新刊紹介:「前衛」2022年9月号(副題:藤子F『定年退食』の紹介、ほか)

 「前衛」9月号について「興味のある内容」のうち「俺なりに何とか紹介できそうな内容」だけ簡単に触れています。「俺の無能」のため「赤旗記事の紹介」でお茶を濁してる部分が多いです。
◆2022参院選「東京選挙区・山添拓氏当選:可能性・希望を広げる宝の議席」(田辺良彦*1
(内容紹介)
 勿論一方で「議席減」というマイナス面もありますが、こうしたプラス面はプラス面として評価すべきです。
 阿部治平や広原盛明のような反共分子連中はプラス面を完全無視するから呆れます。「言うは易く行うは難し」ですが、「プラス面、マイナス面」双方を虚心坦懐に適切に評価して教訓(小生は無能なのでどんな教訓が引き出せるかすぐに答えが出ませんが)を引き出し次回に生かすことが大事でしょう。
 マイナス面から極度に悲観的になるのも間違いなら、プラス面から「楽観論」を唱え、マイナス面から目を背けるのも間違いです。
赤旗
参院選挙区当選議員に聞く/東京 山添拓さん/憲法生かす 届く言葉で2022.7.28
山添氏再選/正確な情勢判断を伝えて党と支持者の奮闘で勝利/田辺党都委員長に聞く2022.7.31
参院選東京選挙区 山添議員再選 こうして実現/ボランティアパワーを結集 山添議員の実績と奮闘 力に/SNS・動画 魅力を発信2022.7.31


◆対談「伊波勝利で示された地下水脈・沖縄の心を力に知事選挙勝利へ」(伊波洋一赤嶺政賢
(内容紹介)
 伊波氏の勝利は嬉しいですが、とはいえ、沖縄の選挙において常にオール沖縄が勝利しているわけでもない。
 今年の県知事選も当然ながら油断できる情勢ではありません。この勝利を今後につなげていくことが大事です。
赤旗
主張/伊波氏の勝利/新基地反対の強固な意思示す2022.7.13
勝利の流れ知事選に/オール沖縄 伊波参院議員が共産党訪問2022.7.27


◆「岸田に投資を」:「新しい資本主義」と国際金融センター化のねらい(合田寛*2
(内容紹介)
 岸田の「新しい資本主義」が「所得再分配強化」ではなく「豊かになりたければ株式投資を」と国民に呼びかけていることについて、「そもそも低所得者層にどこに株式投資できる資金があるのか」と批判を加えている。
所得倍増ではなく「資産所得」倍増? 岸田首相の路線変更に何を思う:朝日新聞デジタル2022.7.21
赤旗
投資より将来不安解消/大門氏 「資産所得倍増」首相発言で2022.5.11
主張/「新しい資本主義」/「成長しない国」の継続なのか2022.6.5
主張/「資産所得倍増」/預貯金を株対策に動員するな2022.6.25


特集『国立大学・研究機関における大量雇い止めについてのオンライン懇談会』
◆開会のあいさつ「雇い止めを阻止する国会論戦の報告とたたかいへの決意」(田村智子)
◆報告「労働契約法改正から10年で状況はどう変わったか」(榎木英介*3
(内容紹介)
 赤旗の記事紹介で代替。
赤旗
国立大雇い止め撤回を/関係者招き懇談会 田村議員が強調2022.6.7
雇い止め 半数は博士/大学研究員など 宮本徹氏「大きな損失」/衆院科技特2022.6.8
主張/理研大量雇い止め/政府は違法行為を放置するな2022.6.27
日本の研究者雇い止め「深刻」/『サイエンス』誌が報道/田村智子議員の質問を紹介2022.7.13
政府・アカデミア協働を/研究者雇い止め 解決求め声明/学術会議幹事会2022.7.14


特集「いま戦争と植民地支配の歴史を学ぶ」
◆20世紀の歴史の歩みから戦争を考える(木畑洋一*4
(内容紹介)
 ロシアのウクライナ侵攻について「国連総会ロシア非難決議が可決されたこと」を「歴史の進歩」として高く評価しています。


◆青年が戦争と憲法を学ぶとき:侵略戦争大国主義に抗するために(久保田貢*5
(内容紹介)
 久保田氏の大学ゼミでの「戦争学習、憲法学習の取り組み」について論じられていますが小生の無能のため詳細な紹介は省略します。

若者の社会認識・憲法認識 -「若者はなぜ安倍政権を支持するのか」という問いに答える-(久保田貢)
 講演後の質問で、最近よく問われるのは、「若者はなぜ安倍政権を支持するのか」というものです。「保守化しているのはなぜか」という問いもあります。わたしは、「保守化」しているか、「支持しているか」どうかはともかく、若者の多くは政権の政策について判断できなくなっているのではないか、と分析しています。「若者が…できない」、という議論はあまり好まれません。わたしも本来ならばしたくないのですが、大学で毎時間書いてもらう無記名の講義の感想や、講義中の反応から、そのように感じるのです。
 なぜ判断できなくなっているのでしょうか。小中高校で(大学も、ですが)、社会を読み解き、社会を見抜く知が十分に育まれていないからです。
 (ボーガス注:ホワイト国除外、フッ化水素水等の輸出規制など)大韓民国の徴用工大法院判決後の政府の対応は、植民地支配をおこなった側の国家とはとても思えないものです。これらを(ボーガス注:批判的に)報道すべきジャーナリズムも国内では多数派ではなく、ゆえに、インターネットの世界をみると、日本や日本政府を礼賛し、隣国を蔑視する主張が活気づいています。
 そのため学校での教育に困難が生じています。


◆日本・韓国における歴史否定論とどう向き合うか(加藤圭木*6
(内容紹介)
 「日本における(韓国植民地支配関係での)歴史否定論」とはすぐに分かるかと思います。

◆「日本の韓国植民地統治」を美化したいわゆる久保田妄言、高杉妄言
 久保田妄言、高杉妄言については“メディアは事実を伝えるのが仕事だ”と主張する人に伝えておきたい政府・メディア共同で犯した隠蔽事件 - 誰かの妄想・はてなブログ版(2014.9.14)、赤旗いま振りかえる 植民地支配 歴史と実態 番外編/日本メディアはどう伝えてきたか(2019.9.18)を紹介しておきます。
◆安倍自民、産経などの「河野談話否定論(慰安婦違法性否定論)」「徴用工違法性否定論」
◆ウヨ業界で一時大ヒットした山野車輪マンガ嫌韓流

などです。
 「韓国における(韓国植民地支配関係での)歴史否定論」とは何かというと、例えば、韓国右翼が書いて、文春から翻訳がでた『反日種族主義 - Wikipedia』のことです。
 そしてこうした日韓右翼の「歴史修正主義での共闘関係」は偶然ではない。
 「朴正熙(韓国大統領)と岸信介(首相)」の時代から続く「日韓右翼の反共同盟」のわけです。そして今話題の統一教会勝共連合もそうした「日韓右翼の反共同盟」に文鮮明が「うまく乗っかった」という面があります。
 「朴や岸」と統一教会、あるいは「岸と朴」の関係については例えば以下を紹介しておきます。

岸信介 - Wikipedia
統一教会との関係】
 1974年(昭和49年)5月7日、東京の帝国ホテルで開催された文鮮明の講演会「希望の日晩餐会」では、岸が名誉実行委員長となっている。1984年(昭和59年)には、米国で脱税被疑により投獄されていた教祖文鮮明の釈放を求める意見書をレーガン大統領(当時)に送った。
朴正熙との関係】
 岸*7は首相退陣後も「実弟佐藤栄作*8」「子分・福田赳夫*9」「女婿・安倍晋太郎*10」らを通じ政界に強い影響力を保持し、1965年の日韓国交回復にも強く関与した。当時の韓国大統領朴正煕は満州国軍将校として満州国と関わりを持ったことがあり、岸(元・満州国総務庁次長)は椎名悦三郎*11(元・満洲国産業部鉱工司長)、瀬島龍三(元・第5軍参謀、戦後、伊藤忠商事社長)、児玉誉士夫(海軍の支援で満州で特務機関・児玉機関を組織)ら満州人脈を形成し、日韓国交回復後には日韓協力委員会を組織した。

世界平和統一家庭連合 - Wikipedia
◆1978年のアメリカ下院のフレイザー委員会報告書では、統一教会は1961年に韓国中央情報部(KCIA)部長の金鍾泌(後に首相)が政治的意図をもって支援し、アメリカや日本で政治工作を行っていたとされる。
◆教祖・文鮮明岸信介元首相と盟友であり、岸の自宅付近には統一教会の施設が存在し、そこで岸は交流会や講演会などを行っていた。

フレイザー委員会 - Wikipedia
 1976年から1977年に開かれたアメリカ下院の委員会であり、いわゆる「コリアゲート」疑惑の調査を行った。
 公聴会の中で、KCIA元部長である金炯旭は、公聴会の1ヶ月前に、韓国の朴正煕大統領が彼の証言の阻止を目論み、証言を続ければ誘拐・暗殺するように命じたと証言している。金炯旭は1979年10月に失踪。当時のKCIA長官・金載圭(1979年に朴正熙を暗殺、翌1980年に絞首刑)の命令で暗殺されたとみられる。

 さて、『反日種族主義 - Wikipedia』などは「日本のおかげで韓国の近代化ガー*12」「むしろ日本は感謝されるべき」と主張するわけですが、これについては「加藤氏だけではありません」が「一面的かつ、ご都合主義」つう批判があります(俺も何度かそういう批判を過去に拙ブログでしました)。
 「近代化ガー」つうなら

飛躍的発展を遂げたチベット -- pekinshuho2010.12.6
チベット経済の60年(4)特色あふれる工業化の道--人民網日本語版--人民日報2011.5.24
チベット自治区の経済・社会は過去5年で急速に発展--人民網日本語版--人民日報2021.11.29

チベット、経済発展の裏で続く抑圧…中国共産党「解放」から70年 漢族信徒急増に当局警戒:東京新聞 TOKYO Web2021.5.23
 インフラ整備をてこにした経済発展は著しく、党は「脱貧困の実現」など成果を強調する。成都*13から車で10時間以上かかるカンゼ県にも2年前に空港ができ、道路網も縦横に延びる。
 40代のチベット族男性はたどたどしい中国語で「子どものころは毎朝5時から農作業を手伝った。生活が向上し、今の子どもはやらなくていい」と政府への感謝を話す。

が指摘(上記の記事の内、一部は「しかし経済発展の一方で人権問題ガー」という中国批判記事ですがそれでも経済発展の事実は認めています)するように、「中国共産党のおかげでチベットの近代化ガー、そして豊かなチベットガー」「果たしてダライ政府に、農奴制や神権政治を辞めて自主的な近代化ができたのか?」「何故ダライ・ラマは『近代化した豊かなチベット』に貢献した中国共産党に感謝しないのか?。何故中国共産党を非難するのか?。彼は欧米の反中国共産党分子に操られてるのか?」とも言えてしまう(「荒木和博や産経ら日本ウヨ」の「韓国への悪口(何故日本に感謝しないのか?、中国や北朝鮮に操られてるのか?)」への皮肉であり、俺が「そのような中国、チベット認識をしている」わけではありません)。
 ところが日本ウヨは勿論そんなことは言いません。「チベットが近代化して豊かであればそれでいいのか?」「チベットの文化が否定されて漢民族への同化教育でもいいのか?」「豊かになったと言っても一番美味しいところは漢民族が味わって、余り物がチベットに来る」「チベットの蜂起が弾圧されて死者が出たのは許せない」とか言い出す。
 「お前、それ言うなら日本の朝鮮植民地統治だって同じじゃねえのか?。日本の三・一運動弾圧では韓国人に死人も出てるぞ。どんだけご都合主義なんだよ」つう話です。


ジェンダー覚書:The personal is political『自治体パートナーシップ制度の広がりと役割』(武田恵子
(内容紹介)
 赤旗の記事紹介で代替。なお、パートナーシップ制度は「昔に比べれば一歩前進」ではあるでしょうがやはり「最終目標は同性婚合法化」でしょう。
同性パートナーシップ導入/総人口5割超す/4月に31自治体2022.3.6
パートナーシップ創設へ/都議会 条例改正を全会一致可決2022.6.16


◆連載『野党連合政権と党躍進を実現する強大な党を:中央党学校「規約と党建設」講義』第3回「第28回党大会第2決議の生命力」(市田忠義
(内容紹介)
 ということで今回は第28回党大会第2決議についての説明がされています。
 まずはこの決議を見てみましょう。

日本共産党第28回大会 第二決議(党建設)|党紹介│日本共産党中央委員会2020.1.18採択
第2章 党建設の現状をどう見るか
(1)党組織の現状と打開すべき課題について

 党づくりの現状をみると、次のような点が全党の共通の課題となっている。
 わが党の事業を、若い世代に継承することは、緊急で死活的な課題となっている。少なくない地域支部で、支部長を70代以上の党員が担うなど、一部の高齢党員に負担が集中している。高齢党員の献身的な奮闘はわが党の宝だが、このまま推移すれば支部活動が困難に陥ってしまう状況が広がっている。職場支部数が減少し、重要な職場で党の灯が消えている。職場支部が中心の地区のなかには、地区委員会そのものの存続の危機が迫っているところもある。さまざまな分野の運動団体を支えてきた党員の減少も、打開すべき課題である。
 「支部が主役」の自主的、自発的な活動、原則的な支部活動や党生活の確立も、多くの支部の課題となっている。職場支部では多忙化と長時間・過密労働によって、地域支部では高齢化などによって、支部会議の出席や開催に苦労がある。新しい党員を迎えても、新入党員教育ができない、支部会議に結集できないなど、「党員の成長をはかれる自信がない」という悩みも共通している。
 「『しんぶん赤旗』中心の党活動」の現状を打開することは党の前途にとって急務である。「しんぶん赤旗」読者の後退は、国民と党との結びつきの弱まりや、党財政の危機に直結している。配達・集金活動を高齢党員が懸命に支えているもとで、配達・集金ができない事態に陥りかねない地域も少なくない。週7日間休みなく日刊紙を配達する地区委員長や地方議員もいるなど、中心的活動家の過重負担の克服、配達・集金活動の困難の打開は急務となっている。
 党機関の体制強化、党の現状にあった機関活動への抜本的改善が求められる。常勤常任委員が3人未満の地区が6割を超え、少ない専従者に複数の専門部の仕事と実務が集中し、「支部に援助に入りたいが、入れない」という悩みが多く出されている。党費や募金の減少、機関紙誌読者の後退が、党機関財政の困難をもたらし、党機関や議員の後継者をつくる障害となっている。「地区委員会を支える幹部党員の採用に踏み出せない」「このままでは後任が見当たらず、地区常任委員会自体が構成できなくなる」という実態がある。
 いずれも胸の痛む事態であり、国民に対する責任を果たすためにも、全党が力をあわせて打開すべき課題である。

ということで共産党も現状について「党員の高齢化」など一定の危機感を持っていることが窺えます。
 「外部への公表文書」でここまで真摯に厳しい現状を述べていることは評価していいのではないか(勿論、一方で国会や地方議会に議員を送り続けている点を考えれば、現状はid:kojitaken、阿部治平、広原盛明ら反共分子ほど否定的に評価される話でもないでしょうが)。
 勿論、前衛掲載の市田講義も「それなりに深刻なトーン」です(小生の無能のため「市田講義」の「詳細な紹介」は省略しますが)。それをどう打開すべきか、共産党の方策(この決議もその一つですが)がどれほど打開できているかははともかく、リベラル21に突っ込む(2022年8/8日分) - bogus-simotukareのブログで批判した広原盛明ら反共分子が悪口雑言するほど共産党も脳天気ではない。むしろ「共産党など野党がだらしない」というばかりで「自分は何をやるのか」まるで語ろうとしない「お客様気分」阿部治平や広原ら「リベラル21一味」の方が非常に問題です。


◆論点『こども基本法の国会審議で何が明らかになったか』(岩藤智彦)
(内容紹介)
 赤旗の記事紹介で代替。
赤旗
権利実現位置づけを/こども2法案 参考人求める/衆院内閣委 塩川氏質問2022.5.1
権利保障に資するか/こども基本法案 塩川氏ただす2022.5.13
権利保障する政治こそ/こども関連法案 塩川氏が反対討論2022.5.14
権利擁護へ予算と人を/こども関連法案 塩川氏ただす/衆院内閣委2022.5.14

こども関連法案/塩川議員の反対討論(要旨)2022.5.18
 自公のこども基本法案は、「閣法と相まって子どもに関する取り組みの共通基盤」だとする基本理念に、子どもの「養育は家庭が基本」と明記したことは重大です。「養育は家庭が基本」は、歴代自民党政権児童扶養手当生活保護の改悪など子育て支援の後退を合理化する理由として強調してきたものです。虐待や貧困、ヤングケアラーなど、家庭の中で苦しむ子どもたちや保護者をさらに追い詰め、一層孤立させるもので到底看過できません。

 養育は家庭が基本についていえば安倍暗殺を契機に「統一教会神社本庁といった宗教右翼の影響」が改めて取り沙汰されています。

「こども施策に反省なし」/関連法案 田村議員が反対討論/参院本会議2022.6.16
 こども基本法案についても、理念に「家庭を基本」とあり、子どものプライバシー権を脇におき、情報通信技術を用いた子どもの情報の利活用を掲げていることなどから賛成できません。

こども関連法案に対する田村議員の反対討論(要旨)/参院本会議2022.6.16
こども関連法/子どもの意見表明権を/田村智子氏 影響する全行政・司法で/参院内閣委2022.6.17


◆暮らしの焦点『減少する盲導犬公的支援の課題』(田中章*14
(内容紹介)
 ネット上の記事紹介で代替。

日本の盲導犬:928頭が稼働中も数は漸減、欧米と大きな差 | nippon.com2020.2.13
 盲導犬の実働頭数は、1970年代には100~200頭程度だったが、80年代後半に600頭前後にまで急増し、2000年代後半には1000頭を超えた。しかし、2010年ごろを境に漸減傾向に転じた。ここ数年の育成頭数も、おおむね120~150頭と、ほぼ横ばいで推移している。
 国際盲導犬連盟(IGDF)の2018年度年次報告書の実働頭数集計によると、英国は5000頭弱、米国1万頭弱、オーストラリア1000頭超などとなっており、人口比で見ると日本はまだまだ少ない方だ。
 公益財団法人・日本盲導犬協会の吉川明専務理事は「実働数の減少については、危機感を持っている。問題点を是正し、現実的な目標として1200頭の稼働を目指したい」と話している。

盲導犬にもっと理解を 年々減少、ピーク時の8割に:中日新聞Web2022.6.17
 目の不自由な人の安全な歩行をサポートする盲導犬が年々減少を続け、ピーク時の約8割にまで落ち込んでいる。


メディア時評
◆テレビ『安倍元首相暗殺事件がうきぼりにしたメディアの課題』(沢木啓三)
(内容紹介)
 勿論「メディアの課題」とは「統一教会自民党(特に安倍個人や安倍を領袖とした安倍派)の癒着追及」です。安倍生前、メディアは「安倍を恐れていた」のか「自民党統一教会の癒着」から目を背けてきました。しかし山上による安倍暗殺以降は、日本テレビ「ミヤネ屋*15」、TBS「報道特集」「サンデーモーニング」「News23*16などでついに「自民党統一教会の癒着」への批判が始まりましたが、問題は「そうした批判」から「未だに逃げるテレビ局(NHK、フジテレビ、テレビ朝日)もある」ということです。

統一教会報道を禁じたテレ朝の変 - 高世仁のジャーナルな日々2022.8.8
 問題はテレ朝だ。
 はじめは「モーニングショー」で連日鋭く突っ込むなどしていたが、ある時から突然パタッと統一教会に触れなくなった。リテラがその背景を探っている。

テレビ朝日で統一教会報道がタブーに!『モーニングショー』放送差し替え、ネット動画を削除! 圧力を囁かれる政治家の名前|LITERA/リテラ
 安倍晋三・元首相の銃撃事件をきっかけに大きな問題となっている、旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)と政界の癒着。当初は教団名すら報じなかった新聞やテレビだが、TBSの『報道特集』『news23』や読売テレビの『情報ライブ ミヤネ屋』を筆頭に、この問題を追及する大きな流れが生まれている。
 ところが、である。これだけ盛り上がりを見せているなかで、統一教会と政治家の癒着問題にほとんど触れようとしないテレビ局がある。NHKとフジテレビ、そしてテレビ朝日だ。
 政権忖度が常態化しているNHKとフジにかんしてはさもありなんという感じだが、異常なのがテレビ朝日だ。
 気がついたら、同局では、『報道ステーション』などのニュース番組からも、『羽鳥慎一モーニングショー』のようなワイドショーからも、統一教会問題についてのまともな報道が完全に姿を消しているのである。
 『モーニングショー』は当初、統一教会報道に消極的だったわけではなかった。特集で統一教会と政治家の関係を取り上げ、玉川徹氏らもかなり批判的なコメントをしていた。そして、18日には、統一教会問題を追及してきたジャーナリスト・有田芳生*17が出演、その発言が大きな話題になった。
 有田氏の発言は、1995年ごろ、警察が統一教会の摘発に意欲を示し、警察庁と警視庁からレクチャーの依頼があったが、捜査は実現せず、その理由について、有田氏が10年後、警察庁・警視庁幹部2人に質したところ、「政治の力だった。圧力」という答えが返ってきたというもの。この発言は大きな反響を呼び、Twitter上でも「政治の力」がトレンドワード入りしたほどだった。
 ところが、その翌日、19日から、『モーニングショー』は突如、統一教会自民党の癒着どころか、統一教会の違法献金などの問題も取り上げなくなかった。
 もちろん、これはたまたま、ではない。実は、有田氏は翌日19日にも同番組に出演する予定だった。ところが、突如番組側からキャンセルの連絡が来たという。
 テレ朝で起きていた異常な“統一教会報道圧殺”。その原因を探るために、複数のテレ朝関係者に取材してみると、案の定、上層部からの一方的な報道中止指示があったことがわかった。
 『モーニングショー』への圧力は、18日、有田芳生氏が発した「政治の力」発言がきっかけだった。この発言は、前述のように、Twitter上でも「政治の力」がトレンドワード入りするなど大きな話題になったが、すると、その日のうちに、統一教会の取材に動く現場スタッフに、プロデューサーから「上から指示があった、しばらく統一教会問題はやらない」とストップがかかったのだという。
 篠塚社長といえば、報道局長時代から、安倍元首相とべったりだったテレ朝の“ドン”早河洋会長の腰巾着的存在で、安倍官邸の意を受け、早河会長の名代として、報道現場に露骨な圧力をかけてきたことで知られている。2017年5月24日には、早河会長や政治部長の伊井忠義氏(当時。現・報道局次長)らとともに安倍首相と3時間にもわたり会食。その後、現場に「政府の言い分も報道しろ」などと指示をした疑惑が報じられた。実際、この会食の少し後から、『報ステ』や『モーニングショー』では、当時、大きな問題になっていた加計学園問題をほとんど取り上げなくなった。
 ほかにも、老後2000万円問題で、当時の財務相麻生太郎氏を厳しく追及した経済部長を更迭したり、世耕弘成参院幹事長の言いがかりとしか思えない抗議に『報ステ』が全面謝罪した件も、篠塚氏の主導だといわれた。
 「テレビ朝日の政権擦り寄りはもちろん早河会長から始まったものですが、篠塚社長の政権への忠誠ぶりと、現場介入のやり方は早河会長以上に露骨で強権的です」(テレビ朝日関係者)
 『モーニングショー』への圧力だけではない。『サンデーステーション』が報じた、北村議員の元選挙スタッフ・近藤氏の証言が「テレ朝news」から削除されてしまった件も、局内では、やはり篠塚社長の「ツルの一声」だったというのが定説になっている。
 この一件については、東京新聞の望月衣塑子記者も、圧力がかかったルートについて入手した情報を紹介している。
 望月記者は「Arc Times」というYouTube番組でキャスターを務めているが、その8月2日の生配信に、証言者の近藤氏がゲストとして出演。望月記者は「他局とくらべても、テレビ朝日の状況はちょっと常軌を逸している感じがする」と指摘したうえで、テレビ朝日が近藤氏の証言をネットから削除したことについて、こう解説したのだ。
「かなり上、トップなのかなと思うんですが、そこから指示が入って、報道局長経由でプロデューサーに話がいき、そこから担当のスタッフが、この動画の削除ということをした」

 「テレビ朝日が報道機関として完全に死んだ」とリテラ。
 篠塚社長は入社2年目の若いころに(ボーガス注:高世が)一緒にフィリピンで仕事をして以来知っているが、だいぶ「人間」が変わってしまったようだ。報道畑の記者が、地位や金で自らが腐った権力になっていくのは悲しい。

日テレ高視聴率でもフジが統一教会を報じない理由 | 週刊文春 電子版
 「日本テレビが教団と政界との関係に斬り込んで高視聴率を取っているのに、うちは殆ど報じていません」
 フジテレビ局員は、そう溜め息を漏らした。
 旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)を巡って“攻めた”番組作りが注目を集めているのが、「ミヤネ屋」(日テレ系)だ。
「8月1日は放送時間の4分の3、約1時間半にわたって教団と自民党との関係を報じました。視聴率も6月は約4%でしたが、教団関連の話題を取り上げた日は約7%と急上昇しています」(制作スタッフ)
 それには理由がある。
 ジャーナリストの有田芳生氏がこう言う。
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文化の話題
◆写真「写真家・田沼武能*18」(関次男)
(内容紹介)
 2022年6月1日に亡くなった写真家・田沼氏の追悼文。

田沼武能さん死去、93歳 世界の子ども撮影、文化勲章:時事ドットコム2022.6.2
 日本写真家協会会長、日本写真著作権協会会長、日本写真保存センター代表などを歴任し、写真家の地位向上やフィルムの保存活動に尽力した。東京工芸大教授として後進の指導にも熱心に取り組んだ。
 長年の業績が認められ、1985年に菊池寛賞を受賞。1990年に紫綬褒章、2002年に勲三等瑞宝章を受け、2003年には文化功労者に選ばれた。2019年、写真家として初めて文化勲章を受章した。


◆映画「PLAN75」(伴毅)
(内容紹介)
 映画「PLAN75」の紹介。

話題の映画『PLAN 75』に「追い立てられ、奮い立たせられる」 : 読売新聞オンライン2022.7.28
 舞台は、少子高齢化が一層進んだ近未来の日本。高齢者が国の財政を圧迫し、その「しわ寄せ」を受けたと考える若者による高齢者襲撃事件が相次いだのを受け、国会では、通称「プラン75」という制度が可決された。75歳以上の高齢者に死を選ぶ権利を認め、希望者には国が支援し、安らかな最期が迎えられるというものだ。
 映画の主人公は、夫と死別した後、長年、一人暮らしをしてきた78歳の女性、角谷ミチ(倍賞千恵子さん)。子供はいない。ホテルの客室清掃の仕事に就き、誰の世話にもならず、同年配の女性の同僚と助け合いながら、勤勉に、 慎しく暮らしてきた。
 そんな彼女の生活が狂い始めたのは、急な退職を迫られてから。同僚が勤務中に倒れたのを機に、ホテル側が高齢の従業員を雇うのを嫌がったのだ。さらに「 終のすみか」と思っていた団地の取り壊しが決まり、家探しもしなければならなくなった。
 (ボーガス注:新しい職や家が見つからず)次第に追い詰められていくミチ。やがて「プラン75」の申請へと心が傾いていく。
 「プラン75」を紹介する広報ビデオには、「死ぬ時ぐらいは自分で選びたい」と笑顔で話す高齢の女性が出てくる。しかし、老後のお金の心配がなく、医療や介護が必要になっても人を雇えるような所得層が、死への支度金10万円をもらってこの制度を利用するとは思えない。「選択」が「選択」になっておらず、経済的・社会的弱者が「選択」せざるを得ない不合理や不条理さ。

映画『PLAN75』が描くのはファシズムではなく「近代」である話と、別の映画『いのちの停車場』の吉永小百合の話(6月30日加筆)|CDBと七紙草子|note
 『PLAN75』の予告編を映画館で見た時、正直なことを言うと「あっ、またこのネタでやるのね」という思いがよぎった。75歳以上の安楽死が合法化された未来の日本。老人の「姥捨」を書いたSF作品は、藤子不二雄の『定年退食』(1973年)など、昔から存在する。このネタで『世にも奇妙な物語』でやるくらいならいいけど、長編映画はダレるんじゃないの?と思っていたのだ。
 だがそうではなかった。変な言い方だが、この映画は最初から最後まで強烈なスリル、息もつかせないサスペンスに満ちあふれている。 
 映画の中で、「75歳での死」は法的に強制されるわけではない。すべての75歳以上が死ぬわけでもない。リッチな老人、子や孫に愛される老人は変わりなく天寿を全うすることごできる。そうでない老人にも、誰かが「早く死ね」と石を投げるわけではない。そうした分かりやすい「悪役」を絶対に作らないことが、逆にこの映画に深みと凄みをあたえている。
 この映画がそうした切迫感を持ち得ている理由の一つは、リアリティの積み重ねにあると思う。メディアは「プラン75」と呼ばれる安楽死選択を丁寧に、おだやかにコマーシャルする。生命保険のcmと同じトーンで。役所の職員はナチスまがいの過剰な演技をせず「なるほど、確かに実際の公務員ならそうするだろう」という言動を重ねる。主人公を演じる倍賞千恵子が訪ねる不動産屋も、心を失った冷酷な人間としては描かれない。彼らは良心と近代的自我を持った社会人として丁寧に描かれる。だからこそ当たり前の日常の積み重ねの上に「良心ある人々」が「死刑を執行すること」の恐怖が観客を圧迫する。「間接的な死」の選択という意味で、それはかつて戦場に若者を送りだした時の社会にとても似ている。
 この映画は、未来のディストピアを描こうとしているのではない。ある意味では、ここに描かれていることは今すでに目の前にある日本の現実なのだ。
 この映画に切迫感を与えたもう一つの要素は、コロナ禍だと思う。新型コロナは高齢者に極めてリスクが高い。リッチな老人は感染の危険を避けて安全な環境で暮らし、万が一感染しても迅速に、万全の医療を受けることができる。貧しい老人は年金が出ない中で感染の危険の中で労働し、そして治療も遅れる。経済を回すために誰もがリスクを取るように見えて、「結果的に」貧しい高齢者のリスクが「確率的に」高まる。そのシステマティックな死は、この映画で描かれる死とよく似ている。

https://twitter.com/maesan/status/1538205455478312960
◆MAEDA Takahiro
 カンヌで賞を取って話題になった「PLAN75」を見た。「PLAN75」とは75歳以上の高齢者であれば、「自由に」安楽死を選べる法律のことで、近未来という設定ではあるのだが、描かれている状況は極めて現実的、というか現実そのものだと感じた。
 映画内でテレビから流れてくるCM(予告編の1バージョンとして公開)。(ボーガス注:青汁など健康食品を販売する)世田谷自然食品みたいなノリで安楽死が推奨されている。
 いろいろ言い出したらキリがないけどさ、安楽死を決めた人に政府から支給される支度金の金額も(ボーガス注:貧困者にとっては大金だが富裕者にとってはそれほどでもない10万円と)絶妙なんだよ。架空の制度なのに、異常にリアリティがある。こういうテーマの映画は他の監督も考えてそうだけど、この監督に撮られて本当に良かったと思う。リアリティに雑さがない。
 映画の感想を見てたら「安楽死の有り無しを問う映画」として捉えてる人がちょいちょいいて驚いた。感想は自由とはいえ、言ってる意味わかってんのかと思う。この映画で描かれる安楽死って、「重い病気で助からないから死を選ぶ」というやつじゃないんだよ。「生産性のない者は社会から消えろ」という文脈での安楽死で、それに同調するということは、現実に起こった「あの事件*19」の犯人と同じことを言ってることになるわけですよ。あの犯人の思想を世田谷自然食品のノリで洗練させたディストピア、それが「PLAN75」の世界なのだと思いました。
 あの映画で主軸になっているのは「安楽死を選べる」ではなく「安楽死を選ばされる社会」だと思う。もちろん強制はしていない。最終的に安楽死を決めるのは自分の意思だ。しかしそれは本当に自分の意思と言えるのか。あの世田谷自然食品みたいな安楽死CMをはじめ、高齢者を暗にはじき出すようなシステムによって、そう仕向けられているのではないか。その構造は、「(ボーガス注:ホームレスに)寝させないベンチ」と相似の関係にある。ベンチに寝てはいけないと強制してるわけじゃない。しかし実際にはそれが無理なように仕向けている。そしてベンチの真ん中に手すりを付ける目的は、「寝させないため」ではなく、「利用者の利便性のため」のようなポジティブな言い方で表現される。「個人が安楽死を望む世界」というより「社会が安楽死を望む世界」を描いているのだと思う。安楽死そのものはちゃんと議論されるべきだと思うが、それは前者の前提での話で、後者は完全に否定されるべきだと思っています。

 なお、「75歳=後期高齢者医療制度」ということでしょう。つまり「不合理な年齢差別」を批判したかったと。
 「たかまつなな」や維新のような「老人蔑視」を痛烈に批判することを目的とした映画でしょうが、問題はあの種の連中にそうした批判が通じるかと言うことではあります。
 なお、倍賞千恵子は「1941年生まれ(今年で81歳)」で、妹の倍賞美津子が「1946年生まれ(今年で76歳)」です。

【参考:藤子F不二雄『定年退食』】

定年退食 - Wikipedia
 1973年(昭和48年)「ビッグコミックオリジナル」9月5日号に掲載。
 高齢者の人口が増大した近未来の社会。政府は配給制度をはじめとした定員法の厳格さの下にあってすら不足する食料などの問題に、ついに一定年齢以上の高齢者の生活は、国家の保障の一切を打ち切るという定員法の縮小に乗り出した。主人公はまもなく2次定年を迎える年齢であった。

超高齢化社会・食糧問題を予見した『定年退食』/ディープ&ダーク短編集①|藤子Fノート|note
 「ドラえもん」「パーマン」などの日常ギャグマンガのイメージで藤子F先生を捉えていた人が、何かの機会で短編に触れて衝撃を受けるというのは一つのパターンとなっている。
 なぜ衝撃的かといえば、内容が読み手の想像以上にダークでディープなのである。
 時代設定は1973年から見て近未来。食料不足と生産者人口の減少によって国家の存亡に立たされている。定年は一次定年と二次定年とあり、二次定年(75歳)を迎えると年金・医療・食料の配給などの国家からサービスが打ち切られる。
 二次定年には特別延長制度があり、毎月の抽選によってその枠に入ることができるが、「天文学的」な倍率であるという。
 藤子タッチで明るく描かれているが、立派なディストピアものと考えていいだろう。
 ラストがとても辛辣で、読者の心を容赦なく鷲掴みにする。
 公園のベンチでやるせなく座る安彦と吹山の目の前に、偶然吹山の孫が彼女を連れて歩いてくる。空いているベンチを探していたようだ。
 公園のベンチは男女の逢引きの場として活用されているが、孫は吹山にベンチを開けてくれと要求してくる。「年寄りに席を譲れだと!?」と憤慨する吹山だが、安彦は朗らかに「譲ってやろうよ」とたしなめる。
 そしてラスト一頁=一コマ。沈みゆく夕日を背景に、安彦は観念したように語る。
 「わしらの席は、もうどこにもないのさ」

老後2000万時代に読む藤子F「定年退食」、そして浅野いにお「TEMPEST」 | マンバ通信 - マンバ
 「定年退食」が雑誌掲載されたのは1973年。直後にオイルショックが起こり、日本経済はいったん落ち込むとはいえ、作品発表当時は順調に右肩上がりを続けていた時代。よくこんな未来予想図を描けたなと感じます。政治家の予想よりもよほど正鵠を射ている。いや、もしかしたらF先生はあくまでSFとして描いていただけで、生きていたら「マジかよ」と驚いていたかもしれませんが。

 「75歳という年齢設定といい」映画の内容が上記藤子作品に似てると思ったので紹介しておきます。というか「藤子作品もヒントにした映画」なのでしょうが。


◆スポーツ最前線『東京五輪:組織委の、組織委による、組織委のための公式報告書』(和泉民郎)
(内容紹介)
 勿論記事タイトルはリンカーンの例の文句のもじりですが、リンカーンと違うのは「まるきり美しくないこと」ですね。
 保身のために公式報告書で五輪を美化してるという話ですので。

論説 東京五輪公式報告 総括と検証が曖昧だ | 山陰中央新報デジタル2022.6.29
 大会エンブレムの盗用問題や、組織委会長(当時)の女性蔑視発言による辞任など準備段階で噴出した不祥事について、報告書は詳述していない。(ボーガス注:2021年のコロナを理由とした)大会の延期、(ボーガス注:2022年のコロナ禍での)強行開催の決定についても、経緯をなぞっただけで説明が不足している。
 東京大会の総括、検証が曖昧なまま、2030年冬季五輪開催地に札幌市が立候補している。地元の招致熱は盛り上がらず、最近の市民アンケートでも開催賛成は半数をわずかに超えただけ。招致に成功したとしても、東京と同じように住民の支持が得られない行政主導が続くなら、五輪の真の復権は困難だろう。

赤旗主張/東京五輪の総括/説明責任を放棄し自画自賛か2022.7.22
 森喜朗前会長の女性蔑視発言や式典担当者の人権感覚を問われる発言は「組織委員会ジェンダー平等や多様性と調和の重要さを認識する契機となった」としています。同時にみずからの責任を棚上げし「日本社会全体の議論を活性化させることになった」と肯定的に描く記述には目を疑いました。
 大会経費は総額1兆4238億円で、招致段階の試算7340億円から倍増しました。なぜ膨れたのか。
 組織委の報告書にはメディアから「お粗末で身勝手な内容」(「朝日」)、「国民の感覚とずれている」(「毎日」)と批判が相次いでいます。

式典担当者の人権感覚を問われる発言というのは

「他人に迷惑をかけてそれを自慢する馬鹿」もここまできたらひどいものだ(小山田圭吾の愚行、他に吉田麻矢やトヨタ他のスポンサーの対応なども) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
いじめをエンターテイメントにする人々 - 高世仁のジャーナルな日々
(どちらも2021年7月21日付)

などが批判する小山田圭吾のことです。
 今どうしてるのかと思ってググったところ

小山田圭吾さん、フジロックに登場 約1年ぶりに活動を再開:朝日新聞デジタル(弓長理佳)2022年7月31日
 ミュージシャンの小山田圭吾さん(53)のソロユニット「コーネリアス」が30日、「フジロックフェスティバル」(29~31日、新潟県湯沢町)に出演した。東京五輪開会式の作曲担当を辞任するきっかけとなった過去のいじめ発言の問題で昨年7月から活動を自粛していたが、今回1年ぶりに活動を再開。会場には多くの聴衆が集まった。
 小山田さんについては、昨夏の東京五輪の開会式の作曲担当に就任していたが、昨年7月、同級生や障害者に対するいじめを過去の雑誌で発言していたことが発覚。「反差別をうたう五輪憲章にそぐわない」などとネット上や障害者団体などからの批判が相次いだ。小山田さんはツイッターで謝罪したのちに作曲担当を辞任し、活動を自粛した。昨年のフジロックも出演を辞退していた。

だそうです。

*1:日本共産党東京都委員長

*2:著書『大増税時代』(2004年、大月書店)、『格差社会と大増税』(2011年、学習の友社)、『タックスヘイブンに迫る』(2014年、新日本出版社)、『これでわかるタックスヘイブン』(2016年、合同出版)、『パナマ文書とオフショア・タックスヘイブン』(2016年、日本機関紙出版センター)、『パンデミックと財政の大転換』(2021年、新日本出版社

*3:著書『博士漂流時代』(2010年、ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『医者ムラの真実』(2013年、ディスカヴァー携書)、『嘘と絶望の生命科学』(2014年、文春新書)など

*4:東京大学名誉教授、成城大学名誉教授。著書『支配の代償:英帝国の崩壊と「帝国意識」』(1987年、東京大学出版会)、『日独伊三国同盟と第二次大戦』(1988年、岩波ブックレット)、『帝国のたそがれ:冷戦下のイギリスとアジア』(1996年、東京大学出版会)、『国際体制の展開』(1997年、山川出版社世界史リブレット)、『第二次世界大戦』(2001年、吉川弘文館歴史文化ライブラリー)、『イギリス帝国と帝国主義』(2008年、有志舎)、『二〇世紀の歴史』(2014年、岩波新書)、『チャーチル』(2016年、山川出版社世界史リブレット人)、『帝国航路(エンパイアルート)を往く:イギリス植民地と近代日本』(2018年、岩波書店

*5:愛知県立大学教授。著書『教室で語りあった戦争責任』(1997年、かもがわ出版)、『知っていますか?日本の戦争』(2015年、新日本出版社)、『考えてみませんか 9条改憲』(2016年、新日本出版社

*6:一橋大学准教授。著書『植民地期朝鮮の地域変容:日本の大陸進出と咸鏡北道』(2017年、吉川弘文館)、『紙に描いた「日の丸」:足下から見る朝鮮支配』(2021年、岩波書店

*7:戦後、自民党幹事長(鳩山総裁時代)、石橋内閣外相などを経て首相

*8:吉田内閣郵政相、建設相、岸内閣蔵相、自民党総務会長(岸総裁時代)、池田内閣通産相などを経て首相

*9:岸内閣農林相、自民党政調会長(池田総裁時代)、幹事長(佐藤総裁時代)、佐藤内閣蔵相、外相、田中内閣行政管理庁長官、蔵相、三木内閣副総理・経済企画庁長官などを経て首相

*10:三木内閣農林相、福田内閣官房長官自民党政調会長(大平総裁時代)、鈴木内閣通産相、中曽根内閣外相、自民党幹事長(竹下総裁時代)など歴任

*11:戦前、岸商工相の下で商工次官。戦後、岸の誘いで政界入り(岸派→福田派所属)。岸内閣官房長官、池田内閣通産相、外相、佐藤内閣外相、通産相自民党総務会長(佐藤総裁時代)、副総裁(田中、三木総裁時代)など歴任(池田、佐藤内閣外相として1965年の日韓国交樹立を実現)。椎名は岸の側近だったため、椎名裁定の本当の仕掛け人は岸で「目的」は三木をワンポイントリリーフにすることでの「大平総裁の実現阻止、福田総裁の実現」だったと言われる。

*12:いわゆる漢江の奇跡 - Wikipediaを考えれば戦前日本の植民地統治がそこまで高評価できるか、疑問符がつきますが

*13:四川省省都

*14:全日本視覚障害者協議会副代表理事

*15:とはいえミヤネ屋には 「ミヤネ屋」で事実無根の発言/吉川美代子氏 ウソ重ね SNSで「釈明」も/旧統一協会の反社会的行為 共産党は40年以上追及(2022.7.28)という問題がありますが

*16:とはいえTBSは「ワイドショーの統一教会報道が酷い」という問題がありますが。

*17:統一教会関係の著書として『霊感商法の見分け方』(1988年、晩聲社)、『原理運動と若者たち』(1990年、教育史料出版会)、『統一教会とは何か』(1992年、教育史料出版会→改訂新版、2022年、大月書店)、『脱会:山崎浩子飯星景子報道全記録』(週刊文春取材班との共著、1993年、教育史料出版会)、『「神の国」の崩壊:統一教会報道全記録』(1997年、教育史料出版会

*18:著書『未知の国すばらしい人たち:カメラマン世界取材日記』(1983年、岩波ジュニア新書)、『地球・人・出会い旅』(1992年、ちくまライブラリー)、『コンニチハ世界の子どもたち』(1997年、岩波同時代ライブラリー)、『作家の風貌』(2000年、ちくま文庫)、『カラー版・難民キャンプの子どもたち』(2005年、岩波新書)、『フォトエッセイ・トットちゃんと訪ねた子どもたち:撮り続けて三十五年』(2021年、岩波ブックレット)など

*19:おそらくは相模原障害者施設殺傷事件 - Wikipediaのこと