今日の中国ニュース(2023年3月15日分)(追記あり)

米州兵が台湾軍訓練 オースティン国防長官「中国抑止へ重要」 - 日本経済新聞
 「おいおい」ですね。中台対立を助長する暴挙と言うべきでしょう。


「台湾有事は日本有事、台湾有事は沖縄有事」 斎藤健法相 [自民] [岸田政権]:朝日新聞デジタル
 台湾有事の可能性はほとんどないでしょうが、それはともかく「台湾有事は沖縄有事」などと緊張を煽る暴言には心底呆れます。


ダライ・ラマ後継は輪廻転生で チベット首相、中国介入けん制 | 共同通信
 中国批判をするにおいて「我々が決める(中国は介入するな)」と言えば済む話で、未だに「輪廻転生」なんて時代錯誤を言うのかと心底脱力します。いずれにせよ、これでは「ローマ法王選出」のような形は当面なく、「近い将来起こりうるダライ14世(1935年生まれ)の死去」後も「転生霊童」になることはほぼ間違いないのでしょう。
 存命者もいますが

1935年 - Wikipedia参照
【没年順】
羽田孜(2017年死去:享年82歳)
 元首相
高畑勲(2018年死去:享年82歳)
 アニメ監督
野村克也(2020年死去:享年84歳)
 南海、ヤクルト、阪神楽天監督を歴任
大江健三郎(2023年死去:享年88歳)
 作家

ということで「ダライと同じ1935年生まれの故人」は既に多数います。ダライもいつ亡くなってもおかしくない年齢でしょう。


中国外相 “停戦に向け建設的役割” ウクライナ外相と電話会談 | NHK | ウクライナ情勢
 こうした記事からはウクライナが「少なくとも建前の世界」では「中国との関係」を重視しており「ロシアの仲間」として敵視してないことが分かります。


ホンジュラス大統領 中国と国交樹立交渉開始を外相に指示 | NHK | 中国
中国「正しい選択」と歓迎 ホンジュラスの国交樹立指示に - 産経ニュース
 ということでまた南米で「断交ドミノ」です。

【南米】
コスタリカ、台湾と外交関係断絶し中国と国交樹立 | ロイター2007.6.7
パナマが台湾と断交 中国と国交樹立 - BBCニュース2017.6.13
エルサルバドル、台湾と断交 中国と国交樹立 - 日本経済新聞2018.8.21
ニカラグア、台湾と断交 中国と国交を締結 - 日本経済新聞2021.12.10
【アフリカ】
中国とガンビアが国交回復 外交部「ガンビアは前提条件なし」--人民網日本語版--人民日報2016.3.19
中国とサントメ・プリンシペが国交回復--人民網日本語版--人民日報2016.12.27
西アフリカのブルキナファソが台湾と断交 - 日本経済新聞2018.5.24

ということで、昨今、南米(コスタリカパナマエルサルバドルニカラグア)やアフリカ(ガンビアサントメ・プリンシペブルキナファソ)で「断交ドミノが相次いでいた」ので予想の範囲内ですが。
 中国にとって「欧米の経済制裁」のリスクを犯して「軍事侵攻」せずとも、こうして台湾に政治的牽制を仕掛けるだけでも「対抗措置としては十分」でしょう。
 そもそも「軍事侵攻して片をつける」つもりなら「断交ドミノ」する必要も無い。


ホンジュラス、台湾に25億ドル要求 中国と国交樹立方針発表前に | 毎日新聞

 台湾が外交関係を維持する国は蔡政権発足時に22カ国あったが、現在はホンジュラスを含め14カ国に減っている。断交した8カ国はいずれも中国と国交を樹立した。
 台湾中央通信は22日、レイナ外相が13日に台湾の呉釗燮*1(ご・しょうしょう)外交部長(外相)に対し、ホンジュラスの債務20億ドルの返済への協力や病院建設など計約25億ドルの支援を要求する書簡を送付していたと報じた。

 予想の範囲内ですが「ホンジュラス以外もおそらく」、断交ドミノは全て「金の切れ目が縁の切れ目」だったのでしょう。
【3/26追記】
ホンジュラス、台湾と断交を発表 「経済の再建」で中国と国交樹立へ | 毎日新聞
中米ホンジュラスが台湾と断交発表 新華社 - 産経ニュース
台湾、ホンジュラスと断交 呉氏「中国が意図的に国交交渉」 - 産経ニュース
 ということでホンジュラスが正式に中国との国交樹立、台湾との断交を発表しました。


蔡英文氏「無意味な金銭外交の競争しない」 ホンジュラス断交で声明 | 毎日新聞
 もちろん「しない」のではなく「したくてもできない」だけの話です。


米国「約束果たされない」と警告 中国と国交のホンジュラスに - 産経ニュース
 建前では米国は「中国と国交を樹立しようが、台湾と国交を維持しようが我関せず」であるべきでしょう。内政干渉も甚だしい。

*1:駐米台北経済文化代表処代表(駐米大使)、総統府秘書長等を経て外相

大江健三郎の死去(2023年3月15日記載)(追記あり)

大江健三郎は、60歳の前にノーベル文学賞をもらったのだなとあらためて気づいた - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
【1】戦後も「75年以上経ってる」のである意味当然(終戦の1945年に生まれた人間*1でも今年で78歳)なのである意味当然ですが「戦後日本を代表する人間」がどんどん亡くなっていくなという感慨がありますね。
 勿論「戦後日本(特に昭和時代)を代表する人間」で存命の人間もいますが以下の通りかなりの高齢です(すぐに思いついた方を上げただけで他意は無い)。今回の大江(1935年生まれ)のようにいつ亡くなってもおかしくないでしょう。勿論、不破氏など「小生が評価する人間」については「少しでもの長命」を願ってはいますが。

【日本人:誕生年順(誕生年が同じ場合は名前順:敬称略)】
池田大作(1928年生まれ)【追記:2023年死去】
 1960年に創価学会会長に就任。1964年、公明党を結成。現在、創価学会名誉会長。2010年5月13日の本部幹部会以降、体調不良から創価学会内の公式行事を全て欠席、現在へ至る。そのため重病説が一部マスメディアで取り上げられた。創価学会内の公式行事への出席は無いものの、聖教新聞紙面では不定期に現在の姿とされる写真が伝えられている。
・2019年10月3日の聖教新聞では、2019年9月28日に聖教新聞社の新社屋、世界聖教会館を訪問したとされる池田夫妻の写真が掲載された。
・2020年6月10日の聖教新聞では、2016年6月25日に創価学会総本部内の創価世界女性会館にて、夫人同伴でピアノを弾いたとされる写真が掲載された。
小山内美江子(1930年生まれ)
 脚本家。代表作として、
NHK連続テレビ小説マー姉ちゃん』(1979年上期:1979年、主人公(熊谷真実が演じた)は漫画家長谷川町子の姉で「長谷川町子美術館館長」「姉妹社*2社長」を務めた長谷川毬子がモデル)
・TBSドラマ『3年B組金八先生』(第1シリーズ:1979~1980年、第2シリーズ:1980~1981年、第3シリーズ:1988年、第4シリーズ:1995~1996年、第5シリーズ:1999~2000年、第6シリーズ:2001~2002年)
NHK連続テレビ小説『本日も晴天なり』(1981年下期:1981年~1982年、主人公(原日出子が演じた)は元NHKアナウンサーで作家である近藤富枝*3がモデル)
NHK大河ドラマ徳川家康*4』(1983年、山岡荘八原作、滝田栄主演)、『翔ぶが如く』(1990年:司馬遼太郎原作、大久保利通鹿賀丈史が演じた)、西郷隆盛西田敏行が演じた)が主人公)など。
 近況を伝える比較的最近の記事として
カンボジアに「桜中学校」 脚本家 小山内美江子さん | ヨミドクター(読売新聞)2017.10.19
“金八先生”の脚本家 60歳で海外ボランティアを始めた理由|日刊ゲンダイDIGITAL2018.12.25
「金八」脚本家の小山内美江子さん、1年間で6度入院し5度手術していた…8日に90歳、驚異的回復 : スポーツ報知2020.10.4
を紹介しておきます。
不破哲三(1930年生まれ)
 日本共産党書記局長(1970~1982年)、委員長(1982~1987年、1989~2000年:1987~1989年の間は病気を理由に委員長を退任し名誉職である副議長に就任)、議長(2000~2006年)を歴任
山田洋次(1931年生まれ)
 映画監督。日本アカデミー賞最優秀監督賞(1978年:『幸福の黄色いハンカチ』、1994年:『学校』、2003年:『たそがれ清兵衛』)、文化功労者(2004年)、文化勲章(2012年)など受章。代表作に『男はつらいよ』シリーズ(渥美存命中の作品は全48作、1969~1995年)、『幸福の黄色いハンカチ』(1977年)、『遙かなる山の呼び声』(1980年)、『学校』(第1作:1990年、第2作:1996年、第3作:1998年、第4作:2000年)『たそがれ清兵衛』(2002年)、『隠し剣 鬼の爪』(2004年)、『武士の一分』(2006年)、『家族はつらいよ』(第1作:2016年、第2作:2017年、第3作:2018年)など。山田洋次 - Wikipediaによれば現時点での監督最新作は2021年公開の『キネマの神様』。ただし2023年に吉永小百合(1945年生まれ)、大泉洋(1973年生まれ)(母子の設定)主演の山田監督作品『こんにちは、母さん*5』が松竹で公開予定。極端な話『松竹の大功労者』山田に製作協力を頼まれれば松竹も「嫌とは絶対に言えない」でしょうが未だに現役監督とは驚きます。
長嶋茂雄(1936年生まれ)
 元巨人選手。元巨人監督。現在、巨人終身名誉監督。王と共に「ON」と呼ばれ、巨人のV9(1965~1973年の日本シリーズ9連覇)に貢献。文化功労者(2005年)、国民栄誉賞(2013年)、文化勲章(2021年)
河野洋平(1937年生まれ)
 新自由クラブ代表(1976~1980年、1984~1986年)、中曽根内閣科技庁長官(1985~1986年)、宮沢内閣官房長官(1992~1993年)、自民党総裁(1993~1995年)、村山、小渕、森内閣外相(1994~1996年、1999~2001年)など歴任
王貞治(1940年生まれ)
 元巨人選手。元巨人、福岡ソフトバンクホークス監督。現在、福岡ソフトバンクホークス取締役会長。国民栄誉賞(1977年)、文化功労者(2010年)。

【外国人:誕生年順(敬称略)】
ジミー・カーター(1927年生まれ)
 元米国大統領(2023年現在、最高齢の存命の元米国大統領)。大統領時代にイスラエルとエジプトのキャンプ・デービッド合意(1978年)を仲介。
 この合意でベギン・イスラエル首相(1913~1992年)とサダト・エジプト大統領(1918~1981年、合意に反発するイスラム過激派によって暗殺)が1978年のノーベル平和賞を受賞。
 但し、イラン米国大使館占拠事件(1979年発生)を解決できなかったことでレーガンに敗れ1981年に大統領退任。
 大統領退任後、訪朝し、金日成北朝鮮国家主席と会談し、1994年の米朝核合意を仲介。これらの功績により2002年にノーベル平和賞受賞。但し、ジミー・カーター - Wikipediaによれば『2023年2月18日、病院での治療から、自宅で穏やかに最期を迎える「ホスピスケア」に移行することが発表された。 追加の治療を受ける代わりに、残された時間を自宅で家族と過ごすことを決断したという』とのことであり、余命は残念ながら長くないとみられる。

【2】

大江健三郎は、60歳の前にノーベル文学賞をもらったのだなとあらためて気づいた - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
 大江(以下敬称を略します。ほかの人も同じ)がノーベル文学賞を受賞したのは1994年でした。で、大江は1935年生まれですのでこの時が59歳だったわけです。川端康成は69歳で受賞しています。

 なお、歴代の「日本人ノーベル賞受賞者」では「大江(59歳)より若い、あるいはほぼ同じ」が

日本人のノーベル賞受賞者 - Wikipedia参照
【受賞時の年齢順】
湯川秀樹ノーベル物理学賞:1949年):42歳
田中耕一ノーベル化学賞:2002年):43歳
江崎玲於奈ノーベル物理学賞:1973年):48歳
利根川進(ノーベル医学・生理学賞:1987年):48歳
山中伸弥(ノーベル医学・生理学賞:2012年):50歳
◆天野浩(ノーベル物理学賞:2014年):54歳
梶田隆章ノーベル物理学賞:2015年):56歳
朝永振一郎ノーベル物理学賞:1965年):59歳

「川端(69歳)より若い、あるいはほぼ同じ」が

【受賞時の年齢順】
福井謙一ノーベル化学賞:1981年):63歳
野依良治ノーベル化学賞:2001年):63歳
白川英樹ノーベル化学賞:2000年):64歳
小林誠ノーベル物理学賞:2008年):64歳
本庶佑(ノーベル医学・生理学賞:2018年):66歳
益川敏英ノーベル物理学賞:2008年):68歳

です。「田中耕一ノーベル化学賞:2002年):43歳」のような例外も一部ありますが、文学賞だけではなく他の賞も受賞年齢が高年齢化してるようです。

*1:1945年 - Wikipediaによれば「アウンサンスーチーノーベル平和賞受賞者、元ミャンマー外相)」「タモリ」などが1945年生まれ

*2:長谷川町子著作権管理をしていた長谷川町子のファミリー企業。1993年の町子の死去を契機に「姉妹社」は廃業し町子が残した作品(『サザエさん』『いじわるばあさん』など)の著作権管理は、長谷川町子美術館に移管された。これによりアニメ版『サザエさん』の著作権のクレジット表記も「姉妹社」から「長谷川町子美術館」に変更された。

*3:1922~2016年。著書『鹿鳴館貴婦人考』(1983年、講談社文庫)、『本郷菊富士ホテル』(1983年、中公文庫)、『花蔭の人:矢田津世子の生涯』(1984年、講談社文庫)、『馬込文学地図』(1984年、中公文庫)、『今は幻・吉原のものがたり』(1986年、講談社文庫)、『服装から見た源氏物語』(1987年、朝日文庫)、『信濃追分文学譜』(1995年、中公文庫)、『田端文士村』(2003年、中公文庫)など

*4:大河では『徳川家康』(1983年)、『葵 徳川三代』(2000年)、『どうする家康』(2023年)と家康が主人公となった作品が約20年のスパンで現在までに3作作られている。

*5:劇団「二兎社」主宰・永井愛の代表作。2007年にNHK加藤治子(1922~2015年)、平田満(1953年生まれ)(母子の設定)主演でドラマ化されている。なお、NHKドラマでの加藤、平田の実年齢が「85歳、54歳」、今回の吉永、大泉の実年齢が「77歳、50歳」です(こんにちは、母さん - Wikipedia参照)

珍右翼・高世仁に悪口する(2023年3/14日分)

「私がここにいるわけ」高校生に語るコスモロジー④ - 高世仁のジャーナルな日々

 12日の日曜日は、私が中村哲医師とアフガニスタンについてお話する会があった。
 場所は「憩い広場びいだま」で、私と同じ国分寺市在住のYさん*1が、地域の人が気軽に寄り合う場所として平成4年4月4日にオープンした。Yさんは奥さんと共に、自分の畑で作る野菜を食材にしたカフェをひらく*2のが夢だったそうで、定年退職したのを機に、自宅のそばにログハウスを建てた。ここではいろんなイベントがあり、冒険家の阿部雅龍さんやジャーナリストの小松由佳さんなど私の知り合いもお話会をやっている。
 Yさん夫妻を入れて約20人にお話ししたが、みなさんとても熱心に聴いてくださり、質問もたくさん出て、中村哲さんへの関心が高いこと*3をあらためて感じた。

 高世ファンがミニ集会を開いたという「ある意味どうでもいい話」です。

けっきょく「横田めぐみ拉致問題における安明進証言」などというものにのっかったのが、高世仁が会社をこかした淵源(の少なくとも1つ)ではないか - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)2021.5.25
巣食う会とか家族会系の連中とかかわった北朝鮮関係の言論人は、その後ろくな状況でないと思う(関川夏央や高世仁、恵谷治、李英和ほか) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)2021.7.14
高世仁の幼稚なデマ自慢を平然と垂れ流すNHKの馬鹿さとクズぶりに本気であきれ返る - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)2022.1.11
自分に都合の悪いことを他人などのせいにしているあたりが、高世仁が会社の経営に失敗した遠因でもあったのだろう(福島香織の独立の失敗もあまりにひどい) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)2022.5.9
家族会と巣食う会の見解と違う報道ができずに高世仁の北朝鮮報道は自滅した(関川夏央もたぶん同じ) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)2022.6.3
高世仁の経営する会社(ジン・ネット)が倒産したのは、高世の経営手腕の低さと制作した番組の評価が低いということに尽きるだろうに - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)2022.6.20
田中均元外務省アジア大洋州局長が、日朝首脳会談直前に米国高官に会談についての事前通告をしたことを認めた(高世仁とか家族会ほかの面々は、どんだけ馬鹿なのかと思う) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)2022.9.12

という「ウスラバカ」高世のファンになれる脳味噌は理解不能ですが。ちなみに参加費3000円だそうです。高世の話を聞くのに「軽食付き」でも3000円も出す気には俺はなりませんね。「ビール飲み放題」なら出てもいいですが(勿論皮肉)。
 それにしてもYさん曰く

トークイベント開催【ジャーナリスト 高世仁さん】 | 愛犬との暮らし
「俺は、高世さんの人柄が好き。またいろんなお話が聴きたい」
高世仁さん。ありがとうございました。

ねえ。「割れ鍋に綴じ蓋」「ヒトラーにムソリーニ」とでも言うべきでしょうか。

 今朝の「モーニングショー」。小中高生300人に「マスクを外すことに抵抗は?」と聞いたところ、ほぼ9割が「抵抗がある」と答えたという。その理由は「恥ずかしい」、「自分の顔に自信がない」、「友達にどう思われるか不安」、「顔全体をさらしたくない」などなど。識者が、思春期は他人の目が気になるものだから・・みたいなコメントをしていたが、これは思春期一般の問題ではなく、自己肯定感が異様に低い日本の若者の傾向だと思う。同じ年代の他国の少年少女に聞いたら、このような答えにはならないだろう。

 高世らしいアホさです。赤字部分に何かまともな根拠があるのか。
 なお、「中年男性の俺」も「今日もマスク着用」でしたし「抵抗はあります」。5月に正式に5類になったら外すかもしれませんが、当面は多分外しませんね。
 何せ「マスクを外しても安全だ」なんて国が保障してるわけではないですからね。「職場の上司や同僚」も「コンビニやスーパーの店員」も要するに「多くの人間が今だマスクをしてる」中で「堂々とマスクを外せる」ほど俺も勇敢ではない。
 なお、国(岸田政権)ですら「三密空間(満員電車、安売りセールで混雑状態のスーパー、デパートなど)」「高齢者や基礎疾患患者」「高齢者施設や病院などクラスター化したらやばいことになる場所」では「マスク着用が望ましい」としており「マスク外し」はあくまでもそうしたリスクのない「安全な場所(例:混雑してないコンビニやスーパー)」「安全な人(基礎疾患のない非高齢者)」限定であることに注意する必要があります。

「私は、ものすごく大きな宇宙エネルギーのかたまりだ」
「私の体には、宇宙138億年の歴史が込められている」
「私とこの一つの宇宙は一体だ」

 馬鹿馬鹿しい。そんなことで元気が出るようなら所詮大した悩みではなかったのでしょう。
 というか、そもそも自己肯定感が低いのは「家庭が貧乏で生活が苦しい」「受験の失敗」「失恋」「ヤングケアラー」「いじめや差別(外国人差別、障害者差別など)にあってる」等といった「個別の悩み」が恐らく理由でしょう。
 つまりは「個別の悩みに対応した対処療法」しか結局道は無いと思います。
 高世が主張するような「自己肯定感を高める誰にでも通用する方法」というのはない。勿論、そんな悩みは高世が延々書いてるような「私は、ものすごく大きな宇宙エネルギーのかたまりだ」なんてお題目で解決するような話ではない。

*1:びぃだま通信(山本純一)なので「Yさん=山本純一氏」ですね。

*2:テレ朝『人生の楽園』でよく放送してる奴です。

*3:「たかが20人」でよくも放言したもんです。「高世はアホか」ですね。

今日の朝鮮・韓国ニュース(2023年3月14日分)(副題:オムライスと日韓首脳会談、ほか)

【主張】日韓首脳会談 レーダー照射置き去りか - 産経ニュース
 そんなもんは嫌韓国ウヨ以外もはや誰も問題にしてないという話です。こうなると「韓国に一方的に非があると言える話なのか」も疑わしい。


韓国大統領、16日に来日 共同宣言は見送りへ - 産経ニュース
 「どんな内容でも共同宣言が出ればいい」というもんではないですが、果たしてこれで日韓首脳会談にどれほどの意味があるのか。


◆オムライスと日韓首脳会談

日韓首脳「2次会」案、銀座の煉瓦亭で調整…オムライス好き尹氏の希望くみ : 読売新聞
 政府は、16日に東京都内で予定される岸田首相と韓国の尹錫悦大統領との会談後の夕食会で、異例の2次会を設定し、尹氏をもてなす方針を固めた。2次会は、オムライス好きの尹氏の希望を踏まえ、洋食の名店として知られる東京・銀座の「煉瓦亭」とする方向だ。

日韓首脳 異例の“2階建て”夕食会を開催へ “2次会”は“オムライスの名店”「煉瓦亭」で最終調整 | TBS NEWS DIG (1ページ)
 “2次会”の会場は、東京・銀座の洋食店「煉瓦亭」とする方向で最終調整しています。かつて尹大統領が訪れたことがある店とされており、名物のオムライスが好きだという大統領側のリクエストに応えたということです。

【独自】銀座の洋食店で“オムライス”案 日韓首脳外交の詳細(FNNプライムオンライン(フジテレビ系)) - Yahoo!ニュース
 首相公邸でもてなすことが多い夕食については、尹大統領本人の希望として、東京・銀座の老舗洋食店「煉瓦亭」で、名物のオムライスを食べる案が浮上
 翌日には、尹大統領と超党派の日韓議員連盟の新会長に就任する菅前首相が会談する方向。

 そういう馬鹿馬鹿しいパフォーマンスより「実のあること」をして欲しいですが果たしてどうなるか。
 それにしても以前も書きましたが「官房長官時代に安重根をテロリスト呼ばわりして罵倒した男(菅)」が日韓議連会長で尹錫悦と会談とは頭痛がします。


「オムライスよりうまいものある」麻生太郎・自民副総裁 - 日本経済新聞
 「麻生らしいバカさ」です。そんなことは日韓首脳会談のメインの話ではないし「尹がオムライスで庶民性をアピールしようとした(麻生が一時、漫画ファンを公言していたようなもん)」と何故理解できないのか。「漫画ファンをアピールする麻生」に「小説とか、もっと高尚なもんを読んだらどうですか」というようなもんで「おいおい(苦笑)」です。なお、冗談でもそう言われたら麻生はマジギレではないか。


「求償権想定せず」日韓共同記者会見要旨 - 産経ニュース
 「想定せず」と言うのが興味深い。「否定することにそもそも違法の疑いがある」のか、「岸田と尹が韓国内の批判を恐れた」のかはともかく、公然とは否定できなかったと言うことです。当然ながら「法的拘束力は無い」のだからポスト尹政権が求償権を行使することに少なくとも「法的問題は無い」でしょう。しかし、仮に行使すれば岸田が逆ギレするのでしょう。
 そんな代物を果たして評価できるのか。なお、断らなくても分かるとは思いますが、断っておけば「求償権を否定すべきだった」と俺はいってるわけではない。「そんな姑息な行為をする」ようでは「岸田と尹」においては「徴用工や韓国民の思いに応える」ということは明らかに「無視」されてるし、そんなことで問題解決するとは思えないという話です。
◆浅井基文『「砂上の楼閣」・日韓関係:尹錫悦政権「強制動員解決策」
澤藤統一郎の憲法日記 » 韓国政権提案の徴用工問題解決スキームを有効に作動させるためにはも同様の主張で全く同感ですが。「澤藤統一郎の憲法日記 » プーチン・ロシアの蛮行は、大量殺戮であり、大規模強盗であり、都市と建造物の破壊犯罪であり放火でもあるというロシア批判派・澤藤氏」はともかく、日韓関係ではこうした正論を主張する浅井氏が一方では「ロシアに大甘」なのは非常に残念です。


<特報>「徴用工」に給料袋 適切報酬の証拠 遺族寄贈「歴史認識に活用を」 - 産経ニュース
 「適正金額が払われていた」と主張する産経ですが、勿論
1)本当にこの給料袋に書かれた金額が払われたのか
2)この給料袋の金額がどれほど一般的だったのか
と言う問題があるのでここまではしゃぐ話ではない。勿論そんなことは産経も分かった上で故意に無視でしょうが。

珍右翼・黒坂真に突っ込む(2023年3月14日分)(副題:給食無償化)

◆黒坂ツイート

黒坂真
 70年前の質問なら、昭和28年(1953年)の事でしょうか。この時期、日本共産党の国会議員団は臨時中央指導部、志賀重男さん*1の指導下でした。今の日本共産党歴史観では、徳田・野坂分派です。宮本徹議員は、徳田・野坂分派を高く評価。
◆宮本徹
 日本共産党の70年前の質問に、政府は憲法の義務教育無償化に、ゆくゆくは学校給食も入る旨答弁していました。ようやく自民党幹事長が口にするところまできました。論点整理だけで終わらせないよう頑張ります
自民 茂木幹事長 給食費無償化盛り込む考え示す 党の論点整理 | NHK | 福島県
 少子化対策をめぐり、自民党の茂木幹事長は、子どもの就学後の支援も必要だとして、今週中にもまとめる党の論点整理に、小中学校の給食費の無償化を盛り込む考えを示しました。
 茂木氏は記者団に対し「少子化対策は、(中略)就学後も対応が必要で、家庭の事情に関係なく支援していく観点から、小中学校の給食費の無償化をぜひ実現したい。今週中にも、党の論点整理をまとめ、政府に提案したい」と述べました。

黒坂真
 昭和26年なら、50年問題の最中ですね。この時期、日本共産党国会議員は志田重男さんら臨時中央指導部の指導下でした。今の日本共産党歴史観では、徳田・野坂分派です。岩間議員は、徳田・野坂分派の一員として学校給食無償化を求めた事になります。志位さんは徳田・野坂分派を再評価したいのかな。
引用ツイート
志位和夫
 (甲府で)憲法26条に立って学校給食無償化を初めて求めたのは1951年の国会での共産・岩間参院議員。それから72年、物価高騰のもと無償化の大きな流れが起こっています。
 山梨県では27市町村のうち14市町村で小中とも完全無償化が実現。ここまで前進させたからには無償化を県・国の制度に!

 「茂木幹事長」や「山梨県下の自治体首長(山梨は自民党が強いので、多くは恐らく自民系)」を否定することになるので「自民党シンパ」として給食無償化を否定できず、といって共産党の株を上げたくないので、給食無償化に肯定的な態度も取れず、あげくが「徳田・野坂分派」云々とは黒坂もいつもながら呆れたバカです。
 志位ツイートについては

志位和夫
 1951年3月19日の質疑。
 共産・岩間議員「義務教育の無償の範囲は?」
 政府委員「できるだけ広範囲に実現したい。現在無償は授業料ですが、(今後)教科書*2、学用品、学校給食費、交通費も考えております」
 それから72年。
 今年を、憲法26条通りに、学校給食費無償化の年にしていきましょう!

も紹介しておきます。
 なお、政府委員答弁については以下を紹介しておきます。

国会会議録検索システム
◆岩間正男君*3
 義務教育の大体無償というようなものをどの程度までこれは果すべきものだと考えておられるのでありますか。
◆政府委員(辻田力君*4
 その内容といたしましては、現在は授業料でございますが、そのほかに教科書とそれから学用品、学校給食費というふうな、なおできれば交通費というふうなことも考えておりますが、それらを一時に全部やるということは到底現在の財政上ではできませんので、止むを得ず今回は教科書、而もそれも一部分だけ実施するという試みにして、その結果によつて又次の飛躍を期するというふうに考えておる次第でございます。
(中略)
 憲法の定める義務教育無償の理想をできるだけ速かに、できるだけ広範囲に実現いたしたいというのが我々の願望でございます。併し一方に国力全体の立場から財政上のことも十分考えなければいけませんので、種種我々といたしまして具体的に案を持つておりましたが、併し今回の法律案ではこういうふうな結果になつたわけでございます。我々としては一歩々々この国力といいますか、国家の事情を十分考慮してこの実現を教科書だけにとどまらず、義務教育無償の実現を期したいというふうに念願し、又努力いたしたいと思つております。

 また、当然ながら茂木発言(給食無償化について少子化対策の観点から肯定的発言)については関係閣僚等として「岸田首相」「松野官房長官(第三次安倍内閣文科相)」「党の政策担当トップである萩生田政調会長(第四次安倍、菅内閣文科相)」「文教行政担当の永岡文科相」「小倉少子化担当相」らに「どう思うか?」を問いただす必要があります。

*1:原文のままで正しくは「志田重男」。「志賀義雄」とごちゃ混ぜになってるらしい。

*2:教科書は既に無償化されている。

*3:1905~1989年。1947年(昭和22年)の第1回参議院議員通常選挙に立候補、全国区で当選。最初は無所属であったが、1949年日本共産党に入党。一度落選のあと、1956年(昭和31年)に返り咲き、その後1977年(昭和52年)まで通算5期参議院議員をつとめ、日本共産党所属議員としてはじめて25年勤続表彰を受けた(岩間正男 - Wikipedia参照)。

*4:1906~1980年。文部省調査局長、調査普及局長、初等中等教育局長、愛媛大学長、松本歯科大学初代理事長など歴任(データベース『えひめの記憶』|生涯学習情報提供システム参照)

kojitakenに今日も悪口する(2023年3/14日記載)(副題:安倍暗殺で暗転した人間の代表は角川歴彦では?、ほか)

高市早苗、福山哲郎の質問に「肩で息をして興奮を隠せない様子」(朝日新聞官邸クラブ) - kojitakenの日記
 高市に悪口しても「高市を更迭しない岸田」については明確な批判をせず、また高市総務相(当時)による「放送の自由への侵害」にもまともに言及せず、「高市個人のみに悪口しかしない」実に奇妙な記事です。「岸田批判」「放送の自由に言及」したくない理由でもあるのか。
 岸田でググっても批判記事はほとんどヒットしない上、ヒットした記事も文学も政治も舐めている岸田文雄、正月休みに『カラマーゾフの兄弟』に挑戦するも第1巻で早々と挫折し、長男に「読んで内容を教えてくれ」と託したとか (呆)(呆)(呆) - kojitakenの日記という「kojitakenてバカ?、脳味噌が狂ってるの?」と言いたくなる代物です。
 「岸田批判のネタ」は何でもいいのですが、例えば拙記事リスキリング(産休・育休中の学び直し)発言で批判される岸田 - bogus-simotukareのブログで批判した「リスキリング発言*1」、今日の産経ニュースほか(2023年2/14~16日分)(追記:子ども予算についての岸田の虚偽答弁に呆れる) - bogus-simotukareのブログで批判した「子ども予算倍増発言*2」などの政治的言動ならともかく「岸田がドストエフスキーを読んだかどうか」など、どうでもいい話です。「インテリぶってるkojitaken(しかしどう見てもバカ)」にとっては「岸田がドストエフスキーを読んだかどうか」は重要なのかもしれませんが。

 三浦瑠麗*3や岩田明子*4もそうだが、安倍晋三の銃殺で人生が暗転した人間の代表格として他に挙げられるのが高市早苗*5だ。

 kojitakenが安倍晋三の銃殺で人生が暗転した人間の代表格として

【五輪汚職での逮捕者:安倍暗殺後、捜査が本格化したため、検察が安倍に忖度していたのでは?、安倍が死去しなければ果たして逮捕できたのか?との疑惑】
収賄
◆高橋治之(1944年生まれ)
 元東京五輪組織委員会理事、元電通専務。高橋治則(1945~2005年。元イ・アイ・イグループ社長)は実弟。なお、五輪汚職、今後に控える贈賄側4社公判 元理事保釈に影響も - 産経ニュース(2022.12.22)等に寄れば一貫して容疑を否定
【贈賄】
◆青木拡憲(1938年生まれ)
 AOKIホールディングス創業者。なお、東京五輪汚職 AOKIの青木前会長 起訴内容認める 東京地裁 | NHK | 事件(2022.12.22)、五輪汚職事件裁判 AOKI前会長に懲役2年6か月求刑|NHK 首都圏のニュース(2023.2.1)などによれば逮捕容疑を大筋で認めた上で「金を要求したのは高橋理事の方で、渋々それに応じた」「五輪理事が贈収賄が成立するみなし公務員だとは知らなかった」として情状酌量を主張。
角川歴彦(1943年生まれ)
 元KADOKAWA会長(逮捕後に会長を辞任)。角川書店創業者・角川源義(1917~1975年)の子。角川書店社長だった角川春樹(1942年生まれ)の弟。
 なおAOKIは早期幕引きを選択 否認の企業は裁判長期化も 五輪汚職 | 毎日新聞(2022.12.21)等に寄れば一貫して容疑を否定

黒田東彦(1944年生まれ)
 財務省国際金融局長、アジア開発銀行総裁、日銀総裁を歴任。安倍死後、日銀総裁を退任。安倍政権でずっと総裁で、菅、岸田政権でも総裁に留任したため、安倍が今も存命なら総裁に留任したかもしれない。

など「男性の名前」を上げず女性(岩田、高橋、三浦)の名前ばかり上げることには「オッサンの女性差別?(ミソジニー?)」と疑いたくなります。
 ちなみに「五輪汚職」「高橋(収賄)」「青木、角川(贈賄)」でサイト内検索したものの、五輪汚職に触れたkojitaken記事は見つかりませんでした。
 なお、kojitakenが名前を挙げる三浦(安倍死後、夫が詐欺で逮捕)、岩田(NHKを退職)にしても、俺が名前を上げた高橋ら(五輪汚職で逮捕)にしても「安倍死後の人生暗転」なので「関係があるのでは?」「検察が安倍生前に高橋らの逮捕に至らなかったのは安倍への忖度では?」「安倍死後、NHKに居づらくなって辞めたのでは?」と「疑いの目」で見られてるだけで勿論公式には誰も「安倍の死と捜査の進展と関係がある(安倍が存命なら今も逮捕できなかった)」「安倍の死でNHKに居づらくなった(安倍が存命なら今もNHKに在籍した)」等とは認めていません。
 

共産が長崎新聞社に謝罪 除名党員の記事掲載への抗議撤回(産経) - kojitakenの日記
 今日もまた、岸田政権批判より共産への悪口に狂奔する「自称・岸田批判派」kojitakenです。心底呆れます。

 何度も書くけど、2021年衆院選の敗北の責任をとって志位が辞任*6していればこんなことにはならなかったんじゃないかな。

 そんなことは建前では松竹は一言も言ってないのですが。むしろ松竹もありがた迷惑ではないか。
 いずれにせよ、こうも露骨に「とにかく志位が辞めろ」と放言とは実に反共分子らしい(呆)。

*1:ちなみに「リスキリング」でkojitakenブログをググってもヒットしません。全く興味が無いらしい(呆)。

*2:ちなみに「子ども予算」でkojitakenブログをググってもヒットしません。全く興味が無いらしい(呆)。

*3:1980年生まれ。著書『日本に絶望している人のための政治入門』(2015年、文春新書)、『「トランプ時代」の新世界秩序』(2017年、潮新書)、『あなたに伝えたい政治の話』(2018年、文春新書)、『日本の分断:私たちの民主主義の未来について』(2021年、文春新書)など

*4:1970年生まれ。安倍死後、NHKを退局したが解説委員は(NHK局員ではなくフリーの形で?)続けるとのこと。

*5:1961年生まれ。第一次安倍、福田内閣沖縄・北方等担当相、第三次安倍内閣総務相自民党政調会長(第二次安倍、岸田総裁時代)などを経て現在、岸田内閣経済安保相

*6:「今もそうですが」、当時、連合の吉野が野党共闘を攻撃し、立民は代表が枝野から「連合よりのウヨ・泉」では志位氏が「ここで辞めることは芳野を利しかねない」と思ったとしても自然だろうと俺は思います。実際、志位氏が辞めた場合、その懸念が現実化した危険性は否定できないんじゃないか。そういう認識は反共のkojitakenには全くないようですが。

扇千景(日本初の女性参院議長)の死を契機に「日本初の女性」についていろいろ書いてみる(2023年3/14日分)

扇千景氏死去 「女は駄目」と言われぬよう… 多くの「初」で後輩に道 - 産経ニュース
 以下の「日本初」*1に比べれば扇(日本初の女性参院議長、2004年)など「元芸能人(元宝塚歌劇団)の客寄せパンダ」で正直、大して評価に値しないでしょう。「後輩に道」と言える代物ではない。

日本初の女性一覧 - Wikipedia参照
【誕生年順(誕生年が同じ場合は没年順)】
◆「日本初の女性文化勲章受賞者(1948年)」上村松園(1875~1949年、日本画家)
◆「日本初の女性文化功労者(1958年)」安藤幸(1878~1963年、バイオリニスト)
→兄が幸田露伴(作家)、姉が幸田延(ピアニスト)という文化人きょうだい
◆「日本初の女性博士号(1927年に東大から理学博士)」「日本女性初の紫綬褒章(1955年)」保井コノ(1880~1971年)
お茶の水女子大学名誉教授。1955年、文化勲章候補に推薦されたが、「女性科学者の受賞は前例がない」としてかわりに紫綬褒章を授与(保井コノ - Wikipedia参照)
◆「日本初の女性五輪メダリスト」人見絹枝(1907~1931年)
→1928年アムステルダム五輪の女子800m走で銀メダル。肺炎により24歳で早逝。
◆「日本初の女性芥川賞受賞者」中里恒子(1909~1987年)
→1939年に国際結婚をテーマにした『乗合馬車』『日光室』で受賞
◆「日本初の女性判事」「日本初の女性裁判所長(家裁所長)」三淵嘉子(1914~1984年)
新潟家裁、浦和家裁、横浜家裁所長を歴任。2024年春開始のNHK連続テレビ小説『虎に翼』で、伊藤沙莉が演じる主人公「猪爪寅子」のモデル(来年春の連続テレビ小説 三淵嘉子ってどんな人? NHK解説委員室参照)
◆「日本初の女性五輪金メダリスト」前畑秀子(1914~1995年)
→1936年ベルリン五輪の200m平泳ぎで獲得
◆「日本初の女性直木賞受賞者」堤千代(1917~1955年)
→1940年、「小指」で受賞。脳血栓により38歳で早逝
◆「大手出版社では日本初の女性編集長(1958年、中央公論社婦人公論編集長)」三枝佐枝子(1920~2003年)
◆「日本初の女性の日本学術会議会員(1980年)」猿橋勝子(1920~2007年)
全国革新懇世話人も務めた。1980年に創設された「猿橋賞(自然科学分野で顕著な研究業績をおさめた50歳未満の女性科学者が対象)」にその名を残している。
 米沢富美子*2猿橋勝子という生き方』(2009年、岩波書店)と言う評伝がある。
◆「日本初の女性東大教授(1970年)」「日本初の女性日本学士院会員(1995年)」「学術系としては日本初の女性文化勲章受章者(2001年)」中根千枝(1926~2021年)
→著書『タテ社会の人間関係』(1967年、講談社現代新書)、『家族を中心とした人間関係』(1977年、講談社学術文庫)、『タテ社会の力学』(1978年、講談社現代新書→2009年、講談社学術文庫)、『社会人類学:アジア諸社会の考察』(1987年、東京大学出版会→2002年、講談社学術文庫)など
◆「日本初の女性最高裁判事高橋久子*3(1927~2013年)
◆「日本初の女性国家公務員上級職員(キャリア官僚)の一人(1950年)」「日本初の女性官房長官(1989年、海部内閣官房長官、現時点では唯一の女性官房長官)」森山眞弓*4(1927~2021年)
→森山については資質の問題から生きた時代まで大差があるにしても、あまりの落差に驚く(森山真弓と杉田水脈) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)を紹介しておきます。自民党においては比較的まともな人間と言えるのではないか。
◆「国政政党では日本初の女性党首(1986年、社会党委員長)」「日本初の女性衆院議長(1993年、現時点では唯一の女性衆院議長)」土井たか子(1928~2014年)
◆「日本初の女性事務次官(1997年)」松原亘子*5(1941年生まれ)
◆「日本初の全国紙の女性論説委員長(産経新聞、2005年)」千野境子*6(1944年生まれ)

 なお「俺的にはどうでもいい」「扇がそれほどの代物と思わない」のですが「森、小泉内閣国交相参院議長」ということで

◆女性初の旭日大綬章(2003年、赤松良子労働省婦人局長、ウルグアイ大使、細川、羽田内閣文相など歴任。2023年現在、日本ユニセフ協会会長)との同時受賞)
◆女性初の桐花大綬章*7(2010年、現在では唯一の女性でもある)」

とのこと。
 ちなみにその後、女性の旭日大綬章

◆長尾立子(2004年、厚生省児童家庭局長、社会局長、橋本内閣法相など歴任)
◆清水嘉与子(2007年、小渕内閣環境庁長官
◆石井道子(2008年、橋本内閣環境庁長官
小野清子(2008年、小泉内閣国家公安委員長
森山眞弓(2009年、労働省婦人少年局長、海部内閣官房長官、宮沢内閣文相、小泉内閣法相)
◆南野知惠子(2010年、小泉内閣法相)
広中和歌子(2010年、細川内閣環境庁長官
遠山敦子(2013年、文部省教育助成局長、高等教育局長、文化庁長官、トルコ大使、国立西洋美術館館長、小泉内閣文科相など歴任)
◆川口順子(2017年、森、小泉内閣環境相小泉内閣外相など歴任)
桜井龍子(2018年、労働省女性局長、最高裁判事など歴任)
千葉景子(2018年、鳩山、菅内閣法相)
◆岡部喜代子(2010年、最高裁判事最高裁判事就任時は慶応義塾大学教授)
◆鬼丸かおる(2010年、最高裁判事(弁護士出身))
田中眞紀子(2022年、村山内閣科技庁長官、小泉内閣外相、野田内閣文科相
◆宮崎裕子(2022年、最高裁判事(弁護士出身))

とのこと。見て分かるようにほとんど大臣経験者です。

*1:しかし上記の内、「高橋久子」「森山眞弓」「松原亘子」は労働省出身で、村木厚子厚労事務次官(松原に次ぐ二人目の労働省出身事務次官、2013年)も労働省出身というのは「彼女らが有能なこと」を考慮しても「単なる偶然ではない(労働省が女性にとって働きやすい職場)」のではないか。

*2:1938~2019年。慶應義塾大学名誉教授。1984年の猿橋賞受賞者。著書『人物で語る物理入門(上)(下)』(2006年、岩波新書)など

*3:東大経済学部卒。労働省婦人少年局長で退官後、細川内閣が最高裁判事に任命

*4:1980年、労働省婦人少年局長を最後に労働省を退官し自民党から政界入り。宮沢内閣文相、小泉内閣法相など歴任。大平内閣運輸相を務めた森山欽司は夫

*5:労働省婦人局長、労働基準局長、労政局長を経て労働事務次官。退官後もイタリア大使などを務めた。

*6:産経マニラ支局長、ニューヨーク支局長、外信部長など歴任。著書『紅茶が動かした世界の話』(2011年、国土社)、『インドネシア9.30クーデターの謎を解く』(2013年、草思社)、『日本はASEANとどう付き合うか』(2015年、草思社)など

*7:男性では羽田元首相、村山元首相、森元首相、河野元衆院議長などが受賞(桐花章 - Wikipedia参照)