今日のしんぶん赤旗ニュース(2024年4/18~20日分)

“自民要請で訓練場撤回”/防衛相は政治利用/赤嶺氏が追及 衆院安保委
 「一部の自民関係者を含む」とはいえ「広範な県民運動の成果」ですし、自民主流派は当初は「そうした県民運動を封じ込めようとしていた」くせに封じ込めが無理と分かるや、「自民の手柄であるかのように宣伝」とは全くふざけた話です。


主張/こども誰でも通園/看板倒れで危険な政策改めよ
 「誰でも通園」が認可基準の緩和を前提としていることを「安全が犠牲にされる」として批判しています。


財源負担 「なし」は虚偽/子育て支援 改定法案 衆院委可決/共産党は反対
子育て支援法改定案 可決/高橋議員反対討論 「軍事費減こそ」/衆院本会議
 「大軍拡を辞めれば財源は確保できる」と主張する点は、そのように主張しない「軍拡容認」の立民や維新よりずっと評価できます。


主張/「大東亜戦争」記述/自衛隊の侵略戦争美化許すな

 内閣直属の言論統制・宣伝機関である情報局は同日、「今次の対米英戦は、支那事変*1をも含め大東亜戦争と呼称す。大東亜戦争と称するは、大東亜新秩序建設を目的とする戦争なることを意味するものにして、戦争地域を大東亜のみに限定する意味にあらず」と発表しました。

 当時の日本政府自ら大東亜戦争とは「単に戦争地域(大東亜)を意味するのではなく、大東亜新秩序(大東亜共栄圏)建設という日本の戦争目的を意味する」としている点が重要です。そんな言葉を現代に使うべきではない。


救済法案 今国会提出へ/笠井氏あいさつ 空襲議連が意欲
 平沢勝栄が空襲議連会長とのことで俺的に平沢への評価が「多少アップ」しました。


被害数 逐次公表せよ/機能性表示食品 宮本議員が要求/衆院厚労委
 問題を小林製薬に限定せず、機能性表示食品の是非を論じるべきです。


妊娠・出産・中絶に休暇保障/米政府、企業に義務付け
 こうした点は「バイデンはトランプよりマシ」といえるでしょう。


東アジアの平和構築への提言――ASEANと協力して/志位議長が講演/各界各分野・多くの在日大使館から参加

 海江田万里*2衆院副議長と玉城デニー沖縄県知事からメッセージが寄せられ、林陽子*3(元国連女性差別撤廃委員会委員長、弁護士)、小林節*4(慶応大名誉教授)、小畑雅子(全労連議長)、小薬岳(東京学生平和ゼミナール)―4氏がスピーチしました。

 小生も単純な性格なのでこうした祝賀メッセージ、挨拶には支持者として深く感謝しますね。
参考

「防衛費増より学費支援を」 官邸前で学生グループが敵基地攻撃能力保有などに抗議:東京新聞 TOKYO Web2023.2.10
 学生有志でつくる団体「東京学生平和ゼミナール」のメンバーら約30人が10日夜、東京・永田町の首相官邸前で、敵基地攻撃能力(反撃能力)の保有などを盛り込んだ安保関連3文書の閣議決定に抗議した。
 雨が降りしきる中、学生らが次々とマイクを握った。法政大1年の小薬岳(こぐすり・がく)さん(18)は「(安保3文書は)戦後から続く『専守防衛』を捨て、先制攻撃や戦争を起こすことを可能にする非常に危険なもの」と批判した。

*1:日中戦争のこと

*2:菅内閣経産相民主党代表、立憲民主党最高顧問等を経て衆院副議長

*3:現在、市川房枝記念会「女性と政治センター」理事長(例えば(ひと)林陽子さん 「市川房枝記念会女性と政治センター」の理事長になった:朝日新聞デジタル(2023.9.26)参照)

*4:著書『白熱講義! 日本国憲法改正』(2013年、ベスト新書)、『白熱講義!集団的自衛権』(2014年、ベスト新書)、『安倍「壊憲」を撃つ』(佐高信氏との共著、2015年、平凡社)、『「憲法改正」の真実』(樋口陽一東大名誉教授との共著、2016年、集英社新書)、『なぜ憲法学者が「野党共闘」を呼びかけるのか』(2016年、新日本出版社)、『小林節憲法改正試案』(2016年、宝島社新書) 、『ここがおかしい! 小林節が壊憲政治を斬る! 』(2017年、七つ森書館)等

今日の朝鮮・韓国ニュース(2023年4月18日分)

LINE情報漏えい問題 韓国外務省 “差別的措置あってはならぬ” | NHK | 通信
 「ラインと韓国企業(ラインの親会社)の関係を断ち切り、ラインをヤフーの完全子会社化にしようとしているかのような日本政府の言動」に「韓国の権益が侵害される」として韓国政府が反発するのは「韓国政府としては当然の態度」「先日の韓国総選挙結果とは全く関係ない」でしょうが、日本右翼(産経など)が「総選挙で負けたから、尹錫悦が反日に舵を切った」と言い出すのだろうと思ってげんなりします。


岸田首相は「ノーベル平和賞に値する」 米高官、韓国大統領と共同で | 毎日新聞

 米国のキャンベル国務副長官は24日、ワシントンのシンクタンク「ハドソン研究所」で講演し、日韓関係改善を図った岸田文雄首相と韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が「ノーベル平和賞の共同受賞に値する」と持ち上げた。
 キャンベル氏は、元徴用工訴訟問題を念頭に「日韓両国には現行の条件での関係改善を望まない圧力団体や政治団体がいたが、難しい歴史問題を克服しようとする日韓の指導者の決意は目を見張るものだった」と指摘。

 赤字部分が「韓国野党は反日」と誹謗する日本右翼と大同小異であることには心底呆れます。それにしても「ノーベル賞」とは、ここまで見え透いたデマカセには「なら、お前が岸田や尹を推薦するのか?。推薦しねえよな?。いい加減なことを言うな。馬鹿にするな」とむしろ腹が立ちますね。


北朝鮮、日本や米国のアニメ下請けか 制裁違反の可能性 - 日本経済新聞

 米国拠点の北朝鮮分析サイト「38ノース」は22日、北朝鮮のアニメスタジオが米国からの制裁に違反し、米国や日本の制作会社が下請けに出した仕事に関わっていたとみられるとの分析を公表した。
 アマゾンオリジナルの「インビンシブル〜無敵のヒーロー〜」や、7月放送開始の日本のアニメ「魔導具師ダリヤはうつむかない」などの制作下請けに北朝鮮のスタジオが関与していたもようだと指摘した。

 政府発表ではないので「間違い」の可能性もありますが紹介しておきます。
 仮に事実だとしても、海外に下請けに出したら、(孫請け、ひ孫請け等、どのレベルかはともかく)孫請け以下が北朝鮮アニメスタジオだったと言う話らしい(さすがに下請けが北朝鮮スタジオではなく、元請けはこうした事実を把握してなかった模様)。
 この記事だけでは作画にどこまで関与したかわからないが、一度これらのアニメを見たくなってきました。勿論「海外下請け=コストカットという要素はある」でしょうが、北朝鮮のアニメ作成能力も意外と高いんでしょうか?
 なお、さすがにこんなことで放送中止にはならないとは思いますし、中止しては駄目でしょう。


拉致被害者の家族、米国連大使に協力求める 横田早紀江さん「めぐみと一目会いたい」 - 産経ニュース
 協力を求めるなら「北朝鮮を経済支援しており、一定の影響力がある中露」であって米国ではないでしょう。
 まあ中国はともかく「ロシアがウクライナ侵攻する」今の政治状況では協力を求めることは無理ですが、家族会が中露に協力を求めないのは単に「家族会が、自主性皆無で、拉致右翼(救う会など)の言いなりで、拉致右翼が反中露だから」にすぎないでしょう。あえて言えば拉致右翼が「反米で親中露(勿論そんなことは現実的にはないですが)」なら家族会は拉致右翼の言いなりに米国ではなく「中露の駐日大使」に面会したでしょう。馬鹿馬鹿しい話です。そんなことだから拉致が解決しない。


拉致被害者の帰国条件に「独自制裁の解除に反対せず」…苦しい家族、米国連大使に理解求め - 産経ニュース
 「制裁解除に反対しない」といったところで「即時一括全員帰国」という非常識な条件が前提の上に、全員の中に「明らかに北朝鮮拉致ではない特定失踪者」が含まれているので話になりません。
 どっちにしろ日本政府にこう言うならともかく、米国大使に言っても「知らんがな(あんたらの勝手にすればいい)」でしょう。「日本独自の制裁」は日本がやってることで米国がやってることではない。


<主張>朴名誉教授「無罪」 表現の自由を守る判決だ 社説 - 産経ニュース
 判決の是非に関係なく明確なことは「慰安婦戦争犯罪である」ということです。
 慰安婦が「通常の売春婦と同じ」であるかのような産経らウヨのデマは何ら正当化されません。

今日の産経ニュース(2024年4/18日分)

<独自>「ご飯論法」神谷氏にブログ削除要求 共産福岡県委 言論封殺の懸念も - 産経ニュース*1
 誰(紙屋研究所紙屋高雪)こと神谷貴行本人?)がこうした情報を産経に流してるのかはともかく、産経のみに記事が載るというのが「謎」ですね。
 産経にしか情報を流してないのか、「朝日、読売など他のマスコミ」にも流したが相手にされなかったのか。いずれにせよ「緊張する中東情勢」「急激な円安」などビッグニュースが他にあるとは言え「紙屋や松竹」がどんなに自画自賛しようが世間は彼らには全く注目してないことが改めて明らかです。しかしこうなると「紙屋の除名や離党」もあり得るのか?
 さてこの機会に神谷に悪口しておきます。

政治家としての大局観・歴史観 - 紙屋研究所
 先日、岸田文雄の米議会での演説を(英語の勉強を兼ねて)読み、聞いた。
 そこで示された内容に大局観・歴史観はあまり感じなかった。
 今晩、共産党志位和夫*2の外交での講演がある。
 政治主張としての立場ではなく、岸田と比べて大局観・歴史観を感じられるものになるかどうか、楽しみにしている。

 「志位氏に対してどんだけ上から目線なんだよ!、お前は何様のつもりだ?」「そういうお前には、自慢に値する大局観や歴史観があるのか?」と心底呆れます。


「『立憲共産党』の野党代表に過ぎない」 維新・三木氏の指摘に立民・逢坂氏「失礼だ!」 - 産経ニュース
 逢坂が言うのとは別の意味で「失礼(共産に失礼)」ですね。
 「共産が反対した共同親権や経済安保法案に、維新や国民民主とともに賛成した立民」のどこが「立憲共産党」なのか?
 むしろ「立憲維新党」「立憲国民党」でしょう。ちなみに立憲国民党は実際に過去にそうした政党があります(立憲国民党 - Wikipedia参照)。
 それにしても今の立民だと「逢坂の反発」は単に「事実に反する上に、立民に対する誹謗目的だから怒った」のではなく、「逢坂自身が反共主義だから」「逢坂自身はそうではないが党支持者のうちの反共右派に迎合してる」と言う疑いがあるのが何ともかんとも。


連合会長、立民候補への共産支援「容認できぬ」 東京15区補選巡り苦言、自主投票に - 産経ニュース
 「反共もいい加減にしろよ」と思いますが、実際は共産云々よりも「国民民主(連合系右派労組とつながりがある)の乙武支持」で自主投票になったのでしょう。


同性カップル、里親家庭など県営住宅の入居対象拡大で条例改正案 千葉県、パブコメ開始 - 産経ニュース
 自民党王国・千葉でも「同性カップルの県営住宅の入居を認める条例案」かと驚きです。果たして県議会自民党はどう動くか。それにしても安倍が死んだから「こうなったのか?」と思うと思いは複雑です。


スーチー氏、刑務所外移送で所在不明 次男「人間の盾」にされると懸念 - 産経ニュース
 「猛暑から高齢のスーチーを保護するための措置」と言い訳してるとは言え、家族や支持者は居場所を知らないようだから詭弁も甚だしい。「ノーベル平和賞受賞者(1991年)」「外相(2016~2021年)」に対して随分と乱暴ですが、「ウクライナイスラエルに手一杯で、スーチーをどう扱おうと欧米諸国(英米仏独等)は何もできない」と完全に舐められています(そもそもスーチーを投獄したこと自体が無法ですが)。
 ミャンマー軍部が民主派と内戦状態になっても、スーチーを選挙違反や収賄等を理由に禁固33年(アウンサンスーチー - Wikipediaによれば、2023年に恩赦で刑期を6年短縮)で投獄しても「ロシア批判等に比べれば甘い軍部批判しかしてこなかった欧米」の自業自得でもある。あえて「きついことを言えば」今回のミャンマーの無法は、イスラエルの無法同様「ロシア(ウクライナ戦争)、北朝鮮(核、ミサイル開発)、イラン(核開発)など特定の国には人権問題を理由に厳しい」が「ミャンマー、エジプト(いずれも軍事独裁)やイスラエル(ガザ侵攻)などには甘い欧米(特に米国)の欺瞞、偽善」を暴いたと言えるのではないか。エジプトなんか米国の軍事基地がありますからね。
 

「立民はたたきつぶす必要がある」 日本維新の会の馬場伸幸代表氏が痛烈批判 - 産経ニュース
 こういうのは批判ではなく、ただの誹謗、罵倒でしかない。一時は越えた支持率が「大阪万博の体たらく」で、また立民を下回り焦っているのか?。ただこれが受けるのは「以前から維新を支持してるようなコア支持層」だけでしょう。


堂々と大東亜戦争と呼ぼう 阿比留瑠比の極言御免 - 産経ニュース
 堂々と呼んでも「あの戦争を正当化する気か?」「何故太平洋戦争と呼ばないのか?」と英米(太平洋戦争の相手国)、中国(日中戦争の相手国)等に呆れられたり、憤激されたりするだけで何の利益もない。
 大東亜戦争とは「大東亜共栄圏を正当化する立場に立った右翼イデオロギーまみれの呼び方」、たとえるなら「特別軍事作戦」「ウクライナの非ナチ化」(いずれもウクライナ戦争についてのロシア側の表現)のような呼び方であって「太平洋戦争」のような「価値中立的な呼び方」とは全く違う。

*1:削除要求が仮に事実として、対象記事は (再掲)私はなぜあのブログ記事を書いたか——党規約にそい、大会決定を実践するもの - かみや貴行のブログ 1%でなく99%のための福岡市政をのことか?

*2:党員なのだから「呼び捨て」ではなく「議長」の肩書きをつけるべきではないか。

今日の産経ニュース(2024年4/17日分)

不同意性交疑いで逮捕の弁護士ら2人、不起訴処分 理由明らかにせず 東京地検 - 産経ニュース
 「嫌疑不十分」か、「被害者との間で示談が成立したことを評価」か、いずれにせよ不起訴理由は明確にすべきでしょう。


「原稿がイメージと違った」 読売新聞主任が紅麹関連記事の談話を捏造、処分へ - 産経ニュース

 大阪本社社会部の主任(48)が小林製薬の取引先企業の社長の談話を捏造したと明らかにした。
 実際に取材したのは岡山支局の記者(53)で、主任が記事のとりまとめをした際、捏造したことを知っていたにもかかわらず修正を求めなかったという。
 捏造したのは岡山県内の会社社長の発言。「突然、『危険性がある』と言われて驚いた」「補償について小林製薬から明確な連絡はなく、早く説明してほしい」と記事に盛り込んだが、実際にこうした趣旨の話はしていなかった。

 多くの企業では「上司(大阪本社主任)の不正」について部下(岡山支局記者)は物が言いづらいでしょうし、そうした上下関係からこうした愚行に「主任」も及んだのでしょう。問題は「そうした上下関係がある」読売の社内体質です。これではもはやCM「読売新聞を信じていいですか?」は「信じては駄目です」と言わざるを得ません。


大学教授を誹謗中傷で賠償命令 支援金のカンパは「同調者あおる」と慰謝料に算定 - 産経ニュース
 誰のことかと言えば、「山内雁琳」こと「甲南大学非常勤講師だった山内翔太(この問題で後に大学から契約解除)」のことです。産経は、雁琳をかばいたいのか、被害者の北村紗衣*1武蔵大教授の名前を書きながら雁琳について本名「山内翔太」も通称「山内雁琳」も書きませんが。
 「330万円の賠償請求で、220万円の判決」だから、「請求金額よりは安い(渡辺輝人弁護士はXで『日本は欧米に比べ賠償金額が安すぎる』と嘆いている)」ものの、明らかに「かなり悪質」と評価されています(北村教授への誹謗中傷について、東京地裁が加害者に220万円の高額賠償判決を命じました - 武蔵小杉合同法律事務所も指摘するように、一般にこの種の賠償金額はもっと低額)。もはや雁林も大学等に復帰することはなく、今後は右翼活動家としての人生ではないか。
 それにしても「雁林は呉座勇一*2とは別人格」とはいえ、「呉座の支援」を口実に行われた雁林の「北村氏への誹謗」について「呉座が何か批判してるか」と言えば恐らく何もしてないのでしょう。そして「日文研を解雇されなかった」とはいえそんな呉座に今後上がり目はないのでしょう。


伊方原発3号機は運転継続中、異常確認されず 愛媛・高知の震度6弱の地震で - 産経ニュース
 阪神大震災(1995年)、東日本大震災(2011年)、能登半島地震(2024年)、そして今回の地震と、日本の脅威はやはり「地震」でしょう。にもかかわらず防災そっちのけで軍拡予算の自民には心底呆れます。
 また福島原発東日本大震災)、志賀原発能登半島地震)、伊方原発(今回の地震)と地震の場所に原発があることには改めて「脱原発が急務」と思います。福島以外、大事故になってないのは「不幸中の幸い」でしかない。


<産経抄>国スポに「廃止論」 - 産経ニュース

 昭和21年に始まった国体により、持ち回りで開く都道府県では施設や道路の整備が進んだ。「次はうちで」と引く手あまたの時代もあったのだ。それも2巡目が終わりかけ、「役目は終わった」「開催経費が重荷」との声が方々から聞こえてくる。
▼「廃止も一つの考え方」とは、全国知事会長の村井嘉浩宮城県知事である。

 国スポ(国民スポーツ大会)とは昔の国体(国民体育大会)のことです。
 「体育の日→スポーツの日」「文部省体育局→文部科学省スポーツ・青少年局スポーツ庁」「日本体育協会→日本スポーツ協会」などと同じ流れで名前が変わったわけです。
 産経も書くように、昔は開催地に立候補する自治体も多かったところ今や「五輪や万博」のように「負担が大きいばかりで利益が少ない」として立候補希望も激減、廃止論が台頭してるそうです。

*1:著書『シェイクスピア劇を楽しんだ女性たち:近世の観劇と読書』(2018年、白水社)、『批評の教室』(2021年、ちくま新書)等

*2:著書『戦争の日本中世史』(2014年、新潮選書)、『一揆の原理』(2015年、ちくま学芸文庫)、『応仁の乱』(2016年、中公新書)、『陰謀の日本中世史』(2018年、角川新書)、『日本中世への招待』(2020年、朝日新書)、『頼朝と義時』(2021年、講談社現代新書)、『戦国武将、虚像と実像』(2022年、角川新書)、『動乱の日本戦国史桶狭間の戦いから関ヶ原の戦いまで』(2023年、朝日新書)等

珍右翼・黒坂真に突っ込む(2024年4月17日分)

◆黒坂ツイート

黒坂真
 志位さんは、中朝露が本質的に平和勢力であると確信しています。
東アジアの平和構築への提言――ASEANと協力して/志位和夫議長の講演

 現在、戦争してない中朝はまだしも、ウクライナ戦争中のロシアを平和勢力と見なすわけがない(呆)。
 そもそも黒坂が因縁をつける志位講演において志位氏は「関係各国(中台有事の場合は中国、台湾、日米など、北朝鮮有事の場合は中露、韓国、日米など)の外交努力で中台有事、朝鮮半島有事が起きないようにしよう(勿論、これは中国、北朝鮮との間にそうした外交が成立しうると言う話ではあっても両国が平和勢力*1という話ではない)」とは言っても「ロシアのウクライナ戦争」についてはその種の外交話(例:ロシアとウクライナの停戦合意)は別にしていない。
 ウクライナ戦争で志位氏が主張していることは「対露経済制裁」等でロシアを軍撤退に追い込むことです。

黒坂真
 日朝平壌宣言には、日本人妻の里帰り問題のような記述はありますが、日本人拉致問題については何も出ていません。
清水ただし*2
 北朝鮮拉致問題をどう考えるのかと問われたので、日朝平壌宣言や6カ国協議に立ち戻ること、拉問題と合わせ核やミサイル、侵略の歴史の清算など包括的に協議を促し、対話の場に北朝鮮を付かせる努力を(ボーガス注:6カ国協議参加国の米韓中露など)周辺諸国と結束して行う必要性をときました。

 平壌宣言には

日朝平壌宣言
 日本国民の生命と安全にかかわる懸案問題については、朝鮮民主主義人民共和国側は、日朝が(ボーガス注:国交がないという)不正常な関係にある中で生じたこのような遺憾な問題が今後再び生じることがないよう適切な措置をとることを確認した。

という文言があり「拉致」とは書いてないものの、「赤字部分」が「拉致を示すこと」は前後の文脈から明白なので、黒坂ツイートはデマも甚だしい。黒坂は赤字部分について「拉致ではない」と強弁する気なのか?
 一方で「平壌宣言のどこに日本人妻里帰り問題の記述があるんだ?」ですね。黒坂が本当に宣言を読んでるのか疑いたくなります。

*1:単に「戦争しないこと=平和勢力」なら確かに両国は志位氏において「平和勢力」でしょうが黒坂の悪口は明らかにそういう意味ではないし、この「黒坂の悪口」の理屈なら「朝鮮半島有事は防げる=米国の北朝鮮侵攻は防げる」となり、志位氏は「米国も平和勢力と見なしてること」になる。

*2:衆院議員。共産党中央委員(党大阪府委員会副委員長兼務)

今日も「最近は東京補選の記事しか書かないアホ」kojitakenに悪口する(2024年4/17日分)

衆院東京15区補選、私の住所近くの選挙掲示板にいち早くポスターが貼られていたのは立民・酒井菜摘候補と参政・吉川里奈候補だった - kojitakenの日記

 以前誰だったかがやらかしていた誹謗中傷*1でも受けない限りは気にもしません

 kojitakenの場合「正当な批判」でも自分が気に入らないと「誹謗中傷扱いして逆ギレ(例:俺に対するコメント投稿拒否)」なので勿論こんな文章は全くの嘘です。

 「月のうさぎ」さんの批評が「周回遅れ」だというラヴェンダー・ホリフィールドさんのご指摘には私も同意します。あの人、そもそもウクライナ戦争では即時停戦派ですよね。

 「うさぎ氏」の批評は「kojitakenは東京補選の記事以外も書け、補選以外の政治問題はそんなにどうでもいいのか」という俺と同様の批判であり、全く同感です。それのどこが「周回遅れ」なのか全く意味不明です。
 kojitakenをかばう類友「ホリフィールド」の方がおかしい(まあ「ホリフィールド」に限らず、kojitakenを評価する奴にまともな人間など全くいませんが)。そしてそうした「批判の正当性」は「ウサギ氏がウクライナ戦争即時停戦派」であること(そもそも即時停戦を間違いと決めつけること自体に俺は賛成しませんが*2)とは勿論全く関係ない。「うさぎ氏」は停戦派だから「東京補選の記事以外もkojitakenは書け」と主張してるわけではないし、まともな人間ならたとえ「徹底抗戦派」でもkojitakenの「東京補選以外の政治問題(例:経済安保法案)には無関心な態度」には呆れるでしょう。

 流れを読む力が欠けているといえば、(ボーガス注:立民党代表の)泉健太だの(ボーガス注:国民民主党代表の)玉木雄一郎だのの旧希望の党の政治家たちはまさにそのカテゴリに入る人たちです

 「流れって何?」ですね。
 それが「何が選挙民に受けるか?」だったら「そんなことより大事なのは政策(あるべき政治)だろ?」ですね。俺が泉や玉木を批判してるのも「流れ」云々ではなく「奴らの政治的主張に賛同できないから」です。あえて言えば「流れ」などどうでもいい(まあkojitakenにそんな「流れを読む力」があるとは思いませんが)。kojitakenが「緊張する中東情勢」「共同親権(この辺り、村野瀬玲奈の秘書課広報室が法案反対の立場から記事を多く書いていますが)」「経済安保法案」「機能性表示食品問題(小林製薬問題)」等「様々な政治、社会問題」に全く無関心で「東京補選の記事ばかり書く」のも合点がいきます。奴は「流れ(選挙の勝敗、政党や内閣の支持率、衆院解散の時期など政局)」ばかりが重要であって「あるべき政治の姿(国会で審議中の法案、フラワーデモ等の政治運動など)」には興味が無いのでしょう。
 あげく「東京補選記事ばかりで何が悪い」「国政選挙が重要じゃないのか?」(要約)と話のすり替えですから「こいつは本当にバカでクズなんだな(呆)」ですね。こちらこそ「kojitakenは、『国会で審議中の法案』が重要じゃないのか?」ですね。

 こんなことを書いても大半の立民支持者から黙殺されるだけに終わることくらいは私も認識していますが、それでも書かないわけにはいかないという強い信念で書いています。(ボーガス注:kojitakenの)井戸まさえさんの総支部長再任要請*3も、都連からも執行部からもとうとう最後まで黙殺され続けました。

 これが例えば「こんなことを書いても、マスコミの批判は弱く、国会の反対派は共産、れいわ(後は社民?)だけ、国会多数派(自公、立民、維新、国民民主)の賛成で共同親権は成立するかと思いますがそれでも、実際に成立するまでは批判記事を書かずにはいられない」「成立してからも批判を続ける予定」(多分そういう使命感(信念)があるかと思います)という「共同親権批判派」村野瀬さんなら理解できますが「はあ?、何、その意味不明な使命感(信念)。お前、立民党員じゃないだろ?、そもそもお前に『東京15区の候補を井戸まさえにしろ』など、立民党の候補者決定に口出す資格はないだろ。何様のつもりなんだよ。思い上がってんじゃねえよ」「つうか、何で、選挙の候補者決定ばかりに興味があるんだよ?。例えば、共同親権賛成、経済安保法案賛成とか『立民の国会での投票行動』に何処まで無関心なんだよ?、バカか、手前?」ですね。


衆院3補選、きょう告示 - kojitakenの日記
 いつもながら「補選以外に書くことないのかよ」「共同親権(民放改定案)、経済安保法案とか他の政治問題はどうでもいいのかよ」と呆れますがそれはさておき。

 宮武嶺さんのブログ記事に書かれたさりげない一言に注目した。
4月16日告示の衆院東京15区補選で乙武氏を推す自分ファーストの会の小池百合子東京都知事は、もと日本会議国会議員懇談会の副会長で核武装論者で幸福実現党と選挙協力したこともある極右政治家。 - Everyone says I love you !
 酒井さん、井戸まさえさんの分まで頑張れ!

 井戸シンパ「宮武(kojitakenの類友のアホ)」「id:kojitaken」のあほさには心底呆れます。
 ここで「立候補を取り辞め、酒井支持を表明した小堤東さん(共産)の分まで頑張れ」ならまだわかる。
 「東京15区候補になれなかったこと」に不満たらたらで「酒井支持」を表明したわけでもない、井戸のために何で酒井が頑張らないといけないのか。


吉村洋文「名前は言いませんけど、柿沢さん、犯罪者ですよ」。だが柿沢未途は2014年衆院選に維新の党公認で当選していた - kojitakenの日記
 柿沢の犯罪は「維新離党、自民入党後」の話なので「離党後のことなど責任持てない(維新)」と反論されるだけでしょう。
 それよりも「大阪万博、カジノの疑惑」等、維新が「無関係」とは絶対に言えない話で批判すべきです。

*1:誰のことか、誹謗中傷とはどんな内容なのかまともな説明がない点がkojitakenらしい(呆)

*2:ウクライナ戦争開戦直後ならまだしも開戦から2年以上が経過し、ウクライナに「近い将来」に勝利の確実な見通しがない以上、停戦論は十分合理的だと思います。

*3:但し、要請と言ったところで「kojitakenブログに『井戸の総支部長再任希望』と書いただけ」で、赤旗統一協会施設はノー/累計5万5463筆 多摩市長に署名提出/東京(2023.10.28)のような署名運動をしたわけでは無さそうですが。「井戸の総支部長再任希望の署名を集めて立民都連に渡す」ならともかく「著名人(政治家、政治評論家など)」ならともかく「無名人」kojitakenがブログに書いたくらいで立民が相手にするわけもない。どこまでkojitakenも思い上がってるのか?(呆)

中北浩爾のなりすましについて&「松竹伸幸に悪口する」(2024年4/15日分)

本日の「赤旗」政治部長・3 | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba

 「赤旗」記者のなかから弊社への就職希望が寄せられていることを書いたが、他の職種の党本部勤務員も含めると単数ではない。今後も増えていくかもしれない。
 ただ、これだけは事前に伝えておきたい。弊社では、現在の本部勤務員の給与水準は保障できない。
 だが、地方(東京を除く)の専従者の給与水準ならなんとかなると思う。自分は本の企画、編集ができると自負している地方専従者は(給与は減っても構わないと思っている本部勤務員も含め)、是非、ご連絡ください。

 「赤旗政治部長」という記事タイトルと全く本文が関係ない事に呆れますがそれはさておき。
 まるきり具体性がない上に、後述しますが「話として不自然」なので嘘でしょうね。仮にそんな人間が一部にいるとしても松竹が言うほど多くはないでしょう。
 まず第一に赤旗記者と「弊社(かもがわ出版)」では業務がかなり違う。かもがわ出版は新聞や雑誌は出してないでしょう。赤旗記者がかもがわに転職するとしたら「松竹と同じ書籍編集者」になるでしょう。これは「他の職種の党本部勤務員」も同じです。しかしそんな「過去のキャリアとまるで違う転職(一部を除き、ほとんどの党本部勤務員は書籍の編集には恐らく従事していない)」を普通しないでしょう。
 赤旗記者が転職するとしたら「新聞」「雑誌」「放送局(テレビやラジオ)」等の取材記者に転職するでしょう。
 まあ、「書籍の編集に関わる党職員」でも「書籍の編集をしている企業」は勿論かもがわ以外に山ほどあるのでかもがわに大挙するとは思いませんが。
 一方でかもがわも、大卒新採用ならともかく未経験者を中途採用は普通はしないでしょう。
 第二に松竹の文にはかもがわについて「金の話しか出てこない」。「金以外の勤務条件」「仕事の魅力」等がまるで出てこない。そもそも松竹に転職希望ウェルカムと放言できる権限がかもがわにおいてあるのかどうか。
 いずれにせよ、こんな放言を容認するかもがわはもはや「会社の方針として松竹の反党行為を支持」と見ていい。
 第三にこんなことを宣伝して、松竹や転職希望者にとって何か意味があるのか。党の反感を買うと共に、仮に転職希望者がいるとしても「党ともめることを恐れて転職を辞退する可能性」が出てくる。つまりはそんな転職希望者などほとんどいないということでしょう。そして松竹は「俺の宣伝に逆ギレした党が妨害工作した→だから転職希望者が少ない」とさらなる党誹謗を始めるのではないか。
 なお、上記は松竹記事に投稿しますが掲載拒否でしょう。「自由な言論」と言いながら賛同コメントしか掲載しない松竹には心底呆れます。

はらまこと(原誠)日本共産党・愛知県瀬戸市
 中北氏*1のなりすましです。
 中北氏はツイッターのアカウントを持っていないので、なりすましで通報できないことに目をつけたのだと思います。
◆野口周治日本共産党・北海道森町議
 #中北氏 、論文を書く人かと思っていたけど、#ヘイトスピーカーだったのですか……

野口周治・日本共産党北海道森町議
 ありがとうございます。ダマされてしまった。申し訳ないこと‼️

はらまこと(原誠)日本共産党・愛知県瀬戸市
 時間はかかるけど、すでに情報開示請求しましたからね。(ボーガス注:なりすましは)共産党の人間はどうせ何もやらないとタカをくくってるのかもしれないが、私は違いますから。せいぜい結果を楽しみに待っていなさい。

 原氏を「在日朝鮮・韓国人呼ばわりするヘイトスピーカー(中北のなりすまし:中北を何故か敵視する反共デマ右翼?)」を巡るやりとりです。
 しかし、これ、原氏が「情報開示請求」する以前に中北が名誉毀損等で提訴するように思いますが、その当たりどうなのか。
 そして

こたつぬこ*2
 みなさんのご協力のおかげで、中北浩爾氏のなりすましアカウントに一時制限がかかりました。凍結させるために引き続き通報をお願いします。

など一部を除き、「中北の共産党批判本」を持ち上げてた連中(kojitakenなど)が「中北に対するこうした迷惑行為」について俺の知る限り全く触れてないらしいのが何ともかんとも。
 「中北に興味があるんじゃなくて、共産叩き(例:中北の著書『日本共産党』(2022年、中公新書))なら何でも乗っかるだけなのか?」と言いたい。

*1:中央大学教授。著書『現代日本の政党デモクラシー』(2012年、岩波新書)、『自民党』(2017年、中公新書)、『自公政権とは何か』(2019年、ちくま新書)等

*2:勿論俺は「立民・泉シンパ」「反共右派」のこたつぬこ(木下ちがや)を政治活動家としては全く評価していませんが、「この件」に限れば「なりすまし(しかもヘイトスピーカー)」を批判する「正当な行為」です。