リベラル21と田畑光永のバカさに呆れる(2023年1月21日分)

リベラル21 オヤ!どうした風の吹きまわし?(田畑光永

 当の中国はと言えば、中国人同士で殺し合う「台湾有事」を一般国民が望むはずはない*1が、政権の危機には「国より政権」という選択もあり、の風土だから、お上のすることに口を出せない民衆はハラハラドキドキというのが本当のところではないかと思う。

 田畑のバカさには心底呆れます。
 第一に、ここでの政権の危機には「国より政権」とはどういう意味なのか。
 もし「習近平政権が国民の不満で政権危機に陥れば、不満を外に向けるため台湾侵攻するかも?」というなら「田畑はバカか?」ですね。
 まず第一に習政権は現在政権危機に陥ってないし、当面陥る可能性もない。
 第二に「政権危機解消」「国民の不満を外に向ける」ために台湾侵攻などするわけがない。
 そんなことをしたら「現在ロシアに対してされてるような対中国経済制裁」などによって、かえって国民の不満が高まり、政権危機を助長するでしょう。
 お上のすることに口を出せない民衆も「田畑はバカか?」ですね。
 積極支持ではない消極的支持(諦め)であれ、「デマ扇動やメディア統制による詐欺的支持獲得(いわゆるポピュリズム)」であれ、国民の支持無しでは独裁は成り立たない(追記あり) - bogus-simotukareのブログにも書きましたが「独裁なら国民世論を無視して何でもできる」と思ったら大きな間違いです。独裁だろうが「国民が猛烈に反発し、かえって政権危機を助長しかねないようなもの」は到底実行できません。
 台湾侵攻も勿論同じです。

 18日、中国の劉鶴*2副首相と米のイエレン*3財務相が折から恒例の「世界経済フォーラムの年次総会」が開かれているスイスのダボスで会談*4した。もっとも米中間では昨年11月14日にインドネシアでのG20に出席したバイデン*5大統領と習近平*6国家主席が対面で会談しているし、今月中にはブリンケン*7国務長官が訪中して中国の秦剛*8新外相と会談する予定だから、対決状態とはいえ、なにもそれほど険悪な間柄というわけでもない。
 驚いたのは、19日に劉鶴・イエレン会談を社説で取り上げた『環球時報』(『人民日報』系国際問題紙)が、この会談を(ボーガス注:米中友好につながり、また中国の経済分野での国益が増進する)きわめて明るい、好ましいニユースとして伝えたことである。

 「はあ?」ですね。
 「台湾問題で米中が対立する中、米中首脳会談が驚きだ」というならともかく「『環球時報』記事」の何が驚きだかさっぱり分かりません。
 『環球時報』は田畑も書くように中国共産党機関紙」人民日報系列の新聞なのだから「中国共産党の外交方針」に肯定的で何らおかしくない。むしろ否定的に描き出したら、その方が『驚き』でしょう。
 むしろ『環球時報』が「人民日報系列(つまりは中国共産党系列)の国際問題紙」であることを考えれば、こうした中国共産党の対米外交は『環球時報』(というか『環球時報』と何らかの関係、つながりがある党や政府の国際問題担当者の意見)の影響の可能性すらある。
 また、『中国共産党に批判的な民主派』ですら「米国は中国に融和的になるな、人権問題での中国批判を弱めるな」という類の批判はしてもまさか「中国は米国と敵対しろ」とは言わないでしょうし、ましてや「中台有事など戦争の危機を煽ったりもしない」でしょう。田畑はどれほどバカなのか。

 ウクライナをめぐってロシアと米をはじめとする西側諸国の対立が深まる中で、昨年は中ロ蜜月とでも言うべき路線をとった中國が、今年は別とばかりに、米との協調路線にのり出すことは可能なのだろうか。あるいは昨年は「台湾有事」論が加熱しすぎた*9としてしばらく冷却期間を置こうするものか。

 やれやれですね。
 まるで中国が節操なく米国にへいこらしてるかのように描き出す『反中国右翼』田畑ですが、そもそも米国側が『中国の対話要求』に応じなければ、中国側が要望しても

習近平国家主席、バイデン大統領会談
◆秦剛外相、ブリンケン国務長官会談
◆劉鶴副首相、イエレン財務長官会談

等の米中対話が成立しないこと(つまり米国も、台湾問題などで中国と対立する一方で、経済的利益の観点などから、中米対話にそれなりに積極的であること*10)を無視してるのが酷い。例えば極端な話

プーチン、バイデン両氏の会談に否定的 ウクライナ侵攻めぐり米高官 「実のある手段ではない」:東京新聞 TOKYO Web2022.12.3
 米国家安全保障会議NSC)のカービー*11戦略広報調整官は2日のオンライン記者会見で、バイデン大統領がウクライナ侵攻を続けるロシアのプーチン*12大統領と停戦に向けて会談する可能性について、「現時点では実のある手段ではない」として否定的な見解を示した。プーチン氏が戦争を終結させる兆しをみせておらず、条件が整っていないと説明した。

が報じるように「プーチン大統領、バイデン大統領会談」は「仮にロシアが希望したところ」で今の情勢では「ロシアと会談しても成果はないだろう」とするウクライナ等の反発に「米国政府が配慮すること」で実現可能性は低いでしょう。
 それはともかく、米国としても1)中国がロシアに融和的なのは不快だが、それでも米中対話は必要だ(温暖化問題で中国の協力を得る、米国企業の中国進出など)、2)むしろ中国と対話することで少しでも中国の対露融和姿勢を変えたい、3)中国の態度は不快だが、ロシアに融和的な国は「シリア内戦に介入し、同じくシリア内戦に介入したロシアと一定の協調をする必要があるトルコやイラン」「旧ソ連時代からのしがらみがあるベトナムラオスキューバ北朝鮮」「BRICSでつながりのあるブラジル、インド、南ア」など他にもあるし、中国ばかりを非難できない等、米中会談においてはいろいろ思惑はあるでしょう。
 なお、以上については田畑記事にコメント投稿しましたが、どうせ掲載拒否でしょう。自称リベラルが「コメント掲載拒否常習」とはそのデタラメさに心底呆れます。

*1:とは必ずしも言えないでしょう。「南北戦争(米国)」「戊辰戦争(日本)」など内戦で「国民同士が殺しあったこと」は古今東西いくらでもあります。

*2:国家発展改革委員会副主任、中国共産党中央財経領導小組弁公室主任等を経て副首相

*3:大統領経済諮問委員会委員長(クリントン政権時代)、FRB連邦準備制度理事会)副議長(オバマ政権時代)、議長(オバマ、トランプ政権時代)等を経てバイデン政権財務長官

*4:マスコミ報道に寄ればこの会談で「年内のイエレン長官の訪中」を目指すことに米中が合意したとのことです。

*5:オバマ政権副大統領を経て大統領

*6:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席等を経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*7:オバマ政権副大統領補佐官(国家安全保障担当)、大統領副補佐官(国家安全保障担当)、国務副長官等を経てバイデン政権国務長官

*8:外務副大臣、駐米大使などを経て外相

*9:むしろ加熱させてるのは「中国の反発を無視してペロシ訪台を強行した米国バイデン政権や台湾・蔡英文政権」「中国封じ込め目的で岸田に大幅軍拡を唆す米国バイデン政権(そしてそれに迎合する岸田政権)」の方でしょう。反中国右翼の「リベラル21と田畑」には心底呆れます。そしてブレーキがぶっ壊れた岸田政権の対中暴走-日米「2+2」と日米首脳会談-|コラム|21世紀の日本と国際社会 浅井基文のページという浅井基文先生の「米国や岸田政権」への批判には全く同感です。

*10:まあ中国からすれば「米国は手前勝手にもほどがある」と不快でしょうが、「米国のこうした融和姿勢」を上手く利用して「米国が仕掛ける中米対立」を少しでも緩和する思惑でしょう。

*11:米軍統合参謀本部広報担当特別補佐、国防総省報道官、国務省報道官等を経て国家安全保障会議NSC)戦略広報調整官

*12:エリツィン政権大統領府第一副長官、連邦保安庁長官、第一副首相、首相などを経て大統領

「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2023年1/20日分:荒木和博の巻)

◆荒木ツイート

荒木和博 on Twitter: "令和5年1月25日水曜日「荒木和博のショートメッセージ」第1016号。もう政治の世界から足を洗って長いので見当違いかもしれませんが現在の制度はもう見直して良いように思います。 https://t.co/i6ZByiQZ9D @YouTubeより" / Twitter

 6分35秒の動画です。「小選挙区制と政党助成金の廃止」を主張し「中選挙区に戻した方がまし」とする荒木です。俺個人も

小選挙区
死票が多く、大政党に不当に有利
◆「1選挙区1候補」なので、公認権を悪用して党執行部が執行部独裁をやりやすくなる
→小泉郵政選挙はその典型

政党助成金
◆つかみ金となって政治の緊張感を失わせてる
◆大政党に多額の金が入るので、小政党が余計不利になる
◆党執行部が「政党助成金の党所属議委員への分配権限」を悪用して執行部独裁をやりやすくなる

には否定的な立場ですがそんなことは「荒木が活動目的とする拉致解決」とは関係ないので心底呆れます。まあ、小選挙区制のために「旧民社党」は消滅(立民党や国民民主党内に旧民社グループとして存在はするが)し、「旧民社党職員」荒木は失業したので「小選挙区に否定的」なのはよくわかります。

参考
主張/政党助成法の廃止/民主主義を壊す制度なくそう2022.2.8
主張/「1票の格差」判決/小選挙区制の矛盾は明らかだ2022.2.18

荒木和博 on Twitter: "3月11日に北朝鮮人権映画祭映画実行委員会の主催で北朝鮮の家族の悲劇を描いた映画「愛の贈り物」の上映と、ご自身が政治犯収容所を体験し脱北した金ギュミン監督を招いてのトークを行います。貴重な機会ですのでお時間がある方はぜひおいで下さい。 https://t.co/cRanfvEE3Q" / Twitter

 拉致問題解決が「予備役ブルーリボンの会&特定失踪者問題調査会代表」荒木の活動目的の「はず」なのにそれと関係ないことに精を出すのだから呆れます。もはや荒木も拉致問題についてやる気を失ってるのではないか。

荒木和博 on Twitter: "令和5年1月24日火曜日「荒木和博のショートメッセージ」第1015号。平成22年(2010)11月23日、北朝鮮軍は黄海の韓国領延坪島に突然砲撃をしかけました。この事件は様々な教訓を生み出しています。 https://t.co/4pm2SPayhA @YouTubeより" / Twitter

 7分48秒の動画です。説明文だけで見る気が失せます。そんな事が拉致問題の解決と何の関係があるのか。

荒木和博 on Twitter: "令和5年1月23日月曜日「荒木和博のショートメッセージ」第1014号。北朝鮮で「首が飛ぶ」と言えば本当に首が飛ぶのですが、しぶとく生き残る2人のお話しです。まあいつまで持つか分かりませんが。 https://t.co/UtrVob9fzX" / Twitter

 5分11秒の動画です。説明文だけで見る気が失せます。そんな事が拉致問題の解決と何の関係があるのか。なお、動画を一応見ましたが2人とは「ナンバー2ではないかとされる崔竜海*1」「ナンバー3ではないかとされる趙甬元*2」のことでした。

荒木和博 on Twitter: "令和5年1月20日金曜日「荒木和博のショートメッセージ」第1011号。何度かお話しし、現地ライブもやっている山本美保さんの問題。風化することが一番怖いです。皆さんぜひ拡散ご協力をお願いします。 https://t.co/zJ9GwupXoh" / Twitter

 8分59秒の動画です。説明文だけで見る気が失せます。「忘れないでください」以前にほとんどの人間はこんな与太は知りません。
 そしてこの与太を知る人間(俺もその一人ですが)は、「ある程度、まともな人間」なら「山梨県警がDNA鑑定結果を故意に捏造した*3」とまともな根拠もなく、

◆荒木『山本美保さん失踪事件の謎を追う:拉致問題の闇』(2012年、草思社

もう一度「山本美保さんDNAデータ偽装事件」を考える【調査会NEWS3571】(R4.3.3): 荒木和博BLOG
 お父さんが警察OBだから家族は警察に刃向かわないだろうとか、本当に卑劣としか言いようがありません*4
 この事件に関わった主犯格の人間はある者は国会議員*5になり、ある者は警察の幹部になり、また情報機関の長*6になったりと、皆出世*7しています。

などで放言する荒木等、特定失踪者問題調査会のバカさに呆れるだけです。

*1:朝鮮人民軍総政治局長、朝鮮労働党軍事委員会副委員長、国防委員会副委員長、国家体育指導委員会委員長、朝鮮労働党副委員長、国務委員会副委員長等を経て最高人民会議常任委員会委員長、国務委員会第1副委員長。父親は人民武力部長(国防大臣)、国防委員会副委員長等を歴任した崔賢(崔竜海 - Wikipedia参照)

*2:朝鮮労働党組織指導部第1副部長、朝鮮労働党政治局員候補などを経て国務委員、朝鮮労働党政治局常務委員、党組織担当書記、党軍事委員会委員。朝鮮人民軍総政治局副局長、戦車教導指導局長等を歴任した元明均が義父とされる(趙甬元 - Wikipedia参照)

*3:「鑑定ミスをした上、責任問題を恐れて居直ってる(過失の正当化)」ならまだしも「最初から故意の捏造だった」と荒木が明言したことには心底呆れます。

*4:完全な「警察への誹謗中傷」ですね。荒木の方こそ「特定失踪者家族を非難することを躊躇して警察は手厳しい荒木批判を避けるだろう」と卑劣なことを考えてるくせに良くも言ったもんです。

*5:一時、衆院議員(2005~2009年)、参院議員(2010~2016年)を務めた小野次郎氏(元警察官僚、鹿児島県警本部長、警察庁暴力団対策第一課長、小泉内閣首相秘書官など歴任)のこと。自民党みんなの党、結いの党(幹事長)、維新の党(政調会長)、民進党(副代表)を経て2021年衆院選挙で立民党南関東ブロック候補(29位)で出馬したものの落選。現在も小野氏が立民からの政界復帰を目指しているのかどうかはググった限りでは不明(小野次郎 (政治家) - Wikipedia 参照)

*6:内閣情報官(2011~2019年、野田、第二~四次安倍内閣)や国家安全保障局長(2019~2021年、第四次安倍、菅内閣)を務めた北村滋氏(徳島県警本部長、警察庁警備局警備課長、警備局外事情報部外事課長、第一次安倍内閣首相秘書官、兵庫県警本部長、警察庁警備局外事情報部長など歴任)のことと思われる(北村滋 - Wikipedia参照)

*7:勿論、彼らが出世したのは「有能と評価されたから」であって、荒木の陰謀論は論外です。

今日の産経ニュース(2023年1/19、20日分)

北九州市長選、あす告示 北橋市政の「継承」「転換」が争点 国政への影響も - 産経ニュース
 退任する現職が後継指名した人間に「オール相乗り(自民、公明、立民)」というからいつもながら心底呆れます(なお、共産は独自候補を擁立、自民は現職後継指名VS反現職派の分裂選挙)。そうした行為が立民の支持率を低迷させてるでしょうに。


週刊朝日5月末で休刊へ 100年以上の歴史に幕 - 産経ニュース
 勿論他の「紙の週刊誌(出版社系の週刊現代講談社)、新潮、文春、ポスト(小学館)、新聞系のサンデー毎日など)」とて決して売り上げは良くないので、「次に別のどこかが消えたとしても」何ら不思議ではないでしょう。
【追記】
 『週刊朝日』が5月に終刊、なんとこのタイミングで! | ちきゅう座週刊朝日最新号の目次がわかりますが絶句しました。
 「年金繰り下げのすすめ」「シニアのニーズ*1に応えたサービスで今図書館が面白い」。
 記事内容については未読なので評価できませんが、どう見てもシニア向け雑誌化しています。
 この点は『週刊朝日』が5月に終刊、なんとこのタイミングで! | ちきゅう座も「週刊朝日以外もシニア雑誌化してる(特に週刊現代週刊ポストが)」とと言う趣旨の嘆きをしています。


【産経抄】1月20日 - 産経ニュース
 週刊朝日*2の休刊をネタに悪口の産経ですが、週刊SPA!(昔の週刊サンケイ)もSPA! - Wikipediaによれば「公称部数は週刊朝日と同程度」なので「いつ休刊してもおかしくない経営状態」ではあるでしょう。

休刊・廃刊した雑誌一覧
講談社
◆漫画雑誌『イブニング』(2023年2月28日号が最終号で休刊の予定)
→つまりは現在、連載中の漫画は講談社の他雑誌に移るのでしょう(打ち切りになる漫画も中にはあるでしょうが)。
集英社
◆女性雑誌『Seventeen(セブンティーン)』(2021年10月号(2021年9月1日)が最終号で既に休刊)
小学館
◆漫画雑誌『週刊ヤングサンデー』(2008年7月31日発売号が最終号で既に休刊)

ということで「いわゆる出版不況」によって、もはや大手出版社でも休刊は何ら珍しくない。


【主張】ストーカー殺人 この命は救えなかったか - 産経ニュース
 真面目な話、救うことは難しかったでしょう。「接近禁止命令」が出ているのに無視して襲撃したあげく、殺すような無法に果たしてどれほどのことができるのかとは思います。「徐々に問題がエスカレート」ならともかく今回のように「しつこくつきまとうレベルがいきなり殺人にエスカレート」ではねえ。


山本氏、参院議員「ローテ批判」に反論 他党も任期途中で辞職 - 産経ニュース
 「任期途中辞任(国会議員から県知事選に鞍替えなど)」の是非はともかく、「任期途中辞任」と「ローテーション」は違うので詭弁にもほどがあります。そもそも「任期途中辞任」の場合も「支持者の声に推されて悩みながらも議員辞任と県知事選出馬を決意」などと釈明する場合がほとんどで山本ほど公然と居直ったりはしない。


〈独自〉新型コロナ、4月から「5類」に緩和へ 政府が20日決定 - 産経ニュース
 本当に緩和していいのか非常に疑問を感じますね。


「今辞める必要ない」前川氏有罪で維新・馬場代表 - 産経ニュース
 勿論離党勧告もしないし、有罪判決が確定するまでは、維新の手駒として利用すると言うことでしょう。維新らしいデタラメさです。


中条きよし氏年金未納報道 維新代表「精査中」 - 産経ニュース
 維新なら予想の範囲内で「またか」と呆れます。松井や吉村ほどの幹部でないので「トカゲの尻尾切り」で「除名される日」も近いかもしれない。


現役党員が出馬宣言 共産党首公選求め 一枚岩に変化の兆し - 産経ニュース
 過去に

◆兵本達吉『日本共産党の戦後秘史』(2005年、新潮文庫
筆坂秀世日本共産党の最新レトリック』(2016年、産経新聞出版

等を持ち上げてきた「反共右翼」「自民党応援団」産経なら「予想の範囲内」です。
 しかし今や兵本や筆坂がほとんど話題にならず、産経すらほとんど取り上げない中、松竹も「思ったほど利用価値がなかった」として急速に忘れ去られるでしょう。
 そもそも松竹もこんなことをする前に地道に「共産党から市町村議選や都道府県議選に出馬→当選後は議員として人脈を着実に広げる」など、それなりの下積み経験を積んだらどうなのか。
 もし松竹が「そんな苦労をしなくても俺の素晴らしい政策に党員は皆ひれ伏し、党首選で俺に投票してくれる」と思ってるなら「脳天気にもほどがある」でしょう。政治はそんなに甘くないでしょう。
 まあ、実際には「党首公選が実施されないこと」や「仮に実施されても松竹が選ばれないこと」を前提に「志位執行部や党員多数派」に悪口したいだけでしょうが。奴のやりたいことは政治を変えることではなく「志位執行部に対する悪口」だけでしょう。

*1:わざわざ「シニア」と書く辺りが興味深い

*2:AERAが休刊しなかったということはAERAはいくらか経営がマシなのでしょう。そして「AERAがあるからこそ休刊決定できた(週刊朝日のメンバーをAERAに移せる)」と言う面もあるでしょう。

今日もkojitakenに悪口する(2023年1月19日記載)

『週刊朝日』5月末で休刊へ。1974年の「インチキスプーン曲げ」暴露記事が思い出される - kojitakenの日記
 id:kojitaken(現在60歳代前半らしい:つまり1960年代前半生まれで1974年当時は中高生)て本当にジジイなんだなと実感します。小生(1970年代生まれの団塊ジュニア)は勿論1974年と言えば「まだ物心ついてない」ので「ユリ・ゲラーなどの超能力ブーム」についてはまるで実感がない。
 共産国の問題について、天安門事件(1989年)についてはさすがに「物心ついていました」が文革(1966~1976年)、プラハの春弾圧(1968年)、ポルポト虐殺(1975~1979年)についてはまるで実感はない。

 宮崎は勘の良い人で、昨年も山本太郎の「目が怖い」という的確な批評をした(笑)。

 そういう印象批評はほとんど何の意味も無いと思いますね。俺は別に山本の「目が怖い」とは思いませんし。
 勧善懲悪時代劇じゃあるまいし「目が優しい→好人物」「目が怖い→悪党」と見た目で分かるなら誰も苦労しません。
 批判するなら「戦前の田中正造北原泰作じゃあるまいし天皇直訴なんてやめて欲しい」とか「具体的な山本の言動」に対してじゃないと意味が無い。

 「もともとスプーンは手で曲げることができる」とは、当時ローティーンだった私もずっと持っていた疑問だったが、周囲は同級生どころか晩年に極右化する前の亡父まで「超能力信者」と化した者ばかりだった。この当然の疑問を口にすることさえ憚られる空気があの当時には確かにあったのだ。現在のヤマシン*1だの「泉信者」だの「共産党信者」だのも同じなのではなかろうか

 ヤマシンだの「泉信者」だの「共産党信者」だの言動について「何が問題なのか」、そもそも「信者とは具体的に誰なのか」具体性がまるでないので「はあ?」「お前はアホか、id:kojitaken」ですね。
 いずれにせよkojitakenのように「政党支持者」と「超能力シンパ」を同一視するのは馬鹿げています。前者は価値観の問題であるのに対し、後者は明らかなデマだからです。

 稲垣は1989年に朝日を辞めたあとは右翼言論人として古巣批判に精を出した。1994年には第3回山本七平賞を受賞しているが、これは右翼が受ける賞である。

 大部分の受賞者、及び受賞作は確かに

山本七平賞受賞作品一覧 | PHP研究所 PHP INTERFACE参照
◆第5回(平成8年)
 嫌韓国本『攘夷の韓国 開国の日本』の呉善花
◆第15回(平成18年)
 『語られなかった皇族たちの真実』の竹田恒泰
◆第13回(平成16年)
 大東亜戦争を美化する『大東亜会議の真実:アジアの解放と独立を目指して』の深田祐介
◆第19回(平成22年)
 『この命、義に捧ぐ:台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡』の門田隆将
◆第20回(平成23年
 張作霖暗殺「関東軍犯行否定」陰謀論本である『謎解き「張作霖爆殺事件」』の加藤康男
◆第23回(平成26年
 反中国本『なぜ中国から離れると日本はうまくいくのか』の石平
◆第25回(平成28年
 嫌韓国本『なぜ私は韓国に勝てたか』の加藤達也

等、非常識ウヨですが

◆第4回(平成7年)
『将軍と側用人の政治』(講談社現代新書)の大石慎三郎*2
→大石は晩年、つくる会歴史教科書の監修者に名を連ね晩節を汚していますが。
◆第6回(平成9年)
 『物語 フィリピンの歴史』(中公新書)の鈴木静夫

など「まともそうな受賞者、受賞作」もわずかながらあります。


立憲は泉氏の就任以来、関東で大きく票を失っています。(三春充希氏) - kojitakenの日記
 泉による「維新へのすり寄り、共産、社民からの離反」で「リベラル、左派層が大幅に離反する一方、それをカバーできるだけの右派からの支持獲得がない→参院選で惨敗、今後の統一地方選などでも惨敗の危険」というkojitakenや三原某氏以外からもよく指摘される話です。

 弊ブログでは泉健太を批判し続けているが反応は少ない。

 泉批判記事などネット上にいくらでもある(拙記事もその一つ*3)でしょうに、無名人の分際でどれほど思い上がってるのか。
 なお、俺個人はkojitaken記事については、このブログでいろいろとコメントしています。
 「投稿拒否設定にされてる」ので向こうの記事にはコメントできませんが。

 そうそう、弊ブログにいただいたコメントに、橋本健二*4の分析によると無党派層の1割が新自由主義右翼で4割が穏健保守、5割がリベラルだという指摘があった。この分析自体は確か橋本氏の本*5にも載っていたはずなのでそれを読んで知っていた

 本を読まないと何とも言えませんが「本当かよ」ですね。なんでそれで安倍政権が長期政権化するのか?
 穏健保守やリベラル*6の「橋本版定義」がおかしいのではないか。
 なお、この橋本氏、「俺の記憶が確か」ならば、確か「細川元首相*7が立った都知事選」では、山口二郎などとともに「共産は宇都宮を下ろせ」と抜かした人間(日本の自称リベラルに多い「共産を見下してかかってる輩」)なので俺的には橋本には「強い反感」がありますね。
 「政策協定を結ぼうならまだしも、何言ってやがる」「共産を馬鹿にするのも大概にしろ」と不愉快だったことをよく覚えています。まあ、反共分子id:kojitakenが高評価しそうな御仁ではありますが。

*1:山本太郎信者の略称

*2:1923~2004年。学習院大学名誉教授。著書『天明浅間山大噴火:日本のポンペイ・鎌原村発掘』(1986年、角川選書→2023年2月刊行予定、講談社学術文庫)、『徳川吉宗とその時代』(1989年、中公文庫)、『徳川吉宗と江戸の改革』(1995年、講談社学術文庫)など

*3:俺はkojitakenほど「尊大な人間」ではないので、「反応(コメント)が少ない」のは俺が無名人なので当然のことだと思っています。

*4:静岡大学教授、武蔵大学教授を経て早稲田大学教授。著書『現代日本の階級構造』(1999年、東信堂)、『階級社会日本』(2001年、青木書店)、『階級・ジェンダー・再生産』(2003年、東信堂)、『階級社会』(2006年、講談社選書メチエ)、『新しい階級社会・新しい階級闘争』(2007年、光文社)、『階級都市』(2011年、ちくま新書)、『居酒屋ほろ酔い考現学』(2014年、祥伝社黄金文庫)、『居酒屋の戦後史』(2015年、祥伝社新書)、『はじまりの戦後日本』(2016年、河出ブックス)、『盛り場はヤミ市から生まれた(増補版)』(共著、2016年、青弓社)、『新・日本の階級社会』(2018年、講談社現代新書)、『アンダークラス』(2018年、ちくま新書)、『中流崩壊』(2020年、朝日新書)、『〈格差〉と〈階級〉の戦後史』(2020年、河出新書)、『東京23区×格差と階級』(2021年、中公新書ラクレ)など。なお、橋本が研究テーマとする「闇市と飲み屋」については以前拙記事新刊紹介:「歴史評論」6月号(その2:ヤミ市) - bogus-simotukareのブログ新刊紹介:「歴史評論」2021年11月号 - bogus-simotukareのブログで触れましたので紹介しておきます。

*5:ここで「具体的記述の引用」や「ページ数紹介」どころか、著書名もあげず「本当に読んだのか?」という疑念を生む辺りがkojitakenらしい。

*6:そもそも橋本定義における「リベラルと穏健保守の違い」も不明ですが。

*7:「細川と宇都宮(桝添が当選)」ではなく、「浅野史郎(元宮城県知事)と吉田万三(元足立区長)(当時は石原知事)」だったかもしれませんが。どっちにしろ当時の橋本と山口が共産を不当に見下していたことは確かです(今もそうかもしれませんが)。

今日のボーガス川柳「異次元でなくていいので成果出せ」(副題:今日も「反党分子」松竹伸幸に悪口する)

 「異次元でなくていいので成果出せ」は岸田首相の「異次元の少子化対策」表明にネット上で総ツッコミ「ついにSFの世界へ?!」「浅はか」:中日スポーツ・東京中日スポーツ2023.1.17(後で引用します)を読んでの俺の感想です。
 なお、岸田レベルにすら少子化問題を「論じない」「多分興味すらない」くせに「党首になる覚悟がある」と抜かすバカ「松竹伸幸」には「黙れ、バカ!」「くたばれ、カス!」「安保問題しか興味ないお前に党首なんか任せられるか、安保問題だけが政治の重要施策か!。なんで手前、少子化問題にこんなに興味ねえんだよ!。まあ、お前が興味ねえのは少子化問題だけじゃないけどな」と怒りが収まりません。
 何せ松竹ブログを「少子化」でサイト内検索をかけてもヒットする記事は

自衛隊へのリスペクトはどこから来るか | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba
 少子化と大学進学率の向上などで、自衛官として募集対象の18歳人口は、1992年の70万人から今年は19万人に減っている。その中でどう自衛官を確保していくかは大事な問題だと考える。

の一つだけ。しかも「タイトルで分かるように」松竹記事の本筋は「少子化自体の克服(国、自治体の子育て支援*1、婚活支援*2不妊治療支援等による出生数の増加など)」、「少子化で生まれる問題(労働力不足、税負担人口の減少など)の克服」といった「少子化対策」ではない。
 「少子化の中でどうやって自衛官を確保するか」という

少子化問題でお前が気になるのはそこかよ。労働力不足でも、『税や社会保険料(年金、介護など)を負担する人口の減少』でも、『共産党に入党する若手党員数の減少の恐れ』でも、ねえのかよ(呆)。お前、防衛省の役人かよ(呆)
◆ちなみに『少子化で労働力が不足するなら外国人を移民*3すればいい』つう『解決策』についてどう思う?。勿論、「賛成」「反対」以前に移民問題について、お前、何も考えてないよな。『移民』でお前のブログをサイト内検索しても北朝鮮本、アマゾンで購入可能になりました | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Amebaつう記事(勿論移民問題がテーマでは無い)しかヒットしないしな。その程度の人間が党首になりたいとか笑わせるな。
◆『少子化で年金や介護の保険料負担人口が減少するなら、そもそも保険料に頼ることはやめて、年金や介護は全額国庫負担にすればいい』つう『解決策』についてどう思う?。勿論、「賛成」「反対」以前にこの問題について、お前、何も考えてないよな。年金、介護でサイト内検索しても共産は「総合合算制度」に乗れない | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Amebaつう記事(『消費税10%を前提にした立民の総合合算制度には消費税増税反対派の共産は乗れない』と松竹がいうだけでそれ以上の年金、介護問題等への検討はなし)位しかヒットしないしな。その程度の人間が党首になりたいとか笑わせるな。

と言いたくなる酷い内容です。
 どうも松竹には「異次元の安保政策」しか興味が無いようです(松竹への皮肉のつもり)。まあ、「共産は維新と共闘しろ、そのために安保政策を右にシフトしろ」という松竹の主張は「志位執行部の方針」「大多数の共産支持者の願望」に全く反しているという意味ではある意味「異次元」ですが。ここでの「異次元」は「問題外」「論外」と言い換えてもいい。
 しかし「松竹信者」を除けば「松竹非難」が目的とはいえ、俺ほど松竹ブログを熱心に読んでる人間も「もしかしたら」他にいないのではないか。

参考

本気とは思えない岸田首相の「異次元の少子化対策」の怪しさ かつて安倍元首相も大言壮語|日刊ゲンダイDIGITAL前川喜平(元文部科学事務次官)2023.1.19
 1月4日の記者会見で「異次元の少子化対策*4に挑戦する」と大言壮語した岸田首相。しかし、その具体的な内容は不明だ。
 問われるべきは、具体的にどの政策を、どの程度まで、どの財源で、いつまでに実現するのかだ。
 岸田首相は小倉こども政策担当相に対し、関係省庁の局長級の検討会議を設け、3月末をめどにたたき台を取りまとめるよう指示し、「将来的な子ども予算の倍増」に向け6月に策定する「骨太方針」までに大枠を示すと言明したが、肝心の財源については何も語らない。
 これではどこまで本気なのか、かなり怪しい。わざわざ「ようやく本気になったと思ってもらえるようにする」などと言ったが、それこそが怪しい。額も期間も財源も示した「防衛費の倍増」と比べて明らかに本気度が違う。
 だいたい「将来的」とは何年先なのかもわからない。
 岸田政権は、考え得る限りの財源を防衛費につぎ込むことにしたのだから、国の財布はもう空っぽだ。いったいどこから少子化対策の財源を生み出すつもりなのか。
 企業に拠出金を出させる案が取り沙汰されているが、(ボーガス注:財界の献金を受ける自民は)企業が嫌がることはしないだろう。
 やはり狙われるのは消費税だ。すでに甘利明氏は(ボーガス注:消費税増税の)本音を漏らした。
 しかし、若者が結婚も出産もあきらめるのは経済的理由が大きい。低賃金と非正規労働の拡大が少子化の根本原因だ。物価高騰により実質賃金は減っている。そんな中で消費税を引き上げて少子化対策ができるなどと考える人間は頭がどうかしている。
 財源ならある。まず所得税の「1億円の壁」を解消し、実効税率の累進性を高めて富裕層から税金をとればいい。相続税の累進性も強化したらいい。子や孫への教育資金や結婚・子育て資金の一括贈与を非課税にする税制などは、明らかな金持ち優遇税制だから即刻廃止すべきだ。内部留保を貯め込む大企業からは法人税をもっと取ったらいい。しかし、岸田政権はそんなことはしないだろう。
 少子化対策で大言壮語したのは岸田首相が初めてではない。思い起こせば2015年9月、当時の安倍首相は「新3本の矢」の一つとして「夢をつむぐ子育て支援」を挙げ、2020年代半ばまでに「希望出生率1.8」を実現すると公言した。ところが(ボーガス注:安倍政権がかけ声ばかりで、具体的な策を打たなかったこともあって)2015年に1.45だった合計特殊出生率はその後低下し続け2021年は1.30。安倍首相は本気ではなかったのだ。
 岸田首相も本気ではないが、少なくとも統一地方選までは本気のふりをするのだろう。

岸田首相の「異次元の少子化対策」表明にネット上で総ツッコミ「ついにSFの世界へ?!」「浅はか」:中日スポーツ・東京中日スポーツ2023.1.17
 岸田文雄首相が4日、訪問した伊勢神宮で年頭会見に臨み、今後の優先課題として「異次元の少子化対策」や「インフレ(物価上昇)率を超える賃上げ」の実現に取り組むと明らかにした。SNS上では「異次元の少子化対策」などの関連ワードがトレンド入り。「ついに打つ手がなくSFの世界へ?!」「強い言葉を使えば良いと考えてるなら浅はか」などの厳しいツッコミが相次いだ。
 内閣支持率低迷が続く政権の浮上を狙う首相が「異次元の少子化対策に挑戦し、大胆に検討を進める」などと力を込めた会見の内容について、国民民主党玉木雄一郎*5代表は自身のツイッターで(異次元の少子化対策の)言葉づかいはともかくと前置きした上で「いずれも方向としては間違っていない」と同調した。
 しかし、ツイッター上では「当たり前の少子化対策もできてないのに『異次元』とか」「多分素人には想像もつかない様な、とんでもない施策だよね」「少子化対策、別に異次元ではなくていいので、とりあえず今の次元にいる子どもたちのことを大切にしてほしい」「異次元の早期退陣願います」と厳しい声が相次いだ。

子ども予算「倍増」っていつ実現? 基準は? 「公約」にした岸田首相が明言しないのはなぜなのか:東京新聞 TOKYO Web
 岸田文雄首相が年頭会見で表明した「異次元の少子化対策」に不可欠な「子ども関連予算の将来的な倍増」について、増額の規模や時期など詳細を示そうとしない。政府内の議論を踏まえると、倍増には年5〜6兆円の新たな財源が必要になるとみられるが、政府・与党にとって、4月の統一地方選を控えて増税など負担を巡る議論は避けたいのが本音。首相就任前から打ち出していた「公約」にもかかわらず、曖昧な遠い将来の目標になりかねない。(坂田奈央)
 松野博一官房長官は16日の記者会見で、本紙が倍増のベースとなる予算額を質問したのに対して「まずは政策の中身についてしっかりと検討を進めていく必要がある」と述べるにとどめ、正面から答えなかった。
 政府関係者からは「児童手当の大幅引き上げも含め5兆5000億円から6兆円ほどが必要」との声も上がる。これらの議論を踏まえれば、倍増には最低でも年5〜6兆円を確保しなければいけないことになる。
 だが、首相は具体的な説明を避け続けている。
 2021年の自民党総裁選で「(支出は)経済協力開発機構OECD)で最低水準だ。思い切って倍増していかなければならない」と強調していたのに、昨年1月の国会では「将来的には倍増を目指したい」と述べるだけで、規模だけでなく、期限についても口をつぐむ。防衛費の大幅増で「27年度に国内総生産GDP)比2%」を「金額ありき」で指示した姿勢とは対照的だ。
 公的支出のGDP比が低い国ほど出生率が低いと指摘され、OECD調査によると、子ども・子育て支援に関わる公的支出(17年)は日本がGDP比1.79%で平均(2.34%)以下。出生率を引き上げたフランス*6(3.6%)や英国(3.23%)の半分程度にすぎない。
 結婚、出産、子育てを経済学的に研究する東大大学院の山口慎太郎*7教授は「研究では子ども予算は(ボーガス注:人口増による?)税収(ボーガス注:増)や財政支出削減などでほぼ返ってくるので、投資と捉えるべきだ。フランスや英国並みに倍増させる必要がある」と指摘している。

首相の少子化対策財源、増税論隠しに躍起 政府・与党「負担増なら統一選大敗」:北海道新聞デジタル2022.1.13
 岸田文雄首相が4日の年頭記者会見で打ち出した「異次元の少子化対策」の財源を巡り、政府・与党幹部らが増税論の打ち消しに躍起になっている。政府が検討する児童手当の拡充などには巨額の財源が必要となるが、統一地方選を4月に控え、国民の負担増となる議論を前面に出したくない思惑がある。
 公明党山口那津男代表は11日のBS番組で、少子化対策の財源について「国民の理解を得るのが先だ。いきなり増税論が先行して出てくるのは避けるべきだ*8」と述べ、増税論議をけん制。
 菅義偉前首相も10日に訪問先のベトナムで「消費税を増税して少子化対策をやるとは全く考えられない」と記者団に語った。
 発端となったのは、自民党税制調査会顧問の甘利明*9前幹事長の発言だ。5日のBS番組で「将来の消費税(増税)も含め、地に足をつけた議論をしなければならない」と述べ、消費増税も検討対象との考えを表明。松野博一官房長官が翌6日の記者会見で「消費税には当面触れることは考えていない」と述べるなど、政府も否定に追われた。
 児童手当の国負担分の予算額は2022年度で約1兆3千億円。仮に消費税増税のみで倍増させるなら、0・6%の税率引き上げが必要となる。3月末をめどに政府方針のたたき台をまとめる方針だが、直後の4月に統一地方選が行われるだけに、首相周辺は「たたき台では財源を出さない」と明言する。
 政府は防衛費増税に伴い、早ければ24年度にも法人税などを増税する方針。自民中堅は「これ以上負担増を求めたら統一地方選で大敗する。増税論議はしばらく封印してもらうしかない」と漏らした。

 軍事費倍増(異次元の軍拡)については具体策を進めながら本当に「自公はふざけんな」としか言いようがない。こんなんで何が「異次元の少子化対策」なのか。
 なお、「違憲だよ、あげる君」「軍事費上げすぎさん」(岸田)の軍拡増税には

◆「岸田軍拡は違憲」「違憲だよ、マジで」
◆「岸田軍拡は(増税や福祉予算カットなどで)国民生活破壊」「破壊だよ、マジで」
「違法だよ!あげるくん」あげすぎさん篇1 - YouTube「違法だよ!あげるくん」あげすぎさん篇2 - YouTubeの「無断アップロードは違法」「捕まるよ、マジで」風に)

と反対の俺ですが少子化対策増税には
1)まともな少子化対策であることの証明
2)増税が必要なことの証明
3)増税にあたり「消費税増税」ではなく「累進課税強化」「大企業の法人税増税」など「富裕者の課税負担を重くし、貧困者の税負担を軽くする」
等の条件付きですが反対はしません。

*1:子育ての経済的負担が重いことが少子化を助長してるという主張への対応

*2:「非婚化(そもそも結婚しない)」「晩婚化(結婚してもその頃には出産可能年齢を過ぎている)」が少子化を助長してるという主張への対応

*3:安倍政権での「移民を増やす方向での入管法改定」はこうした流れの一つです。他にも労働力不足克服策として「定年退職した高齢者の再就職(自民党や財界が主張する定年延長論もこの流れの一つ)」「専業主婦の就職支援(安倍政権での女性活躍推進はこの流れの一つ)」「産業用ロボットの開発」等が主張されている。追記:今日のボーガス川柳「異次元でなくていいので成果出せ」(副題:今日も「反党分子」松竹伸幸に悪口する) - bogus-simotukareのブログコメント欄で「就職氷河期世代や障害者や長期無業者・フリーターなどの就職支援」という指摘を頂きましたが要するに「従来就業してなかった人間(就職氷河期世代や障害者や長期無業者・フリーター、定年退職者、専業主婦あるいは外国人移民受け入れ)を就業させよう」というのが解決方策の一つです。

*4:勿論元ネタは「安倍政権」の「異次元の金融緩和」

*5:玉木の「岸田応援団」ぶりを酷評する中日スポーツです。

*6:フランスの少子化対策については、中島さおり『なぜフランスでは子どもが増えるのか:フランス女性のライフスタイル』(2010年、講談社現代新書)、高崎順子『フランスはどう少子化を克服したか』(2016年、新潮新書)といった著書がある。

*7:著書『「家族の幸せ」の経済学:データ分析でわかった結婚、出産、子育ての真実』(2019年、光文社新書)、『子育て支援の経済学』(2021年、日本評論社)など

*8:国民の理解も得ずして軍拡増税をぶち上げた連中が良くも言ったもんです。

*9:未だに「UR疑惑」甘利がでかい面をしてることには心底うんざりします。

今日も松竹伸幸に悪口する(2023年1/19日分)

本日は党首選挙の出馬記者会見 | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba
 共産党が「党首公選制」でないのに「委員長の出馬宣言」などしても

◆首相
→他国はともかく日本は議院内閣制で公選制ではない(国会議員でないとそもそも出馬資格がない)
◆教育委員
→戦後の一時期、公選だったこともあるが今は首長の任命制

の出馬宣言並みに馬鹿げてます。
 いや仮に共産が公選制だとしても「自民党や立民党など公選制」の党においても「出馬要件を満たさない人間」が出馬宣言しても馬鹿馬鹿しいのと同様に「松竹の行為」は馬鹿げていますが、それはさておき。
 週刊文春が松竹持ち上げ記事を書いてる*1(そしてそれを松竹が躊躇いなく自画自賛してる)というのには呆れるとともに吹き出しました。
 「社是」である「反共右翼」の為なら「売り上げ度外視」ということなのでしょう。「無名人」松竹なんか記事にしても売り上げに貢献するわけもない(文春新書での松竹本刊行も「社是」である「反共右翼」の為でしょう)。「政治家、財界人、芸能人の醜聞」、例えば最近で言うなら

◆人気声優だという芸能人・櫻井孝宏の不倫醜聞
《未婚サギ不倫がまた発覚!》人気声優・櫻井孝宏(48)を元恋人・B子さんが悲痛の告発「櫻井さんとの関係は約15年間。指輪も贈られたのに…」 | 文春オンライン
 他社の続報として櫻井孝宏、新たな不倫報道を事務所が謝罪 相手女性からの金銭請求に「対応を協議」 - サンスポなど
◆野球名門校・東海大菅生体罰問題
バットで殴り、毎日のように暴力…センバツ出場当確 東海大菅生監督が部員への体罰で謹慎 | 文春オンライン
 他社の続報として選抜出場有力の東海大菅生・若林監督が体罰、野球部の指導を取りやめ - 高校野球:朝日新聞デジタルセンバツ有力の東海大菅生、若林監督が部員に暴力で謹慎…被害の部員は退学 : 読売新聞オンラインなど
◆維新所属議員で芸能人・中條きよしの年金未納疑惑
「年金なんていらない。払わない」維新・中条きよし参院議員に「年金750万円未納」疑惑 | 文春オンライン
 他社の続報として中条きよし参院議員の年金未納報道 維新代表「精査中」: 日本経済新聞【疑惑】「もらう気ないから払わない」中条きよし議員が750万円“年金未納”か 党代表も「政治家として非常識」|FNNプライムオンラインなど

の方が雑誌は売れるでしょう。
 そして松竹もせめて立花隆日本共産党の研究』(文春文庫)などで知られる反共右翼マスコミ文春から本を出さなくてもいいでしょうに。
 しかも松竹が刊行した文春新書からは北村稔『「南京事件」の探究』(南京事件否定論本の一種)なんてデマ本が出てますからね。
 これがまだ

不破哲三*2井上ひさし『新日本共産党宣言』(1999年)、不破哲三水上勉『一滴の力水』(2000年)を出した光文社
不破哲三『歴史教科書と日本の戦争』(2002年)を出した小学館
→なお、内容的には不破『ここに「歴史教科書」問題の核心がある』(2001年、新日本出版社)と重複する面があるとのこと
不破哲三『私の戦後六〇年:日本共産党議長の証言』(2005年)を出した新潮社
上田耕一郎*3『国会議員』(1999年、平凡社新書)、不破哲三マルクスは生きている』(2009年、平凡社新書)を出した平凡社
不破哲三不破哲三・時代の証言』(2011年)、上田七加子*4『道ひとすじ:不破哲三とともに生きる』(2012年)を出した中央公論新社
→いずれも、読売新聞*5朝刊「時代の証言者」掲載の内容に加筆したもの

などなら松竹も「ホニャララ出版からは党幹部(俺が挙げた例なら不破氏)も過去に本を出してるし、いわゆる右翼マスコミでも無いと思う*6」と釈明できたでしょうに。
 とはいえ、「共産党叩き」を生業とする文春以外に「大手マスコミ」で松竹の「今回の駄本」を出してくれる奇特な出版社も少ないのでしょうが。かつ出してくれるところ(岩波書店角川書店河出書房新社講談社、光文社、集英社*7小学館、新潮社、筑摩書房平凡社*8など)が仮にあったとしても「右翼マスコミ・文春が一番話題になる」という「露悪趣味」松竹の判断だったのでしょう。
 まあその結果「反共マスコミ文春から出すとは落ちぶれたもんだ、せめてもっとまともな出版社から出せよ」という「良識派の松竹批判」は避けられないものになりましたが。


阪神大震災28年目、久しぶりの黙祷 | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba

 公共放送*9の記者になって、しばらく地方のどさ回りをしていましたが、2年ほど前から東京の本局に。こういう時期になると、記者をかき集めて、集中的な取材体制をつくるのですね。これまでも、熊本の地震とか、いろいろある度に、地方にいても駆り出されていましたから。
 だから、「今度もご苦労様だね」と私は言ったのですが、それだけでない様子。今年、今後に配属される部署を希望することができるそうなんですが、「どこにするの?」と聞いたら、「社会部の災害班」なのですって。「困っている人に寄りそう仕事だと思えるから*10」と。

1)松竹の息子がまだ大したことをやってないからか
2)実は息子とは仲が良くないのか(あるいは息子がシャイで松竹に話をしたがらないのか)、具体的なことはほとんど知らないのかはともかく
 ここで「うちの息子は過去にこういう番組を作りました」と具体的に言えない辺りが松竹は「何ともかんとも(苦笑)」。
 また松竹記事を読んでも息子の年齢が分からないのも「おいおい」。松竹(1955年、68歳)の年齢を考えれば「30代半ばの中堅社員」辺りでしょうか?


批判?いえ、共産党が必要だという叫びです | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba
 今日もkojitakenに悪口する(2023年1月18日記載)(副題:松竹伸幸の泉礼賛、維新容認を批判しない「自称アンチ泉、維新」id:kojitakenのデタラメさに心底呆れる) - bogus-simotukareのブログでも批判した文章ですが「松竹への怒りが収まらない」ので、改めて批判しておきます。

 これが本日の読売新聞の朝刊です。
共産党員が「党首公選」主張 本相次ぎ出版 志位氏在任20年「疑問」」という見出しになっています。

 松竹が掲載した読売記事の写真には「松竹本の紹介」よりもでかでかと「自民、維新へ接近図る」「野党共闘にくさび」と書いてある(茂木幹事長が大阪訪問し、松井大阪市長、吉村府知事と会談するとのこと)のに「後で批判しますが」この松竹記事で堂々と「共産は維新と共闘すべき」と書ける松竹のアホさ、無神経さには心底呆れます。
 さすがに「松竹記事の写真だけ掲載する(まあ「維新との共闘論(松竹)」の問題点がばれないようにする詐欺的な写真引用ではありますが)」かと思っていたのですが全く松竹も無神経なバカです。
 それとも松竹は「共産が維新を引き留めないと維新は自民と共闘してしまう、それでいいのか」という考えで「自民、維新へ接近図る」の記事部分まで写真掲載したのか。共産が維新を引き留めないと維新は自民と共闘してしまう、それでいいのかなんて松竹が考えてるなら政治音痴にもほどがあるでしょう。
 共産が引き留めようが維新は自民にすり寄るでしょうし、共産が何もしなくても社民やれいわは自民と共闘などしないわけです。
 そもそもあの「連合の芳野」ですら、リベラル21 連合新年会の与野党幹部の揃い踏みは〝大政翼賛会〟への第一歩広原盛明)によれば、「自治労日教組(維新が敵視)など傘下労組」に配慮してでしょうが、新年会に自公幹部は呼んでも*11維新幹部は呼びませんでした(なお、共産、社民、れいわは呼ばない辺りがウヨの芳野らしい)。
 なんで松竹はそんな程度のことも分からないバカなのか。

 私が党首公選を求める本をだすことが報じられるのは、とてもありがたいことです。今朝、アマゾンの順位も900位台になりましたし(まだ発売もされていないのに)、もう一つの鈴木さんの本も1000位台で、「政党」カテゴリーは一貫してトップです。

 900位や1000位*12で大喜びとは随分志が低いことです(呆)。
 なお、俺が今Amazon.co.jp 売れ筋ランキング: undefined の中で最も人気のある商品ですを見たところでは

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◆2位
 岩田清文、武居智久ほか『君たち、中国に勝てるのか:自衛隊最高幹部が語る日米同盟VS.中国』(2023年、産経新聞出版)
→岩田は元陸上幕僚長、武井は元海上幕僚長自衛隊にこの種の非常識ウヨがいることには心底呆れます。

なんて「ウヨ本が上位」のアマゾンランキング(売り上げ数を元にしてると記載がある)がどこまで評価できるのかは疑問ですが、

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◆27位
 本田由紀『「日本」ってどんな国?:国際比較データで社会が見えてくる』(2021年、ちくまプリマー新書)
新春対談/東京大学教授 本田由紀さん/日本共産党委員長 志位和夫さんで志位氏と対談した本田由紀・東大教授の著書

ですね。アマゾンランキングをネタに松竹のように自画自賛していいなら「アマゾンランキング上位の著名学者と対談できるなんて、やはり志位氏はすごい」等とも言えてしまうでしょう。まあ、そういう物言いを「アンチ志位」の松竹は認めないでしょうが。
 なお、他にもAmazon.co.jp 売れ筋ランキング: undefined の中で最も人気のある商品ですについてコメントしておけば

◆29位
 辺見じゅん『収容所(ラーゲリ)から来た遺書』(文春文庫)

というのはこれが原作だという現在公開中の映画ラーゲリより愛を込めて - Wikipedia二宮和也がシベリア抑留された兵士として、北川景子がその妻として主演)の影響でしょう。本の売り上げは

ジブリで、角野栄子
魔女の宅急便 (1989年の映画) - Wikipedia(1989年公開)、堀辰雄風立ちぬ (小説) - Wikipedia(2013年公開)、吉野源三郎君たちはどう生きるか (映画) - Wikipedia(2023年公開予定)がアニメ映画化

など、本の内容とは関係がない「本質的でないこと(話題性)」で影響されることがあります。

 これまであまた存在した攻撃的な批判とは根本的に性格が異なるのが、今回の私の訴えの本質だと考えています。
 どこがどう違うのか。それは、いまの日本の政治、社会状況のなかで、共産党という存在が欠かせない、どうしても必要だという見地*13が全体に貫かれていることです。その共産党がこのまま後退し続けることがないよう、共産党員は力をあわせてがんばっていこう*14ということです。

 袴田里見筆坂秀世など、過去の「松竹の同類」「裏切り分子」も当初は「共産党愛」を口にしていました(その後の振る舞いを見れば明らかに嘘ですが)。
 何せ筆坂の当初の本は『私たち、日本共産党の味方です』(共著、2007年、情報センター出版局),『悩める日本共産党員のための人生相談』(2008年、新潮社)でした。
 それが今や

自民党本部職員だった田村重信と共著『日本共産党 本当に変わるのか!?』(2016年)をこともあろうに「統一教会系」世界日報社から出す
◆「反共右翼」上念司と共著『大手メディアがなぜか触れない 日本共産党と野党の大問題』(2019年、清談社Publico)を出す

ということをしても恥じない立場に筆坂は転落していますが。
 そういう意味では松竹の言動など奴の自画自賛に反し、「過去の反党分子たちの行為」と大同小異で何の新鮮味もありません(また過去の反党分子の多くがウヨだったのと同様松竹も露骨に右翼です)。松竹が今後袴田や筆坂ら同様に公然と反共右翼と共闘しても俺は全く驚きません。

 現状のような共産党を私が党首として引き受けることになったとして、イバラの道が待ち構えています。そんな仕事をしたいと思う人は、まあどこにもいないでしょう。私だって、できればやりたくない。

 やりたくないなら、やらないでください。「俺もそうですが」ほとんどの共産党支持者はそんなことを松竹がすることを望んでないでしょうから。つうか、既に「現役党首・志位氏」「将来のポスト志位候補(小池書記局長、田村政策委員長、山添政策副委員長など)」が党内にいるのにこのバカ男は何を抜かしてるのか。
 「やりたくないけど義務感でやってる俺偉い」と自分を美化するのも大概にして欲しい。
 なお、一般論として書けばこういう「悲壮感に酔って自分が客観視できない人間」「相手を説得するのに論理ではなく『俺は悲壮な覚悟をしている』と感情論を持ち出す人間」は多くの場合、「独りよがりなので」ろくなことはしません。
 「忠君愛国」を掲げてテロに走った226事件磯部浅一などがいい例です。

 共産党野党共闘の仲間*15に入れない*16のは、安保・自衛隊問題をめぐる基本政策*17の違いにある

 今日もkojitakenに悪口する(2023年1月18日記載)(副題:松竹伸幸の泉礼賛、維新容認を批判しない「自称アンチ泉、維新」id:kojitakenのデタラメさに心底呆れる) - bogus-simotukareのブログでも批判した一文ですが改めて批判しておきます。
 共産党支持者が期待してることの一つは「維新批判」「維新のような極右への批判」「維新のような新自由主義への批判」だろうに「維新との共闘」を主張するとは完全に認識がずれています。勿論、維新批判派の俺は「俺にとってのあるべき政治論」からそんなことは支持しませんが、そんなことは「共産支持多数派」が求めてないことなのだから単純に「党勢拡大オンリー」で考えても松竹の行為は愚行です。松竹のようなバカ「維新との共闘」をやろうとすれば、「自社さ連立後の社民党」のようにむしろ党勢が衰退するでしょう。
 しかも「維新がそもそも反共右翼政党で共産を敵視してること」「維新との主張の違いは安保政策のみならず、原発政策、歴史認識(維新は河野談話に否定的)、カジノ問題など多岐にわたること」「共産どころか立民リベラル派や連合傘下労組(自治労日教組など)なども維新批判してること」を無視して「共産が安保政策を右にシフトすれば維新と共闘できる」かのように強弁するから呆れます。
 自称「維新批判派」kojitakenもよくもまあ留保条件もつけずに「維新容認」松竹を「志位執行部を批判する良識派」として好意的に評価できるもんです。id:kojitakenは1)嘘つきか、2)論理的思考力に欠けるバカか、いずれにせよまともな人間ではない。
【追記】
 今までコメント掲載拒否ばかりしてきた松竹が珍しく俺の批判コメントを掲載しました。

批判?いえ、共産党が必要だという叫びです | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba
◆それいけ、ワンタン麺*18
>現状のような共産党を私が党首として引き受けることになったとして、イバラの道が待ち構えています。そんな仕事をしたいと思う人は、まあどこにもいないでしょう。私だって、できればやりたくない。


 やりたくないならやらないでください。ほとんどの共産党支持者はそんなことを松竹がすることを望んでないでしょうから。
 「やりたくないけど義務感でやってる俺偉い」と自分を美化するのも大概にして欲しい。

 メモしておきますが松竹のことなので後で削除かもしれません(追記:削除されてませんが結局、松竹信者「gen-ataさん」とやらの松竹擁護コメントで俺の松竹批判が無効化できるという判断だったのでしょう。松竹も何処まで下劣な男です。良くもそんな男が党首公選制だのとほざけたもんです。「自民の方が自称改革派・維新よりまだまし」なのと同様「志位氏の方が松竹よりまし」でしょう。松竹にはあまりにも誠実性が無さすぎる*19)。
 なお、松竹の「出馬宣言」に「感謝する」というアホコメント(疑えば松竹と松竹信者による自作自演、仕込み、マッチポンプの可能性もありますが)がついていたので

◆それいけ、ワンタン麺
gen-ataさん
 志位氏の方が松竹より何倍もまともで有能だと思うから「松竹など評価しない」のですが?
 大体「反共右翼の維新」と共闘すべき、と主張するような「右翼分子」松竹に何を感謝するのやら?

と再度コメント投稿しました。今度は果たして掲載するかどうか(今のところ掲載してないようです。所詮、松竹とはそういうゲスでしょう)。
 松竹に賛同するような右翼分子「gen-ata」と「その類友」は「本当に党員だというなら」とっとと離党して欲しいですね。「共産にいる資格はない面汚し」「故・宮本顕治同志などレジェンドに対して失礼」といっても過言ではないでしょう。宮本氏が存命なら恐らく松竹と類友の愚行に激怒していたでしょう。
 まあ、松竹とは違う「ある程度魅力的な人間」なら「意外と俺も心が動いた」かもしれませんが松竹みたいなゴミカスじゃねえ(苦笑)。
 松竹の行為は、箸にも棒にもかからない「時代劇の三流俳優(ろくな名前も台詞もない、その他大勢)」が

◆日テレ『桃太郎侍(1976~1981年)』の高橋英樹
◆TBS『大岡越前(1970~1999年)』の加藤剛
◆テレ朝『暴れん坊将軍(1978~2002年)』の松平健

などの「主役を目指す」というようなもんです。

*1:とはいえ「当たり前の話」ですが、週刊文春 | 文春オンラインを見れば分かるように明らかに松竹についての文春記事など後述する「桜井孝宏、東海大菅生高校野球部、中条きよしの醜聞」に比べて文春の扱いは軽い。

*2:日本共産党書記局長、委員長、議長を歴任

*3:日本共産党宣伝局長、政策委員長、副委員長などを歴任。不破哲三(本名・上田建二郎)は実弟

*4:不破氏(本名:上田建二郎)の妻

*5:中央公論新社の親会社

*6:とはいえ、週刊新潮の新潮社、サピオ週刊ポスト小学館はやはり右翼マスコミでしょうか?

*7:なお、松竹は集英社新書から『改憲的護憲論』、『〈全条項分析〉日米地位協定の真実』を刊行している。

*8:なお、松竹は平凡社新書から『憲法九条の軍事戦略』、『集団的自衛権の深層』、『対米従属の謎』を刊行している。

*9:NHKのことか?

*10:ニュース担当なら、基本的に全て「困っている人に寄りそう仕事」だと思いますけどね。何も災害被害だけが「困ってること」ではない。「犯罪被害者」「ワーキングプア」などいくらでも困ってる人はいる。

*11:勿論、連合が組織として支援してる立民や国民民主ならともかく自公幹部を呼ぶなど「それでも労組か(呆)」と言う話です。

*12:とはいえ、松竹が何処を見て「900位」等と評価してるのかよく分かりませんが。「政党」カテゴリーとは何のことなのか?。ちなみにAmazon.co.jp 売れ筋ランキング: undefined の中で最も人気のある商品ですでは鈴木の本『志位和夫委員長への手紙』(2023年、かもがわ出版)は32位です。

*13:そういう見地の人間の大半(俺もそうですが)は「共産がなくなったら維新批判は誰がやるのか」「立民は今、維新にすり寄ってる、勿論、自公は維新批判の立場ではない」「社民、れいわなどは維新批判してるが共産より党勢が弱かったり、明らかにおかしな言動(例:れいわのローテーション云々)があったりする、やはり共産に頑張ってもらわないと」と思ってるでしょうに「維新と共闘しろ」とは、松竹にとって共産党の存在意義とは一体何なのか。松竹にとって共産の存在意義は「政権交代のため」の「立民応援団」か。呆れて二の句が継げません。

*14:松竹の方向性で頑張っても党が衰退するだけです。そもそも松竹が安保政策しか論じない辺り(医療・福祉問題、環境問題、経済問題(景気対策、物価高など)、ジェンダー問題(男女平等やLGBT問題)、少子化問題、税制問題、労働問題など)が酷い。地方選挙(例:今週末にある山梨県知事選)が分かりやすいですが、地方選挙(地方議会選、首長選)で安保政策なんか争点になりません。国政選挙だって「消費税」など様々な問題が争点だろうに全く何処まで松竹は政治音痴なのか。「大軍拡」岸田ですら「新しい資本主義(例えば岸田首相、新しい資本主義「スタートアップが担い手」: 日本経済新聞(2023.1.8))」「異次元の少子化対策(例えば岸田首相の「異次元の少子化対策」表明にネット上で総ツッコミ「ついにSFの世界へ?!」「浅はか」:中日スポーツ・東京中日スポーツ(2023.1.4))」などいろいろと主張している。

*15:前後の文脈で分かるようにこの「野党共闘」とは「立民・維新コンビ」のことであり「社民、れいわ+泉に批判的な立民リベラル派」ではない。改憲右翼政党・維新と「護憲政党共産」が共闘しろとは松竹は正気の沙汰ではない。「バカでくず」とは思っていましたが、松竹がここまでバカでくずだとは思ってもみませんでした。俺の松竹評価もまだ甘かった。勿論、維新の問題点は『改憲右翼』であることだけではなく『新自由主義による福祉切り捨て』『政治資金規正法違反等の不祥事常習』『歴史修正主義への加担(慰安婦像を理由にサンフランシスコ市との姉妹都市関係を廃棄)』など多々ありますが。俺に言わせれば自民の方が維新よりまだましです。大体、れいわや社民党との信頼関係を松竹は何だと思ってるのか。

*16:「入れない」のではなく「維新に批判的な共産支持層」の意見を反映して意図的に「入らない」のですが。「共産が自民、公明との連立政権に入れない」のではなく「入らない」のと同じ話です。それにしても「俺の力で、共産を維新、立民の仲間に入れたい。だから共産の委員長になりたい」とは1)非常識な極右・維新を共闘相手と見なしてることと言い、2)無能な松竹に志位氏にかわって委員長になる能力などないのに大言壮語することと言い、3)仮に松竹が委員長になれても、無能な松竹など馬場維新も泉立民も相手するわけもないのに大言壮語することと言い、どこまで松竹はバカなのか。松竹のバカさには心底呆れます。

*17:原発政策(推進の維新と反対の共産)」「新自由主義による福祉切り捨て(福祉切り捨ての維新とそれに反対の共産)」など「維新と共産」には安保政策以外にも山ほど「溝がある」ので松竹の主張は悪質なデマでしかない。というか、そんなに馬場維新や泉立民に共感するなら松竹はとっとと離党して馬場や泉の部下になればいいでしょうに。

*18:松竹記事は名前記載しないと投稿できない設定なので適当な名前を入れてみました(元ネタはそれいけ!アンパンマン|日本テレビ

*19:にもかかわらず、松竹が卑劣にも誠実な男を演じようとしている点が実に腹立たしい。そういえば、筆坂も今や「反共右翼」として活動していますが、当初は「誠実な男」を必死に演じ『九条新党宣言』(2006年、展望社)と言う本までだし「共産をやめても護憲リベラルであることには変化はない」アピールまでしていました。

野球の未来も相当に暗い?

世の中いろんな人がいるんだなと思った記事(英国人カープ女子?)(あと野球界の人たちは、もう少し野球の今後をまじめに考えたほうがいいと思う) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)2019.2.25
巨人とソフトバンクホークスの日本シリーズで視聴率が関東で平均10%行かないのでは、野球の未来も相当に暗い - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)2019.10.25
 と言う記事を以前読みましたが、その後も「このまま*1では、野球の未来は暗い」と言う趣旨の記事は多数ありますので紹介しておきます。

野球だけは子供にやらせたくない…「少年野球」が保護者から徹底的に嫌われている根本原因 「サッカーはそういうのがないんです」 | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)産経新聞田中充*2、森田景史)
 野球が子どもから敬遠されるのには、環境の問題も影響している。
 強豪チームともなると、選手の保護者が、日々の練習において、監督やコーチに飲み物を差し出す「お茶当番制」があったりする。
 しかも、週末には遠征があり、親が付き添って、練習や試合の手伝いをしなければならない。
 「将来はプロ野球選手に」という夢があれば別だが、現在は夫婦共働きの家庭が多く、子どもが週末にスポーツするのは大歓迎でも、親の同伴が必須というのはハードルが高いだろう。
 小学5年の子どもがサッカーをしているという東京都内のある母親は、「野球はハードルが高いんですよね。送迎が大変だとか、親がお茶当番をやらないといけないとか聞きますからねえ」と語る。
 また、この母親は「サッカーはそういうのがないんです」とも話してくれた。
 かつては地域のスポーツ少年団といえば野球しかなく、黙っていても子どもたちが集まってきたかもしれないが、現在はサッカーやバスケットボールも盛んだ。子どもたちに積極的に野球の魅力を伝えていかないと競技人口の減少には歯止めがかからないだろう。

深刻な「子どもの野球離れ」大人が引き起こす事情 | 日本野球の今そこにある危機 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース
高校野球は2015年あたりから新入部員が激減し、毎年1万人くらい新入部員が減っていた時期があります。中学軟式野球を主宰する中体連も50%減。もちろん学童野球も神奈川県では7年前に2000チームあったのが約500チームに。これは全国的な傾向です」
 こう語るのは慶應義塾高校前監督の上田誠*3だ。
「この危機的現状を作っているのは、①試合過多(1年間に200試合以上しているチームがあり、ローカル大会への規制がない)②スポーツ障害の増加(小学生でトミージョン手術もあり、スポーツ医学の知識が指導者に乏しい)③指導者の旧態依然とした指導(罵声や長時間練習)④野球用具の高騰(ビヨンドマックスのバットが約4万円。他競技の2~3倍の費用)⑤お茶当番などの保護者の関わり方が時代遅れ⑥勝利至上主義(すべてトーナメント、同じ選手ばかりが出場する)⑦他競技の上手な振興策(サッカーやバスケット、バドミントン)に遠く及ばない、など原因は数えきれません。」

少子化の8倍のスピードで急減…野球をする子供がどんどん少なくなっている根本原因 昭和の軍隊みたいな指導をする強豪チームがいまだに多い | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
【藤田*4
 全日本野球協会によると、小中学生の野球人口は2007年に66万4415人だったのが、2020年には40万9888人まで減ったそうなんです。子どもの数が減っているから野球をやる子が減るのは当たり前という人もいますけど、この減り方は少子化の7~8倍のスピードらしいんですよね。
 だから学童野球人口が減っているのは少子化だけが原因じゃないと思うんです。
 野球をやる子どもが減った原因の一つにSNSもあると思うんです。昔は殴られたり、怒鳴られたり、長時間練習したり、保護者の負担がキツかったりしても「野球ってそういうもの」「他のチームも同じ」と思っていた部分ってあったと思うんです。
 でもネット社会になってSNSが普及して、そういうチームが批判されだして「やっぱりおかしかったんだ!」って気づいたんだと思うんです。それでも昭和時代のような指導を続けているチームがまだまだ多い。いくら子どもに野球をやらせたいと思っても、近隣にそんなチームしかなかったら野球をやらせられないですよね。
 そして困ったことにそんな指導をしているチームが強かったりするんですよね。

*1:「このまま」というのは野球が嫌われる理由である「体罰」など問題点を解消すれば巻き返しの可能性がありうるからです。

*2:著書『日本柔道最重量級の復活する日』(森田との共著、2020年、扶桑社)、『スポーツをしない子どもたち』(森田との共著、2021年、扶桑社新書

*3:著書『エンジョイ・ベースボール:慶應義塾高校野球部の挑戦』(2006年、NHK生活人新書)

*4:お笑いコンビ「トータルテンボス」の突っ込み。M-1グランプリ2007準優勝。著書『ハンパねぇ!高校野球』(2016年、小学館よしもと新書)、『「卒スポ根」で連続日本一! 多賀少年野球クラブに学びてぇ! これが「令和」の学童野球』(2022年、インプレス)(藤田憲右 - Wikipedia参照)