「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2020年11/17日分:荒木和博の巻)

紙の質【調査会NEWS3359】(R02.11.17) : 荒木和博BLOG

 考えてみるともう16年前になりますが、川口の藤田進さんの写真が北朝鮮から出てきたとき、警察庁の幹部が大まじめな顔をして「この印画紙がどこの国のものか調べている」と言っていました。

 藤田氏とはいわゆる『特定失踪者』ですが、結局「拉致認定するまともな根拠がなかった」ので政府は拉致認定しませんでした。荒木はそのことが不快で仕方が無いわけです。まともな根拠を出せない荒木が悪いのですがね。

 来週24日に北朝鮮人権に関する国際議員連盟(日本の代表は中川正春議員)の総会がリモートで行われます。私も拉致問題についてお話しする

 荒木が話をするという時点でまともな連盟ではないですね。
 ちなみに中川某とは中川正春 - Wikipediaによれば

自民党日本新党(細川元熊本県知事が党首)→新進党→国民の声(新進党が崩壊して出来た党の一つ。鹿野道彦*1が党首)→民政党新進党が崩壊して出来た国民の声、太陽党(羽田*2元首相が党首)、フロムファイブ(細川*3元首相が党首)が統合して出来た党。羽田元首相が党首)→民主党民進党立憲民主党
◆鳩山、菅内閣文科副大臣、野田内閣文科相、防災等担当相、民主党代議士会長、民進党両院議員総会長などを経て、現在、立憲民主党両院議員総会

という御仁です。どういう御仁か知りませんが、荒木と付き合いもあるし、「中川正春」でググったら

立民も参加へ 日華懇の台湾弔問団 - 産経ニュース
 台湾の李登輝元総統の死去を受け、超党派議員連盟日華議員懇談会」(日華懇、古屋圭司*4会長)が9日に日帰りで台湾に派遣する弔問団に、立憲民主党中川正春文部科学相自民党長島昭久*5衆院議員が加わることが8日、分かった。

なんて記事もあるので、トンデモウヨなのでしょうね。普通の議員はわざわざ李登輝の弔問になど行きませんから。
 まあ「ためらいなく安倍の明治150年式典に出席した幹事長の福山*6」だの「台湾ロビーらしい中川」などいるような立民を支持する気には俺は全くなりません。


金日成と金正日の衝突について(11月17日のショートメッセージ): 荒木和博BLOG

 金日成金正日が対立し、その揚げ句に金日成が死んでしまったというお話しです。これについては私もあちこち書いてますが、萩原遼さんの『金正日隠された戦争*7』にも詳しく書かれています。

 7分30秒程度の動画です。まあ、ばかばかしいですね。
 何が馬鹿馬鹿しいか。
 まず第一に「金日成金正日が対立し、その揚げ句に金日成が死んでしまった」なんて話は荒木や萩原が放言しているだけで何らまともな根拠もありません。
 第二に「百歩譲って」それが事実だとしましょう。
 そんなことが「荒木ら巣くう会の建前」である「拉致被害者の救出」と何の関係があるのか。何の関係もない。
 ちなみに「田中角栄*8と田中の子分・竹下登*9が対立(いつまで経っても竹下を後継指名しない田中にしびれを切らした竹下が、金丸信*10小沢一郎*11ら子分を引き連れ、田中派を去り独立しようとした)しそのあげくに、ストレスを募らせた田中が酒の飲み過ぎで健康を壊した(脳梗塞で倒れて政治力を失った)」のは「有名な話」です。
 荒木や萩原の与太「金日成金正日が対立し、その揚げ句に(ストレスで体調を壊した)金日成が死んでしまった」は「田中と竹下の対立(荒木らの言ってる内容『金日成金正日が対立』云々はほとんど『田中の脳梗塞話』と変わりませんので)」あたりからヒントをえたのかな?、と言う気はします。

*1:海部内閣農水相、宮沢内閣総務庁長官、菅、野田内閣農水相など歴任

*2:中曽根、竹下内閣農水相、宮沢内閣蔵相、細川内閣副総理・外相、首相など歴任

*3:熊本県知事、日本新党代表、首相など歴任

*4:第二次安倍内閣国家公安委員長自民党選対委員長(第二次安倍総裁時代)など歴任

*5:鳩山、菅内閣防衛大臣政務官、野田内閣防衛副大臣希望の党政調会長など歴任

*6:鳩山内閣外務副大臣菅内閣官房副長官民主党政調会長(海江田代表時代)などを経て立憲民主党幹事長

*7:2006年、文春文庫

*8:岸内閣郵政相、池田内閣蔵相、佐藤内閣通産相自民党政調会長(池田総裁時代)、幹事長(佐藤総裁時代)などを経て首相。

*9:佐藤、田中内閣官房長官、三木内閣建設相、大平、中曽根内閣蔵相、自民党幹事長(中曽根総裁時代)などを経て首相

*10:田中内閣建設相、三木内閣国土庁長官福田内閣防衛庁長官自民党国対委員長(大平総裁時代)、総務会長、幹事長(中曽根総裁時代)、中曽根内閣副総理、自民党副総裁(宮沢総裁時代)など歴任

*11:中曽根内閣自治相・国家公安委員長自民党幹事長(海部総裁時代)、新生党代表幹事、新進党党首、自由党党首、民主党幹事長など歴任

今日の産経ニュース(2020年11月17日分)

男系継承「憲法に抵触せず」 参院内閣委で宮内庁次長が見解 - 産経ニュース
 やれやれですね。何でそこまで女性天皇に反対するのか。
 そもそも天皇制自体が「皇族を国民と別扱いにした上で、天皇を皇族と別扱いにする」という「法の下の平等に反する特殊な制度」なので「皇位継承を男女平等にしなくても憲法違反とは言えない」というのが通説ですが、それは「男女平等にしなくても政治的に問題ない」という話ではない。

 男系継承をめぐっては、国連女子差別撤廃委員会が2016年、日本に関する見解案で、皇位継承権を男系男子の皇族に限っているのは女性差別にあたるとして皇室典範の改正を求める勧告を盛り込んだが、日本側の抗議で最終的に削除された。

 むしろ俺が自民党の立場だったら「女性天皇以外に皇位継承者減少の問題を解決する手段は現実的にない(産経などが主張する元皇族復帰など現実性がない)」のでそんな勧告が出る方向というなら抗議などせず、勧告が出たら「国際社会もこう勧告してるし、女性天皇はもはや時代の流れ」として勧告を利用して女性天皇導入を目指しますが、ウヨ支持層と一緒になって「内政干渉は辞めろ」と言い出すのが自民党ですから心底呆れます。それにしても「2016年が安倍内閣でなかったら」、非自民党政権でなくても、石破でアレ、岸田でアレ、おそらく安倍ほどには反発せず、そうした勧告が出て「皇室の危機脱出」という意味では大変良かったでしょうにねえ。
 つうか女性天皇容認の方向性なら「小泉内閣時代の有識者会議」で出てますからねえ。
 「悠仁君の誕生」と「自民党ウヨ支持層の反発」で典範改正をやる気を失った小泉氏が会議の答申を塩漬けにし、その後の歴代内閣も塩漬けにしたことで結局、今に至るも女性天皇は認められていませんが。


「日本海」単独呼称維持に「わが国の主張通った」 茂木外相 - 産経ニュース

 IHOが新たに作成するデジタル版の海図には「日本海」の呼称は使われず、数字で表記される

のによくもまあ「勝った」と大本営発表が出来るもんです。
 IHOの立場は明らかに「日韓両国の主張のどちらが正しいか分からない。だからどちらの立場も支持しない。今後は無用の対立をしないために数字で表記する(ただし従来の慣行による日本海表記を完全否定するわけではない)」という「日韓両国痛み分け」という話でしかないのに。それにしても「東海単独記入に反対」ならわかりますがなんで併記なのにここまで反対するのか?


大阪知事、重症病床の使用率「70%到達の可能性」 - 産経ニュース
 「都構想住民投票などやってる暇があるなら、コロナ対策しろ」という批判を無視したあげくこの惨状です。呆れて二の句が継げませんね。


種苗法改正案 衆院農水委で可決 野党は足並みそろわず - 産経ニュース
 産経らしいですが「国民民主党が賛成し足並みはそろわず」と言うのには吹き出しました。今時、国民民主党を野党だと思ってる人間も少ないでしょう。


香港の民主化運動「冬の時代」へ バイデン氏に期待の声も - 産経ニュース
 本気で「バイデンに期待」などと言ってるのなら「他力本願」もいいところでしょう。バイデンがそこまで民主派に肩入れする保証はない。
 そんな他力本願な連中が「例の条例案撤回」でいったん矛を収めず、勝利の見通しもないのに「行政長官直接公選」などを要求したあげく、はては一部は暴徒化し、結果「中国に本格的介入をされたあげく打つ手なし」が事実なら「呆れて二の句が継げません」ね。


【正論】中国共産党による台湾占領作戦 東京国際大学特命教授・村井友秀 - 産経ニュース
 台湾が独立宣言でもしない限りそんなことはなく、恐らく蔡英文ですら独立宣言なんて無茶はしないでしょうから「中国の台湾占領」など論じるのは全く馬鹿げています。蔡の前任者である「馬英九総統時代」は習主席との間に「それなりの友好関係が成立していたこと」を考えれば、蔡が今のアンチ中国路線をやめれば、今すぐにでも「それなりの友好関係」が中台間に成立するでしょう。


近藤真彦さん無期限活動自粛 不倫報道で - 産経ニュース
 近藤*1のファンではありませんし、「不倫していいとは言いませんが」犯罪でもないのにここまでする必要があるのかとは思います。
 そもそもジャニーズがここまでするのも「過去の功労者とはいえ、現在においては近藤がかばうほどの人気タレントではない」と言う意味合いが大きいでしょうし。

*1:1964年生まれ。1979年10月、TBSのテレビドラマ『3年B組金八先生』の生徒役でデビュー。同じく生徒役だった田原俊彦(1961年生まれ)、野村義男(1964年生まれ)とともに「たのきんトリオ(1983年に解散)」として活躍。1987年の『第29回日本レコード大賞』において「愚か者」で大賞を受賞(近藤真彦 - Wikipedia参照)

「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2020年11/16日分:荒木和博の巻)

拉致問題の壁は意外と薄いという話(11月16日のショートメッセージです): 荒木和博BLOG
 6分程度の動画です。「壁が薄い」と放言するなら「1年以内に拉致問題で成果を上げてみろ。成果が上がらないときは表舞台から姿を消し故郷に隠居すると約束してみろ」という話です。
 小泉訪朝(2002年)から18年経って何の成果も上がらないくせに良くもふざけたことが言えたもんです。
 大体「壁が薄い」というなら「あやふやな抽象的な話」ではなく「壁を打破する具体的な話」をしてみろという話です。もちろん荒木はそんなことはできないわけですが。
 しかも「薄い云々」の根拠が「小泉訪朝で拉致被害者帰国など誰が予想していただろうか!(だから今後、北朝鮮問題で大きな変化が起こってもおかしくない))」て「小泉訪朝はお前ら巣くう会の手柄でも何でもねえだろ!」「小泉訪朝当時は『たった5人しか帰国しないのか!』などとあんなに悪口していただろ!」「その理屈なら『ソ連崩壊を誰が予想していただろうか→ロシア・プーチン政権(あるいは中国、北朝鮮)も明日崩壊するかもしれない』ともいえる。何とでも言える(呆)』」て話です。
 家族会も荒木のような「デタラメな寝言しか言えないクズ」とよくもまあ交遊できるもんです。
 とはいえ、「小泉訪朝で拉致被害者帰国」を理由に「壁は薄い」という荒木の主張は「ある意味では一理ある」。
 つまりは小泉訪朝のように「経済支援とのバーター取引をすれば」拉致解決の道が開ける可能性がある(荒木の言葉だと「壁の薄い部分が破れる」)と言うことです。
 もちろん「小泉訪朝で拉致被害者帰国など誰が予想していただろうか!(だから今後、北朝鮮問題で大きな変化が起こってもおかしくない))」という荒木の主張は「バーター取引の主張」ではありません。荒木ら巣くう会はそれに反対しているわけですが、まあ現実問題として「バーター取引」以外の解決法はないでしょう。
 それが嫌だというなら「拉致の解決は諦める」しかありません。それにしても小泉訪朝当時は「たった5人しか帰国しないのか!」などとあんなに悪口していた小泉訪朝を持ち出して、「小泉訪朝で拉致被害者帰国など誰が予想していただろうか!(だから今後、北朝鮮問題で大きな変化が起こってもおかしくない))」て(苦笑)。
 事実上「小泉氏への悪口は間違っていた」「荒木ら巣くう会には現状打破の展望が何もない」と自白しているのも同然です。

今日の産経ニュースほか(2020年11月16日分)

つくる会、「文科省教科書検定の罰則規定導入に反対する声明」を発表
 さすがに「弱腰だ」などと内部から突き上げがあったからでしょう、つくる会のサイトに上の記事が掲載されました。

 文部科学省教科書検定審議会は10日、教科書会社が検定期間中に検定内容や検定結果を公表した場合、次回検定も含めて不合格にする罰則を設けるとの方針を決めた。これを報道した共同通信は「令和3年度の検定から適用する方針」と書いた。
 つくる会事務局が文科省教科書課に罰則規定の条文(ボーガス注:の情報公開)を請求したところ、共同通信の報道は勇み足であり、この件は方向を決めただけでまだ条文も出来ておらず、何も決まっていないと返答した。そこで、当会が共同通信に問い合わせたところ、担当記者の判断で書いたものであるとの回答を得た。
 結論を言えば、まだ条文化されるまでに至っていないが、基本方向を決定した段階であるということになる。教科書改善問題に携わってきた当会は、教科書検定にこのような罰則規定を導入することに強く反対する。

 文科省も「つくる会」には「自民党一部ウヨ議員と癒着する団体」として遠慮があると言うことでしょうか。しかし「具体的な条文を定めてない」とはいえ「方針を定めたこと」は否定していないし、共同通信記事に抗議したわけでもないのに「勇み足」とはよくもいったもんです(呆)。

 自由社に対する「通知」の文面の末尾には、「なお、この決定について不服があるときは、この決定があったことを知った日の翌日から起算して3か月以内に、文部科学大臣に対して行政不服審査法に基づく審査請求をすることができます」と書かれていたが、これは根本的な矛盾を含んでいる。行政不服審査の請求期間は、以下に検討するように、ほとんどその年度の教科書検定期間と重なってしまうからである。行政不服審査の請求は検定不合格に対する異議申立であるから必然的に検定結果を公表することになるが、他方で文科省は検定期間中の検定結果の公表を罰則規定まで設けて禁止しようとしているのである。
 令和元年度の自由社の例について検討するなら、12月25日の翌日から起算して「3か月以内」ということは、翌年の3月25日までが請求の期限だということである。ところで、年度ごとの検定結果は文科省が3月末ごろの検定審議会にかけて決定する。検定審議会の日程は公表されず、年度によって異なるが、一般的には3月末の年度末ギリギリの時期に開かれることが多い。令和元年度検定の場合は3月24日に検定審議会が開かれているから、新聞等で広く公表されたのは3月25日であった。そうすると、仮にこの「通知」をもとに行政不服審査を請求しようと考えたとしても、検定期間中であるから出来ないことになる。
 さらに検定審議会の日程は、4月にずれ込むこともある。現に『[改訂版]新しい歴史教科書』(扶桑社刊)の検定合格の決定日は、平成17年(2005年)4月6日であった。もし、今回の新たな罰則規定が施行されれば、「一発不合格」処分を受けた教科書会社は、「行政不服審査法」という法律で保障された不服審査請求権を実質的には完全に奪われるということになる。これは由々しき国民の権利の侵害である。

 長い文章になりますが引用しました。
 さて、つくる会の言うように「文科省の言い分だと、今回の検定不合格について行政不服審査請求が出来ず、権利侵害になる」、つまり「つくる会の主張は正論である」と仮定しましょう(俺は無知なのでそうした主張が正しいかどうかは分かりません)。それでもつくる会には「何だかなあ」感が禁じ得ません。
 まず第一に「お前らそもそも行政不服審査請求なんかする気あるの?。萩生田文科相と敵対関係になるのが怖くてそんなことはする気は最初からねえだろ?」ですね。
 第二に「行政不服審査請求」の請求相手は「文科大臣」です。つまり「あなたの決定には納得が行かないから、改めて判断をやり直して欲しい」というのが行政不服審査請求です。やりたければやって一向に構わないですが、今回のケースで「わかりました、判断を訂正しますby文科相」になる可能性はほとんど無い。
 もちろん「どうせ認めないだろう」と思いながら「行政不服審査請求での行政の言い分(木で鼻をくくったような酷い代物も多いようですが)」を聞いた上で「訴訟を検討する」という「訴訟の検討材料としてあえて請求する」つうことは何ら構いませんが。
 第三に「行政不服審査請求」云々というならそれこそつくる会行政訴訟を起こしたらどうなのか。たいていの場合「行政不服審査請求をした人間」はそれが「認められなかった場合」は行政訴訟に移行します。当たり前の話です。「文科省の言い分だと、今回の検定不合格について行政不服審査請求が出来ず、権利侵害になる」と言いながらいつまで経っても、検定不合格処分について、行政不服審査請求も行政訴訟もしないのがつくる会ですから本当に呆れます。

 「一発不合格」処分を受けた教科書会社がそれを公表すると、新規の罰則規定のもとでは「次回検定も含めて不合格とする」というのであるから、これはまさに、検定に異議を唱える教科書会社に対して二度と立ち上がれないほどの懲罰を与えるというに等しい処遇である。

 アンチつくる会の俺ですがこの点については全く同感です。仮に「ペナルティが必要」だとしても「自動的に次回も不合格」とは「窃盗に無期懲役や死刑」レベルの「不当に重い罰」かと思います。正直、今回はつくる会ですが例えば学び舎が「不当な一発不合格」を通知直後に「今回のつくる会のように」すぐさま抗議の記者会見をしたいのに、この罰則でできないというのはまずいので共産党などもこの件について「学問の自由への不当な弾圧の疑いが濃厚」「学術会議の一件とある意味つながっている」としてもっと批判、抗議した方がいいのではないか。「つくる会不合格」と違ってこの罰則云々の件はつくる会限定の話じゃないですからね。

 国会で質問に立った日本維新の会松沢成文参議院議員は、「教科書検定のプロセスが全部終わるまで情報公開しちゃいけないというルールだから、それを破ったつくる会は困ったもんだという御見解でしたけれども、つくる会にしてみれば一発不合格なんです。・・・だから、やむにやまれぬ気持ちで・・・もう検定のやり方自体がおかしいじゃないかという抗議の意味を込めて、アピールするのは当然だと思いますよ」(3月10日参議院文教員会)と述べ、つくる会に同情する発言をされている。

 吹き出しました。法律家でも『前川元次官のような文科官僚OB』でも『下村(現・政調会長)や馳のような自民党文教族議員、文科政務三役経験者』でも何でもない「たかがミニ政党・維新の陣笠にすぎない」松沢の「つくる会は悪くない」発言に何の意味があるのか。
 「松沢氏がそう言ったから何がどうだと言うんですか?by萩生田文科相」で終わる話です。ここで「法律学者のホニャララ氏は文科省の法解釈は間違いだと主張」「文科官僚OBの前川元次官は(以下略)」「元文科相の下村議員や馳議員は(以下略)」などと書けない辺りが全く滑稽です。

 自由社が他社と同一の記述をしながらも欠陥箇所として不合格とされたケースが少なくとも二十数件存在する。

 事実かどうか知りませんがそれが事実なら「アンチつくる会の俺」ですらその部分については「違法不当の疑いが濃厚」と思います。
 それこそ「とっとと行政訴訟をすべき」でしょうがいつまで経ってもしないのだから呆れます。


IOCが安倍前首相に五輪功労章「金章」を授与 安倍氏「来年は人間の気高さをたたえる大会に」 - 産経ニュース
 「何があろうと絶対に来年開催するからな、再延期だの中止だのしたら、テレビの放映権料が入ってこなくてIOCが困る」「安倍さんには勲章を差し上げますので、日本政府と自民は我々に協力して下さい」つう話でしょうが「どこまでコロナを舐めてるのか」「どこまで銭ゲバなのか」とIOCには改めてうんざりします。本当にこういう「クズ連中=IOCの幹部連中」が「五輪は平和の祭典」とか寝言ほざくのはやめて欲しい。


有志の地方議員、ウイグル支援組織を結成 各地で証言集会 逗子市議ら - 産経ニュース
 どうみても日本会議系列の連中でしょう。「おぞましい」としか言いようがない。


《独自》ウイグル議連、3年ぶり再開へ 中国の人権弾圧に抵抗措置議論 - 産経ニュース
 「3年ぶり再開」というタイトルには吹き出しました。「何故3年間活動を停止していたのですか?(安倍政権の中国外交への忖度ですか?)」と聞いたらどう回答してくれるんでしょうか?


【主張】RCEP署名 対中依存が強まりかねぬ - 産経ニュース
 産経らしい反中国記事ですがそれでもRCEPを否定はしないわけです。

高世仁に突っ込む(2020年11/16日分)

生命のご先祖はたった1匹の単細胞生物だった - 高世仁の「諸悪莫作」日記
 11/15付けの高世記事です。
 興味深いのは「11/15は横田めぐみ拉致の日」であり、横田奥さんもマスコミに記者会見し、また新潟では県民集会もあったそうですが、一時は「拉致問題報道を売りにしていたジンネット(現在は倒産)の社長だった高世」がそれについて何一つ触れないことですね。もはや高世にとって拉致は「触れたくない話」なのでしょう。

興味深いことに、日本共産党は『赤旗』の「主張」で習近平の名をあげて激しく中国を非難、「共産党」の名に値しない!とバッサリ切り捨てた。
主張/香港議員資格剥奪/一国二制度の破壊は許されぬ

 いやいや高世も以前政府は日本共産党の中国批判を見習え - 高世仁の「諸悪莫作」日記(2019.11.15:当時は安倍内閣)と言う記事を書いてることでわかるように「予想の範囲内」であり別に「興味深い話」ではありません。
 あるいは最近小生も

新刊紹介:「経済」12月号 - bogus-simotukareのブログ
特集「『デジタル社会』実像と課題」
◆菅政権のデジタル戦略と「超監視社会」(大門実紀史

スーパーシティ法案/大門議員の反対討論(要旨)/参院本会議
・反対の最大の理由は、日本を中国のような「監視社会」に導き、個人のプライバシーと権利を侵害する重大な危険性があるからです。
・監視社会のトップランナーは中国です。政府・大企業が膨大なデータを分析し、国民への監視や統治に活用して、ウイグル族弾圧や民主化を求める活動家の拘束にも監視カメラや顔認証技術が用いられてきました。政府がスーパーシティ構想のお手本としてきた杭州市は、街全体のIT化が世界で一番進んでいますが、裏を返せば、街中に監視カメラが数千台もあるなど監視社会の最先端です。

ということで中国に批判的な赤旗記事を紹介しました。
 主張/香港議員資格剥奪/一国二制度の破壊は許されぬを「興味深い」というのは「中国も日本も共産党は皆同じ」と言うような反共の人間くらいでしょう(高世がそうだと言ってるわけではなく、高世の想定してる読者層がそう言う反共ウヨなんだろうな、と言う話です)。
 しかし「日本共産党」「共産党」で高世のサイト内検索をかけても、日本共産党を褒める記事って政府よ、尖閣問題で逃げるな - 高世仁の「諸悪莫作」日記(2010.10.17:当時は菅直人内閣)とか「中国批判して偉い!、日本政府は見習え!」ばっかなんですよねえ(苦笑)。
 後は

千島は全て日本領 - 高世仁の「諸悪莫作」日記(2010.10.07)、やっぱり千島全島返還を - 高世仁の「諸悪莫作」日記(2010-11-05)での日本共産党の「千島全島返還論」支持
福島原発で何が起きているのか - 高世仁の「諸悪莫作」日記(2011-03-16)での原発がらみの吉井英勝・共産党衆院議員(当時)の「原発津波対策をきちんとしているのか」という質問への「福島事故が起こる前にそうした質問をしたのは先見の明がある」という高評価
菅政権の「チャーハン論法」を許すな - 高世仁の「諸悪莫作」日記(2020.10.08)での「学術会議問題」での田村政策委員長の質問高評価

なども一応はありますが。
 まあ、「日本共産党」「共産党」でヒットする「日本共産党関係」の記事自体が少ないですが(共産党でサイト内検索をかけると中国共産党関係の記事ばかりヒットする)。
 むしろ共産主義との決別 - 高世仁の「諸悪莫作」日記(2009年7月という11年も前の記事ですが)は「いわゆる新日和見主義事件での除名」について、『父・伊藤律〜ある家族の「戦後」』出版さる - 高世仁の「諸悪莫作」日記(2016年7月という4年も前の記事ですが)は「伊藤律除名」について「撤回すべきだ」という非難ですし。
 しかし「話が高世記事生命のご先祖はたった1匹の単細胞生物だった - 高世仁の「諸悪莫作」日記から脱線しますが」いわゆる新日和見主義事件(後述する川上『査問』出版以降は俺のような共産党外部の人間にもある程度知られている)について共産主義との決別 - 高世仁の「諸悪莫作」日記

【俺の要約】
・新日和見主義事件での除名に納得がいかないので共産党を離れた(高世は元党員だとのこと)
川上徹氏の著書『査問』(ちくま文庫)での「除名は不当だ」という反論について日本共産党は応答すべきだ

なんて書いてた男が、その後、起こった蓮池透家族会除名劇では

蓮池透家族会除名を事実上容認する(救う会、家族会との交遊を以前と変わらず続ける)
・蓮池『拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々』(講談社)について家族会や救う会はまともに応答しろとは何一つ言わない

わけですからねえ。まあ、高世も全くデタラメな男です。
 高校生、大学生、警察庁に入庁したばかりの中村格が現在の自分を見たら、ああいうクズにだけはなりたくないと思ったろう - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)から思いついた話ですが、「新日和見主義事件での除名に納得がいかないので共産党を離れた」という「純真な学生時代の高世」が今の高世を見たら「蓮池透家族会除名を容認し、家族会、救う会におべっかしか言わない、あんなクズにだけはなりたくない」と思ったんじゃないですかねえ。
 「共産党員」という「内部の人間」なのに「除名劇が納得が行かない」として党を離れた人間「若き日の高世」の目には「外部の人間のはず」なのに「救う会や家族会の無法を黙認する今の高世」は「薄汚いクズ野郎」でしかないでしょう。
 なお、お断りしておきますが、俺は「共産党支持者」ですが、「新日和見主義事件での除名」について、

遠ざかった夢、左翼衰弱の理由 | ちきゅう座(阿部治平)
 平田氏は、「(公式の党史の)『日本共産党の八十年』から(ボーガス注:『日本共産党の70年』など過去の党史にあった)新日和見主義事件に関する記述はすべて消された。共産党はこの事件が『風化』することを待っているのだろうか」と強い不満を明らかにしている。

ということで、「どう見てもあまり日本共産党が触れたがらないこと」から、「除名劇には何の問題も無く、川上氏らの反論も事実に反する」とは思ってはいません。まあ、「どう評価、理解するにせよ」、現在の共産党・志位執行部も「全面的に党を正当化できる事件ではない(党にも一定の非があり、除名された側にも一定の道理があった)」と思ってることは確かでしょう。
 ただしだからといって、俺は阿部治平や平田氏(花伝社創業者)ほど日本共産党に否定的ではありません。

◆ホワイト国除外の嫌韓国極右政党と化し、また、安倍のモリカケ桜を見る会疑惑を擁護するまで道徳的に劣化した自民(まあ他にも問題はありますが)
◆もはや「自民党公明派」といっても問題ない存在の公明
◆自民の二軍でしかない維新、国民民主
◆安倍の『明治150年式典』にためらいなく出席するなど右翼体質濃厚な福山が幹事長で「どこまで自民と違うか」怪しい立憲民主
◆最近の党大会で、立憲民主党入党目当ての大量離党が事実上容認され、党存続の危機にある社民
山本太郎の個人商店も同然なれいわ

よりは「ずっとマシだ」という消去法による選択ですが共産を今後も支持するつもりです。
 まあ、こうした志位氏の新日和見主義事件への態度(積極的には触れたがらない)は「全面的に謝罪すべきではないか」と言う立場に立てば「不満はある」でしょうが「完全に居直らないだけマシ」とはいえるでしょう。
 なお、新日和見主義事件は1970年代の事件ですが、1970年代の件と言えば

https://twitter.com/shiikazuo/status/1218541788719284224
志位和夫
 大会の最終日、綱領改定にかかわる全党討論で出された意見を踏まえ、1970年代に「赤旗」に掲載された論文などで、同性愛について「性的退廃の一形態」とのべたことについて、「当時の党の認識が反映したものであり、間違いであったことを大会の意思として表明したい」と報告いたしました。

という点を俺的に評価したいと思いますね。「1970年代の赤旗記事に志位氏は直接の責任、関係はないので謝罪しやすい点はある」と言う点を割り引いたとしてもです。何せ「直接の責任はない」のに「河野談話を否定したがる」安倍晋三という馬鹿者もいますからね。
 この「LGBTの件」で「日本共産党は決して無謬主義ではない」ということを示したことは意義あることだと思います。
 さて話を元に戻します。

 日本で、右も左も中国の人権侵害について批判しているのは結構*1なのだが(自民党には二階氏のような親中派がいるが)、日本政府は中国に対してはいつも「懸念する」、「憂慮する」どまりで「抗議する」までも言わない。少なくとも日本共産党なみの強い姿勢を示すべきだ。

 いや「ミニ野党の日本共産党」と「政権与党の自民」では立場が違いますからね。果たして日本共産党が「自社さ連立」「自公連立」のような形で仮に政権入りしたとしてこうした発言が果たして出来るかどうか。
 なお、「二階氏*2のような親中派(高世)」て、「田中*3内閣の日中国交正常化以降」はむしろ「親中派」の方が自民党において「長年主流」でしょう。「二階氏が例外」みたいな高世の書き方は問題がありすぎる(gotoトラベル利権にもコミットしているという「観光族議員」二階氏には「中国人の訪日観光客を増やしたい」という個人的思惑があることは確かでしょうが)。
 高世のような「反中国分子」の声を無視して、海部*4内閣は「天安門事件後に停止していた対中国ODAを再開した」し、宮沢*5内閣は「天皇訪中を実施」。
 第一次安倍内閣で安倍が内閣発足直後訪問した国は中国だったし、第二次安倍以降でも安倍は「訪日した李克強首相の北海道訪問に同行する」など異例の歓待をしました。こうした「日中友好」の歴代首相はもちろん海部、宮沢、安倍に限りません。
 また宮沢氏が首相退任後に「小渕、森内閣蔵相」をつとめたことでわかるように「首相として彼の行った天皇訪中」は彼の政治的キャリアにおいて何のマイナスにもならなかった。
 日中友好団体である

日中協会の会長は宇野内閣建設相、宮沢内閣経済企画庁長官、小渕内閣自治相・国家公安委員長を歴任した野田毅
日本国際貿易促進協会の会長は中曽根内閣科学技術庁長官、宮沢内閣官房長官自民党総裁、村山、小渕、森内閣外相、衆院議長などを歴任した河野洋平

自民党幹部だった人物です。
 なお、最近も

「中国主導」をけん制できるのか 日本が「インド抜き」RCEP参加に踏み切った思惑 - 毎日新聞
 最大のメリットは、先行して発効した、米国を除く環太平洋パートナーシップ協定(TPP11)には参加していない、日本の最大の貿易相手国である中国(2019年の輸出入額全体の21・3%)と3位の韓国(同5・32%)が含まれることだ。中韓ともに9割前後の工業品について、日本から輸出する際の関税を段階的に撤廃する。

ということで「中国を含む経済協定」であるRCEPへの日本政府の参加が報じられました。
 もちろんRCEPは「日中二国間協定ではない」ので中国以外の市場もありますが、最大の魅力はやはり中国でしょうね。 

 近年のDNA研究の進歩はすさまじく、次々に新たな発見がなされているが、最新の研究によると、生命の「共通祖先」、私たち生き物のご先祖は、いろんな場所で多発したのではなく、あるとき、ある特定の場所で生まれた1匹の単細胞生物だったという。
 これを知った時、感動した。
 地球に生きる生き物たちのご先祖がたった1匹で、生き物すべてがそこから進化したとすれば、みんな親戚ということになる。
 ヒトも、そこに咲いてる花も、動物園のパンダも、ゴキブリもみな親戚だ。つまり、生命は一つなのだ。

 俺的には「何で感動するのか」良く意味が分かりません。

*1:いやいや高世の言う「右」が「産経新聞のようなデマ右翼」を含むのならば全然「結構ではない」でしょう。デマ右翼の中国誹謗(中国が沖縄を侵略するなどのデマ)など迷惑なだけです。

*2:小渕、森内閣運輸相、小泉、福田、麻生内閣経産相自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)を経て幹事長(第二次安倍、菅総裁時代)

*3:岸内閣郵政相、池田内閣蔵相、佐藤内閣通産相自民党政調会長(池田総裁時代)、幹事長(佐藤総裁時代)などを経て首相

*4:自民党国対委員長(三木総裁時代)、福田、中曽根内閣文相などを経て首相

*5:池田内閣経済企画庁長官、佐藤内閣通産相、三木内閣外相、福田内閣経済企画庁長官、鈴木内閣官房長官、中曽根、竹下内閣蔵相などを経て首相

「珍右翼が巣くう会」メンバー・島田洋一に突っ込む(2020年11月15日分)

島田洋一
「学術会議は完全に民間の活動としてやられた方がいい」。安全保障分野の研究に否定的な同会議に「税金を入れるべきなのか」。私も安倍前首相と同じ考えである。こうした常識的な主張が他の自民党議員からももっと出るべきだろう 。
国民投票法、今国会成立を 学術会議「完全民間に」―安倍前首相インタビュー:時事ドットコム

 ネット上で既に批判がありますが「学術会議民営化」など主張内容も酷いですが、それ以前に「首相の任に堪えない」として「病気辞任したはずの男」が全く何様なのか。仮病の自白でしかない。奴の病気辞任が「戦前の浜口雄幸*1首相(右翼テロで重傷を負い首相退任後の翌年に死去)」のようなマジの病気辞任でないことがよく分かります。何せ「首相臨時代理(幣原*2外相が就任)」を置いた濱口氏とは違い、安倍は最後まで首相臨時代理を置こうとはしませんでした。
 そして、菅首相ならまだしも、「もはや首相でない、無責任な立場の安倍」に好き勝手言わせる独演会をやらせたあげく「モリカケ」「桜を見る会」などの追及、批判を全くしないとは共同通信は何を考えてるのか。そういえば菅政権で「官房参与」になった柿崎明二は「共同通信論説副委員長」でしたね。
 柿崎の件とセットで「共同通信が安倍御用マスコミであることの自白か?」と聞きたくなります。

島田洋一
 トランプ氏は拉致問題で真摯に対応してくれた。

 ただのリップサービスを随分高評価するもんです。実際はそう言う話ではなく「トランプの排外主義(移民差別)やLGBT差別」などに同じ極右として共感してるだけでしょうが、島田ですら、さすがにそうは言えず「拉致問題ガー」のわけです。大体トランプレベルのリップサービスならブッシュ子やオバマも家族会相手にやってるし、恐らくバイデンもやるのではないか。
 家族会と面会して、舌先三寸で「拉致被害者家族に同情しています」というだけで高評価されるのならバイデンだってそのくらいのことはするでしょう。面会を断って恨まれても迷惑ですし。

島田洋一
 発売中の週刊新潮11月19日号の特集「トランプ大逆転がまだある最終シナリオ」でわたしのコメントが3,4か所引かれています。

 菅ですらもはや「バイデンと電話会談」、イスラエルのネタニヤフ(トランプはイスラエルロビーの票ほしさにエルサレムを首都認定すると表明しネタニヤフともズブズブの関係だった)ですら「バイデンに祝意表明」なのに何でしょうか、この非常識さ。
 なお、マスコミ報道に寄れば「トランプが敗北宣言をしてないこと」などを理由にバイデン勝利に明確に祝意を表明してない国*3祝意表明を見合わせてる国)としては「ロシア」「北朝鮮」があり、「祝意表明はした」ものの「欧米や日本に比べれば表明時期が遅い国」として「中国」があります。
 「トランプ勝利」が島田の言うように「島田ら日本ウヨにとってメリットがあるか」は甚だ疑問です。島田が言うほどバイデンが「中国に弱腰」なら「欧米や日本に遅れる」どころか、とっくの昔に中国も祝意表明でしょう。
 そして島田は「アンチ中国」「アンチ北朝鮮」「アンチロシア」のはずなんですがねえ。
 それとも落語「饅頭怖い(次はお茶が怖い)」のような中国の「バイデン怖い(次はハリスが怖い?)」作戦だとでも強弁するのか。

参考

ロシア、バイデン氏祝福は「公式結果待つ」 (写真=ロイター) :日本経済新聞
 米大統領選でバイデン前副大統領の当選が確実になったことを巡り、ロシアのペスコフ大統領報道官は9日、プーチン大統領が祝辞を送るには「公式な選挙結果を待つのが正しい」と述べた。世界各国の首脳が祝意を表明するなか、早期の判断に慎重な姿勢を示した。
 ペスコフ氏は(ボーガス注:トランプ氏の言動から)今回の選挙で法廷闘争が続く可能性があると指摘し(中略)た。

中国外務省、バイデン氏に祝意を表明 (写真=共同) :日本経済新聞2020/11/13
 中国外務省の汪文斌副報道局長は13日、米大統領選で勝利を確実にした民主党のバイデン前副大統領に祝意を表明した。「バイデン氏と(副大統領候補の)ハリス氏に祝意を示す」と述べた。中国側が祝意を示したのは初めてだ。

*1:逓信次官、大蔵次官、加藤高明、第1次若槻内閣蔵相、第1次若槻内閣内務相などを経て首相

*2:戦前、加藤高明、第一次若槻、濱口、第二次若槻内閣で外相。戦後、首相、吉田内閣副総理、衆院議長など歴任。

*3:とはいえさすがにそうした国でも島田のように「トランプの勝利を希望する」と公言したりはしません。まあ、これらの国も「島田とは違い」さすがに「バイデン勝利」は動かないとみた上で「すぐに祝意表明するよりは、祝意表明を先延ばしにした方がいい(これらの国にとっての祝意表明のベストタイミングで表明する)」か「祝意表明するより最後まで黙りの方がいい」と考えてるだけでしょうが。

高世仁に突っ込む(2020年11/15日分)

祝福された星、地球の誕生 - 高世仁の「諸悪莫作」日記

 口だけでコロナ退治が出来りゃ楽 (奈良県 八郷博 朝日川柳14日)

 「救う会太鼓持ち」高世には「口だけで拉致解決が出来りゃ楽」と言う言葉を贈呈したいですね(皮肉のつもり)。
 「経済制裁すれば北朝鮮が屈服して拉致が解決する」と放言した救う会のデマを家族会が未だに支持することが原因で今に至るも「拉致敗戦」であることに高世は慚愧の念はないのか。

 『モーニングショー』でコメンテーターの吉永みち子*1が、国民任せにするのではなく、行政は具体的な方針を示してほしいと苦言を呈していたが、そのとおり。
 政府は、感染急拡大に対して、かくかくの現状認識をしており、これこれの方針で望むので協力してほしいと明確に示すべきだ。

 書き換えてみましょう。

 和田春樹氏が「『北朝鮮金正恩氏と会う用意がある』というだけで北朝鮮任せにするのではなく、菅政権は拉致解決の具体的な方針を示してほしい」「制裁だけしていても拉致は解決しない」と苦言を呈していたが、そのとおり。
 政府は、拉致問題に対して、かくかくの現状認識をしており、これこれの方針で望むと明確に示すべきだ。

 で、まあ、政府はそんな方針を示さないし、それについて高世も何も言わないわけです。

 感染が増えて困りましたねえ・・とまるで自然現象を見るような政府、地方自治*2の無責任な態度には憤りをおぼえる。
 それに、冬に大流行する可能性に備えて体制を準備すべきだと早くから指摘されてきたのに、なにもやっていなかったようで、すぐに医療がひっぱく*3しそうだ。
 無策と言われても仕方がないだろう。
 すぐに具体的な対応策と今後の方針を明らかにしてほしい。

 書き換えてみましょう。

 拉致被害者がいつまで経っても帰国できなくて困りましたねえ・・とまるで自然現象を見るような救う会高世仁らの無責任な態度には憤りをおぼえる。
 このままでは横田滋氏など拉致被害者家族の一部が「問題の解決を見ずに」高齢化で死去するだろうと早くから指摘されてきたのに、なにもやっていなかったようで、今後も高齢化で死亡する家族は続出しそうだ。
 無策と言われても仕方がないだろう。
 すぐに具体的な対応策と今後の方針を明らかにしてほしい。

といったら高世は何と言い訳するのやら。どうせ「全て北朝鮮が悪い」で終わりでしょうけど。いつもながら高世には「軽蔑」「殺意」「憎悪」「憤激」といった「負の感情」を禁じ得ません。

 さまざまな僥倖に恵まれて、生命が生まれる絶妙な条件が整えられて地球は生まれた。地球(ボーガス注:における生命)の誕生はとても祝福されたものだったのだ。

 地球における生命の誕生は「僥倖によるもの」でしょうがそれを「祝福されたもの」とするのは「何だかなあ」ですね。
 その「祝福」云々というのは「幸いにも誕生することが出来た我々、人間側の価値観」にすぎません。後世の人間が「生命が誕生して良かった、良かった」と祝福しているにすぎない。

*1:1985年に『気がつけば騎手の女房』(1984年、草思社→後に1989年、集英社文庫)で第16回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。著書『性同一性障害』(2000年、集英社新書)、『麻婆豆腐の女房:「赤坂四川飯店」物語』(2003年、光文社知恵の森文庫)、『変な子と呼ばれて:ミッシェル・近藤の人生』(2005年、ちくまプリマー新書)、『26の「生きざま!」』(2008年、日経ビジネス人文庫)など(吉永みち子 - Wikipedia参照)。

*2:国(菅政権)はともかく地方自治体は「千差万別」であって高世のように十把一絡げに非難するのは違うのではないか。もちろん「コロナ禍で投票なんかしていいのか」という危惧の声を無視して住民投票を強行し、危惧通り感染者を増加させた「大阪市の松井」のような無茶苦茶な自治体首長もいますが。

*3:「逼迫」くらいは漢字で書いて欲しい。