一方で原爆を投下した側はおそらく本心では「降伏を早めること」はそれほど重視してなかったでしょう。
 きたるべき「米ソ冷戦」に備えて「ソ連に新兵器の威力を見せつけて牽制する」という要素が大きかったのでは無いか。その牽制目的のためには「日本国民による反米意識の発生」や「国際世論の批判」もたいした問題では無かったと。
 そう言う意味では「原爆神話(原爆投下で日本の降伏が早まったとする神話)」の否定は必ずしも「核廃絶」にはつながりません。
 「ソ連に核の脅威を見せつけることには米国の国防上意味があった」と理解すれば「何の問題も無いから」です。
 「天皇制維持」を米国が約束しなかったことも「中国やソ連などがそれに否定的」「米国民ですら真珠湾攻撃の反発からそれに否定的な人間が多数」という状況では「日本の降伏は遅かれ早かれ絶対にある」以上、米国としてそんなことは約束する気にならなかったでしょう。
 むしろ「天皇制についてはその扱いはフリーハンド(そもそも米国政府内でも意見は分かれていた)」にした方が戦後、「天皇制問題」を日本政府や中国、ソ連など各国政府に対する「政治的カードに使える」という判断があったでしょう。

*1:米国陸軍参謀総長、フィリピン軍軍事顧問、南西太平洋方面連合国軍総司令官、連合国軍最高司令官、国連軍司令官など歴任

*2:ハーディング、クーリッジ政権商務長官を経て大統領

*3:ルーズベルト政権副大統領を経て大統領

「英国の志村けん(?)」ローワン・アトキンソンによるシリアスドラマ「メグレ警視シリーズ」

『Mr.ビーン』ローワン・アトキンソン、メグレ役を一度は断っていた! | ニュース | 海外ドラマ | 海外ドラマNAVI
 英人気コメディドラマ『ミスター・ビーン』の主役で知られるローワン・アトキンソンが、英ITVの新作ドラマ『Maigret(原題)』で、ジュール・メグレ警視を演じることはすでにお伝えしたが、実はローワンは同役を一度断っていたのだという。英Digital Spyが伝えた。
 ローワンは、「メグレを演じることができるか、本当に分からなかった」と、小説家ジョルジュ・シムノンが描いた有名なフランス人刑事を演じることに不安を抱いていたことを明かした。「現代のドラマでは控えめで自然なものが求められているが、(ボーガス注:Mr.ビーンなど)これまで私が演じてきた役は控えめでも自然でもなかったんだよ!(後略)」と述べた。
 そうやって一度は諦めた役に再び挑戦した理由について、「一度は演じられると思えた役に別れを告げることはできるだけしたくなかった。そう思う理由の一つは、コミカルな役では得ることのできない尊敬の念を、シリアスな役でなら手にできるかもしれないからだよ。コメディがアートの世界で馬鹿にされていることが不思議でならないんだ。コメディがお金を稼ぐためにおならをしているだけというイメージなのに対して、シリアスな役を演じると"これこそが演技だ! 君は意味のあることをしているんだ"と思われるなんてね。芸術とは、笑うものではなくお金を稼ぐ種類のものでもないと思っている人々がいる。そういう人に反抗したかったんだ」と、ローワンは説明している。

ドラマ『メグレ警視』~フランス舞台の英国ミステリー~ - 映画の並木道
3.メグレ
 メグレを演じるのは、ローワン・アトキンソン。『Mr.ビーン』や(ボーガス注:007シリーズ(ジェームズ・ボンドシリーズ)のパロディー映画)『ジョニー・イングリッシュ』シリーズで、面白いおじさんを演じています。もはや、『ローワン・アトキンソン=Mr.ビーン』という人も多いと思います。
 ただ、『メグレ警視』を見るときにはそのイメージを捨てなければいけません。このドラマでは、ローワン・アトキンソンはまったくふざけません。真面目です。まあ、Mr.ビーンのイメージがあまりにも強すぎて、今にも変顔をするんじゃないかとか思ってしまうんですけどね。
 彼が演じるメグレは、よく静かに考えています。警察への批判や、捜査が上手くいかないことで常に頭を悩ませています。そして、メグレは妻を愛する人物です。今でも、奥さんと散歩をするほど仲が良いです。奥さんを心の支えとして、彼は毎日陰鬱な事件に立ち向かっていきます。
4.英国ミステリー
シャーロック・ホームズの冒険』から続く英国のミステリードラマの特徴として、米国ドラマのような派手なシーンが少なく、謎解きをメインにストーリーが進んでいく点があります。
 『メグレ警視』の雰囲気は完全に英国ミステリーです。これが、とても心地よい。爆発も銃撃戦もほとんど起こらないけど、謎と人間にフォーカスした展開が良いです。
 肝心のストーリーはというと、これもよく出来ています。謎自体は、『SHERLOCK/シャーロック』や『新米刑事モース/オックスフォード事件簿』ほど複雑ではありません。その代わりに、メグレや犯人の心理がよく描かれています。
5.まとめ
 『メグレ警視』は、英国ミステリードラマのDNAを受け継ぐ正統派ミステリーでした。英国ミステリーが好きな人にはもちろんおすすめですが、話がそれほど複雑ではないので、英国ミステリーの入門編としても最適です。
 また、ローワン・アトキンソンが真面目な役をやっている数少ない作品でもあります。彼に付きまとうMr.ビーンのイメージを、今回は捨てて見てあげましょう。

Mrビーンのメグレ警視を拝見しながら | オリーブの雨好きブログ
 主演はあのローワン・アトキンソン
「Mr ビーン」で有名なイギリスのコメディアンがフランスの警視を演じています。
 これって、いかりや長介さんが後年(ボーガス注:2時間ミステリドラマの刑事役など)しぶい演技をなさっていた感じでしょうか。
 それよりもっとナチュラルに演技なさっている感じです。

ローワン・アトキンソン様の『ジョニー・イングリッシュ』と『メグレ警部』 | 時は止まる君は美しい
 メグレ警視というと、ジョルジュ・シムノン原作で、多数の小説。
 映像化については、みどりは、ジャン・ギャバン様しか、拝見していなくて、もう、おフランスそのもののイメージ。
 そこへ、アトキンソン様???
 調べたら、結構、英国で映像化されてるんですね。
 チャールズ・ロートン*1様、マイケル・ガンボン様。
 大御所が揃われてる。実際の映像が拝見できていないので、
 脚本がどうなっているのかは「?」なままですが、
 今回のアトキンソン様版、まあまあ、原作通りのイメージ。
 (ボーガス注:アトキンソン・メグレを見て思ったことですが?)確か、志村けん様が、この年齢で「バカ殿」は、もう体力的に辛いと、仰ったという記憶が。
 お二人が、突然、重なって見えました。知的なイメージのせいかな。

ユダの棺 : アトキンソン版メグレと鬼平と
 Mrビーンで有名なローワン・アトキンソンがあのメグレを演じたミステリドラマ”メグレ”2シーズン全4話になるんですが、これが面白いんです。レトロ風の渋い構成がドラマの雰囲気を占めていてこれがまたいいんですよ。まあ、ドリフターズいかりや長介さんが”ドラマ”取調室”の水木正一郎警部補を演じているかのようで、喜劇あるいはお笑いのイメージを払拭して渋い演技をしたのと似ているでしょうか。

大今里シネマ通信ブログ 「MAIGRET メグレ」(16年・イギリス) ミスター・ビーンのR・アトキンソンが人気犯罪小説のキャラ、メグレ警視役にチャレンジしたやんかいさぁ!
 メグレ警視に扮したアトキンソンが、実にハマってるんだ。
 くわえたパイプをくゆらせながら物静かに考え事をする仕草なんて、これがあのミスター・ビーン?なんて信じられないじゃあ~りませんか。
 Mr.ビーンの面影が完全に払拭されていて、物静かで観察眼に優れ、じわじわと犯人を心理的に追いつめていく主人公を、渋さを滲ませながら好演。
 頼りになる部下達への指示も的確だし、上司の妨害にもメゲルことなく黙々と犯人とにらんだ相手を心理的に追い詰めていくところなど、唸らされてしまう。
 あらためて、アトキンソンって懐の深い俳優なんだなあと思わされてしまう。
 なんでも、次にはMR.ビーンの新作を作るらしく、またコメディに戻るみたい。
 渋いアトキンソンもいいけど、コミカルなアトキンソンもやっぱり見たいやん。

ローワン・アトキンソンによる「メグレシリーズ」は稀にみる傑作である話|のすけ|note
(ボーガス注:新型コロナにより)アマゾンプライムくらいしか楽しみがない昨今であるが、そこでメグレ警視シリーズがあると聞いて喜んで探してみると、
メグレ役がローワン・アトキンソン??????????
 そう、(ボーガス注:日本ではNHKで放送されたコメディー)Mr.ビーンで有名なあの方である。
 ツイッターなどでは「志村けん松本清張作品主役やるようなものか」などと言われているが、それ以上に「あなたイギリス人でしょ!?」という突込みがあるのだが。(ちなみに過去は、ジャン・ギャバンブリュノ・クレメールなどフランス人俳優が多い。当たり前だといえば当たり前だが。)
 製作は(ボーガス注:アトキンソン出世作『Mr.ビーン』を作成した)ITV(イギリスのTV会社)。
 そして、観覧して、この俳優の素晴らしさと、今回のメグレシリーズ製作のすばらしさに舌を巻いた。
 まず、メグレシリーズとは何か?
 フランスの作家、ジョルジュ・シムノンの人気ミステリーシリーズである。
 実直であり、人間味があり、のんびりしている。ただ、洞察力(現場だけでなく人間の心理面も)はずば抜けていて、様々な犯罪を解決していく。しかし、彼は警察の人間。エルキュール・ポワロやシャーロック・ホームズのような探偵ではない。なので、メグレは様々な部下(ジャンビエなど)に指示を出し、徹底した聞き込みや洗い出しを繰り返しながら、犯人を追及していく。時には冷酷ともいえるような厳しい追及を関係者に行い、関係者の嘘や背景を暴いていく。
 ローワン・アトキンソンのメグレは、このメグレの冷静な部分、実直な部分を取り出して煮詰めたような感じだ。そのまなざしは時に冷酷で、真実を隠す事件関係者の心の闇を見つめる。
 冷静な洞察力は要所要所で発揮され、証拠を集める(その的確だが非常に困難な捜索を指示される部下はたまったものではないが。ちなみに部下の二人も非常に素晴らしい演技だ)。
 ローワン・アトキンソンの表現力を侮っていた。これは素晴らしい。

 三波伸介も、やはりシリアスな方向へもシフトしようという意思があったのだと思う(ご存命なら今月90歳) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)志村けん三波伸介を例に「日本ではコメディアンは年をとるとシリアス方向に向かうことが多い」と言う趣旨のご指摘がありましたが、欧米でも「コメディアンも年をとるとシリアス方向に行く」んですかね。ローワン・アトキンソン - Wikipediaによれば、アトキンソンは1955年生まれで、『メグレ』が放送されたのが2016年だそうなので、60歳前後でのメグレ主演ですね。
 見てないのでアトキンソン・メグレについては評価できません。
 なお、「志村けん松本清張作品主役(あるいは準主役)」つうのは志村の演技力を考えれば十分可能でしょう。
 以前、拙記事で紹介した

◆映画『黒い画集 あるサラリーマンの証言』(1960年、原作は『証言』)のサラリーマン(小林桂樹
 小林はキネマ旬報男優賞、毎日映画コンクール主演男優賞を受賞
◆映画『砂の器』(1974年)の今西刑事(丹波哲郎
NHKドラマ『最後の自画像』(1977年)の刑事(内藤武俊)or被害者(山内明)
◆映画『鬼畜』(1978年)の父親(緒形拳
 緒形はキネマ旬報主演男優賞、日本アカデミー賞最優秀主演男優賞、ブルーリボン賞主演男優賞、毎日映画コンクール主演男優賞、報知映画賞主演男優賞を受賞
NHKドラマ『けものみち』の久恒刑事(伊東四朗
松本清張原作の映画一覧 - Wikipedia松本清張原作のテレビドラマ一覧 - Wikipediaを参照)

などの役を志村が演じても見事に役を演じてくれたのでは無いか。つくづく新型コロナによる死去は惜しまれます。

*1:1899~1962年。1933年の『ヘンリー八世の私生活』でアカデミー主演男優賞を受賞

今日の中国ニュース(2020年8月7日分)

李登輝氏死去 日華懇が弔問団を台湾に派遣へ 団長に森喜朗元首相 コロナ対策徹底 - 産経ニュース

 台湾の李登輝元総統の死去を受け、超党派議員連盟日華議員懇談会」(日華懇)の会長を務める自民党古屋圭司国家公安委員長らが7日、国会内で記者会見を開き、弔問団を9日に日帰りで派遣すると明らかにした。団長は森喜朗*1元首相が務め、蔡英文総統との会談も予定している。
 古屋氏によると、弔問団の派遣は日本が初めて。現職国会議員の参加者は自民4人、公明、国民民主、維新各党から1人ずつの計7人。立憲民主党は「適任者がいないという連絡があった」(古屋氏)として参加を見送った。森氏については「特使などではないが、実質的には(安倍晋三首相の)名代だ」と説明した。

1)人数はたった7人、しかもそのうちの過半数の4人が自民。他は公明、国民民主、維新各1名であり、立民、共産、社民の参加は無い
2)森元首相以外は

【自民】
古屋圭司
 第二次安倍内閣国家公安委員長自民党選対委員長(第二次安倍総裁時代)など歴任
岸信夫
 安倍の実弟。福田、麻生内閣防衛大臣政務官、第二次安倍内閣外務副大臣など歴任
中山泰秀
 第一次安倍、福田内閣外務大臣政務官、第三次安倍内閣外務副大臣などを経て、現在、自民党政務調査会外交部会長
衛藤征士郎
 村山内閣防衛庁長官森内閣外務副大臣衆院副議長など歴任
【国民】
榛葉賀津也
 鳩山、菅内閣防衛副大臣、野田内閣外務副大臣民主党参院国対委員長民進党参院国対委員長等を経て現在、国民民主党参院幹事長
【公明】
富田茂之
 小泉内閣法務副大臣、第一次安倍内閣財務副大臣など歴任
【維新】
・石井章
 維新の会国対副委員長

ということで「現役の政府、党の幹部(閣僚や党三役など)」ではなく、大物政治家とも言いがたい
3)森氏について「事実上の名代」と語ったのは古屋個人にすぎず、安倍がそう言ったわけでは無い
というあたり、李登輝の「日本政界での位置(つまり産経らウヨが言うほど重要視されてない)」がよくわかります。
 立民について言えば「台湾出身の蓮舫*2・党副代表(参院幹事長兼務)」辺りが参加するのかとも思ってましたがそういうことはないようです。


◆『しつこく繰り返すが』基本的に、理数系の学問振興と政治体制・民主主義の程度は関係ないと思う、そして阿部治平&リベラル21はバカでクズだと思う
自然科学論文の数、中国が米国抜き世界一に 企業の研究開発費も - 毎日新聞
科学論文数、中国が米国を抜き初のトップ 研究費も猛追:朝日新聞デジタル
中国、科学論文数で首位 研究開発でも米国と攻防 :日本経済新聞
自然科学分野の論文数で中国が初の世界1位に | NHKニュース
中国が科学論文数で初の世界一 文科省調査、米国抜く 日本は低迷 - 産経ニュース

自然科学論文の数、中国が米国抜き世界一に 企業の研究開発費も - 毎日新聞
 中国から発表された自然科学論文の数が、長年最多だった米国を抜いて世界一になったとの集計結果を、文部科学省科学技術・学術政策研究所(NISTEP)が取りまとめた。企業部門の研究開発費でも米国を抜いて初めて1位となり、中国が2000年代に入って激増させている研究活動への投資が結果に反映された格好だ。

科学論文数、中国が米国を抜き初のトップ 研究費も猛追:朝日新聞デジタル
 国の研究開発力を表す指標の一つである自然科学の論文数で、中国が米国を抜き、初めて世界1位になったとする分析結果を、文部科学省科学技術・学術政策研究所が7日発表した。研究開発費でもトップの米国に迫る勢いで、中国の存在感が際立つ傾向にある。
 中国が1位になるのは、分析を始めた1981年以降初めて。急上昇の背景には、豊富な研究費と、学生を外国へ送り出す人材育成がある。大学の研究費の伸びは、日本や欧米は8年前と比べて1・0~1・8倍にとどまるが、中国は10倍に増えた。さらに、世界最多の約32万人を米国に留学させている。米国で最先端の研究を学び、多くの論文を発表しているとみられる。
 他の論文に多く引用される「注目度の高い論文」のシェアを見ても、中国(22・0%)が1位の米国(24・7%)に迫っており、担当者は「2~3年で中国が追いつく可能性がある」と話す。一方、日本は9位(2・5%)で、20年前(6・1%、4位)、10年前(4・5%、5位)と比べて低下傾向に歯止めがかかっていない。

中国、科学論文数で首位 研究開発でも米国と攻防 :日本経済新聞
 日本は退潮傾向だ。論文数は20年前には世界2位だったが17年は4位。注目論文は20年前の4位から17年には9位に沈む。政府は研究開発投資の目標額を示してきたが、96~00年度の期間以外は達成していない。研究者数は横ばいにとどまる。

自然科学分野の論文数で中国が初の世界1位に | NHKニュース
 分析を行った文部科学省科学技術・学術政策研究所の伊神正貫(いがみ・まさつら)室長は「ついに中国がアメリカを越したのは驚きだ。中国では研究者の数や研究費などが増えている。日本も大学院生の処遇など総合的な改善が必要だ」と指摘しました。

中国が科学論文数で初の世界一 文科省調査、米国抜く 日本は低迷 - 産経ニュース
・中国が自然科学分野の論文数で約40年にわたり首位だった米国を抜き、初めて世界1位になったとの調査結果を、文部科学省の科学技術・学術政策研究所が7日、発表した。科学研究における中国の躍進を反映した形だ。
 2016~18年の平均の年間論文数は、2位だった中国が30万5927本となり、データがある1981年から首位だった米国の28万1487本を上回った。日本は6万4874本で、ドイツに抜かれ4位に落ちた。
 中国は20年前に9位だったが、材料科学や工学を中心に急上昇。論文の総数だけでなく、他の論文に引用された回数が多く、特に質が高いとされる論文の数でも、米国を猛追して2位に上昇した。「科学技術進歩法」を制定し、科学研究に積極的に予算を投入したことが背景にある。
 大学の研究費は2000年以降、米国が1・8倍、日本は横ばいだったのに対し、中国は10・2倍に急増。また、米国に多くの留学生を送り込み、帰国してからも留学時代の成果を生かして論文を量産しており、これらが伸長を後押ししたと同研究所は分析している。
 論文数は主要各国で増えているが、日本はこの20年間ほぼ横ばいで、同研究所は「日本の伸び悩みは深刻で研究力が停滞している」と指摘した。

 まあ、予想の範囲内ではありますが、紹介しておきます。「以前も書いていることであり」、我ながらしつこいですが、やはり基本的に、理数系の学問振興と政治体制・民主主義の程度は関係ないと思う - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)ということのわけです。そして「阿部治平もリベラル21も本当に馬鹿でくずだな」と改めて思います。たぶん阿部やリベラル21に「日本の文科省も認めてる、中国の科学的発展を認められない、反中国のあなた方って本当に馬鹿でくずですね。あなた方のどこがリベラルなんですか?」「バカは黙って引っ込んでたらどうですか?」といったらマジギレするんでしょうが。


【正論 戦後75年に思う】覚醒しコロナ後の世界戦略描け 文化人類学者、静岡大学教授・楊海英 - 産経ニュース
 今日の中国ニュース(2020年8月5日分) - bogus-simotukareのブログで楊の戦わざる国に独立なし 戦後75年-日本は呪縛を解くべき時 楊海英 - 産経ニュースと言う「反中国のデマ文章」に突っ込みましたが、2日しか経たないのにまた中国への「似たり寄ったりの悪口雑言&デマ文章」が掲載されるのだから楊も随分と産経に優遇されています。勿論こんな優遇をされることは、「楊のような異常な反中国デマゴーグ」とは違う常人にとってはむしろ恥ずかしいことですが。つうか優遇されたくても優遇されませんし。
 産経に優遇されるには普通の中国批判ではダメで「嘘でも過激である必要」がありますが、まあ常人にはそんな「過激だが嘘八百の文章」なんて恥ずかしくて書けるもんではない。

 「巨悪のソ連」が崩壊した結果、欧米のニューレフトや日本の左翼と進歩的知識人はその現実離れした期待を中国に寄せた。非同盟諸国にとっては反米の闘士で、欧米にとっては反ソの英雄と目されたからだ。

 吹き出しました。知識人でも無い、「平凡人にすぎない」俺には「欧米のニューレフト*3」については知識が無いのでコメントしませんが「日本の左翼と進歩的知識人*4」は中国にそんな期待を寄せては居ないでしょう(たぶん「欧米のニューレフト」だってそんな期待はしないと思いますが)。
 理由は簡単でソ連崩壊時の中国は「今の中国」と違い、それほどの経済大国、政治大国では無いからです。期待の持ちようが無い。
 多くの人間が期待したことはむしろ「ソ連崩壊による冷戦終了」でNATOが終了し、EUが米国から距離を置いて「ソ連に代わって米国を牽制する政治的存在になること」だったのでは無いか(実際にはそうなりませんが)。
 よくもまあこんな酷いデマが飛ばせたもんです。

 中国に片思いを抱く西欧の知識人にとって、「実態としての中国はどうでもいい」と汚い北京の現実を目撃した哲学者のサルトル*5は明言していた。

 やれやれですね。楊が中国に期待を抱く「欧米のニューレフト」の例として「サルトルしか名前が出せない」辺り、自分の主張がデマだと自覚してることは間違いないでしょう。さすがに「フランス限定ですら」サルトルは「ニューレフトの代表」とはいえないでしょうし、「欧米」といったら、なおさらでしょう。
 大体、
ジャン=ポール・サルトル - Wikipediaを見るだけで分かりますが、サルトルが死去したのは1980年です。
 そしてソ連が崩壊したのは1991年です。

「巨悪のソ連」が崩壊した結果、欧米のニューレフトはその現実離れした期待を中国に寄せた。

と書きながら出てくる例が「1991年のソ連崩壊前である1980年に死去してるサルトル」とは「笑えない冗談」です。楊も本当に道徳的に落ちぶれたもんですが、楊の周囲(静岡大学の同僚など)には「楊さん、あんたいつからそんな酷いデマ屋になったんや!」「昔は中国批判はしていてもそんなデマは飛ばしてなかったやろ!」「中国批判ならデマでも許されると思うとるんか!」などと「楊に苦言を呈する奴」は一人もいないのか。
 周囲には楊を政治利用しようとして「楊におべっかを言う奴(典型的には楊を中国叩きに利用しようとする産経などウヨ)」しかおらず、「楊も落ちぶれたもんや、もうつきあいきれん(呆)」と楊に呆れた人間はどんどん奴から離れていき、にもかかわらず楊はそれを何とも思わないという惨状が展開されてるんでしょうか?。まあ、デマ屋・楊に同情など何一つしませんが「哀れで無様な人生」とは思います。
 こうなると楊にとって「司馬遼太郎賞」をもらったことは果たして良かったのかどうか。
 有名になると、周囲にちやほやされたりして、「かえって知的、道徳的な意味で腐敗、転落するバカ」が時にいますが楊はその典型例と言っていいでしょう。

 ピークは89年の天安門事件だろう。民主化を求める市民と学生を武力で鎮圧した後も、日本は率先して制裁を解いた。「中産階級が成長した後に民主化は実現するだろう」とのチャイナ・ドリームを思い描いた。

 「戦前日本での中産階級の成長→大正デモクラシー(納税額制限を撤廃した普通選挙制の導入)」「蒋介石独裁・台湾や朴正熙全斗煥独裁の韓国での中産階級成長→民主化」と言う事態を見て「中国経済への支援は民主化にも貢献する」と「強弁した輩も一部にいる」のかもしれませんが、もちろんそんなドリームは誰も何一つ描いていません(まあ「長い目で見れば」中国だって中産階級成長により昔よりはずっと民主化してるでしょうが)。
 単に金儲けがしたかっただけです。この点は欧米も変わりません。
 「日本がアパルトヘイト南アと付き合おうが、欧米が南ア制裁を続けた」ように「日本が対中国制裁を解除しよう」が対中国制裁を続行する道も欧米諸国にはありました。
 そうはしなかった(南アと中国の扱いが違った)のは
1)南アと付き合っても儲けが少ないが中国と付き合うと儲けがでかい
2)もはや南アの黒人差別は時代錯誤だが、中国の独裁は「発展途上国(当時のイラクフセイン政権、エジプト・ムバラク政権など)」においては何ら珍しくなく、時代錯誤とは言えない
と判断したからにすぎません。
 なおレアアース目当てでの「アパルトヘイト南アとの付き合い」でわかるように「欧米以上に金儲け重視が日本」です。
 そして当然ながら、こうした「制裁を解除した」欧米諸国、日本は別に左翼政権では無い。まあ、「フランス・ミッテラン政権(社会党)」は左翼かもしれません*6が、「日本・海部*7政権」「米国ブッシュ父*8政権」「英国メージャー*9政権」「ドイツ・コール政権」は言うまでも無く保守政権です。
 「欧米のニューレフトや日本の左翼と進歩的知識人はその現実離れした期待を中国に寄せた」なんて話(デマですが)は欧米や日本の対中国制裁解除において全く関係ない。
 そして日本は「ポスト海部」の宮沢*10政権では天皇訪中も実施したわけです。
 2018年5月には安倍が「訪日した李克強*11首相の北海道訪問」に異例の同行をし、今年に至っては「秋に習*12主席が国賓訪日」の予定です。

 (ボーガス注:満州国蒙古連合自治政府として)自国の植民地だった南(内)モンゴルが1949年に中国に併呑(へいどん)された時には、その正当性を疑おうとしなかった。

 我々「戦前日本の植民地」というとメジャーな「台湾、韓国」は思い浮かんでもそれ以外の

旧ソ連(現ロシア)に事実上返還された南樺太(南サハリン)
・楊がここで名前を挙げてる「内モンゴル(日本の傀儡国家・満州国蒙古連合自治政府があった)」
ペリリューの戦いが行われ、前天皇夫婦が戦没者追悼に訪れたパラオ

だのはなかなか思いつかないもんですがそれはさておき。
 「併呑」てまるで「明治日本の韓国併合」「スターリンソ連バルト三国併合や北方領土侵攻」「米国の戦後沖縄支配」「プーチンロシアのクリミア併合」のような物言い(異民族による侵略扱い?)ですが、併呑も何も当時「中華民国の一部」扱いされていたのが内モンゴルですが。「日本は内モンゴル併呑の正当性を疑おうとしなかった」も何も当時の敗戦国・日本に何をどうしろというのか。外モンゴルならともかく日本が何をどう抗議しろというのか。
 「内モンゴル南モンゴル)は外モンゴル北モンゴル)と一緒になるべきだ」とでも言えというのか。言ったって無視されるだけでしょうよ。

 北方四島ソ連に引き渡されたのと同様、南モンゴルを中国に統治させたのは45年2月のヤルタ会談の密約の結果だ。

 北方領土の扱いはともかく内モンゴルの扱いは「中華民国」にとっても「米英仏ソ」にとっても「日本に侵略された土地を中国に返してあげた」つう理解しかしてないでしょうね。内モンゴルの扱いは密約でもなんでもない。
 「何故、外モンゴルと一緒になれない」といっても「日本が侵略したときは中華民国の領土なんだから、外モンゴルは関係ねえだろ!」つう話でしか無い。

 自国の領土が戦勝国にもぎ取られるという不利益に直面した際には、自らの植民地支配が他民族の悲劇につながったと認識すべきではなかったか。

 まあ、「日本が内モンゴル侵略しなければ、いずれ外モンゴル内モンゴルは一緒になれた」といえるかどうかはともかく結果として日本が「外モンゴル内モンゴルの統一」を妨害したことは事実です。
 日本が負けて、内モンゴルは中国領に「戻った」し、逆に勝てば、ずっと「内モンゴルは日本領」だったし、日本の内モンゴル侵略はどっちに転んでも外モンゴルにとって「モンゴル民族の統一妨害」でしかない。

 日本の現代史も世界史の一部だが、中国にだけ謝罪*13していれば、精神的に救済される、と戦後日本の論壇で活躍した人たち*14は考えていたのではないか。
 戦前では(ボーガス注:満州国蒙古連合自治政府という日本の)植民地とされ、将来の(ボーガス注:蒋介石中華民国からの内モンゴル人)民族独立を支持する、と日本は朝野を問わずに甘い約束をモンゴル人*15と交わしていた。しかし戦後は日本的な美徳を一度もモンゴル人に示そうとしなかったどころか、モンゴル人の宿敵である中国に(ボーガス注:中国の領土である内モンゴルを侵略して済みませんと?)謝罪してことを済ませた。

 つまり楊的には

・日本が内モンゴルを侵略しなければ、今、外モンゴル内モンゴルは統一していたかもしれない。日本人として内モンゴル外モンゴルの人々に対して謝罪の気持ちで一杯です

とでも謝罪して欲しいようです。
 つうかそういうことを書く奴が何で産経とつるむのかさっぱりわかりませんが。

*1:中曽根内閣文相、自民党政調会長(宮沢総裁時代)、宮沢内閣通産相、村山内閣建設相、自民党総務会長(橋本総裁時代)、幹事長(小渕総裁時代)等を経て首相

*2:菅、野田内閣行政刷新担当相、民主党代表代行(岡田代表時代)、民進党代表などを経て立憲民主党副代表

*3:そもそもこの文章で楊が名前を出した「サルトル」以外に楊が「欧米のニューレフト」で想定しているのが誰なのかよく分かりませんが。

*4:「左翼と進歩的知識人」と書くと言うことは、産経及び楊にとってはおそらく「進歩的知識人」には保守リベラルも含むのでしょう。ただし楊が具体的な名前を誰一人として出さないので「左翼と進歩的知識人」について、誰を想定してるのかさっぱり分かりませんが。

*5:まあこんなことを言う楊は「中国に比較的好意的だった」と評価されるサルトルを憎悪してるのでしょうねえ。とはいえ「昔ならまだしも」今の「デマ屋に落ちぶれた楊」に「親中国派(?)」サルトルを批判する資格は全くないと思いますが。

*6:それにしたって「中国ビジネスを希望するフランス財界の要望に応えた」のであって、「フランス社会党の左翼イデオロギー」がどうこういう話ではありません。

*7:自民党国対委員長(三木総裁時代)、福田、中曽根内閣文相などを経て首相

*8:CIA長官、レーガン政権副大統領などを経て大統領

*9:サッチャー内閣財務相、外相などを経て首相

*10:池田内閣経済企画庁長官、佐藤内閣通産相、三木内閣外相、福田内閣経済企画庁長官、鈴木内閣官房長官、中曽根、竹下内閣蔵相などを経て首相。首相退任後も小渕、森内閣で蔵相

*11:共青団中央書記処第一書記、河南省長、河南省党委員会書記、遼寧省党委員会書記、第一副首相などを経て首相(党中央政治局常務委員兼務)

*12:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席などを経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*13:いやいや、まともな人間は韓国や欧米(例:バターン死の行進、泰緬鉄道の強制労働などの戦争犯罪)にも謝罪していますが?

*14:具体的名前を上げられない点が楊はせこすぎます。まったく楊の周囲は少しはこいつに苦言を呈したらどうなのか。それとももはやこいつの周囲には「産経レベルの反中国ウヨ」しかいないのか。

*15:正確には「内モンゴル人」

黒坂真に突っ込む(2020年8月7日分)

黒坂真
 日本共産党本部の皆さん。PCR 検査を抜本的に増やすと、なぜ武漢ウィルス拡大を抑止できるのですか

 今だに「COVID19」「新型コロナ」と呼ばず、武漢ウイルスと「レイシズム丸出し」なことには呆れますがそれはさておき。
 もちろん検査だけやっても無意味なわけで、そんな馬鹿なことは共産党に限らず「検査拡充派」はしていません。そこには「検査を拡充→感染者を可能な限り把握→感染予防のための感染者の宿泊療養」という流れがあるわけです。もちろん皆さんご存じのようにここで、黒坂ら「検査拡充否定派」は「検査に手間がとられて医療崩壊ガー」と言い出すわけですが、高世仁なども批判するようにそうした物言いは詭弁も甚だしいでしょう。中国にせよ台湾にせよ韓国にせよ「一定の封じ込めに成功した」とされる国は全てPCR検査に力を入れています。「台湾は親日」などといいながら「台湾のPCR検査拡充」は都合が悪いからと言って無視する黒坂らウヨも本当にいい度胸をしています。
 むしろ今のまま検査をサボって感染者を増やし続ける方が「医療崩壊の危機」が近づくでしょう。
 「検査に手間がとられて医療崩壊ガー」はどう見ても嘘で実際には
1)「拡充したくても拡充できない」か
2)「拡充しようとすれば拡充できるが、『それをしたら政府批判派が正しいことになり政府の面子が潰れる』というくだらない面子にこだわってる」か(まだ1)なら我慢できますが2)なら論外でしょう)
どちらかで拡充しない政府(安倍政権)を黒坂ら安倍自民信者が擁護し、あげく「コロナがいつまで経っても解決しない」わけです。
 その上、そうしたコロナ失政をもとに「緊急事態条項改憲ガー」と言い出すのだから火事場泥棒にもほどがあります。大体、「外出自粛」「営業自粛」などによる経済的ダメージを恐れて、安倍が緊急事態条項発動よりハードルの低い「コロナ特措法の緊急事態宣言」すらできないのに緊急事態条項改憲云々も無いもんです。 

黒坂真
 日本共産党本部の皆さん。日本人が習近平*1金正恩*2プーチン*3にこの話*4をしたら「本当に核戦争は悲惨だ。我が国は核を廃棄しよう」と思うでしょうか。

 「広島、長崎での原爆被害*5を世界に訴え、核廃絶につなげよう」と志位氏がツイートしたらこれです。呆れて二の句が継げませんね。
 志位氏の論理展開が「反核世論を高めて核保有国が無視できないようにしよう。そして核廃絶につなげよう*6」と言う論理展開であることぐらいは容易に理解できるでしょうに。
 黒坂らウヨが「拉致問題を国際社会に訴えて北朝鮮が無視できないようにしよう。そして拉致被害者帰国につなげよう*7」というのと、似たような話を志位氏はしている。
 それに対して

救う会の皆さん、日本人が金正恩にこの話をしたら「本当に拉致は被害者家族にとって悲惨だ。我が国は拉致被害者を帰国させよう」と思うでしょうか。」
救う会の皆さん、日本人が『北朝鮮と友好関係にある』習近平プーチンにこの話をしたら「本当に拉致は(以下略)。我が国は北朝鮮に圧力をかけて(以下略)」と思うでしょうか。」

というレベルのくだらない因縁つけをしてるのが黒坂です。
 しかしこういうときに核保有国として「黒坂が敵視する中朝露」しか出てこず、「米英仏」等が出てこないのがなんともかんとも。
 なお、黒坂ら極右が核保有論を主張する一方で

広島 松井市長 平和宣言で「核廃絶に向けた連帯の働きかけを」 | NHKニュース
 広島市の松井市長は、被爆75年の平和宣言で、日本政府に対し、被爆者の思いを受け止めて核兵器禁止条約に参加し、核廃絶に向けた「連帯」を各国に働きかけるよう求めました。

「核抑止論は虚構に過ぎない」 湯崎英彦・広島県知事 [戦後75年特集]:朝日新聞デジタル
 改めて、核兵器国を中心とする各国に、核兵器不拡散条約の遵守(じゅんしゅ)、核兵器禁止条約の批准、核軍備管理・軍縮にかかる枠組みの堅持、核実験自粛堅持と包括的核実験禁止条約の早期発効、そして核兵器の永久放棄を強く求めます。

ということで自民系の保守派(広島の松井市長、湯崎知事:河井案里辞任後の補選候補の一人に名前が出てることで分かるように両者とも自民系)からも核廃絶論が出ていることはそれなりに評価したい。

黒坂真リツイート
 玄松月さん*8が、金正恩の「側室」なのかどうか、私にはわかりませんが、この方は金正恩の側近中の側近と思えます。脱北者知識人連帯の金ホングァンさんが平壌からこの(ボーガス注:側室云々という)情報を得て、youtubeで放映しています。在日本朝鮮人総連合会の皆さんの見解を伺いたいですね。

 伺われても「知らんがな」で終わる話です。黒坂も「本気で伺いたい」わけではなく「金正恩は性的にふしだらだ」という悪口のつもりなのでしょうがそもそもが「反北朝鮮の立場に立つ脱北者の右翼活動家」による「根拠薄弱な怪しい話」なので「はあ?」で終わる話です。

*1:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席などを経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*2:北朝鮮国務委員長、朝鮮労働党委員長、朝鮮人民軍最高司令官

*3:エリツィン政権大統領府第一副長官、連邦保安庁長官、第一副首相、首相などを経て大統領

*4:広島、長崎での原爆被害の話

*5:8/6に広島に、8/9に長崎に原爆が投下された。

*6:そうした主張の是非はここではひとまず置きます。俺個人は「困難でもそれ以外に核廃絶の手はない」と思うし、そうした運動が「核兵器禁止条約」等の一定の成果を生んだとも思いますが。

*7:そうした主張の是非はここではひとまず置きます。個人的には「小泉訪朝後の拉致敗戦」を考えれば「そんな訴え」が拉致解決に全く役に立たず、すべきことは日朝外交交渉だと思いますが。まあ黒坂ら巣くう会ウヨの場合、本音では拉致を解決する気は無く、単に日朝国交正常化妨害が目的ですから現状でも何ら問題はないでしょうが。

*8:玄松月 - Wikipediaによれば三池淵管弦楽団団長、朝鮮労働党中央委員(党宣伝煽動部副部長兼務)