今日の産経ニュース(2023年1/24日分)

少子化対策「過去の政策検証を」 野村総研の木内登英氏 - 産経ニュース
 成果がない以上「過去の検証」は一般論としては正論ですが、そんなことができる度量が岸田にあるかどうか。
 なお、木内氏自身は

木内登英 - Wikipedia参照
 野村総合研究所経済研究部日本経済研究室長、野村證券金融経済研究所経済調査部長などを経て野村総合研究所エグゼクティブ・エコノミスト
【著書】
◆『異次元緩和の真実』(2017年、日本経済新聞出版社
◆『金融政策の全論点 : 日銀審議委員5年間の記録』、『決定版・銀行デジタル革命』(2018年、東洋経済新報社
◆『トランプ貿易戦争』(2018年、日本経済新聞出版社
◆『プラットフォーム経済圏』(2019年、日経BP社)
◆『決定版・デジタル人民元』(2021年、東洋経済新報社
◆『投資家の疑問に答える・日銀の出口戦略Q&A』(2022年、銀行研修社)

ということで特に少子化問題が専門というわけでもなさそうです。

 婚外子の権利を高め、無理に結婚しなくても子供が持てるようにする方法もある。

 婚外子差別問題って本筋はそういう話(少子化対策)ではないですが、「そういうことでも言わないと日本では婚外子差別はなくならないんかねえ(げんなり)」感が正直あります。


「安保廃棄・自衛隊解消に反する」共産が現役党員に不満 「志位氏は説明丸投げ」の声も - 産経ニュース
 「批判」ではなく「不満」と書く辺り「反共」産経らしくて吹き出しました。

 党本部勤務経験を持つ元共産党員は「(志位氏は)矢面に立たず説明を赤旗に丸投げしている。赤旗を読んでいない人たちへの説明意欲も感じられない。国民をますます遠ざけてしまうのではないか」と語った。

 党員なら「除名の恐れがあるから名前が出せない」という言い訳も可能でしょうが、元党員なのに名前を隠してるというのが噴飯物です。
 「実在の元党員なんですか?。捏造じゃないですか?」「実在の元党員でも不祥事をおこして除名されたダメ党員だから名前が出せないんですか?」と聞きたくなります。
 それにしても志位氏の「赤旗を読んでください」にここまで悪口する「安倍信者」産経には「読売新聞を読んでください」の安倍(例えば安倍首相、憲法改正の考え方問われ「読売新聞を読んで」 | ハフポスト NEWS参照)を当時批判したのかと聞きたくなります(勿論批判してない)。読売新聞は「赤旗と違い」建前では自民党の機関紙ではないんですが。


【岸田政権考】国葬ルール化見通せず 世論二分、政府に急ぐ気配なし - 産経ニュース
1)

【誕生年順】
村山富市*11924年生まれ*2
福田康夫*3(1936年生まれ)
森喜朗*4(1937年生まれ*5
細川護熙*6(1938年生まれ)
麻生太郎*7(1940年生まれ、現在、自民党副総裁)
小泉純一郎*8(1942年生まれ*9
菅直人*10(1946年生まれ*11。現在、立憲民主党最高顧問)
鳩山由紀夫*12(1947年生まれ*13
菅義偉*14(1948年生まれ)
野田佳彦*15(1957年生まれ*16。現在、立憲民主党最高顧問)

といった現在存命の元首相及びそのご家族が恐らく「国葬などそもそも望んでない」
→まあ既に90歳を超えてる村山氏はともかく他の面子はこの高齢化時代では当面死去しそうにないというのもありますが。
2)仮に死去したところで自民党政権には「細川、鳩山、菅直人、野田といった非自民政権首相」は勿論「森、小泉、福田、麻生、菅義偉といった自民党出身首相」も含めて国葬をする気など恐らくない(特に安倍信者にとっては安倍を神格化できるので国葬など少ない方がいい)
の上に、一方で「そもそも国葬反対派、ルール不要派(俺もその一人ですが)」もいるのだから、「ルール化」が停滞するのはある意味当然です。

*1:社会党国対委員長、委員長を経て首相

*2:ちなみに竹下元首相(2000年死去)、ブッシュ父元大統領(2018年死去)、カーター元大統領(存命)が1924年生まれです。

*3:森、小泉内閣官房長官を経て首相

*4:中曽根内閣文相、宮沢内閣通産相、村山内閣建設相、自民党総務会長(橋本総裁時代)、幹事長(小渕総裁時代)などを経て首相

*5:ちなみに小渕元首相(2000年死去)、橋本元首相(2006年死去)、河野元自民党総裁(存命)が1937年生まれです。

*6:熊本県知事、日本新党代表を経て首相

*7:橋本内閣経済企画庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、第一次安倍内閣外相、自民党幹事長(福田総裁時代)、首相、第二~四次安倍内閣副総理・財務相など歴任

*8:宇野内閣厚生相、宮沢内閣郵政相、橋本内閣厚生相などを経て首相

*9:ちなみに金正日北朝鮮国防委員長(2011年死去)、市田忠義日本共産党副委員長(元書記局長)、小沢一郎自民党幹事長、温家宝元中国首相、胡錦濤元中国国家主席(以上、存命)が1942年生まれです。

*10:社民連副代表、新党さきがけ政調会長、橋本内閣厚生相、鳩山内閣副総理・財務相などを経て首相

*11:ちなみに、クリントン元米国大統領、トランプ前米国大統領が1946年生まれです。

*12:細川内閣官房副長官新党さきがけ代表幹事、民主党幹事長などを経て首相

*13:ちなみに穀田恵二日本共産党国対委員長(選対委員長兼務)が1947年生まれです。

*14:第一次安倍内閣総務相、第二~四次安倍内閣官房長官を経て首相

*15:鳩山内閣財務副大臣菅内閣財務相、首相、民進党幹事長(蓮舫代表時代)など歴任

*16:ちなみに石破元自民党幹事長、石原伸晃自民党幹事長、岸田首相が1957年生まれです。

今日の中国ニュース(副題:リベラル21と田畑光永&台湾外相のバカさに呆れる)(2023年1月24日記載)

【中国ウオッチ】中国の台湾侵攻「2027年の可能性」 外交部長が異例の予測:時事ドットコム時事通信解説委員・西村哲也
 「おいおい(呆)」ですね。
 前も書きましたがむしろ侵攻の可能性は低いでしょう。
 第一に中国が「台湾が独立宣言しない限り侵攻しない」と約束してる以上、台湾が独立宣言しない限り侵攻の大義名分に欠ける。
 独立宣言のない状況で「大義名分のない侵攻」をしたら中国にとって「米英仏独等による対中国経済制裁」が危惧されます。
 第二に台湾は「ウクライナが米国の軍事支援を受ける」ように現在、米国製武器を購入するなど米国の軍事支援を受けています。中国が台湾侵攻しても「ロシアのように苦戦する可能性」がある。
 第三に侵攻をしたら、蔡英文よりは「中国に融和的な国民党」が完全に敵に回ってしまう。
リベラル21と阿部治平のバカさに呆れる(2023年1月25日分) - bogus-simotukareのブログでも触れましたが、最近「国民党の政権奪回」の目が「かなり出てきた(勿論、総統選までに何がどうなるかは分かりませんが)」のだから、なおさら侵攻しないでしょう。
 第四にそもそも中国国民が侵攻を支持するかどうか。今の中国は文革時代などと違い「政府の一存で何でもできる時代ではない」でしょう。
 むしろこの発言は「台湾有事論」を煽ることで、民進党への支持を集めようとする党利党略的な代物ではないか。リベラル21と阿部治平のバカさに呆れる(2023年1月25日分) - bogus-simotukareのブログでも触れましたが、最近、民進党は地方選挙で国民党に連敗し、ついに「人心一新」を唱えて蔡英文は党主席を辞任(後継主席は頼清徳*1副総統)、蘇貞昌*2首相も辞意表明する(後任首相は陳建仁・前副総統の見込み)ほど追い詰められているからです。
 この点は時事通信記事も俺と同意見(反中国扇動による民進党への指示集め)のようで

 台湾国防部もこれまで、中国軍は渡海・上陸や補給の能力が不十分で台湾攻略は難しいとの分析結果を明らかにしており、呉氏の発言は唐突な印象を与える。
 昨年11月の統一地方選で大敗した民進党政権が党指導部や行政院の人事を刷新して、1年後の総統選に向けて体制を立て直す時期に、呉氏の危機説が出てきたのは偶然ではないだろう。
 中国脅威論が高まれば、親中的な国民党に不利になる。

と書いています。
 こうした民進党の「反中国扇動に利用されること(その結果として民進党が国政選挙や地方選挙で国民党に勝利する可能性)を嫌った」のか、時事通信に寄れば

 習氏は昨年12月31日、新年メッセージの台湾に関する部分で、前年と違って「祖国の完全統一」に触れず、海峡両岸(中国本土と台湾)を家族に例えた上で、「両岸の同胞が歩み寄り、手を携えて共に進み、中華民族の末永い幸福を共に築くことを心から望んでいる」と語った。
 国務院(内閣)台湾事務弁公室の宋濤*3主任は1月2日発表した新年メッセージで「台独(台湾独立)分裂勢力」を非難し、祖国統一の重要性を強調したが、前年のような「民進党当局」に対する名指しの批判はしなかった。否定的存在として名前を挙げたのは、昨年8月に訪台したペロシ米下院議長(当時)だけだった。

として中国の「民進党批判」も最近は「以前よりはマイルド」とのこと。このような「マイルドな批判」も「台湾侵攻」云々が事実に反することの傍証ではないか。「台湾侵攻」で簡単に片がつけられると中国が考えてるのであれば批判をマイルドにする必要も無いからです。


リベラル21 中國政府、なんだかわざとらしいが(田畑光永

 25日の中国の国際問題紙『環球時報』は次のような“安全注意”記事を掲げた。
 「このところ米国の各地で銃の発砲事件が多発し、在米中国人を含めて被害者が相次いでいることから、外交部および在米公館は領事保護応急メカニズムを発動するとともに、在米の中国公民に居住地の安全情勢に細かく気を配り、自身の安全・防犯につとめ、人の集まる場所に出かけることを控えるよう呼びかける。安全が脅かされた場合には、直ちに米国の救急電話、911(中国語サービスの要求可)に連絡するとともに、在米の中国大使館、領事館、あるいは北京の中国外交部の全世界対応領事保護および緊急ホットラインに救助を求めるように」。
 そして北京の外交部の24時間対応のホットラインの電話番号と在米中国大使館およびニューヨーク、サンフランシスコ、ロサンゼルス、シカゴの総領事館の電話番号を列記している。
 また、同紙は別の記事で、この2日前の23日午後、カリフォルニア州ハーフ・ムーン・ベイ市で銃の乱射事件があり、7人が死亡、1人が負傷(被害者に中國*4人も)した事件についての、サンフランシスコ総領事館の同様の電話番号の案内を掲載している。
 さて、この記事をどう読むか、というと、いささか大げさだが、ちょっと違和感を覚えないだろうか。

 として「米中対立」を理由に中国が「意趣返ししてるのではないか」、「戦前日本の鬼畜米英」みたいなものではないかと決めつける「アンチ中国」田畑です。しかし、現に米国で「アジア系を狙ったヘイトクライム(トランプの大統領就任後、トランプが白人至上主義者をたきつけるような態度を取って差別を助長してからの現象でしょうが)」が最近目立つ以上、この程度は「当然の注意喚起」ではないのか?
 むしろこの程度で「意趣返し」云々と言い出す田畑の方こそ「中国への不当な誹謗」ではないのか。どっちにしろこんなことが「護憲・軍縮・共生」というリベラル21と何の関係があるのか?
 なお、以上の文章は田畑記事に投稿しましたが、いつものように掲載拒否でしょう。自称リベラルが聞いて呆れます。


リベラル21 中国の人口が減り始めた(田畑光永

 社会の閉塞感を反映*5しているといっては、我田引水と思われるかもしれない*6が、その地位が崩れることはまずないと思われた*7「世界一の人口大国」の人口が減り始めたという事実は、ただたんに多すぎるから減り始めたのではない理由があるのだと思う。

 中国の少子化を「社会の閉塞感」云々と言い出すとはアンチ中国の田畑らしくて吹き出しました。
 むしろ
やはり儒教文化圏の国々は少子化になりやすいのだろう - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)中国の人口減少 | inti-solのブログ - 楽天ブログが指摘するように「儒教の影響を是正できてない」と見なす方が適切でしょう。
 なお、田畑記事には

 日本や韓国も少子化が深刻なことを考えれば
やはり儒教文化圏の国々は少子化になりやすいのだろう - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)が指摘するように、「儒教的家族観念(未婚の母に否定的など)」が少子化を助長しているとみるべきでしょう。
 「中国が共産党独裁だから(この記事の論調)」ではない。

とコメントしましたが『恐らく掲載拒否』でしょう。

*1:台南市長、首相などを経て副総統、民進党主席

*2:屏東県長、台北県長(現在の新北市長)、総統府秘書長(日本の官房長官にあたる、陳水扁政権時代)等を経て首相

*3:外務副大臣中国共産党中央対外連絡部長など外交関係の役職を歴任。過去においても王毅氏(駐日大使、国務委員(外交担当)兼外相等を経て、現在、中国共産党中央外事工作委員会弁公室主任)、張志軍氏(中国共産党中央対外連絡部長、外務副大臣など歴任)など外交担当者を「台湾事務弁公室主任」にしてること(国務院台湾事務弁公室 - Wikipedia参照)からは「台湾は中国の一部」としながらも「事実上独立している」という事実を中国としても公然とは否定できないことが分かります。

*4:単に誤記なのでしょうが「中国」と「中國」を混在させて書くのは分かりづらいのでやめて欲しい。

*5:要するに中国共産党一党独裁への田畑の非難

*6:明らかに我田引水でしょう。人口の増減で単純に「社会の閉塞感」を云々するのは適切ではないでしょう。

*7:この問題に無知な田畑が勝手にそう思っていただけであって「実際の人口減のスピード」はともかく「人口減→世界一位人口からの転落」それ自体は恐らく「人口問題研究者」「中国政府」にとっては「予想の範囲内」でしょう。

珍右翼・高世仁に悪口する(2023年1/24日分)(副題:具体性皆無の高世の『姜尚中氏非難』に呆れる)

アフガンの麻薬とタリバン② - 高世仁のジャーナルな日々

 最近、姜尚中*1のコメントが支離滅裂で辟易させられる*2なか、彼女のメリハリのきいたコメントに拍手したい。

これじゃあ「ジャーナリスト」でなくて「反北朝鮮活動家」だ - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)2012.2.27
このようなことをプロのジャーナリストが発言するのはさすがに驚かされる - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)2015.12.4
そういう例を出すのなら、拉致問題だってやっぱり金(対価)次第じゃないか - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)2018.11.15
けっきょく「横田めぐみ拉致問題における安明進証言」などというものにのっかったのが、高世仁が会社をこかした淵源(の少なくとも1つ)ではないか - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)2021.5.25
高世仁の幼稚なデマ自慢を平然と垂れ流すNHKの馬鹿さとクズぶりに本気であきれ返る - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)2022.1.11
自分に都合の悪いことを他人などのせいにしているあたりが、高世仁が会社の経営に失敗した遠因でもあったのだろう(福島香織の独立の失敗もあまりにひどい) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)2022.5.9

という「支離滅裂で辟易させられる」高世が「自分を棚上げして」良くも言ったもんですが、それはさておき。
 おいおいですね。
 彼女(渡部カンコロンゴ清花 - Wikipedia氏)のコメントを評価するにおいて姜氏に悪口する必要は何処にも無い。
 また、姜氏を批判するなら、高世が「彼女の具体的なコメント(岸田の軍拡路線批判)」を紹介した上で具体的な評価を加えたように、具体的なコメントを引用した上で、何がどう問題かきちんと指摘すべきでしょう。
 何故高世はそうしないのか?
 姜氏が『日朝関係の克服:なぜ国交正常化交渉が必要なのか』(2003年、集英社新書)と言う著書があり、「2003年当時から日朝国交正常化を主張したこと」を考えれば「2003年当時(そして今もか?)、日朝国交正常化に否定的だった高世」が不当に姜氏を敵視し、いわれのない非難を加えている(だから姜氏について高世は具体的指摘をできない)と疑われても文句は言えないでしょう。
 ちなみに2003年には以下の出来事がありました。赤字が朝鮮半島関係です。

2003年 - Wikipedia2003年の日本 - Wikipedia
◆1月10日
 北朝鮮核拡散防止条約(NPT)脱退を宣言

◆3月19日
 米国、英国によるイラク戦争開戦
◆6月6日
 盧武鉉韓国大統領が訪日

◆9月21日
 自民党幹事長に安倍晋三が就任
◆11月23日
 グルジアでシェワルナゼ大統領が辞任(バラ革命)
◆11月29日
 イラク北部で日本大使館の公用車が襲撃され、日本人外交官2人とイラク人運転手が死亡(イラク日本人外交官射殺事件)
◆12月13日
 米軍がフセインイラク大統領を拘束

*1:熊本県出身。東京大学名誉教授。熊本県立劇場館長。学校法人鎮西学院長崎県)学院長。著書『マックス・ウェーバーと近代』(2003年、岩波現代文庫)、『オリエンタリズムの彼方へ』(2004年、岩波現代文庫)、『反ナショナリズム』(2005年、講談社+α文庫)、『姜尚中政治学入門』(2006年、集英社新書)、『姜尚中と読む夏目漱石』(2016年、岩波ジュニア新書)、『朝鮮半島と日本の未来』(2020年、集英社新書)など(姜尚中 - Wikipedia参照)

*2:「その活動」をどう評価するにせよ、とにもかくにも姜氏が様々な活動をしているのに対し、「彼に悪口する」高世がジンネット倒産後「事実上無職(ジャーナリストの活動はゼロ)」なのは実に滑稽です。

今日の産経ニュース(2023年1/23日分)

子供政策に政権浮揚かける 首相、施政方針演説で力説 - 産経ニュース
 産経ですら

◆軍拡
◆『政権の最重要課題』と岸田が常日頃強弁する北朝鮮拉致問題

については「政権浮揚賭ける」と書かないことが興味深い。産経だって、自民党支持層ですらほとんどの人間は「少子化対策>軍拡(拉致)」ということはわかってるわけです。「子育て世代に対する経済支援」は多くの日本国民にとって魅力的でしょうが、軍拡なんて「軍事産業関係者」以外にはほとんど関係ないですからね。拉致に至っては「超少数の拉致被害者家族会(子育て世代は勿論、軍事産業関係者と比べても数が少ない)」以外には正直「どうでもいい話」です。
 とはいえ演説に話を限れば「少子化対策に具体性皆無*1」で「本当に賭けてるのか?」「このレベルで国民がだませるとなめてるのか?」と問い詰めたくなる酷さでしたが。


【産経・FNN合同世論調査】防衛増税「反対」67・3% 増税前に衆院解散60・4% 内閣支持率は下げ止まる - 産経ニュース
 俺的には「まだ増税反対(67%)が低い」「反対するのは軍拡それ自体でなく増税なのか、本気で軍拡が必要だと思ってるのか(呆)」とげんなりですね。
 また

岸田首相が打ち出した「異次元の少子化対策」で子供関連予算を倍増する方針については「賛成」が82・5%を占めた。

というのにも「軍拡なんかしたら少子化予算倍増なんかできるわけがないし、岸田も具体的な金額はいつまで経っても出さないのに本気で賛成なのか?*2」とげんなりします。
 とはいえ「軍拡「賛成」が50・7%で、「反対」は42・8%」で、賛成が上回ってるとは言え、大幅な差がついてるわけではない。巻き返すことは不可能ではないと思いたい。
 1)日本の安保状況は岸田が強弁するような危機的状況になど無いこと(外国の侵攻の危機などないこと)、2)現状の自衛隊でも十分「強大な軍事力であること」、3)岸田等がどう強弁しようとも軍費捻出には増税が不可避であろう事(なお、国債発行したところで最終的には返還が必要な借金なので増税がいずれ必要なことには変わりがない)を今後強く訴えていく必要があります。


岸田首相の施政方針演説全文(1/4ページ) - 産経ニュース
 軍拡は後ろの方に持って行くかと思いきや、最初から大展開です。なお、年明けの「異次元の少子化対策」発言から、当初予想されたのに比べて、「少子化の扱いは軽かった」といえるでしょう。
 今回も年明け発言同様、少子化については

 子供ファーストの経済社会をつくり上げ、出生率を反転させなければなりません。
 子供・子育ての『当事者』である、お父さん、お母さん、子育てサービスの現場の方*3、若い世代の方々の意見を徹底的にお伺いするところから始め、従来とは次元の異なる少子化対策を実現したいと思います*4

という「具体性に欠ける抽象的な内容」に留まりました。
 とはいえ拉致については

 拉致問題『当事者』である、被害者のお父さん、お母さん、外交交渉の現場の方(外務官僚)などの意見を徹底的にお伺いするところから始め、従来とは次元の異なる拉致対策を実現したいと思います*5

なんて言わないのだから「まだ少子化の方が扱いがまし」ではあります。
 軍拡では具体的金額を設定しながら、少子化対策ではその種の具体性は今だ皆無です。「これから子育て世代や有識者など関係者の意見を聞いて政策を決めたい」とは、何処までやる気があるのか、「子どものいる世代」に対する人気取りで「子育て支援充実」の空手形を切ってるだけではないのかと疑わざるをえません。
 なお、岸田ですら

 非核三原則専守防衛の堅持、平和国家としてのわが国としての歩みを、いささかも変えるものではない

としていることは指摘しておきます。嘘も甚だしいですが、岸田ですら公然と専守防衛を否定できないわけです。


【産経・FNN合同世論調査】ポスト岸田は「小石河」が上位 林、茂木氏は低迷 - 産経ニュース
 泉の支持率の低さは「予想の範囲内」ですが絶句です。泉とその周囲(岡田幹事長、長妻政調会長など)も少しは現状を反省したらどうか。
 なお、「野田が好きなわけではない」のですが「極右・高市よりはマシ」と思う俺にとっては「高市>野田」にはげんなりですね。
 また、澤藤統一郎の憲法日記 » 河野太郎 「『桜を見る会・前夜祭』に関する公開質問状」を受領拒否という「不誠実なバカ」河野の支持が高いことにもげんなりです。
 とはいえ、これは政策支持と言うより単に「テレビ露出度の違い(大臣を辞めたことで野田の露出が減った)」というくだらない話でしょうが。日本人であることが心底嫌になる今日この頃です。


党首公選は「規約逸脱」 共産委員長が赤旗記事評価 - 産経ニュース
 松竹が「右翼的安保政策(日米安保支持)」を主張していること、その点についても志位執行部が批判してることには全く触れてないことが興味深い。「公選制」に比べ「右翼的安保施策」は支持が高くないという産経の評価があるのでしょう。

*1:とはいえもっと具体性のないのが拉致問題ですが

*2:とはいえ俺もこの質問には「岸田の少子化対策は具体性皆無の怪しい代物だが、反対と答えると少子化対策それ自体に反対してるように受け取られかねないからなあ(なお、俺は軍拡についてはそれ自体に反対です)」と渋い顔をしながら「賛成回答」かと思います。

*3:幼稚園、保育園などの職員の事か?

*4:まあ意見を聞くのがいいことは事実ですが、少子化は昨日今日の問題じゃないですからね。「どんだけ暢気なんだよ」感は否定できません。

*5:とはいえ小泉訪朝から20年経ってこう言われたら「今更かよ」感も否定できませんが、今の状況をダラダラ続けるよりはマシでしょう。

常岡浩介に悪口する(2023年1月23日分)(副題:常岡の無茶苦茶な反中国に呆れる)

常岡浩介
 中国は過去に陸上で国境を接した全ての隣国、朝鮮*1、モンゴル*2ソ連、インド、パスキタン*3ベトナム*4ブータン*5と国境で軍事衝突あるいは侵攻。チベットウイグルを侵略*6

 「台湾が独立宣言しない限り中国が台湾侵攻することは可能性が低いと思う」「なぜなら独立宣言しない限り侵攻しないという国際公約を破れば、ロシアのような欧米の経済制裁が間違いなくあるし、米国の軍事支援を受ける台湾に簡単に勝てるか分からないからだ(米国の軍事支援を受けるウクライナにロシアは苦戦)」「むしろ中国は台湾相手には経済制裁や断交ドミノといった非軍事的な形で牽制するだろう」「南沙諸島問題だって、それを理由に領有権を争うフィリピンやベトナムと戦争を起こすとは思えない。むしろ中国は両国に対しては経済支援で懐柔しようとしている(以上については俺も同感ですが)」という指摘に対するこれが「常岡の反論」です(呆)。
 「中国、インドとの国境紛争(1960年代)」「中越戦争(1970年代)」は時代背景が違うのでこんなことは「中国が現在台湾侵攻(あるいは南沙諸島問題を理由にフィリピンやベトナムと戦争)する可能性が高い」ことの理屈には全くなりません。そもそもソ連について言えばその後外交交渉で国境問題は決着しています。
 こんな屁理屈でいいなら「過去には日本で226事件、宮城事件のような軍事クーデター未遂があった、また同じようなクーデターが自衛隊によって(以下略)」「日本は過去に中国、韓国、東南アジアを侵略した、また同じような侵略を(以下、略)」「ドイツは過去にフランスや東欧を侵略(以下略)」とも言えてしまう。
 またググれば、

中国・習氏「途上国利益守るべき」 パキスタン首相と会談 - 産経ニュース2022.11.2
 中国の習近平国家主席は2日、訪中したパキスタンのシャリフ首相と北京の人民大会堂で会談した。
 習氏は、パキスタン南西部グワダル港の関連インフラ設備の建設加速や、パキスタン産農産物の対中輸出拡大など、経済関係の強化を進める考えを示した。

習国家主席がベトナム書記長と会談、サプライチェーン構築などで協力(中国、ベトナム) | ビジネス短信 ―ジェトロの海外ニュース - ジェトロ2022.11.4
 習近平国家主席は10月31日、北京市ベトナム共産党グエン・フー・チョン*7書記長と会談した。
 習国家主席は、経済面では両国間で安定した産業チェーン・サプライチェーンシステムを構築し、中国の技術集約的企業がベトナムへ投資することを奨励するとした。また、医療・衛生、グリーン発展、デジタル経済、気候変動対応分野での協力を深めるとした。

東南ア各国、中国人客受け入れ拡大 経済重視で規制回避: 日本経済新聞2023.1.6
 東南アジア各国が中国人観光客の受け入れを拡大する。日本や欧米諸国は中国からの渡航者に対する新型コロナウイルスの水際対策を強化するが、タイやフィリピンは入国時の検査などを見送る方向だ。東南ア各国の観光産業は中国人への依存度が高く、景気回復を優先する。

フィリピン政府 中国から約3兆円の投資の約束取り付けたと発表 | NHK | 中国2023.1.7
 フィリピン政府は、中国を訪問したマルコス大統領が再生可能エネルギー事業を中心に、中国側から日本円でおよそ3兆円の投資の約束を取り付けたと発表しました。

と言う記事がヒットし、常岡が「名前を上げた国々(例:パキスタン、フィリピン、ベトナム)」と中国の関係が「いろいろな利害対立はあれども」、お互いに経済関係を重視しており、常岡が描き出すような敵対関係ではないことも分かります。
 まあ、こうした常岡の「中国敵視ツイート」は本気と言うより常岡がつきあってる「黒井文太郎」などの反中国右翼に迎合してるのでしょうが。
 そもそも常岡の専門は「長崎放送時代」は「警察不祥事」、フリーになった後は「ロシアとイスラム国(とはいえどう見ても世間にろくに評価されてませんが)」であって中国ではないのですが、良くもデタラメがほざけたもんです。

常岡浩介がリツイート
 「ウルトラの母」の乳のことよりも、ウルトラマンタロウになる東光太郎(篠田三郎)が渡部陽一くんに似てる気がしてならない
「ウルトラの母」は初登場時「丸出し」だった? 妙な記憶の真相とは | マグミクス

 ツイート自体がくだらないですが、「ライター廃業状態」でこれとは全く哀れみを誘います。常岡も内心では、現状について相当屈辱ではないか。

*1:朝鮮戦争のことでしょうがこれは「金日成の南侵」をソ連と共に支援したという話で中国は主役ではない。

*2:中国がモンゴルと軍事衝突したことなんかありましたっけ?。それともこれは「中国の内モンゴル支配」を常岡が侵略扱いしているという話か?。ただし内モンゴル蒋介石中華民国時代から中国の領土扱いなので侵略呼ばわりはいかがなものか。

*3:原文のまま(苦笑)。しかし中国ってパキスタンと軍事衝突したことなんかありましたっけ?。むしろ印パ国境紛争では「敵(インド)の敵(パキスタン)は味方」でパキスタンを支援したのが中国だったと思いますが。一方「敵(中国)の敵(インド)は味方」でインドを支援したのが旧ソ連です。

*4:1970年代の中越戦争のことでしょう。

*5:中国ってブータンと軍事衝突したことなんかありましたっけ?

*6:チベットウイグル蒋介石中華民国時代から中国の領土扱いなので侵略呼ばわりはいかがなものか。

*7:ハノイ市党委員会書記、国会議長、国家主席などを経て党書記長

大河ドラマ「どうする家康」(1/22放送)の感想(2023年1月23日記載)(追記あり)

 「変わる徳川家康像」の赤旗記事 - 紙屋研究所に絡めて書いてます。
 但し、別記事でも書いたように「松竹に同調する紙屋」については政治的にはほとんど俺は評価していません(特に彼らの右翼的な安保政策は)。
 なお、松竹伸幸『シン・日本共産党宣言』 - 紙屋研究所では「善意の第三者ぶる紙屋」ですが実際は、松竹の文春新書原稿執筆に協力するなどの「共犯者(?)」ではないかと俺は疑っています。
 何せ紙屋は手放しで松竹を褒め称えてますからね。

 1560年の桶狭間合戦今川義元織田信長に敗死してからも、当初は今川方として織田方に抗戦していたらしい。しかし上杉謙信の大軍が関東に侵攻。今川氏と同盟関係にあった北条氏が存亡の危機の事態となったため今川氏は家康を支援できず、織田方の攻勢の矢面に立たされた家康はついに織田信長と和睦し、今川氏から独立したとしています。

 本日夜の「どうする家康」はここらあたりの話だから、それが生かされている可能性があるわけですなー。それは楽しみの一つである。

 この辺りは確かにいかされていましたね。
 大河において、最後まで「今川から織田に寝返ること」を躊躇する家康ですが、今川の支援が来ず、織田相手に苦戦する中、「部下や実母」から寝返り論が公然と主張される中、彼は当初は「今川の人質となってる妻子を見殺しにしろというのか」「信長がそこまで信用、評価できるのか」等と部下らに憤慨しますが、最終的には寝返りを余儀なくされます。実際がどうかはともかく、ドラマにおいて彼は一面識もない信長という男に寝返っていいのか、相当に悩んでいます。「これを機会に今川から独立しよう」等と素直に喜んではいない。

 最近の研究によると、信玄の手紙をみると、家康を「三河殿」とか「三河守殿」ではなく、単に「岡崎」と呼び捨てているそうです。つまり、家康を、三河の支配権を確立した、独立した国主としてはみなしていないわけです。かなり後になっても、信玄が家来にあてた手紙の中にも、「家康はもっぱら信長の意見にしたがっている人物だ」と書かれています。信玄は家康を対等の交渉相手とはみなしていませんでした。

 この点も大河にいかされていました。
 今川の支援が来ない中、家康は「苦肉の策」として「今川・武田の同盟」を理由に、信玄に「是非、今川配下の自分に援軍を送って欲しい」と要請しますが「今川からの要請ならともかく、格下の分際で何様か」と相手にもしません。その結果、家康は寝返りの方向に追い込まれていきます。

【追記】
 「どうする家康」が視聴率で苦戦してるようですが、これは「脚本がつまらない」「松本潤の演技がまずい」というより「家康がかっこよくないこと」が大きいのではないか。
 過去の家康モノと違い、家康はまだ「未熟な存在」として描かれていますが、それが多くの視聴者にとって魅力的ではないのではないか。
 とはいえ、ドラマや原作小説がどこまで事実にそっているかはともかく、実際、家康は「次第に成長していった」のでしょう。
 この点は「共産のレジェンド宮本*1や不破*2」「創価学会のレジェンド池田(第三代会長)」なども同じでしょう。「どうする宮本(不破)(池田)」だったわけです。公式ではその辺りはあまりアピールされませんが。

*1:書記長、委員長、議長を歴任

*2:書記局長、委員長、議長を歴任

今日もkojitakenに悪口する、ほか(2023年1月23日記載)(副題:政治とハラスメント)

「れいわローテーション」は党を揺るがす時限爆弾になる恐れ(鮫島浩) - kojitakenの日記
 鮫島氏を「れいわ支持者」として「信用できない」と散々、悪口雑言しながら、今回「彼のローテーション批判」は「kojitakenに都合が良いから」支持するというid:kojitakenの振る舞いは無茶苦茶と言うべきでしょう。
 鮫島氏を批判するのなら、その主張は「よほどの理由がない限り」一切採用すべきではない。
 そしてkojitakenの今回の態度は「よほどの理由があるから」鮫島氏の「ローテーション批判」を支持してるのではなく「kojitakenのれいわ非難、山本太郎非難に都合が良いから」支持してるにすぎないでしょう。どれほどご都合主義でデタラメなのか。

 大島氏の表情は終始硬く、ローテーション制を必ずしも快く受け入れたわけではないという気配がにじんだ。

 というのはローテーションは「大島に無理矢理押しつけられた」と描き出したい鮫島氏やkojitakenの勝手な当て推量に過ぎません。
 大島が「押しつけられた」等とはいってない以上、勝手な決めつけはすべきではない。
 それにしても「同意があれば何でもやっていいわけではなく(例:同意があろうと「殺人」や「13歳未満との性行為」は犯罪に該当する)」、今回の件も「同意のあるなし」で評価が変わる代物ではない(なお、俺個人はローテーションに否定的評価)と思う俺からすればkojitakenや鮫島氏が「大島の同意の有無」にこだわることは訳が分かりません。
 まあ、多分「大島に押しつけられた」とした方が「山本」や「他の4人のローテーション仲間」を「人でなし」として非難しやすいということなのでしょうが、そういう党利党略(?)はやめたらどうか。
 大島本人が「無理矢理押しつけられた」と言わない限り「押しつけたかどうか」を論じることに意味があるとは俺は思いません。

 大島氏に投票した有権者の多くがローテーション制を拍手喝采する舞台を整える段取りが政治技術(あるいは政治芸術)と呼ばれるものなのだろう。

 鮫島氏の文には呆れると共に吹き出しました。ローテーションを「非常識」と見なす俺からすれば、そんな「政治技術」が可能か疑問ですし、仮に「可能」だとしてもそれは「詭弁で居直る」という悪しき行為ではないのか。


立民幹事長・岡田克也にもパワハラ加担の疑惑 - kojitakenの日記

「パワハラなかった」と判断 立憲民主党県連、県議選四日市選挙区の出馬巡り - 伊勢新聞
 立憲民主党三重県連は21日、常任幹事会終了後、記者会見を開き、県議選四日市選挙区の立候補を巡り立民県連の幹部*1や県議から暴言を受けたとして、同選挙区から出馬予定の森川幸子氏(44)から党に上申書が提出された問題について、県連ハラスメント対策委員会(松田直久委員長)で調査した結果を報告。中川正春*2県連代表は「確固たるパワーハラスメント行為は確認されなかったと判断した」と述べた。

 このkojitaken記事ですが、俺個人は以下の「俺の岡田批判」への「kojitaken対応ではないか」と疑っています。

横浜市議へのハラスメント認めず 立民、中谷一馬氏を注意 - 産経ニュース

 立憲民主党は17日の常任幹事会で、横浜市の女性市議が中谷一馬衆院議員(比例南関東)からパワーハラスメントやマタニティーハラスメントを受けたと訴えていた問題を巡り、ハラスメント行為は認められなかったと結論付けた。ただ監督責任を負う立場にありながら混乱を招いたとして、中谷氏を岡田克也幹事長による「注意」とした。

 ハラスメントもないのに告発もしない(そんなことをしたら中谷氏への名誉毀損で民事提訴や党懲戒処分(最悪、除名)の対象になりかねません)でしょうから「あった」のでしょう。しかし「証拠不十分」や「中谷氏の主観的にはハラスメントではなかった*3」などと口実をつけてかばったと(しかし完全にかばうこともさすがに躊躇して「意思疎通が不十分で市議の誤解を招いた」「その結果党内に混乱を招いた」という別の理由で警告と)。
 この点、「とにもかくにも謝罪した小池氏の共産党」の方がずっとましかと思います。俺が立民を評価しない理由がまた一つ増えました。
 なお「県連の処分」ではなく岡田克也幹事長による「注意」なので「ハラスメント否定」という甘い対応は「県連の問題」ではなく「党中央の問題」になっています。まあ、県連が中谷議員(県連の実力者?)に忖度してこの程度の処分すらしたがらないから、岡田が出てきたのでしょうが、それでも「ハラスメント否定」ではむしろ「立民に失望した」の反応を招くのではないか。

 でこれを読んだkojitakenが

◆ボーガスは、俺(kojitaken)に対して『パワハラ問題でkojitakenは共産の小池を批判しながら、何故、立民の岡田を批判しない』『結局kojitakenってただの反共産だろ、そして過去には結局、岡田克也くらいしか適任者はいないのでは? - kojitakenの日記(2021.11.3)などで岡田を礼賛してたから、岡田批判できないんだろ*4」と当てこすってる、皮肉を言ってる

と理解して、慌てて、岡田批判を始めたのではないか、と俺は疑っています。そしてkojitakenが「岡田、パワハラ」「立民、パワハラ」などでググったところ「岡田の選挙区」、「岡田の実家(岡田一族が創業者であるイオングループ三重県で創業)」がある三重の記事がヒットしたのでそれを取り上げることにして、「ボーガスの記事なんて知らん」とアリバイ作りするために神奈川の件には触れないことにしたと。
 kojitakenはそういう意味では「ボーガスはろくでもない」「あんな奴、俺様の相手じゃない」「眼中にない」などと俺に悪口し「強がっていても」俺の批判を実は内心ではかなり気にしてるのではないか。
 なお、世間の話題になったかどうかをひとまず置けば、「パワハラ」でググってヒットする

経産省が作成した西村康稔大臣“対策マニュアル”を入手! パワハラ気質に戦々恐々か?|日刊ゲンダイDIGITAL2022.8.31
 西村氏は灘高から東大、通産省を経て、国会議員となったエリート。そのおごりゆえか、自民党内では茂木*5幹事長と双璧をなすパワハラ気質で知られる。
「新型コロナ担当相時代には、えげつないパワハラが週刊誌を賑わせました。部下への配慮は一切なし。夜中に突然『明日の朝まで』とメールで指示を出し、間に合わないとブチ切れる。コロナ対策室は150連勤で月の残業100時間超の職員を輩出するブラックな環境でも『残業が多いのはおまえらの能力が低いせい』と面罵。大勢の前だと情報が漏れるので、わざわざ小人数を集めてドヤす陰湿ぶり。仕えた秘書官は過労やストレスなどで相次いで職務続行不能になったと聞きます」(自民党関係者)
 一方のパワハラの雄、茂木氏が経産相を務めていた2014年当時も、同省の事務方が作成したとされる「大臣出張等メモ」と題した“対策マニュアル”が出回った。「食事」の項目には嫌いな食べ物に好物から〈麺がかたまっていた冷麺*6を大臣にそのまま提供してしまったため、硬くて食べられないと大激怒していた〉などとルームサービスを頼む際の注意点まで詳細に記載し、「タバコ」「移動」「ホテル」などの項目が続く。経産省は新たなパワハラ大臣の誕生に戦々恐々で、再び“トリセツ”をまとめたのか。

「奈良市長からパワハラ」 秘書広報課勤務の元職員が市を提訴 | 毎日新聞2023.1.21
 訴状などによると、男性は秘書広報課に勤務していた2022年4月以降、仲川市長や同課の上司から複数回にわたってパワハラを受けたとしている。仲川市長からは資料を床に投げつけられたり、激しく叱責されたりしたという。

等の記事で分かるように何もパワハラ問題が浮上した政治家は「立民の中谷議員」「共産の小池書記局長」など野党関係者だけではない。
 にもかかわらず、パワハラ云々では小池批判しか最近まで事実上してない松竹とid:kojitakenについては「お前等ただのアンチ志位執行部だろ?。パワハラのこと、まともに考えてねえだろ」と思っています。
 つうかパワハラ云々言うなら、俺に対する「サディスト」「権威主義者」だのの悪口は、俺とkojitakenの間に「何らかの上下関係」があれば明らかに「パワハラ」だし、上下関係がないにせよ、無礼の極みでしょう。
 俺に対してあんな酷い誹謗ができる男がよくも人権派ぶれるもんです。kojitakenは恥を知れと言いたい。
 というか、上下関係にない俺に対してあの誹謗です。
 上下関係があれば「俺の方が上の立場なんだ」とばかりに躊躇いなくパワハラ言動した上「教育的指導」といって済ませてるクズがkojitakenではないかと俺は疑っています。kojitakenのような「パワハラ体質、独善体質のゲス」がよくも「パワハラ」云々で他人を非難できるもんです。「お前こそがパワハラ体質のクズだろ、id:kojitaken」と心底呆れます。kojitaken記事コメント欄の「幇間連中」もよくkojitakenのようなゲスに調子をあわせてお世辞が言えたもんです。


候補への「票ハラ」撲滅を 立憲都連が対策本部|FNNプライムオンライン

 立憲民主党の東京都連は、4月に行われる統一地方選挙を前に、投票の見返りとしてハラスメント行為を行う、いわゆる「票ハラ」などの撲滅対策本部*7を設置した。
 本部長に就任した塩村あやか参院議員が20日記者会見し、「街頭に立っていれば、手を握ったまま離してくれないとか、少し昔であればお尻を触ってくるとか、いろいろあった。その時には、『それダメなんですよ、セクハラですよ』って言って笑顔で返して、バシッと言う」と、自身の体験を明かした。
 さらに、「選挙が終わった後、応援してやったからと金銭をせびってくるような事案も経験した」と述べた。
 その上で塩村氏は、「選挙中となってきて、地方議員で一票を争う選挙となると(ダメだと)言い出しにくいという人もいる*8と思う」と指摘した。

 今回「立民、ハラスメント」でググったらヒットした記事です。俺も無知なので今回「票ハラ」なんて言葉を初めて知りました。
 「ハラスメント」というよりは「モンスターペアレント」「モンスタークレーマー」的な「モンスター有権者」と言うべきではないか。
 別に嫌がらせ行為としてやってるわけでもありませんのでね。
 この人物も、完全なパーソナリティ障害(旧・人格障害)ではないか(堺市での事件)(行政の態度もひどい) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)が取り上げた「気違い連中」のような話なのでしょう。
 しかし、そんな有権者いるんですかね。「無所属の1年生議員」ですら「権力者」だし、ましてや「最大野党・立民所属」でそんな被害(?)がある*9のか。
 「パワハラ(会社の上司と部下)」「アカハラ(大学の教授と職員)」「スクールセクハラ(学校の教師と生徒)」のような上下関係に「政治家と選挙民」は通常はないかと思いますが。むしろ逆に大物政治家(当選回数が多い、与党なら大臣や党役員、野党なら党役員を歴任など。特に安倍(祖父・岸元首相、父・安倍晋太郎元外相)や河野(祖父・河野一郎元建設相、父・河野洋平自民党総裁)のように代々世襲で、落選の可能性に乏しく、政治家が半ば家業化してる場合)だと「選挙民を目下扱いして、むしろ恫喝」なんて逆パターンすらあるんじゃないか。
 まあ例えば「安倍のような国会議員」と「国会議員ですら無視できない政治力を持つ地元の有力支援者(安倍の場合だと、山口県知事、ボス的な立場の山口県議、地元山口財界の大物経営者、安倍後援会会長など)」なら話は別で「票ハラ的なこと」もあっておかしくないでしょうが「その種のやばい話」てこんな「票ハラ対策本部」で対応できるような話なのか。一方で大した政治力も無いのに「俺のおかげで当選した」と勘違いしてる「モンスター有権者」なら、こんな対策本部がなくても、警察への通報などで簡単に決着がつきそうな気もします。
 そもそも「公安警察による共産党監視」「反共右翼の街宣車による演説妨害」「特高による小林多喜二虐殺」といった「組織的ハラスメント」ならともかく、ここで想定されてる 「票ハラ」て「たかが一個人のモンスター有権者」ぽいですからね。
 なお、「不当な要求」という意味でなら「安値で国有地を払い下げてくれ(森友学園)」「レイプもみ消してくれ(安倍友の山口敬之)」なども不当ですが、この場合「安倍が躊躇なく不当な要求の実現に加担している」のでハラスメントではないのでしょう。
 ここで言うハラスメントとは「政治家に対するハラスメント」ですのでね。

*1:岡田が立民三重県連幹部である以上、岡田個人がパワハラに加担してなくても「パワハラがあった」のなら、道義的、政治的責任は免れません。また「パワハラがあったのにないと認定したらしい不当な決定」についても同様の道義的、政治的責任は免れませんが、kojitakenのように「岡田が加担の疑い」と表現するのは不適切でしょう。伊勢新聞記事にはそんなことは書いてありませんので

*2:野田内閣文科相民主党代議士会長、民進党両院議員総会長、立憲民主党両院議員総会長など歴任

*3:その理屈なら小池氏とて主観的にはパワハラではなかったでしょうが

*4:上記の文にはそんなことは書いてないし、当時書いたときはそういうことは実は思いつかなかったのですが、正直な話、俺はkojitakenとは「そういうデタラメな男だ」と評価はしています。

*5:小泉内閣沖縄・北方等担当相、福田内閣金融等担当相、第二次安倍内閣経産相、第四次安倍内閣経済財政担当相、第四次安倍、菅、岸田内閣外相、自民党政調会長(谷垣、第二次安倍総裁時代)、選対委員長(第二次安倍総裁時代)などを経て、現在自民党幹事長

*6:「ホテルのルームサービスの麺が固まっていた」なんて役人を怒鳴りつけることじゃないでしょうに。江戸時代の毒味役じゃあるまいし、いちいち「麺の堅さ」を役人がチェックしろというなら「はあ?(呆)」ですね。

*7:勿論、「立民所属議員の被害」限定でしょうが。なお、わざわざ撲滅対策本部と銘打たなくても、他党も「選対本部」等がそうした対応はするでしょう。今回立民はわざわざ特別設置することで「人権に配慮する立民党」という政治アピールしただけの話でしょう。

*8:「えー、そうか?。」ですね。地方議員選挙限定ですら、そんなにクズな有権者が山ほどいるのかとか、その種のクズ有権者が選挙結果に影響するほどの激戦とかそんなにあるか?。、とは思います。

*9:最大野党なので「見返りの可能性があると有権者は思う」という「票ハラ助長の要素」がある反面、「共産などのミニ政党と違い、組織がでかい」ので無茶苦茶なことをすると「法的対応でその有権者が困ったことになる」という「阻害要因」もあるかなとは思います(この点は与党・自民などもそうでしょうが)。