今日のロシアニュース(2022年11月26日分)(追記あり)

【産経抄】11月28日 - 産経ニュース

 「面の皮の厚さ番付」があれば(中略)番付上位には、政治家のあの人やこの人の顔が思い浮かぶが、外国人横綱*1には、ロシアの外務次官に出世*2あそばされたガルージン前駐日大使を推挙したい。何しろ(ボーガス注:プーチンの言いなりに「ウクライナ侵攻は自衛権の発動」等と強弁する)この人の面の皮は、銃弾をも撥(は)ね返すだろう

 「番付上位」には

東条英機元首相(戦犯として死刑判決)など部下を犠牲にすることで保身に成功した昭和天皇
◆「モリカケ桜」「レイプもみ消し」「統計捏造」「統一協会との癒着」など疑惑まみれの安倍
◆反共を理由に「霊感商法統一協会と野合して恥じない日本ウヨ(産経も含む)

が入ると思いますが、そういったら激怒するのが産経でしょう。


ウクライナが投降のロシア兵射殺? 「正当防衛だった」 双方が非難 [ウクライナ情勢]:朝日新聞デジタル
 第一に「ポーランドへのミサイル誤爆」でのウクライナの不誠実な態度(米国やNATOウクライナ誤爆としているのに、ろくな根拠も挙げずに誤爆を否定)を考えれば「ウクライナ側のロシア軍捕虜虐殺の可能性」は十分あり得るでしょう。「偽装投降なのでやむを得ず殺した、正当防衛だ(ウクライナ側主張)」は「南京事件での中国軍捕虜虐殺」否定(例えば東中野氏「再現南京戦」(3)参照)など、過去の虐殺否定でもあった「ありがちな否定論」なのでうかつには信用できません。
 まずは「虚心坦懐な中立的調査」が必要です。
 第二に「ロシアの侵略が不当」だろうとロシア軍捕虜への虐殺は許容されません。
 第三に「ウクライナによる虐殺が認められた」場合でも、そのことは当然ながら「ロシアのウクライナ侵攻」を正当化しません。


プーチン氏、「痛みを共有している」 戦死したロシア兵の母親と面会 - BBCニュース
 拙記事積極支持ではない消極的支持(諦め)であれ、「デマ扇動やメディア統制による詐欺的支持獲得(いわゆるポピュリズム)」であれ、国民の支持無しでは独裁は成り立たない(追記あり) - bogus-simotukareのブログの指摘を裏付ける出来事と言えるでしょう。国民の支持がどうでもいいのならプーチンは面会などしなかったでしょう。
 但し、勿論「面会すること」で遺族側が納得したのかは不明ですが。
【追記】
プーチン氏、動員兵の母親に「人は必ず死ぬものだ」…ロシア軍部は「10万人死傷」想定か : 読売新聞オンライン

「ロシアでは年間約3万人が交通事故で死んでおり、アルコールでも同程度、死者が出ている」「重要なのは、どのように生きたかだ(ボーガス注:つまりはウクライナでの戦死は意義ある死だと美化)」と訴えた。

 「そんなバカな?」とは思いましたが、さすがに「人は必ず死ぬ」とは赤字部分の前振りに過ぎなかったわけです。まあ、ウクライナ侵攻での戦死を「正義の死(プーチン発言)」とはとても言えませんが。
 それにしても日本ウヨの神風特攻美化や「先の戦争」美化(日本のおかげで東南アジアが独立)はもろに赤字部分なので、

◆ブチャの虐殺(大日本帝国だと例えば南京事件
◆傀儡国家建設(大日本帝国だと例えば満州国

などで感じていたことですが、改めて「プーチンロシア=大日本帝国軍」感がしますね。


ロシアはウクライナでなく日本攻撃を準備していた...FSB内通者のメールを本誌が入手(ニューズウィーク日本版) - Yahoo!ニュース
 タイトルだけで「そんなわけねえだろ」で終わる与太話です。それが事実ならニューズウィーク日本版しか報じてないなんて事はあるわけがない。しかし米国の本社もこうした日本版の酷さを放置していいのか。

*1:ロシアをネタにするならむしろ「プーチンの子分でしかないガルージン」より「プーチン」を上げるべきでしょう。ガルージン発言は「クリル諸島北方領土)はロシア領土。日本の領有権主張は違法無効」「ウクライナ侵攻は自衛権の行使で、違法な侵略ではない」であれ何であれ、森友問題での佐川発言「不正などない」(「不正の存在を認めるな」という安倍の命令に従った)と同じでプーチンの命令に従った物に過ぎないからです。プーチンをあげない産経が意味不明です。また、話をロシアに限定しなければ「外国人の番付上位」には「未だに大統領選敗北について不正選挙を強弁するトランプ」「違法な手段で海外逃亡したカルロス・ゴーン」などもあげられるでしょう。

*2:要するにガルージンを「出世のために、プーチンの悪事に荷担するプーチン幇間」とバカにしてるわけですが、ここで「ガルージンはまるで森友答弁が評価されて国税庁長官に出世した佐川理財局長のようですね」「レイプもみ消しが評価されて警察庁長官(警察トップ)に出世した中村警視庁刑事部長(以下略:これについては例えば高校生、大学生、警察庁に入庁したばかりの中村格が現在の自分を見たら、ああいうクズにだけはなりたくないと思ったろう - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)参照)」等というと怒り出すのが産経でしょう。佐川や中村の無法行為を容認した「安倍信者」産経にはガルージンを「プーチン幇間呼ばわり」する資格はどこにもないでしょう。

「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2022年11/26日分:荒木和博の巻)

◆荒木ツイート

荒木和博 on Twitter: "金正恩「俺ってさあ、最高領導者じゃなかったっけ…」 と言っているかどうか分かりませんが労働新聞2018.11.16「敬愛する最高領導者金正恩同志におかれては新義州市建設総計画を指導された」+α。 https://t.co/hA5ByM0bMI" / Twitter

 パロディのつもりのようですが「拉致被害者帰国(荒木の建前上の目的)」に何ら関係ない「くだらないおふざけ」であり心底呆れます。もはや荒木も拉致問題でまともなことを語ろうとする意欲もないのか?

荒木和博 on Twitter: "令和4年11月26日土曜日「荒木和博のショートメッセージ」第956号。私など欲のかたまりみたいなものですが、それを肯定しないと運動も前にすすみません。 https://t.co/S3zef5zTTw @YouTubeより #拉致 #横田めぐみ #特定失踪者 #特定失踪者問題調査会 #北朝鮮" / Twitter
拉致被害者救出運動にも「欲」は必要です(R4.11.26) - YouTube

 5分17秒の動画です。主張が意味不明すぎて&拉致被害者救出と関係なさ過ぎて頭痛がします。
 第一に「拉致被害者を救出したい」というのは十分「欲望」でしょう。
 というか

◆九条改憲、護憲
◆軍事予算拡大(縮減)
核兵器廃絶
死刑廃止
◆消費税廃止

など何であれ、政治運動の目的拉致被害者救出に限らず全て「欲望」ですし「政治活動」に限らず

◆希望の学校(会社)に入りたい
◆結婚したい
◆(不妊の夫婦が)子どもが欲しい
◆趣味がもっとうまくなりたい
◆(アパートを出て)一戸建ての家に住みたい

など我々の人生は「欲望まみれ」です。それは悪い事ではないし、そもそも「欲望を全てなくすこと」ができるわけもない。
 問題は「欲望を持つこと」ではなく【1】「金が欲しいから泥棒する」「希望の学校に入るために裏口入学する」など「欲望によって倫理道徳や法に反する行為をすること」、【2】その欲望の実現(例えば軍事予算拡大)が本当に自分や社会のためになるのかどうかです。「倫理道徳や法に反しない欲望の追求」で「その欲望の実現が本当に自分や社会のためになる」なら何の問題もない。
 そもそも「欲望それ自体を否定する人間」がどこにいるのか。
 結局、荒木ら救う会が「拉致で利権を漁ってる、税金にたかってる(例えば「勧進帳」「大本営発表」「キャバクラの女への横領した金のつぎ込み」みたいなものだ - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)参照)」「荒木らには拉致を解決する気はない。むしろ拉致が解決しない方が利権(税金たかり)が長く漁れていいのだ」と非難されてる事への居直りなんでしょう。そんな居直りをすること自体「荒木が自らの利権漁りを事実上認めてる」ことであり、そうした批判が荒木にとって無視できない存在になってると言うことでしょう。一方でこんなこと(欲望の何が悪い)を抜かす荒木が「バーター取引派」「国交早期正常化派」を「国交正常化で利権を漁ろうとしている」と「間違った欲望だ」と非難してるのだから何ともデタラメです。
 第二にそんなこと(欲望の肯定?)が拉致被害者の救出と何の関係があるのか。

荒木和博 on Twitter: "令和4年11月25日金曜日「荒木和博のショートメッセージ」第955号。昔は北朝鮮は「発展する社会主義国」韓国は「軍事独裁の暗い国」とされていました。まあ、昔々の話ですが。 https://t.co/0u5YhZ0p72 @YouTubeより" / Twitter
1970年代「北朝鮮の方が韓国より良い国」とされていた頃の話(R4.11.25) - YouTube

 6分20秒の動画です。タイトルと説明文だけで見る気が失せます。
 そんなことが拉致被害者帰国と何の関係があるのか。もはや「拉致解決の展望」を口先だけでも語れなくなった荒木が北朝鮮に悪口して憂さ晴らししてるだけのくだらない話でしょう。
 そして朴正熙をそんなに美化するなら、荒木和博も、朴正煕や全斗煥をそんなに高く評価するのなら、拓殖大学の紀要や極右雑誌でないまともな学術誌に彼らの時代制約もふくめて論じる論文でも投稿したらどうか - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)でしょう。まあそんな能力どころか、意思すら荒木にはないでしょうが。右翼大学・拓殖だから教員にしてくれるのであってまともな大学ならこんな男は教員にはしないでしょう。
 さて荒木動画と関係ない俺の感想を適当に書いておきます。
 北朝鮮をどう評価するかに関係なく1970年代当時の韓国は「貧乏な独裁国家」でしょう。
 例えば金大中拉致事件があったのが1973年です。韓国の経済発展にしても「1965年の日韓国交正常化」とそのときの「経済支援」の影響が大きい。
 なお、1970年代は貧乏国家扱いされたが今や経済大国と言えば俺的には「韓国」より「中国」ですね。
 1972年(50年前)が「田中首相訪中による日中国交正常化」で今年は日中両国の各地で「日中国交正常化50周年イベント」がありました。
 文革を引き起こした中国共産党主席・毛沢東の死去が1976年(46年前)9月(当時は三木内閣)で、四人組逮捕による文革終了が1976年(46年前)10月(当時は福田赳夫内閣)です。
 1977年(45年前:当時は福田赳夫内閣)に四人組が党から永久追放(永久除名)。
 1980年(42年前:当時は大平内閣)に四人組裁判が開始(1981年(41年前:当時は鈴木内閣)に有罪判決)されるともに、文革時代「反革命分子」として党を永久追放(永久除名)されていた劉少奇国家主席が正式に「永久追放」を取り消され名誉回復しました。
 この過程で「四人組逮捕に協力した」とはいえ「文革期(毛沢東存命期)」に毛に後継者指名された「文革派」華国鋒が「文革期は迫害されていた」鄧小平との権力闘争に敗れ、1980年(42年前)に首相を、1981年(41年前)に党主席を辞任に追い込まれ、鄧が実権を掌握します。
 「華国鋒の完全失脚」「四人組の有罪判決」があった1981年(41年前)を「文革の完全終了」と見なすならば、それは「1976年(46年前)の四人組逮捕」から何と5年もかかったわけです。1979年(43年前、当時は大平内閣)に「カンボジアポルポト派(文革の影響があったとされる)」を支援する中越戦争(但し、ベトナム戦争の経験があったベトナムが中国に勝利したとされる)が起こったのも「文革に完全にけりがついていなかった後遺症」でしょう。
 最高幹部・毛沢東がやらかした文革にけりをつけるにはそれだけの時間がかかった。
 そして実権を掌握した鄧小平が改革開放を進めていくわけですが「1980年代」どころか「宮沢内閣による天皇訪中」のあった「1992年(30年前)」ですら今ほどの「中国の経済大国化」は誰も予想してなかったでしょう。
 経済大国化した中国は「2008年、北京夏季五輪(当時は福田康夫内閣、胡錦濤主席)」「2010年、上海万博(当時は鳩山内閣胡錦濤主席)」「2015年、AIIB設立(当時は第三次安倍内閣習近平主席)」等とその力を「遺憾なく発揮(?)」していきます。
 なお、「韓国の経済発展」で朴正熙を美化する荒木ら日本ウヨが「中国の経済発展」で鄧小平を美化しないのは言うまでもない。実にデタラメな連中です。

【参考:中国の経済発展】

鄧小平 - Wikipedia
 1978年の日本視察(松下電器日産自動車)、1979年1月の米国視察で鄧は科学技術において立ち遅れた中国という現実を痛感し、1979年7月に「香港に隣接する広東省の深圳」等に経済特区を設置した。この外資導入による輸出志向型工業化政策はその後極めて大きな成果を収めた。この彼の現実主義は「黄色い猫であれ黒い猫であれ、鼠を捕るのが良い猫である」という「黄猫黒猫論」に表れている。
 鄧は、1992年の春節の頃の1月18日から2月21日にかけて、深圳や上海などを視察し、南巡講話を発表した。
 南巡講話では「中東には石油があるが、中国にはレアアースがある。中国はレアアースで優位性を発揮できるだろう」と述べてハイテク産業や軍需産業に重要なレアアース戦略的価値を重視し、当時世界の埋蔵量の8割も中国に存在していたとされるレアアースの大規模な生産を行って後に世界の9割も独占的に供給することになる路線を決定づけたとされる。

江沢民 - Wikipedia
 総書記就任後は鄧小平の後継者として改革開放政策を概ね継承し、経済発展を推進した。その結果、総書記就任直後の1990年の中国のGDP国内総生産)が3888億ドルだったのに対し、2000年のGDPが1兆71億ドルになるなど、1990年から2004年にかけて平均約10%近くの世界最高の経済成長率を記録して中国の高度経済成長は進展した。2001年11月には中国のWTO世界貿易機関)への加盟を実現。天児慧*1早稲田大学名誉教授)は著書『毛沢東vs.鄧小平』(2004年、講談社→2021年、講談社学術文庫)において江を「中国の大国化に貢献した」と評価している。

胡錦濤 - Wikipedia
 胡錦濤体制で中国のGDP国内総生産)は世界2位となり、2008年の世界金融危機の際は、金融緩和と共に高速鉄道網の建設など4兆元の大規模な財政出動を断行して世界最速のV字回復で金融危機を脱出させ、中国は当時の世界のGDP増加の過半数に関連したことからリーマンショック後の世界経済を救済したと評される。一方、この投資主導の政策はバブル経済を加速させてバラマキ財政や箱物行政のような無駄な公共投資不良債権などの課題も残したと批判する見方もある。

*1:著書『中国改革最前線:鄧小平政治のゆくえ』(1988年、岩波新書)、『鄧小平』(1996年、岩波書店)、『中華人民共和国史』(1999年、岩波新書→新版、2013年)、『中国とどう付き合うか』(2003年、NHKブックス)、『中国・アジア・日本』(2006年、ちくま新書)、『日中対立:習近平の中国をよむ』(2013年、ちくま新書)、『「中国共産党」論:習近平の野望と民主化のシナリオ』(2015年、NHK出版新書)、『中国政治の社会態制』(2018年、岩波書店)、『中国のロジックと欧米思考』(2021年、青灯社)など

今日もkojitakenに悪口する(2022年11月25日記載)(追記あり)

泉健太の維新へのすり寄りはもちろん大問題だが、参院に転出した辻元清美、幹部がオザシンに成り下がった社民・共産両党などの責任も重い - kojitakenの日記
 「小沢氏が一国一城の主(生活の党代表)だった時代」において社民、共産が「オザシン(小沢一郎信者のkojitaken流略称)」だったとは俺は全く認識してないので「はあ?」ですね。いずれにせよ、既に小沢氏は「立民党岩手県連代表」にすぎず、彼は「枝野時代」でも「泉時代」でももはや「立民の中心(立民執行部)」ではなく、今後の政治を論じるにおいてどう見ても重要人物ではありません。
 百歩譲って「小沢氏が一国一城の主(生活の党代表)だった時代」において社民、共産が「オザシン(小沢一郎信者)」だったとしても今そんなことを云々することがそんなに重要なのかと、id:kojitakenのアホさには心底呆れます。


日本政府の有識者会議「敵基地攻撃能力は不可欠」…戦後の安保戦略一変させるか(ハンギョレ新聞, 11/23) - kojitakenの日記

 岸田文雄は軍事費増額の財源として法人税(と所得税)を想定していることは日々報道されている。

 あんなもんは「消費税増税」をいきなり提案したら、ほぼ確実に支持率が下がること(今ですら統一協会疑惑などで支持率が低いので内閣総辞職になりかねない)を理由にした「嘘八百」でしょう。財界や財務省は「さらなる消費税増税」を日々主張していますし、最終的には「法人税増税が難しいから消費税増税」と話がすり替わるであろう事は今から「2万%」予想できます。
 本気でkojitakenが「法人税増税」を岸田が考えてると思ってるなら政治音痴にもほどがあります。

 ブログ記事を書いてそれを公開しているからこそわかるのだが、軍事(防衛)予算の記事は特に不人気で、立民だの新選組だの共産党だのについて書いた記事と比較してアクセス数が目立って少なくなるからだ。

 吹き出しました。こんなことは当然ながら「軍事記事が不人気」であることの証明にはなりません。
 【1】「kojitakenの軍事記事は低レベルで読むに値しないと評価→アクセス数が少ない」に過ぎない、【2】あるいは「アンチ立民、新選組、共産(あるいは逆に支持者)としてkojitakenが何言ってるか見ておこう(必ずしもkojitakenを評価してるわけではない)→それらの政党記事へのアクセス数が多い」にすぎない可能性もあるからです。「俺の記事は全て読む価値がある」とでも思ってるようですが、どれほど自己肯定感が強いのか?


朝日も毎日も「有識者会議」や「敵基地攻撃能力の保有」方針に何の民主的正統性もないことは完全にスルーして、争点は財源だけってことにしちゃうんだね。まさに統治機構の一部としか言いようがない。(by 中野晃一氏) - kojitakenの日記

 東京都某区の共産党区議がサッカーW杯について何やらツイートした件

 意味不明すぎて吹き出しました。
 どうせ「反共分子」kojitakenのことなのでこの区議氏をけなしてるのでしょうが、これでは意味不明すぎて評価のしようがない。
 何故「ツイートした内容」なり、区議氏の名前なり書かないのか訳が分かりません。
 しかも、こんなことはこの記事の本筋である「敵基地攻撃能力論」や「軍拡」*1には全く関係ないのだから呆れます。

【追記その1】
日本代表のドイツ戦勝利に「残念というほかない」 共産区議のツイートが波紋 - 産経ニュース
 これがkojitakenが触れていた話なのでしょう。
 ドイツチームファンなら残念でしょうし、日本人なら日本チームファンでないといけないわけでもない。
 俺個人は「何ら謝罪する必要はない」「謝罪しないで対決して欲しかった」「こんなことで悪口する輩はそもそも元から反共右翼ではないのか」と個人的には思いますが政治家もある種の人気商売ですからね。彼の本分、本業は「区議としての政治活動」であって「サッカー評論」ではないので必要以上に彼を非難する気はありません。
 しかしkojitakenの区議氏に対するスタンス(反共分子なので悪口なのでしょうが)がよく分かりませんね。
 「謝罪するなんて腰抜けだ、偏狭な国粋主義に立ち向かえ」という意味合いの悪口なのか、はたまた「日本チームに無礼だ」と言う意味合いの悪口なのか。
【追記その2】

id:suterakuso
 プーチン習近平の脅威から明らかになったことは、そうした指導者の下にある国への経済的依存からの脱却だと思うのですけどね。

 kojitakenの類友らしいバカさで呆れるよりも前に吹き出しました。
 まず第一に「脅威」とは何なのか?。文脈からすると「プーチン習近平」が日本に軍事侵攻するという話でしょうが、そんなことをするわけもないでしょう。
 「ロシアがウクライナ軍相手に苦戦し、また経済制裁で打撃を受けてる」のに「同様の苦戦と経済制裁」が予想される日本侵攻を何で中国がするのか(まさか自衛隊ウクライナ軍よりも遙かに弱く、中国がロシア軍よりも遙かに強い、経済制裁への忍耐力も中国はロシアより遙かに強いと根拠レスで言う気でしょうか?)。ロシアに至ってはそんな余力はそもそもないでしょう。
 第二に「経済的依存からの脱却」と言うのに吹き出しました。
 ロシアはともかく、中国相手に日本企業がそんなことができるわけもないでしょう。つい最近も「ドイツのショルツ首相」が企業幹部を引き連れて訪中したことも知らないのかと聞きたくなります。
 そもそも何故「経済的依存からの脱却」をすれば「軍事的脅威」から逃れられると思うのかも意味不明ですが(経済力をバックにした恫喝ならまた話も別でしょうが)。
 例えば「旧ソ連」は欧米との経済交流がそれほどなかった(経済的な依存関係になかった)からこそ「ソ連崩壊」しても欧米経済には大した打撃はなかったわけですが、だからといって「ソ連の軍事的脅威」がなかったわけでは無論ありません。

*1:これらについては俺もkojitaken同様に批判的立場です。

今日も松竹伸幸に悪口する(2022年11/25日分)

共産党がパワハラを克服する道・下 | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba
 今日も松竹伸幸に悪口する(2022年11/20日分) - bogus-simotukareのブログの続きですが、松竹も言ってることが本当にトンチンカンだな、というのが感想ですね。松竹のようなバカを評価したり支持したりする連中(松竹記事のコメント欄に登場する喜び組連中、幇間太鼓持ち連中)の気が知れません。
 「日本共産党の議員は党の専従職員ではなく、弁護士や医師など他に職を持つ人間の方が党から自由に物が言えるのではないか」(松竹)というのは仮に事実だとしても「日本共産党以外(一般民間企業、中央官庁や地方自治体、学校法人、社会福祉法人、宗教法人など)に話を広げた場合」は勿論「日本共産党限定」の話ですら「パワハラ防止」とは全く関係ない話です。まさか松竹も「一般サラリーマン」や「共産党専従職員」に「パワハラの被害を受けたくないなら弁護士や医師など資格を取得しろ」とは言わないでしょう。
 大体「弁護士や医師など他に職があれば自由に物が言える」という松竹の主張自体が事実に反するでしょう。
 弁護士資格を持つ国会議員は

Category:日本の弁護士 - Wikipedia参照
【自民】
高村正彦
 村山内閣経済企画庁長官、小渕内閣外相、森内閣法相、第一次安倍内閣防衛相、福田内閣外相、自民党副総裁(第二次安倍総裁時代)など歴任
谷垣禎一
 小泉内閣国家公安委員長財務相福田内閣国交相自民党政調会長(福田総裁時代)、総裁、第二次安倍内閣法相、自民党幹事長など歴任
公明党
神崎武法
 公明党政策審議会長、国対委員長、代表など歴任
北側一雄
 小泉内閣国交相公明党政調会長、幹事長など歴任
冬柴鉄三
 第一次安倍、福田内閣国交相公明党幹事長など歴任
山口那津男
 公明党参院国対委員長政調会長などを経て現在、代表
社会党
飛鳥田一雄
 横浜市長社会党委員長を歴任
社民党
照屋寛徳
 社民党国対委員長、副党首など歴任
福島瑞穂*1
 社民党幹事長、副党首などを経て党首
民主党(その後の民進党や国民民主党、立民党を含む)】
江田五月*2
 菅内閣法相、民主党参院議員会長、参院議長など歴任
枝野幸男*3
 鳩山内閣行政刷新担当相、菅内閣官房長官、野田内閣経産相民主党幹事長(海江田、岡田代表時代)、民進党代表代行(前原代表時代)、立憲民主党代表を歴任
仙谷由人
 鳩山内閣行政刷新担当相、菅内閣官房長官など歴任

といますが彼らは常に自由に物が言えていたのか。とてもそうは言えないでしょう。
 というか、共産にも「仁比聡平氏*4」「山添拓氏(政策副委員長(常任幹部会委員兼務))」と言う弁護士資格を持つ国会議員が現在いるし、過去においても「諫山博氏*5」「林百郎氏」「橋本敦氏」「東中光雄*6」「松本善明*7」が弁護士資格を持つ国会議員としていたのですが彼らは自由に物が言えていたのか。といえば、今や共産党執行部に敵対的な松竹は「その通りです」というわけにもいかずしどろもどろではないか。というか「資格を持った人間」ばかりが政治家になっては「貧乏人の気持ちが分からないのではないか」とは思わないらしいところが酷い。それでも共産党員なのか?
 もはや松竹には共産党に在籍する資格はかけらもないと思います。
 というかこの松竹の物言いでは「弁護士や医師」に対するパワハラはないことになりますがもちろんそんなことはない。
 映画やドラマにもなった小説「白い巨塔」がわかりやすいですが「大学病院の幹部」と「一介の新人医師」では明らかに力の差があるし、当然パワハラはあり得ます。実際、「白い巨塔」ではそうした権力関係が悪用され、「財前教授*8医療過誤」を暴こうとした「里見*9助教授」は財前の報復によって、浪速大学を追放されます。
 弁護士だって「弁護士事務所経営者」と「一家の新人弁護士」では明らかに力の差があるし、当然パワハラはあり得ます。
 松竹はどれほどトンチンカンなのか。なお、以上は松竹記事に投稿しましたが、いつものように掲載拒否でしょう。松竹も呆れたバカ野郎です。

*1:著書『結婚と家族』(1992年、岩波新書)、『裁判の女性学』(1997年、有斐閣選書)、『迷走政権との闘い』(2011年、アスキー新書)など

*2:著書『国会議員』(1985年、講談社現代新書)など

*3:著書『「事業仕分け」の力』(2010年、集英社新書)、『枝野ビジョン』(2021年、文春新書)

*4:著書『秘密保護法はすぐ廃止へ!』(2014年、日本機関紙出版センター)

*5:1921~2004年。著書『駐在所爆破犯人は現職警官だった』(1978年、新日本出版社)、『消えた巡査部長』(1990年、昭和出版)、『警察を衝く』(1992年、新日本出版社)、『スパイ告発:裁かれた五つの権力犯罪』(2000年、光陽出版社)

*6:1924~2014年。著書『国会論戦・日本国憲法:政治改革、PKO、海外派兵』(1994年、清風堂書店)、『新ガイドライン日本国憲法』(2000年、清風堂書店)、『東中光雄という生き方:特攻隊から共産党代議士へ』(2010年、清風堂書店)

*7:1926~2019年。著書『妻ちひろの素顔』(2000年、講談社+α文庫)、『平和の鉱脈と日本共産党』(2005年、新日本出版社)、『謀略:再び歴史の舞台に登場する松川事件』(2012年、新日本出版社)、『軍国少年がなぜコミュニストになったのか』(2014年、かもがわ出版

*8:過去に佐藤慶(1967年のNET)、田宮二郎(1966年の大映映画、1978年のフジテレビ)、村上弘明(1990年のテレビ朝日)、唐沢寿明(2003年のフジテレビ)、岡田准一(2019年のテレビ朝日)が演じた。

*9:過去に根上淳(1967年のNET)、田村高広(1966年の大映映画)、山本学(1978年のフジテレビ)、平田満(1990年のテレビ朝日)、江口洋介(2003年のフジテレビ)、松山ケンイチ(2019年のテレビ朝日)が演じた。実際の山本学は里見のようなまともな人間ではなく安倍晋三を支持するようなクズですが。

「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2022年11/25日:島田洋一の巻)

島田洋一
 民主党応援団の米主流メディアは、トランプとデサンティスに言い争いをさせようと躍起になっている。
 泥仕合で両者を沈没させ民主党候補を大統領にというシナリオ。その思惑は空振りに終わると期待したい。

 躍起になるも何もいずれデサンティス・フロリダ州知事とトランプは「大統領選出馬(互いに出馬意思があることを表明)」で対立することになるのではないか。なお通常、予備選には多数の候補が出ますし、「ペンス前副大統領(元インディアナ州知事)」なども出馬意欲を見せてるので今のところ世論調査では「共和党支持者のデサンティスやトランプ*1への支持」が高いとはいえ、「デサンティスVSトランプ」という島田の物言いはかなり問題があります。

島田洋一
 文明のガン、中共独裁体制をつぶすチャンスだと捉えねばならない。
中国「ゼロコロナ」への大規模抗議活動 北京など複数都市で | NHK | 中国

 この程度で体制が揺らぐほど中国も軟弱ではないでしょう。

島田洋一リツイート
 飯山さんがイスラム学者というレベルで舛添氏は国際政治「学者」ではありません。何の業績もなし。
◆飯山陽*2
 17:37からライブ配信します。国際政治学者で元東京都知事舛添要一氏が、W杯で日本人サポーターがゴミ拾いをして称賛されたことについて「一面的」「日本文明だけが世界ではない」云々とケチをつけた件について話します。

 舛添に研究業績があるかどうかは俺に判断能力がないので特に論じません。
 それにしても、どう見てもただの「右翼活動家(救う会副会長、国基研評議員)」で「自称・学者に過ぎない」島田も良くもいったもんです。島田の方こそ、一体どんな学問的業績があるのか?
 そして、飯山のツイートには吹き出しました。そんなことが「飯山の専門のはず」のイスラム研究と何の関係があるのか?
 そしてイスラムが専門でない島田にどうして飯山の「イスラム研究の価値」が評価できるのか。
 勿論、産経文化人としての飯山の「右翼言論(イスラムと関係ない)」を好意的に評価してるだけの話でしょうが。

島田洋一
 防衛国債を主張する人間を完全排除した財務省直轄の「増税旗振り会議」を設置した時点でアウト。

 島田の防衛国債という寝言には呆れますね。
 第一に日本の防衛費は十分過大です。
 第二に国債とは借金です。「踏み倒して返さない」というわけにもいかず、いずれ返さないといけない。何もしなくても税金増収や支出減少が自然に起こって借金が返せるという事でもない限り(そんなことはないでしょうが)「意図的な税収増加策(増税)」か「意図的な支出削減」かどちらかをやるしかない。国債とは単に一時しのぎ、付け回しでしかない。増税に反対する島田は支出削減で借金を返済する気なのか、だとしたら何を削減するのかと言う話です。

島田洋一
 除名でケジメを付けられない自民党の骨の無さが、村上某の類を益々増長させる。
安倍氏の政治姿勢を疑問視 村上氏、教団との関係巡り - 産経ニュース
 自民党村上誠一郎行政改革担当相は24日、東京都内で開いた国政報告会で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)側との関係が指摘される安倍晋三元首相の政治姿勢に疑問を呈した。「日本は韓国に奉仕する務めを負う」と説く教団の教えを念頭に「裏でこういう皆さんと手を結んでいたとしたら、安倍氏保守とは何だったのか」と述べた。
 同時に、自民党と教団の関係を究明するため、第三者委員会による客観的な調査を行うべきだとの考えも示した。

 安倍もそうですが「安倍の統一協会との癒着を擁護する」島田のような安倍信者(自称・日本保守)の「保守とは何だったのか」でしょう。
 ここで島田が【1】安倍氏統一協会と裏でつながっていない、【2】統一協会は「日本は韓国に奉仕する務めを負う」と説いてない(まあ、統一協会の問題点はそこよりも霊感商法、高額寄付、合同結婚式などの反社会的行為ですが、確かに自称・日本保守ならそんな韓国中心主義*3を支持するのはおかしな話です)、【3】確かに安倍氏統一協会とつながっていたし、統一協会もそうした教えを説いているがつながって何が悪い。選挙に勝利するために統一協会の票やカネ、運動員が必要だったのだ、等の反論が何一つできない点が無様です。
 【1】、【2】は明らかに嘘ですし、【3】のような「完全な居直り」をすれば社会的非難は免れませんからね。

*1:上院襲撃を扇動したトランプの支持率が共和党支持層において未だに高いことには心底呆れます。

*2:著書『イスラム教の論理』(2018年、新潮新書)、『イスラム2.0』(2019年、河出新書)、『エジプトの空の下:わたしが見た「ふたつの革命」』(2021年、白水社)、『イスラム教再考』(2021年、扶桑社新書)、『中東問題再考』(2022年、扶桑社新書

*3:韓国中心主義と言っても統一協会の実態は「韓国=統一協会」なので統一協会中心主義に過ぎませんが

珍右翼・黒坂真に突っ込む(2022年11月25日分)

◆黒坂ツイート

黒坂真リツイート
◆松崎いたる・板橋区
 こういう日本共産党議員が増えれば、ますます支持されなくなり、結果、同党の消滅を早めるのだと思います。
◆【日本共産党🌾の議員を増やそう!】岡本健三・鳥取県日南町議会議員
 別に日本人だからスポーツまで日本を応援しなきゃならん法はないだろ。俺はドイツチームの勇気とスポーツマンシップに感動してドイツチームを応援した。それが負けて残念だという一個人の感想を表明しているだけだ。それにおかしな文句つける奴はそもそもスポーツというものを理解してないんじゃない?*1

 吹き出しました。日本人なら「無条件で日本チームを応援すべきだ、応援しないのは反日だ」「対戦チームを応援してはいけない」という方がよほど非常識でしょう。何せ相手は天下の強豪ドイツです。応援する日本人がいても何ら不思議ではない(コメ欄でも拙意見に賛同するコメントを頂いていますが)。
 そもそも岡本氏は「党所属の町議」とはいえ別に志位委員長のような「日本共産党を代表する存在」でもない。
 とはいえ、黒坂のように【1】日本人なら無条件で日本チームを応援すべきだとし、【2】自民党地方議員の言動は「岸田総裁とは関係ない」とするくせに共産の場合は岡本氏のような一地方議員の言動*2でも共産党全体を悪口し、「共産に投票しない理由*3に挙げる自民党支持層」がいることは人生経験上、よく知ってはいますが。
 それにしても共産党を除名された後「無所属」で板橋区議選に出馬したら(共産党区議時代は当選していたのに)見事に落選。今やレベルの低い反共右翼に劣化した「自分を棚上げして」松崎が良くも言ったもんです。

黒坂真リツイート
 志位さんは、昭和47年5月の新日和見主義事件をよく御存知ですね。昭和47年5月の新日和見主義事件をよく御存知ですね。(ボーガス注:久保『「分派」と呼ばれた男:「新日和見主義」事件と日本共産党改革案』(2019年、白順社)によれば)兵庫県の民青同盟職員だった久保護さんは、日本共産党に分派と疑われて突然「逮捕」され、どこかに連行、監禁されたそうです。
志位和夫
民青、拡大目標を達成/年間1500人超 活動に共感広がる/25日から大会
 何と嬉しいニュースでしょう!
 若者の切実な願いの実現にとりくみ、科学的な社会観をよく学び、強く大きな組織づくりに頑張った結果だと思います!

 こういうのを「くだらない嫌がらせ」と言います。「民青」以外に志位ツイートとの関連がまるでない完全なこじつけです。
 黒坂が名前を出してる久保氏*4や著書『査問』(2001年、ちくま文庫)で新日和見主義事件での共産の対応を批判していた川上徹氏*5などもむしろ「ありがた迷惑」でしょう。さすがに彼らは黒坂や松崎のような「下劣な反共右翼」ではないでしょう。

黒坂真
 くるみわりさん。日本共産党はこれを、統一教会だけでなくあらゆる宗教団体、政治団体、社会団体にも適用できる法の制定を訴えているのですね。ある人が日本共産党に百万円寄付した場合、20年後にその方の子が、親はマインド・コントロールされていたと主張して取り消し権を行使するかもしれませんね。
◆くるみわり
 日本共産党小池晃書記局長は22日、政府が提示した統一協会の被害者救済のための新法の概要について、現状では統一協会による被害救済を図る上で大きな問題があるとして、5点にわたって提起しました(ボーガス注:【3】以外については紹介を省略)。
【3】寄付の取り消し
・過大な寄付の勧誘についても取消の対象とすべきではないか
・政府案は取消権の行使期間を、マインドコントロールが解けたとき(本人が取消できるようになった時)から3年、寄付した時から10年としているが短すぎる。少なくとも民法(126条*6)に準じて寄付した時から20年とすべきでは

 その「マインドコントロール主張」が正当な主張なら「20年後の取り消し」でも何の問題もないでしょう。むしろ取り消せない方が問題ではないか。
 そもそも小池氏も指摘していますが「民法の取消権の消滅時効」は「行為の時から20年」のわけで小池主張に問題があるとは俺個人は思いません。
 ちなみに今回の寄付規制について「黒坂の言いがかり」は論外ですが「創価学会公明党の母体)のような宗教団体」は勿論「政治団体(勿論、日本共産党も寄付は受けています)」「社会団体(新婦人の会など共産系団体、野党共闘の母体である市民連合などもその一つです)」などの動き(どう評価しどう動いているのか)が気になるところです。
 勿論規制は必要でしょうが、下手な規制をするとそれこそ「共産への献金」「新婦人、市民連合など、ウヨが敵視する市民団体への寄付」に「不当な高額寄付が強要された」などと自民党や右翼が言いがかりをつけるという厄介なことにもなりかねません。
 実際、

仁藤夢乃氏の支援団体Colaboがバスカフェで提供している食品が一食2600円という計算は、さまざまな意味で誤っている - 法華狼の日記2022.9.15
ここ最近に仁藤夢乃氏やColaboへ否定的に言及したツイートやページが断りなく消えている - 法華狼の日記2022.11.22

が指摘するようにウヨから誹謗されてる市民団体(コラボ)もあるわけです。
 あるいは過去には「赤旗の押し売りがされた」などとして

共産地方議員の赤旗勧誘に待った タブー破り、神奈川で禁止の陳情採択相次ぐ(1/3ページ) - 産経ニュース2018.5.25
(独自)共産市議が役所内で「赤旗」集金、法に抵触か 滋賀・近江八幡 - 産経ニュース2020.11.28

などという「因縁」を産経が共産党につけてるわけです。
 その辺り「共産党もわかった上で、寄付規制に動いている」とは思いますが「一支持者として、心配の念を感じてること」をメモ書きしておきます。

*1:追記:個人的には削除する必要は全くないと思いますが、今はこの岡本氏のツイートは削除されています。政治家も「人気商売」なのでその気持ちは分からないでもないですが。【追記】後で気づきましたが、岡本ツイートは日本代表のドイツ戦勝利に「残念というほかない」 共産区議のツイートが波紋 - 産経ニュースに対するかばい手であり、しかし、区議氏が謝罪したが故に「当人が謝罪したのにこのツイートをそのまま残すのもおかしい」と思い削除したのかもしれません。なお、日本代表のドイツ戦勝利に「残念というほかない」 共産区議のツイートが波紋 - 産経ニュースについては今日もkojitakenに悪口する(2022年11月25日記載)(追記あり) - bogus-simotukareのブログでも触れました。

*2:俺個人は岡本氏の言動が問題だとは思いませんが

*3:「お前、それに関係なく共産支持しねえだろ、ふざけんな」と思いますが。【追記】後で気づきましたが、岡本ツイートはおそらく日本代表のドイツ戦勝利に「残念というほかない」 共産区議のツイートが波紋 - 産経ニュースへのかばい手なので「区議氏の言動」とした方がより適切であるとは思います。追記して修正しておきます。

*4:著書『神戸長田で四十年:イネさんの看護物語』(2005年、同時代社)

*5:1940~2015年。同時代社創業者。著書『戦後左翼たちの誕生と衰亡:10人からの聞き取り』(2014年、同時代社)、『川上徹《終末》日記』(2017年、同時代社)など

*6:取消権は、追認をすることができる時から5年間行使しないときは、時効によって消滅する。行為の時から20年を経過したときも、同様とする。

常岡浩介&黒井文太郎に悪口する(2022年11月25日分)

常岡浩介がリツイート
◆kazukazu88
 問題になっているカタールの法は婚外間の性行為の禁止(禁錮7年以下)なので、今カタールに行っている日本のファンも結婚していない関係で性行為すると適用されるのだけど、心配していないのを見るとカタールの当局が(ボーガス注:観光への悪影響を恐れ、外国人観光客には適用しない形で)法を恣意的に適用するだろうという前提が共有されているのだろうなと。

 吹き出しました。「無知すぎる」と常岡らは非難するのかもしれませんが「日本のファン」に限らずカタールのそうした法事情を知ってカタールに行ってるサッカーファンがどれほどいるのか。「前提が共有」どころか(パッケージツアーで旅行会社が注意喚起してる場合ならともかく)そんな前提はほとんど誰も共有してないでしょう。ついでに言えばカタールに行った全てのサッカーファンが「婚外交渉をする」と決めつけるのもおかしな話です。

常岡浩介がリツイート
◆SuehiroKa
 日本でバカな左翼が、ロシアのウクライナ侵略について、「日本で言論でロシア非難一色でおかしい!」「ロシア非難は世界ではむしろ少数派だ!」って言ってた

 ほとんどの左翼(社民党共産党など)はロシア擁護なんかしてないし、ロシア擁護派には「森元首相」「鈴木宗男」と言った右派もいるのでこういう物言いは辞めて欲しい。はっきりと団体名や個人名を書いたらどうなのか。といえば「アンチ左翼のウヨ(常岡と類友)」が左翼全体にネガキャンしたいという薄汚い話なのでしょうが。
 なお、「ロシア擁護」する気はないですが「アジア、アフリカ」では必ずしも「ロシア批判が強くないこと」は事実です。だからロシア擁護していいわけではありませんがそうした事実は当然押さえておく必要があります。

黒井文太郎
欧州議会、ロシアをテロ支援国家に指定 | ロイター
「米国務省テロ支援国家に現在指定しているのはキューバ北朝鮮、イラン、シリアの4カ国*1
"ならず者国家”の皆様で"悪の枢軸

 黒井らしいバカさで呆れます。これらの国々は「米国が国益判断から敵視している」以上の関係はないでしょう。国益上、これらの国の間に何らかのつながり、付き合いがあるにしても「枢軸(日独伊三国同盟を結んでいたいわゆる枢軸国、ワルシャワ条約機構旧ソ連と東欧など)」という同盟関係にあるわけではない。
 大体「EU議会が指定」と「米国国務省が指定」と何の関係があるのか。EU議会と米国国務省は勿論、別組織です。この文脈で出す話は「ロシアの他にどこをEU議会がテロ支援国に指定してるのか」でしょうに(勿論、その場合でも「テロ支援国指定されてるからロシアを親分とする悪の枢軸だ」なんてのはおかしな話ですが)。
 黒井が「EU議会がロシアの他にどこをテロ支援国に指定してるのか」国名をあげないのは【1】米国がテロ支援国指定している『キューバ北朝鮮、イラン、シリアの4カ国』を含めてそんな国はない、【2】そうした国はあるが無知な黒井はその名前を挙げられない、【3】そうした国はあるし、黒井もその国を知ってるが「親米国家のサウジアラビア(反体制派の記者を暗殺)」など「親米右翼」黒井にとって都合が悪いので上げないのか、知りませんが全く滑稽な男です。

常岡浩介がリツイート
◆rusbureau
 OSCEの場でセルゲイ・メドベージェフ教授「プ*2に平和を求めたり、対等の者として協議をするべきではない。議論すべきは露に対する最終的な勝利の戦略、降伏の条件、体制転換の方法だけだ。露の交渉相手はプではなく、次の指導部*3でなければならない」

 「アンチプーチン」常岡と類友らしいですが、「最終的な勝利」「降伏」*4はともかく、「体制転換」「次の指導部」(つまりはプーチンの大統領退任やプーチン与党「統一ロシア」の下野など)だの現実性があるんですかね?
 拉致をだしに打倒北朝鮮ばかり叫ぶ救う会のようで「お前らにとって一番大事なのは打倒プーチンか?」とうんざりします。

常岡浩介がリツイート
カタールの人権状況 非難する決議を採択 ヨーロッパ議会 | NHK | サッカーW杯 カタール大会

 カタールでのW杯で「人権問題がマスコミなどに急遽注目された*5」が故の「後出しじゃんけん」「アリバイ作り」感を禁じ得ませんね。
 「開催後でも言わないよりマシ」かもしれませんが「スタジアム建設で人権侵害(過酷なたこ部屋労働で建設労働者が多数死亡した疑いがあるとのこと)があった」「開催地決定が不透明(いわゆるFIFA幹部の買収疑惑か?)」だの仮に事実だとしても「開催後に言うな」「もっと早く言えないのか」「開催前に知らなかったわけじゃないだろ?」とげんなりします。

常岡浩介がリツイート
◆kazukazu88
 金ばら撒いてW杯招聘して、30兆円使って準備をした結果がこれ。
カタールの人権状況 非難する決議を採択 ヨーロッパ議会 | NHK | サッカーW杯 カタール大会

 カタールからすれば「この決議に大した政治力があると思ってない」「EU議会がこんな決議出してもEU諸国政府(英仏独伊など)はカタール経済制裁などしない(カタールの石油などを重視)」「W杯目当ての観光客で大もうけができた」等と思ってるから全く痛くないでしょうね。そして残念ながら実際にそうなるのではないか。

*1:確かにロイター記事にもこうした記述は出てきますが「EUと米国は別組織」なのだから本来おかしな話です。

*2:プーチンのこと

*3:「次の指導部」が「プーチンは大統領(国家安全保障会議議長)を辞任するがメドベージェフ国家安全保障会議副議長、与党・統一ロシア党首(元首相)など現与党・統一ロシアによる政権」なのか、「統一ロシアが下野し、反体制派が政権奪取」なのかは不明です。文脈からすると後者のように見えますが。

*4:勿論「インドシナ戦争アルジェリア戦争でのフランスの敗北(撤兵&独立承認)」「ベトナム戦争での米国の敗北(撤兵)」のように「ロシアの体制転換のないウクライナの最終的な勝利、ロシアの降伏(要するにウクライナからのロシア軍全面撤退)」はありえます。但しこの常岡ツイートの文脈では「最終的な勝利」「降伏」は「ロシアの体制転換」とセットのようですが。まさかとは思いますが、「第二次大戦での枢軸国の降伏(いずれも戦後、体制転換した)」のようにNATO軍がモスクワに駐留することでも想定してるんでしょうか?

*5:まあ、マスコミももっと早く報道しろよとは思いますが。その意味で、澤藤統一郎の憲法日記 » 「W杯・開会式放送せずのBBC」と「大はしゃぎのNHK」、どうしてこんなに違うのか。BBCへの過大評価ではないか。BBCも批判報道を始めたのはごく最近でしょうから。