珍右翼・高世仁に突っ込む(2022年5/25日分)(副題:今日も高世に悪口する)

「将校の会」会長がプーチンに謝罪を求める - 高世仁のジャーナルな日々
 れいわをパターナリズムと呼ぶことに賛同できない&「タイトルと内容に酷いずれがある」駄文に呆れる(副題:今日もkojitaken氏に悪口する(2022年5月23日分) - bogus-simotukareのブログでも触れましたがid:kojitakenに「俺の高世批判」を「不当な攻撃」呼ばわりされましたが、勿論そんなことは思ってないので、今後も高世批判は続けます。

 これまでプーチン大統領を支持してきた「全ロシア将校の会」の会長、レオニード・イワショフ退役大将(78)がロシアの軍事作戦を痛烈に批判して話題になっているという。
 彼はリベラル派では全くない。逆に反米、反NATO大国主義的愛国者だ。そういう立場の有力者の批判だから、リベラルから外れた保守層にも反プーチンが広まる可能性があるかもしれない。

 蓮池透氏が巣くう会批判を始めたときは俺も

 彼は北朝鮮シンパでは全くない。逆に北朝鮮拉致被害者家族の一員だ。そういう立場の有力者の批判だから、家族会内部にも反「巣くう会」が広まる可能性があるかもしれない。

と期待したところ、そううまくはいきませんでした。
 その意味では果たしてロシアにおいてもそううまくいくかどうか。「家族会からの蓮池氏追放」のように「『全ロシア将校の会』からのイワショフ会長追放」で終わるだけかもしれません。
 しかし高世も

珍右翼・高世仁に突っ込む(2022年5/23日分)(副題:今日も高世に悪口する)(追記あり) - bogus-simotukareのブログコメント欄
id:Bill_McCrearyさん
 高世の最後の北朝鮮関係の書籍が、2006年の例の本ですか。もう十何年、彼は家族会のたいこもちみたいなことはしても、まともな北朝鮮報道なんかしていませんよね。2020年暮れに、今後は遠慮せず発言するなんて言っても、まったく口先だけだし(苦笑)。

ですよねえ。最悪「投獄や暗殺の恐れすらある」イワショフ会長に比べたら巣くう会、家族会批判なんかずっと楽でしょうに。

 私の友人でもあるテレ朝の元報道局長、ANN元モスクワ支局長の武隈喜一さん*1が翻訳して紹介している。

 わざわざ私の友人でもあると書く辺りがいじましい(苦笑)
 拙記事珍右翼・高世仁に突っ込む(2022年5/24日分)(副題:今日も高世に悪口する) - bogus-simotukareのブログで紹介したウクライナ最大の課題は経済の維持 - 高世仁のジャーナルな日々でも

 先日、某テレビ局のトップの人事が新聞に載った。
 おお、Sさん*2が社長になっているではないか。
 Sさんとはフィリピン囚人の腎臓移植ビジネスの取材で、刑務所の中に一緒に入って囚人をインタビューした思い出がある。
(中略)
 Sさん、たしかあのときが初めての海外取材で、見るもの聞くもの何でも珍しがる初々しい記者だったが、今や社長か・・。
 私が現場で取材をともにした記者でテレビ局の社長になったのは彼で4人目。私はたまたま出世する人たちとめぐり合わせたのか。

なんて書いていましたが、こうした文章を書く高世は「ジンネットが倒産したこと」に内心ではよほど屈辱を感じてるのでしょう。
 だからこそ「俺も昔(日本電波ニュース時代orジンネット時代)はなあ、今度、テレ朝の新社長となる篠塚常務や、テレ朝でモスクワ支局長、報道局長を歴任した武隈さんとは親しかったんだ」と「過去自慢」をするのではないか(苦笑)。
 ちなみに「高世:1953年生まれ」「武隈氏:1957年生まれ」「篠塚氏:1962年生まれ」です。篠塚氏とは9歳の年齢差がある高世ですが、武隈氏とは「たった4歳の差」です。それで武隈氏は「テレビ朝日アメリカ社長で、比較的最近も『絶望大国アメリカ:コロナ、トランプ、メディア戦争』(2021年、水声社)という著書を出している」。
 高世にとっては「俺も武隈のように活躍したいのに」という屈辱感でいっぱいではないか。
 それにしても拙記事珍右翼・高世仁に突っ込む(2022年5/24日分)(副題:今日も高世に悪口する) - bogus-simotukareのブログでも指摘しましたが「元テレ朝の武隈さん(実名)」と「某テレビ局のSさん(イニシャルトーク)」の違いは何なのか?
 まあ、Sさんが誰かは簡単に分かりましたが、「高世がはっきりと実名を書かない」のは「今はSさん(篠塚氏)と親しくないので実名を出すことに躊躇した(Sさんの反発を恐れた)」のではないか。

 ここ2カ月は映画館に行く機会が多かった。観た映画を挙げると―
『ドライブ・マイ・カー』(原作:村上春樹、監督:濱口竜介
 話題の映画ということで観た。
『馬ありて』
 笹谷遼平*3監督と知り合ったご縁で観ることに。北海道帯広市むかわ町穂別、岩手県遠野市を舞台に、馬と人間の生活を追ったドキュメンタリー。全編モノクロで、北海道の冬に「ばんえい競馬」の馬が吐く白い息が印象に残る。
 『牛久』
 茨城県牛久市の東日本入国管理センターの実態を隠し撮りで暴露したドキュメンタリー。監督はアメリカ人のトーマス・アッシュさん。
『Game Hawker/鷹匠
 ショーン・ヘイズというアメリカの鷹匠を追ったpatagonia製作のドキュメンタリー。いずれ紹介したい。
『カナルタ 螺旋状の夢』
 英国で映像人類学の博士課程に学ぶ太田光海監督が、卒業制作のため、エクアドル南部のアマゾン熱帯雨林に暮らすシュアール族の集落に1年間住んで記録したドキュメンタリー。
『親愛なる同志たちへ』
 ロシアのアンドレイ・コンチャロフスキー*4監督。1962年にソ連の地方都市、ウクライナにほど近い町ノボチェルカッスクで起きた事件―当局への抗議のデモ隊を弾圧し多くの死傷者を出した―を舞台にしたヒューマン・ドラマ。1992年まで隠蔽されてきた事実をドラマで掘り起こした。全体主義の恐ろしさと人々の生活実感が生々しく描かれている。
エドワード・サイード*5OUT OF PLACE』(佐藤真*6監督)
 世界各地で33人をインタビューして、パレスチナ出身の知識人、サイードの和解と共生の思想をたどる。「シネマハウス大塚」のパレスチナ映画特集*7の一環で、上映後のトークでは、プロデュースした山上徹二郎さん*8が語るドキュメンタリーを作るうえでの「覚悟」に感動した。
『明日になれば アフガニスタン女たちの決断』(サハラ・カリミ監督)
 アフガニスタンでの女性の権利が問題になっているが、これはタリバン政権が倒れたあとの多少は自由化された時代の3人の女性をオムニバスで描くドラマ。立場の異なる3人だが、ともに女性の自由な生き方を阻む社会のなかで人間関係に苦しみつつ、決断を迫られる。女優が美しく魅力的。
『オレの記念日』(金聖雄*9監督)
 冤罪*10で殺人犯とされ20歳からの29年間を獄中で過ごした桜井昌司(75)さんの闘いを振り返るドキュメンタリー。

 つまりはジンネット倒産後の高世が暇人だと言うことですね(皮肉のつもり)。今もジンネットが続いていればこんなに映画を見ていられないでしょう。
 それにしても「ジンネット経営」という経歴からすれば自然ではあるでしょうが「劇映画『ドライブ・マイ・カー』」の紹介もある物の、ほとんどがドキュメンタリー映画です。高世も「昔は俺もこうしたドキュメンタリーをつくっていたのに」と屈辱的な思いではなかったか。
 ちなみに「高世:1953年生まれ」「山上徹二郎さん(映画制作・配給会社シグロ代表):1954年生まれ」「佐藤真監督:1957年生まれ(2007年死去)」「金聖雄監督:1963年生まれ」「笹谷遼平監督:1986年生まれ」「太田光海監督:1989年生まれ」です。「既に故人の佐藤氏」「高世と30歳以上の差がある笹谷氏、太田氏」はともかく「ほぼ同い年の山上氏の活躍」には高世も屈辱感がなかったか。
 何せ、「山上氏が代表を務めるシグロ」は

【坂田雅子*11監督】
◆『花はどこへいった*12』(2007年)、『沈黙の春*13を生きて』(2011年)
 いずれの映画も「ベトナム戦争の枯れ葉剤問題」がテーマ
◆『わたしの、終わらない旅』(2015年)
 『わたしの、終わらない旅』 公式サイト:作品紹介 | SIGLOによれば核実験被害(マーシャル諸島カザフスタン)がテーマ
ジャン・ユンカーマン監督】
◆『チョムスキー*149.11』(2002年、チョムスキーへのインタビュー)
◆『映画 日本国憲法』(2005年:なお、映画は九条護憲の立場)
◆『沖縄 うりずんの雨』(2015年:沖縄基地問題がテーマ)
【関口祐加*15監督】
◆『毎日がアルツハイマー*16』(2012年)、『毎日がアルツハイマー2 :関口監督、イギリスへ行く編』(2014年)
 いずれの映画も「認知症患者の介護問題」がテーマ
【班忠義*17監督】
◆『チョンおばさんのクニ』(2000年)、『ガイサンシーとその姉妹たち』(2007年)
 いずれの映画も慰安婦問題がテーマ

というドキュメンタリー映画の制作、配給会社で「ジンネット(テレビドキュメンタリー番組制作会社)」に近い性格を持っていますからね。
 内心、「同じドキュメンタリーを経営の柱とする会社なのに、シグロはまだ続いてるのに何でジンネットは倒産したんだ!」「俺と山上の能力の差なのか。俺が無能で山上が有能だと言うことか(ボーガス注:多分そうです)」と思わずにはいられなかったんじゃないか。

*1:1957年、東京都生まれ。1980年、上智大学国語学部ロシア語学科卒業、1982年、東京大学文学部露文科卒業。大学卒業後、出版社、通信社等を経て、1992年からテレビ朝日に勤務。1994年から1999年まで、テレビ朝日モスクワ支局長、2010年から2012年までテレビ朝日報道局長、2016年7月からテレビ朝日アメリカ社長。また、2012年から2013年まで、北海道大学スラブ研究センター客員教授(アマゾンの著者紹介による)。著書『黒いロシア・白いロシア:アヴァンギャルドの記憶』(2015年、水声社)、『マンハッタン極私的案内』(2019年、水声社)、『絶望大国アメリカ:コロナ、トランプ、メディア戦争』(2021年、水声社

*2:テレビ朝日の新社長に内定したという篠塚浩常務のこと

*3:監督作品に『カミカゼという名の塹壕』(2017年)、『馬ありて』、『山歌(サンカ)』(以上、2019年)(笹谷遼平 - Wikipedia参照)

*4:1937年生まれ。1965年、長編処女作『最初の教師』を発表。また、1960年代はアンドレイ・タルコフスキー(1932~1986年)の映画『ローラーとバイオリン』(1960年)、『僕の村は戦場だった』(1962年)、『アンドレイ・ルブリョフ』(1966年)の脚本を共同で執筆した。1971年にチェーホフの同名小説を映画化した『ワーニャ伯父さん』を発表。1980年にはハリウッドでの映画製作のためにアメリカへ移住。ナスターシャ・キンスキーを起用した『マリアの恋人』(1984年)や黒澤明の脚本を元に製作した『暴走機関車』(1985年)といった作品を製作した。2014年、『白夜と配達人』がヴェネツィア国際映画祭で銀獅子賞を受賞(アンドレイ・コンチャロフスキー - Wikipedia参照)

*5:1953~2003年。著書『オリエンタリズム』(1993年、平凡社ライブラリー)、『知識人とは何か』(1998年、平凡社ライブラリー)、『パレスチナとは何か』(2005年、岩波現代文庫)、『ペンと剣』(2005年、ちくま学芸文庫)、『文化と抵抗』(2008年、ちくま学芸文庫)、『人文学と批評の使命』(2013年、岩波現代文庫)など(エドワード・サイード - Wikipedia参照)

*6:1957~2007年。2006年から鬱病で入退院を繰り返し2007年9月4日に東京都板橋区高島平団地で飛び降り自殺(享年49歳)。監督作品に『阿賀に生きる』(1992年)、『SELF AND OTHERS』(2000年)、『花子』(2001年)、『阿賀の記憶』(2004年)、『エドワード・サイード OUT OF PLACE』(2005年)。著書『日常という名の鏡:ドキュメンタリー映画の界隈』(1997年、凱風社)、『ドキュメンタリー映画の地平』(2001年、凱風社)、『映画が始まるところ』(2002年、凱風社)、『まどろみのロンドン:映画作家の妄想スケッチ』(2004年、凱風社)、『ドキュメンタリーの修辞学』(2006年、みすず書房)(佐藤真 - Wikipedia参照)

*7:この特集については特別企画『なぜパレスチナなのか』参照

*8:映画プロデューサー。映画制作・配給会社シグロ代表

*9:ググったところ、他には『SAYAMA:みえない手錠をはずすまで』(2013年公開、狭山事件)、『袴田巖:夢の間の世の中』(2016年公開、袴田事件)という作品があります。つまりは冤罪事件がライフワークのようです。

*10:布川事件のこと

*11:著書『花はどこへいった:枯葉剤を浴びたグレッグの生と死』(2008年、トランスビュー)(坂田雅子 - Wikipedia参照)

*12:勿論、元ネタはベトナム反戦ソングとして知られる花はどこへ行った - Wikipediaでしょう。

*13:勿論、レイチェル・カーソンの同名著書(新潮文庫)から取っているのでしょう。

*14:著書『アメリカに報復する資格はない! 9・11』(2002年、文春文庫)、『メディア・コントロール』(2003年、集英社新書)、『覇権か、生存か:アメリカの世界戦略と人類の未来』(2004年、集英社新書)、『レイコ突撃インタビュー:チョムスキー、民意と人権を語る』(2005年、集英社新書)、『お節介なアメリカ』(2007年、ちくま新書)、『生成文法の企て』(2011年、岩波現代文庫)、『アメリカを占拠せよ!』(2012年、ちくま新書)、『統辞構造論』(2014年、岩波文庫)、『統辞理論の様相』(2014年、岩波文庫)、『チョムスキー言語学講義』(2017年、ちくま学芸文庫)など(ノーム・チョムスキー - Wikipedia参照)

*15:著書『ボケたっていいじゃない』(2013年、飛鳥新社)、『私と介護』(共著、2016年、新日本出版社)(関口祐加 - Wikipedia参照)

*16:『話が完全に脱線しますが』1977年に山内明主演、中条静夫共演でNHKドラマ化された『定年退職後のサラリーマン(山内や中条)』を描いた城山三郎『毎日が日曜日』(1979年、新潮文庫)がタイトルの元ネタでしょうか?(ドラマ「毎日が日曜日」については例えば、毎日が日曜日 - ドラマ詳細データ - ◇テレビドラマデータベース◇参照。1977年のドラマにおいて山内と中条は同僚で、定年退職を控えたサラリーマンという設定です。山内が1921年生まれで、当時は55歳定年なので実年齢とほぼあっていますが、中条は1926年生まれで山内より5歳若いので「大きなずれではない」ものの、やや実年齢からずれています)。『さらに話が完全に脱線しますが』ちなみに山内といえば、NHKドラマ『最後の自画像』(1977年、松本清張原作)でも定年退職のサラリーマンを演じています(『最後の自画像』については以前拙記事今日の産経ニュース(2019年5月17日分)(松本清張「駅路」「一年半待て」のネタばらしがあります)(追記あり) - bogus-simotukareのブログ「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2022年1/5日分:荒木和博の巻)(注:NHKドラマ『最後の自画像』のネタばらしがあります) - bogus-simotukareのブログで紹介しました)。高度経済成長も終了した1970年代後半は、「高度経済成長まっただ中の1960年代」と違って「定年退職後の不安」が語られるようになった時代と言うことでしょうか?

*17:著書『ガイサンシー(蓋山西)とその姉妹たち』(2006年、梨の木舎)、『太陽がほしい:「慰安婦」とよばれた中国女性たちの人生の記録』(2016年、合同出版)

今日の中国ニュース(2022年5月24日分)

新疆ウイグル自治区出身女性 神奈川選挙区で参院選出馬表明(tvkニュース(テレビ神奈川)) - Yahoo!ニュース
 当選可能性が低いマイナー政党の上に、政党メンバーに「『頑張れ日本!全国行動委員会』代表常任幹事」というプロ右翼活動家・三輪和雄 (社会運動家) - Wikipediaがいるのだから「絶句」です。大体、本気で当選を狙うのなら「選挙区ではなく比例の一位」にでもしたらどうなのか(それでも当選可能性は低いでしょうが)。


【産経抄】5月27日 - 産経ニュース

 米国の「共産主義犠牲者記念財団」(VOC)の上級研究員を務めるゼンツ氏

 ゼンツなる御仁が、まともな研究者、人権活動家と言うよりは「巣くう会のような反共右翼らしい」とわかります。
 勿論それだけで「ゼンツの中国非難はデマ」と決めつけることもできませんが、安易に彼を信用するのも危うくないか。しかしこのように書くと例のkojitakenに

天皇制と共産党と山本太郎と - kojitakenの日記
中国における少数民族弾圧を擁護

と評価されるのかしら?


元幹部に服従求め、権威付けも 習氏、党内引き締め - 産経ニュース

 米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は19日、共産党が党幹部に対し、家族が不動産などの海外資産を保有することを禁じる通達を3月に出したと伝えた。保有者は昇進させない方針

 通達の是非はともかく「不正蓄財を撲滅したい」つう話でしょう。「海外資産=不正蓄財ではない」ものの、海外に隠し資産を作り上げるというのは良くある不正蓄財の手法です。


マレーシア マハティール元首相 “IPEFは中国排除するもの” | NHK | 米中対立
 つまりは、全ての国が「バイデンの中国敵視を支持」してるわけではない。


チベット亡命政権事務所 「ウクライナは70年前のチベット」 - 産経ニュース
 旧ソ連時代ならともかく、ソ連崩壊後は「国連加盟国のウクライナ」と、「中華民国時代から中国の領土扱いだったチベット」と同一視できるわけもない。


チベット支援の地方議員の会が発足へ 28日に総会と証言集会 - 産経ニュース
 いつもの「反中国右翼の集まり」でしょう。「共産、社民といった左派」をこの議連が故意に除外したとしても別に驚きません。うんざりします。


中国 習主席 党大会で「領袖」に位置づけられる可能性 香港紙 | NHK | 中国
「領袖」の称号、習氏が獲得か 「毛沢東並み」権威狙う: 日本経済新聞
 日本では

安倍氏、最大派閥領袖に 「改憲議論、先頭に立つ」―自民:時事ドットコム2021.11.11
宏池会元領袖・古賀誠氏が9条「語る会」を立て続けに開く背景|【西日本新聞me】2022.5.3

ということで「国家最高指導者」ではなく、「自民党派閥のボス(古賀派会長の古賀*1、安倍派会長の安倍晋三*2)」レベルでも「普通に使われる言葉」が「領袖(組織のボス、最高指導者)」ですが「NHKや日経を信じる」ならば、中国では「領袖=ボス」ではなく、特別な意味合い(毛沢東や鄧小平と言った革命第一世代、レジェンドと同格?)があるそうです。日本語の「領袖」という意味なら既に「党主席、国家主席」の習氏は言うまでもなく「領袖」ですが。


バイデン大統領の台湾有事での軍事関与発言/地域の軍事的緊張を一気に高める/志位委員長が批判2022.5.25
米の台湾軍事介入発言/沖縄 戦場化もたらす/命どぅ宝の会 撤回求め声明2022.5.28
 マスコミがまともに米国批判しない中、こうした米国批判をきちんとやるところが、俺が日本共産党を支持する理由の一つです。


中国に対抗、6兆円インフラ支援 日米豪印首脳、今後5年で:東京新聞 TOKYO Web
 単なるインフラ整備ならともかく「中国への対抗」を露骨に出して米中、日中関係に緊張を作り出すのも大概にして欲しい。

*1:橋本内閣運輸相、自民党国対委員長(小渕総裁時代)、幹事長(森総裁時代)、選対委員長(福田、麻生総裁時代)など歴任

*2:自民党幹事長(小泉総裁時代)、小泉内閣官房長官を経て首相

常岡浩介に突っ込む(2022年5月24日分)

常岡浩介がAcefaceをリツイート
◆Acefaceがmasanorinaitoをリツイート
 日本の名誉教授の世界観はどうしてこんなにプーチンのそれに酷似しているのか
◆masanorinaito(内藤正典*1
 世界的にみれば、「同盟関係」なんてものを真に受けて「正義の為には自国の損失もやむなし」などと考える国は、ないと思った方が良い。

 常岡と類友らしいアホツイートで吹き出しました。
 第一にいつから内藤氏が「日本の名誉教授の代表」になったのか。
 第二に内藤氏の思惑*2が何であれツイート自体は正論でしょう。「プーチンの世界観」でも何でもない。例えばゼレンスキーにしても「少なくとも当面は米国は我々を支持するだろう」「その支持でロシアに対して勝ち目がある」との判断で動いてるのであって「米国は何があろうとも同盟関係で我々を支持してくれる」「正義の為には自国(ウクライナ)の損失もやむなし」などと考えてるわけではないでしょう。
 南ベトナム北ベトナムによって崩壊)やアフガン(タリバンによって崩壊)を見捨てた米国が「何があろうと同盟を重視」と考えるほどゼレンスキーも甘くないでしょう。
 勿論米国の方も「ウクライナ支持」において「正義の為には自国の損失もやむなし」なんて考えてない。だからこそウクライナへの武器供与などはしても「米軍部隊がロシア軍相手に戦う」なんてしないわけです。「ウクライナのために米国民を犠牲にするな」という国内世論をバイデンは無視できない。
 勿論これ(「同盟関係」なんてものを真に受けて「正義の為には自国の損失もやむなし」などと考える国は、ない)は日米安保も同じ話です。「尖閣有事の際には米国は日本と一緒に中国と戦ってくれる」などと考えるのは脳天気です。
 「尖閣のために米国民を犠牲にするな」という国内世論をバイデンは無視できない。結局、バイデンは「尖閣有事を起こさない方向(日中両国双方に有事など起こすなと牽制)」で動くでしょうね。

常岡浩介がリツイート
◆Aceface
 日本の知識人はどうしてプーチンではなくゼレンスキーの方に物申したくなるのか。ジャイアンには何も言えず、のび太にあてこすりばかり言ってるスネ夫みたいなもんか

 常岡と類友らしいアホツイートで吹き出しました。
 第一に「もの申す」とは「言及する」という意味であって「非難する」という意味ではない(この文脈はどう見ても「非難する」ですが)。
 第二に「正当な非難」ならゼレンスキー批判しても何ら問題ない。「不当な非難だ」つうなら「具体例出せ」つう話です(これは常岡と類友が具体例を出さないのはおかしいという指摘に過ぎず、俺の認識ではゼレンスキー批判の多くは「ロシアに甘い間違った認識」だとは思います)。
 第三に「日本の知識人」が軒並みゼレンスキーを非難し、プーチンに甘いなんて事実がどこにあるのか。
 そもそも常岡と類友は批判したい相手の名前を「きちんと出すべき」です。「日本の知識人」が軒並みゼレンスキーを非難し、プーチンに甘いかのようなツイートをするなど、「ロシアを批判する知識人」に対して失礼極まりない。
 と同時に「ロシアに甘い人間」に対しても「名前を出さない」のでは批判として弱い。
 第四に「プーチンジャイアン」「ゼレンスキー=のび太」ねえ。日本のワイドショーでの「ロシア非難」をみれば、とてもそんなことは言えないでしょう。日本において明らかにプーチンは「ジャイアン」ではない(あえて言えば日本で『ジャイアンに当たる外国』はむしろ米軍基地被害を居直る米国でしょう。そしてそんな米国にまともに抗議できない自民党政権スネ夫です)。
 むしろ「プーチンに甘い人間(れいわの山本など)」は主観的には「プーチンのび太」「米国=ジャイアン」「ゼレンスキー=ジャイアン(米国)にへいこらするスネ夫」ではないか。
 常岡らが「プーチンに甘い人間(れいわの山本など)」を批判するなら「ゼレンスキーをスネ夫扱いするのは歪んだ認識だ」でしょうに何故ここまでとんちんかんなのか。

*1:一橋大学名誉教授。同志社大学教授。著書『トルコのものさし日本のものさし』(1994年、ちくまプリマーブックス)、『絨毯屋が飛んできた:トルコの社会誌』(1998年、ちくまプリマーブックス)、『ヨーロッパとイスラーム』(2004年、岩波新書)、『イスラーム戦争の時代』(2006年、NHKブックス)、『イスラムの怒り』(2009年、集英社新書)、『イスラム:癒しの知恵』(2011年、集英社新書)、『イスラームから世界を見る』(2012年、ちくまプリマー新書)、『イスラム戦争』(2015年、集英社新書)、『限界の現代史:イスラームが破壊する欺瞞の世界秩序』(2018年、集英社新書)、『イスラームからヨーロッパをみる』(2020年、岩波新書)、『プロパガンダ戦争』(2020年、集英社新書)など

*2:常岡と類友は勝手に「プーチン支持」や「ウクライナ冷笑」と決めつけてるようですが。

今日の産経ニュースほか(2022年5/24、25日分)(副題:猪瀬を擁立する維新に呆れる、ほか)

見逃した前兆、元捜査1課長が25年間抱く悔い 神戸連続児童殺傷事件 - 産経ニュース

 連続殺傷事件の2年ほど前、付近の公園で落書きやぼや騒ぎが起き、女子生徒がエアガンで撃たれるなどの事件が相次いだ。後の捜査で地元不良グループの関与が判明し、加害男性もグループに所属していたことが分かった。
「思えばこれが事件の兆しだったと思う。念入りに捜査し、きちんと対処しておくべきだった」と後悔は尽きない。

 おいおいですね。「落書きやぼや、エアガン」がいいとは言いませんが、殺人とは大分開きがあります。「残念ながら」別の意味合い(親や教師、友人など、この加害男性の周囲が、彼の異変に気づくなど)ならともかくこの元刑事が言うような意味(警察の事件捜査)では事件が阻止できたとはとても思えません。つうか「よほど可能性の高い話」でもない限り「たられば」「イフ」の話をしても意味がない。


【長州正論詳報】「なぜ今、河合栄治郎なのか」湯浅氏が持論 - 産経ニュース
 吹き出しました。「今、河合*1」云々などとは「河合が旧民社党にとっての神様(旧民社党のイデオローグの多くは河合の弟子)」であるが故に、「旧民社党に近い」産経が勝手に言ってることに過ぎません。
 「軍部や右翼に敵視されて酷い目に遭った」というなら「天皇機関説美濃部達吉*2」「古代史研究の津田左右吉*3」などもそうであって、何も河合だけではない。しかも「学術会議議員任命拒否」のような「学問への不当な攻撃」を容認する産経が良くも言ったもんです。


新型コロナ死者 全国最多 大阪で何が? 備えたはずが… | NHK | WEB特集 | 新型コロナウイルス
 こうした批判報道をもっとすべきでしょう。もはや大阪の惨状は「維新による人災」以外の何物でもないでしょう。


維新、参院選に猪瀬氏擁立 現金受領問題で都知事辞職 - 産経ニュース
 「維新では予想の範囲内」ですが金銭疑惑で知事を辞めた男を立てるなど全くふざけています。不祥事を起こして知事を辞任した人物を参議院選挙の比例代表に出馬させる維新というところもひどい政党だといまさらながら思う - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)も嘆いていますが、こんな政党を支持できる人間は全く理解できませんね。


「抗議殺到は負担金減額の事情に当たらず」と名古屋地裁 愛知のトリエンナーレ訴訟 - 産経ニュース
 河村の暴挙を断罪するまともな判決が出たことをまずは素直に喜びたい。しかし名古屋市民もいつまであんなろくでもない男を市長にすれば気が済むのか。


玉城沖縄知事「ゼレンスキーです」 冗談を陳謝 - 産経ニュース
 面白い冗談とも思いませんが、麻生の「ナチス発言」などと違い、それほどの非難に値する発言でもないでしょう。
 というか「大国(勿論デニー氏の場合は米軍)に酷い目に遭わされてる」という意味合いなのかと思いましたが、そうではないのか?


杉田水脈氏への賠償請求棄却、慰安婦研究めぐり応酬 京都地裁 - 産経ニュース
 不当判決に呆れて二の句が継げません。「反日」「捏造」呼ばわりなど明らかに名誉毀損でしょうに。自民党が与党である限りこういう判決が出続けるのか。それにしてもこういう判事は裁判所が「権力の犬」扱いされ、信頼されないのはまずいとは思わないんでしょうか(呆)
 なお、佐川氏の証人尋問認めず 財務省、森友文書改竄訴訟 - 産経ニュースも大阪地裁だそうですが、こちらの判事も権力にへつらってるのかと疑いたくなります。


補正予算案審議入り 野党、議長セクハラ疑惑に活路 - 産経ニュース
 自民党応援団・産経らしいゲスタイトルです。活路も何もセクハラ疑惑は追及されて当たり前です。モリカケ、桜の時も「政策論争から逃げてる」云々と似たり寄ったりの野党誹謗してましたが。むしろ、こんなことを言うこと自体「追及されたら痛い」と自白してるようなもんです。産経なら「衆院議長を辞任しても政府の役職(政務三役)でも与党の役職(党三役など)でもない」「事実でも細田氏個人の不祥事」「だから辞めても与党にとって痛くない。むしろ留任される方が迷惑。細田議長はすぐに辞任すべきだ」で細田議長を切って捨てるかと思っていましたがそうではないようです。細田氏が(議長就任で一時的に派閥を離れてるとは言え)「安倍派出身であること」が理由なのか?
 そのくせ「細川内閣の佐川疑惑」「鳩山内閣故人献金疑惑」など「非自民政権の疑惑」は非難するのだから全くデタラメです。


4630万円誤振込事件で連日お祭り状態の日本のテレビ、予備費11兆円使途不明問題は完全スルー。 - 読む・考える・書く
 予備費問題に話を限る必要はないでしょうが「政治報道から露骨に逃げ」、たかが窃盗犯のつるし上げに血道を上げるテレビ局には俺も心底呆れます。野党に問題がないとは言いませんが岸田政権の高い支持率はこうした「マスコミの政治批判からの逃亡」によっても助長されています。


安倍元首相、日印協会会長に就任 モディ氏から謝意も - 産経ニュース
 やれやれですね。安倍が「日印友好の歴史」として「インド国民軍チャンドラ・ボースだの「日本無罪論パル判事」だのをインド相手に持ち出すのだろうかと思うと心底うんざりします。前任会長が「安倍の親分・森元首相」とは「日印協会」とは昔から「右翼の巣窟」なのか。
 役員等一覧 - 公益財団法人 日印協会に名前が挙がってる役員の内

評議員
◆小島眞
 拓殖大学名誉教授。著書『現代インド経済分析』(1993年、勁草書房)、『インド経済がアジアを変える』(1995年、PHP研究所)、『インドのソフトウェア産業』(2004年、東洋経済新報社)、『タタ財閥』(2008年、東洋経済新報社)
◆堀本武功
 元京都大学特任教授。著書『インド現代政治史』(1997年、刀水書房)、『インド:グローバル化する巨象』(2007年、岩波書店)、『インド・第三の大国へ:〈戦略的自律〉外交の追求』(2015年、岩波書店
【理事】
◆竹中千春
 元立教大学法学部教授。著書『世界はなぜ仲良くできないの?:暴力の連鎖を解くために』(2004年、阪急コミュニケーションズ*4)、『盗賊のインド史:帝国・国家・無法者』(2010年、有志舎)、『ガンディー』(2018年、岩波新書)など
【顧問】
◆前田專學
 東京大学名誉教授。著書『ブッダを語る』(1996年、NHKライブラリー)、『インド哲学へのいざない:ヴェーダウパニシャッド』(2000年、NHKライブラリー)など

などはまともな人間だとは思いますが。
 それにしても半田晴久深見東州 - Wikipediaの本名)が役員に名を連ねてるのには仰天です。


土石流訴訟参加「今後決める」熱海市長、被告対応を批判 - 産経ニュース
 何故、困惑するのかさっぱり分かりません。被告の思惑が何であれ、「我が熱海市には何ら後ろ暗いところはない。むしろ裁判に参加できて嬉しい。法廷で我々の主張を訴えていく」に何故ならないのか。これでは「熱海市は裁判から逃げたいのか(後ろ暗いところがあるのか)」と疑われても仕方がない気がします。


自民・高市氏、櫻井よしこ氏と共著 「ハト派の嘘」5月24日発売 - 産経ニュース
 仮にも政権与党の政調会長が「桜井のようなトンデモ右翼」と共著を出した上、著書名が「野党の嘘」「左翼の嘘」ならともかく「ハト派の嘘」というのだから絶句です。
 確かに今の自民に「ハト派と呼べる政治家は死滅した」のかもしれませんが歴史的には「三木武夫*5元首相(三木自身ハト派だが、妻の三木睦子も「九条の会」呼びかけ人というハト派)」「宮沢喜一*6元首相」などの「有力な大物ハト派議員」が存在した。高市の「自民党ハト派理解」はどうなってるのか。宮沢氏らを「嘘つき呼ばわり」するのが高市の理解なのか。
 もしそうであるならば「宮沢氏の系列(宏池会)にある岸田」も随分と馬鹿にされたもんです。

*1:1891~1944年。東大教授

*2:1873~1948年。東大名誉教授。著書『憲法講話』(岩波文庫

*3:1873~1961年。早稲田大教授。著書『文学に現はれたる我が国民思想の研究』(岩波文庫)、『日本の皇室』(中公クラシックス

*4:2014年10月に事業再編を行い、宝塚歌劇関連事業を宝塚クリエイティブアーツに、フリーペーパー事業と阪急電鉄関連出版事業を阪急アドエージェンシー(現・阪急阪神マーケティングソリューションズ)にそれぞれ譲渡し、残った出版事業をカルチュア・コンビニエンス・クラブに譲渡、法人としての阪急コミュニケーションズは清算することとなった(阪急コミュニケーションズ - Wikipedia参照)

*5:国民協同党幹事長、委員長、片山内閣逓信相、国民民主党幹事長、改進党幹事長、鳩山内閣運輸相、岸、池田内閣科学技術庁長官、自民党幹事長(池田総裁時代)、佐藤内閣通産相、外相、田中内閣副総理・環境庁長官等を経て首相

*6:池田内閣経済企画庁長官、佐藤内閣通産相、三木内閣外相、福田内閣経済企画庁長官、鈴木内閣官房長官、中曽根、竹下内閣蔵相などを経て首相。首相退任後も小渕、森内閣で蔵相

土師守の主張に全く賛同できない

「納得のいく理由知りたい」 神戸連続児童殺傷25年で土師淳君の父 - 産経ニュース
 以前も別記事で書きましたが、そもそも「土師に対して説明しなければいけない法的義務」はありません(なお、俺個人は「道徳的義務もない」と思っています)。
 かつ、土師の敵対的な態度を見れば「説明する気も失せる」でしょう。「そんな理由で殺したのか」と悪口雑言*1するであろう人間の前でなど「よほど精神力の強い人間」でもなければ説明したくはないでしょう。
 「どんな理由でも、真摯に語ってくれるのなら非難などせず我慢して聞くつもりだ。今すぐ話せない(話したくない)のならいつでもいい。話したくなったら話せばいい」位の「寛大な態度」でもない限り向こうが話したがるわけがない。土師の態度は明らかにそうじゃないですからね。
 そもそも「元犯人が犯行動機を説明できる」と土師が思うのも「何だかなあ」ですね。小生もさすがに「殺人ほどの愚行」はしませんがいくらでも「何で俺はあのときにあんなバカなことをしたのだろう。当時、なんであんなバカなことを考えたのか、今となっては自分でも訳が分からない。本当に恥ずかしいがうまく説明できない(恥ずかしいので詳細は書きませんが)」と思うことはいくらでもありますのでね。土師には「そういう事は一度もないのか」と聞きたくなります。まあ多分そうではなく土師に「想像力がないだけ」だと思いますが。
 まあ、俺が「当事者でないから」こういうことが言えることは否定しませんが「元犯人が真人間になったらしいこと(今のところ再犯などのネガティブ報道はない)」に「それなりに」納得して過去を忘れた方がいいんじゃないですかね。
 恨みをこのように放言したところで何ら建設的でない。
 つうか、土師がここまで「憎悪の心」を継続してることがある意味「恐ろしい」ですね。25年も経ってるのに『恨むことに空しさや疲労感を感じない』んでしょうか?
 「俺も土師と同じ立場になればこういう憎悪の鬼になるのだろうか?。それとも違うのだろうか?」とは思います。
 そして産経もこんな恨み節を記事にして何が嬉しいんですかね?

 加害男性から医療少年院を仮退院後の16年以降、弁護士を通じて毎年手紙が届いていた。しかし、事件から丸20年となった29年を最後に途絶え、今年も届かなかった。

 元犯人なりに誠意を見せたものの、敵対的な態度しか見せない土師に「精神的に疲れ果てた」ということじゃないか。何も「加害者だからといって被害者遺族(土師)に一生糞味噌に罵倒されるいわれもない」でしょう。
 そしていかに加害者といえども「感情を持つ人間」であり、土師の態度が敵対的なら「何も関係を持たない方がむしろお互いに幸せではないか」「事件については今後、表舞台で語る気はないので、土師さんもいい加減、マスコミ相手に私を非難するのは辞めて欲しい」と思ったとしても非難できないと俺個人は思います。
 「相手が許すまで誠意を尽くすべきだ」というのは「ある種の正論」でしょうが人間はそんなに精神的に強くないでしょう。


神戸連続児童殺傷25年 子供への想い変わらず 土師守さん手記全文 - 産経ニュース

 今年も加害男性からの手紙は届いていません。以前から言い続けていることですが、何故(なぜ)、私たちの次男の命が奪われなければいけなかったのかについて、私たちが納得するような解答を求め続けています。彼は、私たちの問いに答える義務があると考えています。

 何度も書きますが「そんな手紙を送る法的義務」はどこにもありません(なお、俺個人は「道徳的義務もない」と思っています)。
 そして「納得できる回答」なんて無理でしょう。どうすれば、土師的に「納得できる回答」なのか。
 そもそも「見ず知らずの少年を殺害する」などはっきり言って「まともな理由」の訳がありません。だからこそ「医療少年院で治療」のわけです。
 説明するとしたら「誰でもいいから殺したいという殺人衝動があった」位の説明しかないのではないか。
 それで土師は「納得する」のか。おそらく納得しないでしょう。むしろ「そんな理由で殺したのか」と攻撃するのではないか。
 だったら加害者側が「まともな説明なんか無理だ。平たく言えば『当時の俺が人でなしでバカでキチガイだった』つう話でしかない。親として恨みを抱えてるのは分かるがいい加減許して欲しい」という気持ちになり、土師に応じなくなるのは無理もないでしょう。
 まあ、この件に限らず「大抵の犯罪」には「納得できる理由」なんかありません。大抵の犯罪は回避できたし、被害者にも落ち度はない。
 そして、被害者に落ち度がある場合(例:DVに耐えかねて妻が夫を殺害など)だって「犯罪は正当化できない」し、遺族も「落ち度があるから殺されて当然だ」などと納得しないでしょう。そういう意味で土師の主張は俺には「全く理解も共感もできない」ですね。

 「全国犯罪被害者の会あすの会)」は、18年に及ぶ活動で犯罪被害者を取り巻く環境を大きく改善しました。犯罪被害者等基本法の成立、被害者参加制度、賠償命令を盛り込んだ刑事訴訟法の改正、殺人事件における公訴時効廃止等、多くの法律や施策の制定を実現してきましたが、メンバーの高齢化等のため4年前に解散しました。しかしながら、代表幹事をされていた岡村(勲)弁護士が、特に経済補償について、4年前に比し全くの改善が認められないことに憤りを感じ、ご自分の最後の仕事にしたいという思いで私たちに声をかけて頂き、「新あすの会」が創立されました。

 赤字部分(高齢化云々)には「おいおい(呆)」ですね。
 そもそも「犯罪被害者がゼロになること」は言うまでもなく「ありえないこと」です。そこは「メンバーの高齢化」で会が消滅してもおかしくない

◆「満州引き揚げ者の会」「広島、長崎原爆被爆者の会」「東京大空襲被災者の会」など「あの戦争の経験者の会」
◆「水俣病患者の会」「イタイイタイ病患者の会」「森永ヒ素ミルク被害者の会」「カネミ油症事件被害者の会」など公害患者の会
拉致被害者家族会

など「その性格上、メンバーが増えることはあり得ない会」とは違う。
 「あすの会」は「犯罪被害者一般の会」であって

日航機墜落事故(1985年、業務上過失致死)の被害者の会
地下鉄サリン事件(1995年、殺人)の被害者の会

などといった「特定の犯罪被害者の会」ではないのだから、「あすの会」が「社会の共感を得られる団体」だったなら「言葉が変かもしれません」が、「犯罪被害者の多くがひっきりなしに入会して長く続いた」でしょう。
 つまりは【1】「厳罰化」に傾斜したことや【2】岡村ら幹部が独裁的な会運営をしたことなどで「経済支援は眼中にないのか?」「特定の人間が独裁的に運営する会には入りたくない」と多くの犯罪被害者家族に敬遠されたのではないのか。
 青字部分(経済補償云々)にも「おいおい(呆)」ですね。
 そもそも「あすの会」は厳罰主張ばかりしてきたのではなかったのか。「あすの会」がもっと経済補償の問題を主張していれば事態は改善していたでしょう。
 そしてこれは「俺の邪推」であって根拠があるわけではありませんが、「新あすの会」において実は「岡村も土師も実権はない」のではないか。
 「経済支援を中心に運動を行いたい犯罪被害者たち」が新団体を結成した上で「岡村や土師の知名度を利用しよう」と参加を依頼し、「もはやほとんど忘れられた存在になった岡村ら」が「昔の栄光(?)」を取り戻したくて参加要請に応じただけではないのか。
 従って「岡村、土師流の厳罰主張」に賛同できない俺の「願望込み」ですが「経済補償」を最重要課題とする「新あすの会」において実際には「岡村や土師の活躍する場」はないでしょう。
 「名誉顧問」的な地位で祭り上げられるのが実際ではないか。

*1:そもそも「見ず知らずの少年を殺害する」などはっきり言って「まともな理由」の訳がありません。だからこそ「医療少年院で治療」のわけです。まあ「まともな理由」というか「殺される側に落ち度があるケース(例:DVに耐えかねて妻が夫を殺害など)」なら遺族が納得するかと言えばそうでもないと思いますが。

珍右翼・高世仁に突っ込む(2022年5/24日分)(副題:今日も高世に悪口する)

ウクライナ最大の課題は経済の維持 - 高世仁のジャーナルな日々

 先日、某テレビ局のトップの人事が新聞に載った。
 おお、Sさんが社長になっているではないか。
 Sさんとはフィリピン囚人の腎臓移植ビジネスの取材で、刑務所の中に一緒に入って囚人をインタビューした思い出がある。

フィリピン今昔紀行―腎移植スキャンダル1 - 高世仁のジャーナルな日々
 私はある通信社*1のマニラ支局で特派員をしていた。
 日本でフィリピンでの腎移植をあっせんする業者が動き出し、1988年、ついに初めての日本人レシピアントが移植を受けることになった。
 ドナーはなんとフィリピンの長期刑の囚人だった。移植手術のために囚人を2週間刑務所外に出す許可をはじめ、深い政府の関与があり、どうみても事実上の国家がらみの臓器売買だと思われた。
 私たちはこの動きをフィリピン側から知り、日本側からは大阪の毎日新聞が取材をはじめていた。
(中略)
 その取材は、テレビ朝日ニュースステーション」、日本テレビ「追跡*2」、TBS特番(吉永春子*3ディレクター制作)と3局で番組化された。

 このネタ(国家ぐるみの腎臓移植ビジネス)は私の独壇場*4で、3局(テレ朝、日テレ、TBS)で放送された。
 私が現場で取材をともにした記者でテレビ局の社長になったのは彼で4人目。私はたまたま出世する人たちとめぐり合わせたのか。

 ということはSさんはテレビ朝日日本テレビTBSのどれかの社員でしょう。そして高世の記事が最初に「テレビ朝日」を持ってきていることから「この取材はテレビ朝日との関係がメインで、Sさんもテレ朝関係者ではないか」と見込みをつけて、まずは「テレビ朝日、社長」でググったら大当たりでした。
 テレビ朝日 新社長に常務の篠塚浩氏を昇任へ | NHKテレ朝社長に篠塚氏内定 前社長が不祥事で辞任 - 産経ニュース(いずれも2022.5.11)などが紹介する篠塚浩テレビ朝日常務(現時点では内定であり、6/29の株主総会で正式に決定)のようですが、何で「某テレビ局」「Sさん」なんてぼかすんですかね。
 実際、「篠塚浩」で検索してヒットした「過去の別の高世記事」では

マスコミからもっと「#MeToo」を - 高世仁のジャーナルな日々2018.4.20
 テレビニュースに映ったテレ朝の取締役報道局長を見ると、おお、篠塚浩さんじゃないか。
 あれはもう30年も前の1988年、私が日本電波ニュース社のマニラ支局にいたころ。報道部の記者だった篠塚さんが東京からやってきて、ニュースステーション(今の報道ステーションの前身)の特集を一緒に作った。取材したのは、無期・長期囚が集められたモンテンルパ刑務所*5での腎臓売買疑惑。このネタは、当時刑務所にカメラを持ち込めた私の「キラーコンテンツ」で、三つの局で番組を作った。その結果、腎臓移植が政治問題化し、利権の温床を破壊したタカセに落とし前をつけさせようと、4人のガンマンが私を狙うようになり、フィリピンから命からがら逃げだすというドラマのような展開があった。
フィリピン今昔紀行―腎移植スキャンダル1 - 高世仁のジャーナルな日々
 篠塚さんはあのとき、25歳か26歳の駆け出しだった。素直でよくがんばる記者だったという印象がある。その後は局内でときどき顔を見かけて挨拶する程度だったが、「取締役報道局長」とは出世したなあ。えらいさんになっても堕落*6しちゃだめだよ。

とはっきりと「篠塚氏の名前を出してる」のに。
 それにしても高世もこうして「昔の自慢話」はできても今の仕事(恐らくジンネット倒産後は何もしていない)は報告できないのだから滑稽です。
 なお、フジテレビの新社長(篠塚氏と同様に6月の株主総会を経て正式に就任)も「港浩一氏(現在はフジ系列の共同テレビ社長)」に内定したそうですが、港氏は「報道畑」篠塚氏とは違い

港浩一 - Wikipedia
◆元フジテレビバラエティセンター長
◆フジテレビ時代は「夕やけニャンニャン」(1985~1987年)、「オールナイトフジ」(1983~1991年)、「とんねるずのみなさんのおかげです」(1988~1997年)、「とんねるずのみなさんのおかげでした」(1997~2018年)などに関与
◆皮肉にも共同テレビ社長時代に、人気番組となったテレビ東京孤独のグルメ』(2012年から放送)、NHKチコちゃんに叱られる!』(2018年から放送)を企画
→当然「一番つながりの深い」フジに「一番最初に」企画を持ち込んだところ「視聴率がとれると思えない」と蹴られたため、テレ東やNHKに企画が持ち込まれたという話らしい。

という御仁です。
 過去において「オレたちひょうきん族」(1981~1989年)、「笑っていいとも!」(1987~2014年)などで一時代を築きながらも最近はそれほどでもない「フジのバラエティ番組」をてこ入れしたいと言うことですかね?

*1:日本電波ニュースのこと

*2:1988~1994年まで放送(追跡 (情報番組) - Wikipedia参照)

*3:1931~2016年。TBS報道制作部長、『JNN報道特集』ディレクター、報道局長など歴任。1991年にTBSを定年退職。その後、番組制作プロダクション「現代センター」代表。担当番組としてTBSラジオ松川事件の謎」、「ゆがんだ青春・全学連闘士のその後(当時、日本共産党と対立していた全学連幹部の島成郎、唐牛健太郎が、『敵の敵は味方』という理屈で右翼の田中清玄から資金供与を受けていた事実を暴露)」、TBSテレビ「天皇と未復員」、「魔の731部隊」。著書『ドキュメント・ガンからの生還』(1986年、新潮文庫)、『さすらいの<未復員>』(1987年、筑摩書房)、『謎の毒薬:推究帝銀事件』(1996年、講談社)、『七三一』(2001年、筑摩書房)、『昭和の事件に触れた』(2003年、講談社) (吉永春子 - Wikipedia参照)

*4:既に「独壇場」という誤用が定着し「正しい使用」と化していますが「独擅場」が本来は正しい(これについては例えば「独壇場」「独擅場」? | ことば(放送用語) - 放送現場の疑問・視聴者の疑問 | NHK放送文化研究所参照)。ちなみに[B!] 「“正しい日本語”というのは幻想だ」…国語辞典のレジェンド編集者がそう言い切る、意外な理由(木下 千寿) @gendai_bizで触れましたが、実は「鳴かず飛ばず」ももともとは「能ある鷹は爪を隠す」的な褒め言葉で今の「うだつが上がらない」という意味での使用は本当は誤用です。

*5:日本人的には「モンテンルパ」といえばあゝモンテンルパの夜は更けて - Wikipediaですね。

*6:この高世記事の時点で「巣くう会、家族会の幇間太鼓持ち」に堕落した高世が良くも言ったもんです。高世の堕落ぶりについては高世仁の幼稚なデマ自慢を平然と垂れ流すNHKの馬鹿さとクズぶりに本気であきれ返る - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)を紹介しておきます。

「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2022年5/24日分:荒木和博の巻)(追記あり)

「特定失踪者」という言葉について(R4.5.24): 荒木和博BLOG
 7分20秒の動画です。
 タイトルと説明文だけでみる気が失せます。
 第一にこの動画は、「約1年前」の拙記事「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年4/27分:荒木和博の巻) - bogus-simotukareのブログで批判した荒木動画特定失踪者という言葉について(R3.4.28): 荒木和博BLOGと大同小異です。動画タイトルもほとんど変わらない。
 過去の動画と大同小異のことをまたやる。
 「どんだけネタに詰まってるんだよ?」つう話です。勿論「拉致の解決」には何一つ、関係ない与太話です。
 改めて批判文章を書くのは面倒だし、当然ながら「荒木動画の内容は大同小異→『凡人の俺』の荒木批判も大同小異になる」ので以下の通り、過去記事を再掲します。

「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年4/27分:荒木和博の巻) - bogus-simotukareのブログ
特定失踪者という言葉について(R3.4.28): 荒木和博BLOG

 令和3年4月28日水曜日のショートメッセージ(Vol.391)。何度もお話ししていますが「特定失踪者」という言葉についてです。最近日朝国交正常化のためにこの言葉を含め未認定拉致被害者のことを抑えようという動きがあります。あらためて考えていただければ幸いです。

 6分30秒の動画です。正直説明文だけで見る気が失せます。実際見る価値はないですが。
 特定失踪者とは「荒木がでっちあげた言葉」で、「荒木らが、北朝鮮拉致被害者と認定している失踪者(ただし、まともな認定根拠は何もない)」です。
 さて荒木曰く「なぜ特定失踪者としたかというと、『北朝鮮拉致疑惑・失踪者』『未認定・北朝鮮拉致被害者』など、北朝鮮拉致と言う言葉を入れると、1)調査会が救う会の下部組織と誤解される恐れがあるから、2)特定失踪者が国内で発見されたときに『そもそも北朝鮮拉致と断定してない』と釈明するため」だそうです(むしろ「北朝鮮」という言葉が何一つ出てこないことで予備知識がないと意味不明になっている点が問題でしょうに)。
 完全に「語るに落ちています」ね。
 1)からは「調査会は下部組織ではない」、つまり内紛で救う会事務局長を首にされ、救う会から事実上追放された荒木が自らの「飯の種」のために特定失踪者をでっち上げたことが分かります。荒木が「救う会を追放されてなかったら」調査会は出来なかったのでは無いか。
 2)は「後付けの理屈」で、調査会設立当初、特定失踪者認定当初はそんなことは全く考えてない*1でしょうが、この発言からは荒木が「国内で発見されたから何が問題だと言うのだ。北朝鮮拉致と断定してないのだから、疑惑と言ってるだけなのだから問題など無い」と完全に居直る気であること、また今後も「国内での発見によって、インチキ認定がばれること」を既に覚悟していることが分かります。こんな荒木みたいなクズと拉致被害者家族会が野合していて拉致が解決するわけがない。
 さて『特定失踪者』に対する批判は当然ながら『日朝国交正常化支持』とは違います(もちろん特定失踪者なんて言いがかりを付けていては国交正常化なんて出来る話ではありませんので『正常化支持』の立場なら特定失踪者なんてデマは批判しますが。また、荒木の『特定失踪者』云々は明らかに日朝国交正常化の妨害が目的ですが)。
 まともな根拠で認定しているのならともかく、何せ特定失踪者は『国内で40人も発見されています』。しかもその中に『北朝鮮拉致被害者が何らかの理由で日本に戻ってきた』なんてケースは一つも無い。
 全て『自発的失踪』『事故死』『北朝鮮以外の犯罪被害』です。なかには
足立区女性教師殺人事件 - Wikipedia
(特定失踪者認定された女性が国内で他殺体で発見された上、犯人は北朝鮮と何一つ関係なかった)なんて酷い話もあった。蓮池透氏もだから「特定失踪者なんて日朝交渉に持ち出すべきでない」と批判している。
 というか、この荒木の話は「完全に語るに落ちています」。現時点において「日朝国交正常化」なんて「表に出ている情報を見る限り」全く現実性はない。おそらく「水面下で国交正常化交渉が進展してる」わけでもないでしょう(早期の国交正常化を希望する俺にとっては残念ですが現実はそうでしょう)。
 二階幹事長の例の「訪朝の用意がある」発言にしても、現時点では「訪朝の具体的なスケジュール」が決まったわけではない。
 かつ訪朝は「拉致解決」が目的であって「国交正常化」が目的ではない。
 にもかかわらずこんなことを荒木が言うのは恐らく
1)「特定失踪者というデマへの批判」を無視できなくなった荒木が「批判者は国交正常化を目指す北朝鮮の手先」と強弁して居直ろうとしてるか
2)二階発言に荒木が「国交正常化が間近ではないか」という被害妄想を抱いてるか(もちろん1)、2)両方もあり得る)、どっちにしろ現実とは全く乖離したくだらない話です。
 繰り返せば1)について言えば「国内で40人も発見された特定失踪者」がインチキ認定と非難されるのは当たり前であって国交正常化云々と全く関係ない。
 前も書きましたが「特定失踪者認定への批判」は例えば

中川一郎*2の死は自殺では無く鈴木宗男*3(中川の元秘書。中川死後、国政進出)、ソ連KGBなど何者かに寄る他殺

と言う陰謀論に対して「警察が自殺と断定したのに、他殺の根拠があるのか」と批判するようなもんです。
 そして荒木の居直り「特定失踪者認定否定派は国交正常化を目指す北朝鮮シンパ」という言いがかりは

◆中川の死を自殺という奴は、殺害実行犯(鈴木宗男ソ連KGBなど)の手先

というレベルの詭弁です。
 国交正常化云々と荒木が強弁したところで「何で40人も国内で発見されるようなデタラメな認定なのか、まともに説明しろ」「他の認定もそんなにデタラメなのか」「だったらそんな認定は今すぐ辞めろ」「批判者を北朝鮮シンパ呼ばわりで罵倒すれば、ごまかせると思ったら大間違いだ。蓮池透だって批判してる」「国交正常化を妨害するためにお前らはそう言うインチキ認定をやってるのか?」という批判が出るだけの話です。
 2)について言えば国交正常化の可能性なんか今、どこにあるのか。
(以下略)

【追記】
 さて「再掲で済まそう」と思っていたのですが、荒木動画に少し突っ込んでおきます。
 荒木が動画内で「お金は取りません(まあ実際にはいろいろな口実で、特定失踪者家族から金を取ってるのではないかと思いますが)」「失踪者の個人情報もちゃんと保護します」「だから失踪者のご家族は安心して相談に来てください」といいだしたのには吹き出しました。さすがに荒木の元に「私の家族は北朝鮮拉致ではないか」と相談に来る人間は減ってるのでしょう。
 何せ国内で40人も発見されてますからね。「インチキ認定じゃん」つうのはわかりきっています。
 未だに「特定失踪者家族会」なんてもんに参加してる家族の方がおかしい。

*1:実際には「何年も見つかってない失踪者だから今更見つかるはずがない」と舐めていたのでしょう。

*2:福田内閣農水相、鈴木内閣科学技術庁長官など歴任

*3:橋本内閣北海道・沖縄開発庁長官、小渕内閣官房副長官など歴任